今回もテクニカルな話からスタートして、テクニカルな話で終始しますw(たぶん)。
施術にとりかかる前に、まず深呼吸をして、落ち着きましょう。
落ち着いて、相手(クライアントさん)の身体の軸を見ましょう。
その軸に対して、自分の軸をきちんとぶつけることが必要です。
ぶつける前にまず軸と軸(センターとセンター)を向かい合わせます。
これは正面で向かい合えということではありませんが(できるなら、それに越したことがありません)、相手の軸をしっかり意識すること、そして自分の軸(センター)を強烈に立ち上げることが重要です。
Boot Campの技術を学んで、最初にソルジャー候補生がやりたがるのは、技術をどんどん試すことです。
それ自体は良いことです。ただ、落ち着いて(^o^)
自分が習得した恐るべき技術をどんどん試して、どんどん結果を出して、クライアントの笑顔を見たい!!などと思ってしまいます。それは良いことですが、一旦落ち着いて、きちんと自分の軸と相手の軸を合わせましょう。
軸がピンと来ない人は、センターと考えても良いですし、軸やセンターがピンと来ない人は、クンダリーニとクンダリーニでも良いです。
丹田で考えたい(感じたい)という人は、腰(下丹田)で気的につながり、次に胸(中丹田)でつながり、最後にアジュナ(上丹田)でつながります。最後の上丹田同士のコミュニケーションを「まといのば」では白毫合わせと呼んでいます。
その上で、相手の可能世界のうち最も輝かしいものを選び(相手のゴールが叶った世界)、その相手(@輝かしい可能世界)と自分のシャナ(理想の自分)を向かい合わせます。
これをハイヤーセルフと言っても良いのですが、それはふわっとしたものではなく、非常に即物的なものと考えましょう
僕は「うしろの百太郎」の面談と言いますが、もう「うしろの百太郎」がわからない人が多すぎですw
![]() | うしろの百太郎(1) (週刊少年マガジンコミックス) Amazon |
シンプルに言えば、それぞれが持つ理想の状態同士をぶつける(面談させる)感じです。
これを相手の神に拝礼するという意味で、ナマステーと言います。
ナマスが敬礼や服従、テがYouです。
ですので、相手に敬礼するということですが、
相手の神(理想の状態)に対して、自分の神(理想の状態)が敬礼し合うというニュアンスで捉えると良いと思います。
これを一瞬で行います。
シンプルに言えば、軸と軸をぶつけます。
その上で、きちんと相手の情報場を読みましょう。
まずは相手の身体を読み、心を読み、声を響かせて(エコーさせて)、相手の情報場に中にひたります。
ひたりきります。
理解からはじめて、共感に至るようにしましょう(共感から始めると、いつまでも理解には至りません)。
ともかく丁寧に行うことです。
そのあとに実際に患部に触れ、身体に触れていきます。
そのときもあくまでも身体ではなく、相手の心に触れるように。
施術の現場というのは、自分のテクニックを披露する場ではありません。
相手を深く理解するための場です。
身体に関して、深く理解するシステムを「解剖直観」と言っています。
平たく言えば「愛」です。それは丁寧な理解から始まります。
逆に身体が見えるようになると、心も見えやすくなります。
情報空間も見えやすくなります(本当に)。
解剖直観を(ほんのわずかながら)身に着けたあとに、コーチングセッションをやったら圧倒的に結果を出たというフィードバックを多くいただきますが、それは必然的です。
ヒーリングセッションにせよ、コーチングセッションにせよ、本質的なカラクリは同じです。
解剖直観を学べば、コーチングにせよ、ヒーリングにせよ、圧倒的にやりやすくなり、圧倒的に結果が出やすくなります。それは論理的に考えれば必然的なのですが、なかなか理解されません(というか、聞く耳を持つ人は多くありません)。
ドクター・ストレンジ講座を受けた人は分かるように、その丁寧な理解(と観測)がエントロピーを下げるのです。理解したということは、そこに秩序がもたらされ、エントロピーが下がります(エントロピーは物理量であり、そのような主観的なものではないと主張する方は、、、いや、実際に物理量ですが、、、僕ではなく、現役の物理学者にその反論をぶつけてください。その前に最低限の勉強をしてから)。
そこからエントロピーが上がりながら、時間の坂を転げ落ちている間に、健康に収束するのです(いや、健康な状態に収束する蓋然性が上がるのです。そこが一番可能性が高いからです)
ちなみに、必要なテクニックは完全に無意識でできるところまで、繰り返し練習して身体に落とし込みましょう。
テクニックのことを考えたり、自分のことを考えている余裕は施術の現場でないはずなので。
ということで、丁寧に施術しましょう!
