Quantcast
Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
Viewing all 3544 articles
Browse latest View live

前から触れる肩甲骨??烏口突起で筋膜リリース、僧帽筋の完全な脱力、長い腕、長い首、美しい胸・背中

$
0
0

肩甲骨って、背中側にあるイメージですが、前からも実は触れます(笑)

 

胸の上の方に鎖骨という骨がありますが、その肩側の方のちょっと下に肩甲骨があります。

 

肩甲骨の一部分が背中側から前に飛び出しているのです。

 

そう烏口突起ですね(肩峰も肩甲骨ですが)。

 

烏口突起という肩甲骨の一部が前側から触れます。

 

 

 

烏口突起を探してみましょう!

 

探し方はシンプルです。

まず肩に触れます。というか、上腕筋の骨頭、三角筋中部あたりに触れて、そこから肩峰へ行きます。

肩峰もまた肩甲骨ですが、そこから内側にナナメに切り込んでいくと烏口突起に触れられます。

 

この烏口突起は前から触れる肩甲骨です(^o^)

 

この烏口突起は気功整体でも重要なランドマークの一つです。

烏口腕筋や小胸筋、そして大腿二頭筋の短頭の起始です。ということは、「付着部を押せ」シリーズで言えば、烏口腕筋は押すべきなのです。

「付着部を押せ」シリーズというのは、いま勝手に創った言葉ですが、Boot Campではひたすらに筋腹ではなく、付着部(起始停止)を押すように言っています(下腿三頭筋だけは、下腿三頭筋腱への働きかけが有効です)。

小さな通常の筋肉であれば、筋腹に対するアプローチで十分なのですが、大きな筋肉は筋腹への圧迫では指なり掌底なり肘や膝が負けてしまうのです。

(ちなみに大胸筋ならば、全然指でも行けます。大きいようで薄いので)。

大胸筋について言えば、大胸筋というのは胸板の厚みがあるような人でも、比較的すぐに肋骨に触れます。

一方で三角筋中部などは、よほど筋肉が無い人でも、なかなか上腕骨に達しません。

どちらも例外はありますがw

 

 

覚えておきたいのは、体幹の筋肉はペラペラということです(まあ大胸筋は体幹についていますが、腕のための筋肉ですが)。

腹筋群はペラペラですし、僧帽筋も、広背筋(も腕の筋肉ですが)も。

 

ですので、かなり指でもいけます。

 

しかし、大臀筋などは、膝でもなかなかゆるみません(以前は、肘や膝での施術を薦めていました)。

 

いまは起始と停止への圧迫でゆるめていきます。

 

 

烏口突起も同様です。

たしかに小胸筋や烏口腕筋や上腕二頭筋の短頭は小さいですが、小胸筋や烏口腕筋は烏口突起から攻めるのが良いでしょう。

 

烏口突起は重要です。

 

それに加えて、烏口突起と上腕骨の骨頭の間を広げるという施術が非常に重要になっていきます。

 

 

バレエ講習会の番外編で行った(本編でやったかな?)『硬すぎる僧帽筋のゆるめ方』でもこのワークが出てきました。

 

ちなみにBoot Campでも重要になってくる手順ですので、さらっとまとめます。

 

まず姿勢をチェックします。

猫背になっていないか、肩が巻き肩(上腕骨が肩関節に対して内転、内旋している)になっていないかなどをチェックします。

頚椎もいま風の下部頚椎が伸展して、上部頸椎が屈曲している状態になっていないかをチェックします。

というか、ほとんどの人はそうなっています。

 

ですので、大きな筋肉から修正していきます。

 

まず大胸筋(いや、まず最初は耳と耳の間の臓器から)、大胸筋は肩に近い筋繊維を圧迫します。

これは付着部ではなく、筋腹です。

大胸筋であれば、付着部でなくてもかなりゆるめられます。

もちろん上腕骨の大結節稜を押せればそれはそれで良いことです。

 

大胸筋を肋骨に向かって押して、ゆるめられたら、大胸筋を伸ばします。

上腕骨の骨頭を掴んで、少し外旋、外転させます。このとき、大胸筋がゴムのように伸びているイメージが大事です。

 

そうすると胸が開きますので、そしたら肩甲骨の間の菱形筋に触れて、菱形筋が動き出せるようにします。というのも、菱形筋はいつも引っ張られて遠心性収縮で耐え続けて疲労していますので、適切な長さに戻して元気を取り戻させてください。

 

そしたら、三角筋中部から肩峰、烏口突起と触れていき、烏口突起をグリグリと筋膜リリースします。

このときに烏口突起のことを説明します。

「前から触れる肩甲骨」でも良いですし、「鳥の口の形をしている突起だから烏口突起」でも良いです。

烏口突起の重要性をクライアントの中で押し上げておいてください。

 

烏口突起をグリグリしたら、烏口突起と上腕骨の骨頭の間に指を入れて、グリグリと押し広げます。

内転してなければ、間はあるのですが、多くの人が隙間がつぶれています。

 

 

そこを広げると、突然に肩幅が広がり(顔が小さくなり)、腕が広がり、胸がふくらみます。

驚くべき効果です。

腕は楽になり、肩も楽になります。

 

その状態にしたら、三角筋のトレーニングを軽く反筋トレの要領で行い、新しい身体の使い方を学習し直す必要があります。そうでないとゆるんだ身体で、もとに戻ったら増悪です。

 

そして、最後に頸のアライメントをC0を用いて、行います。

後頭骨の際の中央部分を上に軽く押してあげながら、顎を引いてもらって、頚椎のアライメントをきちんと賽の河原積みのようにしてあげます。

 

 

いや、むしろ分かりにくい、、、、

 

きちんと積み上がっている状態にしてあげます。

僕らの普通とずいぶん違う状態です。

首が長く美しくなります。

 

 

 

そうすると、僧帽筋上部は全く力みがなくなります。

 

僕らの先生によれば、解剖学的肢位で立位のときには、僧帽筋上部には筋電流が流れないそうです。

すなわち、正確に立っているときは、僧帽筋上部は使わないで済むのです(驚くべきことに、肩に荷物を乗せていてもだそうです)。

 

ですから、きちんとした姿勢のときは、僧帽筋は力むどころか、ゆるゆるということです。

そこを目指しましょう!!!

 

 

僧帽筋が硬い理由は端的に言えば、胸が縮まっていて、肩が詰まっていて、首が前に出ているからです。

そうすると、僧帽筋上部はいつも綱引きの反対側で必死で首が落下しないように留めることになります。疲労困憊です。

 

 

疲労困憊つながり、最後に余談を一つ。

副腎疲労は結果であって、原因ではありません。

また栄養も結果であって、原因ではありません。

ある種の栄養を摂らせるようにデザインするシステムがあります。

 

副腎疲労も結果であって、副腎が強ければ良いのではなく、副腎が疲労しないように原因にハッキングすることが重要です!!

 

ちなみに猫背や巻き肩も同様で、実は脳なり内部表現のある部分を書き換えないと、物理的にいくら手を加えても、ザルで水をすくうのと同じです!

 

まずは頭を変えていきましょう!

平たく言えば、知は力なり、ですね!!

 

 

というわけで、2019年もお疲れ様でした!!!

来年もどうぞよろしく!!


上肢帯で白鳥の羽ばたき。前鋸筋と肩甲下筋に対するエレガントなアプローチ、肩甲骨剥がしで満足せずに

$
0
0

肩甲骨周りについては、「まといのば」では「上肢帯」と呼んでいる技術があります。

 

これは高岡先生の肩包帯のワークを気功技術にアレンジしたものです。

 

これはかなり強烈なもので、平たく言えば、体幹と上肢をくっきり分けるものです。

 

これを先日のバレエ講座で行ったら、アームスの使い方、そして背中ががらっと変わりました。

アンオーにしただけで、違いが歴然としており(肩甲骨を上手に使えています)、白鳥のはばたきなども一瞬で上手になります。

 

 

ちなみに一見すると上手な子で苦しんでいる子というのは、形を真似するのが得意だけれど、その本質が取れないことが多いです。

ローテーターカフを使いたい所で、僧帽筋と三角筋で頑張ると、見た目は似ているものに、苦しいことになります。

Y字やI字のキープも実は(直接関係のなさそうな)ある筋肉をほんのわずかに使うだけで、アライメントによって静止できます。しかし、これを筋肉でやってしまうと筋肉バレエになってしまいます。

わずかな違いですが、苦しい道と快適な道があるのです。

 

 

というわけで、この「上肢帯」のワークもその快適な道へ行くための素晴らしい技術です。

ただし、これまではあまりの難しさに、僕が施術することはあっても、施術の仕方を教えることはありませんでした。

ですが、ソルジャー候補生たちがBootCampを通過するあたりでは、おそらく彼らもできるようになっているのではないかと期待しています。とは言え、かなり高難度の技術です。

 

 

ちなみに技術名ではなく解剖学用語としての上肢帯というのは、そもそも肩甲骨と鎖骨のことです。

(下肢帯は腸骨のこと)

 

ここで骨の確認をしましょう。

 

「あなたの骨を数えましょう」ですね。

c.f.【募集開始!!】♪あなたのキス(骨)を数えましょう♪「今さら聞けない解剖学〜骨格編」開催!! 2017年03月16日

 

面白いもので、上肢というのは肩から先は30個の骨でできています。覚えやすいきりの良い数です。ちなみに下肢も股関節から下は30個です。体幹は胸骨を除けば50個です。

 

 

ですので、四肢は30個ずつ、体幹は50個で、あわせておよそ170個(実際は上肢帯と下肢帯と胸骨をあわせて、177個)です。ちなみにこの端数も綺麗に消えます。

なぜなら頭蓋骨が23個です(この覚え方は、1,2,3で23個とおぼえます。頭は一番上なのでトップの1です。1,2,3と続くので、23個です)。

ですので、23個と端数の7個を足すと30です。

よって、170+30=200となります。

これが『♫あなたの骨を数えましょう♫』でしたね(過去記事も是非参照してください)。

 

厄介なのは手や足くらいなものです。あとはシンプルなものです。一度数えて一気に覚えてしまいましょう。

 

 

で、上肢帯は肩甲骨と鎖骨です。ですので、端数の2を強調するために、肩関節から先は30ときりの良い数に神様はしたのではないかと思います(ジョークです)。

 

肩甲骨と鎖骨は身体の中央部分(あえて体幹とは言わず)にありますので、分かりにくいのですが、それは上肢といういわば腕の一部です。

 

 

 

 

肩甲骨に軽く触れて、腕を軽く動かしてもらいましょう。

そうすると、肩甲骨が大きく動くのが分かります。肩甲骨は腕なのです。

 

同様に、鎖骨と胸骨を一緒に触り(たとえば、親指で胸骨を、中指で鎖骨を)、腕を軽く降ると、鎖骨は動きますが、胸骨は動きません。

 

ですので、胸骨と鎖骨の境目である胸鎖関節というのは、実は腕の付け根なのです(上肢の付け根ですね。ここを肩関節の一つと数える人もいます)。胸鎖関節には触れられるようにしておきましょう。

 

先程の親指と中指をそっと近づけていき、それが一致したところが胸鎖関節です。もちろん視診でもわかりやすい場所です。

 

*肩峰そして、肩鎖関節が見えやすく、胸鎖関節もかなり推定できます。

 

 

上肢帯関連技術は肩甲骨周りでも3つあります。

最も有名なのは、肩甲骨剥がしというものです。

非常に有効ですし、重要です。

肩甲骨が癒着しているかのように、貼り付いている人はたくさんいます。

そしてそこを剥がすだけでいろいろなことが変わります。

 

ただ、充分に剥がれていても、大きな不調に見舞われている人は多くいます。

肩甲骨剥がしだけでは不十分なのです。

 

 

ちなみに、この写真のように肩に手をかけるのがポイントです。

指を入れるのではなく、肩甲骨の方を指に押し当てていくイメージです。同じようですが、全く違います。痛みが少なく、肩甲骨の中に指を入れられます。

 

僕らも指摘されて認識したのですが、肩甲骨と肋骨の間に指を入れて、肩甲骨の裏面を圧迫しても、そこは肩甲下筋ではなく、前鋸筋です。

 

くりかえします。

 

肩甲骨の裏面に指を入れられても、そこは肩甲下筋ではなく、その前に前鋸筋があります。

これ意外と盲点です。

前鋸筋を介して、肩甲下筋を押すことになります。

そうやって肩甲下筋をゆるめても良いのですが、肩甲下筋にとっても、前鋸筋にとってもちょとと刺激が弱くなります。布団と布団が重なっているようなものなので。

それに対して真に驚くべき方法を発見したのですが、、、、、(スクールで公開しますw、冗談です)。

 

Anatomography - en:Anatomography (setting page of this image), CC BY-SA 2.1 jp, リンクによる

 

手法としては、いま仮に「前鋸筋」と呼んでいますが、前鋸筋にも肩甲下筋にも有効な方法です。

 

肩甲骨剥がしを行ったら、「前鋸筋」へ。そして上肢帯へとホップ・ステップ・ジャンプするのが、上肢帯関連の技術です。

(ただ、上肢帯関連をやるときは必ずC0と呼んでいる、頚椎頭蓋骨関連を一緒に。頭が重ければ、アライメントは簡単に崩れます。頭がきちんと骨の賽の河原積み状態なら、頭の重みは無視できます。そしてそうすると驚くべきことに僧帽筋上部は脱力します)

 

上肢帯に関しては、豊胸手術と絡めていろいろと面白い話があります(BootCampでも言いましたね)。

皮膚だけを切開して、スペースを作る作業はほとんど手で筋膜を文字通りリリースしていくと、予後が良い外科医の方から聞きました。

下手くそな外科医はメスを使いたがると。メスを使いまくると余計なところも切りすぎてしまい、傷にもなるし、出血も多いし、感染症のリスクも上がります。

 

 

「肩こり解消」のメソッドもそうですが、C0も上肢帯関連も非常に大きな結果をもたらしてくれます。

 

(注:肩こり解消のメソッドとは、以下の通りです。

まず、大胸筋を肩近くを圧迫で、リリースして、巻き肩を物理的に解消しつつ、烏口突起を探して、烏口突起を起始とする筋肉群をリリースし、烏口突起と上腕骨骨頭の間に隙間をつくりながら、菱形筋を復活させ、僧帽筋をゆるめる)

 

 

そしてやればやるほど深くゆるみます。

一回の施術で、驚くほどの場所へ移動できますが、繰り返せば繰り返すほどにこまやかにこまやかに身体を改善できます。それも加速度的に改善できます。

 

そうすると不思議なもので、不健康な習慣をすべて排除したくなります(でも、徐々に外しましょう)。

なぜなら、健康というのは本来は圧倒的に気持ちよく、圧倒的にハマるものだからです。

我々はもっとイキイキと生きて良いのです。

 

 

ちなみに、一般には充分にゆるんでいるという人(一流アスリートやダンサー、ヨガ教師)こそ、シーツの下にあるえんどう豆を強く感じて、眠れなくなるものです。

 

靴の中に入った不愉快な小石も、敷布団の下にあるえんどう豆も全部丁寧に取り除いていく気功整体 2019年11月10日

 

相当に苦しんでいます。

キャリアを棒に振るほどに苦しんでいます。

しかし当然ながら、誰にも理解されず人知れず苦しむしかないのです。

(たとえば、医師は標準以上の身体には「異常なし」としか言いようがないからです)

c.f.筋肉は縮めても、伸ばしても、動かさなくても使える?!〜短縮性収縮、伸張性収縮、等尺性収縮〜 2019年11月05日

(この例はダルビッシュさんですが、たとえばグルテンフリーを始める前のジョコビッチなどを考えても良いでしょう)

 

 

個人的に経験したことで言えば、世界で一流として活躍している人は、怪我をしていても、常人では到達できないほどにゆるんでいることがあります。まさに筋肉は薄くて、水でできているようです。脂肪はほんのシートのようで、ほとんど感じられません。すぐに骨に当たります。

目で見て筋骨隆々であっても、触ると脂肪よりも柔らかいもので、固そうに見える肋骨ですら、ゆるゆるです。

 

そのような常人が理想とするような身体であっても、複雑な拘縮と痛みと戦っています。

想像を絶するほど苦しんでいるのです(それを人に言っても、解決にはならないので、笑顔の下に隠しています。意味がないことをするような贅沢な時間は彼らにはないからです)。

 

 

ですので、単なる「肩甲骨剥がし」レベルで満足するのではなく、上肢帯で細かな筋肉をすべて筋繊維の一本一本まで余さずゆるめるという気概を持って、BootCampを過ごして欲しいと思っています。

 

小胸筋も丁寧にゆるめてあげると、またひとつ不快な「えんどう豆」を取り除けるのです(これは深層外旋六筋についても言えます。ただその前に大臀筋と中臀筋をしっかりゆるめましょう)

 

 

というわけで、是非、解剖直観を愚直に身に着けていきましょう!

 

解剖直観を身につける最大の方法は自分の身体を徹底的に触って、筋肉を動かしそれを感じることです。

「生きた解剖学」「感じる解剖学」と呼んでいます。

そしてもし余裕があるならば、10月のハワイ大学医学部解剖実習へ行きましょう(応募は先着順で、入金確認後に確定となります。5日12時に募集開始します)。

アンディオール筋とは大臀筋?!、それよりも経穴の王様の大腸愈(だいちょうゆ)を押してみよう!

$
0
0

バレエにとってアンディオールは永遠のテーマですね。

開けるかどうかではなく、どう自然に開いた状態を維持できるかが重要です。

(可動域があることは大前提で、踊りの中でいかに自然にターンアウトできるかがポイントです)

 

その意味で、アンディオールというのは「哺乳類」という分類方法と似ていて、さまざまな身体の使い方の総称だと思った方が良いです。

 

 

いろいろな身体の角度があり、その中で「アンディオール」と呼ばれる身体の使い方それぞれにあります。それを正確に次から次へと渡っていけるのが、アンディオールができているということです。

所作や姿勢の良さや、品などと似ています。

 

たとえば、アラベスクのときのアンディオールというのは、アラベゴンに感じます。

アラベゴンというのは一種のジャーゴン(正式な用語ではなく、ダンサー同士でしか伝わらない隠語)ですが、アラベスク+アラセゴンという意味で、もともとはネガティブな意味で使われています(今もほとんどダメな意味で使います)。

しかし、ギエム以降のバレエ界では、アラベゴンというのは角度を間違えなければ(すなわち真後ろにきちんと出すならば)、きちんとアンディオールされたアラベスクと認識されます。

ですので、きちんとバレエを習った人ほど、気持ち悪く感じます。

 

ちなみにこれは面白い話があります。やはりパリオペラ座は、このアラベゴンを嫌うそうです。教育システムがしっかりしていると新しい潮流に切り替えられません。

すなわち、パリオペラ座はなるべく身体をねじらずに脚を上げるのを好みます。

ですから、上の記述と矛盾するようですが、ギエムさんは脚をアラベスクで高く脚をあげられず、必ずパンシェによって高さを調整をしました。是非、ギエムのアラベスク写真をチェックしてみてください。

そして、アラベスクというとパンシェを取り込むのもまたギエム以降のバレエ界の特長です。

 

ただ、そのオペラ座の教育システムの中で「アンディオールはBackから開く」と教えていることは、このブログでも10年ほど伝えてきています。

 

Backとは腰椎から、もしくは仙腸関節からというニュアンスです。ただ、腰椎は脚ではありませんし、仙腸関節は「開く」というほどには開きません。

これはニュアンスであり、比喩であり、はたまた筋肉のことです。

 

筋肉で考えれば、大臀筋というお尻の筋肉のことです。

 

 

アンディオールもしくはターンアウトというのは、解剖学で考えるとシンプルに外旋となります。

外旋というのは、外側に開く(旋回させる)ということです。

解剖学で覚えたいのは3つの機能だけです。3つというか、3グループです。

まずはシンプルに曲げ伸ばしする屈曲と伸展です。

両方やると屈伸ですね。

膝を曲げ伸ばししたり、肘を曲げ伸ばししたりするイメージです。

 

股関節屈曲、膝関節屈曲ですね。

 

もう一つが外に向けて動かす外転とその反対の内転です。

手を横に広げたり、脚を開脚のように横に広げるのが外転、その反対が内転です。

 

それに対して、アンディオールやターンアウトのように回転させるのが外旋、その逆(ターンイン)が内転です。

 

 

で、股関節で大腿骨という太ももを最大に外旋(アンディオール)させるのは、大臀筋です。

ですので、アンディオール筋はシンプルに大臀筋となります。

 

ちなみに「股関節から開きなさい!」と言われますし、これは間違っていません。

 

ただ股関節というと、全面から大腿骨の骨頭をイメージしてしまいがちです。

 

これが英語で考えると、股関節はHip Jointです。

そう、ヒップジョイント。

お尻の関節となります。

股関節ではなく、尻関節www

 

股関節をコントロールしているのは、大臀筋なんだ!!ということがよく分かる語感です。

 

股関節をコントロールしているのは、大臀筋というお尻の筋肉と、大腰筋(腸腰筋)と呼ばれるお腹にある筋肉です。

(前回のセミナーで面白かったのは、大腿直筋の起始部をチェックするべく、いつものように寝た状態で脚をあげてもらったら(=股関節屈曲)、バレリーナはほとんど大腿直筋の起始が収縮せず、むしろ鼠径部が収縮しました。そう大腰筋ですね。もちろん起始ではなく、筋腹です)

