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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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皮膚をずらして、皮下のゼラチン状組織をかき乱そうとしても、肌がツルツルで取り付く島もないときは?

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まず、テクニカルな話題から!

というか、テクニカルな話題で終わると思いますが(笑)

 

まず肌が悪い意味でツルツルしてしまい、全くアクセスできない場合の対処法です。

最近のセミナーでも、ベテラン勢がそんな肌に苦労していました。

 

 

何の話かと言えば、ぶるぶる改め「ぶるるん」気功において、肌というか皮膚一枚をずらそうとしても、皮膚が全く角質が無いかのように反応しないケースというのがあります。

悪い意味でツルツルしてしまうケースです。

これがもっと強くなると、ピカピカ光るようになります。皮膚が貼りついて、引っ張られて光るのです。ツルツルしてしまうケースです。

こうなるとかなりヤバいのですが、その前の段階でも、「ぶるるん」も含めて、技が仕掛けられない感じがします。

 

皮膚をずらすどころか、深筋膜もよく分からず、でも筋肉はある程度の柔らかさがあるので、お手上げという感じです。

 

 

どうしたら良いのでしょう?

 

 

あ、その前にオイルトリートメントではこの「ぶるるん」を多用しましょう。

もちろん皮膚を丁寧にずらしたり、増幅したりということはできませんが、ファーストタッチからエフルラージュをしていく中で肌を感じて、皮下組織を感じて、深筋膜を感じて、少しずつずらすイメージです。

(これはAyur-RayDaのセラピスト講習会でまたやりましょう)

CBDを放り込みながら(気功技術としても、現実のCBDオイルとしても)、一方でトリドーシャを発火させ、解剖直観を駆使しながら、Fasciaをずらしつつ、丁寧にオイルトリートメントをする、、、と、Ayur-RayDaは忙しいのです。ただし、それだけにとんでもない結果が出ます( ー`дー´)キリッ

 

 

 

その前に、まずFasciaがゼラチンな感じをしっかりと掴んでおいてください。

これは本当に発想の転換というか、感覚の拡大というか、本音はパラダイムシフトですが、そういうものです。

ですから分かってしまえば、分かります。

 

Fasciaの中に皮膚を含めるという発想はあまり無さそうなのですが、僕らは皮膚というか肌(角質も)Fasciaの集合の中に含めましょう。その方がシンプルですし、現実的にうまくいきます。

 

「身体は一枚の皮膚で覆われている」というような言い方をしますが(僕はあまり好きではないで言い方ですが)、これは直感的ですし、実際に全身のすべての部位がすべての部位とつながっていることがよく分かる物言いです。

 

でも、つながっているのは表面の皮膚だけではありません。

 

そしてその下の真皮も、そして皮下組織(皮下脂肪)と呼ばれる浅筋膜も、すべて複雑につながっています。

ですので、この段階でミルフィーユという発想を捨てましょう。

ミルフィーユはレイヤーが重なっていますが、絡み合ってはいません。

Fasciaは一見するとレイヤーですが、絡み合っています。

 

解剖学1.0で見落としがちというか、スコトーマになりやすいものに、腱や靭帯があります。

たとえばITバンド(腸脛靭帯:ちょうけいじんたい)というのは、靭帯という名前がついてますが、、、、Fasciaです。

いや、そもそも靭帯すべてがFasciaです。

「腱」や「靭帯」と命名することによって、その部分集合が、存在しない境界を生んでしまうのです。腱は筋肉の一部ですし筋膜です。靭帯は筋膜です。

 

たとえば、腹部大動脈を見て、我々はこれが全身をつなぐ巨大な循環器系の一部だと認識します。

気管支だけを取り出して、「この機能は何だろう?」とは考えません。呼吸器系の一部だと認識します。

 

 

しかし、腸脛靭帯や手首足首の支帯を見たときに、なんかベルトのようなものと考えがちです。

 

でも、実際は腹部大動脈と同じで、大きな全体のシステムの一部です。

 

たとえばアキレス腱などで考えると、分かりやすいでしょう。

 

アキレス腱は独立した腱ではなく、下腿三頭筋というふくらはぎの裏側の筋肉の付着部の腱です。腓腹筋とヒラメ筋がくっついて最後は筋肉ではなく腱となって踵骨(踵の骨)にくっつきます。

