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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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筋肉は縮めても、伸ばしても、動かさなくても使える?!〜短縮性収縮、伸張性収縮、等尺性収縮〜

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またまた上腕二頭筋にとことんこだわりましょう(^o^)

 

上腕二頭筋をアイソメトリックさせます。

アイソメトリックコントラクションは「まといのば」の昔からのメンバーには「気功ストレッチ」としてお馴染みですね。

 

 

等尺性収縮と言います。

 

実は筋肉の収縮には、短縮性(収縮)と伸張性(収縮)という起始停止を近づけるものと遠ざけるもの以外に、起始停止の感覚を固定するというものがあります。ですので、あのマトリックスはまた拡張されます(^o^)

 

(ですので、収縮と弛緩に対して、短縮性、伸張性、等尺性という6つのマトリックスとなります。

短縮性収縮、伸張性収縮、等尺性収縮

に対して、

短縮性弛緩、伸張性弛緩、等尺性弛緩

というものがあるということです。いや、そんな言葉はありませんがwそのような現象があるということです)

 

 

等尺性収縮というのは、文字通り筋肉というか関節を動かさないで筋肉を収縮させるものです。

(で、意外とこれは使いみちが多いのです)。

 

たとえば壁をうんうんと押すという状況は等尺性収縮です。自分も壁も動かないとしたら、関節も動かず起始と停止の感覚も広がらず、閉じません。ですので、等尺性すなわち起始と停止の感覚が等しいままです。

 

たとえばシュワちゃんが大胸筋をピクピクさせてみせたのも、等尺性収縮です。腕は動かさずに大胸筋だけを動かしています。

 

 

たとえば上腕二頭筋に力を入れてみましょう。そのときに肘を動かさずにやります。

単に意識を入れるだけです。

最初は肘を動かしても良いのですが、だんだんと肘を動かさずに筋肉だけに力を入れてみましょう!

 

気功では無いですが、強く意識すると筋肉も強く反応します。

 

というか、瞑想スクールのテーマでもありましたが、良い瞑想と悪い意味での妄想の違いというのはここにあります。まずは筋肉が反応するか、否かです(そして次に世界が反応するか、否かです。だからフィードバックを取る必要があります。小さな系で試して繰り返しフィードバックを取って、だんだん大きくしていくことです)。

 

 

上腕二頭筋にアイソメトリックに力を入れる練習をするときは、肘関節は90度程度に曲げておくと良いです。その長さのときが一番力入りやすいのです。

ちなみに起始停止に関しては、伸びすぎていると力が入りづらく、近づき過ぎても力が入りにくいものです。良い適当な長さがあります。

 

話を飛ばしますが、このアイソメトリックを一瞬だけ使うというのが、武術の身体でも大きなポイントになりました。同様に「はじめての気功」講座で行った「気功師のカラダ」も同内容のワークが気の出力に大きな違いをもたらすことをやりました。

 

ブログを読んで試しましたという方も多かったですが、一瞬だけ大臀筋に力を入れてから、気を出すと出力が全然変わります。また武術の身体でも同様です。

 

 

これは不思議なようですが、実はシンプルなカラクリがあります。

 

端的に言えば、筋肉の使う順序が変わるのです。アイソメトリックで刺激を与えることで、順序が適正化されます。猫パンチから腰で打てるように変わるのです。筋肉には使うべき順序があります(一番最初は腹横筋と言われます)。

 

 

 

以前、メンターセッションで「重いものをどうやって持てば良いか」という質問をいただきました。

 

これは非常に単純で一言で言えば丹田を使いたいのです。肚(ハラ)で持つのです。

まずお腹に力を入れて、そのあとに脚、そして腕と順番に力を入れます(ただ一瞬で)。

 

このハラというのがなかなか難しいので、RayZapなどのトレーニングではまずここを鍛えます。

 

 

バレエで言えば、引き上げがやりやすくなります。

 

シンプルに言えば、腹圧ということです。

腹腔というのは筋肉に囲まれた一つの中空構造を成しています。

内側からふくらませる力と、外側から締める力の両方を爆発的に拮抗させることで、ハラができます。

(ちなみにこれもひとつのアイソメトリックです。いや結構筋肉を動かすので、厳密には違うかも)。

 

この感覚をつかむためには、お腹を指で押しながら、お腹で押し返す練習を繰り返します。

 

どうしても分からない場合のとっておきの秘策としては、、、、、咳をしますw

咳をすると、お腹が押し返されます。

これは非常に分かりやすい方法ですが、鍛錬方法ではないので、あまり繰り返さない方が良いです。

ただ、感覚をつかむにはもってこいです。感覚をつかんだら、咳を使わずに、増幅させましょう。

 

上腕二頭筋をアイソメトリックさせられたら、肘のところを観ると、上腕二頭筋の起始部が浮き上がってきます。起始の近くにある腱が浮き上がってきます!

 

 

次回はここから話をスタートします!!

 

ポイントは起始部を筋膜リリースすると、筋肉が素早くゆるむということです!!

(お楽しみに!)

 

 

 

【おすすめ動画】

ダルビッシュさんのYoutube動画が非常に面白いです。

彼ほどの偉大なアスリートであっても、(当たり前なのですが)大変な闇があるのが良くわかります(同じようなことで言うと、熊川哲也さんの自伝も)

 

 

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若き熊川哲也さんの自伝も同時に

 

 

 


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