 

ですので、ヒップジョイントというのは良い言葉です。

「股関節」というと、大臀筋が発火しにくいのです。

 

知識としてまず大臀筋(だいでんきん)というお尻の筋肉がアンディオール筋ということを覚えておきましょう。

 

そして、次にこの大臀筋の発火方法です。

普通にお尻に力を入れてしまうと全く違うことになります(バレエの先生は「お尻の力を抜いて!!」と言うでしょう。これも運動生理学的には正しいアドバイスで、脱力からしか力は入りません)。

 

そして僕らが力を入れるお尻はちょっとズレているのです。

 

ですので、大臀筋=お尻の筋肉、と考えずに、丁寧に腸骨稜を触りましょう(←ここ重要)。

 

 

いつもの復習ですが、まずくびれに触ります。

腰のくびれに手を当てて、そのままわずかに下にスライドさせると骨盤(腸骨)に当たります。

その骨盤の上端を丁寧に触りましょう。そこが腸骨稜です。

 

前に行けば上前腸骨棘(ASIS)という突起が感じられます。後ろに行けば仙骨があります。

上後腸骨棘(じょうこうちょうこつきょく)がきちんと触れれば最高です。

 

 

丁寧に触ります。

 

腸骨は後ろに行くにつれて高くなっていきます。

腰は相当に高いのです。

そして、その腰と呼んでいる位置は下肢(脚)の一部です。腸骨は下肢帯です。

ですから、腰だと思って触っている高い部分は脚の最も高い部分です。

特に後ろに行けば行くほど高くなっています。

そこが脚だと理解して、腑に落ちるとアラベスクのあげ方が変わります。

 

股関節で上げるのはナンセンスで、腸骨から上げるべきです。

とは言え、仙腸関節はほとんど動かないので、実際は2つの腸骨の関係を水平に並んでいる状態から、垂直に並んでいる状態に変えるイメージです。

腸骨は腰ではなく、体幹でもなく、脚です。

その上で腰椎をねじり、胸椎をねじり、頚椎をねじれば、美しいアラベスクとなります。

アラベスク(模様)というくらいですから、曲線を描きましょう。

 

 

股関節で大腿骨(という太ももの骨)を動かそうとしたら、それは上がりません。

腰を動かすのはパンシェ(骨盤を傾ける)じゃないかと思うかもしれませんし、その通りですが、パンシェかどうかは上体で決まると考えてください。

 

腸骨稜を丁寧に触ったら、ついでに大腸愈(だいちょうゆ)というツボ(経穴)を押しましょう。

僕が習った頃には、経穴の王様と言われていました(記憶が確かなら)。

大腸愈は重要なツボです。

 

大腸愈(だいちょうゆ)の場所はヤコビー線上で脊椎の棘突起から指2本分外などと言われますが、そこらへんはノリでOKです。というか、身体を見ていれば、押しやすい場所が見えてきます。

 

 

探し方はシンプルです。

 

腰のくびれに触れて、そこから下にスライドして、腸骨に触れます。

腸骨の上端を丁寧に触り、腸骨稜をくっきりさせます。

腸骨の最も高い位置がヤコビー線で呼ばれます。

そしたら仙骨の方まで丁寧に触ったときに、大腸愈(だいちょうゆ)が見えてきます(スクールやBootCamp講習会でやりましょう)。

そこを丁寧に押すことです。

腸骨稜も押して、大腸愈も押します。

腸骨稜のヘリが大臀筋の起始です。

起始を押して、大臀筋をゆるめて、大腸愈(だいちょうゆ)を意識することで、圧倒的なアンディオールが可能です。

 

アンディオール筋はたしかに大臀筋ですが、お尻の筋肉と思うと少し違うところに力が入ります。大腸愈を意識すると、引き上げもアンディオールも一挙にうまくいきます。

そのためにも、くびれから繰り返し腸骨稜(ちょうこつりょう)を触りましょう!!

 

 

1月5日12時より申し込み受付開始!!

【ハワイ大学医学部人体解剖実習】
【日時】 (現地時間)10月2日(金)夕方オリエンテーション、10月3日(土)〜5日(月)(ハワイ大学にて解剖実習)

【場所】 ハワイ大学医学部及びワイキキのセミナールーム(現地集合、現地解散です!、航空券とホテルは各自で手配してください!!)
【受講料】  396,000円(税込、PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】1月5日12時より募集開始!!(先着入金順で確定です!)

 

 

 

 

 

【明日募集開始!!】解剖のすゝめ 〜世界の観方がガラッと変わる解剖実習セミナー

$
0
0

というわけで、解剖実習に一緒に行きましょう!!

(お申し込みは明日正午からです!!)

お問い合わせは歓迎です!

 

 

 

1771年3月4日に、蘭方医であった杉田玄白、前野良沢、中川淳庵らは、小塚原の刑場において、罪人の腑分け(今で言う解剖)を見学しました。

 

そのとき彼らは漢方医が全盛のときに、超マイノリティーの蘭方医であったので、オランダの解剖学の小冊子であるターヘル・アナトミアをそれぞれ所持しており、腑分け(解剖)と解剖書を見比べました。

 

驚いたのはそのオランダの解剖書の正確さです。

漢方医が依拠している五臓六腑とは比べ物になりません。

(いやいや、厳密には東洋医学の五臓六腑は解剖とはほぼ関係ありません。たとえば経絡は解剖で出てこないと言っても、経絡は機能の名称で、物理の名称ではありません。サッカーのルールでラグビーを評価するようなことになります)

 

 

 

当時も禁止されていたであろう解剖(腑分け)をこっそりしてみて、西洋医学(特に解剖学)に感動した彼らはそのオランダの解剖書(ポケット版)である「ターヘル・アナトミア」を訳そうと決めます。

オランダ語の辞書もなく、先行研究もない中で、まさに「櫂や舵の無い船で大海に乗り出したよう」(蘭学事始)です。というか、「櫂や舵の無い船で大海に乗り出」すって冒険ではなく、遭難ですwww

実際に難破で遭難に近い翻訳だったようですが、しかし平賀源内の弟子の小田野直武が描いた解剖図だけでも充分なインパクトがありました(そう日本に近代絵画を最初に取り入れ、最初に取り入れたのは平賀源内でした。ちなみに平賀源内は狂言も書いており、先日の歌舞伎座ではそれが上演されていました。面白かったです)。

 

*平賀源内

 

 

そこから日本では、漢方医学から蘭学(西洋医学)への大きな転換が始まりました。

 

解体新書は日本の医学のみならず、学問にも大きな影響を与えましたが、その原点は小塚原の腑分けにあります。

 

 

そこで真実を見たことが、彼らの原動力になります。

驚くべきことに、腑分けをした翌日から翻訳作業に取り掛かっています。

これを伝えねばと思ったのでしょう。

自分たちが見た真実を広く伝えねばと思ったのでしょう。

 

*セミナールームに貴重な復刻版がありますので、是非手にとってみてください。

 

 

解剖にはそれだけの力があります。

 

普段の生活では絶対観ることができないのが、身体の中です。外科医でなければ、身体の中を日常的に観ることはありません。

 

逆に一度でも身体の中をのぞき込むことができたら、世界の観方がガラッと変わります。

少なくとも身体観が変わります。

 

僕らは解剖書を元にして、施術をしていますが、それはガイドブックだけで異国を語るのに似ています。実際に異国に行き、その場で歩いてみて分かることはたくさんあります(もちろん繰り返し行くことでしか観えてこないものもたくさんあります)。

 

是非、解剖実習に一緒に行きましょう!!

 

 

 

ということで、定評のあるハワイ大学医学部で10月に解剖実習を行います!

 

今回の解剖実習セミナーはいろいろなメリットがあります。

 

まずハワイ大学のプログラムである解剖実習がとにかく素晴らしいの一言に尽きます!!

 

解剖実習では3体のご献体に対して、一人一人担当の講師がつきます。

すべてハワイ大学の先生方です。

そして!!!

なんと日本語で開講されます。

というか、日本人です(^o^)

 

・解剖実習が日本語で開講される!

 

海外の解剖実習ですと、基本的には通訳が入ります。ですので、時間がどうしても2倍かかり、ニュアンスも伝わりづらくなります(逆に英語が分かる人には、通訳している時間がもったいないです)。

ですが、日本語での開講ですので、そのストレスがありません。

 

 

 

そして、これが非常に重要だと思うのですが、、、

 

自分たちの手で解剖をします!!!

 

大事なことなので、もう一度繰り返しますが、

 

自分たちの手で実際にメスを持って、自分たちで人体解剖します!!!

 

「当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、かつて日本で開講されていた解剖実習は、実際にメスを持つことはできず、解剖しているところを見学するというスタイルでした(今はそれもできなくなっています)。

解剖実習ではなく、解剖実習見学ですね。

ちなみに、海外での解剖実習セミナーでも、実際は解剖実習の見学ということはあります。メスを持てないのです。

というわけで、一応大きなメリットとして、押しておきます( ー`дー´)キリッ

 

・自分たちで実際にメスをもって解剖できる!!

 

ハワイ大学はさすがにアメリカらしく、かなり自由放任です。

もちろん解剖の手順はありますし、完全な自由ではないのですが、「まずトライしてみましょう!」というスタンスです。ですので、ガツガツ切らない限りは先へ進めません。

先生方が手取り足取り教えてくれることもありません(もちろん聞けば丁寧に教えてくれますが)。

 

ですので、本当に自分たちの手でやることになります。

これは本当に重要なポイントです。

 

解剖実習見学も学びは圧倒的に大きいと思いますが、それよりも実際に自分たちの手で腑分けをするというのが大きいのです。大きなショックと、そして大きな成長が約束されます。

 

 

そして、次に教えてくださる講師の皆さんの専門がAT(アスレチックトレーナー)であるということです。

これはかなり大きいです。

実際に現場でアスレチックトレーナーとして、指導やコンディショニングをしているので、僕らと似た視点で解剖学を捉えていらっしゃいます(似た視点というか、同じ視点ですね、むしろ)。

ですので、解剖学に耽溺しているというだけではなく、実際に怪我や傷害に対する対応も日々されており、日々新しい理論をインプットされています。それも(聞けば)学べます!!

 

・解剖実習のハワイ大学の先生方のご専門がAT(アスレチックトレーナー)!!!

 

またハワイ大学は解剖でも定評があるので、さまざまな標本があります。

それも事前にリクエストすれば、すべて出しておいてくれます。解剖の合間にそれらの標本をじっくり手にとって眺めることもできます。

 

・たくさんの標本を手にとって観ることができる!!

 

以上はハワイ大学解剖実習のメリットです。

 

 

そしてそれを「まといのば」で開催する上でのメリットは、「初心者に優しい」設計ということです。

 

解剖実習に参加される方は基本的には、国家資格取得者が多く、解剖については最低限の知識を持っており、国家試験も通過しています。

 

ただ、「まといのば」のメンバーは民間でセラピストとして働いている方が多いので、そこまでの知識を有していません。

 

ですので、「解剖の知識がゼロでも、解剖に挑めるようにする」事前学習教材を配信する予定です。

もちろん解剖学のおおよそを短い時間で教えるのは無理ですが、「解剖をするに当たって最低限これだけは知っておきたい!!」という知識にのみ特化して、「まといのば」流の加速学習でインプットさせます。

 

*たとえ解剖の知識がゼロでも、解剖実習に参加できるレベルまで仕上げる加速学習(事前学習教材配信)

 

解剖をしていていつも思うのは、知らないものは見えないということです。

 

解剖しながら、茫然自失になると、いつもアインシュタインの言葉が脳内をリフレインします。

アインシュタインが若きハイゼンベルクに言った言葉です。

 

理論があってはじめて、何を人が観測できるかということが決まります。(ハイゼンベルク「部分と全体」 pp.104)

c.f.理論があってはじめて、何を観測できるかということが決まる=事実は歴史家が呼びかけた時だけに語る 2014年03月04日

c.f.おそらく私はその種の哲学を使ったでしょう。しかし、それでもやはりそれは無意味です。 2014年03月03日

 

僕ら風に翻訳するならば、解剖学の知識があって、はじめてご献体を前にして筋肉を観測できる、のです。

解剖学の知識がないと、目の前にあるのは混沌です。

エントロピーを下げるには、知識が必要なのです。

これは痛いほど感じますし、また先生に見えて、僕らに見えないことがあるのも鮮やかな解剖の手並みを拝見すると感じます。

 

たとえば、小さな神経などは、ほとんど筋膜と区別がつきません。どちらも白く、どちらも紐状です。そして筋膜は膨大にあり、神経は限られています。ほとんど絶望的なウォーリーを探せ状態なのですが、猛烈なスピードでハワイ大学の先生方は解説をしながら、細い細い神経の線を掘り出していきます。

めまいがします。

 

そこまでの水準に達するには、日々解剖をして10年は有にかかるのだろうなとは思います。

 

 

ちなみに、このような解剖実習は通常は大学が休みである土日の2日間で行います。

ですが、ハワイ大学の学生たちは一体に1年半をかけます。本来はそのレベルで行うものを、僕らは一気に2日間で走り抜けます。

 

話を戻すと、知識がなければ、解剖をしていても、目の前にあるものが観えてこないのです。

ですが、それを「それぞれが独学してきてください!」というのも酷です。

ですので、先程も言いましたが、今回は「ゼロからの解剖実習のための解剖学」と題して、事前学習教材を配信します!

実際にどんな手順で行うのか、何を覚えておかないといけないのかをなるべく全部伝えます。

 

解剖実習のときに教わることのパターンというのは大枠は決まっています。その場ではじめて聴くと、パニックになります(そもそもメモを取ろうにも、まず医療用手袋を脱ぐところからやらなくてはいけません)。

ですので、事前学習で大枠を先に教えてしまいます。すると、事前に予習が終わっているので、少し落ち着いて聞くこともできますし、メモも取れます(とは言え、毎年レベルアップしていますが)。

 

また、解剖実習は午前中から夕方までなのですが、解剖実習後に(任意参加で)場所を変えて講習会を開催します!

当日学んだことを一気に復習し、翌日に備えます。

ここで一気に学んだこと、解剖して観えたことを定着させます!!

(初日と2日目終了後に開催します。3日目は修了式のあとに、パーティーの予定です!

あ、言いそびれていましたが、ハワイ大学から解剖実習の修了証書が発行されます!!)

 

*解剖実習後の講習会!

*ハワイ大学から解剖実習の修了証書が授与!!

 

そしてもう一つの大きく重要なメリットが、、、、従来は解剖実習は大学が休みの2日間(土日)開催なのですが、今回は特別に3日間(土日月)にしていただきました(日程を先に発表しているので、ご承知とは思いますが)。

 

月曜日には先生方は授業もあり、本来は無茶なのですが、無理を言ってお願いしましたm(_ _)m

2日の実習と3日の実習では大きく違います。単純計算で1.5倍です。

2日目の終わりにいつも思うのは、「もう一日あれば、、、」ということです。

その貴重な1日を追加してもらいました!!!

というわけで、解剖実習を3日開催します!!

 

*通常は2日間での解剖実習のところを、特別に3日間解剖ができる!!

 

 

また、いろいろなノウハウもまとめてお伝えします。

たとえば、ホルマリンの匂いがかなりきついので、鼻腔にワセリンを縫って、マスクにアロマを垂らすと良いなどのノウハウも!

また基本的に現地集合、現地解散なのですが、たとえばホテルから大学までは、タクシーではなくウーバーであれば、行き先を間違えることもありませんし(予約の段階で自分で打ち込むので)、支払いもカードでアプリ上でやってくれるなどのノウハウもお伝えします。

(というか、ブログでも書いていきます、おそらく。いや、いらないのかな、、、、)

 

*こまかなノウハウも事前に共有!!

 

今年は難しくても、来年以降もありますし、解剖のイメージだけを膨らませておいてください。

少なくともソルジャー候補生にとっては、解剖直観のためにも解剖実習は必須です。

解剖以前と解剖以後では、触り方も結果の出し方も段違いに変わります。

筋肉を実際にその手で触り、神経の厚みを感じてきた人の触れ方の説得力は違うのです。

これは自分よりも、周りが強く感じます。

(最近、つくづく感じるのは、いわゆる新しいGodHand系の人たちは全員解剖を経ているということです。外科医ですら、動物で40時間練習するというのに、実際に人体解剖実習ができるというのはすごいことです。ですので、貴重なご献体に深く感謝して、その分大きく社会に還元しましょう!)。

 

 

一度でも解剖をすると、また行きたくなりますし、行けば行くほど解剖の世界の奥の深さを感じます。解剖の世界というか、人体の奥の深さと可能性を感じます。

仲間同士で行けば、その経験を共有できます。共有した同士でロールプレイを繰り返すとまた次のステージへ移動できます。

 

この解剖という貴重な経験をできるからこそ、ガンガン目の前のクライアントを癒やし、圧倒的な結果を出して、また来年も行きましょう!!

 

 

 

1月5日12時より申し込み受付開始!!

 

【ハワイ大学医学部人体解剖実習】
【日時】 (現地時間)10月2日(金)夕方オリエンテーション、10月3日(土)〜5日(月)(ハワイ大学にて解剖実習)

【場所】 ハワイ大学医学部及びワイキキのセミナールーム(現地集合、現地解散です!、航空券とホテルは各自で手配してください!!)
【受講料】  396,000円(税込、PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】1月5日12時より募集開始!!(先着入金順で確定です!)

 

【残り4枠!】解剖を200%楽しんで学ぶために、解剖シミレーションを繰り返しておこう!!

$
0
0

*ハワイ大学人体解剖実習セミナーのお申し込みフォームはこちらです。

お申し込みスタートです!!

https://pro.form-mailer.jp/lp/1f7815ed186934

(5日12時からお申し込みスタート)定員になり次第、フォームは閉じますm(_ _)m

 

 

というわけで、本日12時より申し込み開始です!

ハワイ大学医学部での解剖実習セミナーです。

10月2日夕方にオリエンテーションと懇親会を行い、3日(土)午前から解剖開始となります!

是非、お楽しみに!!

 

解剖直観を身に着けて、圧倒的なヒーラー、気功整体師になるべく、強烈な体験をしにハワイへ行きましょう!!

 

 

 

 

3日間じっくり解剖ができるのは、めったにない機会ですので(通常は2日間)、たっぷりと学びましょう!!

 

事前学習として動画教材を配信します!(今回の受講料はこの事前学習教材込みの金額です!)

 

 

解剖実習を最高の体験とするべく、行くまでに臨場感高く解剖実習をシミュレーションしておきましょう!

 

*ハワイ大学人体解剖実習セミナーのお申し込みフォーム

https://pro.form-mailer.jp/lp/1f7815ed186934

 

 

ちなみに、最初はうつ伏せの状態で背中から切り開いていきます。

メスは猛烈に切れますので、本当に軽く皮膚に当てて、スッと引くだけです。

表皮はサランラップくらいの薄さと言われますので、本当に軽めに。

 

切るのは正中線に沿って切り、そこから身体に対して水平に切っていきます。
(ちなみに最初のころは、どこから切っても良いと言われました。どこからでもと言われると焦るものです)。

 

脚も同じく中心線を切り、そこから垂直にする形で水平線を切ります。

 

そして、皮を剥がしていきます。そのときはピンセットなり鉗子をつかいます。ピンセットは手がつかれるので、つまんだら固定できる器具をつかうと便利です。

 

 

 

そして、浅筋膜を剥がしていきます。浅筋膜というのは、皮下脂肪ですね。皮膚の下の皮下脂肪は黄色と白とピンク色をしています。

切り開いた皮膚をつかむと、ペリペリと剥がれる感じがします(実際はメスかハサミを使います)。

 

そうすると非常に美しい深筋膜と筋肉の層が出てきます。このいわゆる皮膚を剥がす作業をまずは体幹と脚をやっていきます。

 

脚は面白いことに、脚全体を覆う筋膜というのが別にあります。あたかもストッキングのように全体を覆っています。

 

この筋膜のストッキングを破らないように、丁寧に皮下脂肪だけを取り除いていきます。

 

ちなみに脂肪が多いと、かなりベタベタと筋膜がはりついていて、手間が増えます。脂肪が少ないと、解剖はやりやすいです。

 

 

 

かなり巨体な方であっても、皮下脂肪を取り除くと、脚は非常に真っ直ぐで細くて綺麗なことに驚かされます。スピリンターのような細い脚です(皮下脂肪だけではなく、筋肉と筋肉の間にも脂肪はつきます)。

 

ですので、解剖をやって思うのは、余計な脂(中性脂肪)は落としたい、ということです(笑)

身に沁みて感じます。

また脚はすぐに筋肉がついてしまう、、、というのは誤解で、ほとんどが脂肪ということもリアルに分かります(筋肉と筋肉の間にも入り込むので、筋肉を深層から押すことになります。ですので、筋肉が太くなったように感じるのです)。

 

深筋膜を破って、筋肉の表層を出していくと、まさに美しいの一言です。

そして、解剖書のリアルな映像がディフォルメなのではなく、リアルなのだということが実感できます。

筋肉の走行などは、本当に解剖書通りです。

 

僕らは杉田玄白たちが小塚原の腑分けで感じたことを、よりリアルに体感できます。

 

まさに進撃の巨人のような筋肉がそこに現れます。複雑さよりもシンプルさに衝撃を受けます。

 

 

そこまでくるとメスの扱いにも慣れ、鉗子やハサミの使い方にも慣れてきます。

そしたらメスをおいて、手とハサミをメインで解剖していきます。

メスは切れすぎてしまうのです。ハサミも切るのではなく、開くために使います(開きながら、刃の切れない方で使うイメージです)

 

*病理医の漫画である「フラジャイル」の一コマです!

