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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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高田茜さんと平野亮一さんが来シーズンからロイヤルバレエ団プリンシパル就任!

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美人すぎるバレリーナと言われるポリーナセミオノワさんが、フェイスブックに投稿していました。
「10年前に私は未来のスターと出会っていた」と。
Akane Takada meets Polina Semionova (2006)


*ポリーナ・セミオノワさんはまといのばでもお馴染み(^o^)


*ユニクロのCMです!

高田茜さんと平野亮一さんが来シーズンからイギリスロイヤルバレエ団の最高位であるプリンシパルになります。
すごいことです。
ロイヤルバレエ団のかつての日本人プリンシパルと言えば、熊川哲也さんと吉田都さんを思い出します。

ポリーナは茜さんとテレビ番組の企画を通じて、10年前に会っています。世界バレエフェスの時期です。こちらがその番組です。Akane Takada meets Polina Semionova (2006)


ポリーナもバレエ学校時代にマラーホフに見出されて、一躍スターの座に着きました(茜さんがポリーナに見出されてという話ではもちろん無いのですが)(その同じボリショイバレエ学校に茜さんは通いました)。
いまオペラ座のエトワールのマチアス・エイマンも、ルグリさんがバレエ学校で見出して抜擢しました。
完全に実力の世界のバレエですら、ブラックスワンが起こります。
というか、全員が猛烈なポテンシャルを持っている世界では確率論的に成功者が選ばれるしかないのかもしれません。

10年前と言えば、ルー・タイスから直接言われた言葉で忘れられないのは、「10年後にあなたは何をしている?」という質問でした。未来以上に重要なことはなく、ゴール以上に重要なことはありません。いま目の前にある重大な問題は未来から見れば小さなことであることは少なくありません。

10年と言う時間は短いようで長いです。
セネカの「人生の短さについて」をざっくりと要約すれば、必要なことだけをするなら人生は十分に長いということです。
そしてもし十年間ゴールだけを見つめることができれば、そこに強烈なマタイ効果が働きます(このマタイ効果、平たく言えば複利効果は次のスクールの大きなテーマです。人生における重大なSecretの1つだと思います。スノーボールですね)。


茜さんは憧れのポリーナさんを目の前に見て、その背中を10年間追い続けたのかもしれません。


10年前と言えば、東京バレエ団の創設者であり前の団長であった佐々木さんもお元気でした。世界を飛び回っていらっしゃいました。

佐々木さんが見出してスターダムに押し上げたダンサーもたくさんいます。
例えばいまABT(アメリカン・バレエ・シアター)でプリンシパルのダニール・シムキンもそうです。彼は世界バレエフェスに呼ばれた瞬間が自分のキャリアにとって最も重要な瞬間だったとインタビューで答えています。


今日はその佐々木さんのお別れ会です。
忘れられない、そして忘れたくない思い出ばかりです。ご冥福を祈ります。





【書籍紹介】
闘うバレエ―素顔のスターとカンパニーの物語 (文春文庫)/文藝春秋

¥771
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生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)/岩波書店

¥907
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【募集開始】マシンガンヒーリングとは何か?1Dayスクール

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*明日(6月14日)はいよいよ初公開の「はじめての気功~大腰筋感覚~」です。

詳細はこちらの記事を御覧ください!!

大人気の気功技術の「腸腰筋」から一歩踏み込んだコンテンツです。
腸腰筋を知らないという方も、腸腰筋の復習からスタートしますので、ご安心を。
あまり通常では踏み込まない腸腰筋の気功技術のカラクリまで踏み込みます(これは以前、中野で行った外部セミナー以来の公開です。311の直後でした)。
大腰筋を使いこなして、圧倒的な身体を目指しましょう!!
ウエストが引き締まり、足を自由にコントロールできるようになります。床を押す感覚をつかめます。

追加開催は6月20日(月)です!!そちらもお楽しみに!!!!

お申し込みはこちら!!



今週末、19日(日)はマシンガンヒーリングです!!



マシンガンヒーリングとは名前の通り、次々とガンガン気功技術をクライアントに浴びせていくヒーリング技法です。


*マシンガンと言えば機関銃を思い出しますね、機関銃と言えば「セーラー服と機関銃」。


優秀なヒーラーであれば、ほとんど全員が使っている手法です。

なぜなら、ある1つの技術だけで、すべての症例に効果があるということはありえないからです。
(理論的にはたしかに1つの技術はすべての症例にある一定の効果があります。ただ書き換えは武術やピッチングと同じです。一つの技、一つの球種だけで負かせられるはずもなく、組み合わせとタイミングが全てです)。

ヒーリングの初心者はまず一つだけお気に入り技術を選び、それを徹底的に使い込むといいです。どの症例に対してもそれだけでヒーリングしていきます。目移りしないで、それだけで突破していくのです。直球だけで押していくピッチャーのようなものです。
「まといのば」では最初にかなりたくさんの気功技術を渡されます。そして、それを全部使いこなしたいと思うものですが、我慢して、一つだけに絞ります。
たとえば、結界だけに絞ったり、美肌クリームだけに絞って、全ての症例に対してそれだけを愚直に使い込んでいきます。
そうするとその技術自体の使い方が上手になります。
ピアノならピアノだけ、バイオリンならバイオリンだけを徹底的に練習するようなイメージです。
音が出ることと、人を感動させる演奏をすることの間には無限の距離があります。

気功技術はすぐに結果が出るので、音が出るだけで、それなりの演奏が出来たように勘違いしがちです。

でも繰り返し繰り返し技術を使っていくと、気功技術の特性も分かりますし、フィードバックの出方も見えてきます。そうやって技術と馴染んでいきます。

この時期が非常に重要です。

一つの技術を徹底的に使い、その技術を知り尽くす時期が重要です。
そうすると他の技術を使った時も、かなり深いレベルで素早く理解できます。

そしたら次の気功技術に移ります(タイミングのポイントは「飽きたら」ですw)。
ある気功技術に惚れ込むハネムーン期が終わったら、別な気功技術に浮気しましょう(そしてそれを繰り返します)

さんざん繰り返すと深く知り尽くしたたくさんの技術を手中に収めることができます。


そしたら次のステップです!!!


それがマシンガンヒーリングです!!


たくさんの技術をいかに有効に、ヒーリングセッションの場で使うかというのは大きな問題です。

ある技術を使って、効果が無いので、別な技術で試して、それでもダメで、また別な技術を、、、という試行錯誤は、仲間内の練習であれば良いですが、お金を頂いているセッションではNGです。

しかしどの技術が効果を出すかは、事前に知ることはできません(意外なようですが、これが偽りない事実です。どれほど自信たっぷりにふるまっていても、未来は完全に不確定です)。

しかし失敗はできません。

このパラドキシカルな状況をどう乗り切ったら良いのでしょう?

どの技術が効果的かを事前に知ることはできないが、失敗はできない、、、、それがセッションの現場のヒーラーの心象風景です。

これをクリアするのがマシンガンヒーリングです。

どの技術がうまくいくのか分からないのであれば、蓋然性の高い、効果のある可能性が高い技術を大量に相手の情報場に放り込みます。

これは釣り竿を大量に投げ込むのと似ています。かならず糸はたぐれるようにしておいてください。

そして結果が浮かんできたものから、どんどん手繰り寄せていきます。そしてその気功技術を中核にガンガン相手に書き込んでいきます。

僕はいつも「蟻の一穴」と言っているのですが、相手は頑丈なダムなり堤防です。しかし蟻の一穴でもあれば、決壊するのです。頑丈なところではなく、脆弱性を狙います(当たり前です)。

イメージとしてはハッキングに近いのです。総当りで試して、結果が出たところに、ガンガン仕掛けを増やして、一点突破をはかるのです。

これを一気にやります。試行錯誤を繰り返していると、時間がもったいないので、一気に全面的に仕掛けて、脆弱なところをガシガシ押して、決壊させます。

これがマシンガンヒーリングの書き換えです。


というアドバイスをよく「まといのば」のヒーラーにします。


しかし、「具体的にどうやるのですか?」と聞かることが少なくありません。
具体的も何も、十分に具体的なつもりなので、面くらいます。
「いや、だからマシンガンのように気功技術を相手に撃ち込んでいく感じです。そして反応があるところを、増幅させればいいでしょ」とこれまで答えていました。

これで分かる人には分かるのですが、ほとんどの人にとっては意味不明すぎるのかもしれません。

ただこれまではこれ以上に具体的な説明はできないでいました。あとは「やってみせるので、それを見て取って」という見取り稽古的なものしかありませんでした(見取り稽古は重要ですけどね)。


ですが、今回はこれをマニュアル化することに成功しました。
構造化というか、誰でもできるように練習方法を組み立てることに成功しました。

非常に具体的なステップと具体的なフィードバックを繰り返すことで、マシンガンヒーリングのコツを手にしてもらいます!!

お楽しみに!!!!



【マシンガンヒーリング1Dayスクール ~気功技術を大量に浴びせかける~】

【日時】 6月19日() 13:00~18:00     
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  160,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。


ブリッジができるだけではなく、肘をつけてブリッジができるために必要なこと

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*本日、「マシンガンヒーリング1Dayスクール」です!!
小刀ひとつで木彫りの熊を彫ってしまうような気功技術1本で渡り歩く名人のようなヒーラーを卒業して、ありとあらゆる武器を駆使して闘うときに必要になる技術がマシンガンヒーリングです。

複数の技術を同時に発火させつつ、すべての技術のフィードバックを正確に手にして、効果のあるものだけを増幅させて、短時間できっちり効果をだす。それがマシンガンヒーリングです。
この禁断の手法を大公開します!!!詳しくはこちら!!

お楽しみに!!!!

駆け込み受講も歓迎です!!



半年以上ぶりに開催した1Dayスクール気功基本12セット!!

かなり盛り沢山の内容でしたが、次々とワークを積み重ね、ほぼ全部制覇したのは驚嘆すべきことでした(^o^)
事前の学習や経験はとても重要だなと思います!その蓄積があると、スクールのような場での加速学習が可能になりますね!もちろん第一にゴールであり、そして第二にそのゴールのためにどれだけの精力を注いできたか、です。


「まといのば」としては日々進化することを目指していますし(そうありたいと願っていますので)、今回も単なる復習に終わるのではなく、一歩先へ進めたのは良かったです。


*今回、大きく進歩したのがブリッジとY字バランスでした。


たとえば、Yogaスクールにおいて大きな課題であったブリッジですが、セフィロトの登場によって大きく進歩しました。昨年は魔術系のスクールが続きました。その中で重要な概念が、セフィロトでした。セフィロトとは生命の樹という創世記にも出てくるエデンの園の概念です。

セフィロトを肌感覚で理解するために、あえて背中に背負う(刺青のように)のが気功技術「セフィロト」です。


*セフィロト!創世記に出てくるエデンの園の中央にある2つの樹のうちの一つ。生命の樹。ちなみにもう一つが禁断の果実のなる知恵の樹。


このセフィロトによって、ブリッジは飛躍的に向上しました。

そして今年からスタートした身体改造系の講座で導入したフリーウエイト(Big3)によって、背中をダイレクトに鍛えることができ、結果としてブリッジができる人も増えてきました。
(Big3とは何ですか?と先日質問がありました。もちろん「結界、封入、浄化」です、、、というのは冗談で、「スクワット、ベンチプレス、デッドリフト」の3種目です。圧倒的な結果を手にすることができる、必須種目です)。


*ベンチプレス!

今回はブリッジのために、懐かしのコンテンツである「生きた解剖学」(脊椎中心、Back)やセフィロトを積み重ねることで、ブリッジをしてそのまま肘をつけることも可能になりました。

これも大きな進歩です。

懐かしのコンテンツと言えば「気功ストレッチ」も久々に登場しました!!
(過去のコンテンツであっても、バリバリ現役で活躍できるものはたくさんですね~)

講座中にどうしても見せたかったのがこちらの動画です。
スクール中にかなり探したのですが、探すと見つからないものです(・_・;)
ブリッジのレベルも半端ないですし、柔軟性と筋力の関係を如実に示しています。
柔軟性とは筋力のことです。ですからストレッチ練習とは筋トレです。

(柔軟性=筋力  ∴ ストレッチ練習=筋トレ)



特に3'25あたりからが、今日言及したスゴワザです。

以前、紹介した蛯名さんもスゴイですが、この女性たちも本当にすごいです。


*以前紹介した蛯名健一さんです。この動画とマトリックスのあの銃撃を鮮やかなブリッジでかわすシーン(マトリックス避け)を使って、以前はよくブリッジの練習をしていました。いまはセフィロトを多用します。
蛯名健一さんのマトリックス避けは2分25秒あたりからです。



*マトリックス避けw


「まといのば」ではかなり抽象的な概念を扱いますし、技術自体は荒唐無稽にしか思えないようなものがたくさんです。まさに魔術のようです。単なる魔法ならともかく結果が伴うのが驚異的です。
そして、魔術のようであり、魔法のようであるからこそ、地に足の着いた結果というものが非常に大事だと思います。
いわばEvidence(エビデンス)ですね。冷静に結果に注目するという態度が大事です。

大切なのは、従来出来なかったことが、地道にできるようになっていくことです。
ブリッジをしたことが無い人がブリッジができるようになり、肘をつけたブリッジが出来なかった人が、肘をつけられるようになるという明瞭な手触りのある結果を重視しています。
足が上がらない人が上るようになり、足をより素早く動かせるようになり、以前より腰が高く、細くなり、以前よりIQが上がり、問題解決能力が飛躍的に向上する、というひとつひとつの結果こそが大切です。

それらは情報空間のきらびやかな概念のひとつの凡庸な写像ですが、その写像こそが情報空間の概念の存在を担保します。ヘーゲルではないですが、理性的であるものこそ現実的であり、現実的であるものこそ理性的である、のです。


というわけで、「肘をつけるブリッジができるために必要なこと」は「生きた解剖学」であり、セフィロトであり、Backです。そしてできる人をコピーするのも重要です(目の前に見るのが一番ですが、いまは参考になる動画がたくさんあります!僕も繰り返し見ます)。

それからバランスボールを使って、ブリッジをすると意外と安全に楽にできることが分かったのも収穫でした。バランスボールを使うのは、邪道だと思っていましたが、やってみるとかなり良かったです。苦手な人はバランスボールでトライしてください(持っていたら)。
バランスボールに背もたれて、ブリッジをします。ブリッジができたら、ボールを取り除きます。


バランスボールと言えば、今日紹介したのがこちらです。バランスボールの上でやるバーベル・スクワットです。すごいです。
(こちらもさんざん僕は探したのですが、出てこなくて、結局Rayさんが見つけてくれました)


*よく話していたバランスボールに乗ってのバーベル・スクワットです。意味があるのかちょっと分かりませんが、たまにやる分には面白い訓練かもしれません。



しかし、今回はハードで楽しい1Dayスクールでした。
このタイプの全技術総覧系のスクールはなかなか開催できませんが、また半年後あたりを予定しています。




それから余談ながら、長年リクエストのあったオンライン(バーチャル)でのヒーラー養成にそろそろ着手したいと思っています。

というわけで、いろいろとお楽しみに!!!!!


