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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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シンプルに考えればうまくいく、気功の上達も同じ! 〜触(さわ)ると変わる〜

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気功というのは掴み所がない鵺(ぬえ)のような存在です。

魔法のようでもあり、うまい話すぎる気もするし、騙されているような気もします。難しすぎる気もするし、でも気功が上手な人が賢くなさそうな気もしたりします。そもそもその幅広く小難しい知識がどこまで必要なのかも見当もつきません。


気功は不思議なものです。
どんなジャンルでもそうでしょうが、知れば知るほど無知の領域が増えてきます。

僕自身も多くの人と同様にこういう不思議な力に対して懐疑的でしたし、むしろ騙しのテクニックだと思っていました。批判的でしたが、、、、ミイラ取りがミイラになりました。

というか、より正確には、心身ともに絶望的な状況で唯一の光となったのが、この不思議な世界であり、家族や友人から見捨てられても、こちらを選ばざるを得なかったというのが現実です。


知れば知るほど結果はついてきますが、しかし知れば知るほど分からないことが増大していきます。

手の中におさまるほどのちいさな知識の風船だったものが、それがどんどん巨大になればなるほど、知と無知の境界線(境界面と言うべきか)はどんどん大きくなります。すなわち、知ることが増えれば増えるほど、無知はそれ以上に拡大していきます。


僕自身も気功を学びはじめたときの方が、今よりももっとはるかに「知っている」つもりでいました。
いまは日々、気功の不思議さは拡大する一方です。


谷川俊太郎の詩に時間に関する素晴らしい詩があります。

読み方によっては、時に対する知識の変遷に感じます。

(引用開始)
三才
私に過去はなかった

五才 
私の過去は昨日まで

七才
私の過去はちょんまげまで

十二才
私の過去は恐竜まで

十四才
私の過去は教科書どおり

十六才
私の過去の無限をこわごわみつめ

十八才
私は時の何かを知らない


(「生長」谷川俊太郎)(引用終了)3年前の記事ではじめて引用しました。三才 私に過去はなかった 五才 私の過去は昨日まで(谷川俊太郎)


とは言え、ある程度、気功をやってきて今言えるのは、以前と変わらず気功の本質はシンプルだということです。

マジック(奇術)のカラクリは高校の物理学や化学のレベルで知ることができますし、拍子抜けするほどシンプルです。

しかし、気功の理論のカラクリを知りたいと思ったら、宇宙の不可思議を集めてきてもまだ足りないほどです(だからこそ宇宙物理学から地政学までありとあらゆることを広く学びながら、我々は賢者の石を探しています)。



ただ、本質的なカラクリを知りたいのではなく、ただ気功を使いたいという人にとっては、気功は本当にシンプルです。


気功とは「触れること」です。

さわることです。

触れば変わるのです。


たとえば身体であれば撫(な)でることです。


肌をなで、骨を押し、脂肪にさわることで身体は変わります。それも驚くほど変わります。


今度、美肌クリームのプロ用のスクールを開催します。そこで美容整形についてかなりガッツリとやる予定です。たとえば、顔を書き換えたいと思ったら、適切に触れていくことです。
顔面筋をひとつひとつ意識しながら、触れていき、骨格を意識しながら骨に触れると顔は驚くほど変わります。特にリガメント(靭帯)は大きなポイントです。





柔軟性などもそうですが、柔らかくしたいと思ったら張っている部分を徹底的に触ることです。

触ることで、瞬時に書き換わることをしっかりと体験すると、それは気功の本質を理解できたことになります。


たとえば高岡英夫先生のシステムの一つに「ゆる体操」という素晴らしい体操法があります。
これも触ることでゆるめるという気功と同じカラクリを使っています。
触れて書き換えるのです。

肩が上がっていると思ったら、肩をなでることです。
肩に力が入っているなら、肩に触れながら、手を動かすことです。

触れると意識してしまって、むしろ筋肉に力が入るという考え方もありますが、、、、息を吸ったら吐かなくてはいけません。力を入れたらそのあとは脱力します(筋肉の拘縮とは息を吸ったまま、吐くのを忘れた状態です。だからこそ息をもっと吸わせれば、すなわちもっと力をいれると、ゆるむのです)。


では、見えないものはどうやって触れるのでしょう?