 

 

 

 

そこからはどんどん筋肉を表層から出していきます。

そのときに知っておきたいのは、起始と停止です。

筋腹は目の前に観えていますので、起始と停止を「出す」とその筋肉が「観れ」ます。

「出す」というのは、起始と停止部がはっきり見えるように、まわりの組織(特に脂肪)を綺麗に外すことを言います。

 

あとはひたすらにこの作業です。

 

表層が終わったら、手順に従って(これは指示されます)、筋肉を筋腹で切って、次の深層の筋肉へと移動します。

 

また詳しくは事前学習でも、ブログでも書いていきますが、身体の中の臨場感がガラッと変わります。

 

解剖図だとどうしても理解が2次元的だが、実際に解剖してみると理解が3次元的になるなどと言いますが、それ以上です。

それ以上にするためにも、解剖は目で見るだけではなく、ともかく良く触り、そして頭の中のモデルを詳細に眺めて、どんどん切っていくことです。

 

いずれにせよ、お楽しみに!!!

 

 

 

1月5日12時より申し込み受付開始!!

 

【ハワイ大学医学部人体解剖実習】
【日時】 (現地時間)10月2日(金)夕方オリエンテーション、10月3日(土)〜5日(月)(ハワイ大学にて解剖実習)

【場所】 ハワイ大学医学部及びワイキキのセミナールーム(現地集合、現地解散です!、航空券とホテルは各自で手配してください!!)
【受講料】  396,000円(税込、PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】1月5日12時より募集開始!!(先着入金順で確定です!)

*ハワイ大学人体解剖実習セミナーのお申し込みフォームはこちらです。

https://pro.form-mailer.jp/lp/1f7815ed186934

5日12時からお申し込みスタートで、定員になり次第、フォームは閉じますm(_ _)m

 

 

 

 

 

インナーマッスル中のインナーマッスルである大腰筋(腸腰筋群)に触れたいと思ったら??

$
0
0

非常にコアなメンバーが集まりまして、楽しい解剖実習になりそうです!

(まだほんの少し席に余裕があります!)

 

また来年以降も開催していきたいと思いますので、今年は難しくても、来年以降に照準を定めて、楽しみに待っていてください!!

 

自分でメスを持って、自分でご献体を切っていくというタイプのコアな解剖実習を経ると、身体への認識がガラッと変わります。

強烈に変わりますし、自分の身体が変わり、結果的にクライアントさんたちの身体も変わります。

 

ただ、その体験を強烈な経験へと転化していくためにも、もちろん圧倒的な知識は必要です。

そして、たくさんのクライアントの身体に触れて、試行錯誤しておくことも大切です。

 

 

一緒に解剖実習を行ったガチムチのトレーナーの友人がこんなことを言っていました。

生きている身体で、動いている筋肉を解剖したい、、、と。

もちろんそんなことは無茶なので、自分の前腕を切り開いて、筋肉の収縮弛緩を見たいと言っていました。

「前腕であれば、皮下脂肪も薄いし、、、(って、彼は体脂肪率一桁台なので、どこを切っても薄いですが)」

 

まあ、そんな無茶は笑い話ですが(いや、彼ならやりかねないですが)、実際に解剖をすればするほど、人の身体の中を見てみたい、どうなっているのか知りたいと思うものです。

 

強く知りたいと思うからこそ、回答を求めて解剖書を読み漁り、自分の身体を丁寧に触り、クライアントさんの身体を丁寧に触って、知ろうとします。

 

知れば知るほど面白いですし、もっと知りたくなります。

そうやって解剖の知の迷宮へと紛れ込みます。

 

とは言え、僕らはそこに快適さや爽やかさ、気持ちよさ、清々しさなどを加味したいと思っています。

 

 

知的好奇心というのは、一種の中毒です。

良い意味での中毒です。

Addictionですね!

「もっと知りたい」とドーパミンが出ている状態です。ドーパミンの渇望感が心地よく、そしてついに知りたかったことを知ることができたときの快感、そしてそこで開ける次の扉というのはワクワクします。これもホルモンのなせる技です。

 

解剖に耽溺するのではなく、身体に耽溺しましょう(似て非なるものです)。

身体を快適な状態にして、クライアントさんの身体をより快適な状態にすることに耽溺しましょう!!

 

そのために解剖学というベースは非常に役立ちますし、気功はとても便利なツールですw

 

 

件(くだん)の彼が、その後、前腕をよく切れるメスで切開したのかはわかりませんが(いや、「切開するときは、呼んで」と頼んであるので、まだなのでしょう)、切開せずとも我々はかすかな皮膚感覚と知識と想像力で、体の中を観ることができます(これが解剖直観ですね)。

 

そしてこの解剖直観を猛烈に成長させてくれるのが、解剖実習です。

 

ただ、知は力です。

丁寧に解剖学を学んでおいて、そしてはじめて目の前のご献体がクリアに見えてきます。

 

 

楽しく解剖を学ぶコツが、自分の身体を知ることです。

自分の身体を知るというのは、筋肉や骨の状態を知りながら、どんどん改善していくということです。

思いもよらなかったことができるようになったり、健康を取り戻したり、心から身体を動かしたくなったり、そういう変化の一つ一つに喜びながら、気付いたら解剖学に詳しくなっているというのが理想です!

 

ちなみにこれはクライアントさんも同じです。

自分の身体を知りながら、どんどん身体が快適になり、知れば知るほど快適になり、快適になるからもっと知りたくなるという好循環が起こります。

 

ですので、わざわざメスで切り開かなくて良いので、そっと身体に触れましょう。

筋肉は運動器官だけではなく、感覚器官です。

固めてしまうと、バカになってしまうのは、運動器官としてだけではありません(逆に痛みという痛覚を麻痺させるためには、固めます)。

固めるとバカになるということは、ゆるめると賢くなるということです(^o^)

 

ですから、そっと触りましょう!

 

そっと触って、皮膚の下にある筋肉や臓器を感じましょう。

 

これは面白いもので、感じれば感じるほどくっきりしてきます。これは感覚が鋭敏になるということもありますが、触られている筋肉もまたゆるみます。

 

たとえば、腸骨稜などは、触れば触るほどくっきりしてきます。

くっきりしてくると、運動レベルは着実に上昇します。

 

ですから、そっと触れましょう!!(大事なことなので、何度も繰り返しましたw)

 

 

 

ちなみに大腰筋を感じる方法はシンプルです。

 

いや、大腰筋って、腸腰筋(群)の一つですし、インナーマッスル中のインナーマッスルとも言われます(インナー、アウターの区別はそれほど意味がありませんが)。

深層筋であることは事実です。

 

解剖でも一番最後に出てきます。

内臓の奥にあります。

 

 

*ちなみに、マックバーネー点は虫垂炎(いわゆる盲腸)の診断に用いる圧痛点ですが、我々はこれをバウヒン弁(回盲弁)という小腸と大腸を仕切る弁の触診に用います(セミナーなどでは、アウフヘー弁と冗談で言います)。

すなわち腸の触診のひとつのランドマークですね。

 

余談ですが、この弁が壊れるのがSIBOです。

 

SIBO(シーボ)というのは、「小腸内細菌増殖症:Small Intestinal Bacterial Overgrowth)」ですね。

「ちょっとしか食べていないのに、お腹がポコンとなる」、、、わけがない( ー`дー´)キリッ(物理学的にありえない)と僕らは思いがちですが、、、、実はあるのです。そう気体になれば。

固体や液体が気体になれば、体積はバカでかくなります。理想気体が標準状態で1モル22.4リットルです。

 

(ちなみに、良くないものを食べると、キネシオロジーやOリングテストなどの筋肉反射テストのように、身体が落ちます。身体が落ちるというのは、実際は筋肉が悪い意味で弛緩します。そうすると、お腹はぽっこりします。この可能性ももちろんあります)。

 

すなわち、小腸内の細菌が人の栄養を横取りして、ガスを発生させているのです(勝手につまみ食いして、おならしているみたいなイメージですね)。

SIBOに罹患している人は多いです。

 

 

背中からは届かず、腹部から皮膚、皮下脂肪、腹直筋、腹斜筋群、腹横筋と外していくと、内臓が出てきます。内臓を取り出して、その奥に鎮座しているのが大腰筋です。

ですので、触診じゃさすがに無理でしょ、と解剖している人でも思います。というか、解剖をしているからこそ、強く感じます。

 

 

でも、触れます( ー`дー´)キリッ

 

 

まずいつものように、腰のくびれに手を当ててます。

あ、その前に背臥位(仰向け)に寝てください。

 

仰向けに寝て、腰のくびれに手をあてて、脚の方に手をスライドすると骨盤(腸骨稜)に触れます。

そしたらそのまま前方へ行くと、ASIS(上前腸骨棘)というぐりぐりに触ります。

 

そのままおへそを確認しつつ、ASISとおへその中点あたりを触ります。

 

実際は腹直筋が終わる縁(ふち)を探して、そこから軽く押すことで腹斜筋と腹横筋の薄い膜を介して、大腰筋に触れたいのです。

とは言え、実際はもちろん内臓があります。

 

この状態で、股関節を屈曲位からもっと曲げてもらいましょう。

 

ボコッと筋肉の反応が手に帰ってきます。

(ただし、背臥位ですと、腹筋群は骨盤を安定させようと固まります。それが少しノイズになります。ですので、あらかじめ腹筋群の感覚をつかんでおくと良いです)。

 

腹筋群にくらべて、大腰筋は圧倒的に太いのです。腹筋群がまとめてかかっても、大腰筋にはかないません。ですので、ボコッと動いて、腸や腹筋群を押しのけるのが大腰筋です。

 

本来は座位でやるのが良いと言われますが、背臥位の方が施術の自然な流れでできますし、心理的な抵抗も少ないかと思います。

 

大腰筋を触診できると(もちろんクライアント自身も感じられると)、より大腰筋をコントロールできるようになります。

 

是非試してみてください!!

肩甲骨剥がしから始め、大胸筋を剥がし、前鋸筋や小胸筋をゆるめて、上肢帯を体幹から剥がそう!!

$
0
0

「上肢帯」と呼んでいる手技(マニピュレーション)兼気功技術があるのですが、この上肢帯は大胸筋を強烈にゆるめるとともに、小胸筋に直接圧迫をかけられます。

 

*これは「上肢帯」のワークではなく、イメージ画像です(^o^)

 

 

というか、小胸筋がいかに硬いか、いかに拘縮しているかなどが、はっきりと分かります。

直接触れるのが大きいです。

直接というのは、大胸筋をスルーして、大胸筋の下から小胸筋に触れるということです。

 

Anatomography - Anatomography (setteing page of this image.), CC BY-SA 2.1 jp, リンクによる

 

この小胸筋は付着部である烏口突起への筋膜リリースでもかなりゆるめられるのですが、きっちり触れて、セラピストとクライアントの双方が小胸筋の状態を認識できると、ゆるみが早いです。

 

気功の基本はRゆらぎですが、気功整体の基本もRゆらぎです。

Rゆらぎというのは、無意識であった場所(たとえば小胸筋)を意識に上げることです(多分w)。

 

「(大胸筋に隠れて)小胸筋なんて存在も知らなかった!」という人は多いと思うのですが、一度意識してしまうと、小胸筋を緩めたくて仕方なくなります。

 

なぜゆるめたくなるのか、、、それはシンプルです!!

 

小胸筋がゆるむと相当に快適だからです。

 

 

もちろん、小胸筋をゆるめる過程で大胸筋はマストでゆるめますし、大胸筋がゆるむと上腕骨の内旋や内転も改善されます。

ちなみに、正しい位置に肩がくると、、、結構、気持ち悪いというか、超姿勢が良い感じになります。

 

ですので、最初は慣れないので、つい猫背にしたり、巻き肩に戻って、「ふぅ」と落ち着きたくなります。

次第に僧帽筋上部はバキバキと固まるのですが、それもお構いなしに。

 

 

とは言え、これも周りが超良い姿勢で、「それが普通」という空気だと、猫背にしていることが奇妙な感じになります。

いわゆる同調圧力ですね。

でも、これは良い意味での同調圧力です。

場の力とか言ったりもします。

 

ですので、姿勢の良い人を周りに配置しましょう。

もし、周りがみんな姿勢が悪かったら、イメージで姿勢の良い人を周りに配置しましょう。結界のように。

 

そして、未来の理想の自分と今の自分をリンクさせて、強烈にクンダリーニでも流せば、姿勢は良くなります、きっと。

 

ちなみにダンサーとか体操選手がめっちゃ姿勢が悪いのは、通常の猫背とは違います。あれはストレッチです。

いや、冗談ではなく、まじでストレッチです。

背面の筋肉を猛烈に使っているので、練習や本番じゃないときは、伸ばしたいのです。でも、背面のストレッチってほとんどありません。あるとしたら、、、あの姿勢なのです(とは言え、それが癖になりすぎたら、ダメですけど)。

 

肩や首や上半身(猫背)みたいなものの施術はかなり難しくて、多くの人が苦労していると思うのですが、やはり重要なのは「知識」だなと思っています。

 

多くの人がやっているので、それは合理的なのだろうと脳は判断します。

周囲の人が全員姿勢が悪いので、それは合理的と。

そして、自分がその姿勢になっても、別段不都合もない、と。

(不都合がないのではなく、慣れているだけです。「慣れ」もまたホメオスタシスの機能ですね。どんな環境にも適応しますので)

 

ですので、たとえば「肩(僧帽筋上部)がパンパンなのは、なにかおかしい」とか、「肩が痛くて上がらないのは、なにかおかしい」と認識するところからはじめて、自分の筋肉がいかに拘縮しているかを知るところから始めるべきかと思います。

 

整体あるあるネタとしては、整体師が姿勢を治したがり、クライアントさんはなんか矯正を強制されるのが嫌だな〜と思っている構図です。まあ、その整体師さんも姿勢良くなかったりしますがwww

 

姿勢を治そうとするのではなく、何が問題で、どうなっていて、どうすればいいかをクライアントさん本人が理解して、じゃあ、どうすればいいかまで発見してくれるのが一番です。もちろんサポートはしますし、知識は伝えつつです。

 

ここも試行錯誤というか、謎解きの面白さがあると、クライアントさんもセラピストも知的好奇心が刺激されて面白いと思います。その探求の旅の過程が楽しいですし、多くのアイテムならぬ健康という報酬がゲットできます。

 

 

首・肩・胸に関しては、クライアントさん自身は患部を触って欲しいと思うものです。

たとえば、「肩をもんで欲しい」という風に。

 

ただ、肩は本当に上手にゆるめたとしたら、僧帽筋上部は重みに耐えかねて筋繊維が切れてしまうかもしれません。まあ、普通はそんなに上手にゆるめることはできないので、大丈夫ですが。

逆に、ということは、その施術はムダだったということになります。

 

ですので、肩を触りながらチェックしつつ、その硬さを確認したら、クライアントさんにも丁寧に自分の首を触ってもらい、硬さを確認してもらいます。

そして、解説を挟みながら、たとえば大胸筋を(小胸筋の位置あたりで)圧迫してゆるめて、肩を開きます(上腕骨外旋と外転です)。

そして、頚椎のアライメントを整えると、即席で僧帽筋上部をゆるゆるにできます。

 

この状態を実感してもらいます。一瞬で柔らかくなったのを確認してもらいます。

 

 

その上で、なぜ頚椎のアライメントが重要で、大胸筋をゆるめることが大事なのかの解説を挟みます。

そのあたりで、烏口突起を筋膜リリースしながら(関連筋肉をゆるめつつ)、烏口突起と上腕骨骨頭の隙間に指を入れて広げていきます。

 

このときに「この烏口突起というのは、身体の前面にあるけど肩甲骨なんですよ〜」と話します。

 

ウコウトッキという言葉が分かりにくいので、解説のときに、鳥のくちばしのような突起です、と漢字を教えるのも良いと思います。

 

大事なのは、明日使える雑学として、ウコウトッキという身体の前面にあるのに肩甲骨という部分があることを教えることです。

 

自分で探せるようになると、また相当にゆるめられます。

 

肋骨を呼吸でゆるめたり、横隔膜の筋トレをしたり(BootCampでやります)、上半身を結構ゆるめられたなと思ったら、次の段階に入ります。

 

それが肩甲骨剥がしです。

 

「肩甲骨が剥がれれば、健康になれる!!!!」

というほど単純ではありませんが、肩甲骨を剥がせるのは大事です。

本当にはりついていて、指が入らない人は結構多いです。

背中ですが、胸が苦しくなります。ただ長年その状態なので、苦しさに気付いていません。

 

 

肩甲骨剥がしができたら、次のステップ、そして次のステップと行きます。

 

次のステップが前鋸筋への筋膜リリース。これは強烈です。

そしてその次のステップが上肢帯と呼んでいるマニピュレーションです。

 

それぞれ気功技術としても「前鋸筋」「上肢帯」と仮に呼んでいます。

 

「上肢帯」まで行くと、手技で小胸筋の状態を正確にチェックできます。

もちろん大胸筋の下に手を入れなくても、小胸筋のチェックはできます(脇から手を入れて)。でもそれだと側面のチェックです。もっと全体を見たいと思ったら、「上肢帯」が最高です。

 

硬い人は「携帯電話がインプラントされている??」というくらい硬いです(大げさか)。

 

小胸筋くらいのサイズ感であれば、筋腹への筋膜リリースで全然ゆるみます。ただ、それだと時間がかかるなーという場合は、付着部を攻めましょう。肋骨の方を攻めると、ズルンとゆるみます。

これはなかなか嬉しいです。

 

小胸筋は当然肩甲骨についている筋肉ですので、肩甲骨が解放されます。

 

 

というわけで、いろいろと書いてきたのですが、、、、

 

とは言え、上半身をやりながら、大腰筋にはどこかで戻ってきてください。

上手にトークを交えて、大腰筋をゆるめる重要性を納得してもらって、大腰筋をゆるめたいです。もちろん大腿直筋や中間広筋も。もちろん、内転筋群も、大臀筋もハムストリングスも。

 

ですので、どうやって上半身を喜んでもらいながら、下半身に入るかがポイントですね。実際に結果が出始めれば、クライアントもノッてきますので、そして不思議なようですが、下半身をゆるめると肩こりもゆるみます。

 

ですので、上手に相乗効果を示してあげてください!!!

 

 

 

 

ジビエ、ボーンブロス、ココナッツオイル、、、、料理男子、自炊男子が急増中!!

$
0
0

料理男子が増えていますね〜

 

特に若い男性諸君に料理男子が増えている印象です。

「まといのば」の周辺の話しです。

 

 

もちろん女性もかなり凝ってトライしているのですが、男性もハマるととことんハマるので、肉もジビエを取り寄せたり、グラスフェッドを買ったり、野菜も有機野菜だったり(ちなみに日本の農薬使用量は世界一ですね)、ボーンブロススープもガンガン作ったりしています。

 

良いことです。

 

ハマるととことん面白い世界なので、どんどんハマって欲しいと思います。

 

それから本当に以前よりも圧倒的に環境が改善して、ネットで調べて注文できますし、選びたい放題です(生協は昔からありますけど、、、以下略)。

 

美女ボディの講座をやったころなどは、お店を探すのが大きなポイントでしたが、いまはサイトを紹介すれば済みます。良い時代です。

 

 

ちなみに、アディトレやアドレナル・ファティーグ対策や、リーキーガット解消などをやっていると、理論的に考えて、何も食べるものがない、、、、と絶食になる人がいますが、そこはうまく調整しましょう。

毒水をすすっても生き残るのが大事です。

 

たとえば、食欲がなくてもジャンクフードでカロリーを稼ぐことが良いときもあります。

 

 

基本的なスタンスとしては、「好きなものを好きなだけ」です。

イエス様の言う通りです。

 

それだから、あなたがたに言っておく。何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。命は食物にまさり、からだは着物にまさるではないか。マタイ6:25

 

 

原則は「何を食べようか、何を飲もうかと、思いわずらうな」です。

 

とは言え、僕らは阿片窟にいる中毒患者なのです。

 

 

好きなものを好きなだけではなく、好きでもないクソまずいものを中毒ゆえに食べさせられているという認識の転換が必要です。

 

やめられない、とまらない、、、は「好き」ではなく、中毒です。

 

 

 

ケトン体質という造語があります。

脂肪が燃焼して、ケトン体をエネルギー源にする体質という意味でケトン体質です。

ちなみに、ケトン体質の幸福感はすごいと言います。

 

このケトン体質の対概念は糖質体質、、、、ではなく、糖中毒でしょう。

 

ケトン体質 v.s. 糖中毒

 

です。

 

 

ケトン体質について言えば、ケトアシドーシスの悪いイメージがありすぎて、ケトーシスへの理解が進みませんでしたが、もうケトアシドーシスとケトーシスは異なると認識されつつあります。

 

宗田先生の研究などで、胎児や幼児は高濃度のケトン体を有し、ケトーシス状態であることも分かってきました。

 

 

 

 

糖質燃焼というのは、きわめて特殊な回路で、本来はクリーンな脂肪燃焼回路が良いのでしょう。

(セミナーで言うところの冬眠中のクマですね)

 

 

先月のアドレナル・ファティーグセミナーでも言及したように、ケトーシスにせよ、リーキーガットにせよ、オーソモレキュラー療法にせよ、アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)にせよ、非常に重なる部分が多く、時間が流れれば流れるほど合流していっています(この中に糖質制限も当然に含まれるのですが、これはこっそり言いますが、日本の糖質制限を牽引している方々の、、、以下自己検閲)。

もちろん、レクチンであったり、インターミッテントファスティングやファスティングも同様です。

 

 

 

 

 

とすると、シンプルにからくりを生化学的な視点で理解して、それを一旦頭に流し込んだら、リラックスして、どんどん自分の生体で実験していくことです。

 

ある人に合う方法が、他の人に合うことはありません。

(大枠とかパターンはある程度はありますが)

 

その人の状態によっても、以前はあったけど、いまはダメということもあります。

 

とは言え、この複雑すぎる生化学のパズルを解かないと自分にあったサプリも食事もわからないーーーーとパニックになることはありません。

 

 

そこは気楽になって、リラックスして、ゴールだけを丁寧に設定することです。

どんな身体になりたいのか、どんな風な人生を送りたいのか、何を設定したいのか。

 

そして中毒の棘を丁寧に抜きながら、創造的無意識に委ねてしまうことです。

そして知的好奇心にゆだねてしまいます。

 

そんな感じで、料理男子、自炊男子が急増しています。

 

実際に自分の身体に強烈な変化が出るので、楽しいのです。そして料理は化学実験だと気づくともっと面白くなります(多分w)。

 

サプリメントもうまく楽しんで導入してください。

すべては実験ですし、試行錯誤です。

そしてその報酬は絶大です!!