もっと緻密に、もっと正確に、針の穴を通すような繊細を自分に課すようにしてください。
いま、出ている結果に満足せず、もっともっと上を目指しましょう。
実際、たっぷりと対話と理解に費やし(Echoも駆使して)、正確に相手の状態が分かるならば(実際は施術しながら、手探りで観ていきますが)、本当にシンプルな手技で一気に解決します。
ただし、そのときも「じゃあ、このケースはカニの身で大腰筋をゆるめれば一発で改善!!」というざっくりさではなく、「この筋繊維の拘縮をリリースすべく、針の穴を通すような繊細でやろう」としてください。
繰り返し筋肉をもんだり、マッサージしたり、繰り返し関節を動かしているうちに、だんだんと改善していくというのは誤解です。
毎日、歩いても、歩き方は上手になりません。
幼い頃から立っているのに、いまだに僕らは上手に立てません。
単純な反復で何とかなるというのは嘘です。
よく言われることだが、ダイナマイトを鉛筆で1000回こづいても爆発しない。しかし、ハンマーで一回叩くと爆発する。(ポール・ウェイド『プリズナー・トレーニング』)(←強く押せとかそういうことじゃないですからね〜)
![]() | プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ 2,100円 Amazon |
ハンマーで叩く一回を、場所を変えて叩き続けるのが施術です。
その場所の見つけ方を、失敗すると意味がないです。
ハンマーを持っているのに、ダイナマイトじゃない地面をガンガン叩いているとか、ハンマーを持っていないで、ダイナマイトを鉛筆でこづき続けるとか。
ハンマーで次々と違うダイナマイトを正確に叩き続けるのが施術です。
それを傍から見ると単純な手技を繰り返しているように見えてしまうのです(それはそいつの目と目の奥の臓器が悪いだけ)。
そう見えるだけで、実際は毎回こまやかなフィードバックを取りながら、頭の中で仮説と実地の検証を高速で繰り返しながら、必死で改善への道を手繰り寄せています。
というわけで、ともかく丁寧にやりましょう!
まずは自分の身体を丁寧に触りましょう。
自分の身体を粗雑に扱う人は、人の身体も粗雑に扱います。
そして、丁寧に触りながら、生きた解剖学を実践しましょう。
「この筋肉は何だろう?」といろいろ試しながら、解剖書を調べましょう。
解剖書はなるべく薄いやつを選んでください。最初は。
ゴツイ解剖書はたくさん持っていて良いのですが、それは読むものではなく、引くものです。調べるために使いましょう(調べたら、線を引いたり、ドッグイヤーを折ったり、書き込んだりしましょう。きれいなまま取っておきたい場合は、もう一冊保管用に買ってください)。
そしてすでにお客さんを持っている方は多いと思うので、ともかく明日からは「今日の100倍丁寧にやる!」と思って、がんばってください。
【Boot Camp第1弾!!気功整体師養成スクール 〜名人達人への道〜】
【日時】 12月21日(土)15:00~20:00
12月22日(日)13:00~18:00
【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【まといのば講座『副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)から観る未来の医療 〜身体を再ハックしよう!〜」】
【日時】 12月26日(木)19:00~22:00
【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】 30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】おお申し込みはこちらから!!