*4月に開催のフェイシャルスクールですが、募集が定員に達したようです!
追加開催の日程は早急に出します!
焼き落ちようとしている橋を全員でなんとか渡りきった気分です。
なんとか走り抜けて、対岸へとたどりつきました。
快挙だと思いますし、奇跡です。
あとは、落ち着いて、いま手にした宝物を繰り返し愛でながら、味わい尽くせばそのころには身体も人生も大きく変わります。
昨日の昼と夜にそれぞれ開催されたRay式オイルBootCampでは、新しいAnatomyというか、新しいFasciaの考え方を(不可能とされていましたが)気功整体だけではなく、オイルトリートメントにも応用しました。
そもそもの話は、Fasciaでした。
従来の気功整体が骨や筋肉に対するダイレクトなアプローチでした。
それに対して、Tomの方法は筋間中隔を狙います。
グレープフルーツの皮と皮の間にうまく指をいれれば、実が取れるよ、というものです。
果実に手を突っ込むとぐちゃぐちゃになるけど、皮と皮の間に指を入れて、分けていけば良いということです。
これは「騙されたと思ってやってみて」というレベルに骨肉を捉えずに、いや、骨肉を正確に捉えておきながら、わざとずらすイメージで入っていきます。
もったいぶらずに結果だけを話します。
その情報空間の楼閣がどのように物理に写像したのかを見て、その真価を判断するのは妥当だからです。もちろん理論的整合性が大事であり、実験による検証が難しいというパラダイムに科学の世界も入ってきているのは(アインシュタイン以降特に)事実ですが、それでも結果の果実は大事です。
というわけで、にわかにBodyDesignBootCamp3期の番外編の様相を呈したRay式オイルBootCamp5期第3回でしたが、、、、そしてほぼ認定&登録セラピスト講習会となっていた昨日のセミナーでしたが、すごかったです。
最初に新しいアナトミーを導入しました。
これは平たく言えば「解剖直観速習」です。解剖学を我々が必要とするレベルまでで素早く導入してく方法です。そして理論というか暗記項目と実習(実際に触れる「生きた解剖学」的アプローチ)を同時に行うのが、この「解剖直観速習」のポイントです。
解剖学の教科書には有名なところではバスキアの愛したグレイ解剖学があり、神話の神々である「プロメテウス」があり、「アトラス」があります。
アトラスは地球を支えることで(罰として)、地図帳の名前となりました。
地図帳をアトラスと呼ぶのは、16世紀にメルカトルが地図帳の表紙としてこのアトラースを描いたことに由来するという説があるが、1595年の初版において実際に描かれているのはギリシア神話において世界で最初に地球儀や天球儀を作ったとされるマウレターニア王アトラース(英語版)である[2]。メルカトルのアトラスの表紙が神のアトラースに変わるのは1636年版からであるという[3]。Wikipedia「アトラス」
そして転じて、身体の地図帳もまたアトラスと呼ばれるようになりました。
「まといのば」では、新しい解剖直観速習法をこれからガンガンシェアしていこうと思っています。
リテラリーに書けることはブログでもシェアします。
基本的には人から人へ直接口伝していくものなので、ビデオや文字ではかなり劣化してしまうと思うのですが、ライブは一瞬で揮発してしまうので、やはり記録としては残そうと思っています。
ですので、もしかしたらOnLine MenTorのような動画教材にするかもしれません。
で、名前ですが、「まといのば」の解剖学アトラスということで、MATLASです( ー`дー´)キリッ
MATLAS(マトラス)です。
重要なことなので2度言いました(笑)
相変わらずふざけた名称ですが、、、、(汗)
で、そのMATLAS(マトラス)を導入しながら、ワークを導入しました。
まずは、お馴染みの「あなたの骨を数えましょう」です。これはRay先生にお願いしました。
素早くゲシュタルトをつくり(たとえば、「骨の数は200」とか)、その上で各論に入っていきます。ヘッドが23個、胴体50個(+1)、四肢が30(+1の下肢、+2の上肢)という感じです!