ですから、アキレス腱といのは腓腹筋(ひふくきん)、ヒラメ筋そのものと言えます。少なくとも一部です。筋肉を構成している一部分(腱の部分)をギリシャ神話から取ってアキレス腱と言います。アキレスとは英雄の名前です。彼の弱点がアキレス腱でした。

 

 

同じように胸腰筋膜(の浅層)は、広背筋のアキレス腱のようなものです。

 

腸脛靭帯(ITバンド)も大腿部を覆っている筋膜が不可避的に太く厚くなった結果でしかありません。そこにバンドが貼りついているわけではないのです。

 

腹部大動脈と同じく、大きなシステムの一つなのです。毛細血管も大静脈も大動脈も大きな循環器系の一部であるように、アキレス腱も鼠径靭帯も胸腰筋膜も腸脛靭帯も支帯も大きなシステムの一つです。

これが分からないと、何か取り外し可能な一器官のように見做してしまいます。

そう考えるから、厄介なミスを犯すのです(たとえば、、、アキレス腱炎に対して、アキレス腱を処方しても意味がなく、ほとんどの場合は下腿三頭筋に問題があります)。

 

イメージをコペルニクス的転回させる必要があるのです。

 

トーマス・マイヤーではないですが、部品が集まって車ができるようには身体はできていないのです。全く異なるイメージです。強いて言えば、一つの細胞が分裂しながら、分化していった多細胞生物です。だから、全体が全体と関わっているのです。

 

 

 

これは観念的には簡単な話です。というか、スピリチュアリズムでもよくある話です。

 

平たく言えば、

 

One for All

All for One

 

です( ー`дー´)キリッ(そうなのか?)

 

 

でも、具体的に解剖学に基づいて、理解するようにしましょう(ふわふわした知識はふわふわした結果しか出ませんので)。

 

できれば、解剖実習で実感しましょう!(これも、アインシュタインではないですが、理論が先にあって、何を観察するかが決まります。理論的にパラダイムシフトしていないと、古いパラダイム通りのものが目の前に見えることになります)。

(パラダイムって厄介なのです。本質的にどちらも間違っていないのです。古いパラダイムも新しいパラダイムも間違っていないのです。

ただし螺旋階段のように、高さが違うのです。抽象度の高さが)

 

c.f.[理論があってはじめて、何を観測できるかということが決まる=事実は歴史家が呼びかけた時だけに語る | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ]

 

 

というわけで、本題に戻りましょう!!

 

皮膚一枚をずらそうとしても、ずれない場合にどうすれば良い?という話でした。

皮膚が全く角質が無いかのように反応しないケースというのがあります。

悪い意味でツルツルしてしまうのです。

これがもっと強くなると、ピカピカ光るようになります。皮膚が貼りついて、引っ張られて光るのです。ツルツルしてしまうケースです。

こうなるとかなりヤバいのですが、それも含めて、技が仕掛けられない感じがします。

 

皮膚をずらすどころか、深筋膜もよく分からず、でも筋肉はある程度の柔らかさがあるので、お手上げという感じです。

 

どうすれば良いのでしょう?

 

前回のセミナーで相当に苦しんでいたメンバーがいたので、ヒント(というか答え)を教えます( ー`дー´)キリッ

 

おそらく施術の現場でも、ぷるるんを使おうとして、肌のせいでうまいかないというケースが多いでしょうから(そういうフィードバックはまだもらっていませんが)

 

 

この解決はシンプルです。

 

皮膚がダメなら、皮膚を無理にずらそうとするのではなく、皮膚自体を書き換えに行きましょう。

 

すなわち、シンプルに美肌クリームを流すことです。

 

美肌クリームを特定部位にガンガン流すと、角質が復活し、肌が柔らかくなり、深筋膜がくっきりし始めます。

やはり困ったときの美肌クリームという感じです(笑)

 

 

コロンブスの卵のようで恐縮ですが、かなり効きます!

というか、美肌クリームはFasciaに効きます(いや、これは本当に)。

 

ですので、ゴムゴムとか、Catch & Releaseだけで視野狭窄(しやきょうさく)にがんばろうとしないで、初心に帰って、美肌クリームを使ってみてください!

 

 

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