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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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他人を模倣することは必要だが、自分自身を模倣することは哀れだ(パブロ・ピカソ)

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西野さんが非常に面白いことをおっしゃっていました。

絵本作家となると決めて(タモリさんの後押しがあり)、一作目を書き始めたときに、自分は天才なんじゃないかと思った、と。

いや自分は絵本の天才だと確信したそうです。

なぜなら絵本のストーリーを考えていたら、次々とアイディアが浮かぶからです。

筆が止まらず、神がかったようにキャラクターが勝手に動き出す、と。

映像も見えるし、ストーリーもすらすらと出てくる、、。

 

そうやって、どんどん書き進めて言ったら、、、、それは宮崎駿監督のトトロそっくりの物語だったそうです。

 

全くのオリジナル作品を書いているつもりが、よく知っている作品の模倣だったという話です。

繰り返し観た作品なので、それはすらすらと物語が出てくるはずだとおっしゃっていました。

(もちろんそれはボツとなり、幻の第一作目になったそうです)

 

 

 

非常に面白く、かつ身につまされる話です。

 

自分が非常にクリエイティブだと感じている瞬間というのは、ただのミメーシス(モノマネ)であることが多いのです。

 

どんどんアイディアが湧いてきて仕方ない、、、、でも、それってただのパクリですから、ってことはあるのです。

 

残念なことに、自分が何から影響を受けているかを全く気付いていない場合もあります。非常に痛いことです。

 

 

唯一無二な自分のアイディアのように思っていて、無意識に完全にパクってしまうようではアウトです。

 

第一に、自分の情報源は精査した方が良いです

たとえば、間違ってもテレビなどの大手メディアを情報源にしない方が良いです。なぜなら多くの人がそれを同時に視聴しているからです。すなわち底の浅さが透けて見えてしまうのです。テレビのようなメディアはとてもパーソナルな感じがしてしまうのですが、多くの人が見ています。

もちろんテレビでこういう話題をやっていたけどと枕にするのは良いのですが、あたかも自分のアイディアのように書くと痛いです。

 

第二に、自分がどれだけ影響を受けやすいかをもう少し自覚した方が良いです。

「自分の考えです( ー`дー´)キリッ」と発表していても、本人だけが無自覚で、フォロワーさんたちはみんなネタ元を知っているということはよくあります。それでも、フォロワーさんはそれでもしばらくはあなたについてきてくれるものですが、あるときコミュニティーは消えます。

 

第三に、自分が経験したこと、自分の考えたことで構築する癖をつけることです。単なるパクリではなく、そこで終わらせずに、自分の経験や体験や思想を通過させていれば、新しいオリジナルになります。

影響を深く受けてしまうのは仕方ないので、そのあとにいかに考え直すか、繰り返し書き直すかが重要です。

 

 

たとえばダンスが好きなら、ダンスに徹底的に引き寄せれば良いですし、野球が好きなら野球、テニスが好きならテニスに引き寄せることです。

ただ下手の横好きではアウトで、ある程度の見識は必要です。もちろん実践も。

実際にやってみれば、感触は全く変わります。

後述しますが、気功もそうです。

ある技術を全く使わないで、記事を書くと、それはバレます。その気功技術を使っている人たちにはバレます。そして信頼を失います。

 

また、もう少しオフラインを重視した方が良いです。

自分の足で現場に行っていれば、そんな発言にはならないだろうと思うことが多々あります。

デジタルネイティブ世代はネットで情報を全部集めてしまおうとするのかもしれませんが、ネットの情報のほとんどはゴミで、フェイクだと思う方が良いと思います。

裏取りをしないと怖くて自分の言葉として公開できないと思う方が良いと思います。

 

 

僕が例えばここで何か野球の解説を知ったかぶって書いたとしたとしたら、、、、滑稽でしかないでしょう。

すぐに馬脚が現れます。

なぜなら、僕は野球に関心もなく、真剣に考えたこともないし、プレイした経験も無いからです。

 

だから、まともな神経を持っていれば、野球のことは書きません(野球で記事を書いたことはありますが、それは自分の得意分野に絡めた話です)。

c.f.「いつまでも、お前は踊らなくてはならぬ」と天使は言いました。「赤い靴をはいて、踊っておれ」 2019年07月27日(テッド・ウィリアムズという伝説の4割打者について書きました)

*テッド・ウィリアムズ(伝説の4割打者)

 

「まといのば」が野球における投球の分析なども書くことはありえません。

それは専門家に任せます(^^)

 

もし「まといのば」が野球に関する事実を正確に並べて、それらしく分析を書いてみて(誰かのパクって)、それが全くファクトベースでは間違っていなかったとしても、、、、野球を真剣にやっている人にとってみると、なんとなく文章に違和感を感じるものです。

 

 

最近、とある人の明晰夢について書いてある文章を読みながら、強烈な違和感を覚えました。

平たく言えば、「この人は明晰夢を体験したことが無いんだろうな」と思いました。それは「なんとなくの違和感」というだけではなく、明晰夢を見ているならば間違えないような初歩的なミスを犯していたからです。夢と何かを勘違いしているのかもとまで思いました。

 

