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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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荷物を運ぶには、歩みのおそい家畜のほうが、血統の良い馬よりも、はるかに適している(セネカ)

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「眠れる森の美女」で100年の眠りから覚めたお姫様が目にしたのは、蔦で覆われたお城です。

 

演出の都合もあるのでしょうが、100年という時間を表現するために、蔦で覆われたお城を描くことで、時間の経過を否応にも感じさせます。

 

 

余計な情報が貼り付いているときも、そんな感じです。

 

蔦が絡みついているのです。

 

星の王子さまのバオバブの木と同じで、小さな芽のうちにほじくり返しておけば、大惨事にはならずにすみます。でもちょっとケアを怠って、放置していると、星すらも破壊してしまいます。

 

 

 

僕らが分かりやすく「洗脳」とか蟲や呪いという言葉で表現している、ある種の過剰な情報もまた、絡みつき侵食し、僕らの心に巣食って、犯していきます。

 

絡みついた余分な情報を剥がし取りたいのです。

 

そうすると身軽になるばかりか、きちんとアルゴリズムの歯車が音を立てて動き出し、有機体としての僕らの精神と肉体がうまく機能するようになります。

情報空間のジャングルをスルスルと光の方に向かって移動できるのです。

 

一方で停滞は停滞で気持ちよく、そして安逸で安穏とできるので、それはそれで幸せな気分にはなれます(あくまでも気分でしかないのですが)。

逆に忙しそうにしていて、ダーツとか玉突きをしてしまうような、パスカル的な意味での「気晴らし」パターンもあります。気晴らしは同じ場所をぐるぐると回っているようなもので、本質的には移動していないのですが、でも生きることには忙しく、それゆえに「人生の悲惨」(パスカル)を見なくて良いのです。

停滞でも、気晴らしでも、どちらにせよ、セネカから、「だから人生が短く感じるんだ、ボケ」と突っ込まれるわけです。本来は、まっとうに生きていれば、人生は十分に長い、と。

 

 

*誤解されがちですが、これは秒で読み終えられるエッセイです。哲学ではありません(いや、哲学と言われますがw)。哲学に分類されるのは、哲学者が書いているからでしょうw

それも同じことをくどくどと繰り返しているエッセイですし、セネカの鬼畜さがよく伝わるエッセイです。

アランであればもっとさわやかに明るく書くでしょうね〜と思わされます。

で、この議論の言いたいことはきわめてシンプルです。

だが、われわれが手にしている時間は、決して短くはない。むしろ、われわれが、たくさんの時間を浪費しているのだ」が主題です。人生の短さについて書いているようで、人生は短くないという結論です。

 

 

まあ、セネカから折り返して考えると、蔦で覆われた人生はもったいないということです(そういうことか?飛躍しすぎでは?)

 

 

というわけで、絡みついた蔦(つた)を丁寧にはがしていきましょう(たまには燃やしちゃいましょう)。

 

メンター養成スクールがいよいよ来週に迫りましたが、重要なテーマは「脱洗脳」です。

脱洗脳というとおどろおどろしいのですが、まあ上で言うような過剰な情報を剥がすことをイメージしてください。

 

これは以前も繰り返しているので、耳タコでしょうが、一応復習します。

 

身体に貼り付いた情報を剥がすのが、気功整体です。

 

 

たとえば、腰椎に貼り付いた余計な情報を剥がしたり、股関節や恥骨に貼り付いた余分な情報を剥がすことで、飛躍的にパフォーマンスを上げることができます。

それどころか、情報があたかも重さと大きさを持つかのように、剥がす前後で身体が変わることがあります。

 

すごく不思議な現象です。

 

あたかも情報が(蟲や呪いが)質量をもつかのようで、、、、、、とか、最初は思うのですが、だんだん慣れてくると、不思議にも思わなくなります。ある意味で感覚が麻痺してきて、なにかお腹の奥でうごめいていると、「あ、蟲発見!」みたいに無邪気に喜んで、無邪気に駆除しちゃっている自分に気付きます。

もうオカルトまっしぐらに見えますが、、、、でも理論的に考えると、物理とは情報の写像です。逆に、物理は情報の写像でしかないのですから、蟲や呪いが物理的な形を取るのは当たり前です。

もちろんそれは筋肉やむくみや拍動の合成現象ですが、明らかに前後で状態が変わります。

体重が大きく減少するような現象も見られますし、見た目は全く変わります。

腹筋などもきちんと脂肪が絞れて、カットがその場で浮く人もいます。

 

 

逆にこういう「脱洗脳」系をきちんと使わないとボディデザインは不可能であることに気付かされます。

 

まあ、それはさておき、気功整体とは身体に貼り付いた余計な情報を剥がします。もちろん心と身体は表裏一体ですので、身体に貼り付いた情報を剥がすということは、心に絡みついた情報を剥がすということでもあります。

 

一方でコーチやカウンセラーやメンターと言った人は、どこを脱洗脳するのでしょう??