*地方にいても、海外にいても学べるようなオンライン気功講座です。

「お尻は締めましょう(^o^)」って本当に?アンディオールのために?

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明後日木曜日から怒涛に寺子屋が始まるので、それ関連の記事も書かなければと思いつつ、来月からスタートしたいと思っている「Online School」についても告知しなきゃと焦りながら(この企画はかなりヤバイです)、ついNetflixを見てしまっています(いや、仕事もしているのですがー)。

というのもOrange is the new blackのシーズン4がようやく始まったからです(^o^)


*こちらはシーズン1のトレーラーです。

感情を強くゆさぶられる人間讃歌です。感動的です。


このドラマの新シーズンが始まる前はBig Bang theoryを見ていました(まだ途中ですが)。
天才オタク君たちのコメディです。
ファインマンと同じカルテック(カルフォルニア工科大学)に勤めています。深刻になることなく、気楽に楽しめる作品です。
(特にシェルドンの性格とコミュニケーション不全にはにすごく共感しますw)

日本の漫画で言えば、こちらの「決してマネしないでください」を思い出します。
こちらも理系あるあるネタが満載で相当に面白いです。

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)/講談社

¥605
Amazon.co.jp



*こちらはシーズン1のDVDのトレーラーですが、吹き替えです。

でもこのトレーラーはいまいちです。もっとしっかりと雰囲気を掴みたいときは、こちらのほうが良いかもです。シーズン1の第2話の冒頭です。






まあ、それはともかく、お尻の話です。
「お尻はゆるめましょう」と言われてきていますし、固めてはいけないというのは事実だと思います。まあもちろんこのアドバイスは主にバレエにおいてです。


しかし、実際にアンディオールにおいては大殿筋は活躍します。

大殿筋は使うけど、「お尻を固めない」というのは一見矛盾に感じます。
使うけど、使わない、と言っているようなものだからです。

これについてはこれまで「まといのば」では骨盤のポジションで調整してきました。それと腸腰筋、そして仙骨の調整によってです。
そのフィードバックは足が開くこと、骨盤が正しい位置にあること、そして引き上がっていることです。


ですが、最近は大殿筋をダイレクトに書き換える方が早いのではないかと思っています。

結論から言えば、お尻は締めて使うべきです。
ただ、固めてはいけません。
固めるのでは、収縮が足りないのです。




そのために一度弛緩させて、起始停止を意識して、一気に短縮させるイメージで大殿筋を使います。
大殿筋は股関節を動かす筋肉です。

骨盤・仙骨が起始で、大腿骨で停止します。


illustration by フリーメディカルイラスト図鑑

そうすると例えば、少しO脚気味に足が外側に膨らんでいた人も、この大殿筋を使うことで、足がスッと閉じてきます。この場合は、外側に膨らまないことで、足が細く見えます。それも一瞬で(ただ気を抜くと、一瞬で戻りますwだから鍛えるのみです)。

「大殿筋」という気功技術自体は先日の「マシンガンヒーリング1Dayスクール」で初公開しましたが、この先、かなり面白いことになりそうです。

当然ながら小尻やヒップアップの効果はありますし、巨大な筋肉なので基礎代謝は上がります。
そしておそらくこれが一番面白いと思うのですが、アンディオールがかなりやりやすくなるはずです。

ただポイントになってくるのは、大殿筋に刺激を与えることの難しさです。
何となくワークしていると、脳も筋肉もサボってしまうのできちんと刺激は刺激で与える必要があると思います。
最も良いのはバーベル・スクワットでしょう。股関節の伸展は大殿筋でやるので、重量がお尻にかかって、かなり効果的です。
(それ以外は、、、、バーベル・ヒップスラースト(Barbell Hip Thrusts)などもありますが、、、マニアックですね。バックキックなども有効ですが、負荷がかけにくいかと思います(マシンでやるなら別ですが)。


*バーベル・ヒップスラスト(Barbell Hip Thrusts)


股関節の伸展だけではなく、外旋も大殿筋の仕事です。
すなわちアンディオールですね。

オペラ座のエトワールの言う「Backからのアンディオール」はまさにBack(背中)であり、その背中には大殿筋も含まれていたということです。大腰筋と大殿筋は拮抗関係にあるので(厳密には屈曲に関してのみ)、大殿筋を刺激すると大腰筋も刺激されるということですし、大殿筋はきちんと使うとかなり面白いことになるかと思います。

コロンブスの卵のようなもので、言われてみれば当たり前なことなのですが、当たり前だからこそ盲点になりがちです。

結論だけ言えば、前半は変わらず、後半が具体的になります。
「お尻は固めずにゆるめましょう(そしてゆるめてからしっかり収縮させて使いましょう!)」ということになるかと思います。

小尻やヒップアップからアンディオールまで一気に問題が明確に解決しそうで、楽しみです!!


【書籍紹介】
身体改造をはじめているヒーラーは分かりやすい解剖学のテキストで、自分の体内の筋肉を一つ一つ感じると、まさに「生きた解剖学」を身につけられます!!
このテキストはオススメです!!
解剖学のテキストはたくさん買って、自分の今のフィーリングに合うものをガツガツ読むと良いと思います。

筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典/ナツメ社

¥1,728
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決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)/講談社

¥605
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決してマネしないでください。(2) (モーニング KC)/講談社

¥605
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Netflixで見れるので、DVDやBru-rayではなくNetflixが良いと思います!!

The Big Bang Theory - Season 1-8 [Blu-ray](海外in.../作者不明

¥価格不明
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ビッグバン★セオリー 〈ファースト〉セット(4枚組) [DVD]/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

¥2,689
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Orange Is the New Black: Season 1 [DVD] [Import]/LIONSGATE

¥価格不明
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ブラック・スワンな生き方をしたいとしたら、「おだやかな人間関係」を

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911であったり、サブプライム危機などがブラック・スワンというイメージがあり、ブラック・スワンはカタストロフなイメージがあります(まあ、リーマン・ショックについてはブラック・スワンではないとタレブは言っていたような気もするのですが)(リーマン・ショックがホワイトスワンだったということで言えば、マネーショットが面白い映画でした)。


*実在の人物たちを正確に再現しているというのが痺れます。ある人々にとってはサブプライムは永遠に続くパラダイスではなく、いつ爆発するか分からない時限爆弾であり、目隠しをしたチキンレースでした。血を垂れ流しても、爆発する方にBetするほうが賢かったのです。


ただブラック・スワンというのは良い方向にも起こるのです(タレブももちろんそう言っています)。

強運とか、ラッキーとか、偶然の出会いや、成功などは良い方向のブラック・スワンと言えます(あまりにざっくりとした物言いですが)。

親が決めた結婚ではない限り、自由恋愛の(言葉が古すぎですね)結婚は大概はブラック・スワンです(まあ、良い方向と悪い方向があると思いますがw).

確率が低く、そしてその衝撃が大きく、後から考えると必然的だったと思えます(たとえば赤い糸とか、生まれる前から決まっていたとかw)。


今回の「はじめての気功 ~おだやかな人間関係~」の理論的背景にあるのは、一つはブラック・スワンです。
そして、そのブラック・スワンを解説するものとして、スモール・ワールドがあります。
言い換えれば「弱い紐帯の強さ」です。




人生において大きな転機は意外な人からもたらされるものであり、その関係は非常に弱いものであったりします。たまたま飛行機で隣り合わせて意気投合した見知らぬ人であったり、友達の友達であったり、セミナーでたまたま一緒にワークをした相手かもしれません。

ただスモール・ワールドなり、「弱い紐帯の強さ」も事後的な後知恵バイアスが入ります。
すなわち、成功したあと、系を移動した後から考えると、あの出会いが大きかったと気付きます。
でも、出会った瞬間はその出会いがどれほど大きいかは予想できないものです(逆に大事な出会いと思っている出会いのほとんどが後から考えると大した意味がなかったりします)。

「弱い紐帯の強さ」のマネージメントとは、ブラック・スワンのマネージメントです。これをイエスに言わせれば、「あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである」(マタイ25:40)になるかと思います。

「弱い紐帯の強さ」というのは、単純に言えば、淡き人間関係が次の系へ移動するときの大きな原動力になるということです(ちなみに強く親密な重要な人間関係が移動するときの摩擦抵抗になりますwもしくはコーチング理論の用語で言えばドリームキラーです)(ちなみにイエス様はそんな親密な人間関係の摩擦抵抗に対する言葉も用意されていますw。「わたしの母、わたしの兄弟とは、だれのことか」(マルコ3:33)ちなみにお父さんのヨセフは冒頭以外はほとんど出番も存在感もありませんw)

(引用開始)3:32 ときに、群衆はイエスを囲んですわっていたが、「ごらんなさい。あなたの母上と兄弟、姉妹たちが、外であなたを尋ねておられます」と言った。
3:33 すると、イエスは彼らに答えて言われた、「わたしの母、わたしの兄弟とは、だれのことか」。
3:34 そして、自分をとりかこんで、すわっている人々を見まわして、言われた、「ごらんなさい、ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。
3:35 神のみこころを行う者はだれでも、わたしの兄弟、また姉妹、また母なのである」。
(引用終了)

まあこれだけひどいことをする放蕩息子のイエスに対して、無償の愛を注ぎ続ける母マリアがその手にイエスを抱くのは、磔(はりつけ)による刑死のあとです。


*ご承知の通りミケランジェロのサン・ピエトロの大聖堂のピエタ像です。
PietaとはPityであり、慈悲です。深い哀しみの中にあってのほほ笑みが官能的です。このピエタ像をひとつの象徴とするのが気功技術ピエタです。涙さえ枯れ果てるような深い哀しみ、深い絶望です。


この「弱い紐帯の強さ」を提唱したマーク・グラノヴェッター (Mark Granovetter、1943年10月20日 - )は、ハーバード在学中(博士課程)在学中に面白い実験をしました。今の職業を得た方法の調査です。
「282人のホワイトカラー労働者を無作為に抽出し、現在の職を得た方法を調べたところ、よく知っている人より、どちらかといえば繋がりの薄い人から聞いた情報を元にしていたことが判った」そうです。

自分が飛躍するチャンスとか、思いがけないアイデアは意外なところからやってきます(たとえば、Googleで検索をしていたら、思いがけず変なサイトにアクセスしてしまい、ふと読んでしまったのが運の尽きで、読みふけってしまい、気付いたらそこが開催しているセミナーに参加してしまったりします。そしてそれが人生を大きく転換させたりします。まさにブラック・スワンですね)。
家族や仲間のような強い紐帯というのはとても大事なのですが、情報の流れでだけ見ると、冗長過ぎるのです。

それに比べてある種の「弱い紐帯」は系を移動するときには、猛烈な力になります。
ただ気をつけて欲しいのは当然ながらすべての「弱い紐帯」が強いわけでは無いということです(当たり前ですが、この論理の取り違えはやりがちです。AはBであるということは、BがAであることを保証しないのです)。
弱い紐帯は当然ながら膨大にあり(Maxは世界の人口でしょう)、その中のわずか1つか2つが強く働くのです。

とすると、弱い紐帯にエネルギーを注ぐのはロスが大きいのです。ただ邪険にすると、きわめてまれにやってくる良いブラック・スワンを取り逃すことになります。

結論から言えば、「おだやかな人間関係」のテクニックを特に弱い紐帯に対して、いつも発揮することを習慣にすると良いと思います。

すなわち、自分にとっていまは全く重要性が無い関係こそ、非常に丁寧に扱うということです。
イメージとしては反比例する感じです。重要性がなければ無いほど、あたかも重要かのように丁寧に扱うということです。

僕の勝手なイメージですが、これこそが貴族的な在り方だと思います(貴族とは、ノブレス・オブリージュnoblesse obligeの貴族です。戦争で先に死ぬ人たちです)(貴族と成金が同じに見えるという目の不自由な傾向が僕らにはありますが、貴族は貴族です。成金ではありません。かつての成金も強盗も数世代でロンダリングされますw)(ここでの貴族の対義語は大衆です)。


*ですから、その意味では真っ先に戦場に行くのは貴族です。その戦争に反対していたとしても、真っ先に行くのが貴族的です(ですので、コピーライターがこのコピーをほぼ完全撤回したのもむべなるかなと思います)。

一方で、"I ain't got nothing against no Viet Cong; no Viet Cong never called me nigger."とキャリアも名声も捨てて徴兵拒否を貫くのもきわめて貴族的だと思います(Wikipedia


*モハメド・アリがまさに「俺はベトコンを殺さない。ベトコンは俺をニガーとは呼ばない」と言い放った1966年の写真です。


余談ながら、ブラック・スワン的な生き方(良いブラック・スワンを自分の人生に最大限に活かそうとする生き方)とは、良いブラック・スワンに対して自分を最大限にさらし、そしてその影響を最大化することでした。

なぜ我々が頭と身体を鍛え続けるかと言えば、プラトン化を進めるためではなく、ブラック・スワンが来たときの衝撃に耐え、そして良いブラック・スワンの影響を最大化するためです。
それが「よく準備したものにのみ成功が訪れる」という意味であり、間違ってもドクター・ジョンになることではありません(コツコツと真面目に間違ったことをしてはいけませんw)(正しいことをざっくりとやることです。デブのトニーのように)。

頭と身体を鍛える最良の第一歩は、筋肉を知り、筋肉を鍛えることです。
木曜日開催の「まといのば講座」では、最重要筋肉を一気にマッスルコントロールして、鍛える速度を上げるための方法を伝授します!!





