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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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ダイナマイトを鉛筆で1000回こづいても爆発しない。しかし、ハンマーで一回叩くと爆発する。

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今回もテクニカルな話からスタートして、テクニカルな話で終始しますw(たぶん)。

 

施術にとりかかる前に、まず深呼吸をして、落ち着きましょう。

落ち着いて、相手(クライアントさん)の身体の軸を見ましょう。

 

その軸に対して、自分の軸をきちんとぶつけることが必要です。

ぶつける前にまず軸と軸(センターとセンター)を向かい合わせます。

 

これは正面で向かい合えということではありませんが(できるなら、それに越したことがありません)、相手の軸をしっかり意識すること、そして自分の軸(センター)を強烈に立ち上げることが重要です。

 

 

Boot Campの技術を学んで、最初にソルジャー候補生がやりたがるのは、技術をどんどん試すことです。

それ自体は良いことです。ただ、落ち着いて(^o^)

 

自分が習得した恐るべき技術をどんどん試して、どんどん結果を出して、クライアントの笑顔を見たい!!などと思ってしまいます。それは良いことですが、一旦落ち着いて、きちんと自分の軸と相手の軸を合わせましょう。

 

軸がピンと来ない人は、センターと考えても良いですし、軸やセンターがピンと来ない人は、クンダリーニとクンダリーニでも良いです。

 

 

丹田で考えたい(感じたい)という人は、腰(下丹田)で気的につながり、次に胸(中丹田)でつながり、最後にアジュナ(上丹田)でつながります。最後の上丹田同士のコミュニケーションを「まといのば」では白毫合わせと呼んでいます。

 

その上で、相手の可能世界のうち最も輝かしいものを選び(相手のゴールが叶った世界)、その相手(@輝かしい可能世界)と自分のシャナ(理想の自分)を向かい合わせます。

これをハイヤーセルフと言っても良いのですが、それはふわっとしたものではなく、非常に即物的なものと考えましょう

 

僕は「うしろの百太郎」の面談と言いますが、もう「うしろの百太郎」がわからない人が多すぎですw

 

 

シンプルに言えば、それぞれが持つ理想の状態同士をぶつける(面談させる)感じです。

 

これを相手の神に拝礼するという意味で、ナマステーと言います。

ナマスが敬礼や服従、テがYouです。

ですので、相手に敬礼するということですが、

相手の神(理想の状態)に対して、自分の神(理想の状態)が敬礼し合うというニュアンスで捉えると良いと思います。

 

これを一瞬で行います。

 

 

シンプルに言えば、軸と軸をぶつけます。

 

その上で、きちんと相手の情報場を読みましょう。

まずは相手の身体を読み、心を読み、声を響かせて(エコーさせて)、相手の情報場に中にひたります。

ひたりきります。

理解からはじめて、共感に至るようにしましょう(共感から始めると、いつまでも理解には至りません)。

 

ともかく丁寧に行うことです。

 

そのあとに実際に患部に触れ、身体に触れていきます。

そのときもあくまでも身体ではなく、相手の心に触れるように。

 

 

施術の現場というのは、自分のテクニックを披露する場ではありません。

相手を深く理解するための場です。

身体に関して、深く理解するシステムを「解剖直観」と言っています。

平たく言えば「愛」です。それは丁寧な理解から始まります。

 

逆に身体が見えるようになると、心も見えやすくなります。

情報空間も見えやすくなります(本当に)。

 

解剖直観を(ほんのわずかながら)身に着けたあとに、コーチングセッションをやったら圧倒的に結果を出たというフィードバックを多くいただきますが、それは必然的です。

ヒーリングセッションにせよ、コーチングセッションにせよ、本質的なカラクリは同じです。

 

 

解剖直観を学べば、コーチングにせよ、ヒーリングにせよ、圧倒的にやりやすくなり、圧倒的に結果が出やすくなります。それは論理的に考えれば必然的なのですが、なかなか理解されません(というか、聞く耳を持つ人は多くありません)。

 

 

ドクター・ストレンジ講座を受けた人は分かるように、その丁寧な理解(と観測)がエントロピーを下げるのです。理解したということは、そこに秩序がもたらされ、エントロピーが下がります(エントロピーは物理量であり、そのような主観的なものではないと主張する方は、、、いや、実際に物理量ですが、、、僕ではなく、現役の物理学者にその反論をぶつけてください。その前に最低限の勉強をしてから)。

 

 

そこからエントロピーが上がりながら、時間の坂を転げ落ちている間に、健康に収束するのです(いや、健康な状態に収束する蓋然性が上がるのです。そこが一番可能性が高いからです)

 

ちなみに、必要なテクニックは完全に無意識でできるところまで、繰り返し練習して身体に落とし込みましょう。

テクニックのことを考えたり、自分のことを考えている余裕は施術の現場でないはずなので。

 

ということで、丁寧に施術しましょう!

 

もっと緻密に、もっと正確に、針の穴を通すような繊細を自分に課すようにしてください。

 

いま、出ている結果に満足せず、もっともっと上を目指しましょう。

 

 

 

実際、たっぷりと対話と理解に費やし(Echoも駆使して)、正確に相手の状態が分かるならば(実際は施術しながら、手探りで観ていきますが)、本当にシンプルな手技で一気に解決します。

 

ただし、そのときも「じゃあ、このケースはカニの身で大腰筋をゆるめれば一発で改善!!」というざっくりさではなく、「この筋繊維の拘縮をリリースすべく、針の穴を通すような繊細でやろう」としてください。

 

繰り返し筋肉をもんだり、マッサージしたり、繰り返し関節を動かしているうちに、だんだんと改善していくというのは誤解です。

 

毎日、歩いても、歩き方は上手になりません。

幼い頃から立っているのに、いまだに僕らは上手に立てません。

 

単純な反復で何とかなるというのは嘘です。

 

よく言われることだが、ダイナマイトを鉛筆で1000回こづいても爆発しない。しかし、ハンマーで一回叩くと爆発する。(ポール・ウェイド『プリズナー・トレーニング』)(←強く押せとかそういうことじゃないですからね〜)

 

 

 

ハンマーで叩く一回を、場所を変えて叩き続けるのが施術です。

その場所の見つけ方を、失敗すると意味がないです。

 

ハンマーを持っているのに、ダイナマイトじゃない地面をガンガン叩いているとか、ハンマーを持っていないで、ダイナマイトを鉛筆でこづき続けるとか。

 

ハンマーで次々と違うダイナマイトを正確に叩き続けるのが施術です。

 

それを傍から見ると単純な手技を繰り返しているように見えてしまうのです(それはそいつの目と目の奥の臓器が悪いだけ)。

 

そう見えるだけで、実際は毎回こまやかなフィードバックを取りながら、頭の中で仮説と実地の検証を高速で繰り返しながら、必死で改善への道を手繰り寄せています。

 

 

というわけで、ともかく丁寧にやりましょう!

 

まずは自分の身体を丁寧に触りましょう。

 

自分の身体を粗雑に扱う人は、人の身体も粗雑に扱います。

そして、丁寧に触りながら、生きた解剖学を実践しましょう。

「この筋肉は何だろう?」といろいろ試しながら、解剖書を調べましょう。

解剖書はなるべく薄いやつを選んでください。最初は。

ゴツイ解剖書はたくさん持っていて良いのですが、それは読むものではなく、引くものです。調べるために使いましょう(調べたら、線を引いたり、ドッグイヤーを折ったり、書き込んだりしましょう。きれいなまま取っておきたい場合は、もう一冊保管用に買ってください)。

 

そしてすでにお客さんを持っている方は多いと思うので、ともかく明日からは「今日の100倍丁寧にやる!」と思って、がんばってください。

 

 

 

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解剖直観を身につけるには、ともかくまずは自分の身体を外と内からとことん感じること!!

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自分の身体の筋肉に丁寧にさわることができると、お客さんの筋肉にも丁寧にさわれるようになります。

 

単に手を当てるのではなく、皮膚の奥にある筋肉を感じてさわることがポイントです。

 

是非、上腕二頭筋から試して欲しいと思いますが、上腕二頭筋を感じることができて、肘を曲げ伸ばししながら、上腕二頭筋が動くのまで感じられれば最高です。

 

筋肉がねずみのように皮膚の下を走るようです。

 

この感触を一度覚えると、驚くほど他の筋肉も見えるようになってきます。

 

次は大胸筋であったり、大腿四頭筋であったり、大臀筋などを試すと良いと思います。

 

 

そして筋肉が判別できるようになると、皮下脂肪もわかるようになります。いわゆる浅筋膜ですね。

皮下脂肪と筋肉の境目が触診で明瞭になります。

 

これもこの感触を一度覚えると、他に応用できるようになります。

これを覚えるのは、大腿四頭筋が適しているように思います(たとえば腹筋群などだと、筋肉が薄すぎるのです。四肢の筋肉ほどの物量が必要です)。上腕二頭筋でも良いですが、下肢の方が筋肉の存在感が強烈です。

 

皮下脂肪と筋肉を腑分けできるようになったら、今度は筋肉同士を見分けます。

これも最初は上腕二頭筋と上腕三頭筋が分かりやすいです。

次は大腿四頭筋で、大腿直筋だけをずらすというワークが有効です!

ずらすことができると、大腿直筋はズルんとゆるみます。

 

もう耳タコでしょうが、カラクリはRゆらぎです。

 

筋肉がわかっていて触る触り方と、わかっていないで触るのでは大きく違うのです。というか、全く違います。

解剖直観を持ってさわれば、相手の無意識にそれは伝わります。

それは強烈なRゆらぎとして機能します。

ゆるむのです。

 

これは文字通り分かっているというだけではダメです。

解剖書を見て、名前を当てられるというだけではなく、自分の身体で感じられ、お客さんの身体で探し当てられるように自分を鍛えましょう。

とは言え、焦る必要はありません。

ともかく大きな筋肉(重要な筋肉)をしっかり覚えれば良いので。

 

自分の身体で感じられているからこそ、ホメオスタシス同調して、クライアントにも解剖直観が伝染します。どんどん伝染させましょう!!

 

 

 

というわけで、話を戻しますw

 

身体をよく触って、皮下脂肪と筋肉を腑分けできるようになったら、今度は筋肉同士を見分けます。

上腕二頭筋と上腕三頭筋が最適です。

 

その次は大腿四頭筋で、大腿直筋だけをずらすというワークが有効です!(この順番でBoot Campもやっています)。

大腿直筋を単独で、ずらすことができると、大腿直筋はズルんとゆるみます。

 

ちなみに大腿四頭筋は四天王のような比較的太い筋肉が4つ集まっていて、一緒に行動しています(比喩です)。

ところが、その一人を呼び出すと、突然ゆるみだしますw

 

四天王で集まっているときは威張っているのに、一人にした途端に、おとなしくなるかのようです。

 

大腿直筋の下にいて、ほとんど光が射すことのない(比喩です)、中間広筋も同様です。

大腿直筋をいくら押しても、中間広筋は厚いクッション(大腿直筋のことです)で守られているので、全く響きません。

でも、大腿直筋をちょっとずらして、中間広筋を押して上げると(ポイントは大腿骨に向かって垂直に押すことです。指で押すというより、大腿骨に押し付けて、大腿骨に筋膜リリースしてもらうイメージです)、中間広筋はその途端にびっくりしてゆるみだします(痛いですw)。

 

スクールでも大腿四頭筋のワークはしましたが、脚がはじめて意識に上ったというセラピストが多かったです。脚が塊だったのが、分かれて動き出すのです。これはかなり快感です。

本来全く関係のない四人が(言い過ぎですが)寄せ集まったのが、大腿四頭筋です。

 

 

これは三角筋も同じです。前部、中部、後部の3者は全く違う筋肉なのに、たまたまお隣さんなので、ひとまとめにさせられたと思うと良いです(僧帽筋もそうですねー)。

 

上腕二頭筋と上腕三頭筋が隣同士(なのか?)だからと言って、同じグループにすることはありえませんが、三角筋や大腿四頭筋はそういうところがあります(^o^)

 

まあ、とは言え、最初はまとめてひとかたまりで覚えましょう!

それが覚え方のコツです。

いつも全体像(ゲシュタルト)を意識しながら、です。木よりも森を見ましょう!

森を見つつ、木を見ましょう。

脳は全体像が見えていると、安心して個別具体的なことに集中できるものです。

 

ということで、最初はまとめてひとかたまりで覚えましょう!

腹筋群とまとめてしまってから、大腿直筋と腹斜筋群と腹横筋の4つに分けるようなものです。

 

ではここで、少し腹筋群について復習しましょう。

復習しましょうとは、タテ・ヨコ・ナナメですね。

 

*腹直筋が意外と長いことを知らない人が多いです。みぞおち辺りから、恥骨あたりまでの長い筋肉です。

知ると身体パフォーマンスがガラッと変わります。自分の身体で知りましょう。楽しいです!!

 

 

腹直筋というタテに真っ直ぐな筋肉が文字通り腹直筋。

筋肉が真っ直ぐなのは珍しいので、「直」の字を当てられています。他に有名なのは、大腿直筋ですね。

この2つは特殊なのです。

そして、斜めに走る筋肉が腹斜筋群です。

表層にあるのが、外腹斜筋です。

鼠径靭帯のVゾーンと平行にあるマッチョな筋肉が外腹斜筋です。

その外腹斜筋に直行しているのが、内腹斜筋です。深部にあります。

 

これも解剖をしてみると、解剖図通りです。絵と全くそっくりに筋肉の走行が観察できて感動します。

でも、腹筋群は僕らが想像しているよりはるかにペラペラですので、気をつけてください。切りすぎないように。

 

 

タテとナナメと来て、一番深部にあるのが、コルセットのような腹横筋です。

高岡英夫先生はコルセット筋とおっしゃっていました。最重要筋肉の一つです。

 

すべての動きの起点となるのは、腹横筋です。腹横筋を締めてから、動き出します。

肥満体の方の動きがのっそりしているのは(そうでない人もいますが)、腹横筋がゆるんでしまっているからです。素早く締められないのです。

 

ですので、お腹が痛かったり、お腹を切ったりすると動くのが辛いのはこれが理由です。腹横筋を締めるたびに激痛が走るからです。

 

じゃあ、なんでそんなところに脂肪を貯めるように進化したんだというツッコミが入りそうですが、そもそも進化の過程で作られたシステムには、太ることは想定されていません。脂肪細胞が出すレプチン(レクチンではなく)が脂肪細胞をこれ以上増えないように命令を出させるからです(じゃあ、なんで俺たちは太っているんだという反論に対しては、いつもながらのパターンですが、レプチンが多すぎて、レプチン抵抗性が生じているのです。そうすると文字通り歯止めが効かなくなります。恐ろしいことです。じゃあ、なぜレプチンが多すぎる自体が生じるのかと言えば、、、、そう、インスリンが多く分泌したことによるインスリン抵抗性ゆえですね)。

 

 

腹筋群もしっかり4つを使いこなせると、相当に面白いです!!

(鼠径靭帯が重要になってきます!)

 

ここらへんもゆっくりゆっくりで良いので、楽しんで自分の身体を愛(め)でて、ゆっくりじっくり学んでいきましょう。

焦ることはありません。

楽しいな〜と思っているうちに、思いの外に遠くまで来ており、思いの外に高いところまで来ているものです。

 

ソルジャー希望のメンターメンバーの中には、早く自分も追いつきたいと焦っている方がいますが、焦りは不要です。というか、逆に急ぎたいなら、まず焦ることをやめて、じっくりと自分の身体を触ることです。

(それでも、焦っていて、本気で急ぎたいのであれば、地方のチェーン店のヒーリングサロンでセラピストとして働き始めましょう!人の身体にどれだけ触れているかというのは大事です)

 

 

 

 

 

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下腿三頭筋はアキレス腱と踵骨の付着部に対する筋膜リリース、前脛骨筋は第一中足骨の足底面に対する圧

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またまたテクニカルな話から。

 

「まといのば」でいまやろうとしている気功整体というのは、かなりシンプルなものです。

解剖学ベースで言えば、筋肉を理解して(場所と起始停止と神経支配)、起始停止という付着部を筋膜リリース(平たく言えば圧を加える)することでゆるめるということです。

一言で言えば、付着部の筋膜リリースです。

 

 

多くの場合は筋肉が凝っているときは、筋腹というか筋繊維部分をマッサージしたり、ストレッチしたり、筋繊維を覆う筋膜をリリースしたりします。これはこれで非常に有効です。

 

ただそれに加えて、付着部(ゴルジ腱器官)に対して刺激を送ると、驚くほど素早く筋肉はゆるみます。

 

余談ながら、付着部が痛い(たとえば鵞足痛)の問題は筋肉自体が拘縮していることがあります。アキレス腱炎なども同様です。付着部が問題なのではなく、筋肉が固まって、付着部を引っ張ってしまっているのです。アキレス腱などは、子供であれば踵骨の付着部がはがれます。これはオスグッドと似ています。

 

 

ちなみに、オスグッドも大腿四頭筋の付着部が骨から剥がれる現象です。安静が重要と言われますが、安静ではなく、大腿直筋から中間広筋、そして外側広筋と内側広筋を徹底的にゆるめることが重要です。

ちなみに、逆に大腿四頭筋を一気にゆるめたいときは、付着部であるオスグッドの位置(脛骨)の部分を脛骨に向けて押して上げるのはかなり有効です。

膝に問題がない場合(主訴がなく、腫れなどもとくにない場合)などは、筋膜リリースが相当に痛くても大丈夫です。そこを押すことで一気にゆるめられます。これもフィードバックを取りながら試してください。

太ももがゆるんで、細くなるのであれば(ゆるめば血液も流れますし、むくみもとれます)、痛みは喜びに変わります。

 

またまた余談ながら、アキレス腱に関しては、僕自身も手術の適用しかないと思っていたのですが、保存療法があることを最近知りました(不勉強ですねm(_ _)m)。

足首を伸ばして(アキレス腱が縮む状態)でギブスで固定して、そのまま保存しておくと、つながるという方法です。

なるほど、と思います。

どちらが良いと僕らが判断できることではないので、ご本人と医師との相談で決めることですが。

ただ選択肢があるというのは良いことかと思います。

 

 

アキレス腱炎やアキレス腱の切断なども、基本的にはアキレス腱や付着部が問題なのではなく、筋肉が拘縮していること、慢性的に炎症を起こしていることが問題です。

とは言え、アキレス腱というのは下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)の付着部ですので、下腿三頭筋をゆるめることです(この場合は停止を圧迫はできないので、筋腹自体をゆるめるか、起始を筋膜リリースするのが有効です)。

 

で、話を戻しますと、大臀筋などもそうですが、大臀筋自体はかなり太い筋肉ですので、指などで押したところで指が負けてしまいます(ですので、肘や膝を使うのは有効です)。

しかし、付着部を狙って、腸骨稜、上後腸骨棘、仙骨および尾骨を押して上げると、面白いほどにゆるみます(これは是非、騙されたと思って試してみてください。苦労していた大臀筋のリリースが楽になります)。

同時に、停止である腸脛靭帯も押してあげます。

 

腸脛靭帯自体は龍脈における龍穴みたいなもので、大腿骨まで続く筋膜の表層でしかありません(太ももは3つのボックスに分かれています。大腿四頭筋のボックス、ハムストリングスのボックス、そして内転筋群のボックスです)。その区分けの一つが腸脛靭帯です。

 

 

腸脛靭帯を押す時は、腸脛靭帯をゆるめるというよりは(ゆるみませんし。ゆるんだように感じるのは、他の筋肉のせいです)、腸脛靭帯に刺激を送ることで、大臀筋をゆるめるということです。

腸脛靭帯は膝近くから探すと早いです(←重要なコツw)。

そして、大転子近くの腸脛靭帯を膝と手を使い、押しながら、起始も圧迫すると、起始と停止からのはさみ揚げとなります(はさみ揚げは冗談です。起始と停止から付着部を筋膜リリースできます)。

 

ちょっと余談ばかりですが、今回は下腿に関する筋膜リリースです。

下腿はとても硬い人が多いです(すみません、ただの冗談です。でも硬い人多いです)。

 

で、結構時間をかけてマッサージしても、なかなかゆるみません。

 

筋腹に対する働きかけとして有効なのは、ふくらはぎに関しては、ともかく揉むこと、そして、二頭筋の境目に掌底を挟み込んで、二頭筋を2つに割くイメージで施術をすることです。親指でも良いです。親指で脛骨裏面を押すイメージで。

また前脛骨筋に関しては、脛骨から引き剥がすイメージで、骨からスタートして、骨と前頚骨筋のスキマに指を入れるイメージです(この「指を入れる」というワークはよくやります。上腕骨骨頭と烏口突起とか)。

これも有効です。

前頚骨筋に対して、いくら筋膜リリースしても、まったく暖簾に腕押しです。文字通り、暖簾に腕押しです。

(ですが、強烈な方法があります)。

 

まず下腿三頭筋に関しては、これは他のスクールやセミナーでも公開しましたが、アキレス腱に対するアプローチがきわめて有効です。もう一つは踵骨の付着部ですね。付着部を筋膜リリースします。

また、前脛骨筋に対しては、第1中足骨の足底面を押すのがかなり有効です。停止に対する筋膜リリースですので、セオリー通りですが、是非フィードバックを取りながら、試してみてください。起始である脛骨の外側面の上の方を同時に押して、これも起始と停止のはさみ揚げも有効です。

面白いです。

 

 

下腿に関しても、ともかく大きな筋肉をゆるめてしまいます。

ダンサーに多い長母趾屈筋腱の炎症(手術の適用が多いようですが)も、下腿の大きな筋肉にアプローチしながら、長母趾屈筋を筋膜リリースして、正しいアライメントに持っていけば(骨だけではなく、筋肉も)、そして、そのアライメントを覚え直しをすれば、炎症もボロボロになった腱も回復します(切れたアキレス腱ですら、つながるのですから)。

逆に手術さえすれば、回復するというのは、痛みの原因を探らずに痛み止めを飲むのと同じです。

傷めているところが問題なのではなく、使い方が問題であり、認識の歪みが問題なのです。

 

施術の方針としては、脚のボスである大腰筋、同じくボスである大臀筋、降りてきて大腿四頭筋、ハムストリングスとゆるめていくことです。そして下腿三頭筋と前脛骨筋をゆるめながら、長母趾屈筋に働きかけます。

もちろん、最初から蟹の身をしてはおかしいので、腫れや硬さなどを本人にチェックさせながら、状況の理解をさせます。

 

理解が一番重要です!

