まずは筋肉を意識することは重要です。
筋肉というか、筋肉の中でも分かりやすい筋腹を意識します。
筋腹というのは、筋肉の中央あたりのムキッとしたところです。もっこりするところですね。
欽福を中心に筋肉をなるべく全身意識します。なるべく全身と言っても、膨大にありすぎるので、重要なものからどんどん意識に上げます。
(引用開始)
筋肉と言えば、力こぶ。力こぶの上腕二頭筋に触れて、肩から首筋を丁寧になでて(僧帽筋上部線維)、胸の大きな筋肉である大胸筋へ。大胸筋から腹部をぐるりと触って腹筋群、背面には広い大きな広背筋。その奥におくゆかしい腸腰筋群。お尻に降りてきて、大臀筋。その下の腿裏のハムストリング。前腿に行き、大腿四頭筋でだいたい終わり!(引用終了)
「実際にこのように触っています!」という方は多くいらっしゃいますが、大きく報われます!(^o^)
お風呂場でもお布団でも良いので集中して、触ってみてください。
この先の展開はこんな感じです。
筋肉にふれることができるようになったら、解剖図と重ねて覚えます。覚えるというよりは、ある言葉に対して、ビジョンが出てくるようにします。ビジョンというのは解剖図です。
そしてその解剖図で見るべき点は付着部です。
起始と停止ですね。
どこからどこまでをつないでる線なのかを見てください。
そしてその筋肉の走行を見ます。
付着部がくっきり見えてくると、筋肉の機能が必然的に感じるようになります。
起始と停止が近づくから、こういう動きを必然的にするんだということが明瞭に分かるようになります。
ですので、わざわざ筋肉の機能を無理に丸暗記しなくても、解剖図のヴィジョンを頭の中で動かせば、機能が分かります(そのあとに暗記すれば良いですし)
https://human.biodigital.com/dashboard
(登録だけで無料で使える非常に便利な解剖のサイトです)
そうすると、だんだん筋腹から起始停止(付着部)が前景にあがってきて、筋腹はどうでもよくなってきます。
ちなみに筋腹中心で考えると、いろいろと問題があります。
たとえば、広背筋とか非常に広い筋肉ですが、ペラペラです。腹筋群も偉そうな感じですが、ペラペラです。
ローテーターカフなどは肩甲骨の周りにべったりあって奥ゆかしい感じですが、結構な体積を誇ります。
三角筋なんて、ほとんどの人の意識に上らないのに、上半身の中では最強(最も体積量が大きい)です。
ですので、慣れてきたら筋肉の解剖図を忘れて、静かな感じで骨格解剖に集中しましょう(もちろん骨に付着しないケースはたくさんありますが)。
そうすると、いわゆる「骨で立つ」とか「アライメント」みたいな議論も解剖学に則ってできます。
骨で考えることの良さは情報量の圧縮にあります。
筋肉だと情報量がどうしても爆発するのです。
それはアナトミートレインなどで筋肉をグループにしても同じです。
(非常に失礼なことを言っているのを重々承知で、感想を言えば、アナトミートレインは解剖が好きなシステム、DSは身体を高度に動かすのが好きなシステム(でも解剖は好きではない)と感じます)。
そして筋骨格で考えすぎることのスコトーマは、、、、、、言われてみれば当たり前ですが脂肪と皮膚と筋膜が取り残されるということです。
過剰な脂肪は、、、、食べすぎというよりはホルモンの暴走です(ホルモンの暴走で食べ過ぎます)。
過剰な脂肪は(脂肪が内分泌器官であることもあり)筋骨格にも大きな影響を与えます。
わかりやすいところで言えば、腹筋群を薄くします。いつも伸展しすぎて、萎縮するのです(言葉で書くと矛盾しているようですが)。それどころかテストステロン値を下げます(さすが内分泌器官)。
ですので、ますます筋肉が落ち(テストステロンが筋肉をつけるのはステロイドを打つボディビルダーを見ても分かります)、ますます基礎代謝が下がり、ますます過剰なカロリーは脂肪になります。
分かりやすくないところでもいろいろと悪さをします。たとえば横隔膜の運動を阻害し、大腿部の運動を阻害します。というか、全身阻害します。アキレス腱の裏側などは、美しいバレリーナだと脂肪ゼロです。
というわけで、最初の一歩は筋肉に触れることですが、そこでたっぷりと成功の果実をかじりながら、どんどん先へ進みましょう!焦ることはないので、楽しむことが大事です!!
それはソルジャーの皆さんも同じです。
楽しさという福音を述べ伝えるつもりで、たっぷりと楽しんでください!!