(実はプシュケーという気の玉のワークでは物理的には見ることが出来ないけど、物理的に触ることができるものを題材にしています。そう、空気です。気体は目には見えません。しかし風のように感じることはできます)

さわれないものはどうやってさわるのでしょう?

人間関係や愛情や嫉妬や怒り、権威など、大事なもので見えない、触れられないものはたくさんあります。


先に天下り式に結論を言えば、見えないもの、特に触れられないものに触れる方法はシンプルです。



名前をつけることです。

名指しです。

ネーミング(Naming)ですね。


名前をつけることで、我々は情報空間において触るのです。

これが気功の本質的なカラクリです。


だから名は咒なのです。

(すなわち名指しは必然性とつながるのです。
固有名詞はすべての可能世界をまたがる固定指示子なのです。
親が付けた自分の名前は存在論的網の目の中で、自分を指し示すのです。同様に名前は定義ではなく、ネットワークを逆探知するものなのです)


これは動物行動学などでも同じことが言われているようです。すなわち人間のように世界を分節化できているのは人間だけかもしれないのです。名指しによって、我々は世界をバラバラに分解できます。

しかし、他の動物はもっとべったりとした世界に住んでいます。

たとえば音楽を聞くときに、音楽を嗜む人であれば、どの楽器がどんな音を奏でているかまで詳細に意識できます。しかしBGMとして聞くのであれば、のっぺりとしたひとつのものとして聞くでしょう。

絵画を観賞するときも、知識があれば、技法も主題もくっきり見えてくるでしょうし、画材の知識があればもっと分節化されるでしょう。その意味でまさに絵画は読むものです。

料理をする人であれば、料理を食べるたびにレシピが浮かび、下ごしらえが浮かぶでしょう。でも料理をしない人は、美味しいか否かとか味くらいしか情報がありません。

香りが好きであったり、アロマセラピストであれば、微妙な香りを嗅ぎ分けるでしょうが、そうでなければ良い匂いか臭いというシンプルな二元論になってしまうかもしれません。


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整体師や理学療法士や医師のように身体に触れることを日常的にしている人であれば、ちょっと触っただけで筋肉も骨も靭帯も脂肪も血流の情報も手の中に流れ込んできます。でも身体に触れることを専門にしていなければ、肌が温かいか冷たいかくらいしか分かりません。

五感のようにきわめて動物的な感覚ですら、それを支えるのは知識です。
知識とは名前のことです。
筋肉に名称があり、骨格に名称があり、靭帯に名称があり、神経に名称があります。
その名称と機能を知ることで、世界が広がります(機能もまた名称です)。
触れる世界が広がるのです。

だからこそ、知識がある人はもっと知識を求めるのです。
知れば知るほど世界が美しく広がり、自分ができることが増えるのが分かるからです。

自分の殻に閉じこもるのではなく、その殻を内側から大きく広げる唯一の方法が知識の習得だからです。

ちいさな空間で閉じこもっている人から見れば、大きな空間で移動している人のやっていることは魔法に見えます(しかし大きな空間というのも相対的なもので、本人にとっては狭すぎることが多いのです。だからもっと大きな空間にしたくなります)。


ですから赤ん坊のように何にでも触れ(口にいれ)、字を覚えたての子が読めるものを全部声に出して読むように、我々も声に出して読むことです。




それが気功という魔術の本質です。

我々はそれを「Rゆらぎ」とか、「意識に上げる」などとも言い換えますが、直感的に言えば「触れる」ということです。

幼子のごとく、無邪気にいろいろなものに触りましょう。
(でも蛇のごとく狡猾にフィードバックを取りましょうw)




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