【本日開催!!】サイコパスをベースに大殿筋、大腰筋、腸骨筋を一気に習得

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*本日開催です!!

「幸運を掴む」「チャンスを活かす」ということをブラック・スワンに自分をさらし、その影響力を最大化すると言い換えるのであれば、身体を鍛えるのはその「影響力を最大化」するための最良の方法の一つです。

なぜなら、チャンスの女神を前にして、積極的に果敢に行動ができるからです!!

身体を深く知って、身体を素早く鍛えあげましょう!!



来週の「まといのば講座」ですが、最近流行りの身体系の技術を一挙にまとめてやります!!
プラス以前に予告していたとおり、サイコパスというクンダリーニ技術もやります!
ちなみにまといのば講座というのは、スクール修了生のための講座です(スクールという名前がついていれば1DayスクールでももちろんOKです)。

サイコパスの理論的なことは今回はさらっとやって、それよりも身体に着目したいと思います。
最近はやりの大腰筋、大殿筋、腸骨筋のセットをがっつりやりましょう!!

自分の身体をいじるときや、自分の身体を改造していくときには、ある種の冷淡さというか、誤解を恐れず言えばある種の「良心の欠如」の感覚は必要です(外科医にサイコパス的性格が多いというのは頷けます)。

たとえば、ヒーラーも相手に同情しすぎるのではなく、クライアントをあくまでもアルゴリズムのシステムとして捉え、クライアントのゴールを正確に知って、その実現のために冷静にサポートするのが良いヒーラーです。これはセルフ・ヒーリングも同じです。

血が噴き出しているときに、痛みや悲惨さに涙を流すよりも、傷口を見つけて、サクッと押さえて出血を止めてくれるのが良い医師です。
余談ですが、血を止めるといえばXstatという傷口にとりあえず血を吸って膨らむスポンジを打ち込んでおくという方法が面白いですね。銃槍のほとんどが失血死であることを踏まえた逆転の発想です。



というわけで、今回は盛りだくさんです。

サイコパス、腸腰筋、大腰筋の復習から始まり、大殿筋、腸骨筋をガッツリとやります!!
一つ一つ見ていきましょう!!

〈サイコパス〉
というわけで、問題解決能力が高くなる(その分、いわゆる良心を欠如する)サイコパスを最初に打ち込んで、そのスポンジが身体の中でふくらんだころに、一気に最近の身体系の最新で最重要のメッを身体に落とし込みましょう!!

〈腸腰筋〉
そして、身体はまずはおなじみの腸腰筋で身体全体をゆるめます。
畑を耕すようなものです。種をまく前にきちんと掘り起こして、微生物のためにも窒素が土中に入るようにざっくりと掘り返します。
腸腰筋の効果を確認しましょう。
正しい重心への移動、ウエストのサイズダウン、ヒップアップ、バストアップなどを正確に観察するようにしてください。センターが立ち上がり、身長も高く感じます。

〈大腰筋〉
その上で、いくつかのトレーニングによって、大腰筋感覚を思い出しましょう!!
大腰筋感覚とは「まといのば」の造語ですが、大腰筋を腹筋のように感じるのがポイントです。
先日の「はじめての気功 ~大腰筋感覚と動ける身体~」ではチャイルドポーズのアーサナ(いわゆる正座前屈ですね)で、股関節を限界まで屈曲させ、大腰筋の最大収縮の感覚を得ました。
通常のチャイルドポーズは身体の重みを使えます。それに対して仰向けのチャイルドポーズは大腰筋という深い腹筋をより一層意識できます。


*仰向けのチャイルドポーズ

仰向けのチャイルドポーズができたら、そこから大腰筋という腹筋を使ったY字(もしくはI字)をやりました。
立った状態で、大腿骨を体幹につけるまで引き上げます。腿上げですね。ただ身体につけるところまで上げます。90度までしか挙げないとただの大腿四頭筋のトレーニングになってしまいます。
チャイルドポーズと同じだけの股関節の屈曲が欲しいです。
これは最初は手を使って、手に大腰筋の代償をさせて良いのですが、慣れたら大腰筋だけで持ち上げます。辛くなってから数秒待つように心がけると、過負荷になって良いです(^o^)
せっかくなので効率良く身体を鍛えましょう。

大腰筋感覚が手に入ったら、その大殿筋の拮抗筋である大殿筋です(ハムストリングスも拮抗筋です)

〈大殿筋〉
大殿筋はお尻の筋肉です。
「お尻の筋肉を鍛えると、お尻が大きくなる!」という妄想がありますが、どんなに鍛えても大きくすることはほとんど不可能です(いやオリンピアに出場されるとかなら別です。でもそういう人はこのブログは読まないでしょうしw)。
むしろ「お尻を大きくしたいのに、鍛えても鍛えても小さくなってしまう!」というのが実情でしょう(正しく鍛えればですが)。
お尻が大きいのは貯めこまれた脂肪のせいですし、お尻やお腹は特に大量の脂肪を溜め込もうとします。脂肪は自分で形をデザインできないので、ふくらんで垂れるしかありません(筋肉は逆に力を込めることでデザインが可能です)。

ですので、大殿筋を鍛えるとお尻の形が即座に変わります。
長期的にはRayZapなどに通って変えていくのが良いのですが、短期的には神経トレーニングによって、大殿筋を一気に使うことができます。


*非常に短期間に効果の出る神経トレーニングと、長期的に改善する筋肥大のための化学的刺激(と神経への物理的刺激も)の両方をミックスすることで、短期的な改善という結果を手にしつつ、長期的にも進歩できます。どちらかだけだと、モチベーションの維持が難しくなります。意志力が枯渇しやすくなります。


単純化して考えると、大腰筋は「ハ」の字についています。仙骨と骨盤から、大腿骨に向かってハの字です。そのハの字をイメージして、良く身体を触って、そのハの字を短くすることです。筋肉の収縮とは短縮です。

分かりやすく二頭筋で考えましょう。たとえば二頭筋を収縮させるとは、単純化すれば筋肉自体の長さを短くするということです。筋肉の構造はスライドして開ける窓サッシのようなものです。そうすると肘が屈曲されます。
同様に、大殿筋を使うとは、ハの字の長さを短くするということです(股関節は伸展します)



大殿筋の裏側というか、身体の表側が腸骨筋です。

〈腸骨筋〉
腸骨筋は腸腰筋の一部として認識されていますが(その通りですが)、今回は腸骨筋のみを取り上げます。
腸骨筋は名前のとおり腸骨を起始として、大腿骨の内側を停止とします。
骨盤と大腿骨を結んでいるので、股関節の屈曲に役立つのはもちろんですが、実はわずかに股関節を外旋させます。僅かですが、重要です。
外旋とはアンディオールのことです。

これは感覚でしかないのですが(と断りを入れておきますが)、股関節を外旋させるということは、大腿骨を固定してしまうと、股関節が内旋していくということです。もちろん僅かですが。

すなわち腸骨筋を股関節を締めるために使うということです。これは非常に感覚的ですが、かなり物理的な現象でもあります。

この腸骨筋の感覚も是非、手にして下さい。

これは長年、伝えたいと思っていた感覚です(従来の技術ですと、サラダボウルや腸前上骨棘のDotsなどが該当します)。今回はこれがかなり明瞭な形で伝授できるのではと思っています。面白いです!!


ウエストが美しく引き締まるだけではなく、ヒーラーとしては丹田なり第一、第二チャクラが全く変わってきます。かなり使える身体になります。肚(ハラ)ができるのです。
従来のヒーラー像とは異なり(甲野先生の意見とも異なりw)、いまのヒーラーは引き締まった美しい身体で、圧倒的な結果を出すようになります。



というわけで、この大殿筋、大腰筋、腸骨筋という最新の技術を一気に学ぶというかなり意欲的な講座を開催します!!

動きやすい服をお持ち下さい!!

お楽しみに!!!!


【まといのば講座 ~サイコパス、大殿筋、大腰筋、腸骨筋~】
【日時】 6月30日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



*大殿筋と言えば、ボディ・ペインティングのジーンズでニューヨークの街中を歩いてみたという企画がありましたw
ボディ・ペインティングは楽しいですね。



*脳から身体を鍛えていきましょう!!


【参考書籍】
参考書籍に関するご質問をいただきましたので紹介しておきます。
上記の解剖学的な議論はトリッキーなものではなく、非常にオーソドックスなものです。
ですので、お手元の解剖学関連の書籍で十分ですが、最近はこの本を紹介することが多いので、紹介します!
このシリーズは絵も綺麗で、非常に分かりやすいです。石井直方先生の監修です。
筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典/ナツメ社

¥1,728
Amazon.co.jp

【募集開始】7月のはじめての気功は「アバター」「IQ向上」

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今月の「はじめての気功」講座もかなりスゴイです。
今回は気功において本丸とも言える「アバター」と「IQ向上」に迫ります。

ちなみに日程はそれぞれ7月12日(火)、7月21日(木)の予定です!!

今回のテーマはそれぞれアバターとIQです。
「まといのば」の気功の気功らしさはこの2つに集約されると言っても過言ではありません。


まずはアバター講座です!!

アバターというのは、セミナーでもよく言いますがもともとは仏教用語です。
Avatarと言えば、こんな映画を思い出します。変わり身であり、化身ですが、本来は自分の代わり見ではなく、神や仏の変わり身です。


*良い映画でしたね~。荒唐無稽に見える世界があまりにもリアルに見えるのは、その世界が明確な物理法則とその上に乗る生命の法則に則っているからです(かなり厳密な考証がされているそうです)。リアリティーというのは(神と同じく)細部に宿りますよね~。


アバターはもともとはサンスクリット語のアヴァターラ(avataara अवतार)です。
ヒンズーや仏教において「(神や仏の)化身」の意味です。


*ヴィシュヌの十化身(ダシャーヴァターラ)
*「善を護るため、悪を滅ぼすため、正義を確立するため、私は時代から時代へ出現する。」(『バガヴァッド・ギーター』4章8節)


もとは中国の陰陽(いんよう)五行説ながら、日本で独自に発展した陰陽師(おんみょうじ)における式神のほうが我々の考えるアバターに近いと言えるかもしれません(ただこれもスピリチュアルヒーラーでやりますが、「我は神なり」という文脈で言えば、avataara(अवतार)も式神も同じということになります。


*安倍晴明の式神(鬼神)が二匹右下にチョコンと座っています。(不動利益縁起絵巻)


仏教の派生系(スピンオフ)であり、仏教の形而上学的すぎる点を修正して、むしろ先祖返りし、バラモン化した密教においても、結縁灌頂の儀式があります。これは自分と仏を結ぶ灌頂ですが、僕はこれはその仏の写像としての自分を認めるという儀式に見えます。
すなわち空海は大日如来の写像として、肉体をこの世に得たということです(そう考えると受肉したイエスキリストは、父の写像であることとの相同性が見えてきます)。


*曼荼羅

まあ、それはともかく気功はアバター遣いになることで、一気に可能性が広がります。
農業における機械化のようなものです。
手で植えていくのも素晴らしいのですが、機械は早く正確です。多少、質の問題が生じても、大量生産が可能です。アバターに結界を張らせ、アバターにヒーリングをさせ、アバターに思考させる。かなり便利です。

コピーロボットに仕事をしてもらうようなイメージです(また古いですねー)。
パーマンのコピーロボットと言っても知らない世代ギャップと文化的ギャップがあると思いますので、一応動画を紹介しておきます

今で言えばコンピューターであり、AIです。グーグルやフェイスブックを外部記憶化しています。

最初は丁寧に結界を張るところからスタートします。
まずは手を重ね、手の間に息を吹き込み、手の中の空気を感じることで、気の玉をつくります。
気の玉を練ることで、気の玉を大きくしていき、臨場感も高めていきます。
次にその気の玉を複製し(←これ重要)4つにします。その4つの気の玉を目の前の「作業台」(仮想の気功用の台。サイズは地平線の彼方まであると想定する)の上から、自分の結界として四隅に配置します。
このようにして結界を張ります。

結界を繰り返し張ることが、アバター錬成の近道です。

結界が上手になったら、今度は結界の気の玉に対して、機能を与えます。仕事を割り振ります。
たとえば「腸腰筋」という仕事を与えます。イメージとしては、結界から自分に向かって「腸腰筋」の気が流れるように設定するイメージです。
気の玉に「腸腰筋」と油性マジックで書くのも方法です(もちろんイメージです)。

ここまでできたら、あとは結界に様々な機能を設定することです。ある程度できるようになったら、結界が自由に動くようにしてあげると、アバターとなります!

