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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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怪物と戦う者は、自分もそのために怪物とならないように用心するがよい〜頭の良さに溺れないように

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逆ベクトルにせよ、Domino(ドミノ)にせよ、抽象度は高く、理論的に包摂する範囲が広い技術です。

その意味では美肌クリームも似ています。

 

ただ、その運用に当たっては、かなり具体的に決まっています。いくつもの異なる場所に着地するのは事実ですが、それぞれの着地点は具体的です。

 

ですので、実践では曖昧に使わず、明確に具体的に使っていきましょう。

 

具体的に明確に行うのがコツです。

 

 

たとえば、ドミノをできるかぎり小さくしようとするのではなく、「気を止める」とか。

 

誤解を恐れず言えば、ヒューリスティックな潜在意識への命令はシンプルが一番です。

 

「邪悪になるな(Don't be evil:グーグルの行動規範)」ではなく、「いい人」という感じで。

 

どの深淵を覗き込むかは、自分がなりたいもので選んだ方が良いのです。
(「正義」を選ぶのはそれはそれで素晴らしいですが、悪い意味で盲目になるかも)

 

怪物と戦う者は、自分もそのために怪物とならないように用心するがよい。

そして、君が長く深淵を覗き込むならば、深淵もまた君を覗き込む。(ニーチェ『善悪の彼岸』)

 

たとえば、仙髄なども複雑に考えずに仙骨を温めるというヒューリスティックにしてしまうのが有効です。

 

複雑に考えると、本来動かすべき潜在意識がブートしません(あくまでもイメージですが)。

 

 

事前に考える段階では、とてつもなく複雑で抽象的なことを考えても良いのですが、実際に行動に落とし込むときは、とてつもなくシンプルな作業手順に落とし込むことです。

 

抽象的な思考ができるのはきわめて頭が良いという指標ではあるのですが、自分の頭の良さは諸刃の剣です。「利心、休せよ」で、少し自分のIQを下げて、あまり切れない小刀で細工をした方が良いのです。

c.f.よき細工は、少し鈍き刀をつかふといふ〜千利休の名号は「利心、休せよ」から来るとも言われる 2023年08月01日

 

たとえば、逆ベクトルに関しては、進むと戻る、もしくはAと¬Aを交互にやるイメージです。

それがピストン運動であっても、逆方向に飛んでいくエンタングルメントされた量子でも何でも良いのですが、ピンとくるイメージであれば何でも良いです。

昨日のセミナーのように、上げる下げるでも良いです。

 

またドミノに関してはビジュアライゼーションと共に音も使えます。小さな小さなドミノからどんどん倒れている音を聞くようにすると、ドミノが倒れます。

 

 

理論的な頭の使い方の部分と実践的なワークの部分を分けることです。

 

この理論的な部分と実践的な脳の部分を意識的に分けて、混ぜないようにするとうまくいきます。

 

いろいろなやり方があると思いますが、たとえば創作料理をするときにレシピを悩む段階と、料理を作る段階は切り分けるべきで、レシピを作る段階では創意工夫してレシピに落とし込みます。そして実際に作り出したら、完全にそのレシピに従い、機械のように従うことです(という方法が、良いと僕は思います。ただ、もちろん料理をする過程でひらめいたことを試したりするというスタイルもあると思いますので、それはそれで)。

 

 

気功も似ていて、ある程度方向性を決めたら、完全にそれに従う中で創意を発揮すべきかと思います。Exitまできっちり見通して、しっかり出口から出ることです。フレームできっちり型にはめ、臨場感空間を支配しましょう。

そこがぼんやりすると、どんなに良い施術ができても、ぼんやりとした印象になります。

逆に中身がゼロでも、フレームがかちっとしていると結果に繋がります。

 

施術を始めたということは、実践的な脳を使うということなので、徹底的に直前に決めた自分のフレームや方向性に従うということです。

もしも施術の最中に考えるならば、このフレームの次には何をしようかを考えるべきです(最中のことではなく)。

 


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