耳小骨をのぞけば綺麗にキリ番の200となります( ー`дー´)キリッ
この覚え方は単に覚えやすいというだけではなく、のちのココロのFasciaに触れるときにも大事になってきます。
AnatomyTrainでは電車の路線を12個に分けました。
MATLASでも600もある筋肉をいかに分類するかを考え、人間が覚えられる限界を考えて、37個に分類しました(嘘です)。
人間の数えられる限界を考えると、、、、1,2,3、、、無限大
3個です( ー`дー´)キリッ
600ある筋肉を3つに分けました。
それが頭部ー脊椎(肋骨)のグループ、そして上肢、下肢の3つです。
この3分類を覚えます。ビジュアルで覚えます。
そしてFirst things firstで、「大きな筋肉が大きい(重要)」という原則に従い、頭から踵までの大きな筋肉を一気に繰り返し覚えてしまいます。
まずは背中側が「僧帽筋」と「広背筋」
Anatomography - en:Anatomography (setting page of this image), CC BY-SA 2.1 jp, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22731954による
そして大きな胸の筋肉である大胸筋!
そしてお馴染み腸腰筋群の「大腰筋」。何ものにも代用できない大腰筋。
そして大きなお尻(臀部)の筋肉である「大殿筋(だいでんきん)」。
そして、太ももと言えば前ももの大腿四頭筋です。
大体で良いので、触っておいてください。
そして最後が「下腿(かたい)硬い」の下腿(かたい)ですね。
ふくらはぎにあるのが下腿三頭筋(かたいさんとうきん)。
です!
というわけで、歌を歌いながら、覚えましょう!
歌は「Head, shoulder, knee, and toes」
*イントロが長い!しかしこれは早くなるときのための伏線なのか。
頭と肩と膝とつま先を触りながら幼児たちが覚えるように、ぼくらも僧帽筋、広背筋、大胸筋、大腰筋、大殿筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋と上から順番に触りながら覚えましょう!
そしてアイダロルフ先生にならって、筋肉を動かしながら、確認しながら触って口に出して言って覚えましょう。
覚えている人もここからはじめましょう(なぜかと言えば、これはCGとも絡んでくるのですが、この方法こそがあまり好ましくない解剖学のトランスに入らずに「生きた解剖学」にできるコツだからです)。
「あなたの骨を数えましょう」で骨の数を200数えられるようになり(名称の暗記はまたあとで)、大きな主要な筋肉を7つ、頭から踵まで覚えたら、ワークに入ります。
たとえば、鎖骨と肩甲骨は腕の一部です。この2つを上肢帯と言い、上肢の一部です。上肢というのは上腕や前腕や手のことです。
この上肢帯を胴体である肋骨から剥がす技が気功技術とワークの「上肢帯」です。
この上肢帯のワークはやばかったです。
「T T」(ティーティー)を用いることによって、ほとんど痛みなく深く指が入り、脇からほぼ胸骨まで到達しそうでした。
その延長線上での肩甲骨剥がしも、これまでの肩甲骨のEdge(エッジ:際)からではなく、少しぼんやりと外側のFasciaのEdgeをねらったら、これまたほとんど痛みなく深く指が入りました。
これはさすがに悲鳴が上がるレベルの凄さでした。
もちろん「T T」(ティーティー)を用います。
用い方は純粋にマントラです(クライアントの前では心の中で唱えてください)。
そして、上腕に移って、上腕の筋肉の2つ(実際は3つ)を覚えます。
バイセップスとトライセップスです。
内側の上腕二頭筋、外側の上腕三頭筋です。
この力こぶのおかげで筋肉の基本的な機能が覚えられます。
筋肉とはシンプルに「同側に動く」のです。当たり前のようですが重要です。
筋肉にあるほうに関節が動くのです。
上腕二頭筋ならば、上腕二頭筋が収縮して、肘関節が屈曲します。
逆に上腕三頭筋なら、上腕三頭筋が収縮して、肘関節が伸展します。
筋肉の機能は、筋肉があるほうに関節が動くと思うと直感的に覚えられます。
ですから、手の甲にあるのはすべて伸筋群、手のひらにあるのはすべて屈筋群です(外転筋とか対立筋のことは一旦忘れて)。
筋肉は「同側に動く」のです。
腹筋をすれば、腹筋がついている方向に関節は曲がります。
肘も脊椎も股関節も同じです。
逆に背中側についている脊柱起立筋群は背中を起こし、背中を反らせます(伸展させます)。
