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良い大人になっても、気功や魔術に関心を持つのは、なかなか厨二病ですが、ただ子供の頭ではなく、大人の頭で気功や魔術を真剣に学ぶと、なかなか味わい深いものです。むしろ「大人」が読む自己啓発書よりは、少し大人びていて、古典よりは少し若々しい感じがします。
魔術や錬金術については、ほとんど伝わっていないのは事実ですが、それでも信頼できる文献は多くありますし、その多くが翻訳で読むことが可能です。
都市伝説レベルの噂や神秘の鬱蒼とした森をくぐり抜けるとかなり見晴らしの良い光景が広がります。
エリファス・レヴィという魔術の大成者はいかにも山師のような風貌ですが(失礼)、言っていることはまともです(←これも失礼)。
まずエリファス・レヴィは大方の予想を大きく裏切って、「悪魔は実在しない」と宣言します。
われわれキリスト教徒の間に今日(こんにち)でもまだ尾を引いているマニ教の名残りを一掃するために、優れた人格としての、また権威としての「魔王(サタン)」などといったものは存在しないということをここで声を大にして叫んでおきたい。「魔王(サタン)」とはあらゆる罪業、あらゆる堕落、要するにあらゆる欠陥の擬人化である。(p.171 エリファス・レヴィ『高等魔術の教理と祭儀』祭儀篇)
これはエリファス・レヴィのオリジナルかと言えば、そうでもなく、古代悪魔学のひとつの結論でもあります。
アウグスティヌスとミルトンが明らかにしているように、サタンは自分自身が独立した存在であると夢想するときに、最も致命的な誤りを犯す。語それ自体の意味から言ってサタンの特質は虚構(フィクション)ということなのである。(N・フォーサイス 古代悪魔学 サタンと闘争神話 序章)
多くの人は子供の頃に押し付けられた誤った印象のままに、大人になって、そして大人になったにも関わらず、子供のときのレファレンスのままの偏見を持ちます。
しかし虚心に学ぶならば、子供のおとぎ話にはない味わいがあるのです。
サタンは虚構であり、「あらゆる欠陥の擬人化」であることを前提にすると、実在ではなく、情報空間の存在としてのサタンを使役できるようになります。
ちなみに、「使役」という感覚を一番明確に表しているのは、
四天王が邪鬼を踏む様だと思います。
これが「使役」の感覚です。
邪鬼を従えるというよりは、虐待していて、自分が出ていくまでもない雑魚が攻めてきたときに、邪鬼に活かせて退治させます。
陰陽師における「式神」という言葉もまたニュアンスは使役です。
「式神」の「式」とは「用いる」ということであり、使役するといことです。
神を用いるのが式神という技なのです。
これを認知科学を用いた気功という文脈で言えば、Controlとなります。それを訳すると「支配」となります。支配というと支配服従のイメージがありますが、たとえば誰かを支配するというのは、その誰かの心を折って、ロボットにするということではもちろんありませんw
そうではなく、相手の最も重要性の高い臨場感を操作することで、相手を支配するのです。
横断的に学んでいくと、同じものを繰り返し別な文脈で別な表現で繰り返されているのがわかります。そして何度も何度も繰り返しています。くどくどと繰り返しています。「もういいよ」と言うくらいにくり返されています。
なぜでしょう??
