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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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見えないものを感じ取り書き換えるのが気功師なら、その基礎に解剖学があっても良いかもしれない

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*明日は「まといのば」講座。武術の身体Part2です!

飛び込み参加も可能です!!

 

見えない世界を感じて、その世界の秩序を手探りで解明しながら、書き換えていくのがヒーラーや気功師の役割だとしたら、その教育システムの基礎に解剖学があっても面白いのかもしれないと、思います。

 

外科医でなければ、実際に切り開いて見ることができないのが身体の中の世界です。

 

それを推測し、推定し、書き換えていくのは、情報空間を書き換えるのと似ています(というか、真っ直ぐに同じです)。

 

ですので、気功師の教育の基礎に解剖学があっても面白いのかもしれません。

(歴史的な経緯があって、それができなかったのは重々理解しますが)。

 

 

というわけで、上腕二頭筋に触れてみましょう。

 

いわゆる力こぶのところですね。

そして肘を曲げ伸ばしします。

肘関節(ちゅうかんせつ)の屈曲・伸展ですね。

 

そうすると二頭筋が皮膚の下で肘から肩に向けて動くのが分かります。

なるべく力を抜いた状態から繰り返し実験してみましょう。

 

わたしたちの認識というのは、かなりべったりしていて、皮膚と皮下脂肪(浅筋膜)と深筋膜、そして筋繊維、骨が連続的にある印象を持っています。

でも、実際はバラバラの組織です。

身体の中ではそれぞれの組織は綺麗に分かれています。

 

 

でも、皮膚に覆われていて見えないので、その構造をうかがい知ることが難しいのです。

 

ですので、上腕二頭筋を繰り返し触って、力を入れたり、抜いたり、肘関節の屈曲伸展を繰り返して、筋肉が皮膚の下で動くのを感じましょう。

 

皮膚の下で滑走するのを感じると、ゴムゴムという手技の重要性が見えてきます。

 

皮膚と浅筋膜、浅筋膜と深筋膜がいわゆる癒着しているかのようにべったりとくっついてしまっていると(そういうケースは多いです)、筋肉がうまく働かなくなるのです。

うまく働かないというのは、うまく滑って動かないということです。

 

 

ですので、皮膚は柔らかく、よく伸びるようにしておく必要があります。

逆に皮膚を伸ばすと、その下の組織に影響が及ぼされます。

僕らの感覚では、浅筋膜と深筋膜の間にスペースを作っているという感じですが、実際は深筋膜や骨膜にも物理的な影響を及ぼせているとおっしゃる解剖の先生もいらっしゃいます(ここらへんは実際に目で見てみたいと思います)。

 

 

ちなみにゴムゴムが良くわからないというか、理論的には分かるけど、実感がわかないという人はたとえばお腹や背中の広い範囲の皮膚を片っ端から引っ張ってみてください。いや、脚でも良いのですが。

 

そうすると、場所によって、引っ張れる場所と引っ張れない場所があることに気付きます。

もちろん構造的に引っ張れない場所はたくさんありますが、そうではなくても、ちょっとずれるだけで変わることがあります。

 

そうやって試してみると、皮膚は一枚岩ではなく、いろいろな様相があることが分かります。そしてそのいろいろな状態をひとつひとつ書き換えるだけで、皮膚下の状況も変わることが分かります。

皮膚は単なるラッピングではないのです。

 

 

また、皮膚に触ってみて、奥が冷たいというケースもあります。

表面が冷たいケースは多くあり、それが部位によって変わるのはすぐに分かるのですが、触っていて奥が冷たいというケースもしばしば見られます。

これは術者がその温度差を発見すれば、クライアントさんにも実際に身体を触らせて分からせることができます(分からない人もいますけど)。

 

ちなみに、ある部分がちょっと冷えているだけで、その機能不全は全身に影響を与えます。

手でしばらく温めて(もちろん気も流して)、そのあと運動してもらうと全然変わります。

 

 

これを整体所やヒーリングサロンなどで、パフォーマンスっぽくやりたいならば、ドライヤーで温風を当てると良いです。

一瞬だけ温風を当てるだけでも、身体の動きが変わります(きちんとビフォア・アフターを取りましょう)。

同じように(これはゴムゴムの講座でも紹介されていましたが)、キネシオテープを本当に軽く貼るだけで、身体は全然変わります(ということは、、、、必然的な帰結として、ベルトとか、ゴムで身体を締めたりというのは、結構大きな影響を与えています)。

これは良い方にも、悪い方にもです。

 

解剖学をがっつりやったあとにこういうパフォーマンス的なものは乗せていきましょう。

 

 

実際にいわゆる気功整体版アナトミーをマスターして、手技を獲得して、接遇も標準以上になれば、整体師デビューは可能です(もちろん気功は使える前提で)。

 

そのあとに乗せていきたいのは、たとえば美肌クリームであったり、アディトレなどのコンテンツです。

 

ちなみに、セミナーやセッションで話している「まといのば」が目指す気功整体というのは三段構えです。

 

 

一番基礎となるのは、やはり解剖学です。

とは言え、ガチに解剖学を全部学ぶのではなく、気功整体版の解剖学です。

主要な筋肉の機能と付着部、神経支配などを覚えて(なぜなら神経にもアプローチするからです)、それに適切にアプローチする練習を繰り返して、無意識でできるようにしてもらいます。

 

その上に乗ってくるのが、真っ直ぐに言えば脱洗脳です。

技術的には蟲駆除とか、アンカー切りや抜針ですね。

トラウマの解消などが近い感じです。

穏健に言うならば、過去に根ざした心身の情報の書き換えという感じでしょうか(とは言え、解剖学に基づく整体も、ゴール設定も「書き換え」には変わりありませんが)。

 

ちなみに、この手の内容がすごく知りたいという方はOnLine MenTor2期を受講してください!(受講要件はOnLine MenTor1期修了生、もしくはスクールを2つ以上修了された方です)。

 

 

そして一番上がゴール設定です。コーチング的な内容ですね。

結局、ゴールがないと情報空間を走ることはできません。

逆にゴールが強烈にあるのに、足を引っ張られている人を「まといのば」では気功整体で救っていていきたいと思っています。何が足を引っ張っているかと言えば、自分の肉体の不調です。肉体の不調が、自分自身の可能性に蓋をして、行動を制限し、足を引っ張るのです。

 

ですので、三段構えは以下の通りです。

 

ゴール設定

ーーー

心身の情報の書き換え

ーーー

気功整体の解剖学

 

 

そして面白いことに、一番ベースの解剖学(アナトミー)がきちんとできればできるほど、上の2つが上達します。逆にゴール設定や書き換えが最近、なんかうまくいかないな〜と思ったら、アナトミーをやると良いかもしれません。

 

その上で美肌クリームであったり、アディトレであったり、トレーニングであったり、寺子屋のコンテンツをガンガン乗せていくと、非常に優秀でポテンシャルの高いヒーラーが育っていくと思います。

 

 

ただ何よりもまずアナトミーですね。気功整体版アナトミーというか、そういうものですね。

知識がダイレクトに力になるような生きた解剖学を是非、手にしてしてください!

(それはどこで学べるのですか?と聞かれますが、まずはガンガンブログに書いていきます。そのうえで、セミナーやスクールで公開していきます。ソルジャー志望の方は文字通り新兵訓練のブートキャンプが待っています!!)

 

 

ともかくまずは自分の身体をよく触りましょう!!


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