言語というのは厄介です。
何に取って厄介かと言えば、ゴール設定にとってです。
ゴール設定を助けるメンター側として意識したいのは、クライアントなり受講生がなるべく言語抽象度で考えないようにすることです。
シンプルに言えば、言葉で考えてはいけないのです。
ちなみに言葉でしか考えられない人がいます。言葉が他の言葉を呼び、また別の言葉を呼ぶというカタチで言葉の連鎖が頭に広がっていることが見える人です（こういう人を「まといのば」では○○と呼びます）。
これは一見賢そうですが、単に地べたを這いずり回る愚かさしか見いだせません。
なるべく言語ではなく、非言語で考えるように誘導します。
非言語で考えるとは、平たく言えば、イメージで思考すること。思考というより検索に近い感じです。白昼夢を見ているようなものです。もしくは思い出せない何かを思い出そうとしている脳の使い方です。
音楽でも良いですし、香りでも、味でも良いのですが、それを言語をなるべく外して思考するのです。
曖昧なることを説明するに一層曖昧なることを以って、未知なるものを説明するに一層未知なるものを以って
「いやいや、どんなことを考えても、言語は使うでしょう」と言う人もいますが、音楽を聴く時に言葉を介しているでしょうか？絵画を見る時に、ワインを味わうときに。
それを内省的に観るときには言語化しますが、その前の直接経験は言語は存在しません。
脳には賢い脳と賢そうな脳がいます。
そして多くの場合は自己ＰＲが得意な「賢そうな脳」が主導権を握ります。
でもこいつは口だけ番長であり、何もできない癖にすべて自分が考えたふりをする「脳」です。
我々がアクセスしたいのは、真に「賢い脳」の方です。
ここにアクセスするには、言語を捨てるのが一番です。
言語を捨てて、イメージの世界に移動し、そこで待つことです。チャンスが訪れるのを待つのです。もちろんあがくことも大事ですし、待つことも大事。自分から動くことも大事です。
ともかくその世界で文字通り沈思黙考します。耽溺して、そして自分にとっての宝を見つけます。
情報空間のトレジャーハンターになることです。
そこで一番やっていはいけないのは、言葉を使うことです。一発退場です。
これは単なる練習です。
練習して、練習して、練習して、はじめて感覚がつかめてきます。
ただ、ひとりで黙々とやるよりは、誰かに教えてもらい、チェックしてもらい、フィードバックを取ってもらう方が良いのです。そのために教師はいます。
というわけで、明日から魔術師・錬金術師養成スクールです！！
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