ラッセルやアラン、そしてセネカを読んでいます!というメンバーからのメッセージをいただくことが多く、嬉しく思っています。
*写真は本文と無関係であり、どちらかと言えば今月の美肌プロ養成スクールのサブリミナルですw
彼らは我々のヒーローであり、偉大な先達です。
想像して欲しいのですが、彼らは偉人であり、我々の小さな学級のメンバーです。
少なくとも現状で60億の人がいるといっても、その全てと話すこともできず、もちろん過去の偉人たちのすべてと書籍を通じて会話ができるわけではありません。
そしたら、First things firstです。最重要なことを先にやりましょう。
義務のようにSNSやメッセージアプリや速報をチェックする手を少し止めて、彼らとの会話を楽しんだ方が早く行きたいところへ行けます。
先に着くのは足の速いものではなく、どこへ行くのか知っている者だ(セネカ)
ポケットに入っているiphoneやアンドロイドは古典叢書だと思うことです。たとえばKindleのためのハードウェアだと考えて、メールやLINEやSNSをチェックするよりも、ひたすら読むために使うと良いです。聖書からプラトン、アリストテレスからヘーゲル、ニーチェも何でもポケットに放り込めるなんて夢のようなデバイスです。
アレクサンドリア図書館をポケットに入れられるのです。恐るべき幸福です。
我々の資源は有限なので、できれば栄養価の高い(しかし顎は鍛えられる)食物を食べましょう
(古典というカチンカチンの干からびた食材を。しかし噛めば噛むほど味わい深いので)(そのうちでもアランやラッセルの一部の本やセネカ、プラトン、聖書などはかなり読みやすいかと思います)
たとえば、ラッセルはこんなことを言っています。
あいつら懐疑論者はそもそも非モテをこじらせており、非モテの理由を懐疑主義に誤って求めるから二重三重に誤っているとw
実際、懐疑論者などというものは恋愛不能者であり、しかも彼らは自分自身のこの不能を、間違ったことには、彼らの懐疑主義のせいにしてしまうことが多いのである。(ラッセル『幸福論』)
どこかのモテ理論も真っ青な正論ですw
恋愛不能者って、、、www
そう言えば最近の「まといのば」の標語は「非モテからヒモへ」でしたね〜。
(ヒーラーやコーチは非モテではアウトであるのは言うまでもなく、アルファである必要があります。当然に)
自分の愛する女性といっしょにいてこのような美しい事物(引用者注:音楽とか山頂の日の出か満月の下の大海)をいまだかつて一度もたのしんだことのない男、そういう男はこれらの事物が人間に与え得る魔術的な力を、あふるるまで、体験したことのない男である。(ラッセル『幸福論』)
魔術的な力をあふるるまで体験したことのない男が(女も)、魔術を施すことはできないでしょう。
そして、ラッセルはこの文章の直前にこう書いています。
恋愛はそれが音楽とか山頂の日の出か満月の下の大海というような最もよき快楽をいっそう大きくしてくれるものであり、それゆえに、高く評価されるべきものである。
平たく言えば、リア充礼賛です(ちょっと違うか)。
あの小難しい顔をいつもしていそうなラッセル先生が小林秀雄のようなことを言っています。
小林秀雄のようなことというのは、お馴染みのこちらのセリフです。
女は俺の成熟する場所だつた。書物に傍点をほどこしてはこの世を理解して行こうとした俺の小癪な夢を一挙に破ってくれた。(小林秀雄『Xへの手紙』)
ラッセル先生がなんと言っているかと言えば、、、、
さらにまた、恋は自我(エゴ)の強いカラを突き破ることができる、なぜなら、恋は生物的強力(cooperation)の一つの形式であり、この形式の中では二人各自の感情が相手の本能的目的の実現に必要なのであるから。
「恋はエゴの強いカラを突き破ることができる」のです。ここにアリストテレスを見ることもできます。人は共同体から出るとしたら、それは獣か神であるという政治学です。
平たくいえば、
いのち短し、恋せよ乙女
ということでしょう(多分)。
古典の世界の魅力的な登場人物たちに深く恋に落ちましょう!!
イエス様にも、クリプキ様にも、傍若無人なゼウス様にも、モーセ様にも、ラッセルにもセネカにも、アランにも。アリストテレスにも、プラトンにも。
そしてリアルにも世界に恋をし、目の前の魅力的な人々に恋をしましょう!
ゴール設定とは無機質なものでも、実験室でのこっそり行われる実験でもなく、もっと生き生きしたものです。恋に落ち、好きになり、心がゆさぶられる体験です。
それが自然でも古典でも、科学でも、魔術でも、呪術でも構わないので、動き出し、何かを掴みましょう。
ラッセルとアランは口をそろえてこんな風に言っています。
1つはこうです。
幸福は、非常にまれなる場合を別とすれば、幸福の単なる働きによって、熟したくだもののように、口の中へ落ちてくるものではない。
もう1つは、、
幸福を、一個のくだもののように味わったり語っているあのにせモラリストたちの泥沼から、人間精神を引き出さねばならない。くだものでもあっても、世話することによってうまいものとなるのだ。
どちらが、ラッセルで、どちらがアランか分かるでしょうか?
どちらでも良いのです。重要なのは偉大な人は我々の勝手な想像を裏切って、こんな素晴らしいメッセージを送っているということです!!
ちなみに、アランはもっと直截にこう言っています。
砂糖菓子は何もしないで溶けて美味しいものだから、多くの人はそれと同じように、しあわせも味わえるだろうと思うから、だまされてしまうのである。
まずは、恋に落ちましょう!
誰とではなく、その意識状態を選ぶことからスタートです!
p.s. というわけで、美しく健康になるための方法を自分に実践しながら、他人にも施す仕事をやっていきたい方へ!!
美容気功師のための、美肌プロ養成スクール、是非お楽しみに!!!!
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【場所】 四ツ谷のセミナールーム
【受講料】 230,000円(銀行振込、もしくはPayPalでのカード決済可能もです。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【書籍紹介】
「アルツハイマー病は、脳が炎症から身を守ろうとしたり、有益な物質が不足しているにも関わらず機能しようとするときや、有害物質の流入と闘っているときに起こる」という驚きの作業仮説によって、実際に結果を出している医師であり研究者の書です。
従来の仮説は「アミロイドβというタンパク質の塊が脳に蓄積されるため」というものでした。
その仮説に基づいて、アミロイドβを減らすために様々な試みがなされ、そのほとんどすべてが空振りでした。
それに対して真の原因は、炎症、栄養不足、毒素として、それを除去することでアルツハイマーの進行を食い止め、そして治癒をもたらそうとしています(いやーーー僕は、この流れは既視感があります。かつて代替療法たちが必死でやろうとしていたことを、現代科学がしっかりとやっている感じがします。代替療法は確かにほとんどがクソですが、その向かった方向性はもしかしたら正しかったのかもしれません。それとも、、、単なる古くからの歴史の繰り返しなのかも)
アルツハイマーと言えば、こちらの映画は素晴らしかったです。
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同じ白澤卓二さんの監修でこちらと装丁がそっくりw
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