 

というわけで、今日はC0関連を書こうと思っていたのですが、枕で終わってしまいました!

また次回に!!

 

*そうなんです筋膜って手で簡単にはがれるところもたくさんあります。

このケースは死体解剖ですが、同様に豊胸手術などは、なるべくメスをつかわず、指で剥離させ、届かない奥は器具を使って(メスではなく)剥離させるそうです。そうすると予後が良いので(メスで切っていないので)。

運命の「赤い糸」に導かれて、、、大腰筋も伸びるし、上肢の可動域も改善する!

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「まといのば」で、「赤い糸」と呼んでいるワークがあります。

 

二人が向かい合って立って、相手の手首を持って引っ張り合いをします。

 

合気道ですね。

 

そのときに、親指側を引っ張るのと、小指側を引っ張るので、全くパフォーマンスが変わります。

 

これはめっちゃ面白いです。

 

 

同じ力で試してみても、手首の親指側だけを持って相手の手を引くと、全く拮抗してしまいますが(力量差にもよりますが)、小指側を持って、小指側を意識して引っ張ると、魔法のように相手が動いてくれます。

 

このときに、指自体を持つと突き指させてしまうので、中手骨から手根骨あたりを持つようにしてください。手の平から手首ですね。指骨(指の骨)ではなく。

 

 

これ、何度も何度も赤ん坊のように不思議さを味わってみると良いです。一人ではできないので、誰かと(^o^)

 

 

これが、「まといのば」の気功整体の基本です。

(基本、いっぱいあるのですがw、身体に入れば、シンプルなことなので)

 

 

ここで強烈な秘密を教えます(^o^)

 

こっそりと。

 

 

実は下肢にも、この不思議な現象は起こります。

面白いことに、下肢はこれが逆転して、親指側を引っ張ると、相手の身体を動かせます(これはブログ読者さんならご承知のこととは思います!)。

 

相手にお尻をついて座ってもらいます。

その上で脚を投げ出す長座の姿勢になってもらいます。

 

そして小指側を引きます。するとそんなに身体は引っ張れません。

しかし、、、親指側を引くと、、、、驚くほど身体を動かせます。

 

面白いです!!

 

 

これを利用したのが、蟹の身です!

 

ですので、繰り返し繰り返しお互いにこの身体の不思議を味わって下さい。

(ちなみに、僕自身は筋膜連結というよりは、筋肉連結だと思っています←勝手な造語です)

 

実際に施術の現場ではこの「赤い糸」は繰り返し繰り返し使えます。

上肢を安全に施術するときも使えます。

(たとえば、上肢帯というワークというか、気功技術を用いたワークがありますが、かなり効きますが、リスクは大きいです)。

 

上肢の施術のときに、小指側のライン(経絡)を意識して(このラインを赤い糸と呼んでいます)、そこをスルスルと引っ張るようにすると良いです。

ざっくりと縫ったしつけ糸をひっぱってほどくような感じです。

早替えのときに糸を引くように。

 

同じく下肢でも使えます。

 

僕自身は仰向けに寝てもらって、足首の施術をしながら、この赤い糸を引くことで、身体のつまりと繋がりをチェックしたりします。整体としても有効です。

 

 

この「赤い糸」のワークを上肢でやりながら、小指と肋骨下部(の体側面)のツボを押してやると、肩の可動域は大きく変わります。

 

 

新体操男子の指導をしたときに、ブリッジを柔らかくしたいというリクエストに対して(彼らは十分に背中は柔らかいので)、施したのが、この「魔法のツボ」です。

 

体側面の肋骨下部に触れて(すなわち、くびれから真上に上がったところですね)、そこに意識を置いたまま、バンザイすると、肩関節は驚くほど伸展します。

 

ブリッジでボトルネックになっているのは、肩の可動域でしたので、彼らは驚くべきパフォーマンスを見せていました。

 

新体操選手レベルになると、背中はむしろ力を抜きます。集中すべき改善点は、肋骨下部の意識です。

プラスして、上肢の小指側の経絡(赤い糸)の感覚があると、スルスルと可動域が広がるのです。

 

 

 

 

 

これを応用して、自分の身体操作にも使えます。

 

たとえば、バレリーナのように美しく軽やかに脚を使いたいと思ったら、、、、

 

誰かに母趾(足のおやゆび)を引っ張ってもらいましょう。引っ張りながら円を描くように。

 

そして、自分の内転筋群をきちんと恥骨から鵞足まで(脛骨の内側)まで触ります。

そこを擦っておきます。

 

そして、内側を意識して動かします!

 

すると、脚が軽やかに動かせます。膝も自然と伸びたままです。

 

 

同様に上肢を動かすときは、小指を意識します。

小指を意識して、何か持ったり、小指を意識して、手を伸ばしてみると、軽やかに全身で動かせます。

手だけではなく、美しく動かせます。

 

たとえば、移動しようと思ったときに、小指に赤い糸がついていて、その赤い糸が引っ張られていると思うことです。

是非、ベッドで寝た状態から、親指で動くのと、小指を引っ張られて動くので違いを堪能してみてください。

 

 

これが面白いと思えたら、この赤い糸にゴールを結びつけることです。

ゴールに引きずられるようにして、動くのです!

 

 

身体の中では、赤い糸の経絡は上肢は中丹田に、下肢は下丹田につながっています。丹田から動くことになるのです(実際は軸が崩れるような感じになります。丹田とともにセンターも動かします)。

 

このワークはきわめて経絡的でもあるとともに、物理学的(筋肉連結?)でもあります。

 

これを利用すると、楽しく気功整体ができますので、是非試してみてください!!

 

 

 

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【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

 

 

 

【まといのば講座『副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)から観る未来の医療 〜身体を再ハックしよう!〜」】
【日時】 12月26日(木)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!

 

バレエに関してこれだけは知っておきたい解剖学とグルテンフリー、カゼインフリー、レクチンフリーの話

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バレエに関するテクニカルな話から。

 

バレエで最重要なのは、アンディオールです。

そしてつま先。

 

アンディオールについては、アンディオール筋と呼びたいのは大臀筋です。

 

大臀筋はお尻の筋肉ですが、お尻の筋肉という感覚を捨てた方が良いように思っています。

というか、お尻の認識の修正してから、大臀筋を再認識するとアンディオールがしやすいです。

 

(ここらへんは年末に開催するかもしれないシークレットなクローズドなバレエ講習会でやるかもです)。

 

 

お尻の認識の修正の仕方はシンプルです。

 

腰に触ります。

腰のくびれですね。凹んでいるところです。おへそのあたりです。

 

くびれに手を当てたら、そこからストンと手を落とすと、腸骨に触れます。

(手を上げると、肋骨下部です。肋骨下部から肋骨弓をたどるとみぞおちにぶつかります。そこが胸骨の下端です。ちなみに胸骨と恥骨を結ぶ長い長い筋肉が腹直筋で、この筋肉がY字やI字でキープするときにものすごく役に立つ筋肉です。

I字は脚でキープしても上がりません。実は体幹の秘密の筋肉をわずかに力を入れるだけで、脚が魔法のように止まります)

 

それはともかく腸骨(骨盤)に触れたら、そのまま腸骨稜を触りましょう。

腸骨稜をよくさわると、バレエがうまくなります(いや、本当に)。

 

ちなみにいま触っている腸骨稜こそが、脚です。

 

 

脚は股関節から生えていると思っているかもしれませんが、それがバレエ上達を阻害しています。

脚は明らかに仙骨から生えています。

 

専門的には下肢と呼びます。

下肢は、下に身体を表す「月」に、支えるです。身体を支えるということで、脚と手ですね。

上肢が腕、下肢が脚です。

 

上肢・・・腕

下肢・・・脚

 

そして、上肢帯が肩甲骨と鎖骨であり、下肢帯が腸骨です。

 

ですので、腸骨は広い意味で脚です(狭い意味では脚は股関節から下の自由下肢なので)。

 

 

話を戻すと、腰のくびれから手をストンと落とした骨盤(腰っぽい脚である腸骨)が脚なのです(厄介なのですが、骨盤というと、骨盤=仙骨+腸骨なので、また間違いなのです)。

 

まあ、用語はどうでもよくて、その手に触れている腰っぽいのが、実は脚という認識が大事です。

 

ですので、その腰っぽい脚(腸骨)を意識に上げると、脚が長くなり、バレエが上達します。

 

 

その腸骨稜を後ろにたどると、上後腸骨棘に当たります。腸骨稜から仙腸関節を降りていくあたりが大臀筋に起始です。かなり高いところにあるように感じますが、そこが大臀筋の起始部です。

 

大臀筋と書いて、バレリーナはアンディオール筋と呼びましょう。

いわゆる「お尻」に力を入れても、アンディオールはできませんが、大臀筋をしっかりゆるませ、少しだけ力を入れると、あっさりとアンディオールができます(本当に)。

 

 

で、自分の大臀筋がどんな状態かは、ぜひ、筋膜リリースでチェックしてみましょう。大体がこりまくっています(面白い器具があります)。

そのコリを解消すれば、脚は開きやすくなります。

アンディオールに苦労しないで、きちんと解剖学的アプローチであっさりと美しいアンディオールや5番は習得してしまいましょう。

 

その次に中殿筋をゆるめます。

中殿筋はいわばセンター筋です。軸足筋でもありますね。

軸やセンターをつくるのに意外なほどに役に立ちます(いや、大腰筋や大臀筋ほどではないのですが、すごく働きます)。

で、この中殿筋が強すぎると、相対的に内転筋群が弱くなります。

内転筋群というのは、文字通り内転をする筋肉。内転というのは、脚を締める動作です。

アレグロですね。シャンジュマンやアッサンブレ、カプリオールももちろん内転筋です。

 

内転筋群に対して、中殿筋のような外転筋が強いと、内転という脚を閉じる動作が下手くそになります。

 

内転筋群 < 外転筋

 

です。

 

このとき、焦って内転筋群のトレーニングをしてもダメです。

ピラティスみたいなこととか、内転筋群のチューブトレーニングとかがんばって始めるのはダメですw

 

 

なぜなら、内転筋群を鍛えれば、外転筋群がもっと強くなろうとするからです。

ポイントは、「押してダメなら引いてもみよ」です。

 

内転筋群を強くするのではなく、拮抗筋の(邪魔をしてくる)外転筋群をゆるむようにするのです。

 

収入を増やそうとするのではなく、支出をカットするのと同じですね(同じなのか?)

 

 

ちなみに、外転筋群をゆるむようにするというのは弱くするという意味ではありません。脱力しやすくするだけです。内転筋群が働くときに、外転筋群がしっかり脱力してくれるようにするだけです。筋肉はゆるんだほうが力は出ます。

ですから、センターや軸はむしろ強くなります。柔らかくなるほうが強くなるのです(なぜ?と思ったら、過去記事を参照して欲しいのですが、運動エネルギーというのは、主働筋と拮抗筋の差で出るからです。差分がポイントです。ですから力むと力は弱くなるのです。入れている力は強いのですが、出す力が弱いというパラドックスが起きます。弱小チームでも協力すると強いけど、強いチームでもお互いに足を引っ張り合うと負けてしまいます ←むしろ分かりにくい)。

 

内転筋群に関しては、触って固まっているようだったら、どんどんもみほぐしてください。

 

 

ちなみに固まっているかどうかよくわからないという人は、鵞足とかめっちゃ押すといいです。鵞足が痛いということは、そこを停止としている筋肉が固まっているということです。

座骨とかは、正直押しても痛みが分からないことがあります。なぜならいつも押されることを前提にしているからです(座骨で座るので)。

でも、座骨もきちんと筋膜リリースすると、ハムストリングスを一気にゆるめられます。

恥骨もですね。

そして、脛骨粗面もしっかり押しておきましょう。オスグッドになる場所ですね。大腿四頭筋のチェックができます。

大腿直筋は上前腸骨棘(ASIS)の真下にある下前腸骨棘が起始です。そこを筋膜リリースするのも有効です。

 

触り方としては、くびれから腸骨稜、腸骨稜からASIS、ASISから下前腸骨棘と手をずらしていきます。その上で、大腿直筋を緊張させてください。股関節屈曲などで。そうするとムキッと盛り上がります。そこを押してください。大腿直筋がゆるみます。

 

 

身体の使い方に関してはいろいろと面白い話があるのですが、かなり過去記事に書いています。

 

ただ、最大のポイントは腸骨稜を触って、そこ(腸骨)が脚と認識することです。

ですから、脚を開くのはBackからなのです(パリオペラ座の教えですね)。

仙腸関節から開くイメージです。

実際は仙腸関節はそのように可動しませんが、そこにあるのは大臀筋です(大臀筋の起始は仙腸関節と重なります)。大臀筋の収縮でアンディオールします。

 

大腰筋が使えて、大臀筋が使えて(その上できちんと腹横筋でコルセットを締め上げましょう)、その上で邪魔をしそうなその他の筋肉を筋膜リリースしていけば完璧です。

 

あとは使い方は過去記事を参照してください(大事なことなので二度言いました)。

 

たとえば、お腹痛いで脚を上げるとか(腹直筋の利用)、ASISを縦横斜めに使うことで、脚を自在に操作するなどです。基本は脚の付け根は仙腸関節ということです!

 

 

ちなみに、足のアーチが落ちている場合は前脛骨筋をゆるめるのが有効です。

前脛骨筋をゆるめるのには、停止を押すということで、第一中足骨底の付着部を押します。

ただし、このときに間違っても「じゃあ、竹踏みとか、足つぼマッサージで行ける!」と思わないように。

 

結局、解剖学なのです。

 

第一中足骨底を万が一押していても、それだけではダメなんです。

 

ここ重要なので、繰り返して強調したいのですが、、、、解剖学なんです。

 

前脛骨筋がここに停止しているんだなーとしっかり感じて、その前脛骨筋のゴルジ腱器官に刺激を与えて、前脛骨筋をズルんとゆるめよう!!!と思って、第一中足骨底を押さないとダメなんです。

 

足裏は解剖学的には5層あります。

たとえば、腹部が4層しか無いのに比べると、多いんです。

腹部は多いところで腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の4層です。

足裏はあんなにペラペラなのに複雑に5層です。腹筋は単純な4層です。

 

ですので、しっかりと前脛骨筋の停止を狙って押すことが大事です。

もちろんしっかりとフィードバックを取りながら。

 

 

そうすると!

足のアーチが復活します。

前脛骨筋は内反させると言われますが、それくらい強く足底を引き上げます。

前脛骨筋をバカにしてしまわないで、復活させましょう!

 

メンター生のPT(理学療法士)の方が、前脛骨筋に対する施術で第一中足骨底を使って、うまくいったというフィードバックをくれました。

現場で働いていて、前脛骨筋の施術にこれまで苦労されてきたからこそ、この衝撃が理解できます(嬉しいことです)。

 

理論的に考えれば当たり前なのですが、目の当たりにすると驚きます。

 

 

とは言え、ただ押すのではなく、しっかりと理解して押しましょう。

その「理解」が大事で、マニピュレーションはセカンダリーです。というか、理解の現実への写像がマニピュレーションです。

 

ですから、単に「どこを押したら良いですか?」ではダメなんです。根拠があって、そこを押さないといけません。もちろん何も知らなくて、ただ押しただけでも結果は出るでしょうが、理解があって押したら、圧倒的な結果を安心して出せます。

 

押すところリストで言えば、ASIS、下前腸骨棘、鼠径靭帯、恥骨結合、大転子、座骨、腸脛靭帯などです。もちろん烏口突起や乳様突起なども。

しかし、なぜ押すかを理解しない限りはどこを押すかだけでは、限界があります。

 

 

同じようにアドレナル・ファティーグ(副腎疲労)でも、「じゃあ、何を食べればいいんですか?」みたいな質問に対しては、グルテンフリー、カゼインフリーで、Sugarもフリーというか制限です(お酒やタバコ、ドラッグなどは基本的にNGです)。

あ、ちなみにグルテンフリーやカゼインフリーというのは、一種の錦の御旗みたいなものです。実際は小麦を避けましょう、乳製品を避けましょうということです。もちろんグルテンも、カゼインもヤバいのですが、小麦自体の問題、乳製品のカゼイン以外の問題があります(乳糖不耐症もありますし、穀物のレクチンの問題、残留する抗生剤の問題があります。小麦は穀物全般がそうですが、カビ毒があり、血糖値を上げすぎる問題があります)。でも、「小麦や乳製品を避けましょう!」というよりは、「グルテンフリー、カゼインフリー」の方が、Coolな感じがします。標語大事です。

でも、その標語を理論なしで学んで実践しても、うまくいかないのです。

理論を知って、標語を忘れた方がうまくいきます(結局は知は力なのです。これはダメ、これは良いというノウハウではなく、深いレベルでの理論の理解が大事です)

 

 

ということで、解剖学を理解し、自分の身体に触りながら「生きた解剖学」で、解剖直観を身に着けて、バレエ上達に励んでください!

 

 

【便利な筋膜リリースグッズ紹介】

筋膜リリースグッズなのですが、固定されているので、動かないのが便利です!

 

大臀筋や中殿筋だけではなく、脊柱起立筋群もいけますし、大腿直筋もいけます。腓腹筋も。

大胸筋などもゆるめられます。

かなり便利です。

 

 

 

「お腹が痛い」のもまたひとつの解剖直観なのか? 〜カラダが透けて見える解剖直観!〜

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怪我をすると、その部分の感覚が鋭敏になります。

 

分かりやすいのは、筋肉断裂などですが、断裂した筋繊維が「痛み」という形で我々に主張してきます。

 

これまで全く感覚のなかった部分が強烈に意識に上がります。

 

これが後々の解剖直観につながってきます。

解剖直観というのは、「まといのば」の造語で、身体が透けて見えることです。

もちろん透視ということではなくw、身体の中を視診と触診でしっかりと骨や筋肉が見えて、それを整体に活かせることです!

Boot Campという気功整体師養成スクールでは、この解剖直観を鍛えます!

 

 

整体あるあるネタで言えば、「怪我をしろ」などと言われます。

もちろん積極的に怪我をするのはダメですが、怪我をしたときに、むしろその経験を喜べということでしょう(たぶん)。

 

なぜならその部位(筋肉や腱や靭帯)に関する膨大な情報と臨場感が手に入るからです。

 

臨場感が手に入ると、それ以前とは全く違うパフォーマンスができます。

 

怪我はしないにこしたことはありませんが、雨降って地固まるということはあるのです。

 

 

もちろんもっと安全に意識を高める方法はたくさんあります。

 

ひとつは強烈な筋肉痛になることです。

これもかなり有効な方法です。

 

ただ、筋肉痛になるまでに追い込むためには、その筋肉だけをアイソレートして使えないといけません。

ですので、筋肉痛になるまで追い込むためには、その筋肉の意識がなければいけないという、卵が先か、鶏が先か状態になります。

 

とは言え、実際は筋肉痛よりも筋肉をアイソレートして個別に使うことが必要です。

そのためのコツは、、、、ともかく該当の筋肉をよく触ることです。さすると良いです。

もうひとつはポジションを正確にすること、そして解剖学を頭に入れることです。

 

 

背中の筋肉を鍛えようと漠然と考えるよりも、広背筋を鍛えようと思う方が良いのです。

(最初は背中の筋肉を鍛えようでOKですが)。

 

ちなみに、「まといのば」では、補助して懸垂などをさせることで、強烈に背中の筋肉を発火させるという方法を取ることもあります。これはかなり有効です!