 

 

 


「(飲み会後の)シメはラーメン」って、なぜ? ブリッジをしているときに背中はゆるんでる??

$
0
0

お酒を飲んだあとは、締めにラーメンを食べたくなります。

 

「あ〜太るパターンだな〜」と思いながら、ラーメンの誘惑には勝てません。

 

女性であれば、シメの炭水化物ですね。焼きおにぎりだったり、何かしらの炭水化物を摂りたくなります。

 

せっかくのノリもあるし、まあ流れもあるからとつい食べてしまいます。

 

 

なぜシメのラーメン(炭水化物)なのでしょう。

 

全ての行動やパターンには、からくりがあります。

 

 

 

 

僕らはハックされているのです。

ですので、僕らがやりたいのは、それに抗(あらが)うことではありません。

動き出したシステムにあらがおうとするのは、風車に挑むドン・キホーテのようなものです。

 

僕らは風を止めるのでもなく、風車と闘うのでもなく、たとえて言えば、風車の歯車の一つを外してしまうか、風車からエネルギーを作り出して利用します(むしろ譬えが分かりにくい、、、、)。

 

平たく言えば、システムにあらがおうとするのではなく、システムにハッキングして、システムを自分の都合の良いように書き換えてしまいます。

 

 

多くの人は食べたいと思ったラーメンを我慢しようとします。

そこで我慢して、我慢して、意志力がすり減って(意志力についていろいろな言説がありますが、無視で大丈夫です)、そして食べてしまうか、こっそりおにぎりやアイスを食べてしまいます。

 

そこで我慢するのは無意味です(いや、無意味は言い過ぎかな)。

システムに抗するのではなく、システムにハッキングして、自分の味方にすることです。

システムには善意も悪意もありません。あるのはロジックだけです。

このシステムをホメオスタシスと言い換えても良いのですが、いずれにせよ、ハッキング可能です。

逆に放っておけば、僕らの生活も性格も、行動も意思決定にさえ、彼らは侵入してきます。

ホメオスタシスというシステムが決めてくるのです。

 

ですので、楽しんでハッキングしていきましょう!

 

 

 

たとえば、怪我をしたときに、消毒してガーゼを当てるのがかつては正しい治療でした。そこに殺菌できるからと水銀が入った薬を(言い方に悪意がありますがw)使っていました(懐かしいですね〜ちなみに40年近く前に禁止になったようで、まだ販売しています。でも今年が販売ラストです)。

でも、殺菌することで、実は細胞を傷めていることに僕らは(人類は)気づき、水で流して、ワセリンで傷口をふさいで、サランラップで巻いておけば、傷が綺麗に治ることに気付きました。

これをすすめていくと、真皮まで届くような3度熱傷ですら、ワセリンとラップで痛みなく、そして綺麗に治ることが分かりました。

 

これもひとつのハッキングです。

 

太陽が東から昇り、西に沈むのではなく、地球が自転していると考えるのもハッキングですね。

 

 

最近話題の筋肉がらみで言えば、たとえば天井を眺めてみましょう。

空でも良いです。

顔を上にしてみましょう!

 

*空を見上げてみましょう!!

 

このとき頚椎は思いっきり伸展しています。

僕らは縮んでいるほうが収縮していると考えます。

 

では、首の後ろを触ってみましょう!

いつもの首と全然違いますよね。

 

ヤワヤワです。

 

「いや、これはガクンと首を後ろへ垂らしているからだ!」と思う方は首をガクンとせず、途中で止めてみましょう。

それでも、ヤワヤワです。

 

面白いですよね。

 

 

バックカンブレやブリッジをするときには、背中を鍛えましょう!というのは間違ってはいないのですが、実は使っていません。

(本当です。ブリッジをしながら、背中を触ってみてください)

 

 

むしろ逆側を使っています。

そう腹筋です。

 

腹筋の遠心性収縮を鍛えると、背中が強いひとになるのです。

 

首も同じです。前側が収縮しています!遠心性収縮ですね。

 

 

実は反対側なのです。

 

ハッキングという視点でいろいろと見ていると、すべてはあべこべなのが見えてきます。

鏡の国にまぎれこんだようです。

 

 

たとえば、「僕らは食べたものでできている」などと言います。

たしかにそう見えないことはありません。

しかし、この言葉が含意しているのは、僕らは食べるものをコントロールできるという過信です。

でも、僕らは食べるものをコントロールされているのです。

 

シメのラーメンを食べることは、すでに予言されているのですwww

 

この話をメインに今回は書きたかったのですが、時間がないので、アルコール代謝と絡めて次回に!!

 

いや、絶対に書かないので、結論だけ。

 

 

肝グリコーゲンが消費されるからです。

 

アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸 → 炭酸(水と二酸化炭素)

 

前半のアルコールとアセトアルデヒドは猛毒です。

それをせっせと解毒しているのは、肝臓です。

肝臓はくたびれきります。肝臓は自分が持っている肝グリコーゲンを使い切ります。

すると、、、、脳は絶食したと勘違いするので、炭水化物を猛烈に欲するのです。

肝グリコーゲンが使い切られるなんて、非常事態だからです。

 

シメのラーメン(炭水化物)は完全に決まっているのです(^o^)(多分)

 

 

 

 

とんこつラーメンとか鶏ガラスープとかって、、もしかしてボーンブロススープ?!

$
0
0

副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)やオーソモレキュラー(分子整合栄養医学)界隈ではお馴染みのボーンブロス(スープ)ってあります。

骨髄スープですね。

意識高い系の人々には「飲む美容液」などとも言われてます。

 

当然ながら、美容には最高ですね。

 

 

ボーンブロススープがいかに良いかについては、周知だと思うので割愛しますが、これを実際につくっている自炊男子が増えています。

 

というか、自炊大事ですね。

 

外食で理想的な食事をしようとするのは、なかなか難しいものがあります。

(ビーガンレストランやマクロビレストランであっても、、、)

 

 

結局は自分で作って、自分で食べるのが最高だよね、、ってことになります(僕は料理はできませんが(T_T))

 

で、その中でも結構重要になるのはボーンブロスです。

 

 

ちなみに、アドレナル・ファティーグやオーソモレキュラー界隈で有名な話に(ここに糖質制限も含めたいのですが、失礼を承知で言わせてもらうと、日本の糖質制限界隈の人々はさすがにちょっとあれなので、、、ただ、方法論としての「糖質制限」は有効です。糖質制限というよりはケトン体質などをここではむしろ使いたい)、女性が月経期間に入ったときにチョコレートを無性に食べたくなるのは、マグネシウムが欠乏するからだ、という話があります。

 

 

チョコレートやアーモンドやマカデミアナッツなどはマグネシウムが多く含まれています。

それと知らずに、でも身体が(無意識が)マグネシウムを欲して、チョコレートを摂取するということです。

(もちろんチョコレートの糖質がビタミンB群を使い果たしてしまい、ますます痛みが激しくなる可能性がありますが)。

 

チョコレートが食べたいのではなく、マグネシウムが欲しいということです。

逆にマグネシウムだけをうまく摂取すれば(別にサプリというわけではなく)、通常のチョコレートのようにプラスマイナスでマイナスにはならない可能性があります。

 

これって、身体のシステムがマグネシウムを欲しているものの表象が「チョコレートを食べたい」になるということです。システムが決めて、「自由意志」らしきものが追認する、と。

あたかも自分が自由に決めたかのような顔をして(^o^)

 

 

これって、アディトレの海水モデルと似ています。

アディトレの海水モデルというのは、平たく言えば、「海水を飲むと、喉が渇く」という話です。

喉が乾いたときに、海水を水だと思って飲むと、その瞬間は乾きが癒えたような気がするのですが、すぐにまた脱水症状を起こし、喉が渇きます。

そして水を飲みたくなります。

 

 

喉が渇いたから、また海水を飲もうとするのですが、多くの人はここで意志力を発揮しようとします。

 

「喉が乾いても我慢だ!」

 

と頑張るのです。

 

 

「シメのラーメンは我慢する!」と似ています(似ているのか?w)。いや、似ているのです。

もう身体としては、アルコールを代謝しすぎて、肝臓のエネルギー源である肝グリコーゲンが空っぽなので、早くグルコースが欲しいのです。そんな枯渇することは、ほとんど起こらないので(日々、半日断食とか、インターミッテントファスティングしている人なら、素早くケトン体質に変わるだけなのですが)。

同じように、食塩水のせいで、身体の水分が浸透圧によって急速に奪われているので、水が欲しいのです。

 

そこで、少し頭の弱い健康推進系の意識高い系が、水分とミネラルが豊富に含まれた奇跡の水であるところの海水を売ったりします(^o^)

 

ますます喉が乾きます。でも、健康に良いと聞いているので、海水を飲むことはやめられません。

 

 

これって、アホな話に見えますが、僕らの生活もこれと大差ありません。

 

 

 

飼い犬であっても、餌を食べているときに手を出すと噛まれるなどと言います。人間も同じで、食べているものに手を突っ込むと、噛まれますw

ですので、ここではたとえ話でお茶を濁しています。

 

でも、たとえば、海水という食塩水ではなく、これを砂糖水にしたら、現代のほぼすべての加工食品が含まれます。レクチンがらみで言えば、全粒粉パンなどは、海水と似ています。

タバコとカフェインの機序は抽象化するととても似ています。アルコールは明白なドラッグです(大麻はドラッグですが、世界的な合法化の流れは良いものだと思っています)。

重要なのは犯人探しではなく、システムを理解することです(ただ、タバコ会社が食品会社を買収しながらスライドしているのは面白い現象と言わざるを得ません)

 

 

で、ラーメンの話です。

 

ボーンブロスを飲みながら思うのは、これってラーメンのスープだよねってことです。

 

豚骨であったり、鶏ガラなどをじっくり煮込みます。魚の出汁の場合もあるでしょうし、野菜も入れるでしょう。

 

ラーメンのスープはボーンブロスなのです。

 

 

ということは、無性にラーメンが食べたくなるときは、タンパク質もそうですが他の微量栄養素が豊富なボーンブロスを飲みたいという身体の乾きなのかもしれません。

そこに小麦のグルテンでモチモチとした食感が最高の麺とからめると最高です。

 

ということは、栄養素として欲しいということと、小麦中毒(グルテン中毒)で欲しいという挟み撃ちです。

 

それはその誘惑には抗しがたいですね(^o^)

 

ちなみに化学的に考えると、あのもちっと感がグルテンの特長です。グルテンのグルというのは糊です。というか、ラテン語で糊を意味する「gluten」から命名されたとも言われます(ちなみに、戦時中は小麦粉から抽出したグルテンをチューインガム代わりにしていたとか)。

 

ですから、グルテンがなければ、あの食感には出会えないのですw

 

ただグルテンは凶暴なレクチンの一つとされているので、リーキーガットを起こし、細胞にとりつき、身体を破壊するトロイの木馬です(詳しくはガンドリー博士の「食のパラドックス」を読んでください)。

ただ、小麦はそれだけではなく、血糖値の大幅な上昇も問題です。血糖値の乱高下をグルコーススパイクと言いますが、グルコーススパイクは血管も臓器も傷つけますし、インスリンスパイクも引き起こしますし、低血糖にもなり、コルチゾールやアドレナリンを誘発します(血糖値を上げるために)。

身体は大騒ぎになり、しかしそれを心地よく感じる意識くんがいます。ホルモンのカクテルと大騒ぎは気持ち良いのです。

 

まあ、それはさておき。

 

僕らは思っている以上にハックされています。

 

 

面白い報告は小さなお子さんをお持ちのメンバーから寄せられます。

 

たとえば、子供が異常に牛乳とパンを欲しがることや、小麦をやめさせてから異常行動が減ったことなどです。

また、久しぶりに牛乳を、ついうっかり飲ませたら、口の周りにアレルギー反応が起きたなどなど。

 

そして、きちんと勉強すればするほど、保育園や幼稚園の食べ物や学校給食に絶望します。

(ちなみに面白いのは、病院食も同様です。狂っているの?というラインナップです。どれも)

 

ずいぶん前に紹介しましたが、これほど変でなくても、、、実際は、、、

 

変な給食変な給食
1,466円
Amazon

 

もっと変な給食もっと変な給食
1,466円
Amazon

 

そう言えば、マイケル・ムーアの「世界侵略」の中にアメリカとフランスの給食を比較するシーンがありました。

フルコースのフランスの給食と、ジャンクフードのアメリカの給食です。

 

*この予告編でも33秒あたりから出てきます。

マイケル・ムーアが「フレンチフライは食べないの?」と言っているのが面白いです。

 

 

ちなみに病院食がヤバいよね、っていう内容では、こちらのお医者さんの本が面白いです。

彼がすごいのは、理論だけではなく、実際の臨床でも結果を出し続けていることです。

 

 

「がん患者はがんでは死なない」などと言うと、矢作先生の「人は死なない」を思い出しますが(思い出さないかw)、これはトリッキーな言説ではなく、まっとうな科学的な主張です。

ネタバレすれば、がん患者ががんで死ぬことは稀で、多くは感染症で死んでいる、と。その感染症は栄養失調で引き起こされるものだという議論です。
(ただ、栄養をつけようというと炭水化物祭りになるアホな病院の栄養常識をきっちり無視して、糖質制限食を使って、ケトン体質にしています。ケトン体質については、ガンに著効であるという臨床結果は多いですね)

 

 

医療関係で調子にノッて紹介するならば、僕が高校時代からお世話になっていた和田秀樹先生の著書が面白いです(「受験は要領」に熱狂した世代ですw)。

 

*なるほどーと思いますね。

 

で、余白が少ないので、強引に結論に行きますと、、、

 

まあ、薬食同源ですね。

 

 

薬食同源

 

です。

 

医食同源という中国由来の顔をした日本語のオリジナルです。

 

 

オーソモレキュラーなどに熱狂してしまう人が好む言い方で言えば、ライナス・ポーリングの

 

ほとんどの病気は突き詰めてみれば、原因は栄養不足にある

(Nearly all disease can be traced to a nutritional deficiency)

 

や、先日のセミナー(アドレナル・ファティーグと未来の医療)に絡めると、

 

未来の薬とは理想的な栄養である

(Optimum nutrition is the medicine of tomorrow)

 

という感じでしょうか。

 

 

ちなみに、栄養不足ということで言えば、野菜の栄養素がかつての10分の1になっているとかいう議論が出てきます。

それは事実でしょうし、足りない部分を補足(Supplement)するためにサプリを飲みたくなる気持ちも分かります(そしてレクチンからスタートしたガンドリー博士は、自身が嫌っていたサプリメントを熱心に薦めるサプリメント業者になりましたw)。

 

サプリメントでサプリメント(補足)するのは大事ですが、、、、そして面白いのですが、まずは食事をいじるのが早いですし、結果につながりやすいです。

 

マイナスを減らしていき、プラスを増やしながら、身体に何を入れたらどんな反応が遅れて起こるのかに敏感になることです(あまりに敏感になるので、吐いたり、下痢したりしますが、それもそれで楽しみましょう。猛烈に敏感になります。特に味と匂いに。そして消化器の最初である口だけではなく、胃も腸もめっちゃ感覚が敏感になります。楽しんでください)。

 

 

というわけで、今月来月は内分泌系と神経系をそれぞれ「まといのば」講座として開催したいと思っています(多分)。
この2つは解剖学シリーズの続編として、ずいぶん前からリクエストがあったものですね。

神経系と内分泌系がリアルに手触りを持って認識できると、もっと上手にハックできるかも、、、

お楽しみに!!!

 

 

 

 

【書籍紹介】

それぞれオーソモレキュラーとアドレナル・ファティーグの原典ですね。

 

 

ボーンブロスに関しては、Rayさんが以前紹介しています。

中身は完全にThe obesity codeです。まだ邦訳が出る前の著作ですね。「The obesity codeがよくわからなかった〜」という方にはおすすめです。

c.f.インスリンというホルモンは細胞をノックして、血液の中の糖を細胞の中に運ばせます!!(*^^*) 2019-06-01
リバウンドしてしまうのは、意志の弱さのせいでも、運動不足でも、食べ過ぎでもなく、、、 2019-06-03
「あ!これか!口さみしくなるのは、とわかり、中毒というかクセというか、がわかりました。」 2019-06-05

ちなみに、The obesity codeとは、こちらです。

表紙の一番上に書いてありますね。

 

ビタミンC摂取の適量を見つけたければ、お腹がゆるくなって下してしまいそうなギリギリを狙う

$
0
0

クエン酸回路という巨大な車輪を回すときに、それぞれの反応にはビタミンB群が必要です。

クエン酸回路というのは、細胞の中にたくさんあるミトコンドリアで行われる化学反応です。大量のATPを取得できます。

 

PTA???

