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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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虐められている、脅されていると感じると、感情的な反応を司る大脳辺縁系をPTSDが支配してしまう

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電気自動車を再発明し、火星に人類を送った男として人類史に刻まれるかもしれない稀代の天才が、なぜ空気を読まないのか(いや、読めないのだ)という話を呼んで、涙を禁じ得なかったという人が多くいます(いや、推測です)。

 

何の話かと言えば、昨日こんな記事を書きました。

 

 

そこで、ウォルター・アイザックソンのこんな文章を引用しました。

 

子ども時代のトラウマもそれに拍車をかけている。いじめられている、脅されていると感じると、感情的な反応をつかさどる大脳辺縁系を当時のPTSDが支配してしまうのだ。

そのため、どうしても、空気を読むのは下手である。
「なにを言われても、文字どおりに受け取ってしまうのです」とマスクは言う。「必ずしも文字どおりを意味しているといは限らないと理解したのは、なにかと本を読んで勉強したからです」

 だからマスクは、工学、物理学、コーディングなど、かっちりしていて融通が求められないものを好む。(『イーロン・マスク』上巻)

 

 

今から殺し合いをしてもらいます」で有名なバトルロイヤルを地で行くようなキャンプに放り込まれた話から始まり、両親の確執と離婚、父親のDVなど激しい子ども時代があって、それがあっさりと、

 

子ども時代のトラウマ

 

と(この文章では)圧縮されます。

 

 

↓ショッキングな映像が含まれますので、本気で閲覧注意です。

 

 

そしてそのカラクリとして、

 

いじめられている、脅されていると感じると、感情的な反応をつかさどる大脳辺縁系を当時のPTSDが支配してしまう

 

と謎解きされます。

 

だから、「どうしても、空気を読むのは下手」なのです。

 

大脳辺縁系を当時のPTSDが支配するからです。

 

大脳辺縁系とは感情的な反応を司るのです(と書いてあります)。

 

そして、怯えている人が枯れ葉の音にも怯えるように、虐待のサバイバーはいつも「いじめられている、脅されている」と24時間感じるものです。元気に闊達に見えても、一枚皮をめくれば、恐怖に支配される怯えた子供がいるのです(それをインナーチャイルドと名付けても良いのですが、そういうレッテル貼りで理解が深まるなら、そうすれば良いですが、そうでなければソクラテスが怒り出します。わかった気になるから、お前はアホのままなんだ、と。知識はコレクションじゃないんです。知識は血の通った生命で、切れば血が出るし、多くの先人の尊い犠牲の上に贖われたものなのです。その事実をまだ分からなくても良いので、学ぶ上では知っておくべきです。)。

 

 

 

 

空気を読むのが下手だからこそ(そのカラクリは大脳辺縁系にあるので、意思ではどうしようもない)、「なにを言われても、文字どおりに受け取ってしまう」のです。

 

そのあとも泣けます。

 

「必ずしも文字どおりを意味しているといは限らないと理解したのは、なにかと本を読んで勉強したからです」

 

他人と接する中で言葉を文字通りに受け取ってはいけないと知ったのではなく(誰も教えてくれなかったand/or誰も教えられなかった)、自分で本を読んで勉強したのです。

 

僕の知っているある方(受講生ではなく)も中学生になって、人と接するために心理学を学び始めたそうです。そこで知ったのは、人には心という作業仮説があるということだったそうです。面白い。なぜ中学生になってかと言えば、小学生のころは人と話さないでも大丈夫だったからだそうで。

 

だからマスクは、工学、物理学、コーディングなど、かっちりしていて融通が求められないものを好む。

 

すごくよくわかります。

 

 

僕の好きな言葉は、あのジャン・ポール・ゲティがつぶやいたとされる、、

 

モノは裏切らない

 

です。

 


でも、ゲティももちろん知っていたと思うけど、人は裏切るからこそ、期待を裏切って成長したり、期待を裏切って素晴らしい働きをしたりもするよ、って言いたい。

人の裏切りは悪いことばかりじゃなない、はず。禍福は糾える縄の如し。

 

繰り返しますが、マスクは工学、物理学、コーディングなど、かっちりしていた融通が求められないものが好き、忖度とか無いものが好き、原因と結果がはっきりしていてい、論理が通る世界が好きなのです(僕らもそう)

 

だからマスクは、工学、物理学、コーディングなど、かっちりしていて融通が求められないものを好む。

 

だから、きっとイーロン・マスクは脱洗脳の世界も好きになると思います(希望的観測)。

 

かっちりしていて融通が求められないからです。

 

それはパウリの世界です。

 

 

 

 


空気を読み合って、忖度しあって、物理法則ですら主観的な好みで書き換えられると信じてるような俗物の人間に囲まれて息苦しさを感じている皆様。ぜひ「まといのば」へ。

「まといのば」はあなたのような生きづらい変態が寄り集まって、自分勝手に好きなことをやる場です。自分がやりたいことを、自分がやりたいだけやるには最高の場です。

読むべき空気はなく、読むべきはコードであり、論理であり、意見を排したFactです。そして人間関係は「君子の交わりは淡きこと水の如し」でお願いしたいのです。

 

 

【御礼】
おかげさまで公式記事ランキングで1位をいただきました。

こんなに「空気を読むのが下手な」記事が一位をいただける世界線は面白いなと思います。

今日も畑に行ってきます!(脱洗脳はしないけど)

空気を読むのは下手である。「なにを言われても、文字どおりに受け取ってしまうのです」とマスクは言う 2023年10月16日NEW ! テーマ:講座案内 公式ジャンル記事ランキング:整体・リラクゼーション1位


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