そのカラクリはシンプルです。
ほとんど誰もその真意を理解しないからです。
真意と言っても、別にひねくれて書かれていたり、なぞなぞとして書かれているわけではありません(そうとしてか読めないものも多々ありますがw)。
そうではなく、まっすぐに読んで、まっすぐに理解するだけの論理性と抽象度を持つ人が少ないということです。少ないというか、ほとんどいないのです。
イエスはそれを明確に意識していたので、彼は不思議なグリモワール(魔導書)からくり返し引用しました。我々がイエスの言葉だと思っているものは、実はその不思議なグリモワールからの引用です。彼自身のオリジナルの言葉というものは皆無と言っても良いほどです。
「人はパンのみに生きるにあらず」から「神よ、神よ、なぜ我を捨てたもうたのか」の悲痛な叫びまで、すべて実は引用です。
ちなみに中村元先生によれば、釈迦も同じように不思議なグリモワールを持っていたそうです(これはまたスクール等でも紹介しますが)。
横断的に学ぶことによって、その共通点が浮かび上がってくるのです。
その共通点をかつては「真理」などと言いました。
陰陽師の「式神」の式と四天王の邪鬼に対する態度と、魔術師が悪魔に対する契約、 認知科学に基づく気功の「支配」などが全て同じものを指すのです。
(引用開始)
すでに述べた如く、魔術的能力を獲得するためには二つの事柄が必要である。すなわち、意志を一切の隷属から解放すること、それと支配する技術を意志に教え込むこと。 (p.74 エリファス・レヴィ『高等魔術の教理と祭儀』祭儀篇)(引用終了)
エリファス・レヴィが言う「魔術的能力の獲得」のために必須の2つのこととは非常にシンプルでした。
まず「意志を一切の隷属から解放すること、それと支配する技術を意志に教え込むこと」です。(シンプルながら、実現は大変ですけど)
これをゴール設定に引き寄せるならば、一切の洗脳から自由になること、そしてゴールを設定し、それに自分を従わせるということになります(たぶんw)
エリファス・レヴィに言わせれば、エデンの園での蛇とのいささかいも別な様相を呈します。
そして、この年を経た蛇(悪魔のことです)の誘惑は日々の我々の姿でもあるのです。
(引用開始)
つまり魔術的作業のすべてはこの年を経た蛇の金縛りから逃れ、次いでその頭を足で抑えつけて、己れの望みの場所へそれを引き連れていくことにかかっているのである。「ひれ伏して、我を拝め、さすれば」と『福音書』の神話の中で蛇はこう誘いかける。「地上のすべての王国を汝に与えん。」魔術を修めんと志す者は蛇にたいしてこう応えねばならない。「ひれ伏すなどとは以てのほか、汝こそが余が足もとに這いつくばえ、汝にはなに一つ授けるものはない、ただ汝を下僕にして、余の望みのものを手に入れるのみ。余は汝の主君ならば!」この答えは〈救世主〉が彼にたいしてなした答えの中にも婉曲的なかたちではあるが、含まれているのである。(p.74 エリファス・レヴィ『高等魔術の教理と祭儀』祭儀篇)
ちなみに、「地上のすべての王国を汝に与えん。」とはご承知のとおり、福音書の荒野の誘惑の一節です。
参考のために、福音書のその部分を引用します。
4:5 それから、悪魔はイエスを高い所へ連れて行き、またたくまに世界のすべての国々を見せて
4:6 言った、「これらの国々の権威と栄華とをみんな、あなたにあげましょう。それらはわたしに任せられていて、だれでも好きな人にあげてよいのですから。
4:7 それで、もしあなたがわたしの前にひざまずくなら、これを全部あなたのものにしてあげましょう」。
4:8 イエスは答えて言われた、「『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。(ルカによる福音書)
エリファス・レヴィが言いたいのは、イエスもまたその意味では魔術師であるということです。
そして魔術師として適切な回答を悪魔に対してしたのです。
我々が魔術や錬金術を学ぶのは、もちろんある種の超常的な脳力を獲得したいという半ば厨二病な動機もありますが、真剣に学ぶと他のジャンルの内容も頭に入ってくるようになるのです。
そしてそれらが「一つの声」で自分に語りかけてくるような錯覚に囚われます(錯覚ではないのですが)。
その感覚を喜びの源泉として、我々は次のフェイズ、次のレイヤーへ移動できるのです。それを平たく言えば、成長と言いますし、その成長の果実はクライアントに対する結果であり、クライアントの笑顔です!
いよいよ今年度のスクールも大詰めです。
(来月は風水師・陰陽師養成スクールです!)
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魔術師養成スクールと錬金術師養成スクールの奇跡のハイブリッドスクールを是非お楽しみに!!
【魔術師・錬金術師養成スクール 〜召喚魔術と賢者の石〜】
【日時】 1月19日(土)15:00~20:00
1月20日(日)12:00~17:00
【場所】 東京四ツ谷のセミナールーム
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具
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*1月の魔術師・アルケミスト(錬金術師)養成スクールは1月19日、20日の土日開催です。開催時間もここ最近と同様に初日15時、2日目は13時予定です。地方から来られる方に優しい設計ですw
*上記のスクールを含めたセミナーの日程は以下の通りです!
1月19日、20日 魔術師・アルケミスト(錬金術師)養成スクール お申し込みはこちら
1月22日(火)はじめての気功「封入と式神の奇跡のマリアージュ」お申し込みはこちら
1月29日(火)寺子屋リニューアル「クリプキのウィトゲンシュタインのパラドックス」お申し込みはこちら
1月31日(木)まといのば講座では「喜ばれるセミナーコンテンツの作り方」をやります。お申し込みはこちら
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