新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」は、クリストファー・ノーラン監督の「TENET」のラストシーンを思わせました。
これは傑作。
観ておいた方が良いと思います。
昨日施術した方は「もう2回観ました!」と報告をくれましたが、その価値はあります。
繰り返し観る価値は。
もちろん老若男女全方位に配慮したあざとい演出はありますが、それは表層的な部分。
(『バレンタインデー・キッス』や斉藤由貴さんの『卒業』を今の大学生が聴くとも思えない)
(ただし、予告編は古いものから順番にw)
クリストファー・ノーラン監督の映画「TENET」のラストシーンはこんな風でした。
*この予告編もとても良いですよね。繰り返し繰り返し「読解(Reading)」したくなります。
TENETのラストシーンでニールのナレーションでこう言われます。
We’re the people saving the world from what might have been.
The world will never know what could happen.
And even if they did, they wouldn’t care.
Because no one cares about the bomb that didn’t go off.
Only the one that did.
(私たちは、世界を「あったかもしれないこと」から救っている。
世界は何が起きたか知る由もない。
たとえ知っていても気にしない。
なぜなら、誰も爆発しなかった爆弾のことなど気にしないからだ。
爆発した爆弾だけ気にするんだ。)DeepL訳(少し修正)
これを新海誠監督はさらっと主人公の草太のセリフとしてこう言わせませす。
「大事な仕事は、人からは見えないほうがいいんだ」
そして、草太の声優であるSixTONESの松村北斗さんもそのセリフが「印象的だった」と言います(主演のお二人と新海監督の座談会で)。
松村 僕が印象的だったのは、「大事な仕事は、人からは見えないほうがいいんだ」っていうセリフです。すごくいい言葉で深いのに、草太はそれをサラッと言うんですよね。
本当に「すごくいい言葉で深い」です。でもだからこそ「人からは見えない」くらいが良いのでしょう。
何を書いてもネタバレになるので、今回はここらへんで!
あ、もう一つだけ、
僕は「閉じ師」の草太のあり方に、パウロを観ました。
あの使徒パウロです。
イエスと会っていないのに使徒を自称したパウロ様です。
キリスト教を創り上げたパウロです。
パウロはテント張り職人でした。
エヴァンジェリストであると同時にライスワークとしてテントを張っていたのです。
パウロは彼らのところに行ったが、互に同業であったので、その家に住み込んで、一緒に仕事をした。天幕造りがその職業であった。(使徒行伝18:3)
ともかく早めに劇場で!
【Radwimps紹介】
Yukaが好きと言っていたRadwimpsの新曲です!