かなり面白くまた応用自在な技術です。

プログラマーの3大美徳なるものをLarry Wallが定義しています。
それが、怠慢、短気、傲慢ですw(Laziness, Impatience, Hubris)

(余談ながら、Lazyと言えばパリオペラ座のエトワールであったバレエ教師が、、、ちょっと名前が出てきませんが、踊りを直す際に「もっとLazyに」と言っていたのを思い出します。高岡理論風に言えば「もっとゆるめて」「もっとだらしなく」ということなのでしょう。そしてHubrisと言えば傲慢であり、キリスト教における最大の悪として我々には馴染み深いですね~美徳として悪徳が生まれ変わっています)


その怠慢を実現するのが、アバターです!!
そして怠慢こそが、気功の進化の原動力です!!
しっかりと学びましょう!



そして7月21日(木)はこれまた久々のIQ講座です。

「頭の良さ」ということで求められている技能がこの数世代のうちにガラッと変わりました。
かつての「頭の良さ」の極限は今のGoogleです。博覧強記で、知識が頭にきちんと整理されていて、すらすらと出てくるのが、「頭の良さ」でした。

だからこそ、法律の条文を頭に放り込み、判例を頭に放り込み、それを素早く再構築して出すことが法曹人には求められます(たしかにAIに置換しやすい業態です)。医師も同様です。解剖学、生理学、薬理学はもとより様々な臨床例を自在に出し入れすることが求められます(人工知能のサポートをもっと求めるべき業界だと思います。電子カルテの導入に参入障壁とか言っている場合ではないと思います。命を扱うわけですし)。

教師も含めて、かつて聖職者と呼ばれた職業は圧倒的な知識が必須でした。学者や研究者も重要な書籍を頭にダウンロードしていました。引用を自在に引き出せる博覧強記さがありました(そのダウンロードのために、書籍の重要な箇所をひたすら書き写していました)。

いま求められている知の形、もしくは知性は少し変わってきています。
まず暗記ではなく、論理性が強く求められています。

脳をコンピューターに模して考えてみましょう(おそらくはコンピューターは脳を模して創られたのでしょうがw).

脳の中にはデータ領域と計算領域があります。データ領域は揮発性メモリで、電源を落とさなくても時間がたてば失われていきます。だからこそ、繰り返しデータ領域にデータを書き込む必要があります。そしてこれまでの人類はその書き込みに精力を注いでいました。
しかし、データ領域はカーボンベース(脳内)から、シリコンベース(コンピューター)に変えることが今はできます。

これは一見すると机上の空論のようですが、すでにその影響は甚大です。
たとえば、かつて我々は電話番号をよく暗記していました。
自宅の電話番号も、会社の番号も、友達の番号もよく覚えていましたし、実際に一生懸命語呂合わせなどで覚えていました。いまは、、、、、自分の携帯番号すらiPhoneでチェックしないと思い出せないほどです。

一事が万事です。
逆にその分、記憶のメモリのキャッシュが開放されています。

逆に強く求められるのは、ざっくりと言えば論理性です。
その場にある情報を再構築したり、必要な情報を見つけ出す適切な質問を思いついたり(グーグル先生に話しかけるのにもコツがあります)、論理をリニアなものではなく、ぼんやりとした推論で遂行するなどの能力が必要になります。

それが新しい時代のIQであり、いま一番求められているのです。

そのIQをいかに獲得するかを気功を交えて解題していくのが今回の「はじめての気功」のテーマです。

気功でIQというとなんか不思議な感じがしますが、そもそも気功とは脳の特殊な(というか正しい)使い方のことです。ですので、IQUpというのは気功にとっては中心概念なのです。

ポイントはOverlordであり、アルゴリズムのカタチ、論理の奇妙さというものをがっつりと身体に入れることです。そして身体自体を徹底的にゆるめて、概念に対して非常に反応しやすい身体にすることです。その上で論理探索モードでEchoさせます。
ポイントは意味に反応しないで、構造に反応するということです。
論理と言うと、我々はつい意味論で取ろうとします。そうではなく統辞論で取るのです。
Semanticsではなく、Syntaxに反応するのです。

たとえば、こんな例題を用意しています。

私たちは、私たちは学ばないということを私たちは学ばないということを自然とは学ばない(タレブ)

我々が高階の述語論理を本当に理解できるかの試金石ですw

IQを上げることで、この構造を自然と取れるようになります。誰かが正確に発話しているのを聞いて、この構造が頭に綺麗に視覚化されて浮かぶところまで徹底的に訓練しましょう。
それがEchoの応用編であり、いわばEchoのIQ版です。

というわけで、頭を鍛えあげるべく、IQを手にしましょう!!

お楽しみに!!!!


【はじめての気功「アバター ~式神、アバター、気の玉で気功のレベルを圧倒的に上げる~」】
【日時】 7月12日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具(比較的に動きやすい格好で)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



【はじめての気功「IQ向上 ~-IQ向上を気功で実現、そのカラクリと共に~」】
【日時】 7月21日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具(比較的に動きやすい格好で)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

ブラック・スワンのタレブが「成功」について卒業式で語ったってよ(^o^)

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*本文中でも言及しましたが、明日は「はじめての気功 ~おだやかな人間関係~」の追加開催です!!

ピエタとエコーという重要な人間関係の気功技術を、重要な人間関係だけではなく、あえて弱い人間関係(袖すり合うも他生の縁のような関係)に対して発揮することによる、大きなリターンを期待します!!!

飛び込み参加も歓迎です。

お楽しみに!!!!

詳細はこちら!!




サイコパシーが実際に人間の進化の次の段階に必要なのかどうかは歴史が判断することであり、未来にならなければもちろん判然とはしません。

しかし、少なくとも重要な事態において、情動の暴発によるパニックは避けたいものです(重要でない事態においてもパニックは役に立たないことのほうが多いと言えます)。
そのためにもΨ(プサイ)というクンダリーニ系の気功技術は有効かと思います。

ケビンダットンはサイコパスの父を持ち、サイコパスの魅力も弊害(?)も身に沁みて感じてきました。ケビンダットン自身はサイコパスを肯定的に評価しています。

サイコパシーを太陽の光のようなものというアナロジーを使って表現しています。太陽の光を浴びすぎればもちろん皮膚がんになるリスクもあり、死を早めますが、適度であれば、生活の質も上げ、健康にもなれる、と。

また最近の研究を踏まえてこんな風に言っています。
パニックになったことを見たことがないというサイコパスのお父さんがこんな風に息子に語りかけます。

(引用開始)「人間が進化の過程で恐怖を発達させたのは、捕食者から身を守るためなんだとさ」と(サイコパスの:引用者注)父が私に言ったことがある。「でも、原始時代じゃあるまいし、今どき、治安の悪いエレファント・アンド・キャッスルの界隈だって、サーベルタイガー(剣歯虎)はそんなにうろついてやしないよな」(引用終了)

エレファント・アンド・キャッスルはロンドンにあり、治安の悪さで有名です。

興味深いことに、先日のサイコパスクラスでは、「エレファント・アンド・キャッスルとは何ですか?」という質問もありましたが、同じく先日開催した「まといのば講座」では受講生の2人がロンドンに留学しており、そのうちの1人が奇しくもエレファント・アンド・キャッスルの近くに住んでいたそうです。留学先の寮がそこにあり、かわいそうなことに同級生となるはずであった留学生の1人は着いた初日にエレファント・アンド・キャッスル駅で襲われ、病院送りになり、学校には1日も通うことなく、母国へ帰還したそうです。

まあ、そんな恐ろしい「エレファント・アンド・キャッスルの界隈だって、サーベルタイガー(剣歯虎)はそんなにうろついてやしない」のです。まさに「原始時代じゃあるまいし」なのです。


*サーベルタイガー。もう絶滅していますしw

非常に単純に言えば、Fight & Flightという進化の最適化は現代では役に立たないということです。
(むしろピエタやサイコパスやIQなどが有効です)

これは脳の問題であり、我々は脳を変えていかなければいけません(学習による進化です)。



まあ、それはともかく同じセミナーに出ている2人がたまたまロンドンに留学している同士というのも、面白い偶然です。1人は絶対にエレファント・アンド・キャッスルには近づかないタイプでしょうし(おそらく)、1人はそこに暮らしていました。

非常に稀であり、そして非常に影響が大きいとしたら、、、ブラック・スワンですね(安易な使い方ですかね)。


で、ブラック・スワンと言えば、著者のナシーム・ニコラス・タレブがベイルート・アメリカン大学で卒業式講演を行いました。Commencement addressですね。


Commencement addressと言えば、我々が思い出すのは、スタンフォードでのJobsですね。





そして、ビル・ゲイツ。





そして我々はここにタレブのCommencement addressを聴くことができます。


*ナシーム・ニコラス・タレブ Nassim Nicholas Talebベイルート・アメリカン大学 American university in Beirut 2016年卒業式講演 Commencement Adress 2016 オリジナルのテキストはこちら
*ちなみに邦訳をしてくださった方がいます!非常にありがたい。


全員、大学を卒業していないっていうのがいいですよね~


たとえば書籍を読むときなどは、できればその人の肉声で聴きたいものです。
その人に会えれば最高ですし、話せればもっと最高ですが、いまは動画があります。
その人の声や姿や話し方を知ることができます。

そのことで、頭の中にその人の姿がありありと浮かぶようになったら(僕は「頭の中に住む」と表現しますが)、書籍のリアリティーが変わります。ただの文字の羅列から、その人の肉声の語りに変わります。

それもただのお喋りではなく、自分のためにだけ十分に準備された非常に貴重な会話になります。
ちなみにもちろんこれはデカルトの受け売りですw

(引用開始)すべて良書を読むことは、著者である過去の世紀の一流の人びとと親しく語り合うようなもので、しかもその会話は、かれらの思想の最上のものだけを見せてくれる、入念な準備のなされたものだ。(引用終了)(p.13 デカルト「方法序説」)

そして、アンドレ・ヴェイユ自身も「きわめて優れた才能の持ち主と知り合うための唯一の方法」として、読書をあげています。

(引用開始)わたしはずっと以前から、そもそもはギリシャの詩人たちを読みながら、人類の歴史において、きわめて優れた才能の持ち主だけが重要なのであり、彼らと知りあうための唯一の方法は、その作品に直接触れることだという確信を持っていた。(p.44 ヴェイユ 「ヴェイユ自伝 上巻」)(引用終了)

直接触れるというのは、まさに直接であり、翻訳ではなく原書でということです。
バガヴァッド・ギーターを読むためにサンスクリット語を学ぶ人です。多言語を原典を読むために学びました。
ちなみに空集合の記号 Ø はヴェイユが考えだしたものだそうですが、これはノルウェー語のアルファベットです(ノルウェー語のアルファベットは通常のアルファベットにæ、ø、åの3つが追加されています)。

そしてそのような貴重な会話の数々が大きな資産となります。まさにゲーテの言う「決して使い尽くすことのない資本」(ゲーテとの対話 エッカーマン)となります。

資本を蓄えましょう!!



というわけで、明日はブラック・スワンの考え方を人間関係に活かす「おだやかな人間関係」講座の追加開催です!!!お楽しみに!!!!



【参照書籍】
アンドレ・ヴェイユ自伝〈上〉―ある数学者の修行時代 (シュプリンガー数学クラブ)/シュプリンガーフェアラーク東京

¥1,944
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アンドレ・ヴェイユ自伝〈下〉―ある数学者の修行時代 (シュプリンガー数学クラブ)/シュプリンガーフェアラーク東京

¥1,944
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方法序説 (岩波文庫)/岩波書店

¥562
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方法序説 (まんがで読破)/イースト・プレス

¥596
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ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質/ダイヤモンド社

¥1,944
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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質/ダイヤモンド社

¥1,944
Amazon.co.jp



ちなみにタイトルは「桐島、部活やめるってよ」のオマージュです。



【本日追加開催】明日の成功は今日の弱いつながり(人間関係)からしか生まれない!!

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*本日、追加開催です!!!!

駆け込み受講も歓迎です!!!

ブラック・スワンを人生に活かすためにも、いまは見えない将来重要となる人間関係を大切にしましょう!それもシステマチックに!!!



「はじめての気功」講座に久々にピエタが復活です!!