たとえて言うならば、パリに行ったことがある人と、パリに行ったことがなくて、ガイドブックで読んだだけの人は、話していても知識の面では全く問題なくとも、違和感が出てくるものです。

 

いわゆる「臨場感」というやつです。

 

 

お芝居をしたことが無い人が、お芝居のことを書くと何とも書き割りのような印象を受けます。

嘘っぽいのです。

 

気功も同様です。

気功について書きながら、「ああ、この人は気功をしたことが無いんだろうな」という人は多くいます。

ご本人はトリガーを使って、結果を出しているつもりになっているかもしれませんが、それはご本人の勘違いです。ご本人がどう思おうが自由ですが、気功を本気でやっている集団から見ると、痛いなと思うだけです。

気功を少しでも真剣にやったことがあると、気功をしたことがあるか否かは一目瞭然です。

 

 

余談ながら、似たような話として、「まといのば」に大昔に通っていただけで(その後、出入り禁止となっているにも関わらず)、未だに高弟のような顔をして、ご自身のビジネスのブランディングされている方もいます(複数います)。

こちらから「(その人は)出禁にしました」と発表しても良いのですが、今やもうその方との関係が途絶えているので、唐突にそんな発表をするのも変なので、それも難しい状況です。

ただ盲目なクライアントに向けて嘘をついてビジネスをしているのもいかがなものかと思っています(本人は嘘をついているという自覚すら無いのでしょうが)。

すぐに馬脚を表すと思ったのですが、意外としぶとく続くもので、驚いています。

 

素人を相手にして、ずっと騙し続けるのが、その人のゴールではなかったと思うのですが、残念なことです。

 

 

「『まといのば』の界隈(かいわい)ではなんでパクリが多いんですか?」と聞かれることは多くありませんが、突っ込んで話を聞くと「実はそう思っていました」という人は少なくありません。

これは「まといのば」の不徳の致すところでしょう。

 

ちなみにひどい場合だと、ブログの記事をまるまるコピペしてメルマガに使っている人もいました。引用という意味ではなく、自分の文章として。

資本主義経済では何でもありなのでしょうが、その行為は自分のブランドの価値を毀損(きそん)するだけです。

 

影響を受けるのは良いので、もっとうまくやれば良いのにと思います。

ちょっと頭を使えば、自分のパクリ癖を創造的に切り替えられるのにと思います。

 

というわけで、パクるのは自由ですが、もっと徹底的にやりましょう。

パクるなら徹底的に。

 

c.f.イエスを徹底的にトレースしていたらパウロになり、法然をトレースしていたら親鸞になった 2014年12月29日

c.f.満ち足りてはいけない 〜Stay Hungry,Stay foolishの風景〜 2011年11月15日

*ピカソはパクった作品に関してはそれを隠そうともせず、むしろ絵のタイトルにそれを明記しています。

 

*ピカソ『草上の昼食(マネによる)』

これはマネの「草上の昼食」の真似ですね(って、それが言いたかっただけ?w)

 

マネの「草上の昼食」は「パリスの審判」(マルカントニオ・ライモンディ)からの真似ですね。

 

ちなみにクリスチャンローランドで話題に出たDiorの以前の広告でもこのシーンへのオマージュがあります。

c.f.「彼(イブ・サンローラン)は特別な才能です。私は彼に認められたい」(クリスチャン・ディオール) 2020年12月29日

 

 

イブ・サンローランも!

ケイト・モスですね!(参照

 

というわけで、もっと考え抜いて、もっと自分の芯と絡ませてやりましょう。

そうでなければ、薄っぺらい底の浅い大周天が出来上がります。

 

 

 

というわけでいよいよ1週間後に迫りましたアナトミートレーニングスクールお楽しみに!!!

骨太の力と技術を身に着けましょう!!

 

 

【Anatomy2.0 Training(アナトレ)スクール 〜Anatomy2.0の進化版とアナトレの導入〜】

【日時】 1月9日(土)13:00〜18:00

     1月10日(日)13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)

*Zoomによるライブ受講あります!!

*動画教材(当初はZoom版)によるヴァーチャル受講もあります!
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちら!!

 

 

 

【動画紹介!!】

テレビネタはやめようと言いつつ、テレビネタですm(_ _)m

大晦日RIZINは最高でしたね。

朝倉未来さんが「今日のMVP」とまで言ったYoutuberのシバターさんの試合は感動的でした。

「シバターの本気がどれくらい強いのか(楽しみ)」と未来さんが試合前に言っていましが、まさにシバターさんが魅せてくれました。

 

 

未来さんもかっこよかったです。
(海さんは残念でしたが、堀口選手が強かった)

ドミネーター選手、強かったですし、かっこよかったですね。

朝倉未来選手も試合後のコメントでドミネーター選手が「強かった」とおっしゃっています

シバターさんのようにYoutuberをやりながら格闘家として生きるのも、ドミネーター選手のようにサラリーマンをやりながら格闘家として強いのも、やはり夢がありますね。すごいと思います。

この同じ動画で負けた斎藤戦以降にスクワットをやり始めていると語っています。以前とトレーニングについての考え方を変えてます)
(RIZINにシバターさんを推薦したのは朝倉未来さんだそうで。「素直に感動した」と)


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