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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、

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とてつもなくすごいことになりそうな予感です。

 

今週末のIBC(Iwaki Ballet Company)公演ですが、とてつもなくすごいことになりそうです。

 

是非、まだチケットをお求めでない方は、スケジュールを確認してください(^o^)

(当日券も開演の1時間前から発売されるそうです!)

 

幸江さんのブログの方でもいろいろと写真が上がっています。

舞台本番に向けて盛り上がっていますね。

 

 

 

 

最善を望んで、最悪を選択してしまうということは、、、残念ながら、良くあること。

 

トスカはどの時点で引き返せたのか、それとも運命の歯車は一度動き出したら止まらないのか(それが「悪の法則」のテーマでした)、我々はどの運命の歯車の上に乗っているのか、そんなことを考えさせられる作品です。

 

 

 

歌姫のトスカの恋人は画家のマリオ(・カヴァラドッシ)。

2人は相思相愛ながら、マリオには守りたい友人のアンジェロッティがおり、その存在をトスカに伏せているために、トスカにいらぬ疑いを(浮気の疑いを)生じさせる。

その火に油を注ぐのが、悪役のスカルピオ。

スカルピオはトスカを自分のものにしたく、そのためにはトスカの恋人のマリオが邪魔です。

できれば殺したいとまで思っています(そして政治犯をかくまったという理由でそれに成功します)。

 

 

 

そんな三者三様、四者四様の生き様が交錯し、そして必然的な運命の歯車が全員を押しつぶしていきます。

 

是非、ストーリーは予習しておくことをオススメします。

というのもそもそもオペラ自体が予習しないと、いくら歌で説明されても、初見ではわかりにくいと言われます。ましてや今回はセリフの無いバレエです。オペラのバレエ化なので、是非、読んでおいてください(下に転載します)。

 

 

 

今回もテーマの一つであるマグダラのマリア。

この絵もまたドラマの主要な要です。

 

 

 

マリアと言えば香油です(もちろんこの罪の女がマグダラのマリアと同一人物かは議論がありますが)。

 

泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、その足に接吻して、香油を塗った。ルカ7:38

 

(イエスの足をなみだでぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、その足に接吻して、香油を塗ったマグダラのマリアは、我々オイルトリートメントセラピストの祖ですね。我々は最後の部分だけを真似るのみですが)

 

*イエスの足元にいるのが、罪の女(マグダラのマリア)。

 

*洞窟のマグダラのマリア(ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル)

 

 

というわけで、是非、劇場で楽しんでください。

(僕は先日の通し稽古を光栄にも観ることができました)

 

TOSCA以外にも、今回は2つの作品が上演されます。

ひとつは石井竜一さんのモーツアルティアーナはバレエらしい作品。

もう一つはサタネラ!

新国立劇場バレエ団の底力を示してくれる美しいパ・ド・ドゥです!

 

一粒で二粒も三粒も美味しい舞台だと思います!

 

劇場でお会いしましょう!

 

明日17時、

明後日15時開演です!

 

 

 

 

(引用開始)井脇幸江公式ブログより引用

 

バレエ『TOSCA』全2幕

 

あらすじ

【第1幕】

現代のとある美術館。「マグダラのマリア」(金髪のアッタヴァンティ侯爵夫人)の初披露が行われ、一般客や新聞記者が絵画に集まっている。

人々が去ると一人の男(アンジェロッティ)が現れ、時は1800年6月17日、ローマの教会へと移っていく。

 

教会では画家のマリオ・カヴァラドッシが絵を描いている。自信満々のカヴァラドッシに反して、堂守は不満顔。

そこへ旧友のアンジェロッティが現れる。

政治犯としてとらえられていたアンジェロッティは脱獄し、この教会へ逃げ込んできたのである。久しぶりの再会を喜ぶ二人を、意味深げに見る堂守。

カヴァラドッシはアンジェロッティを礼拝堂の奥へ匿う。

 

そこへ、恋人の歌姫トスカがやってくる。どことなく隠し事をしているようなカヴァラドッシに疑心暗鬼のトスカだが、大好きな恋人との時間を楽しみたい気持ちがあふれている。そこをなだめてトスカを家に帰すと、再びアンジェロッティが変装用の衣装を持って入ってくる。そこへ脱獄を知らせるサイレンが!二人は慌ててその場から逃走する。変装用の女性の衣装と扇子を置いたまま…

 

程なくして、刑務官たちを連れた警視総監スカルピアが教会を調べにやってくる実はアンジェロッティをカヴァラドッシが匿っている事を知った堂守が手引きをしたのだ。

スカルピアは変装用の衣装と扇子が絵画に描かれている女性の衣装と扇子と同じである事に気づく。

 

そこへ、忘れ物をしたトスカが戻ってくる。トスカの美貌に惹かれたスカルピアは、変装用の衣装を使って、トスカの嫉妬心をあおって脱獄囚を捕らえ、加えて彼女をも我がものにしようとたくらむ。

嫉妬に狂ったトスカはカヴァラドッシを探しに行く。スカルピアは堂守をスパイとしてトスカを尾行させる。

 

トスカはカヴァラドッシが何者かと共に逃げていくのを見つけ出す。理由を説明し、アンジェロッティと共に逃げるようにトスカに告げる。

後から追うと言ったカヴァラドッシだが、ほどなくして刑務官たちに捕らえられ拷問を受けることになる。

 

スカルピアに呼び出されたトスカは劇場から戻り、不安な気持ちでスカルピアの部屋を訪れる。

スカルピアはトスカに取引を持ち掛ける。「カヴァラドッシは銃殺刑になるが偽装の処刑にしてやる」と。その代わり一晩、身を任せるように迫った。拷問に苦しむカヴァラドッシを救うためと、トスカはカヴァラドッシとの約束をやぶりアンジェロッティの居場所を話してしまう。

そして取引に応じる…と見せかけて、「これが私のキスよ」と言い放ちスカルピアを殺害する。

 

 

【第2幕】

1800年6月18日の明け方、イタリアローマのサンタンジェロ城の屋上では、カヴァラドッシの処刑の準備が進められている。面会に訪れたトスカは、処刑は偽装であること、そのあと二人で逃げようと告げ、スカルピアを殺害したことも明かす。

 

二人は最後に愛の言葉を交わし、トスカは離れて処刑を見守り、演技で倒れたはずのカヴァラドッシに駆け寄る。だが彼は本当に死んでいた。悲嘆にくれるトスカだが、スカルピア殺害が発覚し、刑務官たちに追い詰められると、屋上から身を投げる…。

 

現代のとある美術館。

「マグダラのマリア」が展示されている。

しかし、絵画の女性は黒髪に黒い瞳…

 

(引用終了)


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