ピエタというのは情動をコントロールする気功技術の名称です。
特にトラウマになりそうな強烈な記憶から来る情動に対して効果を上げます。
すべてを燃やしつくそうとする情動の炎を小さくします。




フィードバックの取り方はシンプルです。二人一組のペアワークをセミナーではやることが多いですね!
被験者は目を閉じて、記憶を再生します。トラウマになりそうな辛い記憶を想起して、情動が発火するまで待ちます。
十分に悲しくなったら、手を上げて術者に合図をします。
そしたら、術者は手の中心にある労宮に触れて気功技術「ピエタ」を発動させます。

そうすると被験者の中では、再生された記憶が少しずつ色を失い、音を失い、意味を失っていきます。哀しい場面、怒るような場面なのに、情動が薄れてきて、どうでも良くなってきます。
これがピエタの威力です。

セミナーではペアワークでやりますが、もちろんセルフ・ヒーリングにも有効です。

ピエタ自体はかなり応用自在です。単に情動のコントロールというだけではありません。

たとえば新しいことを学んでいて、頭が爆発しそうになったとしますw
そのときにピエタは効果的です。頭を冷やし、新しいことを学びやすい状態にします(^o^)



面白い使い方で言えば、トレーニングで心拍がどうしても上がってしまうとき(良いことですが)、ピエタをおもむろに使いましょう。
RayZapの2期目では1期とまた違ってかなり追い込むようになっています。オールアウトして息が完全に上がっているときなどにピエタを自分に仕掛けると、驚くほど息が整います。心拍に情動も連動していることがよく分かります。

ヒポクラテスの言うとおりですね「感情は心臓から生まれるものであり、精神の病の治療は心臓から始めるべきだ」。心拍数と情動、心拍数と精神状態は密接な関係にあります。

意志力という文脈で言えば、心拍数の上下が激しい人は意志力が大きいとされます(過負荷な運動を日々続けると、心拍数の上下の幅は大きくなります。それは単に脂肪が燃焼しやすい身体になるというだけではなく、意志力も増強してくれるということですね)。

脳筋(脳を鍛えるには筋肉しかない)の立場から見れば、情動のコントロールのために心臓を鍛えますが、逆もまた真なりですね。心臓(心拍)のために情動を変えるのも有効ということです。
(ちなみに息がひどく上がったらピエタのみならず、クンダリーニ、サイコパスも有効だと僕は思っています)

ピエタをヒーリングに使っている人もたくさんいます。ともかくすべてピエタをかけるというヒーラーです。これも実際にはかなり有効です。我々は情報空間に生きる存在ですが、情報空間に浮かんでいる情報とは人間の脳のレベルで言えば記憶ということです。その記憶をクレンジングするのがこのピエタということです。何をクレンジングするかと言えば、激しい情動をです。

我々のアタマは古い脳と新しい脳が共存しています。ただしばしばお互いにバッティングする場合があります。冷静になるべきところで、怒ってしまったとしたら、古い脳が脳全体を乗っ取り、結果的にうまくいかなくなることが往々にしてあります。うまく共存させるためには、情動を上手に抑えこみ、そして消す必要があります。それがピエタです。

そんなわけでかなり長い期間、絶大な人気を誇るピエタが久々に復活です!!

そして新しい技術ですが、これもよく使われているエコー(Echo)も同時に伝授します!!


*エコーというと木霊(こだま)のイメージですが、Echoとはニンフ(妖精)の名前です。ギリシャ神話に出てくる妖精です。ゼウスの浮気を手伝ったことで、言葉を奪われました。相手の言葉をオウム返しにしかできなくなったのがエコーです。気の毒です。そのエコーはもっと気の毒なことに、ナルキッソスを愛してしまいます。


Echo(エコー)という気功技術は相手の言葉を一言一句そのまま正確に自分の脳内に響かせることで、相手のブリーフシステムやアルゴリズムをはっきりとさせる技術です。

使い方はシンプルです。

語学学習におけるShadowingがそれに近いです。語学学習と同じように母国語であっても、文字ベースではなく、音ベースで聴くことです。文字にしてしまわないで、子音や母音も正確に聞き取るようにすると、圧倒的な効果が得られます。

ミヒャエル・エンデの小説に「モモ」という作品があります。モモは女の子の名前。主人公です。
このモモは不思議な能力を持っています。ネバーエンディングストーリーと同じく映画化もされています。

たとえばかつては仲が良かったのに、大げんかしている2人の男がいるとします。モモを挟んで2人がいがみあっていても、モモがひたすらに聴くだけで、2人が勝手に話し合いながら2人の間の問題を解きほぐして、最後には解決してしまうという能力です。

傾聴ですね。

ひたすらに心をこめて聴くだけで、特に説得もしなければ、アドバイスもしません。
きちんと聴くというのは、ある意味で相手の鏡になるようなものです。良い鏡はありのままを映します。
鏡を見てお化粧し、髪型を整えるように、良い鏡は自分の在り方を再考察させてくれます。

エコーはそんな技術です。

ただかなり脳を使います。相当に脳を使うので、脳がかなり疲れます。1分でクタクタになり、5分でぐったりするくらいのレベルです。脳はすぐに手抜きをするので、エコーをしているつもりで、いつものような聞き方になってしまうことがあるので、集中してエコーを続けて下さい。
(エコーはミラーリングとかペーシングではありません。純粋に脳内で相手の一言一句を正確に再生することです。外に表現する必要はありません)

たとえばヒーラーであったり気功師であれば、聴いている中でヒーリングが始まることに気付きます。問題解決策が唐突に見つかったり、抽象度が上がることで視野が拡大したり、痛みが軽くなったり、関節の可動域が広がったりします。かなり強烈に効果があります。
もちろん強いラポールも築けます。

被験者からすると、「深く理解されている」「温かく包まれている」という感覚が生じます。長年の友人や家族のような感じが生じます。

Echo(エコー)は単純ながら、かなり強力な気功技術です。是非、なるべく長時間使いたい技術です。

この2つが組み合わさったのが、今回の「おだやかな人間関係 ~ピエタ、エコーによるラポール~」です。


ただ今回はこれまでの人間関係講座と視点が少し違います。

そもそも人間関係には重要なものと、そうでないものに分けられます。

重要な人間関係とは家族関係であったり、仕事仲間であったり、コーチやヒーラーであればクライアントとの関係です。
これまではその重要な人間関係についての技術でした。
上記のピエタやエコーもそもそもはそのような技術でした。

ただ今回のフォーカスは重要な人間関係にありません。

むしろ「袖すり合う」だけのような縁に対しての技術です。


その前に複雑系の話を復習しましょう(^o^)

次回の寺子屋のテーマであるブラック・スワンでもポイントになってくるのは複雑系です。
複雑系とは点と線(グラフ理論)で記述される世界の理論です。
道路も路線図もインターネットも点と線で記述できます。
その特長はスモール・ワールドです(いわゆる6次の隔たりです。世界のどんな離れた人とでも知り合いを介していけば平均で6人でたどり着けるという仮説で有名です)
どんなに遠い点でも、非常に少ないステップで移動できます(距離は長くても)。

そのときに重要なのは強いつながりではなく、弱いつながりです。非常に弱いつながりが、遠い点をつなぎます。
ブラック・スワンと絡めて人生を考えるとするならば、弱い弱いつながりが他の共同体への移動なり跳躍をもたらします。もちろんどの「弱いつながり」かはその跳躍が起こるまでは分かりません。


*中島みゆきさんの「糸」はそんな詩ですねー(多分)
*(追記!)中島みゆきさんのYoutubeは予想通りすぐに消されてしまったので、森山直太朗さんの歌で!そして平原綾香さんはこちら!


とすれば、人生を大きく変えるような事象に出会うためには、弱いつながりこそがキーだということになります。ハブとなるのは弱い弱いつながりなのです。

しかし我々は「弱い弱いつながり」のすべてに全精力を注ぐわけにはいきません。弱いつながりは膨大にあり、いまエネルギーを注ぐべきなのはもちろん重要な人間関係に対してです。

では、どうすれば良いのでしょうか?
明日のチャンスのために、今日の成果を棒に振ってもいけないですし、今日の成果に目がくらみ、明日のための機会を失うのも愚かです。

それに対する回答が今回のセミナーです。

まずは複雑系とスモール・ワールドについての簡単な理解をし、その上でブラック・スワンという概念を導入します。そのことで「弱いつながり」こそが明日のチャンスを決定することを理解します。

そして、、、、「おだやかな人間関係」をシステム化します。

ひとつのルーティンとして、エコーとピエタを発火させるようにするということです。
それが誰に対してであってもです。
重要性で対応を区分するのではなく、逆に重要性が低い人に対してこそ、強く発火させるのです。
なぜなら我々は現在の(現状の)重要性関数で世界を見ているからです。
いまの「現状の」重要性関数は、未来においては全く使えません。
であれば、いま特に不要だと思う人間関係にこそ、丁寧でおだやかな関係を築くべきということになります。

エネルギーを注ぐのではなく、その瞬間にエコーとピエタを発火させるのです。そしてそれをシステム化することです。

(まあ、僕もこれをもっと早く知っていれば、もっと穏やかにきちんと成功していたのではないかと思いますw)

というわけで、がっつり理論もワークもやりましょう!!

お楽しみに!!!!


【はじめての気功「おだやかな人間関係」 ~ピエタ、エコーによるラポール~】
【日時】 6月28日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
(追加開催!!) 7月4日(月) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。


*中島みゆきさんの「糸」の「なぜ巡りあうのか」、「いつ巡りあうのかを、私たちは知らない」という歌詞はまさにスモール・ワールドであり、ブラック・スワンに聞こえます。「遠い空の下」の「2つの物語」が交わるのはまさに弱いつながりによる確率の少ない偶然(ランダム)によるものです。そしてその確率は十分に小さいにも関わらず、その衝撃は猛烈に大きいのです。人生を振り返るとそんなことばかりではないでしょうか?



ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質/ダイヤモンド社

¥1,944
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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質/ダイヤモンド社

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WILLPOWER 意志力の科学/インターシフト

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脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方/日本放送出版協会

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Singles 2000/ヤマハミュージックコミュニケーションズ

¥3,024
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*iTuneでも変えます!!!

すべては自分の手でつかむものだ。夢みたいな出来事を待っていないで、汗をかいて働きなさい。

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*寺子屋「ブラック・スワン」の追加の追加開催を25日(月)に変更します!!

すみません!!!



七夕(たなばた)も過ぎて、ますますスピード感を増している感じの今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか?

七夕と言えば、願いごと、願い事と言えば、プーチンのこんな問答を思い出します。


Q. あなたが金の魚を捕まえて、3つ願いを叶えてもらえるとしたら、どんなお願いをしますか?(金の魚を助けたお礼に何でも願いを叶えてくれるというロシア民話になぞらえて)
──アンジェラ・ソロメニコワさん(小学生/ペルミ在住)


小学生らしい可愛らしい質問ですね。

それに対してプーチンは真っ直ぐに回答します。

A. アンジェラちゃんは11歳だね? いいかい、おとぎ話を信じて期待したりしちゃいけないよ。すべては自分の手でつかむものだ。夢みたいな出来事を待っていないで、汗をかいて働きなさい。



指導者としては、非常に正しい態度だと思います。

すべては自分の手でつかむものだ。夢みたいな出来事を待っていないで、汗をかいて働きなさい。」って良いですね!!!

金運なんたらとか、ゴールを設定すれば、勝手にお金持ちになるなどと夢みたいな出来事を待っていないで、脳にも汗をかけって思いますね。
駄々をこねていれば、周りの大人がなんとかしてくれるということに味をしめた赤ん坊のような人間が幅を利かせてきていますね。



まあ、それはともかく、「まといのば」もいくつか新しい展開を迎えていて、かなり面白い感じになっています。

8月は井脇幸江さんの舞台(30周年記念リサイタル)のD/Carmenもありますし、僕らも心身ともにガンガン鍛えていきましょう。(S席は完売だそうです!!



井脇幸江さんと言えば、ヲタクで生粋の引きこもりであったと自称する中川翔子さんを見違えるような武闘派に変えたことで有名です(こちらで「笑ってコラえて」が見れます!2分くらいからです)。




ゴールがあり、愚直さがあれば、奇跡は起こるのだなと思います(一方で豊かな社会においては、カーネマンの言う損失回避性が働きやすくなります。損失回避性自体は人の性質ですが、失う者がないものは強く、失う者が多い人は尻込みしやすいので、世界的には十分に豊かな国にいればリスクは取りづらくなります。南アフリカから出てきてPayPalをつくり、電気自動車やロケットを創り、火星への移住を本気で検討する人もいれば、シリア移民の子は「宇宙に衝撃を与え」ました)。


僕自身はどの時代であってもその人にとっては、その時代は過渡期と感じられるように思いますが、その意味でもその意味でなくとも、いまはまさに過渡期です。この過渡期にあって、何が必要かと言えば、衝撃に備えることだけのように思います。ポイントカードのポイントをコツコツと集めることではなく、衝撃に備えることです。大きな変化の衝撃にです。

次の時代は確実にやってきますし、それは大洪水のようにすべてを変えていくでしょう。そしてそのときにノアの側になるのか、目をつぶって宴会に明け暮れる側になるのかは、一重に自分次第かと思います。

宴会に明け暮れるのは、パスカルの用語で言えば、「人生の悲惨から目を背けるための気晴らし」です(パンセ)。
狩りにいくのもギャンブルに行くのも人生の悲惨から目を背けるための気晴らしながら、その気晴らしがますます人生を悲惨なものとするという悪循環が生まれます。




そう言えばタレブが「If something is nonsense, you say it and say it loud. (もし何かがナンセンスであれば、ナンセンスと言おう、それも大きな声で)」と言っています(ブラック・スワンのタレブが「成功」について卒業式で語ったってよ(^o^))。
これは重要なことだと思っています。「まといのば」では「馬鹿には馬鹿と言おう」とこれまで言ってきましたが、そして一方で「馬鹿に、馬鹿と言うのは馬鹿」ではないかという懐疑もありました。
バカげたことに対しては、華麗にスルーすればいいのではという気もしていたのです。

しかし、タレブがsay it loud(大きな声でナンセンスと言え)と言っていますし、小飼弾さんも「バカをバカにしないのはバカなこと」とおっしゃっているので、少し考え方を変えようと思い始めました。

僕もタレブ流にナンセンスに対して、ナンセンスと言うようにします。ただ「バカ」という言い方が少し個人攻撃的な匂いがするのですが、罪を憎んで人を憎まずではないですが、人に対する評価ではなく、事象や行動に対する評価という方向にスライドさせればいいのではないかと思い始めています。

たとえば、最近話題に出したイカロス以来はじめて飛翔した自転車屋はヘリコプターを否定しています。
ヘリコプターには根本的な問題がある」、「ヘリコプターの開発には資金がかかりすぎる上に商用性もおぼつかないので誰もとりかかられないだろう」と。


*ライト兄弟!