 

違います。

 

ATPです。

アデノシン三リン酸と言います。

 

身体の元気の素ですね。身体の通貨ですね。

 

繰り返しますが、クエン酸回路という巨大な車輪を回すときに、それぞれの反応にはビタミンB群が必要です。

ビタミンBが不幸にも少ないと、音を立てて巨大な車輪が止まるのです(あくまでイメージです)。

 

皮肉なことに、糖質を摂りすぎて、ビタミンB群が枯渇させられていると、ミトコンドリアのクエン酸回路がうまく回りません。なぜなら糖を代謝するときに、たくさんのビタミンBを使うからです。

 

せっかく、ATPという通貨をジャラジャラとミトコンドリアで作ろうとしているときに、その原材料(の一つ)である糖質を摂ることで皮肉にも、ATPが作られず、むしろその糖質は中性脂肪になるという皮肉な結果になります(伝わりますかね??、、説明が下手すぎるOrz)

 

 

「人は食べたものでできている」という言い方がありますが、これは「日が昇る」という言い方と同じくらいに楽観的です(ちょっと意味不明)。

 

この考えは少し無邪気すぎるのです、インプットとアウトプットで考えるというのは、シンプルですが、アインシュタインではないですが、シンプルすぎるのです。ナイーブすぎる見解です。

c.f.ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルすぎてもいけない(アインシュタイン)

 

インプット → f → アウトプット

 

 

以前、アイスを食べて筋肉になる人、プロテインを摂って(それが)脂肪になる人という話をしましたが、これは、パラドックスのようで、ありうる事実です。

 

糖質であっても、筋肉が口をあけて待っているならば(そしてインスリン抵抗性を起こしていないのであれば←ここ重要)、それほどインスリンの助けを得なくても、血糖値は下がっていきます。筋肉がグルコース(血糖)を吸い上げていくからです。そこに運動などを追加したら、もっと吸い上げていきます。

そういう人には、たまに食べるアイスは(糖が)枯渇した筋肉に染み込んでいくだけです。筋グリコーゲンとなり、筋肉の一部になります。

 

逆にせっせとプロテインシェイクを飲んでも、過剰なカロリーは中性脂肪になります。

筋肉を肥大させたり、ホルモンにしたり、身体の材料にしていくニーズがなければ、低きに流れるように、中性脂肪に変化していきます。

脂肪にはインスリン抵抗性が起こらず(だから糖を吸い込みたい放題です)、そして多くなりすぎた中性脂肪はインスリン抵抗性へ誘導します。

筋肉細胞がインスリン抵抗性を起こせばサルコペニア、神経細胞がインスリン抵抗性を起こせばアルツハイマーです(アルツハイマーは3型糖尿病とも言われます)。

 

ですので、「僕らは食べたものでできている」というよりは、もっと複雑なシステムの中で、食べたものが変化したもので、我々はできているのです。

たとえば、糖質がともかく欲しい人は、体内のカビたちの要求に屈しているのかもしれません。

ちなみに糖質は唾液アミラーゼ以外では消化されません(あとは膵液と膜消化。膵液は全部溶かします)

胃酸で分解するのはタンパク質。

ですので、胃腸が弱っていると、炭水化物を摂りたくなります。

 

 

アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)を治す過程で、たとえば葉酸を通常の100倍摂取させることがあるそうです。なぜなら、システムが不具合を起こしており、百分の一しか処理できないからです。

メチレーションを調べながら(反応後の代謝物を調べながら)、100倍から少しずつ減らしていき、そして通常の摂取量(そして、野菜から普通に葉酸を摂る)へと変化させていきます。

 

たとえば、ビタミンCであれば、摂りすぎてお腹をゆるくして下すことが分かっているなら、その直前を探りながら、狂ったようにビタミンCを飲むという方法があります。自分で「下し寸」というのは分かるので、そのぎりぎりのラインを攻めるのです(オススメしているわけではありません。でも自分で自分の身体を人体実験するときはそんなイメージです)。

 

たとえばヘム鉄を摂取するときに、便の色を見ながら、量を調整したりします。

尿の色も同様です。ビタミンBのメチレーションは色で判断できるという人もいます。

 

面白いことに、最新の機材を使わなくても、昔気質(むかしかたぎ)なおばあちゃんの知恵のような方法で、自分の身体の生化学的な反応が観ることができるのです(もちろん血液検査やメチレーション検査、唾液検査などは非常に重要です)。

 

 

たとえば、ある程度、糖質制限をしてきてケトン体質になった人などは、あえてあまーいお菓子を食べてみましょう。

キーンという糖質の強烈な刺激、そして血糖値の上昇、そのあとのインスリンでテンションが上り、そのあと、血糖値とともにテンションもドンと落ちます。
その後、アドレナリンでイライラして、コルチゾールやグルカゴンたちのホルモンカクテルで、なんか妙なテンションの高さとなります。

これを非常に冷静に観察すると、なるほど糖とはドラッグだなと分かります。

性格も情動も、ついでに行動も支配されるのです。

 

 

ケトン体質という本来は非常にナチュラルな状態の対概念は糖質体質ではなく、糖中毒ということです。

なぜナチュラルかと言えば、胎児や幼児が高濃度のケトン体で生きているからです。

冬眠中のクマだけでなく、動物たちも。

 

ケトン体質 v.s. 糖中毒

 

と考えると、代謝経路では一番最初に解糖系を学びますが、実は解糖系はむしろ特殊な回路で、本来はケトン体回路が通常運転だったのではないかと思います(そもそも、糖と酸素は身体にとって役に立つと同時に、身体にとって有害です。それぞれ糖化という焦げ、酸化というサビをもたらします)。

 

化学の授業で習ったように、酸化反応はゆっくり起きるとサビですし、猛烈に早いと燃焼です。ポイントはどちらも同じ化学反応ということです。身体の中でも同じです。

 

 

身体の中で起こる化学反応をすべて理解することは、まだ人類はできません(おそらくAIが先にその栄誉を得るのでしょう)。

 

しかし、身体という試験管の中で複雑に起こっている化学反応を、楽しむことは人類はできます。

 

もちろんホコリを被っているセンサーをよみがえらせ、いろいろな恐ろしい好転反応をくぐり抜ける必要がありますが、自分の身体の中で起きている化学反応を愛でるという新しい楽しみ方が生まれると思います。

 

もちろん腸脳相関ですし、腸の状態はダイレクトに脳に影響します。

 

糖が血液の中に流れ込むとすぐに内分泌器官(ホルモン分泌器官)が応答するように、内分泌器官も神経系もフルに働きます。

 

 

人はパンのみにて生くるにあらずですが、小さなパンが大きな結果を様々な角度からもたらします。小さなパンが脳を容易にハッキングするのです(小麦の小さなタンパク質であるグルテンは、腸壁をこじあけ、血中に流れ込み、血液脳関門をこじあけて、脳に入ってきます)

 

ですので、たかがパン、されどパンで、ひとかけらのパンがミクロの決死圏のように大冒険をして、神経系や内分泌系、筋肉、そして性格や行動、情動などに思わぬ状態を引き起こしています。

 

だから、小麦を避けよう(乳製品を避けよう、砂糖を避けよう)ということではありません。

 

そうではなく、自分の体の奥底で何が起きているかを感じましょう!

そこから全てが始まります。

ソルジャーは、筋肉や骨格だけではなく、内臓だけでもなく、内分泌系や神経系まで透けて見通す解剖直観を身に着けていきましょう!!

まずは、自分から!!

 

 

 

 

解剖直観で筋肉のみならず、内臓も内分泌系も神経系も脳も心も透かしていきましょう!

$
0
0

*まといのば講座「未来から来たドラえもん 〜神経科学のコペルニクス的転回、二極化の行く先と人工知能との共存の果ての幸福論〜」配信開始です!

ヴァーチャル受講をご希望の方は是非!!(受講対象はスクール生、メンター生です)

お申し込みはこちら!

*明日以降に「本当はスゴイ自重筋トレ」も配信開始です!!

*編集が大幅に遅れていて申し訳ないです。順不同で編集していきます!!

 

解剖直観というのは、身体が透けて見えるという意味の造語です。

 

体表解剖を駆使しながら、視診触診によって身体の中の構造を論理的にそしてエビデンスをもって透視していく技です(透視というのは言葉の綾ですが)。

 

解剖直観で観えたものをセラピストがどんどん書き換えることで、クライアントさんはどんどん快適な身体になります。

 

楽しいです。

 

筋肉を皮切りにして、内臓が見えるようになり、内分泌系(内分泌器官は内臓ですが、ホルモンの状態が見えるように)、神経系が見えて(神経系の元締めは当然、脳です。いや、もっとバックのフィクサーは腸ですね(^o^)腸管神経系は膨大な量で脳に命令を出しています)、そして心が透けて見えてくるのが理想です。

 

 

解剖直観というのは、解剖学に基づいた直観ですが、どんどん透明になっていき、透けて見えてくるのです。

これはセラピスト側もそうですが、クライアント側にとっても同じです。

 

透明になっていくのは楽しいことです。

 

なぜなら、いろいろな謎が解けるからです。

 

謎というとワクワクする感じですが、より具体的には「なんで私はこうなんだろう、、、」という不調や不定愁訴たちです。その不調や不定愁訴の理由がほどけていき、実際に不調も解決していくのです。

相当に楽しく、相当に興奮する話しです(興奮もホルモンの為せる技ですね(^o^))。

 

ちなみにホルモンは原因であり、結果です。

 

ただ、心が動いてホルモンが出るという回路だけではなく、ホルモンが出て、心が動くという回路もあります(より抽象的に言えば、表現型が異なるだけで、どちらも同じとも言えます。心と身体の違いは抽象度の違いでしかないというのが苫米地理論の肝です)。

 

下にあるものは上にあるもののごとく、上にあるものは下にあるもののごとくであり、それは唯一のものの奇蹟を果たすためである。(アイザック・ニュートン訳 エメラルド・タブレット)

 

ただ、怒るからアドレナリンが出るのではなく、アドレナリンが出るから怒っているような心象風景となることはあります。

 

 

たとえば、お腹が空いてイライラするのは、怒っているのではなく低血糖症状です。低血糖症状を改善するために、血糖値を上げるプログラムがいくつも立ち上がり(コルチゾールもアドレナリンも血糖値をあげます。血糖値を下げるのはインスリンだけですが、血糖値を上げるプログラムはグルカゴンも含めいくつもあります)、その結果としてアドレナリンが身体を興奮させ、ノルアドレナリンが血糖値を上昇させつつ、イライラもさせます。

 

だから、お腹が空いてイライラするのは、低血糖症状の解消過程の副産物ということです。

 

ただ、脳は自分が決めていないことを、自分があたかも自由意志で決めたかのように偽装するのが得意という器官です(詳しくは神経科学のリベットの「自由意志はない」あたりを調べてください)。

 

ですので、自分はこれに対してイライラしているのだ、と脳は思いたがるのです。

脳もひとつの内臓ですので、肝臓や副腎や腸管をいたわってうまく活用するように、脳もいたわってうまく働いてもらいましょう!

 

結局はすべてはシステムとして、ネットワークのようにつながって動いていますので、筋肉だけ、内臓だけということはありません。

内臓も内分泌も神経もすべて意識する必要があります。

もちろん最大の重要器官は脳です(そして腸)。だからこそゴール¥設定とゴール更新は大事です。

ホメオスタシスは環境とのフィードバックループであることは事実ですが、その環境を決めるのは(変えるのは)、脳であり、ゴールです。

 

 

ですけど、僕らは短期的にメリットを提示しながら、長期的な改善を目指します。

短期と長期はバッティングすることが多いので、うまくデザインする必要があります。

 

まずは生き残ること、そして長期的戦略に沿うことです。

 

というわけで、そんな感じにパワーアップさせた解剖直観を習得する気功整体師養成スクールを2月に開催します(もちろん両スクールを受講した方はBootCamp講習会でガンガンやりますので、ご安心を)

 

もちろん、まずは筋肉です。巨大な筋肉。

 

縁の下の力持ちの筋肉を変えることで、面白いことに筋肉を変えると、神経とホルモンが変わります。円環が閉じるのです。

 

 

 

【気功整体師養成スクール 〜名人・達人への道と解剖直観〜】
【日時】 2月22日()13:00~18:00 

     2月23日()13:00~18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

 

バックカンブレやブリッジに宇宙の神秘を感じる?!筋肉を縮めても深くリラックスできる??

$
0
0

*まといのば講座「未来から来たドラえもん 〜神経科学のコペルニクス的転回、二極化の行く先と人工知能との共存の果ての幸福論〜」に続き、

まといのば講座「本当はスゴイ自重筋トレ(キャリステニクス)の魅力」も配信開始です!!!

ヴァーチャル受講をご希望の方は是非!!(受講対象はスクール生、メンター生です)

お申し込みはこちら!

*編集が大幅に遅れていて申し訳ないです。順不同で編集していきます!!

 

 

たとえば、バックカンブレ(背屈)をしているとき、僕らは背筋を使っているような気がしますが、実際に触ってみると、筋肉はやわやわです。柔らかいです。

立っているときよりも、背屈しているときのほうが柔らかいです。ブリッジでもそうです。

 

 

これは直感には反します。

 

でも、事実は小説より奇になりですwww

(もしくは、ガリレオのように「それでも地球は回っている」のです)

 

首を上に向けると、収縮している側(背中側)の首の筋肉はゆるみます。

収縮しているはずなのに、収縮していないで弛緩しているのです。

 

起始と停止が近づくのは、収縮だけではなく、弛緩もあるのです。

これは筋肉のマトリックスでやりましたね。

収縮と弛緩を縦軸に、起始と停止が近づく、離れる、そのままのマトリックスです(文字で書くと分かりにくいw)。

僕らが直感的に知っているのは、起始と停止を近づけて、収縮している状態です。

 

 

肘を曲げて上腕二頭筋の力コブを見せる、など(「ポパイのよう」となど言いますが、ポパイが発達しているのは前腕という、、、衝撃の事実w)が、筋肉を短縮させて収縮させる状態です。

その逆がストレッチです。

 

 

 

ストレッチして、筋肉をゆるませましょうなどと言いますし、短縮が収縮なら、伸長させたら弛緩しそうなものですが、そんなことはありません(そういう場合もありますが)。

伸ばしながら収縮するのが、遠心性収縮で、非常によく起こる現象です。

 

ですので、頭を柔らかくして、現象をひとつひとつ理解していかないと、混乱してしまいます。

 

まずは頭を柔らかくするべく、上を向いて、収縮しているかに思える首の筋肉(背中側)を触ってみましょう。

 

 

ブリッジや背屈(バックカンブレ)もそうですが、実はここには宇宙の法則が働いているのです。

 

宇宙の彼方からも、確実に我々に影響を与えているあの力がw

 

我々の生命を生み出し、我々の肉体の元となる星を産み出したあの偉大な力がwww

(僕らの肉体は星のかけらでしたね。平たく言えば、星の核廃棄物ですw

僕らの肉体を構成している原子は星によって生み出されたものです)

 

 

って、そう、

 

重力ですね。

 

 

ビッグバンがあったとして、そのスープが冷えて星になったのは、量子ゆらぎと重力のおかげでした。重力は「ひき合う孤独の力(谷川俊太郎)」ですので、どんどん引き寄せ合うことで、ますます力を増します(星は大きくなればなるほど、重力が増します)。

 

マタイ効果が働きます。

 

 

万有引力とは
ひき合う孤独の力である
 
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
 
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
 
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
(谷川俊太郎『二十億光年の孤独』)

*ちなみに当時の宇宙科学では宇宙の広さは二十億光年でした。

 

 

谷川俊太郎さんと言えば、ASKAさんと番組(Youtube)を作っていましたね。

 

*余談ながら、谷川さんのロゴマークという「TS」を見てみてください。アスクレピオスの杖ですw

 

 

ちなみにASKAさんと言えば、テリー伊藤さんとの対談も良かったです!

 

 

Youtubeはいま面白いですね。

地獄の釜が開いたようですね。

 

 

 

 

 

話を戻すと、重力って重要ですね。

 

いま、宇宙の果てを観る方法は、光から重力波にうつってきているのはご承知のとおり(その前はニュートリノでしたね)。

 

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

 

ということをアインシュタインは(一般相対性理論で)きれいに示しました。

 

 

 

ということはともかく、、、

 

身体を使うときも、わかりやすい筋力(電磁気学)だけではなく、あまりにはかなく小さい重力を利用することです。

 

脱力すると、身体が重く感じるとき、それは重力のささやかな音を聴いていることになります。

思い出したいのは、他の3つの力(相互作用)に比べて、重力だけが異常に小さいことです(リサ・ランドールたちに言わせれば、重力だけが他の次元に染み出しているからだそうですが)。

ちなみに重力が他の次元に染み出しているからこそ、いわゆる時空を超えて情報伝達できるというのが、映画「インターステラー」でした(そこが分からないと「途中から荒唐無稽」って感じてしまいます)。

 

 

 

c.f.ビッグバンを学ぶことで、ブラックホールの理解が深まりました 2014年12月12日

 

 

地球が僕らの肉体に比べて大きいので、重力は大きく感じますが、実際には小さいものです。ですから感じるには脱力が必要です。深い脱力が。電磁気力のノイズを消すことで、重力を感じます。

 

これを聴くのが重要です。

 

たとえば歩行というと、筋肉を使いがちですが、本来は骨(の剛性)と重力を利用することが大事です(ですので、一番大事なのは、初動です。0から1にするところです。それを重心移動を使い「無足」でやることです。という講座を武術の身体でやりましたね)。

 

これは武術家の妄想の中にあるのではなく、物理学です。

たとえば、ずいぶんと前に紹介したこの受動歩行ロボット、動力はありません。

じゃあ、なぜ歩いているのか、なぜ動くのか(永久機関なの?)というと、シンプルに重力を使っています。水が低きに流れるのと同じです。

 

c.f.【明日追加開催!!】はじめての気功「腹直筋・大腰筋」〜身体を最大限に向上させる裏ワザ〜 2015年12月16日

 

 

 

ちなみに重力もそうですし、振動に敏感になるのが解剖直観です。

(たとえば、慣れてくれば血流も感じられます。これは印象とか雰囲気ではなく、具体的に動脈の脈拍は施術の中で感じるべきです)

(重力というのは、感じ方としては「重み」ですね。重みとして感じます)

 

c.f.アイスの硬さがスプーンを通しても分かるように、道具の先にもあたかも感覚神経があるように感じる訳 2019年11月24日

 

 

たとえば施術をするときに(マッサージをするときに)手でやろうとして、手首や肘を使ってしまうものですが、比喩ではなく胸を使うべきです。

 

胸を使う?

 

そう、胸を使うというと、解剖学を無視した議論かと思いがちです。

 

 

 

でも、実際に胸に手を当てて(大胸筋に触れて)、手をかるくゆすります。そのとき腕の筋力を最小限にすると、大胸筋が使えていることが分かります。面白いです。

強く押したいと思ったら、腹筋を締めて体幹を強くすることです(もっと強くしたいときは、股関節屈曲すなわち腸腰筋をわずかに使います)。

 

ですので、胸から手を使うとか、腹から押すというのは比喩ではなく、文字通り機能解剖学に基づいた発言なのです。

 

昨年末のバレエ講習会でもやりましたが、たとえばY字に脚をキープするのも、そして手をアラセゴンに維持するのも、構造でキープします。そうすると驚くほど筋力は不要になります。

靭帯や骨のアライメントがしっかりと支えてくれるのです。

懐かしい言い方を使うならば、「骨で立つ」ということです。

(最近、肥田春充先生の著作を見ていて、久々に「体」の旧字体である「體(骨が豊か)」にしみじみと感じ入りました。僕らは「肉が豊か」な身体を目指しすぎていたのかもと思います)

 

 

Y字は骨盤の後傾(を腹直筋でコントロールします)で止め、アラセゴンに関してはやりがちな僧帽筋上部と三角筋を使わずに、ローテーターカフで止めます。

「手は背中から生えている」とか、「胸から手」というバレエの言い方は機能解剖学なのです。

それぞれ翻訳するならば、「肩甲骨と鎖骨は上肢帯」ということになります。

肩甲骨は背中に広がり、鎖骨は胸の中心から伸びています。

 

最近、赤ん坊や幼児たちを見ていて、その肩峰の位置の正確さに驚かされます。

この状態(解剖学的肢位、もしくは脱力状態)を維持すれば、肩こりどころか、様々な疾患から解放されるのだろうと思います。

周りが猫背だからと言って、それに合わせる必要はないのです。

 

 

 

そして、肩峰の位置が正確になれば、胸は広がり、背中も広がり、背筋も伸びます。

 

このときにクンダリーニという状態が達成され、そのエネルギー感は谷川俊太郎さんの印のようにアスクレピオスの杖のように、もしくは二重らせんでヘルメスの杖(ケリュケイオン)になります。

 

身体を通じて、宇宙の神秘に触れるというと大げさですが(笑)、でもそれくらいの面白さを秘めています。そして何より楽しく、気持ち良いのです!!

 

薬食同源とは「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」カロリー過多の栄養失調の裏にある洗脳と中毒

$
0
0

ちなみに「まといのば」は同業者は歓迎です。

 

って、何の話かと言えば、「まといのば」の今の気功整体ノウハウを学びに来る同業者は歓迎です。

 

 

これはあまり信じてもらえないのですが(笑)、実際に同業者がガンガンうちのノウハウで成功してくれるのは大歓迎です。

 

というか、これまでも「まといのば」ではその方針でやってきていますし、こちらで把握していないヒーラーがどんどん「美肌クリーム」や「ピエタ」や「アルケミア」などで仕事しています。弟子の弟子の弟子くらいの方々が活躍しているのも耳に入ります。

 

それはそれで良いことです。

 

もちろんきちんと伝言ゲームができていなかったり、ねじ曲がって伝わってしまうこともあるでしょうが、それはそれで別問題です。

 

ものすごくクローズにしたり、マンツーマンで伝えてみたところで、伝わらない場合もあります。

 

 

もうちょっと具体的な話をします。

 

たとえば、ソルジャー候補生やすでにBootCampに入っているヒーラーさんの中には、それぞれにコミュニティを持って、カリスマとして活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。

 

そして、彼らが自分の場で気功整体をどんどんやることは、むしろ歓迎しています。

 

「「まといのば」の整体所でのみ使ってください」などと器の小さいことを言う気はありませんし、彼らもそれがわかっているので、どんどんフィードバックを送ってくれますし、具体的な質問もガンガンしてくれます。

 

 

重要なのは、社会に機能を果たすことであり、多くの人を自分たちの手技で癒やすことです。

仲間同士で切磋琢磨したとしても、活躍の場はそれぞれで良いのです。

 

ですので、ノウハウや気功技術に関して、パテントを課したり、使用料を請求することもないですし、免許の更新制などもありません。むしろどんどん広めて良いですし、それを指導するのも、歓迎です。

もちろん指導するからには、それ相応の経験と勉強をして欲しいと思いますが、そこはそれぞれの責任の中で判断して欲しいと思っています。

 

 

「まといのば」としては、ともかく楽しくやっていきたいだけです。

 

お互いに身体に興味があり、人を癒やすことが好きで、人の身体に触れて変化させることに情熱を燃やしている同士です。ですから仲良くなれると思うのです。

そしてお互いに技を披露しながら、楽しく進化できると思います(ナイーブかもしれませんが)。

 

流派もいろいろあるので、「まといのば」の今のやり方を押し付ける気もありませんし、これが絶対だとも思いません。ただ、面白い方法論はどんどんシェアしたいと思っています。

 

その方針で、気功に関してもやってきましたし、気功整体もその延長線上にあります(そうでなければ、こんなにブログでペラペラと書きませんしw)。

 

 

とりあえずどんな形であれ、小さくても整体所はオープンさせて、ソルジャーの一期生たち(ファーストペンギン)に水に飛び込んでもらおうと思っています(^o^)

そして、彼らの活躍を紹介しながら、どんどん輪を広げていきたいと思います。

 

最終的には大手チェーンのセラピストトレーニングのシステムなどにハッキングしたいというのも野望の一つです。ハッキングというか、業界の標準とするということです。

 

気功というと怪しげですが、「(解剖学に基づいて)当該の筋肉を意識してもらうことで、深くゆるめる」などであれば、理解も得られるのではないかと思っています。

 

かつては、「まといのば」も小学生から大学生までが集うような新体操の全国規模の合宿に招聘していただいたこともあります。今後はそういうところへ、ソルジャー生たちがガンガン入っていき、もともと柔らかい子達を圧倒的に進化させて欲しいと思っています。

またバレエ団などに入り、痛みや怪我や可動域の不足を解消する人材も輩出したいと思っています。

 

 

「まといのば」で教えている方法論は決してトリッキーではなく、非常にシンプルなものです。

 

コロンブスのたまごみたいなものですので、心あるヒーラーやセラピストたちは、すぐに「まといのば」の手法を習得して、それぞれの場所で圧倒的な結果を出すでしょう。それは良いことです。

 

もちろん「まといのば」にとどまって、ソルジャーとして活躍する人もいるでしょうし、自分の場と「まといのば」を往復しながら活躍する人もいるでしょう。

数年に一回くらいアップデートしに戻ってくる人もいると思います。

 

ともかく全員で楽しく進化していきましょう!

