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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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♬まるでスーパーパワーね。私の数分を数時間に変えてしまう。ガラスのように私を透かして観る

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視点の移動ということで言えば、IQも似ています。

c.f.♫自分を愛したい。あなたが愛してくれているように。自分の可愛さも醜さも全てを(アリアナ・グランデ 2020年11月19日

 

IQが上がると、起こることは、IQにまつわる麗(うるわ)しい神話とは全く逆に不快な現象ばかりです。

 

頭が良くなれば、問題が解決する、、頭が良くなれば、人の役に立てる、、、頭が良くなれば、もっと稼げる、、、

 

すべてその通りなのかもしれませんが、実際には、立ちはだかる壁は嫉妬の蔦が絡まっています。

 

 

「まといのば」のメンバーにいつも紹介するのは、「アルジャーノンに花束を」というダニエル・キイスの小説です。

唐突にIQを上げる実験台(文字通りモルモット)にされた可愛そうな少年の物語です。

頭が悪いとバカにされていたので、頭が良くなったら周りから好かれるかと思ったら、もっと深い闇が待っていました。

彼の物語を先に追体験しておけば、良い免疫となります。

 

 

 

気功も同様です。

 

超常的に見える力を手に入れれば、家族や友人に喜ばれる。自分の役にも立つと、一生懸命に勉強して、お金を貯めて、セミナーを受講します。

 

実際に家族や友人の役に立つ機会は来るかもしれませんが、、、そこでもまた「アルジャーノンに花束を」と同じ現象が待っています。

 

自分より頭が良くて、こちらを見透かしているやつを好きになるほど人は寛容ではないのです。

 

IQであれば、まだ我々の社会はこれでも知識社会であり、情報化社会ですので、理解ができます。頭の良さに関しては、一定の理解がありますし、社会的コンセンサスがあります。

敬意が存在します。

 

 

では、気功は?

 

気功のような一種Supernaturalな力に対して、社会が与える烙印はいつも追放か火炙りです。

「これは単なる科学技術ですよ」と言っても、我々の社会はそれほど魔法使いに寛容ではありません。

理解できないものは気持ちが悪いのです。

 

僕は面と向かって「気味が悪い」と親しい人から言われたことは幾度とあります。

親友であったり、家族であったりするので、残念としか言いようがないですが、理論的に考えて、彼らがそのように認知不協和に陥るのは分かります。

そして、長い関係の中で、そのようなことを素面(しらふ)でつい言ってしまうほどに失礼な人々ではない事も知っています。

ですから、彼らは心から「気味が悪い」と思ってしまい、つい口に出して、言わずにはいられなかったのでしょう。

 

そして、同様に「(そういう力を持った)お前のことは信用できない」と言外に言われているのも理解します(平たく言えば「(そんな力をお前は)悪用するでしょ?」という意味です。当然ながら、二度とまともな信頼関係は結べません。いやいや、こちらから「信用してくれ」と懇願すべきでしょうか???いや、それ以前に何を言っても彼らのバイアスは固定されたままでしょう。ですから関係はそこで終わりです)。

 

これは彼らの人格の問題ではなく、未知のものとの遭遇したときの原始的な恐怖の感情です。

非常に丁寧に導入していても、確率論的に避けられないものです。

(某スピリチュアリズムのように最初から脅しにかかっているのであれば、別ですが)

 

それをクラークの第3法則の3番目では「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」と言いました。魔法にキラキラしてくれるのは、SFやファンタジーやアニメだけです。

現実に自分の日常に出現したら、全力で排除しようとするのが人間です。

 

 

 

これも視点の問題です。

 

我々にとっては地続きの科学技術であっても、彼らにとっては中世の闇や、魔術や呪術の世界が突如として、自分の日常に侵犯してきたように感じます。

そして、最初は冗談か、もしくは変なカルトにハマったのだろう程度に軽視していたのが、信じざるを得ないファクトをいくつも見るうちに、それは恐怖に変わっていきます。

面白いのは、その本人にとって利益なことがもたらされるとしても、気味が悪いことは気味が悪いのです。

怪我が一瞬で治ったり、不調が解消したり、気分が変わったり、できない動きがあっさりとできるような、ヒーラー側から見れば好ましいと思える現象であっても、彼らにとっては「理解不能」というだけで気味が悪いのです。