ショックによって、目覚めさせる方法です。

 

ダイナマイトはハンマーで叩かないと起爆しません。

 

 

いま、「まといのば」のBoot Campでやろうとしているノウハウは非常にシンプルなものです。

 

たとえば、アキレス腱(とその付着部)から下腿三頭筋をゆるめたり、前脛骨筋の停止(第一中足骨底)の筋膜リリースによって、前脛骨筋を一気にゆるめたりという、付着部にフォーカスした方法です。

 

(ちなみに唯一付着部をいじれないのが大腰筋です。ですので蟹の身というストレッチを用います)

 

 

付着部にフォーカスすると、身体の筋肉のマップがかなりシンプルになってきます。

大きくて派手な筋腹に対して、ひっそりとした付着部たち(縁の下の力持ち)にスポットライトを浴びせることで、一気に状況が変わります。

 

鵞足(の筋膜リリース)などは、まとめて3つゆるめられます。薄筋と半腱様筋と縫工筋をゆるめられます(実際は深くゆるめていけば、深鵞足から半膜様筋も)。

 

筋腹自体を圧迫するのはもちろん有効です。ただし、ゆるめるというよりは、チェックする感じです。チェックしながら、ほぐれそうなところを一気にほぐしていったり、皮である筋膜にアプローチして、筋繊維をゆるめるなどの発想でやりたいのです。

 

筋腹で筋繊維を筋膜リリースというか、マッサージによってゆるめようとするのは、抵抗に会います。

ですので、チェックするだけです(いや、たまには一気にほぐすことはありますが、それはもう「触れなば落ちん」になっているときだけです。無理はダメです)。

 

そして重要なのは順番です。

 

 

重要なものから、スタートしてトリクルダウンしていく感じです。

 

たとえば、大臀筋をゆるめていないのに、ハムストリングスをゆるめようとするのはNGです。

まず大臀筋をゆるめたいですし、大臀筋の前に大腰筋をゆるめたいのです。

 

ちなみに大腰筋をゆるめようにも周辺があまりに硬すぎる場合は、まず周りの瓦礫を取り除くことはあります。

ある程度ゆるめて、蟹の身のポジションになってから、大腰筋からゆるめていきます。

 

大腰筋をゆるめるときに、股関節を屈曲外旋(少し外転も)させます。その状態に力が入ってしまう場合(周りの筋肉が拘縮していて)、その筋肉をゆるめるのが先です。

これは手順以前に、大腰筋にアクセスできないからです。

 

 

で、本題に戻ります!

 

怪我をすると、その部分の筋肉がよく分かるので、臨場感が猛烈に上がります。

上がるだけではなく、その部分がなぜ怪我をして、どうやったら回復するのか、どう動けばよかったのか、これからどうすれば良いのかを、痛みの中で必死で考えます。

その経験が非常に良いのです。

 

そうやって、解剖直観が鍛えられていきます!

解剖直観のために怪我をするのはダメですが、怪我をしたら、それを幸運として、解剖直観を身につけるのはアリです!

 

ちなみに、「まといのば」では安静ではなく、以前から動かすことを勧めていますが、アスレチックトレーナーの世界でも、その傾向に変わってきているようです。とは言え、自己責任で。

 

 

で、お腹が痛いというのも、立派な解剖直観です!!

 

胃腸の感覚がかなり正確にわかる人っています。それを目指しましょう。

 

いま食材がどこを通っているとか、胃が膨らんでいる感じとか、腸の感触が手に入れば、それは臓器に対する解剖直観の萌芽です。

(下世話ですが、たとえば膀胱が満タンになる感じはありますし、便を催す感覚というのはあります。痔になれば、肛門や直腸に対する臨場感が上がります)

 

解剖直観は筋骨格だけではなく、臓器にも拡大していきましょう!

(呼吸によって、臓器がおしつぶされていく感じを味わったり)

 

そのことでクライアントさんの身体が透けて見え、心が透けて見えてきます!(たぶん!)

 

 

*「まといのば」で人体解剖実習を来年10月に開催します!

ハワイ大学医学部での人体解剖実習への参加です。10月3,4,5日(2日の夕方にオリエンテーションです)。

定員がかなり限られていますので、募集時期を告知してから、詳細の連絡をします!!

お楽しみに!!

 

プラトンが描く洞窟ではなく、実は阿片窟に囚われていると考えれば、小麦も乳製品もやめられるかも

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*アメブロのメンテナンスのために更新が遅くなりました。申し訳ありません。

テクニカルな話をいくつか。

(テクニカルな話というのは、専門的な話ということです。平たく言えば内輪向けの話ですね)

 

まず、テストステロンに関する気功技術を廃盤にします。

基本的には、気功技術を廃盤にすることはないのですが、この技術は廃盤にします。

すでに伝授した人から失われることはありませんが、今後は配らないという意味です。

これは、かなり面白い技術で、良い技術だったのですが、それほど注目を浴びずに引退ということになりました。

というか、別な技術への転生が決まったという感じなので、悪いことではありません(たぶん)。

 

 

次です。

 

僕のクライアントさんの話です。

長年、定期的に施術しているのですが、その症状が今回、一気に改善しました。

完全な解決にはまだまだ程遠いですが、希望の光が見えてきました。

 

神経痛と筋肉の拘縮が激しい方で、鬱も同時に発症していて、かなり厳しい状態だったのですが、一ヶ月足らずでかなり改善しました。

 

 

その秘密は、、、、

 

新しい整体の方法を導入したから、、、、、、ではなくwww

 

 

 

ご本人が唐突にレクチンフリーに目覚めたのです。

(レクチンフリーって何?という人は、「アディトレ」などでブログ内検索してみてください。もしくはガンドリー博士の著作を読んでください)

 

これまでも「穀物は避けましょう」とか、「小麦をやめましょう」とか、「糖質制限で」、、、みたいな話は、クライアントさんにしてきたのですが、「お米好きなんです」「パンはやめられなくて」「食べるものがなくなるじゃないですか」というような感じでうやむやになってきました。

 

 

ですが、家族のことで、どうしても解決しなくてはいけない事態に追い込まれて、小麦からやめてみたら、かなり結果が出たようです。

そこからガンドリー博士のレクチンフリーにハマり、やればやるほど結果が出て、、、どんどんハマったみたいです。良いことです。

 

*中殿筋

 

ちなみにお子さんがいるお母さんなどであれば、子供がやたらに牛乳を飲みたがったり、パンをやたらに食べたかったり、お菓子やジュースなどの糖類はもちろんですが、中毒症状になっていることにうすうす気付いていると思います。

 

また、もちろんご自身もパンがなかなかやめられなくて、「これ、麻薬でも入っているのでは?」と思った人も多いでしょう。

もちろん、パンには誰も麻薬を入れたりはしませんが(それこそ都市伝説レベルですね)、しかしその体感は正しいのです(後述しますが、現在の小麦はペプチドに分解された時点でモルヒネ様物質として、中毒性を発揮します)。

 

そもそも小麦自体は猛烈に血糖値を上げます。甘いものだけが血糖値を上げるわけではありません。

(タピオカなども普通に考えれば劇薬みたいなものですw)

上がった血糖値を下げるために、インスリンが大量に出て、大量のインスリンのおかげで機能性低血糖になり、また血糖値を上げるものが食べたくなります。

 

典型的な中毒パターンです。

 

小麦を摂取 → 血糖値が短時間で急激に上がる → インスリンを大量に分泌して、血糖値を下げようとする → 血糖値が急激に下がる → 低血糖症状が出てくる → また甘いものを食べたくなる →(繰り返し)

 

そしてゆるやかに(いや比較的に短時間で)インスリン抵抗性が生じます。

インスリン抵抗性が増せば増すほど中毒の甘い罠に囚われていきます。

 

タバコなどもそうですが、ニコチンで血流が回復しますが、それは本来の状態に戻るだけで、いつもはタバコのせいで血流が阻害されているのです。ですので、血管が縮小していて、うまく老廃物が運ばれず、酸素や栄養も送られないので、肌に症状が出ます(肌に出ない人もいます。だからと言って、発がん性物質を大量に肺に入れて、肺胞から血流に流し込んでいることは否定できません)。

 

タバコで血流が回復するのですが、タバコによって血流が悪化されているのが一時的に本来の状態に回復するだけです。まさにマッチポンプです。

 

パンも血糖値に関してだけでも同じカラクリです。食べた直後は血糖値が上がるものの、そのことで(インスリンが出て)低血糖になり、また食べたくなって、食べて血糖値が上がって恍惚(こうこつ)となります。

 

 

とは言え、小麦の問題は血糖値だけではありません。グルコーススパイクだけではないのです。

 

有名すぎるグルテンというタンパク質は分解されてモルヒネ様物質として、我々に中毒をもたらします。

ですので、「パンはやめられない」という悲鳴になります!

やめられないのは中毒だからです。悪しきアディクション(中毒)なのです。

(小麦というと健康そうなイメージがありますが、我々が摂っている小麦はグリーン革命のときに作られた矮小小麦です)

 

でも落ち着いて考えて欲しいのですが、それは理性的な叫びではなく、身体の禁断症状です。

もちろん、小麦製品はパンだけではありません。ありとあらゆるところに入り込んでいます(市販のお醤油にも)

 

(解剖直観ではないですが、、、ちなみに、我々は加工食品の中身を化学的に透視することができます(^o^)

 

そう、成分表示です。

 

それも、多い順に記載するルールがあるので、我々は商品の裏面を読むだけで、解剖直観のように化学的な成分を透かしてみることができます。化学の知識があれば、より明確に見えます)

 

 

そして小麦の問題はそれだけではありません。グルテンもその一つですが、レクチンの問題があり、そしてカビ毒の問題があります。カビ毒とは、カビが毒という意味ではなく(カビは毒ですが)、カビの代謝物の毒のことです。これは火を通そうが残留します。

(穀物を食べた動物の筋肉や脂肪にも残留します)

 

食事制限や運動によってもなかなか落ちないお腹や背中の肉の課題はこのカビ毒という考え方もあります。

(それを落とす方法に関しては、いくつかのアイデアがあります)。

 

 

グルテンフリーやカゼインフリーにせよ、レクチンフリー(シュガーフリー)にしても、理論的な反論というよりも感情的な反発が多いのは、それが中毒だからです。それも隠された中毒です。

 

健康に良いと喧伝(けんでん)されているドラッグ(全粒粉パンなど)もあります。

(僕自身はコーヒーもそれに含まれると思います。中毒性がありますし、コーヒーもまたカビ毒汚染の問題から逃れられませんし、カフェインに対する耐性はどんどん強くなり、効かなくなります)。

 

という話はこれまでも、たくさん書いてきていますし、アディトレというシリーズのテーマでもありますので、半年前くらいに集中的に書いた記事を参照してください。

その前であれば、ケトン体質や糖質制限も同様ですね。

美肌クリームやその前の美女ボディなどと通じる話です(いまと見解が異なる点も多々ありますがw)。

 

 

ポイントは、我々の脳と身体はハッキングされているということです。

それは資本主義の餌食になっているということでも、もちろんありますし、善意によって絶望への道が敷き詰められているということもあります。ただし、重要なのは、生化学的に、そして遺伝子的に、免疫学的に、我々の脳と身体はハッキングされているということです。

 

脂肪やコレストロールにまつわる痛恨の歴史的ミスというのは、世界的な悲劇を生み、いまだにかなり深刻です。

1万年前の農業革命もまた痛恨のミスかもしれません。

 

我々はいまだに脂肪や油脂を食べると、それが脂肪になると信じていますが、「それでも地球は回っている」のです。

脂質が中性脂肪になるわけではありません。

 

 

知識を整理していけば、この業界の混乱が見えてきますし、恐るべき資本主義の悪魔性も見えてきます(ただ、そこは今回のアドレナル・ファティーグのテーマではありません。そこに憤ったところで、ダヴィデとゴリアテにはなりません。単にドン・キホーテのような蛮勇で終わります)。

 

僕らは憤ったり、システムの狂気に絶望するのではなく、システムにハッキングして、自分だけ助かろうとすることです。

大事なことなので、繰り返し言いますが、まずは自分だけ助かろうとすることです。

 

 

 

飛行機に乗ると、安全上の注意が流れます。

酸素が薄くなり、酸素マスクが降りてきたときは、まず自分の酸素マスクをつけてから、子供の酸素マスクをつけるように言われます。

これは確率論的に合理的な行動です。

 

親の愛情としては、まず自分の子供に酸素を吸わせたいと思うでしょうが、同じ試行を繰り返したときに、両方が生存する確率はまず親が自分の酸素マスクを確保することなのでしょう。

 

これは、脳のハッキングについても言えます。

 

洗脳から徐々に解けていくと、この世界はすべてが狂っていると思えるでしょう(実際に狂っています)。

でも、狂っていることが異常だと思うのが、異常です(笑)

異常ではなく、それが通常運転なのです。通常運転だから「正常」というわけではありませんが、まずは現実を受け止めることは大切です。

 

それを嘆いて、プラトンのように「哲人政治を!!」みたいな厨二病(ちゅうにびょう)にならないように我々はしましょう。

 

ポイントは社会が狂っていることを前提として、まず自分だけが助かろうとすることです。

大事なことなので、3度言いましたw

 

「家族と一緒に変わりたい」という感動的なことをおっしゃる方がいますが(素晴らしいことですが)、確率論的には家族が最大の抵抗勢力になります(いや、一番の抵抗勢力は自分自身ですが)。

 

ですので、自分だけ抜けることです。自分だけ助かることです。

 

 

身体と脳を再ハッキングして、圧倒的な果実を手にすることです。

圧倒的な成果を達成することです。その成果がどれほどのものかは、言葉にはできないほどです。

 

その視点から世界を再度眺めてみると、すべてはシンプルに見えてきます。

(実際は抽象度が上がって、これまでの世界を見ているので、秩序立ってシンプルに見えているだけですが)。

 

まずは自分だけ脱出しましょう。自分だけ酸素マスクを確保しましょう。

明晰な頭で周りを助けましょう。

自分も酸欠で頭も動かず、身体もしびれてきている中で、周りを全員助けようというのは、傲慢というか、無謀です。むしろ邪魔になります。

 

 

面白いもので、肥満にはマタイ効果が働くように(肥満の坂を転げ落ちるようにして、太り続けます。それ以上、太れないところまで来ると今度は質が変わります。病気を次々と併発していきます。そうやって坂を転げ落ちながら加速していくのです)、健康にもマタイ効果が働きます。

 

ちなみに、肥満が怠惰などという人はもういないでしょうが、実際にこれは自己免疫疾患であり、そして中毒であり、身体のシステムの暴走です。猛烈な意志力を使って、坂を転げ落ちるのを阻止するのがやっとで、坂を登ることなどはできないのです(奇跡が起きない限り)。

 

 

肥満から病気の坂へ加速度的に下っている人には想像もつかないでしょうが、山を登りきると、健康の坂を下りながら、加速度的に健康になることができます(ちなみに全くの健康体に見える人々や指導者たちも、実際は絶望的な疾患や痛みをたくさん抱えています。人は見た目では分からないのです)。

 

 

ですので、一人だけ勝ち逃げしようとう小乗精神がとても大事になってきます。

自分だけ助かれば良いのです。

というか、助かった人しか、他の人を助けられません。

酸素マスクをつけてから、我が子の酸素マスクを準備してあげましょう。

 

というわけで、話が脱線しまくっていますが、どんなに施術の腕が良くても、平たく言えば「医食同源」にはかなわないということです。人は食べたものができています。

肉体だけではなく、性格や人格、行動、体力、考え方などもすべて食べ物(化学物質)とその化学反応でできているのです。

 

このパターンってどこかで見たことがあると思います。

そう。

筋トレも同じです。

結局、食事がほぼ全てです。

 

 

人生のハッキングにおいても、食事は重要です。何を口にするかは重要です。いや、何を口にしないか、かもしれませんが。

 

というわけで、是非アディトレマスターになりましょう!

(受講生は動画教材を見直しておいてください)

(ヴァーチャル受講はまだ募集中です!)

 

ちょっとだけ、グルテンフリー、カゼインフリーをやって、ほんのわずかレクチンフリーを心がけただけで、精神も肉体も変わります。鬱が改善し、筋肉が柔らかくなり、脂肪が燃えるのです。

これが再ハッキングです。

 

楽しんで、人体実験をするようにして、ちょっとずつ変更を加えていくことです。

一気にやろうとするから増悪するので。

そして、試しながら、成功の果実を味わうことです。

 

人体は壮大な化学反応の集積ですので、一筋縄ではいきません。

この人にあうのが別な人には合わないといことがあります。

(たとえば、万人に良さそうな、プロバイオティクスもSIBOの人にとっては、症状を増悪させます。むしろ抗生剤で叩いてからの方が良い可能性もあります)。

 

繰り返しますが、自分だけ助かれば良いと考えて、人体実験をするようにして、ちょっとずつ変更を加えていくことです。

一気にやろうとするから、うまくいきません。

試しながら、成功の果実を味わい、謎解きをしながら、知識を蓄えていくことです!

 

今月のアドレナル・ファティーグセミナーお楽しみに!!!

 

 

【まといのば講座『副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)から観る未来の医療 〜身体を再ハックしよう!〜」】
【日時】 12月26日(木)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール受講生、メンター生(修了生)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!(ヴァーチャル受講も可能です!!)

 

 

 

と、その前に気功整体師養成スクール(Boot Camp)ですね!

 

 

【Boot Camp第1弾!!気功整体師養成スクール 〜名人達人への道〜】
【日時】 12月21日()15:00~20:00 

    12月22日()13:00~18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

いつかソルジャー(気功整体師)になりたいけど、まだ気功初心者という方はメンターがオススメ

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「まといのば」を最近知り、整体所とか、ソルジャーとか、Boot Campに突如興味が湧いたけど、何から始めたら良いかわからない、、、、という人にオススメなのは、OnLine MenTor(1期)です。

 

*オンラインメンターについて、詳しくはこちら!

【募集開始!】OnLine MenTorがいよいよ始動!!一年で圧倒的な能力を身につける! 2017年11月01日

 

というのも、ソルジャー希望でBoot Campに飛び込んでいる人の半数はメンター修了生です(半数以上かも)。

 

 

OnLine MenTorというのは、業界初の試みであった気功の通信講座です(笑)

基本的には毎月2本の動画教材で学習し、毎月遠隔で伝授を受け、毎月15分間のオンラインセッションで質疑応答をするというものです。LINEやメールでの質問はし放題です(^o^)

また、年に2回、1時間のパーソナルセッションも含まれます。

 

で、このOnLine MenTor(オンラインメンター)という通信講座は、もともとは東京から離れたところにいて、なかなか「まといのば」に来れないという方向けの講座でした。

「一年でプロのヒーラーになる」ための講座ながら、だいたい半年程度でプロとして次々とデビューしています。

 

そもそも「まといのば」のエントランス講座(初心者向け講座)が、平日の夕方ですので、地方在住ですと一泊必要ですし、半休を2回取らないといけません(深夜バスで帰って、朝から通勤される方もいました)。

 

ですので、動画で学んで、伝授を遠隔で受けて、キャッチアップできるようにということを想定していました。

 

ちなみに内容は相当に基礎の基礎を丁寧にやるというスタイルです。

 

現在の「まといのば」の「はじめての気功」では飛ばしてしまうような、基礎の基礎をとても丁寧に学べます。

 

 

たとえば、「気功の認知科学的な定義は、共感覚による内部表現書き換えですよ」というところからはじめて、無意識を意識に上げることでリアリティをゆらがす「Rゆらぎ」を定義し、そこから封入・結界・浄化の気功のBig3に至る基礎を丁寧に丁寧に学習します。

 

また、「まといのば」としては珍しく、場の力を使わず、あくまでも一対一という関係を貫いています。

セミナーやスクールもそうですし、このブログですら、場の力ということを使っていますが、メンターでは使っていません。

 

マン・ツー・マンにこだわっているデザインです。

 

 

全くの初心者を想定していたので、基礎の基礎を丁寧に学ぶというスタイルなのですが、驚くほどの結果をメンター生が出していました。

実際に全くの初心者が一年と言わず、半年ほどで華やかにデビューを始めたのを見て、こちらが驚かされることばかりでした。

 

 

デビューの仕方はいろいろあるのですが、大きな傾向として、せっかくのヒーリングのパワーを活かそう(それも不特定多数に)ということで、リラクゼーションサロンへセラピストとして働き出すという人が多かったのも、新鮮な驚きでした。

 

地方のリラクゼーションサロンにつとめて、そこでメキメキと頭角を現し、とうとう東京に進出し、店長をしている方もいます。

 

気功というのは、一種のチーティングみたいなものです。

他のセラピストが一生懸命に手技で筋肉をもみほぐそうとしているのに、気功師は筋肉をもみほぐしながらも、同時に気を流せます。

気功技術を持っていれば、より結果を出せます。

 

ですので、きちんと研修を受けて、そこのスタイルをしっかりマスターして、接遇も、コミュニケーションもしっかりしていれば、あとは独壇場となります。

並み居る先輩を押しのけて、指名を獲得できたりします。

 

リラクゼーションサロンのセラピストとして働く最大のメリットは、多くの人の身体に触れて、気功を施せることです。その経験が気功師としての成長を加速させます。

 

 

気功師の多くはコミュ障で、会話が苦手です。そして人の身体に触れる経験がほとんどありません。

気功師として優秀でも、コミュ障で人の身体に触ったことがほとんどないゆえに、その優秀さを市場(マーケット)に提示できていない人はたくさんいます。

 

ですので、サロンでのセラピスト経験というのは、大きなブレイクスルーにつながるのです。その後の独立起業のための大きな布石になります。

 

 

というわけで、「まといのば」にまだ通ってきていないけど、なんか面白そうと思っている方は、是非オンラインメンターという通信講座からスタートすることをオススメします!