 

共通言語としての解剖学と気功があれば、あとは自由にいろいろとできると思っています。

 

 

 

というわけで、フィードバックです!!

 

フィードバックをくださった方はガンドリーのレクチンや、アディトレやアドレナル・ファティーグや糖質制限などを学びながら、自分の身体で人体実験をどんどん重ね(血糖値を調べたりなどの検査も)、面白い知見をたくさん得ています。

 

その中で面白いフィードバックをいただいたので、許可を頂いて掲載しています。

 

(引用開始)

 

脂肪なんてあっと言う間に減るんですね。

一昨日からファスティングを始めてます(1日置きで無理せず体と相談しながら)。
なんとなく一日中お腹の脂肪をつまみつづけてたんですが、ファスティング開始から30時間くらいからですかね、明らかにつまめるお腹の脂肪の量が減ってるんですよね。「あ、こんな簡単に減るのね」と思いました。

そして、忙しくて一日ご飯が食べられないくらいの経験は今までもあったはずなのに身体の変化には気が付いていませんでした。しかも、ネガティブに問題として捉えていたと思います。腹が減っては戦はできぬ、とか言いながら糖中毒になってたわけですね。。。

インスリンや、ケトン体質の知識があることで、空腹もポジティブに捉えることができています。
あと、思考の明晰さ、集中力の高さは抜群です。この2日間激務だったのですが、落ち着いて、かなり高い集中力を持続できました。

今日も飲み会の席でお酒は飲まず、これもかなりいい感じです。


(引用終了)

*画像はイメージです(^o^)

 

 

ケトン体質というのは、良い意味でのケトーシスです。

血中のケトン体の濃度が高い状態で、非常に多幸感に包まれると言われます。

(ちなみに糖中毒は焦燥感と興奮とイライラと衝動に包まれます。これはグルコーススパイクとインスリンスパイク、そして低血糖症状を補うためのホルモンのカクテル効果ゆえです)

 

未来の医療のポイントは「薬食同源」です。

 

これは古代ギリシャに戻ったのと同じです。

 

ヒポクラテスは

 

汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ

 

と言いました。

 

薬食同源ですね。

 

栄養学という言葉は使いたくないので、あえて生化学と言っていますが、栄養を化学レベルで考えて(オーソモレキュラーのように)、生体の化学実験を楽しむことで、健康へひた走ることが可能になります。

 

 

我々はカロリーは足りているのかもしれませんが、栄養失調の中にあります。

そしてその栄養失調でも、満腹だと思わせる洗脳があり、そして狂ったように食べさせられる中毒システムがあります(まさに我々は阿片窟に強制移住させられています)。

そして、一見すると陰謀論のようですが、陰謀論のような複雑さのかけらもなく、ラスボスとしてのキャピタリズム(資本主義)があります。そこには非人道的な非道があるのではなく、小さな合成の誤謬の積み重ねによる巨大な災厄があるのです。

 

小麦は安く、穀物や豆は安く、砂糖は安く、果糖ぶどう糖液糖はもっと安く、乳は安く加工しやすいのです。そして高く売れます!

 

 

 

体表解剖からはじめて、ランドマークから身体の中を推定しながら(触診で同定していく)という解剖直観は、単に筋肉だけではなく、内臓も含み、神経も含み(実際に神経にも触ります)、内分泌系も含みます。そして、それらが巨大なネットワークを構成していることを感じながら、上手にハッキングして、改善します。

これはとても難しく、そしてチャレンジングで、楽しい作業です。

ひとりひとりソリューションが違うだけに、クリエイティブな作業です。

 

そんな気功整体師を是非目指しましょう!!!

 

 

 

【気功整体師養成スクール 〜名人・達人への道と解剖直観〜】
【日時】 2月22日()13:00~18:00 

     2月23日()13:00~18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

 

 

 

「コカ・コーラ」に糖分はどのくらい含まれていますか?リーキーガット、肝臓・副腎・膵臓・神経疲労

$
0
0

リーキーガットと言えば、腸が傷ついて腸壁が破れている状態です。

リークというのは、ジャーナリズムの世界で言う「リーク」と同じで「(秘密などを)もらす」ことです。ガットは腸のことです。

 

 

「ガッツだ!」というのは平たく言えば「腸だ!」ということで、僕らの感覚で言うと「お腹に力を入れて」とか、丹田と同じ感覚です(「ストマック(胃)」という言う場合もありますね)。

 

 

めっちゃ余談ながら、肥田春充は丹田のことを解剖学的に定義しています。

あのややこしい聖中心のことではなく、シンプルに解剖学的に。

 

何だと思います?

 

実は、、、、

 

 

腹直筋です。

 

腹直筋??

 

そう、腹直筋です。

 

なるほどーという感じです。

(いや、まあ、違いますよね、、、ボソッ)

 

 

肥田春充は超虚弱児として生まれ、何度も死線をさまよいました(いや、肥田春充自体を知らない人も多いですよね。武術とかの業界では伝説的な人物で、僕にとってはかつての、いや今もヒーローです)。

数えで18歳のころに一念発起して、この虚弱な身体を治そうと決めます。

最初に圧倒的なゴールを設定し、そして解剖書を読み漁って、身体の神秘に目覚めます。

 

ここらへんは非常に面白いので、どこかで紹介したいと思っています。

 

ちなみにうちは武術関係者も多いですし、また肥田春充ファンもいるでしょうから、一応引用を

 

(引用開始)

丹田を鍛えることにつきましては、古来東洋の儒者や、僧侶や、武人などが、充分に研究しつくしておりますから、その効果をいまさら、ここで喋々するまでの、ことはなかろうと思います。しかし、丹田ーー生理的に云いますと、すなわち、腹直筋を鍛える最良完全の方法はどうかと云いますと、その点は遺憾ながら、明らかになっておりませぬ(p.63 肥田春充『心身強健體格改造法』)(引用終了)

 

ちなみに超虚弱児というのは、彼だけではなく家族全員がそうでした。母親も死に、兄弟も死に、彼も死に瀕していました。

 

で、「10年かけてでも普通の身体になりたい!」と願い、そして自分なりの剛健術を編み出していきます。実際は2年ほどで圧倒的な身体を獲得し、そしてその方法論を紹介した本がベストセラーになります。

 

最近、肥田春充を再読するにあたって、かなり批判的に読み始めたのに、僕は再びすっかり虜(とりこ)になりました(笑)

完全にミイラ取りがミイラです。

でも、いろいろ言っていることはおかしくても偉大な人であることは間違いありません。

(ちなみに随分以前に肥田春充の紹介はしていますね)

c.f.超シークレットオフ会を開催しました。 2011年12月24日

 

で、肥田春充は丹田を解剖学的には腹直筋だと言っていますが、まあこれは比喩として捉えて良いと思います。

腹直筋で指したかったのはおそらくは腹筋群のことでしょうし、より厳密には腹腔を構成する横隔膜、腹筋群、骨盤底筋群で作る腹圧が丹田ということで良いと思っています。

 

腹直筋は脊柱起立筋群と呼応し、深奥にある腸腰筋群が下半身の操作をします。

 

ですので、丹田というのは特定の筋肉というよりは機能の名称です。全体のバランスが体幹を保持するということです。たとえば、腹圧をコントロールすることで初動を作るなどは「武術の身体」などでも取り上げました。

 

余談はさておき、腸です。

 

腸は感情の座というよりは、身体全体を統括しているイメージで、たとえばストレスがかかると「お腹が痛い」となるのは、まさに腸が情報空間のストレスを敏感に感じていることを示しています。

 

で、リーキーガットというと腸漏れ、もしくは腸壁の傷を連想しますが、コインの裏表なのは腸内細菌叢が壊滅的な状態になっている状態です。

 

これは対です。

 

リーキーガットと荒れた腸内細菌叢です。

 

 

ですので、腸の問題と言ったときは腸の細胞だけではなく腸内細菌叢も考慮に入れる必要があります。逆に腸内細菌叢を改善すれば、腸壁も改善します。

 

この荒れた状態は副腎疲労をもじれば、腸管疲労となります。腸疲労でも良いのですが。

腸管疲労を起こせば、毒物が(文字通り汚物が)血液に混じって全身をまわります。もちろん肝臓が解毒をするのですが、肝臓にも限界があります。

 

 

アドレナル・ファティーグの日本における第一人者の本間先生が講演の中で、メチレーションテストの結果が非常に良い(ものすごく健康な)一流アスリートは「一日に5〜6回の排便をする」とおっしゃっていたのが印象的です。

デトックスの最たるものはもちろん排泄物です。汗や呼気や尿からももちろんデトックス(排毒)はしますが、量が違います。オーダーが圧倒的に違うのです。

 

ですので、便秘はきわめて危険です。

かつての宿便のように滞留便が残っている仮説は、これだけ内視鏡が発達した現代では考えにくいものがあります。

余談ながら、ただ宿便の排泄としか言えない経験をすることはあります。

かなりのどっさりの便が断食中に出るという経験です。

これはかなり特徴的な便で、通常の便とは全く違います。

 

 

この経験をすると、いくら科学でどう言われようが、「宿便はありまーす」と言いたくなります。気持ちは良くわかります。

 

太陽も東の空から昇っているように見えます!

 

でも、現在はこれは腸内細菌叢の死骸と言われています。腸内細菌も餌がなければ生きて行けず、腸壁が剥がれたものを食べたりしてがんばるのでしょうが、あまりに兵糧攻めされると全員討ち死にします。

これは非常に良くない現象です(これを経験すると「宿便が出た」と喜びがちですが、友軍攻撃であり誤爆です)。

 

 

余談はさておき、我々はせっかくデトックスしたものを再吸収しているのです。

リーキーガットはそれを加速させています。腸の細胞と細胞のすきまであるタイトジャンクションがゆるんでいるのですから、何でも入りやすくなります。アレルゲンも入りやすくなりますし、便も同様です。

 

ですので、それを解毒するために肝臓はフル回転します。

肝臓はご承知のとおり身体の解毒器官です。

しかし、何度解毒しても、また戻ってきます。

肝臓で消化液として作られる胆汁によってデトックスしているにも関わらず、それを十二指腸で分泌しても、リーキーガットによって大腸でまた再吸収されたなら、ゴミを出したのに、またゴミを持って帰るようなものです。

 

賽の河原積み状態になって(もしくはシーシュポスの神話状態になって)、肝臓は疲弊します。

 

腸管疲労(リーキーガットと腸内細菌叢の荒れ)→肝臓疲労

 

です。

 

 

当然、全身にまわった毒物は全身で悪さをします。

全身はそれに対して炎症反応で対抗します。その炎症を鎮めるためにコルチゾールが副腎から分泌され、身体のアレルギー反応やら炎症反応をおさめます。

 

ですが、それがずっと続くので、、、副腎が疲れ果てて、副腎疲労となります。

コルチゾールの出にメリハリがなく、ダラダラしたものになるのです。

(って、、、、そういう人いますよね。メリハリがなく、ダラダラしている人。あれって、副腎疲労なんです。ホルモンがその人の行動や性格を決めます。雑な議論ですが、ざっくり言えば、そういうものです)。

 

ですので、

 

腸管疲労(リーキーガットと腸内細菌叢の荒れ)→ 肝臓疲労 → 副腎疲労

 

となります。

 

そして恐るべきことに、リーキーガットはリーキーブレインを生じると言います。

リーキーブレインというのは、毒が脳に回るということです。

そもそも脳は非常に重要なので、そう簡単には毒が回らないようにできています。

それをBBB(blood−brain barrier)と言います。血液脳関門という関所ですね。その関所を破壊するのです。

 

ガンドリーに言わせれば、レクチンは腸壁のタイトジャンクションをこじ開けるばかりか、脳血流関門をこじ開けると言います。全身の細胞だけではなく、脳細胞にも取り付い細胞を殺します(たとえば、インスリン用物質としてレクチンが細胞にとりつくとその後、血糖というエネルギー源をその細胞は摂取できなくなります。筋肉細胞にはりつけば筋肉がやせ細り、神経細胞に張り付けば神経細胞が死にます。それがそれぞれサルコペニアやロコモティブシンドロームであり、認知症やアルツハイマーです。もちろん全身症状としては糖尿病です)。

 

カラクリはシンプルなのです。

 

レクチンは自分で関所を通り超えて、体内に入り、そして自爆テロのように細胞にとりつき、細胞を壊死させます。

 

筋肉細胞が死ねば、サルコペニアやロコモティブであり、

 

神経細胞が死ねば、アルツハイマーとなるのです。

 

細胞レベルで見れば、同じことが起きていて、現象レベルで見ると全く違うことが起きているのです(そして現象に目を奪われると、運動不足とか加齢とか、遺伝子が、、、、などとなるのです)。

 

 

ですので、

 

腸管疲労(リーキーガットと腸内細菌叢の荒れ)→ 肝臓疲労 → 副腎疲労 →神経疲労(脳疲労)

 

となるのです。

 

これはリニアな(直線的な)関係ではなく、実際はネットワークのようです。

 

たとえば、腸の荒れはそのまま脳に影響しますし、脳にきたストレスは腸を変えます。

 

腸脳相関です。

 

腸の神経細胞が多いこと、そして迷走神経を通じて脳に逆に命令を出していることなどが有名です。たとえば何か食べたいというのは、脳ではなく腸が決めていて、腸ではなく腸内細菌叢が決めていたりします。セロトニンのほとんどは腸が生成しています。

 

とは言え、僕らにとって理解しやすいように、リニアに書くと、腸管が疲労し、肝臓が疲労し、副腎が疲労し、神経系が疲労すると、、、、肉体は疲れ切ります。

 

腸管疲労(リーキーガットと腸内細菌叢の荒れ)→ 肝臓疲労 → 副腎疲労 →神経疲労(脳疲労) → 肉体疲労

 

ということです。

 

 

消化は猛烈に疲れる行為ですので、消化に負担がかからない炭水化物を欲します。

胃が疲れていて、消化液のペプシンがでなければ(タンパク質不足もあり)、タンパク質の摂取が億劫(おっくう)になります。

炭水化物、それも精製されていたり、すでに分解されている糖質は消化の負担がありません。

砂糖や果糖ぶどう糖液糖などはほぼ分子レベルまで分解が終わっているようなもので、すぐに吸収されます。

 

するとそれ自体を身体は喜びます。糖が身体に入ってくるので、後は野となれ山となれ、ですw

 

そう、急激に吸収された糖は肝臓での処理が追いつかずに、全身をめぐります。

 

 

ちなみに具体的に考えるべく、ちょっとした算数をやりましょう!!

グルコース(血糖)ってどれくらいあるの?という計算です。

 

身体に流れる血液が体重の8%と言われるので(60kgで4.8kgです。水分と考えると4.8kg程度)、空腹時血糖値がおおよそ80-100 mg/dLとされています。

 

簡単にするために、血液を5リットル、空腹時血糖値を100 mg/dLとします。

1デシリットルで100mgって分かりにくいですが、10デシリットルで、1000mgなので、何のことはなく、1リットルで1gです。

 

血液5リットル、血糖が1リットルあたり1gということは、、、

 

空腹時にある血糖(Blood Sugar)は5gということになります。

 

グルコースは身体の中に5gです。

 

たった5g!

 

めっちゃ少ない!!!
(この計算、あっていますかね??算数が苦手すぎて、自信ありません)

 

 

ということは、こんな小さなスペースに盛大に糖を放り込むのは自殺行為です。

 

5g程度のオーダーでやっているところに、コーラとかを流し込んだら、そりゃ身体は大パニックになります。

 

Q.「コカ・コーラ」に糖分はどのくらい含まれていますか?

A.「コカ・コーラ」の糖分の量は、『炭水化物(糖質+食物繊維)』の数値でご案内しています。「コカ・コーラ」には、100mlあたり11.3g 含まれています。

 

https://j.cocacola.co.jp/info/faq/detail.htm?faq=18399

 

なるほど、、、、

 

100mlで11.3gです。もちろん100mlしか飲まないこともないでしょうし、350mlでその3.5倍。

たとえば、もともと5gくらいのところに30gを放り込むのは自殺行為です。

 

いや、そりゃ身体はおかしくなりますね。

 

もちろん猛烈に肝臓はグルコースをグリコーゲン(動物でんぷん)状態に変えるでしょうが、肝臓が保持できるグルコースの量も限界があります。

 

で、なんで僕らは大好きな糖はそんな毛嫌いされているのでしょう?

 

生化学でも糖代謝は一番最初に教わります。

ATPというエネルギー産生の基本ですし、低血糖症状になったら本当に危ないです。

 

太るから?

 

いや、太ってもすぐには死なないでしょう。でも低血糖は命に関わります。

 

 

でも、このカラクリもシンプルです。

 

 

糖はたしかにエネルギー源ですが、劇薬なのです。

 

料理で言うメイラード反応を起こします。タンパク質と結びついて「焦げ」させて、タンパク質を機能不全にしていきます。

ですので、身体は大量の糖を歓迎しつつも、素早く糖を糖でないものにします。それがグリコーゲンであったり、、、、、そう、中性脂肪に変えて保存するのです。

 

その反応を後押しするのが、インスリンというホルモンです。

 

ですから、身体に入ってきた劇薬である糖を脂肪細胞はインスリンの働きの後押しを受けて、せっせと吸収してくれているのです。脂肪細胞がなければ、我々の身体は糖で破壊しつくされます。脂肪細胞を吸引したり、凍結させて殺している場合じゃないのですw

 

そして、その脂肪細胞に保存した中性脂肪を少しずつ切り売りしていくのが、安全なエネルギー源であるケトン体です。

 

ここも面白いあべこべさがあります。

 

ケトン体は安全なのに、ケトアシドーシスの印象から悪だとされ、糖は非常に反応性が高い化学物質なのに(甘くて美味しいので)良いものとされました。これは歴史的なものであり、単純な誤解ですので、今後は改められていくとは思いますが。とは言え、現代のアヘン戦争で我々は現実的に負け続けています。

 

だったら、最初から脂肪を摂れば良いじゃないか、という考え方はあり、これは非常に有効です。オリーブオイルやココナッツオイルのブームがあります。

 

 

とは言え、ここにもおもしろい「あべこべさ」というか、ねじれ現象があります。

 

スペースがなくなってきたので、結論だけ書けば、身体に良いとされてきた植物油の多くが健康に害悪です(トランス脂肪酸のマーガリンは言うまでもなく)。動物性脂肪は良いとされますが、多くの人が生理的に敬遠する理由はシンプルで、そこに含まれる飼料、抗生剤などの薬の残留があります。かつては共食い(肉骨粉)をさせていましたし。

 

「いきなり!ステーキ」不振の陰で糖質制限にのめり込んだ上級“肉マイラー”が急逝していた

 

問題の本質が見えていないと、糖質制限、肉食が問題に感じてしまいます。でも、安い肉は本来食べるべきではない穀物で作っているのです。そして肥肉のために抗生剤をうちます。もちろん病気を防止するために大量の薬も。

 

ですので、たとえば「ラーメンはボーンブロススープなんだ!」とラーメンを食べるのは早計です。肉の品質にはこだわるべきです。もちろん麺という小麦も。

タンパク質をもっと摂らなきゃとグルテンやカゼインを摂るようなものです。

 

 

 

ですので、やはり簡単な「化学」の知識は必要ですね。

小学校か中学校レベルの化学と、消化吸収、代謝に関する中学校レベルの知識があればOKだと思っています。

 

 

話がずれましたが、

 

腸管疲労(リーキーガットと腸内細菌叢の荒れ)→ 肝臓疲労 → 副腎疲労 →神経疲労(脳疲労) → 肉体疲労

 

と来ると、糖質中毒になるのです。

 

肉を食べようとしても、胃が受け付けません。ペプシンも出ませんし、胃も疲れています。だから、胃を素通りする糖質が歓迎されるのです。

 

そして糖質中毒になれば、インスリンが出まくり、膵臓(ランゲルハンス細胞)が疲れ切ります。そう糖尿病です。

細胞がインスリンに対して疲れて反応しなくなることをインスリン抵抗性と考えれば、膵臓と細胞が疲労困憊するわけです(そこでも健気に脂肪細胞はがんばります)。

 

腸管疲労(リーキーガットと腸内細菌叢の荒れ)→ 肝臓疲労 → 副腎疲労 →神経疲労(脳疲労) → 肉体疲労 → 糖中毒 → 膵臓疲労(糖尿病) → インスリン抵抗性

 

と続くわけです。

 

これって、絶望的に見えるかもしれませんが、実際はそんなこともありません。

 

 

いま「まといのば」のメンバーが続々と実験結果をフィードバックしてくれていますが、カラクリを理解して、自分の好みでこの生体の反応にアクセスすれば、いやハッキングすれば、結果はすぐに手に入ります。

それに味をしめたら、もっとハッキングしたくなります。

すると身体はすぐに反応を返してきます。

内臓が回復し、筋肉が回復し、神経系が回復し、内分泌系が回復するのが手に取るように分かります。

回復すればするほど、もっとやりたくなります。

たとえば、身体を動かしたくなります。身体を動かせば、インスリンの量は減ります。筋肉が糖を吸い上げてくれるからです。身体を動かせばホルモンが出ます。BDNFが脳をレベルアップさせます。

逆に糖を身体が受け付けなくなり、野菜の食物繊維を欲するようになります。

気付いたら、ラーメン屋さんの店主のように寸胴鍋でボーンブロススープをつくり、ますます元気になります。

便秘が解消したら、本当に身も心もすっきりします。

 

 

逆に途中でいろいろな挫折もありますが、それも楽しい経験です。

身体ってこんなに強烈に反応するんだと分かります。アレルギーが明確に出た人もいます(体内では起きていますが、目に見えるレベルで出てきているのは良いことです)。

頭痛やブレインフォグも、カラクリを知っているので、むしろ喜びです。

低血糖症状に苦しんだり、出先で倒れたり、水の味に思わず吐いてしまったり。

 

自分の身体を使った壮大な実験が楽しめます。

それも大きな健康という副産物付きで。

 

壮大な謎解きとアドベンチャーを楽しみましょう!!