で、せっかくなので、上腕二頭筋と上腕三頭筋の間に指をいれます。
MATLAS(マトラス)に基づき、「T T」(ティーティー)を用いると、、、、、恐るべきことに上腕骨に触れられます(秘密にしておきたいですが、腕神経叢にも触れられます)。
骨の感触は一種異様です。まさか自分の骨に生きていて触ることができるとは、、、。
ホラホラ、これが僕の骨だ、
生きてゐた時の苦労にみちた
あのけがらはしい肉を破つて、
しらじらと雨に洗はれ、
ヌックと出た、骨の尖(さき)。(中原中也)
骨というと中原中也の詩を思い出します。
「ホラホラ、これが僕の骨だ」というあの詩です。
骨
ホラホラ、これが僕の骨だ、
生きてゐた時の苦労にみちた
あのけがらはしい肉を破つて、
しらじらと雨に洗はれ、
ヌックと出た、骨の尖(さき)。
それは光沢もない、
ただいたづらにしらじらと、
雨を吸収する、
風に吹かれる、
幾分空を反映する。(『在りし日の歌』青空文庫)
この2017年の記事がMATLAS(マトラス)の始めだったのかもしれません(知りませんがw)。
そして脇を触れれば、大胸筋と広背筋を明確に触れます。
脇からならそれぞれの筋肉の深部というか、裏側にも簡単に触ることができます。
それだけではなく、脇の間に手を入れると、、「T T」(ティーティー)で深く手をいれると、何やら異様な硬いものが手に触れます。硬いと言っても「下腿(かたい)」ではありません(ってこんなことをなぜブログで書く?)。
そう。
それが上腕骨の骨頭です。
これもまた非常に楽しい経験です。
BodyDesignBootCampでは、トムから習った手法での頚椎の横突起から肋骨1番(Rib1)の触り方なども紹介しました。一度触れてしまうと、世界は一変します。
大腿四頭筋の裏側にある裏腿はハムストリングスと言います。
太ももは大腿(だいたい)などと言い、3つのパートに分かれています。
前もも、裏腿(もも)、内ももです。
ここは「前もも」「裏腿」「内もも」とまずは覚えましょう。
そのうえで、大腿四頭筋とか、ハムストリングスとか、内転筋群とおぼえます。
そして、ハムストリングスも内側と外側に分かれていて、それぞれ内ハム、外ハム、日ハムと言いますよと覚えます(日ハムは嘘です。悪ノリです)。
階層性を持って、フォルダごとに覚えていくのが良いのです。
べったりと全部覚えないで、フォルダの上の方からゲシュタルトを完成させていくと、最後まで迷子にならずにすみます。解剖学の迷宮でミーノータウロスに食い殺されないようなアリアドネの意図(糸)こそが、MATLAS(マトラス)です。
フォルダごとに覚えましょう。
で、そのハムストリングスの内ハムと外ハム、日ハム(もういいから)、の間に指を「T T」(ティーティー)入れると、、、、、、、力を使わずに、恐るべきことに大腿骨に達します。これは経験しないとわからないことですし、そもそもその被験者さんのFasciaがオープンしていることが前提ですので、手技の問題ではありません(哲学の問題です( ー`дー´)キリッ、いや少なくとも世界観の問題と、卓越した技量の問題、そしてFasciaのオープンという身体の状態の問題です)。
ただ、この大腿骨もまた上腕骨と同じかそれ以上に衝撃です!
ホラホラ、これが僕の骨だ、
触られても、自分で自分の骨に触っても衝撃です。
その衝撃こそが、移動させてくれます。
情報空間を移動させてくれるのです。
長くなってしまって、本題に入る前ですが、結論だけシェアします!
冒頭の繰り返しとなりますが、、、
焼き落ちようとしている橋を全員でなんとか渡りきった気分です。
なんとか走り抜けて、対岸へとたどりつきました。
快挙だと思いますし、奇跡です。
あとは、落ち着いて、いま手にした宝物を繰り返し愛でながら、味わい尽くせばそのころには身体も人生も大きく変わります。
昨日の昼と夜にそれぞれ開催されたRay式オイルBootCampでは、新しいAnatomyというか、新しいFasciaの考え方を(不可能とされていましたが)気功整体だけではなく、オイルトリートメントにも応用してみました!
そして、その応用に成功しました👏👏👏👏👏👏
おめでたい!!!
RaySalonセラピストの技量がまた一段と進化します。
Fasciaがオープンになる経験とはとてつもなく気持ち良いものです。
ぜひ、経験しに来て欲しいです。
いまはまずはひたすらに仲間内で実践を繰り返し、その技術が上手になるというよりは、Fasciaをオープンにし続けることが大事です。
奇跡を「普通」なことに落とし込んでいきましょう!!
そうしたら次の奇跡が我々を待っています!!