 

詳細は過去記事を参照してください!

 

*オンラインメンターについて、詳しくはこちら!

【募集開始!】OnLine MenTorがいよいよ始動!!一年で圧倒的な能力を身につける! 2017年11月01日

 

 

p.s.

ちょっとテクニカルな話を(復習ですが)。

 

前脛骨筋の起始部に軽く触れて、背屈(フレックス)を軽くやってみてください。

前脛骨筋の起始部が収縮するのを感じれます。

力を入れずに、楽に背屈してください。

それを繰り返すことで、前脛骨筋の筋肉感覚みたいのができてきます。

これが自分の身体に対する解剖直観につながります。ひいてはお客様の身体に対する解剖直観につながります。

 

前脛骨筋のゆるめかたは、これまで勧めてきた方法は(今後も有効ですが)、脛骨から筋肉(前脛骨筋)を引き剥がすように指を入れるというものです。筋腹を指で押してもダメです。指が壊れるだけです。

肘とかで押しても、結構暖簾に腕押しです。

ですので、骨との際を攻めます。

最近の方法論は停止部への圧です。第一中足骨底を骨に向かって押します。骨に垂直に押すと、起始部が挟まれてゆるみます。前脛骨筋をモニターしながらやってみてください。

 

 

で、「何で前脛骨筋をゆるめる必要があるの?」という視点は大事です!

 

たとえば、ダンサーにとっては、土踏まずのアーチをしっかり作るのに有効です!

アーチに関してはいろいろなアプローチがありますが(「まといのば」で言えば、4つの足首回し)、前脛骨筋も有効です!

ダンサー以外にとっては、足が疲れにくくなります。なぜなら毎回アーチがグシャッとなりながら、歩けるからです(←分かりにくいw)

 

 

また、下腿三頭筋についても同様です。

底屈を軽く繰り返しながら、ふくらはぎを触ってください。これを繰り返しながら、下腿三頭筋の筋肉感覚を得てください。

それが自分の身体に対する解剖直観につながります。ひいてはお客様の身体に対する解剖直観につながります。

下腿三頭筋のゆるめかたも、筋腹を直接やる方法、二頭筋の裂け目を押す方法などがありますが、最近のオススメはアキレス腱と踵骨(踵の骨)の付着部への圧です。

アキレス腱に関しては、ともかく気をつけて触ってください。

かつては「腱や靭帯には触れるな」と言われたものです。傷つきやすいから、と。

このアドバイス自体は過去のものですが、いまだにある種の人には有効です。それは雑に人の身体に触れてしまう人です。

自分の身体を丁寧に触れて、人の身体にも丁寧に触れることを心がければ、腱や靭帯に対する施術は強烈な効果をもたらしてくれます(ちなみに、腱や靭帯というのは、いま流行りの「筋膜」の一つです。というか、身体のどこを触っても、筋膜に触れずに済むことはほぼ無いですが)

 

下腿三頭筋に関しても、「なぜ、下腿三頭筋をゆるめたいのか?」という視点が非常に重要です。

たとえば、「ふくらはぎをスッキリさせたい!」とか、「アキレス腱を長くしたい」とか、「ふくらはぎが疲れにくくしたい」などがあれば、下腿三頭筋をゆるめる動機が生まれるのです!(ちなみに、スッキリさせたいとしたら、アディトレやアドレナル・ファティーグの手法の方が早いです。筋肉というよりは、むくみなので)。

 

 



【OnLine MenTor 〜12ヶ月で気功師になる!〜】
【日時】 毎月10日、20日に動画教材配信! オンラインセッション(LINE通話等)は事前予約制、毎月5日前後に遠隔伝授。
【場所】 いつでも、どこでも、どんなデバイスでも!!(Vimeoでの配信。ダウンロードも可!)
【受講料】 年間60万円(お支払い方法は銀行振込、もしくはPayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。一括以外にも、2回、4回、12回払いも可能です!)
【受講資格】 ブログ読者の方
【持ち物】 ノートとペンと情熱、あとゴールを忘れずに!
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

【OnLine MenTor カリキュラム】
*毎月1回15分のオンラインセッション(事前予約制・任意、繰越も可。4回分をまとめて1回1時間の対面パーソナルセッションに切り替えも可能です。)
*毎月1回の遠隔伝授(初回はこれまでに伝授された技術の「全技術抜き」と「まといのば」の気功基本12セットMenTor版を伝授。任意)
(2ヶ月目からは、カリキュラム内容に沿った伝授です。任意)
(またカリキュラム以外の気功技術伝授を希望の場合は応相談、基本的には1技術あたり10万円です)
*動画教材をVimeoで配信(音声教材はギガ便での配信)
ラインナップは以下の通りです!
(4ヶ月に1回のペースで復習回が入ります。そこで一挙にレベルアップをはかってください)
*2018年6月以降の受講生は、年に2回のパーソナルセッションが着きます。(2018/07/05追記)
*特急コース開設!(2倍の速度で受講可能です。1ヶ月に2ヶ月分受講可能です。受講資格:スクール修了生かつ受講料一括お支払いの方)(2018/07/05追記)


1か月目 はじめての気功(希望者に対して、既存の全技術抜き+全技術伝授 )

2か月目 手を重ねる(美肌クリーム)

3ヶ月目 気の玉(内部表現とペットボトル気功)

4ヶ月目 レベルアップ!!!復習回 (はじめての気功、美肌クリーム、気の玉・ペットボトル気功)

5ヶ月目 封入(労宮、伝授)

6ヶ月目 結界(サイキックアタック)

7ヶ月目 浄化(水晶の浄化、ピエタ)

8ヶ月目 レベルアップ!!!復習回 (封入、労宮、伝授、結界、浄化、水晶の浄化、ピエタ)

9ヶ月目 伝統気功の奥義(チャクラ、クンダリーニ、丹田、大周天)

10ヶ月目 現代医学と気功(解剖学、腸腰筋、センター・軸)

11ヶ月目 密教とIQ(隠された秘密の教えとIQ向上のコツ)

12ヶ月目 レベルアップ!!!総復習、修了試験!!


*というわけで、お申し込みはこちらから。(PayPal決済も可能です!)
*すべてのカリキュラムを修了し、試験を通過された方は修了証が郵送されます!


p.s.たくさんの質問ありがとうございます!!
順次掲載していきます!

Q.1 Vimeoって、Youtubeみたいなものと聞きますが、スマホでも閲覧できますか?

A.できます!
こちらをスマホで再生してみてください!

LOST MEMORIES (French, English Subtitles) from Francois Ferracci on Vimeo.



こちらは2012年9月の記事でも紹介しました。懐かしいですね〜

これまでの動画教材はギガ便でMP4をダウンロードする形式でしたが、Vimeoに切り替えましたw
ですので、配信と同時にダウンロードせずにストリーミング再生できます(ご自宅などネットにつながっていれば、すぐに見れます!)
またもちろんダウンロードも可能です。サイズもオリジナルサイズでも圧縮版でも選べます。
(寺子屋やオンラインレコードも順次変更していく予定です!)


Q.2 銀行振込でも分割払いはできますか?

A.2 もちろんです!


Q.3 全技術伝授には特別な審査や追加料金はかかりますか?

A.3 希望者には全員行いますし、その際に審査や追加料金はありません!


Q.4 全技術ってカリキュラムにある技術全てということですか?

A.4 いえ、基本的に「まといのば」がこれまで提供してきた気功技術全部です。


Q.5 忙しいので隔月受講は可能ですか?その場合の12回払いはどうなりますか?

A.5 可能です。その場合の12回払いも隔月で2年間で支払っていただければ大丈夫です。
 

 


胸鎖乳突筋の停止ということで乳様突起を見つけたら、環椎の横突起と顎関節にも触れておこう!

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またまたテクニカルな話です。

 

C0(シーゼロ)と勝手に読んでいる術技のシリーズです。

 

ちょっと振り返ると、頚椎は1番から順番に動くという話でした。

 

1番 → 2番 → 3番 → 4番 → 5番 → 6番 → 7番

 

と動きます。

 

C1→C2→C3→

 

ですね。

 

*骨の長さということでは、頚椎にほとんど個人差はありません。

首が長い人と、首が短い人の差は骨ではないのです。使い方です。

 

 

ただ、たとえば我々が知識ではなく、視覚に頼って首を動かしてしまうと、5番から動かすみたいな無茶をして、首を傷めます。

首の付け根というのは、ほぼ耳のあたりにあります。

 

「こんなに高いところが首なんだ!!」と驚いてください(^o^)

 

驚きが重要です。

 

 

知識として知っていることと、その知識が身になることの間には大きな断絶があります。

 

広中平祐氏(フィールズ賞受賞)ではないですが、ショックによってのみ人は進化します。

 

 

同じことで言えば、四肢の付け根というのは、見た目と違います。

太陽の運行も見た目とは違います。

 

四肢の付け根、そして首の付け根の認識が変わると、動きが変わります(ここだけの話、幸福度もアップします。IQもアップします)。

 

 

で、C7から積み上げていって、一番上がC1ですが、その上に頭蓋骨があります。頭蓋骨をC0(シーゼロ)と冗談で呼んだのが、この技術群の命名の由来です。

 

ちなみに、この耳の横というのは、結構重要な部位が目白押しですので、まとめて触ってしまいましょう。

 

耳たぶのちょっと下から、首の側面を頭蓋骨に向かって指を沿わせると、乳様突起に出会います。

乳首の様な突起ということで乳様突起です。

そこから指3本分が胸鎖乳突筋です。

 

 

このWikipediaの図で観るとわかるように、かなり太いでかい筋肉です。

頭蓋や頚椎の中では最も大きな筋肉です。

僧帽筋は大きそうですが(面積は広いのですが)、体積は少ないのです。ペラペラです。

 

で、この胸鎖乳突筋によって、頭蓋骨(Cの0番)が動いて、それがc1,c2と伝わっていくと考えると、まずこの胸鎖乳突筋をゆるめるべきです!

 

 

とは言え、施術の現場で使ってみると分かりますが、相当に凝っている人ならともかくアスリートやダンサーでこの筋肉が凝っている人はいません。

筋腹が全く確認できないくらいにトロトロです(是非、「さあ、胸鎖乳突筋をリリースして、頚椎の問題を解決するぞ!」と意気込んで、絶望する体験をしてみてくださいw)。

 

逆に普通の方であれば、胸鎖乳突筋がリラックスしていても、ムキッと固まっていることがあります。これは施術の方針も立ちやすいです。

 

きちんとC0のカラクリを説明して、胸鎖乳突筋を説明して、触ってもらいましょう。

 

(↑ちなみに、「まといのば」では施術する時は、小学生であっても普通に解剖学の用語で説明します。本人のゴールに合致していれば、解剖用語は普通に頭に入ります。お茶を濁されるよりも、子供であっても、きちんと大人扱いされて説明された方が良いのです。

これは極端な例ですが、意識障害があっても、僕は発話して説明します。動物に対しても。動物などは面白くて、あたかも言葉がわかるかのように、そのあと大人しく協力的になります。これは、動物病院などで働いている方にとっては、普通のことかもしれません。

ちなみに、「先生にお任せします」という時代ではないので、きちんと説明して、納得してもらいながら進めることが重要です。

時代のせいばかりではなく、気功の本質ということを考えても、まず相手の脳内を変えて、そして身体を変えたいのです)

 

これまで硬かった胸鎖乳突筋がゆるむという体験は、触ってわかるので、楽しいです。

そのあとに首を動かすと、首に羽根が生えたように軽くなります。これまで何だったのかと思うでしょう。

 

これは胸鎖乳突筋の筋腹が硬い人のケースです。拘縮しているケースです。

 

 

ですが、身体を鍛えている人は、明らかに胸鎖乳突筋が拘縮しているようでも、実際に仰向けに寝かせてみると、トロトロです。

 

ここで頭を抱えてください(←しつこいw)

 

で、そこで、筋腹からゆるめる作戦から、停止部をゆるめる作戦に変えます。

 

これは簡単です。乳様突起(と後頭骨にかけて)を骨に沿って押します。圧をかけます。

(このときに、運動している状態を思い描いて、それを書き込みながら、ゆるめるという4D技があります。4D技というか、5次元技というかw、4つ目の次元のである時間を想定してやります。そもそも個別具体的にゆるめても、実際の動作というのは全身の連動なので、そのときにいつもの癖で動かされたら、ゆるめた意味はないのです)。

 

その上で、首を動かしてもらってください。

 

胸鎖乳突筋は重要ですが、もっと強くもっと強力なのがトン単位の力を出す頭蓋骨唯一の可動関節ですw

などと言わなくてもわかると思いますが、、、、そう、、、顎関節です。

 

乳様突起、顎関節、そして頚椎一番(環椎・C1)の横突起はすべて近いところにあり、すべて似ています。

 

繰り返しますが、乳様突起と顎関節、C1横突起は近いところにあるので、どさくさ紛れて全部触っておきましょう。意外と相関しています(意外でもないか)

 

 

顎関節に関しては、顎(がく)をガクッと外すとおぼえてください。

 

顎をガクッと、です。

 

ダジャレですが、ダジャレではなく、重要なコツですw

 

まあ、顎関節に関しては、顎関節症と関連して、過去記事にたくさん書いています。

これも覚えてしまうと、非常に応用範囲が広いです。

 

そして、C1の横突起にもきちんと触りましょう。

 

すべては慣れです(その「慣れ」を10年ではなく、数日で引き起こすのがBoot Campです)。

 

 

携帯を観る姿勢というのは、首が前に突出している不自然な形です。

 

これは、上部頸椎伸展して、下部頚椎が屈曲しています。自然な状態ではなく、しかしこれが「普通」となっています。

5kgから6kgという頭蓋骨が小さな骨のレンガ積みの上で不安定に置かれていますので、僧帽筋も大変です。

僧帽筋は遠心性収縮をされていますので、パツパツになっています。

 

 

ここで、大胸筋の広げ方を(肩関節の外旋)を思い出して欲しいのですが、菱形筋を鍛えれば良いというわけではないという話をしました。

いや、ハムストリングスと大腰筋の関係も同様です。

 

遠心性収縮(トレーニングにおけるネガティブ)というのは、一種のいじめみたいなものです。引っ張られているのに、いつも頑張らなくてはいけません。

 

幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません

 

ということになりかねないのです。

 

その疲れ切った僧帽筋を押したり引いたり(筋膜リリースしたり、ストレッチしたり)してはいけません。

ハムストリングスも同様ですし、菱形筋も同様です。

 

まずは主働筋をゆるめることです。そのあとに拮抗筋を使えるようにします。

 

ブレーキをゆるめてから、アクセルを踏むことです。そうでないとエンストしてしまいます。

 

 

というわけで、まずは胸鎖乳突筋をがっつりゆるめること、そしてC1から動かすことを理論的にも体感的にも頭と身体に覚え込ませて、大胸筋をゆるめて菱形筋がゆるむようにして、そのあとに僧帽筋に入ります。

ただし、そのころには僧帽筋はゆるゆるになります。

 

その上で、僧帽筋の起始を押しましょう(「まといのば」ではずっと大孔と呼んでいます。大後頭孔ですね)。大後頭隆起の正中線上ですね。

 

 

ともかく大きな筋肉から行うこと、そして起始と停止を近づけていたわること(遠心性収縮を続けている筋肉に対しては特に)、拮抗筋のブレーキを外してから、主働筋のアクセルを踏ませること(アクセルを踏むと、ブレーキが強くなるばかりです。ここでトレーニングの基本を思い出します。ポジティブよりネガティブの方が強く、そして成長しやすいのです)。

 

 

というわけで、今回もとっちらかっていますが(すみません)、これで終了です。

 

メンター生のお一人がグレイズ・アナトミーを買われたそうで、「面白い!」と読んでいらっしゃいます。

(メンターセッションで「第1版」をすすめたら、すぐに買ったそうで(^o^)

第1版はともかくシンプルで良いのです。4版を持っていて、余裕があれば、1版も覗いてみてください)。

 

 

 

 

その方が「最近のブログはネタバレですね」とおっしゃっていました。

まさにその通りです。

 

基本的には、「まといのば」のブログはとことんネタバレの精神でいましたが、特にBoot Campについては、とことんネタバレします。

(とは言え、スクール受講生はわかるように、書いても書いても書ききれないコツみたいなものが膨大にあるのですが)

 

ネタバレの理由は、この知識が広まって欲しいというのがあります。

Boot Campに来たり、ソルジャーになるとか関係なく、心ある施術家の皆さんのヒントになって欲しいと僭越ながら思います。

 

実際にこのブログに書かれているのは、かなり面白い知見だと思いますし(自画自賛w)、PTやOTやマッサージ師、整体師などで、かなりの数の施術をしていて、オープンマインドで、かつ解剖を知っていれば、ここで書かれたことだけで、結果を出せていると思います。

 

それにそれほどトリッキーではなく、オーソドックスですしね。基本は解剖学なので。

 

というわけで、ガンガン活用してください!!

そして、身体の面白さに目覚め、そして可能性に気付いてください。

一緒に楽しみましょう!!

 

 

 

 

 

 

気功についてはこれだけを知っておけばOKという話、ソルジャーやらBootCampやらそして知は力

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気功整体師をソルジャーと名付けて、ソルジャー志望者の募集をしています。

 

とは言え、いまはソルジャー(正規軍)というより、まだまだゲリラ部隊です。それも一匹狼のようなゲリラの寄せ集めですね。

 

 

でも、ゲリラでも圧倒的な軍事力を持つ正規軍を倒すぐらいの力を持つことがあります。

 

村上龍さんの小説の中で、ベトコンの恐怖を描いた帰還兵戦場カメラマンの独白がありましたが、ゲリラは物量ではなく、心を折りますね。戦闘意欲を削ぎます。そうすることで、圧倒的な物量差を乗り越えます。

 

ベトナムの夜の支配者はもちろんベトコンだった。政府軍やアメリカ軍の兵士は夜を異様なほどに恐れた。見張りの兵士達は、陣地の中に入ってきて音もなく一人ずつ殺していくベトコンをコンランと呼んでいた。コンランとは蛇のことである。(村上龍『ラッフルズホテル』)

 

BootCampの第1弾というか、「まといのば」本家バージョンは今月(というか今週)開催です。

2月か3月にまた追加開催を予定していますが、いまもすでに「まといのば」とRay式の両方受講される方がある程度いますので、彼らを一気に鍛え上げることに集中するとしたら、新規での開催はしばらく募集しません。

 

BootCampというのはもともとの意味は新兵訓練ですので、ここで言っているのは、気功整体師の育成システムですね。

 

すごくわかりにくくて申し訳無いのですが、BootCampという気功整体師養成のカリキュラムは、スクール2本と講習会10本程度で構成されています(現状は。今後はスクールの本数も期間もどんどん伸ばしていきます。なぜなら、習得すべきことが幾何級数的に増えるからです。

もちろんその分、ソルジャーたちも働きながらも、学習は続けてもらいますし、審査も続けます。

だからこそ、飛び込むなら今です)。

 

BootCamp講習会は気功整体師養成スクールとRay式マッサージスクールを受講した人のみが受講可能です。

(BootCamp=「まといのば」気功整体師養成スクール+Ray式マッサージスクール+BootCamp講習会)

 

 

というか、そもそもBootCampへの受講要件はスクールの受講要件と同じです。すなわち「まといのば」のセミナー受講か、メンター受講です。

 

ですので、いままっさらな状態から、トライしたいと思うのであれば、一番オススメなのは、OnLine MenTor(1期)の受講です。
OnLine MenTorを受けながら、数ヶ月して気功を数ヶ月実践できたら、リラクゼーションサロンに勤め始めると良いと思います。

そこで施術の経験を積みながら、チャンスを伺って(お金を貯めて)BootCampに該当するスクールにトライしてください。

 

そこまでには、幾度か顔を合わせてのオンラインセッション(毎月15分)もしているでしょうし、東京に出てきてパーソナルセッション(年2回、1時間)も受けているでしょう。

 

その状態で、ブログを読み込んでBootCampに入ってください!