 


神々が人間くさかったころ人間はもっと神々しかった〜誘惑には負けよう。正面突破ではなくバックドアへ

$
0
0

*まといのば講座「ドクター・ストレンジ講座 〜時間を自在に操るための物理学と哲学〜」も明日配信開始です!!

 

*まといのば講座「アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)から観る未来の医療」の動画教材(ヴァーチャル受講)の配信開始です!!

お申込みはこちらから!!

 

*まといのば講座「未来から来たドラえもん 〜神経科学のコペルニクス的転回、二極化の行く先と人工知能との共存の果ての幸福論〜」に続き、

 

まといのば講座「本当はスゴイ自重筋トレ(キャリステニクス)の魅力」も配信開始です!!!

ヴァーチャル受講をご希望の方は是非!!(受講対象はスクール生、メンター生です)

お申し込みはこちら!

 

 

リドリー・スコット監督の映画「悪の法則」の中で、恐ろしい都市伝説というか、処刑方法をブラッド・ピット演じるブローカーが紹介しています。


闇の世界との狭間に生きているブラッド・ピットが主人公のカウンセラーに向かって、恐ろしい話をします。

 

とある闇の組織の処刑方法です。

 

その処刑方法というのは、気付いたら首輪がされていて、その首輪が電気仕掛けで、ゆっくりとどんどん閉まっていく。その機械を解除する方法も、壊して止める方法も無いという処刑方法です。

もちろん最後には首がちぎれます。

気付いたときにはもう罠の中にいて、自分が数分後に苦しみながら死ぬことが分かっている、、、、

恐ろしいですねーーー

 

 

*映画『悪の法則』

リドリー・スコット監督、小説家のコーマック・マッカーシー脚本による2013年の映画。

マイケル・ファスベンダー、ブラッド・ピット、キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム出演。

c.f.世界が闇に沈んでいくとき世界というのは結局自分自身だということに納得せざるをえない(『悪の法則』 2018年09月09日

c.f.たぶんシラーの言うとおりです。神々が人間くさかったころ人間はもっと神々しかった(悪の法則) 2018年08月03日

c.f.森の中で道が二つに分かれていた。そして私は人があまり通っていない道を選んだ。そのことがどれだけ 2018年09月06日




これは良い映画でした。

繰り返し観ると味わいが出てくる映画です。





まあ、僕らも生まれた瞬間から死に向かって生きているという意味では、死の首輪をかけているのかもしれませんが、今回のテーマはそこにはありません。


ちょっとスケールが違いますが、、、、平たく言えば、ケーキに魅入られたら、食べちゃいましょうという話です。

そこで争わないということです。



これが今回のテーマです。

ケーキを目の前にして、そこではじめて我慢しようと思うのはよくありません。

食べちゃダメと思っているのに、食べてしまう、、、と罪悪感にさいなまれる必要はなくて、食べたいものは食べてしまえば良いことです。

(完全に禁断症状が出る糖中毒であれば、また話は別です。そのときはケーキを目の前に置くシチュエーションを徹底的に避けましょう)

 

 

もう首輪のスイッチは入っているので、諦めましょうw

(いや、我慢できるのであれば我慢しても良いですが)

そこにエネルギーを割く必要はありません。
パンがなければケーキを食べれば良いのです(冗談です)。

 




副腎疲労や鬱や肥満もこれにちょっと似ています。

鬱になっているときに、がんばらねばと思うことはなく、肥満しているときにお腹の肉をつかみながら、減らさなきゃと思う必要もありません。
その罠はもう発動していて、首を締(し)めています。

まず諦(あきら)めましょう。


そしてそこは捨てて、次にいきましょう。

見切り千両です。


そこでがんばらずに、コントロールできるところに集中することです。選択と集中ですね(^o^)

自分の頭をガンガンと壁に打ち付けるためだけの思考パターンから脱して、ダメな戦いは粘らずに撤退して(ラーメンも平らげてしまって)、そこから考えましょう。

 



その場で誘惑に勝ったとか、負けたとか、どうでも良いのです。
小さな戦いに負けても、全体で勝利すれば良いので。

戦略が全てです。

(そして食べたいものは食べましょう。アディトレのテーマでもありますが、「これはダメ、あれはダメ」と食べるものを限定しすぎると、Hungryさが失われます)

 

「小さなことの積み重ねなんだ!」というのは嘘です。

重要な「小さなコト」と重要ではない「小さなコト」があります。

「塵も積もればゴミとなる」と北野武さんが言っていました、本当にそのとおりです。チリに執着せず、山を取りに行きましょう(神が宿らない細部もあるのです(^o^))。

副腎疲労に気付いたら、生活の全てを改善しようとせず、もっと違うところで闘いに行きます。

たとえば、お菓子ばっかり食べてしまうと気付いて、「もう二度とお菓子を食べない!」と思うのではなく、他のアプローチを取ります。
カフェイン中毒だから、カフェインをやめようと頑張るのではなく、他の山に向かいます。


気功整体で言うと、「柔らかいところを攻めろ」ということです。
難攻不落の要塞を攻めるのではなく、与し易い搦め手(からめて)から攻めます。クライアントのホメオスタシスの虚をつくのです。


僕らも同じです。


以前よく言っていたヒーラー向けのアドバイスで言えば、


身体の問題で施術に来た人は、心からアプローチ

心の問題で施術に来た人は、身体にアプローチ


です。


ホメオスタシスの虚(きょ)をつくのです。


たとえば鬱で来た人に対して、美肌クリームのワークを薦めて、小さなフィードバックを積み重ねていったりします。


身体の故障で来た人に対して、身体を治しつつも、ゴール更新することで(心からアプローチ)、身体の問題が解決したりします。

 

バックドアを探して(なければ作って)、ハッキングしましょう。

正面突破は愚策です。




なぜかと言えば、心も身体も「書き換え」に対して、免疫があるのです。悪い意味での免疫です。

ホメオスタシスは「俺は変わらないぞ」と思っているのです。硬く決めています。

ですので、そのホメオスタシスの免疫がないところに切り込むのです。そうすると上手にハックして、本丸へも切り込めるのです。それもクライアントのホメオスタシスを仲間にしながら。

なぜならホメオスタシスはメリットと刺激と快楽に弱いからです。簡単に籠絡できます。そうすると、ハッカーとホメオスタシスは手と手をつないで、書き換えできるのです。


一番良くないのは、閉まっていく処刑の首輪に対して抗うことです。抗(あらが)ってもムダなものには、あらがわないことです。盛大に損切りしながら、肉を切らせて骨を断ちましょう!!
 

一番大きいのは、知識の山です!

大きな山です。

 

 

 

【気功整体師養成スクール 〜名人・達人への道と解剖直観〜】
【日時】 2月22日()13:00~18:00 

     2月23日()13:00~18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

 

 

まといのば講座も続々と動画教材配信開始です!!

 

 

*まといのば講座「ドクター・ストレンジ講座 〜時間を自在に操るための物理学と哲学〜」

 
 
 
 
 
*まといのば講座「本当はスゴイ自重筋トレ(キャリステニクス)の魅力」

 

 

ヴァーチャル受講をご希望の方は是非!!(受講対象はスクール生、メンター生です)

お申し込みはこちら!

思考は現実化する( ー`дー´)キリッ、悪い意味でも(@_@;) 身体に関する脳内地図の脱洗脳!

$
0
0

「思考は現実化する」と言えば、ナポレオン・ヒルですが、身体に関してもまさにそのとおりです。

 

これは逆向きにも働きます。

 

 

逆向きということで言えば、OnLine MenTor3期のコンテンツに関連して、メンター生が面白いことをおっしゃっていました。

というのは、Rゆらぎにはポジティブなサイドだけではなく、ネガティブなサイドがあるということです。

 

Rゆらぎというのは、気功の基本的な概念です。

 

名称の意味は技術として、リアリティーをゆらがすということです。リアリティーのRが「Rゆらぎ」のRです。

 

ただ、原理的にはリアリティーはいつもゆらいでいます。正確に言えば、ゆらいでいることを認識に上げることがポイントです。

 

 

もう少しヒューリスティックな説明としては、無意識を意識に上げることです。

ただ、この意識、無意識というのも慣用的な言い方で、かつてのフロイト、ユングの定義とは違います。

意識の帯域というのはとても小さいものです。

真っ暗な舞台に小さなスポットライトを当てるようなものです。

 

このスポットライトがあたっている場所が意識、真っ暗な他の場所が無意識です。

 

ただ、意識、無意識とか、スポットライトと舞台というと、無前提に舞台全体なり、無意識が存在するかのようですが、それは早計です。我々が知るのは、スポットライトにあたった場所が存在し、それ以外の場所ももしかしたら確率論的に存在するかもしれないという可能性のみです。

 

 

それはさておき(このたぐいの議論は以前、さんざん書いてきているので、詳しく書かれているブログ記事は確率論的に存在するかもしれないという可能性がありますw)、ポイントになるのは、Rをゆるがせたところで、アップサイドだけではなく、ダウンサイドもあるということです。

 

たとえば、気功技術は明らかにメリットがあるアップサイドしかないもののようですが、大きなダウンサイドも口を開けています(というか、本稿はそれがテーマではないので、サクッと結論だけ言えば、ヒュブリスということです。傲慢になってしまい、目がくらむということです)。

 

アップサイドを活かし切る方法は単純です。

 

気功技術を使って使って使いまくることです。

 

 

気功技術を伝授されたら、3日(72時間)で自分の手から消えてしまうと想定するのも良いかもしれません。人は自分の手に入ったもの(have)に対して、それをどれほどの犠牲を払って獲得しても、ぞんざいに扱います。逆に自分の手に無いもの(want:欠落)で欲しいもの(want)に対しては、とても大切にします。まだ手に入っていないからこそ、手に入るチャンスを大切にします。

haveをwantだと思いこむことはできませんが、、、、、ただ一つだけ方法があります。

 

それは、、、、

Memento mori(メメント・モリ、死を忘れるな)

 

です。

 

手にしたものを全て手放すときが来るということです。

これはかなり重要です。

(ちなみにタレブが、パスカルの「賭け」のように、自分の死が最高の悲劇ではないことを数学的に示していましたね。いや、パスカルの賭けほど雑な数学ではありませんがw)

 

 

 

とは言え、人は必ず死ぬのに、自分が死ぬとは思っていない動物です(それが悪いわけでもありません。ケインズはそれがアニマルスピリットの源泉だと言っています。いや、源泉とまでは言っていないかw)。

 

ですので、必死になれないのです。必死とは必ず死ぬと書きますw(まあ、だからこそ必死になるなとも言いますね。そのがんばりでは「必ず死ぬ」のでw)。

 

ですので、死ではなく、その宝物をいつか失うと考えること、もしくは3日で失うと考えると良いです。

 

そうすると、一生懸命に使います。

 

実際にどんなものも生(なま)ものなので、すぐに腐り始めます。

 

ですので、手にした気功技術は素早く使って、一気に移動することです。

 

気功技術は乗り物ですので、チケットを手にしたら、ちゃんと乗って、ちゃんと移動しましょう。

 

 

そうすると違う風景に出会えます。

 

そしたら、これまでの気功技術は全く異なるアイテムとして、また蘇ります。

 

そうやってガンガン高みに移動していく人にとっては、気功技術は素晴らしい贈り物ですが、コレクターにとっては宝の持ち腐れになります。

 

これ、非常に重要なポイントなのですが、これも本稿のテーマではないので、強制終了します(過去にも書いています。多分)。

 

 

今回のポイントはシンプルです。

 

思考は現実化する、、、悪い方にも( ー`дー´)キリッということです。

 

別にネガティブなことを考えると、ネガティブなことを引き寄せるとかそういうことではありません(ちなみにこれは間違いです。ネガティブなことしか考えていない成功者はたくさんいます)

 

もっと具体的な話です。

 

たとえば骨盤の位置って把握していますか?


ASIS(上前腸骨棘)の突起の位置って分かっていますか?

 

といういつものお馴染みの話です。

 

 

そして、その触っている腸骨が実は脚って知っていますか?

そんなに高いところに脚があると知っていたら、自分は脚が短いと悩まなくて済むのです。

 

 

自分の身体のことを知らないならともかくも、間違って認識しており、その間違いの思考が現実化しているのが、我々の身体です。

 

身体の現実ではなく、我々の誤った認識と思考が現実化するのです。

 

これは非常に面白い現象です。

 

 

腸骨やASISについてはもう繰り返し出てきているので、耳タコだと思います。

 

ですので、たとえば、胸骨です。

これもものすごく丁寧に触ると、身体の認識は変わります。

鎖骨から胸鎖関節に指をすべらせれば、胸骨のトップに触ります。

 

腰のくびれから、少し上にスライドすると肋骨に触れます。そのまま肋骨弓をていねいにたどるとみぞおちですね。そこにある剣状突起(←触らなくてよいですが)から胸骨です。

 

胸骨は解剖図で観るより、大きい印象です。

 

かなり大きくて長い印象を持つと思います。

 

 

 

これは別に解剖図が間違っているのではありません。僕らが胸骨に対して重要性がないので、小さく認識しているだけです。

脳内マップというのは、重要性でサイズと重さが決まります。

 

たとえば、家の近所や職場の周辺の地図をフリーハンドで書いてみましょう。記憶を頼りに、気軽に。

 

そうしたあとで、実際の地図(グーグル・マップなどで)とチェックしてみると、自分の思い込みと現実の差に驚かされます。もちろん記憶なので間違いはありますが、ポイントなのは間違える方向性です。

これは明らかに重要なものが大きく書かれ、重要でないものが小さく書かれます。自分の重要性関数が知れば面白いと思います。

 

人体マップも同様です。ただ人体を書いてくださいというと、出来合いのものを脳からコピーしてくるので、ペンフィールドのホムンクルスほど劇的にはなりません。

 

 

ただし、実際に解剖直観を学びながら、実際の身体を知ると、自分の脳内地図と現実の差に驚かされます。

 

胸骨に関しては、重要性がないので不当に小さく感じているのです。そして実際に触るとその大きさに驚くのです。

 

 

同様に、首の付け根はものすごく高く、首の根元はものすごく低いのです。

そのことを知ると首の使い方はガラッと変わります。

 

また、腕の付け根はほとんど身体の中心です(胸鎖関節)。

 

 

そしてきわめつけは、上肢帯を体幹から剥がす技です(これは丁寧なマニピュレーションと気功を使わないと危険なので、気をつけてください)。

 

肩甲骨がちょっと剥がれただけでも、身体は快適です。

肩甲骨を含めた上肢帯が剥がれると、猛烈に快適です。

 

 

これもまた脳内の地図を書き換える作業です。

 

我々は間違った脳内にある身体地図を無邪気に使っているので、身体をうまく操作できません。それを具体的にアップデートすることで、全く別世界に移動できます。

 

その意味では気功整体は脱洗脳なのです。ただ洗脳者は自分自身であり、文化的なものです。すなわち社会的洗脳です。悪意があっての洗脳ではなく、単に惰性によるもの、そして悪いことに好意によるものだったりします。

 

そこから抜け出しましょう。

 

 

もちろん脱洗脳で抜け出したらまた新しい洗脳下にあったというのは、よくあることです。

 

ですので、我々はあやふやな議論ではなく、硬い土台の上に新たな思想を作りたいと思っています。それがいま触っている自分の身体の物理であり、解剖学です。

そしてそこに人体解剖実習が加われば、また盤石となります。

 

 

 

最後に少し具体的な話をします。

 

たとえば、顎関節症というのは、あまりに流行っている症状です。ただし良い治療法がないので、医師にとっての重要性はありません。

 

ですが、顎関節症もまたストレス等を原因とした筋肉の疾患です。ということは、顎関節症は筋肉にアプローチすれば(当然、心にもアプローチして)、改善します。

 

ただ、その前に顎関節の正しい位置を知ることが重要になります。

 

顎関節はほぼ耳の付け根です。

 

口を開いたり閉じたりしながら、顎関節を見つけると、「口」の概念がアップデートします。

 

我々は皮膚があるからそう見えないだけで、実際は口裂けなのです。おちょぼ口の人も、耳までが口です。

 

この認識をアップデートすると、その耳の位置にC1(第一頚椎、環椎)があり、そして頭蓋骨を操作する胸鎖乳突筋の停止部(乳様突起)がそこにあります。

 

重要な部位が固まっています。

 

 

この顎関節に関しても、「顎関節症」に関する気功技術で、症状が改善したら、そこで喜びつつも、そこからガンガン狂ったように自分に施術をすることです。

そうすると、蟻の一穴から堤防が決壊するように、健康へと決壊していきます。

 

気付いたら軟口蓋をあげられるようになったり、骨盤底筋群が上がってきたり、仙骨にエネルギー感を得たり、、、、、それも5分もしないで起こる現象です。

 

そしたら、そのフィードバックを喜び、メモしつつも、まだまだガンガンと顎関節の筋膜リリースを続けます。ガンガンやります。

 

10年、20年と顎関節症に悩んだ人にとっては、今の状況でもハッピーでしょうが、そこで満足しないことです。そこから怒涛のように勝ち馬に乗り、決壊させていきましょう。

 

その感覚がBootCampだけではなく、気功全般で欲しいのです。

 

 

そして圧倒的に成功している人は何が違うのかと言えば、この感覚です。頭の良さとか、努力とかそういうことではありません。

 

わずかな可能性を見つけて、そこをこじ開けたら、一気呵成に突き進むのです。All inです。

とは言え、気功はありがたいことに、1回5万円とかかかるわけではありません(むしろ使用料制にしたほうが丁寧にフィードバックを取るでしょうが)。自分が手にしたら、あとは自分が狂ったようにやれば良いことです。

 

とりあえずの結果が得られても、そこからひたすらに楽しんで続けることです。

そうすると、蟻の一穴から決壊します。

 

そこが大きな違いです!!

 

大転子を丁寧に外旋させると、引き上げとともにウエストの筋膜が締まり、胸が開きやすくなる

$
0
0

いくつかのアイデアをシェアしたいと思います。

 

まず大転子ですね。

 

これは以前も一瞬だけブームになったのですが、いまだに非常に重要なワークだと思います。

 

やり方はシンプルで、立位で大転子を認識してもらい、それを後ろへ持っていくだけです。

どうやって後ろへ持っていくかと言えば、気合いで持っていきますwww
というか、気功技術で持っていきます。

 

 

カラクリは同調を使います。

気功技術のベースはホメオスタシス同調です。

 

自分の大転子を後ろへ持っていきながら、それを同調させます。

 

これに関して、ガツガツ使っているというヒーラーさんを一人だけ知っていますが、その方はO脚の方をこの方法で一瞬で書き換えるということをセミナーなどでやっています。

 

ゴールがある人というのは、いつも飢えています。

何に飢えているかと言えば、新しい強烈な方法論や考え方に飢えています。

ですので、一瞬でも新しい考え方や方法論をチラッと紹介されると、それに飛びつきそしてそれをしゃぶり尽くします。

 

実際にどの気功技術も強烈なものです。

これだけ技術が乱造されていると(乱造などしていませんが、そう「見える」のは自覚していますw)、大したことがないとなぜか脳は思ってしまいます。

 

脳が思うのは自由ですが、その報いは自分が受けます。

 

でも、意識では「脳(というか無意識)」をコントロールできません。

ですので、ゴールをいじります。

ゴールをいじることで、自分の今の世界を再定義できるのです。

 

環境を再定義できます。その環境とはたとえば、荒涼とした死の世界のイメージであり、マッドマックスな世界です。

もしくはこれから冒険に出かける何も持たない勇者が佇む場という感じです。

 

すなわち、「いま自分は渇望している」と正しく認識できるのです(というか、この説明、分かりにくい)。

 

平たく言えば、ゴールをきちんと設定しなおせると、「豚に真珠」から「乾いているときに水」に変えられるということです(これ、わかりやすいのか?)