アインシュタインはビッグバン仮説を否定するためだけに自説に宇宙項を入れました。
同様に、人工知能と言えばワトソンですが、同じく生物学的な母が子宮内で創った人工知能であるワトソンさんは「'I think there is a world market for about five computers' (世界にはコンピューターは5台もあれば十分でしょ)」と言ったと言われています。

彼らが偉大であったことは間違いなく、そして人間らしく間違いもするということです。
我々は未来を見るに不自由であり、ナンセンスは人に依存するのではなく、言動に依存すると思えば良いように思います。


ということで、いろいろと激動のタイミングですが、足元を固めましょう!!


7月のはじめての気功は7月12日(火)、7月21日(木)の予定です。もう来週ですね!
12日はアバター講座、そして21日はIQ向上講座です!!!


【はじめての気功「アバター ~式神、アバター、気の玉で気功のレベルを圧倒的に上げる~」】
【日時】 7月12日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具(比較的に動きやすい格好で)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



【はじめての気功「IQ向上 ~-IQ向上を気功で実現、そのカラクリと共に~」】
【日時】 7月21日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具(比較的に動きやすい格好で)
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



スクールは7月16日(土)、17日(日)にひさびさにスピリチュアル系をガッツリやる予定です。そして23日(土)、24日(日)にスクールの追加開催をはじめて行います(^o^)
どちらも同じ内容ですので、都合のつく方にお越しください!!

今回のスクールは「内なる覚醒 〜あの世編〜」や空観を踏まえて、ヒプノセラピーである過去生退行、ハイヤーセルフ、インナーチャイルドシートなどをはじめとして、いろいろと面白いことをやりましょう。
ポイントはスピリチュアリズムはプラトン化であり、ホワイトスワンであるということです。
スピリチュアリズムをバカにする人は(僕もバカにしていますが)、本当のスピリチュアリズムの恐ろしさを理解していないことが多いのです。
スピリチュアリズムは実は本質的には実観として世界を見ています。
空観を装いつつ、実観なのです(逆に空観を本当に経ると、より過激になります。それがオウムの凶行を導きました)。
スピの世界観はホワイトスワンですが、現実はブラック・スワンに満ち満ちている「果ての国」です。

僕自身もかつてはどっぷりとスピリチュアリズムにはまっていまし、スピリチュアルについては面白いネタがたくさんです(^o^)

スピリチュアリズムを批判的に検証しつつ、本当のスピリチュアリティに至りたいと思います。
ポイントは人生もこの一瞬も一回限りであり、そして世界は徹底した不確定性の上にFragileに存在しているということです(まさにブラック・スワンですね。ブラック・スワンを見るに不自由なので、我々はスピリチュアリズムというホワイトスワンを求めてしまうのかもしれません)

お申し込みは可能です!!(追加開催の日程はまだ席に余裕があります!!)



そして、7月18日(月・祝)は身体改造1Dayスクールの予定です!!
「身体を鍛えることで、脳を加速度的に鍛え、脳を適切に鍛えることで、身体を鍛える」というのがテーマです。ProgressiveOverlord(過負荷漸進)、報酬系、意志力、内分泌系(ホルモン)、マッスルコントロール、体幹主導などの重要な概念を身体と脳に刻み込みましょう!!
夏に向けて身体を絞り切るための栄養学についても今回は新しく触れます!!


*身体を鍛えて、脳を鍛え、脳を鍛えることで、身体も鍛える!


寺子屋は7月は22日にブラック・スワンの追加開催です(ヴァーチャル教材用の撮影です)。22日ではなく、25日(月)に変更します!!
ですので、寺子屋「ブラック・スワン」を受講された方は無料招待します(フォームから申し込んでください。追加料金無しです!)。


それから7月28日(木)にまといのば講座を開催します。
セミナーではかなり話をしていますが、フェロモン講座です。
モテ期に備える7つのコツと題して、進化論的に神経科学的に「モテ」に迫りますw
ポイントはいかに「アルファ(α)」になるかということです。
アルファにはマタイ効果が猛烈に働きます。

余談ながら、林修先生は「幸せの方程式」として「自分に楽にできることを探せば幸せになれる」と言います。
これについて一部の人が激しく批判していますが、林修先生の主張は全く正しいと思います(あのチャート自体はいかがなものかとは思いますがw)
この対極が失敗の方程式である「好きなことを仕事にする」です(笑)。
Want toやHave toを浅いところで誤解すると、林修先生を批判したくなります。
でも、重要なのは「自分が楽にできることを探すことです」、競争は疲弊するのです。No.1ではなく、OnlyOneというのはその意味では正しいのです。自分の空間でアルファ(α)になれば良いのです。

まあ、そんなわけでかなりディープな講座になります。


【まといのば講座 ~はじめてのフェロモン モテ期に備える7つのコツ~】
【日時】 7月28日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と熱い情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



そして、7月30日に1Dayスクールの予定ですが全く決まっていません。希望があれば、是非!
テーマはひさびさの英語学習か、いやIQ系か、実践的な速読か、、、いやむしろ全部やってもいいかもしれないですね。お祭りみたいで、面白いかもしれないです。





8月のスクールは8月13日、14日です!!
基本に忠実であればあるほど、圧倒的に魔術的なヒーリングが可能になる、ということを身をもって知るスクールにしたいと思います!!お楽しみに!!!!


「まといのば」ではコンテンツが固まってから日程を決めるために、スケジュールに公開がかなり送れます。スケジュールの公開が遅れると、受講生からすれば日程調整が苦しいものになります(本当に申し訳ありません)。ですので、なるべく定期的な開催にしたいとは思っています(いや、何年も前から思っています、すみません)。

 オンラインスクールもそろそろ本気で、、、スタートしたいです。
 


*鍛えていきましょう!!!


【参照書籍】
前半はフェロモン講座のための参考書籍です。
とりあえず絶対押さえておけという名著(?)ですね。もうずいぶんと古いですが。
ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル (フェニックスシリーズ)/パンローリング

¥1,728
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ザ・ゲーム 【30デイズ】 ――極上女を狙い撃つ (フェニックスシリーズ)/パンローリング

¥1,728
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こちらは日本語版の「ザ・ゲーム」です。面白いです。
ぼくは愛を証明しようと思う。/幻冬舎

¥1,512
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スピリチュアルヒーラー養成スクール受講生はパラパラといくつかを眺めておいてください。

神との対話 三部作 1~3巻 セット(サンマーク文庫)/サンマーク出版

¥価格不明
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アウト・オン・ア・リム (角川文庫)/角川書店

¥907
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ダンス・ホワイル・ユー・キャン (角川文庫)/角川書店

¥1,028
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リコネクション―人を癒し、自分を癒す/ナチュラルスピリット

¥3,002
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前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)/PHP研究所

¥607
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前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫)/PHP研究所

¥617
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魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅 (PHP文庫)/PHP研究所

¥669
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【募集開始!!】はじめてのフェロモン 〜モテ期に備えるために知っておきたい7つの知識〜

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*本日ははじめての気功「アバター」講座!!!

アバターを使いこなして、一段上の気功生活を!!!



先日のセミナーではちらっと話しましたが、「まといのば」としては珍しくフェロモン講座をやろうと思っています。珍しくというのはこの手のセミナーが珍しいという意味で、実際にフェロモンというテーマに切り込むのは初です。




「明日からモテ期」講座というようなタイトルにしても良かったのですが、ちょっと扇情的すぎますし、間違ったメッセージを送って、間違った人を集めたくないので(笑)、いつもながら、難解な用語の海を泳ぎきらないと、申し込みフォームにたどり着けないようなデザインにしたいと思います。
フェロモンというのはもちろん内分泌であるホルモンに対して、外ににじみ出る微量の化学物質という意味です。かつてはエクトホルモンなる用語があったように、ホルモンとフェロモンは対です。

ホルモン(内分泌) v.s.  フェロモン(外分泌)

微量といえども軽視は出来ず、ホルモンと同様に微量の化学物質が全体のシステムを大混乱させます。バタフライ・エフェクトのようですが、全然違います。もっと因果関係がはっきりしているものです。
とは言え、フェロモンについて分かっていることはかなり少ないですし、科学的なことに関してはまだまだわかっていないことばかりです。

ただ進化論的に分かっているのは、霊長類においては富は独占されるということです。メスを富と表現するのはいかがなものかとは思いますが、メスをほぼ独占するのはボス猿です。
人間はそれを回避するために、一夫一婦制が生まれました。




それをボス猿をアルファと言います。アルファベータのαですね。一番最初だからαです。
(ちなみにアルファベータからアルファベットは来ています。いろはにほへとをいろは歌と冒頭を取ってくるのと同じですね)

いわゆるナンパやPick Upと呼ばれる手法はきわめて新しいものです。
これも古い言葉ですが、自由恋愛自体が一般化したのが最近のことであり、親が決めた結婚(正確には共同体が決めた結婚)に従ったわけです。

ただ自由恋愛という新しい「自由」は多くの人を不自由にし、そして多くの人を絶望に落とします。
なぜなら、勝ち組はマイノリティーであり、負け組は絶望的だからです。それに開き直れば草食系、もしくは絶食系ということになるかと思います。ただこの開き直りは経済合理的な行動です。
過酷な環境になると結婚率が上がり、妊娠率が上がります。より豊かな社会になれば、少子化は必然的です(それゆえ第三世界における人口爆発は、豊かさと共に回避されます)。

今回のポイントはいくつかありますが、1つはPick Upというのは理性的というよりは、もう少しプリミティブであるということです。三高のような条件というのが前面に出てくるのは、ある意味では理性の過信です。

恋に堕ちるのは重力のせいなのですw



*「恋に堕ちるのは重力のせいばかりとは言えない」とはアインシュタインですね〜
Falling in love is not at all the most stupid thing that people do ― but gravitation cannot be held responsible for it. ー Albert Einstein


しかしその重力はいくらでも現実歪曲フィールドによって創り上げられるというのが、ミステリーやスタイルが展開したThe Gameの基本的な考え方です。それは脳機能を利用したものであり、女性脳と男性脳の違いを巧みに利用したものです。ミルトン・エリクソンの手法の劣化コピーであるNLP(神経言語プログラミング)は多用されています。

現実歪曲フィールドと言っても、基本的には、単純なテクニックに還元され、それは再現可能とされます。
しかし今回はそれを教える講座ではありません(当然ながら)。それは書籍でも、公開されていますし、たくさんのセミナーが開催されています。そちらで学んで下さい。


そしてそれは若い時期(できればティーンエイジか20代前半)に麻疹(はしか)のように通過すべきかなと思っています。


重要なポイントはアルファにはマタイ効果が働くということです。
テクニックは使えば使うほど洗練されますし、モテればモテるほどモテるようになります。
女性がいつも周りにいる男性に対して、口で何を言っても、女性は惹かれるものです。第一に安全だからです。並んでいるお店には並びたくなるのと同じです。同調圧力というよりは、信頼が可視化されているからです。

だからこそ、早い時期に小さなコミュニティでアルファになることです。そしてそこで鍛えたら、次の段階に上がると良いと思います!!


この麻疹(はしか)の時期に学んだテクニックを一般にも応用することで、円滑な人間関係が構築できます(ですので、先日の「おだやかな人間関係」では半分くらいをこのフェロモン講座に費やしましたねw).

「その娘のことを強く思えば結ばれる」とか「確信を持てば、仲良くなれる」というような、非モテなアプローチは全く無意味です(「僕愛」を書いた藤沢数希さんは非モテコミットメントと言われます。モテない男の妄想ですが、モテない男ほど、結果を出さない者ほど、「夢みたいな出来事」(プーチン)を待っているのです。そして小説や映画は多くの場合、その勘違いを助長します)。


「確信」の強度はたしかにとても大切ですが、それがCreative Avoidanceの温床になっているようではアウトです。本来の「確信」は思考を促し、行動を促すのです(ちなみにすぐに行動に飛びつくのも、また思考停止であり、Creative Avoidanceです。動けばいいってもんじゃありません。まずは頭を使うのがポイントです)。


そんな講座を開催します。
かなり盛りだくさんです。

最初は昆虫で想定されていたフェロモンが人間で確認された経緯からスタートしましょう。
これはあまりに有名な実験ですが、もともとはたとえば同じ屋根の下であったり、同じ職場の女性同士の生理周期がなぜか同調するという観察からスタートします。生理周期はそれぞれの体内リズムのはずですが、それがなぜか同調します。

コオロギの鳴き声がランダムなはずなのに、共鳴して同調するのと似ています(こちらも数学的に解明されています。端的に言えば、自分の周囲の鳴き声と同調しようとする傾向があるために、それが全体のシンクロナイズに結果的につながるということです)。

生理周期はどうやって同調するのでしょう。これは脇の下のニオイ物質です。脇の下にいれたコットンを嗅がせることで、生理周期が同調したのです。ちなみに匂いとして感じ取れる必要はなくて、もっと微量で構いません。それが生理周期を同調させるような機序を引き起こすのです。

その意味で人は様々な音や匂いを放出しています。我々が普通の表情の裏に怒りを感じるのも、殺気を感じるのも、哀しみを感じるのも、もしかしたらフェロモンの作用かもしれません(マイクロエクスプレッションもあるでしょうが)。

そんな話からスタートし、進化論を経て(なぜ我々が女性に声をかけることを尻込みするのかと言えば、その失敗がかつては共同体か全体で共有されたからです。今は違います)、The Gameのテクニックを見つつ、フェロモンということを考えていきましょう!!