 

そう「言葉」です。

 

言葉に絡みついた余計な情報を剥がします。

 

厳密にはセルフトークと言えますが、、、発話された言葉に絡みついた余計な情報を剥がすというイメージです!

 

「言葉に情報が絡みつく??」という疑問は最もですが、たとえば、インターネット上の動物園であるところのT社の掲示板(?)を覗いてみると良いかもしれません。

絡みついた情報に過剰反応している人たちがキーキー騒いでいるのが見えます。

 

たとえば、

 

「小学校」

 

という言葉を聴いて、どんなイメージが湧くでしょうか?

 

 

教室、校庭、遊び、給食、卒業式、同窓生、恩師が思い浮かぶ人もいれば、いじめ、不登校、教育委員会、在宅学習などが浮かぶ人もいるでしょう。

 

前者がポジティブ、後者はネガティブなイメージです。

 

小学校という情報のまわりに、他の情報がまとわりつき、絡みつき、重さを生じさせるのです。

 

重いと計算量が増大します。重いというのは、情報量が多いということです。

情報量が多い方が良さそうな気がしますが(Moreの暴君という現代文明下では特に)、情報量が多いと足手まといになりかねません。

情報量は計算量と関わるのです。

計算とは人間で言えば、思考のことです(チャイティンを是非)

重いと、考えるのに時間が必要になるのです。

 

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の分裂のようなものです。抗生剤を無毒化するだけの情報を背負っているので、DNAの量が多く、分裂に時間がかかります。だから盆栽なのです。育つのが大変。そのために、無菌状態でしか、爆発的感染ができないのです。

 

*MRSAの走査型電子顕微鏡写真

 

 

情報はそれ自体が生命を持つかのように、増殖し、動き回ります。

 

「小学校」という小さなパケットを情報空間に落としただけなのに、そこに不登校やいじめや社会問題や都市化、核家族化などと縁起のネットワークがネバネバと広がり、情動を刺激し、その情動が身体化します。厄介なのです。

 

 

でも、小学校は小学校なのです。それ以上でもそれ以下でもありません。

ただの情報です。そこに何をぶら下げるかは、こちらが勝手に決められるのです。

小学校は「小」学校なので、ミニチュアの学校を思い浮かべても良いのです。

中学校は「中」くらいの学校、高校になると、高くなり、大学は大きく学ぶのです(専門という蛸壺ではなく、大きく教養を、リベラルアーツを)。

 

小学校という文字、もしくは情報に絡みついた情報を精査しながら、クラスターごとにまとめて剥がしてしまうのが、脱洗脳であり、メンタリングです。

なぜ剥がすかと言えば、それがうまく機能していないからです。

蔦も機能していなければ、絡みつかれた情報そのものも機能しないからです。

 

もったいないので、廃品回収をするということです。絡みついた蔦もほかでリサイクルは十分に可能です(←ここ重要)。別に情報に貴賤もなければ、ダメな情報も良い情報も無いのです。情報は情報です。ただ適材適所というのがあります。

 

The right person in the right place.ってやつですね。

(逆に才能が無いとか、活躍できないと思ったら、PlaceがRightじゃないって思った方が良いかもwそういう場所がないと思ったら、自分が作ってしまえば良いのでは?)

 

というか、誰がやってもできる仕事は、誰かにやらせましょう。

 

荷物を運ぶには、歩みのおそい家畜のほうが、血統の良い馬よりも、はるかに適している(セネカ)

 

 

まあ、それはさておき、メンタリングは「言葉(もしくはセルフトーク)」から、余計な情報を剥がす作業です。剥がしながら、フィードバックを取り、調整していきます。

 

ただし、プロとしてやっていくのであれば、、、少し理論的なことを復習していきましょう。

 

たとえば、「宇宙は包摂半順序束」とか、「自我は部分関数」とか、縁起のネットワークとか、抽象度の定義(包摂関係のある情報の情報量の大小)とか、グランディング問題(情報と物理の境目)とか、一人一宇宙と内部表現、共有地としての物理宇宙、時空の離散性(量子論)などなどをさらっと復習しておきましょう。

 

 

結局、どんな理論を実装しているかで、同じようなことをしても結果が全く変わってきます。

がんばってもがんばっても結果が出ないときは、頑張りが足りないと思いがちですが(これもまた洗脳)、そうではなく、理論が古いだけということはあります。

理論がアップデートできていたら、あとは機能不全をうまく謎解きすることですね!

 

ここらへんをがっつりと楽しみましょう!

 

楽しんで、みんなで一気に成長して、良いヒーラー、良いコーチ、良いメンターになりましょう。

 

というわけで、メンター養成スクールお楽しみに!!

 

 

 

〜9月、10月のスクール予定〜


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