 

成功している人は満足していないと言いますが、満足していないのではなく、もっと先の世界に満足しているのです。そしてその先の世界の満足から、ふと現実世界に戻ったときに、強烈な渇望感を感じ、それをブースターにできるということです。

そしてこの作業を繰り返しながら、メタで観て実際は深く満足しているのです(←逆にこのプロセスがないと、どんなに成功しても、どんなに豊かになっても、渇望感しかない餓鬼になってしまいます)。

 

大富豪のジャン・ポール・ゲティが一番幸せだったのは、貧しかった頃と言っています。

 

*「どれだけのお金が欲しいのか?」と呆れられたときに、「もっとだ!(more)」と答えたのが印象的ですね。

*彼が強欲なのではなく、我々は累積値(積分)ではなく変化率(微分)でしか、喜べないのです。

*ジャン・ポール・ゲティはルー・タイスと同じく、To get richは簡単だが、To be richが大事だと言っています(編集者がつけた書籍のタイトルを直しながら)

 

 

短期的にはこのヒリヒリ感が大事ですし、でもその人生のゲームからいつでも降りれて、そのプロセスに喜びを持てると最高です。

 

 

で、話を戻します。

 

大転子です。

 

大転子については何度か書いてきているので、詳しくはそちらを参照してください。

c.f.大転子を後ろにって、そもそもどうやるんですか? 〜鎖骨や烏口突起もどんどん触ろう!〜 2017年06月08日

 

 

「大転子を後ろに」というのは、大転子を強く意識して、大転子だけを外旋させます。脚を外旋させようとすると大雑把すぎます。シンプルに大腿骨を静かに外旋させます。

ですので、筋肉で言えばもちろん大臀筋です。

 

「あ、なるほど、大臀筋の収縮ですね」と考えるのは早計です。あくまでも大転子にこだわってやってください。大臀筋というのでは、大きすぎるのです。大転子です(大臀筋の75%は腸脛靭帯に付着しています)。

 

その上で、ASIS同士を近づけます。

もちろん解剖学的にはほとんど近づきませんが、イメージとしてはASIS同士を近づけます(たとえば、腹横筋の収縮ということなのですが、大臀筋同様に筋肉で考えるのはどうしても大雑把すぎることになります。ASIS同士を近づけます)。

 

大転子は開き、ASISは閉じる、と。

 

 

これって特殊な話に見えますが、実はバレエの世界では最初の最初に習うことです(そして最初過ぎて、忘れてしまうでしょうが、クラスでやるとすぐに思い出します)。

 

大転子の上手な外旋(繰り返しますがアンディオールではありません)は、引き上げを生みます。お腹がクッと引き上がります。

骨盤底筋群が上がり、ウエストが締まります。面白いです。

 

 

そしてさらに面白いことに、大転子をきちんと開くと(脚をがに股にするとは全く違うので気をつけてください。もちろんがに股も外旋ですが)、胸が開きます。

(「アンディオールやがに股ではない」というと、「大転子の外旋とは大腿骨の外旋であり、それはアンディオールではないか」と噛み付く人もいるでしょうが、、、、もっと小さな角度で、繊細にやると認識してください)

 

 

上腕骨の骨頭が外旋するのです(別に骨頭に限定する必要はないのですが、骨頭をイメージするとうまくいきます)。

そうすると、上腕骨の骨頭と烏口突起(肩甲骨)のスペースが正常になります。

もちろんこれを強く阻害するのは、大胸筋です。

大胸筋が上腕骨を内転と内旋させるのです。これはひどいと巻き肩や猫背ですが、わずかだとほとんど目に見えません。ですが、しっかりと全体のバランスを狂わせていきます(たとえば僧帽筋上部の張り=肩こりや、頭痛、首の痛み、腕のしびれなどとして現れます)

 

 

ちょっとここで大胸筋のゆるめ方について、話します。

 

大胸筋はペラペラの筋肉なので、筋腹を肋骨に向けて圧迫するだけでも充分にリリースできます。

もしくは起始を押すというのは以前から勧めてきた方法です。

(特に胸肋関節ですね。胸肋関節は自覚はないものの、押すと痛いものです。繰り返し押しているうちに、筋肉がゆるみます。ただし押すときは5秒程度押して、ゴルジ腱器官に話しかけて、筋肉をリリースさせるように促しましょう)

 

 

まとめると、

 

・大胸筋は薄い筋肉なので、筋腹を押してもリリースできる。

・起始は広いけれど、分かりやすいので、起始の筋膜リリースも有効(ただデリケートゾーンの一つであり、さわるのに心理的抵抗は大きい場所です、もちろん)

 

 

復習ですが、ざっくり言えば、筋肉を構成しているのは2つです。

一つはおなじみの筋繊維、もうひとつは筋膜です(正確には筋筋膜ですが)

 

筋肉=筋繊維+筋膜

 

そして筋繊維にはストレッチ、筋膜には筋膜リリースと呼ばれる圧が有効です。

 

筋繊維・・ストレッチ

筋膜・・・筋膜リリース

 

で、大胸筋に関しては、図体はでかいし力もそこそこにあるのですが、面積が大きく厚みがないので、筋腹を押すような方法でもゆるめられます(大きな筋肉は付着部を押しますが、小さな筋肉は筋腹を押してもOKです。大きな筋肉は筋腹を押しても、かなわないので)。

 

ですので、大胸筋は筋腹を押しても、起始を押してもOKです。

ですが、もう一つあります。

 

それが停止への筋膜リリース(圧)です。

平たく言えば、上腕骨の大結節稜に筋膜リリースというか、ゴルジ腱器官への圧迫を加えると、頑固な大胸筋の拘縮が改善します。これはBootCamp講習会の後半の方で導入しますが(ソルジャーが上手であれば、すぐにでも導入します)、非常に有効な方法です。

なぜなら胸ではなく、腕を触るので、デリケートゾーンではないこと、そして起始が広く停止が狭いというよくあるパターンなので(広背筋も同じです)、狭い停止を刺激する方が早くて強烈だからです。

 

ただし、大結節稜付近には当然に腕神経叢があり、正確さを求められます。そしてクライアントさんの上腕二頭筋と上腕三頭筋がゆるんでいることが前提です。

もしその条件がクリアされていれば、強烈な武器となります。

 

ちなみに筋肉をゆるめるのはストレッチと圧(筋膜リリース)というのはよく言われることですが、それだけではありません。たとえば、栄養失調(タンパク質不足や必要なビタミン、ミネラル不足)であれば、筋肉はゆるみません。心に不調があれば、筋肉はゆるみません。

身体は単純な物理ではありません(複雑な化学です)。

アディトレやアドレナル・ファティーグやら、ゴール設定やら心理学がこの先の整体師に不可欠な理由はここにあります。

 

 

 

というわけで、長々と書いてきましたが、伝えたいことはシンプルです。

 

大転子を外旋させると、上腕骨骨頭も外旋しやすくなり、両者が外旋すると、圧倒的な身体の解放感が得られるということです!!

 

チャクラと同じで、基本は下からです!!(とは言え、一番下とは大腰筋です。我々はかつては四足歩行でしたから、しっぽが一番下ですね。足首や膝関節は大事ですが、やはりサブなのです)。

 

 

 

 

p.s.2月の気功整体師養成スクールは、今の所受講生全員がRay式マッサージスクールを受講しておりますので、「解剖直観」の先へ進みましょう!

上記のような、身体の関係についてがっつり学びつつ、ワークの能力もあげていきます!!

 

 

【気功整体師養成スクール 〜名人・達人への道と解剖直観〜】
【日時】 2月22日()13:00~18:00 

     2月23日()13:00~18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

 

 

 

 

 

精神はただ脳からのみあるいは共通感覚が宿ると言われる松果腺からのみ、直接の働きを受ける(デカルト

$
0
0

神経系と内分泌系について、来月にそれぞれ1講座ずつ開催予定です!

(表題の引用はデカルトです。もちろん今は松果体のみということはありえませんが。「脳からのみ」でもないですね)

 

とは言え、「まといのば」でやる以上は、いろいろと面白い視点から取り組みつつ、でもきちんと正統派でやっていきたいと思いますので、乞うご期待ください。

 

今月は忙しすぎて、講座の告知ができなかったので(いや、無理矢理来週開催しても良いのですが、以前はそんなことばかりでしたが、、、)、来月に3本ほど固め打ちしようかと思っています(予定は未定ですが、、、哲学をやりたいと思っています。あの「世界は存在しないが、ユニコーンは存在する」で)

 

 

とりあえずやりたいのは、神経系だけで1講座、内分泌系だけで1講座です。

コンテンツについては、もちろんブログで公開していきますので、ブログで予習して、いつものように気楽に臨んでください。

 

結局、身体を鍛えていても(筋トレ)、身体を整えていても(整体)、神経とホルモンは重要です。

生化学も重要になってきます。

 

ですので、ここらへんでがっつりとまとめておきたいと思っています。

 

 

ちなみに3期のOnLine MenTorでも少し話題に出しましたが、松果体というのはスピリチュアル界隈や陰謀論界隈では大人気です。

 

 

第三の目などと言われています。

 

 

松果体が第三の目などと言うと、

「こんな奥にあるのに「目」ってことはないでしょ」、とか。

 

「おでこにあるんじゃないの?」みたいなご意見もあると思いますが、詳しくはまたセミナーで話しますが、松果体自体は光に反応しますし(暗くなるとメラトニンの生成が増えるとか、夜明るいとメラトニンが出にくくなるなど聞いたことがありますよね)、頭頂眼として松果体を持つ動物もいます。

 

 

(「まといのば」ではアジュナチャクラとも上丹田も第三の目も同じものの別な現れと考えています)

 

ただ、第三の目と言えば、プロビデンスの目ですね。

 

 

未完成のピラミッドの頂上にあるピラミディアンから不気味な目がこちらを覗いているというあれです。

 

 

 

とは言え、このシンボルはありふれています。

 

 

 

同様に古代エジプトのホルスの目も有名です。

 

 

 

kairoinfo4u - https://www.flickr.com/photos/manna4u/430887106/in/set-72157600016963557/, CC 表示-継承 2.0, リンクによる

 

 

「ホルスの目は松果体をあらわしている!!」とうい議論はありますが、それはもしかしたら松果体を観たことがないのかも(^o^)

 

デカルトはガチで松果体を情報と物理が交わる場所と考え、そこを魂の座と言いました。

 

 

*デカルト「省察」より

 

ちなみにデカルトは精神と身体(物理)が重なっている場として松果体を考えています。

これって、心身二元論の提唱者らしくないですよね?

心と肉体、精神と物理を分離させておきながらも、精神と物質が一つになる点として松果体を考えています。

なぜなら右脳と左脳の中心にあって、唯一ペアではないからです(実際はペアですが、見えにくい)。

 

とは言え、これについては当時から批判があり、最初にデカルトにツッコミを入れたのは、誰あろうあのエリザベト王女でした(これに対してきちんとデカルトは応えています。その質問を讃えた上で)。(1643年5月16日)

 

 

それはさておきデカルトの言葉を引用しておきます。

 

(引用開始)

次に私が気づくことは、精神は身体のすべての部分から直接にはたらきかけられるのでなく、ただ脳からのみ、あるいはおそらく脳のごく小さな一部分、すなわち、そこに共通感覚が宿るといわれている部分(松果腺)からのみ、直接の働きを受けるのだということである。(引用終了)(デカルト『省察』)

 

 

これが松果腺ならぬ松果体の人気の源泉ですね(^o^)

 

 

ホルスの目はどちらかと言えば、脳の断面というか脳室を思わせます。

 

 

 

ちょっと似てないこともないですね(^o^)

 

 

似た話に、ミケランジェロの「アダムの創造」があります。

あの神様とアダムがETごっこをしているやつです。

 

あまりに有名ですね。

 

アップルの特許に描かれた図が、この手を模したという噂もありました。

 

 

c.f.神様はどうやって女をつくったの? 〜矛盾していい加減で楽しすぎる旧約聖書〜 2013年11月05日

 

 

 

 

 

で、「この神様のマントが不自然じゃね?」ということで出てきた珍説があります。

 

これはミケランジェロが脳の断面を描いたので!という説です。

アップルのことと合わせて、以前も紹介しましたね。

 

c.f.神様はどうやって女をつくったの? 〜矛盾していい加減で楽しすぎる旧約聖書〜 2013年11月05日

 

(引用開始)

1990年にインディアナ州アンダーソンの医学博士フランク・リン・メッシュバーガーが、医学誌『ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション』で、神の後ろの人物像と、さらにその背景に描かれている布の表現が、解剖学的に正確な人間の脳に見えると指摘した。このメッシュバーガーの説は、同じく医学博士のマーク・リー・アプラーによって検証されている。綿密な調査の結果、『アダムの創造』の神が描かれた部分は大脳表面の脳溝、さらに脳幹、前頭葉、頭蓋底動脈、脳下垂体、視交叉と一致すると結論付けられた。メッシュバーガーはほかにも、アダムと神の腕はシナプスを介したニューロンの生化学的情報伝達を意味するとしている。神は脳の中心である感情を司る大脳辺縁系を意味し、おそらくは人間の魂を表現している。そして伸ばされた神の右腕は、人間の脳でもっとも創造性に富み、もっとも重要な部位である前頭前皮質を表しているとしている。(引用終了)

綿密な調査の結果、『アダムの創造』の神が描かれた部分は大脳表面の脳溝、さらに脳幹、前頭葉、頭蓋底動脈、脳下垂体、視交叉と一致すると結論付けられた」というのが良いですね。

 

 

できたら、僕らもこれを検証しましょう(^o^)

神経科学もそうやって学ぶと面白いかも(^o^)

 

 

脳は基本的に肺と似ていて、すべてペアで存在しています。

タレブに言わせれば、母なる自然は反脆弱なのです。

 

 

 

肺も腎臓もペアです。

ただし、肝心の肝臓と心臓だけはスペアがないのですがw(ダジャレです)。

 

ですので、脳も2つあります。

右脳と左脳ですね。

 

その2つに分かれた部分から観ると、ミケランジェロが脳を描いたのが分かるということです。

 

 

面白いですねー。

 

 

おそらくは人体解剖を繰り返す中で、筋肉などは自分の芸術にもちろん活かせるのですが、脳解剖だけは活かすところがないので、こうやってこっそりと隠し絵のように入れたのかもしれません(知りませんけど)。

 

 

脳というとこういうイメージですが、解剖した人にとっては、より内側というか、断面を描きたくなるのかもしれませんね。

 

 

 

たとえば大周天やクンダリーニというのは、A10神経(ドーパミン作動性ニューロン)を活性化させようという試みであると定義されています。

 

A10はどこを通っているのかを理解すると、自分がやっていることがくっきりわかります。

これもひとつの(遠いですが)解剖直観みたいなものです。

 

 

アミノ酸のひとつであるチロシンがいかにシンプルにドーパミンやアドレナリンになるかも、セミナーで触れましたね。生化学も神経科学も内分泌学もつながっています(松果体はメラトニンを生成する内分泌器官です)。それもシンプルにつながっています。

 

 

 

 

ついでにホルスの目がどこがどう脳なのか(脳室なのか)もやりましょうwww

 

 

冗談みたいですが、何かを楽しく学ぶのは良いことです。

 

 

そして、冗談みたいな展開が、思いがけない展開につながることもよくあります!!

 

というわけで、お楽しみに!!!

 

 

 

【書籍紹介】

 

 

 

 

 

チャクラを開発するための非常にシンプルで効果的な方法 〜Dotsや緊箍児が生まれ変わる!〜

$
0
0

チャクラを開発する非常にシンプルな方法は、、、、、タップすることです。

 

チャクラの位置を正確に軽くタップすると、驚くべきことにチャクラが開発できます。

 

チャクラが開発されたことによるフィードバックを丁寧に取れば、タップするだけで本当にチャクラが変わることを感じることができます。

 

軽くタップするだけでチャクラも、丹田も開発できます。

難しいことを考えず、ひたすらにタップしましょう。タップというか、触れるだけでもOKです。

 

(より厳密に言えば、反筋トレと同じく、感じられる限界まで刺激を弱くするほうが、より大きく変わります)

 

(ここらへんはちょっとというか、かなり面白い世界です。弱くするのがポイントではなく、感覚を最大化するのです。囁かれた方が身を乗り出して聞いてしまうのと似ています。

 

ミルトン・エリクソンは大事な話をするときに声をひそめるだけではなく、表にトラックが通って大きな音がするときを狙ったとか)

 

チャクラと丹田はとても似ています。

丹田は3つ、チャクラは7つなので、まずは丹田から鍛えると良いと思います。

 

たとえば、中丹田であれば胸の丹田ですので、胸を軽くタップしましょう。

 

胸骨の中心とか、肋骨とかをタップして、息を吸ってみると、中丹田はあっさりと開発されます。

タップとはRゆらぎですね。

 

同様におでこの中心というか、眉間の間から少し上のあたりを軽くタップすると、上丹田が活性化されます。

 

往年の古畑任三郎のようにおでこに触ってみてください(分かる人が少ないかw)

 

アジュナチャクラに手を当てて、そこに意識をためるだけでも、全然変わります。

 

 

意外とシンプルなことで、開発できてしまいます。もちろんそこからどんどん鍛えていきたいと思ったら、難しいこともたくさんありますが、はじめの一歩はシンプルです。

 

 

下丹田であれば、下腹部をタップというより、押さえると良いです。ASISを探したら、その中心から少し下に下がったところです。ASIS同士の線分と鼠径靭帯でつくる三角形の重心あたりでも触ってください(肥田春充のような説明だw)。ともかくASISのラインより下を押さえるだけで良いです。

 

そこに意識を置くことが大事です。

慣れてきたら腹圧をかけることを覚え、横隔膜や腹筋群を使うことも覚えるでしょうが、最初は意識を置くことが大事です。

 

チャクラであれば、尾骨や仙骨、ヘソ、そして胸(胸骨、膻中)、喉、そしておでこ、頭頂部(もしくは百会)をタップしていくことです。

 

 

シンプルにタップして、そこで得られた身体のささやかな変化をきちんと意識に上げると、マタイ効果が働きます。

どんどん加速度的に変化します。

最初のささやかな変化をあなたが無視すると、そのあとの変化や進化の方があなたを無視します。

 

ですから、重要なのは好奇心と観察力ですね。そして強烈なゴールと遊び心かなと思います。

 

丹田やチャクラに関しては、身体の前面に強く意識してしまう傾向があります。

最初はもちろんそれで良いのですが、慣れてきたら、どんどんめり込ませていきましょう。

文字通り、身体の奥へめり込ませます(^o^)

 

前面から背面へとめり込ませていき、背中に達してOKです。

 

ゆっくりと移動させていくと、不思議なことがいろいろと起こります。

シンプルに言えば、チャクラや丹田の質が上がっていきます。

ミリ単位で上がっていくイメージです。

 

これもゆっくりと味わいながら、やってみてください。

 

*触れそうで触れない、、、、これくらいが良いのかもですね。アダムの手はほぼ「気を出す手」ですねw(解剖学的な手というべきか、脱力ですね)

 

ちなみに移動させるのが有効なのは、チャクラや丹田などの情報的なもののみです。

 

似ているけど対称的なのが内臓気功や解剖直観系です。内臓や筋肉などは場所と機能が正確であればあるほど効きます。

 

一応、「まといのば」では前者を情報的身体、そして後者を物理的身体と呼んでいます。

 

 

(ちなみにセンターは情報的身体ですが、かなり物理的身体に足を突っ込んでいますね。

 

Dotsなども、非常に情報的に振る舞いますが、物理的身体(肉体)ですね。

より専門的な話しになりますが、たとえば感情や情動というのは、情報的に見えますが、カラクリはホルモンや神経や記憶から来ますので、実際はかなり物理的です)

 

 

BootCampに参加中のソルジャー候補生の皆さんは、是非丁寧に解剖直観を習得して欲しいと思います。

「シンプルに大腰筋のワークだけ猛烈に上手になる」で良いのです。

 

ひとつがくっきりとできるようになると、どんどん水平展開していきます。大腰筋を感じる要領で、内転筋群を感じ、、、、、と。

 

最初は狭く深くで良いのです。

というか、狭く深い方が良いです。

 

「あ、これまでの身体の見方は雑だったかも」と思うことが大事で、そうすると丁寧に観るようになります。

その丁寧さで、これまでやってきた術技をすべて塗り替えると、同じことをやっているようで、似て非なるものになります。

 

たとえば、先日紹介した大転子のワークなどは、大腰筋、大臀筋、内転筋群がしっかり解剖直観できていると、もっと強烈に効くようになります。

かつてのスクールで紹介した強烈な技術である「緊箍児(きんこじ)」なども同様です。

(大転子のワークの先にあります)

 

Dotsや美肌クリームダイナミック版や、緊箍児、サラダボウル(骨盤)などがよりクリアに、より使いやすくなります。解剖直観によって、かつての技術群が新しく生まれ変わり、より強烈になります。

 

是非、シンプルなことをシンプルに習得して、その先の豊穣な世界を楽しみにしていてください!!!

 

 

 

 

 

Viewing all 3544 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>