今回はスクール修了生という枠ではなく、セミナー受講生もOKとします(「はじめての気功〜おだやかな人間関係」受講生は特にOKです)

外では言えないような話をかなりディープにやりますので、お楽しみに!!!



このThe Gameの感覚こそが、ヒーラーにとって必須の接遇とかハイパーラポールなどのいわゆる非言語の力に直接的につながってくると僕は思います。


【まといのば講座 ~はじめてのフェロモン モテ期に備える7つのコツ~】
【日時】 7月28日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と熱い情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから。


【参考書籍】
いわゆるナンパ系のBible本ですね。
これ以前のバイブル本としてはエリック・ウェーバーのHow to pick up Girlsがあります(本書The Gameの中でも紹介されていますね〜)。

ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル (フェニックスシリーズ)/パンローリング

¥1,728
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ザ・ゲーム 【30デイズ】 ――極上女を狙い撃つ (フェニックスシリーズ)/パンローリング

¥1,728
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日本版のThe Gameですね。非常に面白いです。漫画化もされているそうです。

ぼくは愛を証明しようと思う。/幻冬舎

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上記の本はもう読んでしまったよ、という方にはThe Gameの中でも紹介されている以下の関連書籍を読んでいきましょう!!

マスタリー: 仕事と人生を成功に導く不思議な力/新潮社

¥2,808
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*カバーに成毛眞さん推薦とあります!!


権力(パワー)に翻弄されないための48の法則〈上〉/角川書店

¥1,944
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権力(パワー)に翻弄されないための48の法則〈下〉/角川書店

¥2,160
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精子戦争---性行動の謎を解く (河出文庫)/河出書房新社

¥1,026
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マット・リドレーは以前に「やわらかな遺伝子」を何度か紹介しているので、お馴染みの人はお馴染みでしょう!!

赤の女王 性とヒトの進化 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)/早川書房

¥1,382
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そしてこちらは必読ですね!!

利己的な遺伝子 <増補新装版>/紀伊國屋書店

¥3,024
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一応、マット・リドレーの「やわらかな遺伝子」も紹介しておきます!!

やわらかな遺伝子 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)/早川書房

¥1,102
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【今週末開催!!!】スピリチュアルの魅力と秘密に迫るヒーラー養成スクール19期

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*スピリチュアリズムを3年ぶりに扱うヒーラー養成スクールを今週末開催します!!

また翌週には追加開催も予定しております!!!受講を希望される方は、どちらか都合のつく方にお越しください!!



気功といういわばオカルト的なものを取り扱っている割には、その兄弟的な存在であるスピリチュアリズムに対して「まといのば」はきわめて批判的です。
「まといのば」は基本的には気功整体を標榜しています。気功というと伝統的なヒーリングの技であり、スピリチュアリズムや伝統宗教やオカルトな雰囲気が漂います。

しかし当初より一貫して「まといのば」はスピリチュアリズムに批判的です。

これは近親憎悪ではなく(実はそうなのかもしれませんがw)、出自が全く違うゆえです。

かつては表現するべく「科学的気功」というような下手な言い方をしていました(科学的気功という物言いはなんというか矛盾しか感じません)。

気功という羊頭を騙っていますが、ブログを一度読み始めれば分かるように(分かる人には分かるように)、「まといのば」のコンテンツは伝統気功やオカルトやスピリチュアリズムと一線を画する学問や科学ベースの集団です。

教典や経典ではなく、古典や科学論文を読みますし、用語は分析哲学や認知科学のものを使います。背景となる理論は神なき時代の科学をベースとしています。

もちろん科学自体はいつでも乗り越えられる運命にあり(乗り越えられなかったら教条であり、科学とは別なグロテスクなものになってしまいます)、ですから永遠に「正しさ」とか「真理」にはたどり着けません。

余談ながら、だからこそ、僕自身はいつも自分のベースとなる哲学はプラグマティズムだと感じている。僕自身はティーンエイジのころから、自分はプラグマティズムとニーチェのハイブリッド版だと認識しています。ニーチェをしっかりと理解しているとは思いませんが、強く憧れていますし影響を受け続けています。
ちなみにプラグマティズムとは有用であれば真理と見なすという、ラッセルが目をむいて怒る哲学の立場のことですw

まあそうは言っても科学もまたいつ突き崩されるか分からない(しかし長期的には確実に崩されることが分かっている)バベルの塔です。神の怒りに触れてバベルの塔は突き崩され(シュメールのジグラットですね)、再び我々は「互いに相手の言葉を理解できなくなるように」なります。
ここでは神を人格化していますが、もし人ではなく動物に喩えるとするならそれはブラック・スワンです。黒い白鳥こそがここでのバベルの塔を突き崩す神を騙(かた)るランダムネスです。


話は飛びますが、NetflixのオリジナルドラマであるOrange is the new blackの中で繰り返し出てくるモチーフにチベット密教があります。チベット密教の砂曼荼羅です。Prisonsにいる時間というのは砂曼荼羅のようだとヨギーニが繰り返し諭します(彼女もまた俗物で非常に良いのですが、彼女が投げかけれている言葉で印象的なのは「なぜあなたはヨガをしているのに身体が固いの?」というものですw)。


*チベット密教の砂曼荼羅

長い時間をかけて曼荼羅を砂で描き、そして完成すると崩します。バベルの塔は完成をみなかったのかもしれませんが、同じモチーフに感じます。そして生命現象も同じです。自分に至る生命は数十億年いや宇宙発祥以来の歴史と奇跡(のような偶然の連続)が必要にもかかわらず、わずかな期間継続して、すぐに滅びてしまいます。


*ダライ・ラマの姿もありますね。


それに対して永遠不滅な曼荼羅が宇宙のどこかに存在すると考えるのがスピリチュアリズムです(たとえばアカシック・レコードというやつですね)。


*バベルの塔!


しかし混ぜっ返すようですが、これはTOE(万物の理論)が存在すると確信する物理学者とそれほど違わないようにも思えます(手法は異なりますが、信仰が同じということです。もしくは信念が同型ということです)。とするとスピリチュアリズムも物理学も同じ人間の営みになってしまうのでしょうかw


「まといのば」では科学vsスピリチュアリズムという対立だとは考えていません。科学vsスピリチュアリズムと言うと、なんだかかつての科学vs宗教を思わせます。政治闘争に負けただけのガリレオ・ガリレイや、暴れすぎて火炙りになった殉教者ブルーノを思い出します。
原始キリスト教と異端のグノーシス主義の対立と同じで、一見すると対立構造ですが、実際はルーツは同じであり、一種の近親憎悪のような構造です。

ですので、おそらくはブラック・スワンとホワイト・スワンの対立構造のほうが良い気がします。
もしくは、タレブに倣ってプラトン主義か否かの対立と考えても良いでしょう。


*ブラック・スワン

すなわち、スピリチュアリズムとはプラトン主義であり、月並みの国にホワイトスワンに囲まれて生きているという確信があるということです。目の前の世界は乱雑で複雑に見えるけど、その後ろにはシンプルすぎるほどシンプルなプリンシプルが存在し、それは人格神なり、愛のカタチを取っており、理解可能だという確信です(「そんな簡単なわけないじゃん」とか言うツッコミはさておき。もしそんなに簡単で幼児でも分かるような理屈だったら、イエスがゲッセマネの丘でバカに囲まれて絶望し、釈迦が悟った後に、どうせこの悟りは誰にも分からないからって自殺しようとするはずもないわけです)(ちなみに一応述べますが、僕自身もその「悟り」なるものに至ったという記憶はありません。いま一生懸命に山を登っている最中ですが、その山が悟りに至る山なのかも分かりません。そして、多くのヒーラーやコーチが「自分は悟った」とおっしゃるのをいつも羨ましく拝見しています)。



*アテナイの学堂。プラトンとアリストテレス。


では、なぜあえてスピリチュアリズムをヒーラー養成スクールで取り上げるのでしょう?

なぜスピリチュアリズムを学ぶのかと言えば、現実的でビジネス的な観点から言えば、スピリチュアリズムに汚染された人がクライアントさんに多い傾向があるからです。その意味でヒーラーを生業(なりわい)にする以上はスピリチュアリズムは避けて通れません。

そしてスピリチュアリズムにどれだけ依存しているかが、その人の人生の困難さも決定します。
スピリチュアリズムは成功のための巨大なスコトーマ(盲点)として働くのです。もしくは社会的洗脳として。
スピリチュアリズムにはまると自身は秘密結社のようなインナー・サークルに入れたような気がして(要件を満たさないで入れる秘密結社なぞないのに)、エリート意識を持ったり、世界の秘密を自分たちだけが知ったような気がします。
しかしその実は、単なる社会的洗脳です。大衆に向けられた社会的洗脳がスピリチュアリズムです(だから血液型占いや今日のラッキーカラーなどが、テレビで流されます)。

「人生の困難さ」と表現しましたが、身体の不調から運の悪さ(頭の悪さ)もすべてはスピリチュアリズムというシステムが原因です。ですから、仕事を始めたばかりのヒーラーはクライアントをスピリチュアリズムから脱洗脳することが、ほとんどすべての解決策となります。

かつては「まといのば」もスピリチュアリズム出身の方ばかりがメンバーでした。
ですので、かなりの時間を割いて、スピリチュアリズムからの脱洗脳を試みていました。そのうち脱洗脳ではなく、スピリチュアリズムお断りの看板を出すようになりました。

最近は非常にコミュニティが成熟してきたために、社会的に成功した方が多く集うようになり(そのような方々の中にももちろん隠れスピは多いですが)、「スピ、なにそれ?」という方が増えてきました。ですので、ここらへんで免疫のためにもワクチンを打たねばと思い、開催します。


とは言え、気をつけて下さい。
稀にミイラ取りがミイラになることがあります。
スピリチュアリズムの圧倒的な体感におぼれてしまい、スピの迷宮に堕ちる可能性もあります。


怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」(ニーチェ「善悪の彼岸」146節)



スピリチュアリズムの深淵を長く覗きすぎずに、素早く学び、素早く立ち去りましょう!!


コンテンツとしてはいろいろと考えているのですが、基本的にはカラクリを暴くこととスピ体験の両輪で行こうと思っています。

スピは手品みたいなもので、種を見破るのは簡単そうで難しいのです。そして簡単に種が見破れないと、そのスピの圧倒的な体感ゆえにスピリチュアリズムに堕ちてしまうのです。

今回はヒプノセラピーを中心に、退行催眠から入り、過去生退行、未来生退行をやったり、気功技術化されている父なる神であり、理想の自分であるハイヤーセルフや、いつも寂しく泣いている内なる子供であるインナーチャイルドを癒やすインナーチャイルドシートなどの術技を学びます。

ピエタやエコー、遮那と言った技術もきちんと復習しましょう!!

ID論者の巧みな論理誘導やコールド・リーディングの手法も学びます。
フェロモン講座でもやるイエスセットや、ラポールの生成もきちんと学びましょう。
スピリチュアリズムをビジネスとして実践している人はNLPにせよ、コールド・リーディングにせよ、きちんと学んで使いまくっています。

スピリチュアリズムを批判的に検証するのですが、実際にスピは奥深く、我々が日常的にバカにしているものよりもはるかに巨大なシステムです(だからこそ甘く見るとミイラ取りがミイラになります)。


ちなみに我々がなぜスピリチュアリズムに惹かれるのかと言えば、1つには我々の脳機能がスピリチュアリズム専用だからです。それをプラトン主義と言います。脳はシンプルな地図を好みますし、脳機能とはランダムネスを想定しないシンプルなゲシュタルトによって世界を理解しようとします。これはスピリチュアリズムの構造と同じです。ですから、我々は生まれながらのスピリチュアリストということです。ナチュラル・ボーン・スピリチュアリストですw

しかし世界は無秩序でランダムです。だからこそ一層、確実な拠り所が欲しくなり、スピが様々な意匠をかたどって目の前に現れます(詐欺師は自分が詐欺師だとは自己紹介しないものです)。溺れるものの藁(わら)として現れます。

そして確実なより所を得ると今度は人生の一回性と短さが気になりだします。
そこで現れるのが「永遠の命」という視点です。

本来、命が永遠であるのは、命が愛だからであるというのがロジックです。愛とは縁起であり、縁起は永遠なので、命も永遠です。間違っても自分のこの「生」が永遠であり、輪廻転生する中で成長するわけではありません。自分の命はそもそも無い(ケンシロウ風に言えば「お前はすでに死んでいる」)のであり、それが「内なる覚醒講座〜あの世編〜」のテーマの1つでした。

だからこそ、イエスは「自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを見いだすであろう。」(マタイ16:25)と言います。




ここらへんの奇妙に入り組んだ論理構造を正確に整理し、かつ圧倒的な体感をし(ちなみにヒプノも変性意識も圧倒的な臨場感を生成します。現実をはるかに凌駕する体感です。そのカラクリにも迫りましょう)、スピリチュアリズムを超えていきましょう!!!!


お楽しみに!!!!!