 

すでに権利がある方で、すでに理学療法士や作業療法士、マッサージ師やリハビリテーション、介護などで働いている方は、急いで飛び込まれると良いと思います。

 

 

最初はゲリラ部隊なので、本当にシンプルな装備とシンプルな知識で戦えます。

でも、徐々に装備を揃え、メンバーを揃えて正規軍に切り替えていきます。

 

BootCampのメンバーは前回はお一人を除いて全員がリラクゼーションサロンのセラピストでした。少なくともプロとして施術をして、お客様からお金をもらっている方です。

募集要件にまだセラピストなり、国家資格取得者で勤務経験有りとは明記していませんが、少なくとも1年後にはそうなります。

そして2年後はおそらく国家資格取得者に限定します。あはき師でも、柔整やPTやOTでも医師や看護師などの取得者のみに限定します。

 

余計なお世話でしょうが、柔整などは、時代が代わり、風当たりが強くなってきています(これについても先月のスクールでは言及しました)。

そもそもの問題は彼らの技術に対しての対価が不当に低いことです。しかし制度設計上やむを得ないのです(違法行為はもちろんアウトなのですが)。

 

東京新聞 <税を追う>柔道整復師 不正請求横行 「白紙の小切手」水増し

全国の接骨院や整骨院で約三万八千五百件もの莫大(ばくだい)な療養費の不正・不当請求が明らかになった。今回明らかになったのは二〇一七~一八年度の二年間に企業の健康保険組合に請求があった分だけ。柔道整復師による不正請求は以前から指摘されており、国民健康保険(国保)や全国健康保険協会(協会けんぽ)などにも調査の対象を広げると、さらに不正請求が膨らむのは確実だ。

 

 

もちろんおそらくは、、、一般の方や、リラクゼーションセラピストへの道も用意しますが、別枠で事前に学習してもらいます(別枠のスクールなどを救済措置として用意します。おそらく)。なぜなら、やはり国家資格取得者の解剖の知識は素人に比べたら半端ないからです(^o^)

ですので、BootCampで、いまやっているような筋骨格の解剖の基礎を丁寧に教えることは難しいです(というか、実際、いま開催しているBootCampですでに、筋骨格の解剖の基礎はスキップしています。スキップというのは飛ばしているということです。みなさんすでに勉強されているので)。

 

 

ちなみに、「まといのば」のメンバーからたくさんのフィードバックが寄せられます。

実際に施術で結果を出している方も多くいます。

ただ、全く誤解して読んでいる方が多いのも事実です(気付いたら、こちらで修正しますが!)

誤読は一定数起きますので、その意味では自己責任で情報を取り扱ってください。

 

ですので、本気で学びたいのであれば、やはりスクールに2つ出て、講習会で繰り返し復習していくのが重要となります(当たり前のことですがw)。

 

 

という話を枕に今回は気功の話をします。

 

「まといのば」が定義する気功はきわめてシンプルです。

 

もちろん「まといのば」が発見した定義ではなく、苫米地理論に基づいていることは言うまでもありません。

 

気功を含む古来から伝わる様々な不思議な力とは「共感覚による内部表現書き換え」と定義されます。

ですので、気功もまた「共感覚による内部表現の書き換え」です。

で、ここらへんの話は過去記事でひたすらにしたので、割愛します。

 

ただ、「まといのば」では「内部表現書き換え」を特殊なこととは考えていません。

たとえば、この文章を読んで、あなたの心にこの文章が書き込まれることもまた「内部表現書き換え」です。

 

「20代男性の方は手を上げてください」と言われて、20代男性の方が手を挙げるのもまた内部表現を書き換えられた例です。心が変わり、身体が変わったので、手をあげたのです。

 

ポイントは「共感覚」です。

内部表現書き換えは日常的ですが、それを「共感覚」を用いることが少し特殊です。

とは言え、前段の内部表現書き換えの普通さを理解していれば、実は共感覚による内部表現書き換えもそれほど不思議ではなくなります。

 

 

 

気功というと、また違う極北から迫ろうとする人が多いので、失敗します。

まるで気功に対するCreativeAvoidanceかのように変な迫り方をします。

気功の現象のうち、魔法のようだったり、不思議に見えることをわざと拡大して、「自分には無理」と考え、それが「それは無理」に変わるのです。

自分が逆立ちができないからと言って、万人が逆立ちはできないはずだと断定するのは奇妙な話です。

自分ができなかったり、自分には理解できないことを、誰もができないとか、誰もが理解できないと拡大しないようにしたいものです。

 

なぜそのような混乱が起こるかと言えば、極端に不思議な現象から入るからです。

たしかに不思議なことはたくさんありますが、それはこちらの理解不足であったり、注意不足や観察不足のこともありますし、間違った因果関係を結んでいることもあります。

ですので、自分を信じすぎずに、淡々と学び実践するのがコツです。

(ですので、一見すると因果関係がはっきりしている気功整体をいまはメインに据えています)

 

ということで、「共感覚による内部表現の書き換え」という定義から派生するのが、Rゆらぎというテクニックです。リアリティーをゆらがすということで、無意識を意識にあげて提示するなどとも定義されます。

この「Rゆらぎ」という抽象度で観ると、気功だけではなく、メスメリズムや催眠、陰陽師、風水師、魔術師などの恐るべき技も包摂されることが分かります。

 

 

ですので「気功」をRゆらぎという抽象度で観ることができれば、横の移動が可能になるのです。

逆に気功というタコツボにおさまると、横の世界へは永遠の距離があります(そこらへんがOnLine MenTor2期のテーマです)。

3期はもっと強烈です(^o^)

 

ですので、抽象度を上げるということは重要です。上げるだけで降りてこれないというのは、抽象度が上がっているのではなく、抽象度と抽象度の間にあるリンボーのような空間にとらわれているだけです。

本当に上がったなら、移動は容易です(ただ厳密には一つ下にしか降りられません。それ以上には不可能です)。ただしその上下運動は大きな機能をもたらします。

 

想像して欲しいのですが、Rゆらぎをマスターしたら、気功だけではなく、魔術も陰陽師も風水も呪術も可能になるということです(もちろん知識という制約はありますが。そしてそれが本稿のテーマでしたw忘れていた)。それが上下動です。

 

 

何か違う話に逸れていっているので、本題に戻ります。

 

「まといのば」の気功の教科書というのは非常にシンプルです。

 

まず認知科学に基づく定義があり、そこから派生するテクニックとしての「Rゆらぎ」があり、その実践として、手を重ねて、手を意識に上げる(Rゆらぎ)があります。

 

手を重ねたら、少し両手の間をふくらませて、息を吹き込みます。

寒い冬に手を温めるように。

 

そしてその「息」を感じて、気の玉としていきます。

 

一気にホップ・ステップ・ジャンプですね。

 

定義「共感覚による内部表現書き換え」

 

 

Rゆらぎ

 

 

手を重ねる

 

 

息を吹き込む

 

 

気の玉

 

 

というホップ・ステップ・ジャンプです。

 

気の玉を感じられたら、気の玉を練っていきます。

泥団子をつくるように。もしくはおにぎりをにぎるように。

 

そこまで行くと、気功のBig3である、封入、結界、浄化が待っています。

 

 

で、本稿のテーマは、、、、

 

浄化しようとしても、知識がなければ浄化できないという話でした、、、が、、、スペースがないので、ここで終了です。

 

知識というのは、浄化しようとする対象に対する知識であったり、蟲など動物霊に対する知識であったり、肉体であれば解剖であったり、生化学ということです。

その知識がなければ、いくら浄化の技術が洗練されていても、見えていないものは操作できないのです。操作できないということは浄化できないということです。

 

 

平たく言えば、

 

知は力なり(フランシス・ベーコン)

 

ということですね!!

 

 

 

 

【Boot Camp第1弾!!気功整体師養成スクール 〜名人達人への道〜】
【日時】 12月21日()15:00~20:00 

    12月22日()13:00~18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生、OnLine MenTor受講生・修了生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

 

 

 

【まといのば講座『副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)から観る未来の医療 〜身体を再ハックしよう!〜」】
【日時】 12月26日(木)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール受講生、メンター生(修了生)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!(ヴァーチャル受講も可能です!!)

 

 

 

と、その前に気功整体師養成スクール(Boot Camp)ですね!

 

【書籍紹介】

冒頭に紹介したのは、村上龍さんの『ラッフルズホテル』です。

 

(引用開始)

「スペシャル・フォースのアンブッシュだ、動くな、動くと喉を切るぞ」

ふいに萠子はそう言ってわたしの頬と喉にシェービングクリームを塗りたくった。ほとんど彼女の言うなりになっているわたしだが、ベトナムのことを言われると腹が立った。今でもよく夢に見るし、わたしを支えているのはベトナムの経験だと思っている。これまでにも何度も同じようなことがあったが、例えばわたしが怒鳴りつけたりすると、萠子は嬉しそうに笑いだしたりする。だが、ベトナムのことを言われるたびに、この女とは別れなくてはならないという思いが強くなった。

 しかし、よく憶えているものだと関心してしまう。わたしはあまりベトナムのことを話していない。スペシャル・フォースなどという特別な用語も記憶にある限り一度しか使っていない。アンブッシュ、つまり夜襲に忍び寄る解放軍兵士の喉を切るために腹ばいになって待つ政府軍の待ち伏せ作戦のことだ。ベトナムの夜の支配者はもちろんベトコンだった。政府軍やアメリカ軍の兵士は夜を異様なほどに恐れた。見張りの兵士達は、陣地の中に入ってきて音もなく一人ずつ殺していくベトコンをコンランと呼んでいた。コンランとは蛇のことである。それを防ぐために、見張り自身がコンランを狙って闇に潜むようになった。それがアンブッシュであり、私は一度だけ現場にいたことがある。萠子のことを別にすれば、アンブッシュに参加した時ほど具体的な恐怖と向き合ったことはない。(引用終了)

 

えらてんさんが和田秀樹さんと動画を撮っていました。

ベストセラー作家の医者に年収を聞いたら衝撃的な額・・・!!!

和田秀樹さんの著作はこの30年ほどファンですが(「受験は要領」)、鉄緑会をつくったのが和田さんって迂闊にも知りませんでした、、、、。

 

えらてんさんの「しょぼい起業」は非常に面白いです。

(イスラム学者の中田考先生に「大学教授のなり方」を聞く動画も面白いです)

大学教授に簡単になる方法

 

人間は万物の尺度である(プロタゴラス) 〜自分の身体を通して、相手の身体を探り、謎を解く解剖直観

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*本日15時から、BootCamp第一弾である気功整体師養成スクール開校です!!

飛び込み参加も可能です!!

 

解剖直観と書いて「身体が透けて見える」と読みますが(笑)、そのカラクリは自分の身体を通して、相手の身体を探ることです。

探るというよりは、謎解きという方がしっくり来るかもしれません。

 

人間の身体は大きく観ると非常に似通っていますが(当たり前ですねw)、個別具体的に観ると全然異なっています(これも当たり前ですねw)。

骨格や筋肉の付き方は似ていますが、代謝やアレルギーやホルモンバランスは異なっているのです。

 

 

で、僕らとしては、大きく観て似通っている部分にアプローチして、確率論的に高いところから潰していって、身体を改善させながら、個別具体的な違いに割く時間を持ちたいと思っています。

 

何の話かと言えば、「まといのば」がこれからやりたいと思っている気功整体のことですし、僕らがこれまでやってきた気功整体の方針です。

 

(たとえば「起こりやすいことは起こりやすい」というトートロジーなどで言ってきました。確率論的に高いことは、起こる確率が高いのです。当たり前ですが(^o^)

当たり前なのですが、我々は自分の期待や認知の歪みによって、そう見えなくなるものです)

 

 

ちなみによくやってしまう人間的なミステイクというのは、自分の個別具体性を絶対化して、相手に当てはめてしまうことです。これは決して悪いことではないのですが、良いことでもありません。

親切心や相手を思いやる気持ちが、構造的に仇(あだ)になってしまうという残念なことになります。

 

自分にとって最善の方法が、相手にとって最悪の方法であることは有りえます。

 

たとえば、、、副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)にせよ、糖質制限にせよ、ケトジェニック(ケトン体質)にせよ、オーソモレキュラー療法にせよ、すべてはリーキーガットの道を通ります。

 

リーキーガットというのは、文字通りガット(腸)がリーキー(漏れる、穴が開く)ということです。腸壁を構成しているタイトジャンクションという細胞と細胞の隙間がガバっと開いて、そこから入ってはいけないものがガンガン入ってくることです。

 

 

本来は厳しい関所なのに、人が押し寄せすぎて、関所が崩壊している状態です。

 

腸内というのは、トポロジカルにはまだ外です。

 

内の内は外ということですね。

 

ですので、たとえば大便のような猛毒が身体の中を通っているにも関わらず(毎日、トイレでそれを確認できると思いますが)、僕らはその害を受けないで済みます。なぜなら内の内という外から外へ行くからです。

 

でも、リーキーガットはその体内と外の重要な境目を壊します。というか、境目である関所が壊れた状態がリーキーガットです。

 

で、圧倒的な結果を出している方法論のほぼ全てがリーキーガットを中心にデザインされています。

リーキーガットを通過して、立論されています。

 

リーキーガットというのは、腸壁だけの問題ではなく、ウロボロスの蛇のように腸内細菌叢と絡んだ問題です。

平たく言えば、腸内細菌叢が良い状態ならば、リーキーガットにはならなく、腸内細菌叢が荒れると(悪玉菌に支配されると)リーキーガットになります。

 

植物における土と根っこのように、腸内細菌叢と腸壁は共生関係にあります。

 

 

であれば、腸内細菌叢を改善するのが得策ということになります(もちろん腸壁の修復を狙う方法もあります)。

 

腸内細菌叢を改善しようとして、プロバイオティクスやプレバイオティクスとなるサプリでも食品でも摂取しようとするのは、一見すると必然的で論理的な流れです。

 

発酵食品を摂ったり、レジスタントスターチを摂取したり、サプリを足したり、食物繊維を意識したり、、、

 

ですが、以前も言及したようにいま増えていると言われる小腸内での菌の異常増殖(SIBO:小腸細菌異常増殖症)に対しては、この方法が悪手となります。

ちなみにSIFOは菌ではなく、カビです。

 

たとえば、ちょっとしか食べていないのに、お腹がぽっこりする(モデルさんなどに多い印象ですが)という人などは要注意です。

 

 

そもそも小腸はほぼ無菌状態です(胃も同様です)。そこに菌が増殖するというのは(大腸からの逆流と言われていますが)、異常事態です。そこに菌の増殖を促す食品やサプリを投入すれば、増悪することは必至です。

 

 

多くの人にとって良いことが、全ての人にとって良いわけではありません。

ですから、パーソナルなケアが必要になってきます。

気功整体というのはその意味で「謎解き」なのです。

 

 

分かりにくいという人は別な例で考えてみましょう。

 

たとえば、バレエ系の気功技術に「4つの足首」(もしくは「奇跡のつま先」)というものがあります。

詳しくは過去記事を参照して欲しいのですが、平たく言えば、つま先が美しく伸びるための技術です。

そもそもつま先の硬さ柔らかさなどというものは、子供時代に決まってしまい、ある程度身体が出来上がったあとは、改善が難しいというのが通説でした(これはアンディオールや5番も同様です。「まといのば」ではその既成概念を破壊するべく、バレエ経験の無い医師たちにも、気功を用いて綺麗な5番に入れさせたりしていました。それも数時間の内に)。

 

で、つま先を圧倒的に書き換える技術と方法論があるのですが、最近はそれをあまり言わなくなっています。なぜかと言えば、それが危険でしかない人が大半だからです。

 

 

柔軟性(関節の可動域:ROM)もそうなのですが、身体が硬いのにはそれだけの理由があります。

その硬さが身体を守っているのです。

足首も同様です。

特殊な訓練を積んでいて、身体が引き上がっているからこそ、足首がグニャグニャに柔らかくても良いのであって(だからつま先が伸びるのです)、もし身体が落ちていて、つま先まで意識がない人が「4つの足首」で機械的につま先をゆるめてしまったら危険です。

 

どう危険かと言えば、捻挫のオンパレードになるからです。

かなり危ない怪我をします。

 

ちなみに「まといのば」に通う猛者の中には、捻挫になっても良いから体験したいという方もいます。

その方は実際に足首をゆるめ、、、そして不可避的に捻挫になり、そしてそれをとても喜んでいました。

修行系の方はそういう激しさがあります。それはそれで良いことです。

彼はその後、どんどん身体が進化していき、引き上げもマスターしつつあります。

 

 

すなわち、ある人にとって良い方法論が、他の人には危険しかないことがあるのです。

 

ですので、まずは最大公約数的に正しいとされることから順番にトライしていくべきなのです。

そして、それ以前にまずパラダイムをシフトさせていくことです。

 

頭の中を切り替え、そして身体を書き換えていきます。

 

 

ですので、BootCampではマニピュレーションとして、大腰筋から攻めていきます。

もちろん大腰筋より大事なのは、耳と耳の間にある巨大な臓器ですが(^o^)

(だからこそ、解剖学の解説はかなり重視します)

 

もちろん大腰筋は絶対に増悪を引き起こさないということはありません。そこは是々非々です。

 

ただ、完全に是々非々にしてしまうと、単なる名人芸になってしまいます。「まといのば」としては、マニュアル化できることを限界までマニュアル化した上で、そこで生まれるスペースによって個別具体的な解決(謎解き)をしたいと思っています。

 

そこでポイントになってくるのが解剖直観です。

 

解剖直観というのは、平たく言えば「身体が透けて見える」ということですが、これは見えるというよりは手と頭で探るという感じです。それも自分の身体を通して探ります。だからこそ、ソルジャーたちは自分の身体をその意味で透明にしていくことが求められます。

 

 

 

BootCampのタイミングで、アドレナル・ファティーグやアディトレについてブログでガンガン語るのが奇妙な気がする人もいるでしょう。

ですが、アディトレマスターにとっての能力もまた解剖直観です。身体の生化学的な反応を透けて観る能力だと考えています。

アドレナル・ファティーグ講座で明確に公表したいと思っていますが、臓器やホルモン、代謝に関する真に驚くべき発見をしました(←フェルマーにひっかけたジョークです)。

 

その発見というのは、臓器やホルモンや代謝に関しても、解剖直観とマニピュレーションという気功整体の手法でアプローチ可能ということです。

いや、内臓気功や内臓整体のような形で、徒手で何とかするということではありません。

腸もみなどではありません(いや、腸もみもそれはそれである意味で有効なのですが)。

 

ですので、マニピュレーションという言い方が適切ではないかもしれませんが、BootCampを通過してきたソルジャーにとっては、「なるほど、臓器やホルモンも筋肉と同じアプローチだ」と思ってくれると予想しています。

 

これまた非常に面白い話です。

 

ちなみに、美肌クリームの美容整形や「微表情(マイクロエクスプレッション)」についても、解剖直観の手法で開拓したいと思っています。これも先月のBootCampでも軽く触れましたが、ポイントはシンプルです。

 

 

我々が上腕二頭筋に触れたり、肘を動かして上腕二頭筋が動くのを感じるように、表情筋のひとつひとつを丁寧触れて、動かしてみることです。

 

鍛錬はこれだけです。

もちろん自分の顔の筋肉のアイソレーションは練習しましょう。

 

そうやって脳内に表情筋マップをつくります。

この訓練をすることで、表情筋に関する解剖直観が身につきます。この解剖直観をもとにして「顔色」の診断に入っていきます。

東洋医学でも、アーユルヴェーダでも顔色から状態を判断する方法はありますし、それらの方法に強くリスペクトしますが、僕らはホルモンや代謝異常の視点から「顔色」を判断します。

 

 

これは様々な方法でフィードバックが取れるのです(東洋医学やアーユルヴェーダを習得するには相当な研鑽が必要でしょう。それに比べると現代科学の手法は非常にわかりやすいのです。平たく言えば、たとえばある種の微量元素や微量栄養素を代謝回路に放り込むことで改善のフィードバックが取りやすいので)

 

その前段として、表情筋の解剖直観があるということです。

 

 

 

というわけでまとめると、アディトレやアドレナル・ファティーグは内臓に対する(生化学的な反応経路を含めた)解剖直観、そして美容整形や美肌クリーム系の表情筋に対する解剖直観ということです。

 

もちろん皮膚自体をミクロン単位で観ることができるならば、それは美肌クリームとなります。

美肌クリーム(という気功技術体系)とは、肌に対する解剖直観ということです。

 

 

とは言え、内臓にせよ、肌にせよ、表情筋にせよ、どちらかと言えば枝葉末節であり、幹ではありません(厳密な意味での幹は脳であり腸ですが。脳と腸に関しては別々の臓器というよりは、もう思いっきり絡み合っている一体なものと考える方が良いでしょう。まさに脳腸相関です)。

 

気功整体に期待されることを考えると、まずは大腰筋から施術を開始するという形でマニピュレーションを構成するのが良いと考えています。

(実は背中を丁寧にさするような軽擦によって、症状を改善させながら、情報を解剖直観で取るという手法もマニュアル化したいと思っています。また診断方法と解剖直観に長けたら「手当て」によって、大きく変えるような方法もマニュアル化が可能と思っています。ただ、これは難しく、滑りやすい坂ですので、ソルジャーたちの進化にあわせてカリキュラム化していく予定です)。

 

いずれにせよ、楽しみです!!