 

 

ここで、こちらから科学の説明を持ち出すともっと混迷が深まります。

多くの人は自分が信じている常識をなぜか科学とすり替えて理解する癖があります。自分が理解できることが、正しいと思うバイアスもあります。

でも、科学はもっともっとオカルトでスピリチュアルな装いをしています。

(そこらへんをTENET講座、TENETの物理学講座ではかなりがっつりとやりました)

一応、言いますが(笑)、「装い」だけであって、実態はオカルトでもスピリチュアルでもなく、対極にあります。ただ、科学を理解しようとしない人々が勝手な妄想の中で作り上げる常識的「科学」とは似ても似つかないと言えます。

 

ですので、科学的な根拠に訴えてもダメだし、結果をちらつかせてもダメ、常識から迫ってももっと逆効果、、、というわけで打つ手がありません。

 

ですので、基本方針としては「隠れて生きよ」であり、もしくは社会的な隠れ蓑に隠れます。

 

視点を変えてみれば分かりますが、僕らは迫害されても仕方ないのです。

 

 

ヒーラー視点から考えれば、良いこと尽くめに見える気功であっても、大衆視点で見れば、気味の悪いことでしかありません。そして、結果を出せば出すほど、社会に受け入れられると思いがちです。

それは逆で、結果を出せば出すほど、気味悪がられるのです。理解を超えるからです。

 

視点を変えると、我々は全く違う世界に住み、全く違う価値観で生きていることが如実に分かります。

良いことが悪いことになり、悪いことが良いことになるのです。

 

シェイクスピアのマクベスの冒頭の魔女の歌声を思い出す人もいるでしょう。

 

きれいはきたない、きたないはきれい

 

もしくは、バガヴァッド・ギータの一節を。

 

集められた魂は目覚める

霊(アートマン)の知識の中に

それは無知の者には暗夜である。

無知の者は自らの感覚的な生命の中に目覚める

それを彼らは日光だと思う。

だが見者にとってそれは暗黒である。

(バガヴァッド・ギーター2章69節)

 

もしくはプラトンの「国家」の中のソクラテスの言葉を。

あの洞窟の比喩ですね。

 

とは言え、僕らは高いIQを誇っているわけでも、一般人が知らない世界の秘密を知っているというわけでもありません。

そうではなく、パン屋さんがパンに詳しいように、我々は気功について詳しいだけです。

パン好きがこうじてパン屋さんになるように、気功が好きで、その不思議さに魅入られて気功屋さんとなりました。

それだけでしかありません。

配管については、配管工が詳しいでしょう。

僕らも同じ専門家であるに過ぎません。

 

ただし、なかなか社会的認知が進まないので、隠れ蓑を使うべきです。

科学はひとつの有効な隠れ蓑であり、解剖学も同様です。整体師や医師や理学療法士や作業療法士も、ヨガ教師も、プロスポーツのコーチも、バレエ教師も同様です。

 

我々は視点を変えて、気味が悪いと考えることを理解しましょう。

 

そして、その中にあって、アリアナ・グランデの新曲『pov』(Point of view:視点)は砂漠のオアシスのようなものです。

 

こんな風にクライアントに思ってもらえたら最高でしょう。

 

povはヒーラーにとっての応援歌に聞こえます。

 

c.f.♫自分を愛したい。あなたが愛してくれているように。自分の可愛さも醜さも全てを(アリアナ・グランデ 2020年11月19日

 

It’s like you got superpowers
まるでスーパーパワーね
Turn my minutes into hours
私の数分を数時間に変えちゃう
You’ve got more than 20/20, babe
あなたの視力は1.0以上だわ
Made of glass the way you see through me
ガラスでできているみたいに、私を透かして観る
You know me better than I do
私より、私のことをよく知ってるわ
Can’t seem to keep nothing from you
あなたに隠し事なんてできないみたい
How you touch my soul from the outside
外側から私の魂に触れるその方法は
Permeate my ego and my pride
私のエゴやプライドを貫き通す

 

♫ I wanna love me(Ooh)
The way that you love me (Ooh)
Ooh, for all of my pretty 
And all of my ugly too
I’d love to see me from your point of view

(自分を愛したいの

あなたが私を愛してくれているように

自分の可愛さも、醜さも全てを

あなたの視点で自分を観ることができるようになりたいの)


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