 

 

ソルジャー志望者に強く求めたいのは、熱心に学ぶこと、、、ではなく、ゴールです。

自分はどんなヒーラーになりたいのか、自分がどこで輝きたいのか、どういう風に記憶されたいのかというゴールです。

先にまずゴールがあって、その現在への写像として、圧倒的な理解や成長や進化があります。

 

 

 

身銭を切れば物事はシンプルになる。それも、拍子抜けするくらいにシンプルに〜急がば回れの解剖直観

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まずはテクニカルな話から。

 

触り方のルーティーンは、必ず腰(のくびれ)から触ります。

腰のくびれに手を当てて、わずかに上にずらすと肋骨下部、わずかに下へずらすと腸骨稜に当たります。

 

ここはホームポジションのようなもので、すべてをここからスタートするつもりでやってみてください。

 

想像して欲しいのですが、最初から唐突に座骨を触れれたり、骨盤を触られるのクライアントを驚かせます。

(もちろん施術の一番最初は、肩や背中、肩甲骨から触ります。手首や腕というのも有効です。ボディタッチというのは繊細な行為ですので、相手のボディーゾーンを見極めながら、行います。これはまた別の話です)。

 

 

すでに施術が始まっていたとしても、腰のクビレからスタートするというルーティーンを守ると安全ですし、自分自身の手に馴染んでくるので、自然と身体のランドマークを正確に流れるように触れられます。

 

腰のクビレに手を当てて、肋骨下部と腸骨稜を確認したら、前にすべらせてASIS(上前腸骨棘)をそこから少し下に降りるだけで下前腸骨棘であり大腿直筋の起始です。ASISから斜めに鼠径靭帯に手を沿わせると恥骨に当たります。

このVラインはきわめて重要です。

Vラインに上手に手を当てると、恥骨にたどりつきます(恥骨や鼠径靭帯には原則として触れません。ただし信頼関係があって、クライアントの許可がある場合は別ですが)。

 

背中側に行くと、腸骨稜からVライン上に降りていくと座骨にたどりつきます。

どちらも外側から内側へ斜めに降りていくことが重要です。

 

また、ASISから側面へ降りていくと大転子です。大転子に関しては、よくわからない場合は大腿骨を動かしましょう。大転子のあるあたりに手を当てて、大腿骨を内外転したり屈曲させるとくっきりわかります。

 

肋骨下部、腸骨稜、ASIS、鼠径靭帯、恥骨、座骨、大転子などのランドマークは腰のクビレからスタートして一瞬ですべて場所を把握できます。この手の使い方をマスターしましょう。

 

 

 

ちなみに、骨格模型の印象と違って、肋骨から腸骨の間というのは非常に狭いです。

これに戸惑う人が多いです。

 

地図とその土地は違う

 

のですw

 

熱心に解剖書を読んでいたり、骨格模型に触れているとかなり混乱します(ですので、なるべく自分の身体を触りましょう)。

脳は臨場感が高い方を採用するので、自分の体を触りまくりその「生きた解剖学」の臨場感を優先させましょう。

 

そもそも骨格模型は脊椎がまっすぐすぎます。実際は少し伸展していますので、狭くなっています。

だからこそ、解剖書を眺めるときは、自分の身体を触りながら、確認することです。

 

 

解剖書は素晴らしいマップですが、ミスリードさせるようなデザインになっていることがあります。

たとえば、大胸筋や広背筋、僧帽筋というのは大きくて、三角筋は小さそうに見えるのですが、巨大なのは三角筋の方です。

頭が良い人は、圧縮して理解しようとするので(それ自体は悪くないのですが)、解剖書に自分を適応させ、ペーパーテストに自分をアジャストさせてしまいます。そうすると、圧縮して単純化して暗記するのが賢いということになります。起始停止もマントラのように丸暗記するほうが、人を出し抜けます(失礼な言い方ですがm(_ _)m)

 

ですが、BootCampでは実践が全てです。

 

敵を増やす言い方をすれば(笑)、それもタレブから引用するならば(と逃げを打っておきますがw)

 

悪人は近道をするが、善人は遠回りをする(Compendiaria res improbitas, virtusque tarda)

 

のです。

 

*昨日、受講生から教えてもらい、タレブが新刊を出したことを知りました。

面白いです。相変わらずのタレブ節です。

とは言え、ここからではなくメジャーなブラック・スワンあたりから順に読むことを薦めますが。

 

 

遠回りをしましょう。

 

遠回りとは、タレブの言い方で言えば、そしてまさにタイトルがそうなのですが(『身銭を切れ』)

 

身銭を切れば物事はシンプルになる。それも、拍子抜けするくらいにシンプルに。

 

解剖直観というのは、華々しい名前とは裏腹にきわめて職人気質なものです。手技と観察とフィードバックの連続によって、養成される技(アート)です。

 

このシンプルさが、近道をしている人には永遠に理解できないものになります。

(その抜け道が「身銭を切れ」なのでしょうが)

 

受講生たちは、よく分かると思うのですが、繰り返し繰り返し繊細に調整することで身体に覚え込ませていくもので、猛烈に脳にも身体にも汗をかくものです。

 

 

非常にシンプルな数個の手技を丁寧に丁寧に学ぶことが、圧倒的な成果を生みます。

 

ソルジャー候補生たちは、解剖書を観るときに癖として、自分の身体を触ってしまいます。

地図をまわしながら、歩いている観光客のように、地図と目の前の世界を一致させようとします。

この迂遠(うえん)さが良いのです。

 

単に解剖学を覚えたいのであれば(お教室という井戸の中でスターになりたいのであれば、もしくは手っ取り早く試験を通過したいのであれば)、もっと簡単な近道はあります。

 

しかし、戦場では磨き上げられた武器以外は役に立ちません。

ペーパーテストに通過するための技法は、実践の前では何の役にも立たないのです(言い過ぎですがm(_ _)m)

 

ですので、暗記した解剖学を一回忘れて、全て捨て去って、まっさらな頭でまたゼロから学ぶつもりで、基礎的なことからコツコツと手で覚えることをBootCampでは求められます。

 

その感触を「解剖直観」と呼んでいます。

 

すなわち、目で見て、手で触り、動かして確認してみて、クライアントとコミュニケーションを取るなかで、身体の中が見えてきます。その透けて見える感覚を「解剖直観」と呼んでいます。

 

当然ながら、クライアントの身体が透けて見えるためには、自分の身体を透明にする必要があります。ノイズを消す必要があります(拘縮や力みは大きなノイズになり、小さな音が聞こえなくなります)。

ちなみにノイズとか音というのは共感覚的にはメタファーですが、物理学的な根拠もあります。音は振動であり、我々はモノを介して振動を感じることで、あたかもモノに神経回路が通っているように感じることができます(昨日の懇親会で、Rayさんがしきりに紹介していたものですね)。

 

我々はスプーンの先も、ほうきの先も感じます。

ほうきで床を掃(は)きながら、床の感触を脳は認識しています。

 

アイスの硬さがスプーンを通しても分かるように、道具の先にもあたかも感覚神経があるように感じる訳 2019年11月24日

 

 

同様に我々は服の上、表皮の上、皮下脂肪(浅筋膜)の上、深筋膜の上から触っているにも関わらず筋繊維を感じることができます。そう、振動によって。

この敏感さは恐るべきものです。

 

上で紹介した記事ではこう書いています。

 

パチニ小体は200〜300ヘルツの高周波の震動を最もよく感じるというのですから、皮膚が0.00001ミリ動いただけでも感知できます。

 

すごいことです。

 

(よく「機械を騙す」と言われる金属加工の職人たちの、コンピューター以上の精度というのは、この感覚器官によって支えられているということです)

 

そして感覚ですので、鍛えれば鍛えるほど洗練されます。

 

ソクラテスの洞窟の比喩(プラトン『国家』)ではないですが、我々はすでに目という感覚器官を持っていて、それを活かせるかどうかは「慣れ」であるというのと同じです。

 

徐々に深く深く身体の中に入り込むことです。

 

 

解剖直観の土台をしっかり身につけたソルジャー候補生の皆さんはスクール2日目、ますます洗練させていきましょう!!

 

 

 

 

【書籍紹介】

 

 

大腿直筋は力を抜いて障子をあけるようにスッと。そしてインターホンを押すように中間広筋を垂直に

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Boot Camp向けのテクニカルな話題を

 

昨日も繰り返しましたが、大腿直筋をずらすときは、ほとんど力を使わないことです。

障子をスッと開く感じです。

そしてインターホンを押すようにして、中間広筋を大腿骨に対して垂直に圧を加えます。

骨面に対して垂直なベクトル方向以外は、リリースにカウントされません。

たとえば、骨面に対してナナメに押すならば、その水平成分と垂直成分に分解されて、水平成分は役に立たないというイメージです。

 

*写真はイメージです。本文とは一切関係ありませんw

 

まあ、こういうのも「知に足のつけた知識」(タレブ)にするためにも、何度も試して身体で覚えることです。

 

そもそも大腿直筋がそれほど小さい力でズルっと動くためには、大腿直筋の起始への筋膜リリースでゆるんでいることが前提ですし、大腿直筋が起始への筋膜リリースでゆるむためには、大腿直筋と機能でかぶる大腰筋(腸腰筋)へのリリースが前提となります。

 

ですので、ある筋肉に対する施術(たとえば「下腿三頭筋のゆるめかた!」)みたいなものがあるわけではなく(いや、そのようなカリキュラムはありますが)、大きな筋肉を順に緩めていく中でトリクルダウンのように(実経済では存在しないにせよ)、メインの筋肉からサブの筋肉へとゆるんでいきます。

 

ちなみに逆は存在しません。

 

 

今回のスクール受講生から非常に恐ろしい話を聞きました。

 

あるアスリートが肘を故障し、それを帯同する施術家が肘だけに着目して、肘の筋肉をゆるめたら、そのアスリートの選手生命が終わったという話です(その施術家のキャリアも終わって欲しいです)。

 

身体が肘を固めるには、それだけの理由があります。

 

それだけをゆるめてしまうと、肘がぶっ壊れるのです。

全身を観ながら、調整しないといけません。

 

 

これは同じことを繰り返し警告しているのですが、(特に北の方面に向けて)、「足首回し」はダンサーでもない素人のヒーラーが、ダンサーでもない身体の素人に教えて欲しくはないのです。

これは希望ではなく、警告です。クライアントを怪我させるのでやめましょうという警告です。

 

なぜなら、足首回しというのは、ダンサーがつま先を伸ばしたり、ルルベをするための可動域を尋常ではないレベルに広げるための気功技術とワークです。

そもそも引き上げができていることが前提ですし、プロのダンサーではなくとも、10年近くは日々レッスンしている人に向けた気功技術です。

 

引き上げと呼ばれる身体の使い方ができていないとどうなるかと言えば、歩くだけで捻挫します。それも繰り返し捻挫します。捻挫しすぎて、気付かないくらいに捻挫します。

気付いたら足首が慢性炎症で腫れてきます(そしてそれを肥満のせいと勘違いします)。

 

 

基本的にはまず重要な中心部分を改善してから、枝葉を改善するべきです。

何が中心部分で、何が枝葉かというのは難しい問題ですが(明確なのですが、それを言ってしまうといつまでも枝葉のヒーリングが始まらないので)。

 

気功整体においては、シンプルに体幹(というか、大腰筋)と定義しています。

体幹は大事ですし、横隔膜や腹横筋などの腹筋群も大切ですが、とは言えペラペラの筋肉なのです。体幹部分にある筋肉はどれも小さく弱いものばかりです(四肢に比べると)。

 

四肢で言えば、上肢より下肢が重要です。

少なくとも下肢の方が巨大な筋肉です。

大きな筋肉が重要、重要な筋肉から順にやるのが「まといのば」の気功整体の原則です。

 

 

昨日のスクールでもやりましたが、首の回旋に問題があるときでも、気功整体であるならば、大腰筋からやって、フィードバックを取るのが正解です。大腰筋だけで、問題が解決することはあります(頚椎と大腰筋は遠そうですが、大腰筋はT12からL5までついています。首はC1〜C7です。脊椎ということでは、同じものです)。

もちろん「じゃあ、頚椎の調整には大腰筋なんですね!」ということではありません。

 

グレタさんに対して、プーチン大統領が言ったのと同じです。

そんなに単純じゃないのです。

Kyodo グレタさん、プーチン氏に皮肉?

シンプルですが、単純ではないのですwww

(タレブが「フリー(自由)はフリー(無料)ではない」と繰り返しますね)

 

短絡は避けて、その複雑さを理解した上で、きわめてrigidに重要なものから順にということを徹底することかと思います。

 

順番が大事です。

そして順番以上に、相手の身体をしっかり観る解剖直観が大切です。

 

とは言え、それぞれの現場では、大腰筋からやるわけにもいかないかもしれませんので、上手に導入していってください。

 

 

2月に気功整体師養成スクールの追加開催を予定しています。

日程を決めたら告知します!

 

 

今週はアドレナル・ファティーグセミナーです!!お楽しみに!!

未来の医療を先取りしましょう!!

 

 

 

押してダメなら引いてみな〜首肩腰の施術には、首肩腰をやらないほうがうまくいくかも

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今回もテクニカルな話を。

 

昨日のメンターセッションでの話題で、サロンでセラピストとして働いている方で、「首肩がうまくゆるませられない」というご相談でした。

主要筋肉の起始と停止は覚えていて、実際に押してみているのですが、ゆるんだ感じがしない、、と。

 

 

 

たとえば、僧帽筋上部は肩こり筋などと言われて、非常に厄介な場所です。

 

いつでも多くの場合、ゴリゴリと硬い場所です。

 

肩もみをしても、肩をとんとん叩いても(孫がおじいちゃんにやるように)、全く意味がありません。その瞬間は気持ち良い感じがしますが、ほとんど効果はありません。

そのうちに肩というのはこういうものだと納得します。

ホメオスタシスとして定着して、何年も何十年も過ぎます。

 

 

逆に「筋肉が水のように柔らかい」というと比喩だと思う方が多いのですが、是非、プロの施術家になってトップアスリートや一流の武術家、一流のダンサーの身体の施術をしてみてください。

赤ちゃんの筋肉の方が硬いのではないかというほどの、筋肉の柔らかさです。

 

 

 

これは本当に驚かされます。

 

筋骨隆々で硬そうな立派な身体でも、見た目に反して猛烈に筋肉が柔らかいのです。

直感的には「これは脂肪???」というレベルです。ただ、よくよく触ると脂肪よりも柔らかいのです。

 

ゆるんだ筋肉は脂肪よりも柔らかいというと、「嘘でしょ」と思う人が多いのですが、事実です。

 

ただ、一流の方というのは、自分の身体をそうそうは触らせません。それはそうです。素人やアマチュアレベルの施術家やセラピストが下手にいじると壊されるからです。

貴重な美術品や工芸品を何も知らない子供に遊ばせたりはしません。壊される確率が高いからです。

それと似ています。

一流の人は、健康も一流であることは多いですが、それでも幾重にも重ねたシーツの下のえんどう豆に気付くように、ほんの些細な不調でキャリアを棒に振るほどの被害を被ります(ジョコビッチの小麦がまさにそうでした)(逆に不健康な我々は、えんどう豆どころか、岩の上でも寝れます)

c.f.靴の中に入った不愉快な小石も、敷布団の下にあるえんどう豆も全部丁寧に取り除いていく気功整体 2019年11月10日

c.f.「どこも痛くないときは、小さな石を靴の中に入れて、歩きなさい」(セルビアの格言)〜副腎疲労の解消 2019年12月04日

 

またスクールでも繰り返し言うのですが、あまりに世の中にファストフードならぬファストリラクゼーションやファストヒーリングが流行りすぎていて、そういう施術の方法が身に染み付いている人が多いです。

それは本人のせいというよりは、いま働いているサロンに影響されているゆえでしょう。

 

チャカチャカと表面をなでまわして、全く筋肉が見えていないまま、手技を繰り出しています。

 

ブラインドタッチと子供が戯れに真似をして適当にキーボードを触るのとは、似て非なるものです。

ピアニストが正確に楽譜通りに弾きながら、猛烈に早く指を動かしているのと、素人がデタラメに真似をするのでは、天と地ほどの違いがあります(でも、素人には味噌とクソの区別はつきません。ですので、粗製濫造のクソが大流行します。しかし単価は低いので、どんどんブラックになっていきます。それはサロンの現場だけではなく、クライアントにとっても不幸です。なぜなら時間とお金を費やしているのに、身体は改善しないからです。ファストフードのように一瞬の食欲を満たすだけで、身体は毒されるだけだからです)。

 

ファストフードがファストライフ(短命)を保証するように、ファストヒーリングも短命しか保証しません。それにファストヒーリングは全く早く(Fast)ありませんし。

 

我々が目指したいのはその逆です。

 

 

というわけで、首肩腰のヒーリングです。

 

結論だけを言うならば、首肩に関しては、筋肉へのアプローチではなく、骨へのアプローチです。骨へのアプローチというのは、骨をマッサージすることではなく、骨のアライメントの修正です。骨のアライメントというのは、関節の角度のことです。骨と骨の関係を変えます。

 

 

ちなみに、解剖学にあまりに秀でていると、欠けてしまう視点があります。

それが重力です(もう一つは慣性力です。「慣性力とはホメオスタシスのことですよね」、と思っている人がいますが、ここでは全然違います。ここで言っているのは、正確に物理学的な話です)。

 

筋力だけではなく、重力も、骨にも筋肉にも脂肪にもかかっています。

それが見えていないと、筋肉の収縮と弛緩だけでシミュレーションしすぎて、現実が見えなくなります。解剖直観に重要なのは、現場できちんと生きた骨と筋肉を観ることです。すなわち相手の身体、そして自分の身体を観ることです。

 

骨と骨の関係、そして重力ということを考えるというのは、平たく言えば、姿勢を正すということです。

 

姿勢を正すというと、「あー、そういうことか」と納得して、じゃあ、「背骨をピンと伸ばしてください!」みたいに言うセラピストがいます。

 

しかし、その前にやることがあります。

 

偽善者よ、まず自分の目から梁を取りのけるがよい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取りのけることができるだろう。(マタイ7:5

 

これはもちろん自戒をこめて書きますが、まずは自分の目から梁を取り除けるのが先です。

解剖直観と言っても、自分の身体が壊れていたり、スコトーマが巨大であれば(目の中の梁のように)、見えないのです。

 

まずは何が正しい姿勢なのかを定義し直し、それを実装する必要があるのです。

 

お客さんの身体の前に、まず自分の身体を治しましょうということです。ヒーラー自身の身体を治す必要があります。

 

ヒーラー自身が、正しい姿勢というのを実装していて、それを熟知していて、そしてはじめて指導ができますし、書き換えができるのです。

(これって、当たり前のようですが、なかなか「紺屋の白袴」であり、「医者の不養生」になりがちです)。

 

Boot Campでも、その後のソルジャーとして働き始めるときもそうですが、候補生同士でガンガン施術をしあいます。繰り返しロールプレイすることで、技術の向上をはかるとともに、施術されることで、身体が変わり、レベルアップもします。一石二鳥ですね(^o^)

 

実際に、スクールの最中にも、受講生がI字バランスであったり、スピリッツなどを披露する場面がありました。良いことです。ソルジャーが圧倒的な身体であることはマストです。

 

 

 

ということで、首肩の施術は(腰もそうですが)、姿勢が重要となります。

姿勢の修正です。

正しい姿勢というと、形から入りがちなのですが、実際は筋肉をゆるめ、アライメントを修正して、関節を良い状態にします。

 

しばしば我々は「正しい」姿勢として、間違った状態を覚えています。ホメオスタシスが本来の合理的な形からズレているのです。それをわずかに修正するだけで、筋肉も骨もガラッと変わります。

 

 

 

では、具体的にはどうすれば良いのでしょう。

 

これを書き始めるとまたまた長いのですが、、、シンプルな方針としては、筋肉同士の綱引きをイメージすることです。

 

たとえば肘を曲げようとして、上腕二頭筋を収縮させようとしても、反対側についている上腕三頭筋が邪魔します。上腕三頭筋が遠心性収縮します。伸ばされながら、収縮します。ネガティブですね。エキセントリックコントラクションします。

 

ポジティブ、ネガティブについては、上腕二頭筋だけに注目して体験してみましょう。

 

 

たとえば、アームカールで、肘を曲げているときは、上腕二頭筋を収縮させながら、起始と停止を近づけているので、ポジティブです。求心性収縮です。

 

しかし、ダンベルを下ろしていくフェイズでは、上腕二頭筋は収縮しているものの、肘は伸びていっています。筋肉は伸びています。起始と停止が離れていくのです。これが遠心性収縮です。上腕二頭筋にとってのネガティブです。

 

これを何度か味わってみてください。

 

知識で知るのと、実際にやってみて筋肉の中に入ってやるのでは全く違います。

 

知るためには、実際に試して、繰り返して、腑に落とす必要があります。

 

 

上腕二頭筋だけでの理解ができたら、今度は上腕二頭筋と上腕三頭筋のペアで考えます。

片方が遠心性収縮しているときは、片方は求心性収縮しています。

たとえば、上腕三頭筋を収縮させているときは(求心性収縮させているときは)、上腕二頭筋は遠心性収縮しています。

 

よく上腕二頭筋をアクセル、上腕三頭筋をブレーキと言いますが、主働筋が働いているときは、拮抗筋は安全上の理由でブレーキとして機能しています。

重いものを持ち上げるときは、肘を曲げながら、上腕二頭筋がアクセルとなり、上腕三頭筋がブレーキとなります。

 

 

ただブレーキに無頓着だと、ブレーキが強すぎてしまうので、ブレーキを必要最小限にまで絞ることが重要となります。

これを上手にやりましょうというスローガンが武術などで言われる「脱力」です。脱力とは単に力を抜くことではなく、動作の際に遠心性収縮の収縮をミニマムにまで絞ろうとする試みのことです。そのことで、アクセルを全開に踏めるのです。

体感としては、ちょっとしか力を入れていないのに、猛烈な力が出ます。

なぜなら、ブレーキなしにアクセルが踏めるからです。

 

これも上腕二頭筋で体験してみましょう。

やり方はシンプルです。

肘を曲げようとするのに、上腕三頭筋に思っきり力を入れるのです。そうすると、上腕二頭筋でがんばっても肘はなかなか曲がりません。

これが全身で起きているのが僕らの身体の状態です。

アクセルとブレーキが喧嘩をしているのです。

ブレーキは身体を守るために必要です(アクセルが強すぎると、関節がぶっ壊れます)。しかし、過ぎたるは及ばざるが如しなのです。

 

 

首、肩については、当然ながら骨のアライメントの問題は深刻ですが、骨は勝手には動きません(勝手に動くのは深夜の学校の理科実験室のガイコツだけですw)。

 

たとえば、大胸筋が拘縮して、上腕が内旋、内転していると、肩甲骨が外転され、僧帽筋が引っ張られます。首が前に倒れていると(下部頚椎の屈曲、でも上部頸椎は少し伸展)、また僧帽筋上部は伸ばされます。

僧帽筋は実はブレーキ側であり、遠心性収縮させられ続けているという認識が重要です。

 

ということは、その僧帽筋をゆるめたら、、、、そもそも筋膜リリースではほとんどゆるみませんが、きちんと付着部を押すとゆるんでしまいます。すると、もっと引っ張られてしまいます。ですので、あわててもっと固まろうとします。

ですので、首や肩の凝りに対して、首や肩をゆるませてはいけないのです。もっとひどくなります(逆にもっとひどくなったということは、ちゃんとゆるめられているということではありますがw)。

 

どうすれば良いかと言えば、大胸筋をゆるめ、上腕骨をニュートラルにしましょう。僧帽筋下部で肩甲骨を下制させ、菱形筋を(肩甲骨を徒手で縮めて、筋膜リリースした上で)締めてもらいましょう。そのうえで、手で頚椎のアライメントを整えます。そうすると、それだけ僧帽筋は驚くほどゆるみます。

 

*シュワちゃんの大胸筋はしっかりとゆるんでいます。肩峰と上腕骨の骨頭を見てみて下さい。

 

ただそれを維持するのは大変です。

何が大変かと言えば、ホメオスタシスを修正するのが大変なのです。

逆に修正されてしまえば、あとは簡単にそこに戻れます。

 

ですので、クライアントさんに施術をしながら、何が起きているかを解剖を交えて、説明して、アライメントを修正して、その状態を繰り返すことで覚えるように伝えましょう。

ちなみに、良い姿勢だと、圧倒的に身体は楽になりますし、IQも上がります。

IQというのは、情報空間での移動速度ですが、移動するためには観なくてはいけません。

情報空間を観る時、私達は物理的な目を使っています。

これも以前にも何度も繰り返していますが、たとえば、何かを思い出す瞬間の自分を観察してみましょう。

そのとき必ず中空を眺めています。斜め上を観てしまうのです。

逆に目が使えなかったら、思い出せなくなります。これが凝視法のカラクリです。

目を留めてしまうことで、海馬へのアクセスを防ぎます。

同様に首が動かないと思考は止まります。肩がつらくても、脊椎が辛くても同様です。

 

 

首肩については、C0(シーゼロ)と勝手に呼んでいる頭蓋骨関連の技術が重要です。

たとえば、大後頭隆起、顎関節、C1の横突起、乳様突起をそれぞれ押して筋膜リリースをするのは有効です。

斜角筋群も大事ですが、まずは胸鎖乳突筋をゆるめてください。ただ単に胸鎖乳突筋をゆるめても、首が不安定になるだけなので、頚椎を意識し、頚椎を上から順に(頭蓋骨から順に)動く感覚を伝えながら、胸鎖乳突筋をゆるめます!

 

というわけで、首肩腰の施術には、固まっているところを刺激しない方が良いです。

固まっているところは、固まっている理由があります。

そこをゆるめてしまうと、もっとひどいことになります。

綱引きの片方をゆるめず、強い方からゆるめて、頭を書き換えてから、固まっている方をゆるめましょう。順番が重要です。

(腰については、書きそびれましたが、多くの場合は大臀筋をゆるめるとうまくいきます。それ以前に大腰筋をやっておくとスムーズです。腰に関しても使い方の順番がおかしくなっているのです。ダンサーで言えば、後ろに反ろうとして、大臀筋を締めずに、腰椎だけで反ろうとするので、そこに負担が集中します。身体を使うときも、筋肉の順序があります。発火させる順序です)

 

 

ということで、いろいろと試してみてください!!

 

開業したいのですが、オンラインメンターを受講するのが良いですか?

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*明日は「まといのば」講座です。

アドレナル・ファティーグを中心に未来の医療を考えます!

非常に面白いと思いますので、是非お待ちしております!!!

 

「開業したいのですが、まずオンラインメンターを受講した方が良いですか?」というご質問を頂きました!

 

これはもうシンプルに、開業ファーストです。開業から始めましょう。

 

開業して、必要なことを泥縄式にオンラインメンターなり、他の動画教材で学べば良いです。

 

開業したいのであれば、開業するのが原則です。

 

やりたいことを最初にやり、そのあとに必要なことを学べば良いです。

 

 

 

次の質問ですが、「開業にあたり、ブログなどを始めれば良いですか?」。

 

これは以前であれば、Yesでした。

 

いや、厳密には以前もいまと考え方は同じだったのですが、、、、

 

今であれば、まずブログを書く前にお客さんをつかまえましょう。お客さんにサービスを提供しましょう(有償、無償に関わらず)。

 

どうやってお客さんをつかまえれば良いか、わからない人は、片っ端から声をかけましょう。

 

そんなことはできない!!というシャイな方は、、、開業を諦めましょうとか、マッチョなことを以前は言っていましたがwww、いまはちょっと違います。

 

 

これはBoot Campのメンバーにも言っていきますが、まずは自分が最大のクライアントです。

コーチングを仕事にしたいなら、きちんとセルフコーチングをしましょう。

そしてがっつりと仕事をして、成功しましょう。仕事というのは、社会に機能を果たすことです。

社会に役割を果たすことです。誰かの役に立つことです。

誰かに喜ばれることです。

 

気功整体をしたいのであれば、丁寧に自分の身体を触り、自分の筋肉を感じ、自分の筋肉を調整して、骨を調整していきましょう。

 

 

イメージがわかないという人はこんな感じで考えてみたらどうでしょう?

 

たとえば、決して太っているとは言えないあなたが、突然にスッキリして、そしてパワーに満ち溢れていて、筋肉もうっすらと浮いてきたら、、、、、周りは「どうやってダイエットしたの?」「鍛えているの?」と聞いてくるでしょう。

 

そしたら、そこで非常に丁寧に相手に沿ったアドバイスをして、それで結果が伴えば、相手はあなたに感謝するでしょう。

 

それを繰り返していったら、すぐに仕事になります。

 

相手にアドバイスしているときに、あなたは自分の知識のあまりの粗雑さに自己嫌悪になったり、もっと知りたいと知的好奇心が刺激されます。もっと勉強したくなるのです。

その勉強はこれまでとは違います。

 

お客さんがいない時点での勉強というのは、内向きなものです。

ベクトルが自分を向いています。

 

 

しかし、お客さんへのサービスの提供のために、学ぶというのはベクトルが世界の方を向いているのです。

僕が好きな金持ち父さんのエピソードに、自分は会計の勉強は嫌いだったけど、クライアントのためと思ったら、それまで大嫌いだった教科書が楽しく読めたという話がありました(ロバート・キヨサキ自身ではなく、キヨサキのメモをまとめた会計士の女性の話ですね。多分)。

 

解剖学ほど嫌われている学問はないと思いますが(その上を行くのは哲学かもwって冗談です)、その解剖学に猛烈にのめり込むのは、眼の前に自分が救うべきクライアントがいるときです。まずはクライアントが先です。そして学びましょう。

 

市場というのは非常です。

 

必要とされていないときは、まだ必要ではないのです。

 

ですので、自分を高めながら、どんどんお客さんをつかまえていきましょう。最初は家族やパートナーや、友人に対する無償のサービスからでも良いので。

ただし、名刺とメニュー表(金額が表示されているもの)をいつも用意しておいて、すぐにビジネスに移れるようにしておきましょう。

 

 

そしてある程度の人数のクライアントができたら、彼らに対する情報共有という形でブログなり、ホームページなりを始めましょう。

ブログで新規開拓ではなく、ブログは自分のコミュニティの掲示板なのです。ただし、それは外に開かれているので、そのブログではなく、そのコミュニティの空気を見て、新規が入ってくるのです(その意味で、多くのライティングテクニックの基本というのはあべこべに僕には感じます)。

 

 

というわけで、まず開業しましょう。

 

開業して、お客さんがいないときは、自分を24時間クライアントとして、コーチングでも、ヒーリングでもしましょう。セミナービジネスをしたいのであれば、スマホの前でひたすらにセミナーをしましょう。レジュメもスクリプトも作り込んで、1日1本作りましょう(狂ったような作業量というのは必要です)。

スマホで撮影したら、編集してガンガンアップロードしても良いでしょう。

気功整体師ならば、ガンガン自分に施術をしましょう。

というか、気功整体師ならば、サクッとリラクゼーションサロンに履歴書を送って、雇ってもらいましょう。

いまだに手厚い研修と指導で、お客さんまでつけてくれます。

巨大なワープ航路がまだ開けています。

 

シンプルな話です。

 

その上で、周りの友人や知り合いや、家族やパートナーにガンガンやりましょう(ただ、繰り返しますが、自分、家族、友人は非常にヒーリングもコーチングもやりづらいです。そこで落ち込むくらいなら、さっさと赤の他人に対してビジネスをしましょう)。

 

 

というわけで、楽しんで開業していきましょう。

 

まず飛び込んで、それから泳ぎ方を覚えれば良いです。

 

飛び込んだ以上は溺れるか、泳ぎ切るかしかありませんので。

c.f.水に落ちたら、泳ぐか、溺れるかしない 〜ゴムゴムも筋膜リリースも靭帯の調整も中毒しよう! 2019年05月17日

 

 

 

【書籍紹介】

僕はサンドイッチマンが大好きで、繰り返し見てしまうのですが、本を出していたのを迂闊にも知りませんでした。Rayさんに薦められて、読みましたが、面白かったです。

 

同じく中車さんのドキュメンタリーというか、書き下ろしも感動です。

今月の歌舞伎は中車さん(香川照之さん)でしたが、非常に素晴らしかったです。

 

こういうリアルな話というのは、すごく触発されますね。僕らもがんばりましょう!!

 

 

タレブの新刊は正直、すごく難解だと思います。

すごく面白いですが、タレブに慣れ親しんでいる人以外は、まずは「まぐれ」や「強さと脆さ」から是非。ただ、強さと脆さはブラック・スワンを読んでいることを前提としているかも。

 

 

強さと脆さ強さと脆さ
1,650円
Amazon

 

 

 


気功整体では力をほとんど使いません。使うのは、、、眼と頭と心(^o^)〜「乾けない世代」ではなく

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BootCampで学ぶ気功整体ではほとんど力を使いません。

 

というか、本当にそっとしか力を使いません。

 

筋肉の付着部を押しましょうとか、大腰筋はカニの身を抜くようにズルっとなどと言うと、アザになるほど押したり、思いっきり勢いをつけて引っ張ったりする人が出てきますが、、、、ダメです。

 

そういうことではありません。

 

むしろ本当にソフトタッチです。

 

最終的には触らないんじゃないかというくらいにソフトタッチです。

 

 

ただし、筋力は必要です。体幹も必要です。

施術家はこまやかな身体の操作を求められるので、セラピストが身体を鍛えるのは必須です。でも力まかせでやるということではありません。

 

むしろ筋肉細胞や神経細胞に対して話しかけるので、本当にささやき声で話しかけます。

 

 

大きな声でガミガミと言われると、耳をふさいでしまいますが、ささやかれると身を乗り出して聞いてしまいます。

 

 

「(身体のある部分が)透明になる」という表現を幾度か、スクールでもしていますが、筋肉がゆるむとその下が見えるようになります。浅層の筋肉がゆるむと、深層の筋肉が見えてきます。

もちろん全部ガチガチでも見える部分はありますが、より正確にゆるめようとしたら、浅層から順にゆるめていく必要があります。

 

大臀筋がゆるまないと、ハムストリングスの起始である座骨が見えてこないように、大胸筋がゆるまないと、小胸筋が見えないようにです(大胸筋の下から小胸筋にアクセスする方法はたしかにありますが、大胸筋をゆるませる方が良いです)。

また深層外旋六筋も大臀筋をきちんとゆるませれば、非常に分かりやすく浮き上がってきます。

 

ちなみに「筋肉をゆるませれば、全て解決!」というほどナイーブではありませんw

 

以前も書きましたが、ゆるませてはいけない筋肉というのはたくさんあります。

平たく言えば体幹はゆるませて良いけど、四肢の特に先はゆるませてはいけません。

まず、体幹をゆるませて、それに脳がアジャストしてから、四肢をゆるませていきます。

(足首回しなどがその典型です。捻挫の温床になります。

また肘や手首を痛めているときに、体幹をゆるませずに、肘や手首をゆるめると、もっと壊れます)

 

 

「筋肉をゆるませるには、順番が大事!」という話だけではありません。

 

筋肉をゆるませるのは大前提で、本来は実際の動作の中できちんと正確にゆるませられているか、そして変な癖がないかを修正していきたいのです。

 

「癖を治すのは大変」というのは、現場にいらっしゃる方の経験知でしょうし、それは同意します。

 

ですが、それは癖を形から治そうとしているからです。

姿勢や形から修正しようとすると相当に大変ですが、それを中身から変えるとあっさり変化します。

脳内もそうですし、筋肉の発火の順序もそうです。

 

脳内の修正(書き換え)というのは、勘違いの修正ということです。

 

自分にとって正しいと思っていた位置や動作が実は間違っていたということはよくあります。これを具体的に指摘されて、確認できると、脳はあわてて修正に入ります。

また、筋肉の収縮の順番に関しても、「この順番ですよ」ときちんと教えてあげると、脳はあわてて修正に入ります。

 

このときの脳というのは、ルー・タイスの言う創造的無意識ですね。創造的無意識を上手に利用する方法があるのです。

 

姿勢やフォームというアウトプットから修正するのではなく、それを引き起こしている脳や筋肉(とその順序)とうブラックボックスから修正することで、勝手にアウトプットが変わります

 

ちなみに、もっと強烈なのは、場の力を利用することです。

周りが変わると、自分もつられます。

たとえば、周りの人が、足が上がったり、やせたり、姿勢が猛烈に良かったり、副腎疲労から回復していたり、稼げていたり、進化していたり、柔軟性が高まっていれば、勝手に無意識が影響を受けて、創造的無意識が発火します。良い意味での同調圧力というのは大事です。

 

 

 

それからゴールは大事ですね。

たとえば、バレリーナはアメリカンフットボールはできません。

最大公約数的な「健康」というのはある程度は存在すると思いますが、その先の進路はそれぞれのゴールに沿っています。

 

ですのでゴールがとても大事です。

 

 

で、話は急展開しますが、最近思っているのは(特に今回のアドレナル・ファティーグでもテーマにしますが)、ゴールとか、モチベーションとか、エネルギーについて、心理学的に考えられすぎているように思います。

 

尾原和啓さんの『モチベーション革命』の冒頭にモチベーションがある世代を境に大きく変わったという記述がありました。

 

団塊世代より10年以上も上の人は、戦後の何もなかったころに、欲望と共に成功に向かって駆け抜けた、と。

 

お金を儲けたい、マイホームが欲しい、マイカーも欲しい、モテたい、、、

 

無いものをいかに埋めるかが最大のモチベーションだった、と。

 

まさにWant toとはWant(欠落)です。欠落を埋めたいと思っている。

 

それに対して、時代は大きく変わり、豊かになり、何もかもが揃っている(いや、それ以上かも)。

 

 

生まれたころからすでに何もかもが揃っていたので、物や地位などを欲して頑張ることはない。

 

埋めるべき空白が、そもそもないのです。

 

そう、あなたには生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しい「乾けない」。

だから、あなたの世代のことを「乾けない世代」と呼ぶことができます。

(尾原和啓『モチベーション革命』)

 

この議論をベースにして、たとえばマズローの欲求5段階説などを取り上げたり、過去記事でも取り上げているマーティン・セリグマンの5つの欲望を取り上げることで、議論を進めると、、、、なにか違うということになりかねません。

 

というか、なにか違うのです。

 

あまりに心理学的に考えすぎ、タレブ風に言えば身銭を切らずに、頭だけで捏(こ)ねくり回しすぎています。

 

 

結論から言えば、彼らに決定的に欠けているのは、、、、平たく言えば、圧倒的なパワー、圧倒的な健康、圧倒的な爽快さというべきものです。

(気功整体師養成スクールでは「天使のように輝く」と言う表現をしました)。

 

乾けないのではなく、潤(うるお)っていないのですw

 

たとえば単純に汚染ということで言えば、無菌と考えられているような胎児の段階で実は充分に汚染されています(臍帯血の重金属等)。

 

ですので、最高に健康な状態、最高にパワフルな状態や、圧倒的な爽快さみたいなものを、一度も経験していません。一度も経験していないから、そこに戻ろうとも思えず、動かない頭と動かない身体を抱えて、どうやって生きていこうか悩みながら、単純な刺激で副腎を叩きながら、コルチゾール等ホルモンを絞り出していくのです。単純な刺激というのは、コーヒーとかお酒やタバコだけではなく、テレビやニュース(災害や事故や事件ばかりの)やネットサーフィンなどのことです。

 

ですので、BootCampの裏テーマとしては(裏でもないか)、圧倒的な健康というか、爽やかさみたいなものを目指したいとは思っています。

たとえば、関節が硬いとか、変形関節症に対して、単にマニピュレーションや気功だけではなく、レクチンフリーが必須なのは共通認識だと思います。

逆に小麦をやめただけで、イライラが止まったり、身体が柔軟になる人もいます。

小麦、乳製品、砂糖というのは、未来において危険ドラッグとして扱われるのでしょう。

(歴史的に見たら、徒花のようなものです。そもそも矮性小麦はグリーン革命以降ですし、日本人に限りますが、牛乳を飲みだしたのはGHQ以降の最近です。現在のような完全に精製された砂糖の発明も最近です。果糖ぶどう糖液糖も同様に。砂糖が2500年前からあり、小麦は1万年前からあるという反論はあるでしょうが、名前が同じ別物なのです)。

 

ですので、彼らは(いや、我々は)乾いていないのではなく、潤っていないのです。

 

身体をハックされすぎて、ボロボロにされ、脳も筋肉も壊されているのです。

 

かつて健康であったことがあれば、自分が不健康であることに気付きますが、そのような青春時代の爽やかさの記憶もないので(小学生で立派に肥満体型というケースは多く見られます)、戻るべき故郷もないのです。

 

 

そこらへんを今回のアドレナル・ファティーグセミナーで導入しつつ、解決策を模索していきましょう!!

 

 

 

爽やかマックスを目指す!副腎疲労ではなく、副腎パーフェクトになろう!!副腎を福神(ふくのかみ)へ

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アドレナル・ファティーグセミナーのテーマは「爽やかマックス」ですね。

 

爽やかマックスとはバリのアニキ(丸尾さん)の口癖ですが、良い語感ですね。

 

映画を以前紹介しましたが、爽やかマックスなのは良いですね。

 

 

 

で、「アドレナル・ファティーグ」セミナーのテーマは爽やかマックスです。

マインドセットとしてではなく(心も大事ですが)、ホルモンや筋肉、神経から爽やかマックスになりたいのです。

 

*爽やかマックス!!

 

 

「乾けない世代」なのではなく、身体が生まれた瞬間から汚染されていて、キツイ状態(副腎疲労)になっているというのが、医師や研究者たちの見解です。

 

 

ちょっと話がズレますが、元国税局Youtuberの方の書籍にも、同じようなことが書いてありました。

(この方の経歴は非常に面白くて、理系の研究者からキャリア官僚として働きながらも、お子様が生まれたことと機に、退職。地方で学習塾の先生をされていたものの、再び国税で働くことに。という波乱万丈の人生です。理系のアカデミーの世界から、国の中枢で働き、国税調査官として末端でも働いています)。

 

Youtuberとしても面白いです。

 

 

根本さんの書籍にこう書いてありました。

 

 

なぜ若い世代は、「やる気がない」、「覇気がない」と言われるのでしょうか?

 

彼らはそもそも物欲が少ないのです。

 

 

必死に働いて物を手に入れるという欲求が元々少ないのです。

それは、親の世代が必死に働いて築き上げた、物質的な豊かな社会に生まれて育ったからとも言えるでしょう。

生まれてきたときからすでに物質は満たされていて、物があるのが当たり前の世の中でした。

 

そして、そんな若い世代が求める欲求は、もはや単純な物欲ではなく、人生の生きがいであったり、やりがいであったり、自分探しであったりします。

 

(引用終了根本和彦著『元国税調査官が告白する税務署の残酷な本音:節税?副業か?冷酷な大増税時代、マイナンバー監視社会を生き抜け!』)

 

豊かな社会に生まれ育った、、、、という議論はよくあります。

 

乾けない世代というのも分かります。

 

このような解釈はもちろんあり得ると思うのですが、、、、解剖直観的な立場で言えば、副腎が疲労し、ランゲルハンス島が疲弊し、甲状腺が暴走し、血液が汚染され、細胞が質の悪い脂質でボロボロになっていることが、「やる気がない」「覇気がない」原因なのではないかと整体師視点では思います。

 

逆にそれを全部逆回転させていけば、爽やかマックスになり、やる気と覇気に満ちが若者らしい若者になるのではないかと思います。

 

 

臍帯血の段階で汚染が進んでいるということは、生まれた瞬間にもう副腎疲労予備軍ということです(副腎疲労だけではなく、リーキーガットなども同様に)。

 

 

たとえば、非モテが増えていて、肉食系女子が増えているのに、草食系男子が増え、草食系を超えて絶食系になっているという議論もあります。もちろんインターネットの帯域のかなりを占めているポルノの問題はあると思います(ポルノもまた嗜癖であり、中毒です)。

 

ですが、ホルモン原理主義(勝手にいま命名しましたw)の立場から言えば、テストステロンの枯渇ですし、性ホルモンというのは、精巣や卵巣以外で言えば、福神から(もとい副腎から)出てきます。

(この知識をうまく利用すると、ひどい更年期障害も克服できる道筋が見えてきます。卵巣からエストロゲンが出なくなるなら、副腎から出させれば良いのです。そのためには、、、、副腎疲労を解消すれば良いということになります)。

 

というわけで、副腎を福神(ふくのかみ)としましょう!!

というセミナーでした。

 

ただ、これは副腎疲労から見た世界です。

たとえば、ホルモン(内分泌)と内分泌器官の関係で言えば、インスリンとランゲルハンス島の関係と似ているのです。

副腎からは50種類のホルモンが出ていると言われますが、代表してコルチゾールを考えましょう。

全身に炎症が起きたら、コルチゾールが火消しに走ります。消防車みたいなものですね。

でも、あまりに緊急出動が多すぎると、消防署は疲弊してしまい、炎症という火事を消せなくなります。それが具体的な病気に収斂していきます。

 

インスリンとランゲルハンス島も同じです。

繰り返しインスリンを出しすぎていると、疲弊してしまい、インスリンが出づらくなり、糖尿病となります。

 

 

ですので、ホルモンと内分泌器官の関係(繰り返し出すことで疲弊する)を考えると、副腎疲労も抽象化して、考えることができます。

 

そして、ストレスと炎症反応というのは、物理的なものであり、情報的なものでもあります。

というか、脳や内分泌器官や神経系や細胞にとっては情報と物理の区別が無いのです。どちらもストレスです。

生化学でストレスというと、物理的なものだけを考えがちです。グルテンであったり、カゼインであったり、シュガーなどです。しかし、そこだけになってしまうと、スコトーマが巨大になります。

たとえば、「能力の輪の中にとどまる」というのは、ストレスを削減する良い方法なのです。自分がコントロールできるもの、楽しいものに集中したいのです。

 

 

お馴染みのニーバーの祈りですね。

 

神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。

変えるべきものを変える勇気を、

そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。

God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

 

というわけで、そんなニーバーの祈りの賢さを身に着けて、爽やかマックスに到達しましょう!!!

 

 

 

 

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♫ひとりきりではダンスはうまく踊れない 風の様に水の様にふたり  時を忘れて時の間を♫

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*Boot Campの一つである気功整体師養成スクールは2月22日、23日です!

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ともかく力を抜くことですね。自分が想定しているよりも、はるかに深くゆるめることです。

気功整体をするときは、クンダリーニをしっかり通したら、手はとことんゆるめましょう。肘も肩も胸も。

 

大腿直筋などがわかりやすいのですが、力を込めて触れると、相手(大腿直筋)も固まります。

 

ダンスと同じです。

 

力を抜いて、リラックスして、気楽にやることです。

 

自分が固まれば、相手も固まり、自分が緊張すれば、相手の筋肉も緊張します。

 

 

アランもソクラテスもチョムスキーも踊る 〜固くならず混乱せず、したがってこわがらず〜 2013年10月11日

 

 

 

 ♫ひとりきりではダンスはうまく踊れない 

 

(略)

 

風の様に水の様にふたり  

 

時を忘れて 時の間を♬

 

(井上陽水『ダンスはうまく踊れない』)

 

 

 

 

 

ふわっと触ることです。

 

腕のIQを下げましょう。言語脳のIQもついでに下げてOKです。

(本体を下げてはいけませんがw)

 

やり方はシンプルです。腕のIQを下げようと思うだけです。

繰り返しフィードバックを取りながら、試してみてください。

 

 

力を入れるべきは頭の中です。

頭の中の解剖書をダッシュでめくり、該当箇所の映像を一生懸命に引っ張り出しましょう(^o^)

絵やビジョンが大事です。

文字(言語抽象度)ではなく、映像で(←ここ重要です)。言語抽象度はあまりに低いのです(だから、あまりに便利なのですが。そしてだからこそ、そこを主戦場にしている人はあまりに、、、、、、)。

 

 

ちなみに解剖書で勉強していると2次元的になると言いますが、きちんと自分の身体を触りながらゆっくり学ぶときちんと3次元的になります。というか、時間方向のベクトルが加わった4次元的になります。

 

たとえば今日の講習会でやったように、前脛骨筋の起始と停止に触れながら、足関節をわずかに背屈すると、筋腹が収縮するのが分かります。自分の中で筋肉が別な生き物のように動くのを感じます(この感触は、当然ながら、解剖実習では味わえません。筋肉を引っ張って、関節の動きを擬似的に再現することはできますが、収縮はしないからです)。

 

ちなみに関節の運動は反筋トレの要領でやりましょう。

反筋トレというのは、「まといのば」の造語です。

筋トレが可動域の最大値と重量の最大値を目指すのに対して、反筋トレは可動域も重量も最小値を目指します。

筋トレがマックスを目指すのに対して、反筋トレはミニマムを目指します。

 

 

たとえば、上腕二頭筋に触れて、肘関節を屈曲伸展(曲げ伸ばし)することを考えます。最初は力を入れて、大きく動かします。上腕二頭筋が触れた手の中で動くのが分かります。

そうやって、上腕二頭筋をきちんとロックオンできたら、ロックオンしたまま、どんどん力を抜いていきます。力を抜くというよりは、力を小さくしていきます。可動域も小さくしていきます。

すると、微細な動きにもどんどん敏感になっていきます。

これが反筋トレです。

 

大きな動きというのは、いろいろな筋肉が参加するので、聞き取りたい筋肉の音以外のノイズが大きくなります。まずひとつの筋肉に集中するために反筋トレを行います。

反筋トレ自体が非常に有効な筋肉の鍛錬になります(ちなみに反筋トレと筋トレはベクトルは逆なようですが、反筋トレを丁寧にやると、筋トレの効果は増大します。面白いので試してみてください)。

 

反筋トレは神経トレーニングに見えますが、筋細胞に話しかけるイメージでやってください。細胞のひとつひとつは明瞭な意識を持っていると思って接すると、相手もそれに応えてくれます。

 

前脛骨筋を用いた背屈の際も、脛骨の際の起始に触れながら(最初は軽く押しながら)、最初は大きく足関節を背屈させ、前脛骨筋がロックオンできたら、どんどんゆるめていきましょう。

 

ちなみに、筋肉の動かし方のコツはサイコキネシスですw

サイコキネシスのように、想念で動かすようなイメージで遠隔操作のように動かすことです。

慣れ親しんだ方法で動かさず、テレパシーで筋肉に通信し、サイコキネシスで念動力するようなwww

そんな感じでやるとうまくいきます。

 

これをざっくり言えば「脱力」とか「気で動かす」と言います(たぶん)。

 

 

軽擦(けいさつ)というのは、平たく言えば、さすることです。

 

で、軽擦(けいさつ)については、徐々に伝えていきますが、軽擦(けいさつ)のポイントはどう触るかではありません。いや、それも大事なのですが、もっと重要なのは、その手の下にどんな組織があるかを認識していることです。透けて見えていることが重要です。解剖直観ですね。

逆に解剖直観ができてくると、軽擦は自然と上手になっていきます。

形から入るのは無意味ですし、ましてや軽擦は乾布摩擦ではありません。

 

たとえば軽擦に関して、皮膚をこすることなので「皮膚同士の摩擦で体表温度を上昇させて、血液循環を促す」というような説明がありますが、、、、だったら、お湯につけたり、ホッカイロを当てれば良いです。わざわざ人間の手でこする必要はありません。

「血液循環を促して、老廃物の排出や、酸素・栄養を細胞に届ける働きが盛んになる」というのは、そのとおりでしょうが、きわめて貧困な身体感です。

身体はモノではないのです。心があるのです。

 

人に触れられて気持ち良いと思うのは、摩擦で体表温度が上がるからではありません。

 

軽擦の現象はたしかに摩擦を伴いますが、それが本質ではなく、まず相手に対する深い理解と知ろうとする好奇心が重要です(平たく言えば「愛」ですね)。

 

まあ、難しく考えず(とは言え、バカな言い草は無視して)、自分の身体を気持ちよく気持ちよく触りましょう。繰り返し楽しみましょう。

そして、その気持ち良さを広げていきましょう!!

 

全ての「バレエに必要とされるストレッチ」は、正座前屈に通ず( ー`дー´)キリッ

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というわけで、今日のセミナーの受講生向けにまとめておきます。

 

今回のセミナーはレジュメもないですし、メモするのも大変だったと思うので、キーワードとワークを紹介します!!

 

 

まずストレッチから。

 

ストレッチは基本的には正座前屈(ヨガのチャイルドポーズのアーサナ)をスタートにすると、非常に良いです。

 

 

バレエでストレッチと言うと、かなり限られています。

前屈、開脚、開脚前屈、Y字(I字)、スプリッツです。

(他の種目ではまた特殊なアイソレーションやストレッチを要求されます。またバレエのような柔軟性は不要どころか、危険でしかない種目もたくさんあります)

 

このバレエに必要なストレッチを一気にまとめてできるのが正座前屈です(たぶんw)。

 

まず正座前屈をします。

この正座前屈の状態から立ち上がると、ガラケーになります。

正座前屈でお腹とふとももがくっつかいない人は繰り返しやりながらくっつけるようにしてください。

重要なのは、脱力ではなく、力をいれて(深腹筋である腸腰筋で)お腹とふとももをつけることです。

このとき股関節の力を抜いて、股関節が抜けるようなイメージを持ってください。

 

正座前屈 → 前屈

 

です。

 

そして、次に仰向けで正座前屈します。

仰向けで正座前屈したら、

 

 

そのまま脚を外転させながら、膝を伸ばしていきます。あまり脚を広げなくてOKです。

 

ポイントは腰を上げることです。

といか、腰と思っている腸骨は実は脚(下肢)です。

ですので、脚を動かしている以上は、腰も上げたいのです。

 

と、ここで注意すべてきは、腸骨は下肢ということです。

腸骨を意識に上げるべく、腰のくびれに手を当てたら、そのままちょっと落としてみましょう。

すると、腸骨(骨盤)に当たります。

そしたら、腸骨稜を丁寧に触りましょう。そこが脚(下肢)です。

腸骨を下肢と認識できると、動きがガラッと変わります。

 

開脚という、脚を開いていく(外転させる)イメージがありますが、実際は股関節の屈曲の成分が大きいです。股関節を曲げるんだと思うと、開脚はできます。

そして骨盤を後傾させると、スムーズに股関節が外転する場所が見えてきます。

 

それを負担が少ない仰向けの、正座前屈で探っていきます。

 

このときに筋肉をストレッチすると思ってはいけません。どちらかと言えば、知恵の輪を解くイメージです。

 

 

仰向けの開脚前屈ができたら、良い子は真似をしてはいけませんが、そのままひっくり返すと下の写真のようになります。

 

 

ちなみにここから脚を抜くためには(カエルへ移行するには)、脚を開くのではなく、腰椎を縮めます(伸展)。

脊柱起立筋群で縮めると、脚が(ほぼ)勝手に外転して、あっさりと痛みなく抜けます。

 

バレエのストレッチは(文字通りに)ストレッチして伸ばすのではなく、解剖を理解してスムーズに動かすことだと認識を変えましょう。

そうでないと、頑張れば頑張るほど身体は硬くなります(ですので、「まといのば」ではストレッチ禁止ですw)。

 

開脚前屈ができたら、今度はY字です。

これについては過去、何度も書いてきていますので、ご存知とは思いますが、、、

 

ポイントは「お腹痛い」です。

 

そしてASIS(腸骨の上前腸骨棘)と、胸骨の中央付近(膻中という経穴あたり)を近づけます。そのときにお腹をゆるめて、近づけるのがポイントです

 

というわけで、実際のワークはもっとシンプルです。

仰向けの正座前屈にしたら、腰を45度ほど回転させ、膝を伸ばします。

膝を伸ばしてI字の位置に来たら、両手でホールドしてから、軸足を伸ばしていきます。

ゆっくりと外旋と外転させながら、股関節と膝関節を伸展させます。

ただし、ねじりをいれるイメージで(ねじってはダメです)。

 

これで寝た状態のI字(Y字)は完了です。

 

で、、、じゃあ、立った状態のY字バランスは??

というと、意外な筋肉をちょっとわずかだけ使うだけで、全然変わります!

魔法のようにキープできます。

楽しいです!

 

 

今回はスプリッツはやりませんでしたが、スプリッツもシンプルです。

仰向けに寝てI字バランスになったら、そのままくるんとひっくり返すとスプリッツの前屈になります。

バレエの世界では焼き鳥と言うらしいです。串をひっくり返すように、くるんとひっくり返します。

 

というわけで、ストレッチ系でした。

 

「ハムストリングスが邪魔します!」という方は、知恵の輪が外れませんと言っているのと同じなので、ひっかからない場所を探してください。筋肉と戦わないで、協調しましょう!!!

 

 

という感じで、アンディオール筋、アームスとエポールマンの秘密、短いアキレス腱を長くする方法、脚を一瞬で長くする魔法のツボ、赤い糸、バックカンブレがスムーズに行くツボなどを次々とやりました。

(書いていくと、長すぎるので、また次の機会にm(_ _)m、Likeの数が多かったら、続編を考えますwww)

 

受講生のレベルが高く、非常に楽しかったです。また一年後にでも是非!!

 

 

 

アームスとエポールマンの秘密〜赤い糸で心も引っ張られ、C1で見たことのない風景に出会おう!

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ストレッチやヨーガなどの柔軟性系のことは、是非ソルジャー(気功整体師)の皆さんは習得しましょう!

 

これは普通に講習会でロールプレイを繰り返す中で、自然と見に着くと思います(というか、周りが柔らかいので、自分もつい同調して柔らかくなるでしょうし)。

もちろんどこかでコンテンツとして、カチッとまとめて教えても良いと思っています。

アーサナ系とバレエストレッチ系をまとめてです。

 

ただ、基本的にはBoot Campでは、そういうテクニックでゆるませるというよりは、気功整体でまっすぐにゆるませていきましょう。まず、大腰筋をひたすらにゆるめ、そして大臀筋をひたすらにゆるめ、大腿四頭筋、ハムストリングス、中殿筋とゆるめていくことで、結果的に身体は楽になり、柔軟性は圧倒的に向上します。柔らかくなった身体で、柔軟系のコンテンツを一挙に習得しましょう!

というか、確実に講習会でやっていきますので、ともかく丁寧にいまはそれぞれのサロンで丁寧に結果を出していってください。経験は非常に重要です。

 

 

 

昨日のバレエ講習会では、アームスとエポールマンについてもやりました。

(Likeを多く頂いたので、バレエ講習会編第2弾です。皆様ありがとうございますm(_ _)m)

 

 

アームスというのは腕のことで、エポールマンとは(肩という意味ですがポイントは)首の操作ですね。

 

アームスはお馴染みの「赤い糸」のワークをしました。親指側で引くと力は拮抗するけど、小指側で引くとあっさりと引っ張れるというあのワークです(くれぐれも、指自体を引っ張らないようにしてください。中手骨から手根骨あたりを持ってください。また突然に引っ張らないで、じわじわと引っ張ってください)。

 

で、この感覚を使って、小指が引っ張られると思って、アームスを使うと、、、身体の軸から動けます。

 

アームスは飾りじゃないのです(笑)

 

アームスは飾りではなく、きわめて有用なツールです。あの動きの中に合理性があります。

 

 

アームスに引っ張られて、もしくは小指に引かれていって、身体が崩れるように、たとえばトンベをします。

トンベというのは落ちるという意味です。まさに落ちる動きに反発して、パ・ド・ブレして、グリッサードからビッグジャンプへと自然に移動します。

力み無く、物理学に沿った合理的な動きなのです。

 

ちなみに講習会では言及しませんでしたが、アームスにせよ、足さばきにせよ、少し抵抗を感じることです。

プールの中でウォーキングするように、空気の重い抵抗を感じるイメージで動くと非常に美しくなります。

 

Resist(レジスト)と言いますが、抵抗を感じるのです。空気でも、クリームでも(^o^)

 

(ソルジャー向けに言うならば、このレジストの解剖学的なカラクリは拮抗筋の遠心性収縮です。この遠心性収縮がうまくいくと、非常に高度な動き、そして美しい所作となります)

 

 

というわけで、赤い糸に惹かれて美しいアームスで身体を動かしてください。

(このカラクリを発展させると、アレグロもアームスが重要なことが分かります。楽しくなります)

 

 

 

同じことはエポールマンにも言えます。

エポールマンとはフランス語で「肩」ですが、首の動かし方が重要になります。

 

首も四肢と同じく誤解されているところで、見た目と実際が全然違います。

首の一番高いところは、、、、顎(あご)の下と思っている人が多いのですが(思っていなくても、無意識はそう情報処理していることが多いです)、実際はほぼ鼻の位置であり、耳の位置です。めっちゃ高いところに首の付け根があります。付け根というのは、頚椎の1番(C1、環椎)ですね。

 

 

首を前に倒すと棘突起が出てきます。最も大きいの一番下の土台となる頚椎7番です。頚椎は7つあります。チャクラと同じです。

その頚椎7番の棘突起から、指をうなじにそって(棘突起に沿って)滑らせていくと、後頭骨(頭蓋骨)に当たります。そのヘリの部分のツボを押します。

 

このツボはかなり気持ち良いです(^o^)

 

そしてそこを上方に押しながら、そこを支点にするイメージで、そこを中心にして頭蓋骨を回旋させます。

首の中心ではなく、首の真後ろを中心にして、首を回旋させます。

 

すると、、、、見たことがない景色が見えます。

 

首をねじって後ろが見えます。今まで向いたことがないところまで首がねじれます(回旋できます)。

 

 

というか、これは本当に強烈な方法です。エポールマンだけではありません。

応用範囲は大きいです。

バレエで言えば、エポールマンだけではなく、ピルエットでもピケターンのような回転技でも、もちろんザンレールやグランフェッテなどにも生きていきます。

首がストレス無く、可動域広く動くとバレエは上達します。

 

強く押さず、あくまでも気持ち良い程度で押して、そこを中心に左右を見てみてください。

(Boot CampではC0と呼んでいる技術群の一つですね)

 

今回はやりませんでしたが、胸鎖乳突筋を丁寧に起始部でゆるめると、また首の可能性は広がります。相当に気持ち良いです。

他の筋肉もそうですが、ブレーキを強く踏みながら、僕らはアクセルを踏んでいるので、エンストになってしまっているのです。

ブレーキを解除すれば、アクセルはちょっとだけ踏むだけで、思っきり加速します(これは文字通りそうです。だから「力はいらない」と言われるのです)。

僕らは力まなくてはいけないのは、ブレーキを踏んでいるからです。もちろん拮抗筋というブレーキも思っきり力を入れていますので、アクセルもブレーキも力んでいる状態になります。

そして皮肉なことに、その筋トレ状態ではブレーキが必ず先に成長することが分かっています。

求心性収縮と遠心性収縮では、遠心性収縮の方が鍛えられるのです(だからトレーニングでは、ネガティブを重視しますし、ネガティブだけを鍛えることで、ポジティブも強くする技があります)。

 

ですので、この(アクセルとブレーキの)チキンレースは、必ずブレーキが勝ち、そして身体はどんどんブレーキで固まっていくのです。

ブレーキを解除すれば、身体も心も自由になります。

メンタルブロックとは、ブレーキのことだったのです(多分)。

 

 

というわけで、まだまだたくさんのコンテンツをやりましたね。

プロのダンサーが幾人か入っていただけたので、非常に高度なこともできました。

 

アンディオール筋とは何か?、短いアキレス腱を長くする方法、脚を一瞬で長くする魔法のツボ、バックカンブレがスムーズに行くツボ、そして白鳥の羽ばたきが一瞬で美しくなる施術、頑固な肩こり筋の解消の仕方などを講習会では公開しました。

 

(昨日と同じことを書きます!!

このまま、書いていくと、あまりに長すぎるので、また次の機会にm(_ _)m、

Likeの数が多かったら、続編を考えますm(_ _)m)

 

 

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