【ヒーラー養成スクール19期 ~スピリチュアルの魅力と秘密~】

【日時】 7月16日() 13:00~18:00  
     7月17日() 13:00~18:00 

(追加開催決定!!!)
     7月23日() 13:00~18:00  
     7月24日() 13:00~18:00 
  
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  230,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。


【参考書籍】
今回のヒーラー養成スクール受講生はパラパラといくつかを眺めておいてください。

神との対話 三部作 1~3巻 セット(サンマーク文庫)/サンマーク出版

¥価格不明
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アウト・オン・ア・リム (角川文庫)/角川書店

¥907
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ダンス・ホワイル・ユー・キャン (角川文庫)/角川書店

¥1,028
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リコネクション―人を癒し、自分を癒す/ナチュラルスピリット

¥3,002
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前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)/PHP研究所

¥607
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前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫)/PHP研究所

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魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅 (PHP文庫)/PHP研究所

¥669
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ポケモンGoの爆発力とニュートンの「人並み外れた、絶え間のない集中的な内省力」の同一性について

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*明日はヒーラー養成スクール19期「スピリチュアリズムの魅力と秘密」です!!
かなり濃いメンバーが集合しています!!!
これからの飛び込み参加も歓迎です!!
来週の追加開催にもお待ちしております!!!

そしてヒーラー養成スクール後の月曜日祝日は1Dayスクール身体改造計画です!!
こちらもご期待ください!!!




「赤の女王」についての記事を書いていたのですが、Pokemon Goの爆発力がすごすぎるので、そちらについて書こうかなと思っています(ポケモンGoですね、alphaGo(碁)ではありませんw)。



フロリダ州で天気予報中に、別のアナウンサーがポケモンGoに熱中してカメラの前を通り過ぎるという面白すぎる事態まで起きたそうですw
面白すぎます!!
仕込みなのかと疑うほど面白すぎます。




ポケモンGoって何?という人はこちらのトレーラーが良く出来ています。

ポケモンと言えば任天堂ですが(任天堂と言えば「枯れた技術の水平思考」ですね〜イノベーションというよりもずっとしっくり来ます)、岩田前社長がゲームで遊んでばかりいて、そのために外で遊ばない子供たちを憂えており、その想いがこの企画が後押したようです。

たしかにこれなら外に出ない限りは、遊べません(まあ、入っていけない場所に入ってしまうというトラブルは頻出していますが、これも徐々に解消してくると思います。あとはスマホに熱中するあまりの事故が怖いですけど、まあこれも徐々に整理されてルール化されてくるでしょう)




もともとはグーグルのエープリル・フール企画だったそうですが、「嘘から出たまこと」では無いですが、現実に実現しました!!(ポケモンマスターとして、グーグルに採用されないでしょうがw)




こういうゲームなら、スマホよりもGoogle Glass(グーグル・グラス)のようなデバイスのほうが向いているように思います。残念なことに、グーグル・グラスは少しばかり早すぎて、かつダサすぎたのでしょうね、基本的には後追いで、美味しいところを持っていくことで業績回復したAppleのような会社がメガネを再発明(reinvent)して欲しいですねー。


リアルとヴァーチャルが融合するというとなんとも安い言い方ですが、このPokemonGoの世界というのは面白いです。
ポケモンは当然ながら現実世界にはいないのですが、ヴァーチャルには存在します。しかしあたかも現実に存在するように脳は見なします。それはポケモンに重要性があるからです。
重要性があり、ある程度のアルゴリズムがあれば、脳はそれはリアルだと見做します。

アルゴリズムがあるというのは、ランダムではないということです。
平たく言えば、きちんとしたルールに則って、ポケモンがゲットできるということです。
ポケモンの姿が見えても、何をしても捕まえることができないのであれば、重要性は下がっていきます(イソップ物語のすっぱい葡萄ですね)。重要性が下がると、見えなくなります。

重要性とアルゴリズムがあるからこそ、ポケモンがバーチャルの存在だと頭ではわかっていても、無意識というか脳はリアルだと見做します。職業であるテレビの撮影よりもはるかにリアルなのですw


PokemonGoに熱中する素晴らしい人は、ニュートンを思わせます。



ニュートンもこの手の話には事欠きません。

いつも集中して考え事をしているので、卵をゆでるつもりが、懐中時計をゆでてしまったり、ガールフレンドとデート中にリンゴに夢中になったりしました(もちろん後世の創作もあるでしょうが)。
とは言え、彼にとってリアルなのは、ゆでたまごでも可愛いガールフレンドでもなく、重力の理論なのでしょう。宇宙の原理なのです。


だからこそ、ケインズをして、最後の魔術師でありシュメールの生き残りと呼ばれるのでしょう(^o^)

おなじみですが、ケインズのニュートン評を引用しておきます。

(引用開始)
彼の精神の謎を解く糸口はその人並み外れた、絶え間のない集中的な内省力のうちに見ることができるとわたくしはおもう。(略)彼の特有な天稟は、まっすぐに見きわめてしまうまで、純粋に知的な問題を絶え間なく心の中に持ち続ける能力であった。(略)

純粋科学的ないしは哲学的な思考を試みたことのあるひとならだれでも知っているが、ひとはある問題をしばらくは心の中に保持して、それを洞察するのにいっさいの集中力を傾注することができるのであるが、それは次第に薄れてわからなくなり、その眺めているものがただの空白にすぎないことに気がつくのである。ニュートンは一つの問題を数時間も、数日も、数週間も、ついにそれが彼に秘密を打ち明けるまで、心の中に持ち続けることのできる人であったかとおもう。(引用終了)



リンゴは落ちるのに、なぜ月が落ちないのかはニュートンにとっては、きっとポケモン並にリアルに目の前にある問題でした。考えぬいたあげくに、いまは我々の常識となっている事実に気付きます。
アリストテレスのように月や天体を別次元ににする必要はないという事実です(月上界=エーテル界、月下界=地上の世界、という区分はまだ現役でした)。

リンゴが落ちるように月も落ちるのです。

それをニュートンはプリンキピアマテマティカにこう描きました。
山の上からリンゴを投げると、ある速度以上で投げると落下することなく、地球のまわりを回るという図です。




ちょっと現代風にわかりやすく書き換えるとこんな感じです。



我々もポケモン並に全精力を注いで集中できるゴールを見つけましょう!!

見つけると世界は一変します。
(ARという拡張現実は便利なもので、気功師が見ている世界観を直感的に理解させてくれます)

PokemonGoで世界が一変するように、街を歩いていても、日常生活を送っていても、何をしてもそこは別世界です。そんな体験をガンガンして、そしてMasteryの道を歩みましょう!!!


"Don’t concentrate on the finger, or you will miss all of the heavenly glory!”

【募集開始】マスタリーの道、Zoneへの道、予兆に従い、神を味方にして強運体質となる

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*今日はヒーラー養成スクール19期の楽日です!!
昨日はかなりハードでした。心身ともにかなり疲労困憊されたのでは?
十分な休息と栄養を摂ったことと思いますので、楽日もガンガンがんばりましょう!!

そして明日は身体改造計画1Dayスクール!!!
時代がどれほど激動しようと安定的に収益をもたらしてくれる資産(Asset)である肉体と脳を、ゼロから鍛える方法を習得しましょう!!

飛び込み受講も歓迎です!!!



最近、繰り返しZoneやflowについて聞かれることが多くなりました。

Zoneというのはスポーツの世界の用語です。
いわゆる極度の集中状態です。猛烈な集中状態によって、圧倒的なパフォーマンスが実現します。

人によって体験はそれぞれですが、音が消えたり(でも音が見えたり)、世界が色を失いモノトーンになったり、時間が逆回しになったように感じられます。不思議なZoneの世界です。自分の進むべき道が輝いて見えたり、一瞬先のことが明瞭に分かったりします。

ある意味で超常的な体験ですが、これは超常現象でも超越体験でもなく、訓練によって可能だと考えられています。これがMastery(マスタリー)と呼ばれる手法です。


数年前からよくゾーン体験について知りたい、Zoneに入る方法を知りたいというリクエストを繰り返し頂いていました。

しかし、「まといのば」としてはそのような講座の開催は難しいとずっと考えていました。

なぜならZoneなどというのは、講義で学んで体得できるようなものではなく、厳しい自己鍛錬と運によって、偶然にもたらされるものだからです。
教えることができるようなものではないと思ってきました。

たしかに今も基本的にはその考え方は変わりません。
ただその方法論自体を教えることは可能です(体験できるかは、その後のご本人のゴールと修練次第ですが)。

そして受講生の方の中にもゾーン体験をしたことがあるという方が多くなってきました(一度体験するとやみつきになります。また入りたくなるものです)。


ですので、今回はそのZoneを間接的に取り上げるカタチでMastery(マスタリー)をやります!!

Masteryとは我々の用語で言えば「加速学習」ということです。
加速学習を続け、加速し続ければあっという間に圧倒的な速度に達します。加速の力は複利の力であり、マタイ効果の力です。
長い長い坂道を転がしていく雪球(Snowball)の力です。
はじめは亀のようにゆっくりであったとしても、時間と共にその速度は増していきます。そして気付いたら才能あふれるウサギたちを次々と追い抜いていきます。
ロバート・グリーンはこれを「利益加速サイクル」と呼んでいます(利益加速サイクルってテンションが上がる用語ですねw)。

Masteryとは一体どのようなものなのでしょう。
もちろん一言で言い表せるようなものではないのですが、その雰囲気をつかむためにもニーチェを引用します。

(引用開始)
天賦の才能について、持って生まれた資質について話すのはやめてくれ! わずかな才能しか持たなかった偉大な人間はたくさんいる。彼らは偉大さを獲得し、『天才』(いわゆる)になったのだ。実体を知らない人々が褒めそやす資質を欠いていたからこそ。いきなり全体像作りにかかる前に、適切な一部を組み立てることを最初に学ぶ有能な職人のごとき真面目さを、彼ら全員がそなえていた。彼らはそのための時間を取った。なぜなら、華やかな全体像よりも、あまり重要でない小さなものを作ることのほうが楽しかったからだ。(引用終了)(ロバート・グリーン 「Mastery」p.36)

全体像作りにかかる前に、適切な一部を組み立てることを最初に学ぶ」、「華やかな全体像よりも、あまり重要でない小さなものを作る」というあたりが重大なヒントだと思います。そしてそこに十分な時間をかけることも。



*フリードリッヒ・ニーチェ

続けてニーチェの言葉を紹介します。

(引用開始)
天才といえども、最初はレンガの積み方と家の建て方を習い、そのあとに材料をさがし求め、そして外観をととのえることに変わりはない。人間の活動はすべて、驚くほど複雑だ。天才の活動も例外ではなく、『奇跡』は一つもない。(引用終了)(同 p.438)


まさに「奇跡」は一つもないのです。
(スピセミナーの初日のテーマはNo Magicでしたw)
(Magicと言えば、8月のヒーラー養成スクールのテーマは魔法系気功です。魔術ではなく魔法です)


「小さなもの」を積み上げていくのですが、単純な積み上げではなく、その小さなものが有機的に連関しながら、次第に世界が広がっていき、そして壮大で複雑なタペストリーになるのです。そこにマタイ効果が働き、それを我々は加速学習と呼び、ロバート・グリーンは利益加速サイクルと呼んでいます。(我々はシンプルな一行の漸化式が無限に続くフラクタルを構成するようなマンデルブロ図形を「天才」に求めているのかもしれませんが、もう少し複雑であるということです)。


このMasteryだけでもかなり十分だとは思うのですが、もう2つビッグなコンテンツをつけます!!

1つが「予兆に従って生きる」ということであり、もう1つが「強運体質を身につける」ということです。

「予兆」も「強運」も「まといのば」らしからぬ用語ですが、大真面目です(^o^)


昨日のヒーラー養成スクール19期でも少し取り上げましたが、予兆とは「現状の外側」の風景のことです。
ゴールに従って生きる中で、エフィカシーが上がる一瞬があります(一瞬です)。
そのときにいわばコンフォートゾーンが現状の外側に向かって広がります。
そのときこれまで見えていなかったものが、見えるようになります。

我々の意識状態というのは、いわば真っ暗闇の中で懐中電灯で足元を照らしているようなものです。
そのときに、一瞬だけフッと部屋の明かりが付き、部屋の中の全体像が見える瞬間があるとします。
これがインスピレーションであり、そこで見えた壁の絵や書籍のタイトル、彫刻こそが、予兆です。

それは意外なものであり、グロテスクなものであったり、いまの自分が真っ先に否定するようなものであったりします。

なぜ「意外」であったり、「グロテスク」であったり、いまの自分が真っ先に否定するようなものなのでしょう?

これは非常に単純なカラクリです。そして重要なカラクリです。

これらの「予兆」というのは、いまの自分の現状の外側にあるものだからです。
いまの自分の現状の外側にあるということは、いまの自分にとって、重要ではないということです。
重要ではないということは、無視されるものであり、否定されるものということです。
王子様はカエルのカタチをして現れるのです。お姫様はそれにキスをしなければなりません。

ゴールを設定したご褒美に、神さまが壮大なプランの一部を我々に垣間(かいま)見せてくれるのです。しかし、我々はそれを頭から否定します(カラクリは上記の通りです)。否定するのが自然な脳の働きなのです。脳が我々の成功を阻害します。

しかし、稀に現状よりもゴールを選ぶ人々がおり(仕事よりもポケモンを選ぶように)、ゴール側の世界を積極的に選ぼうと無意識にします。

これが「予兆に従って生きる」ということです。

予兆はサインと言っても良いですし、未来からのメッセージと言い換えることもできます。

予兆であるか否かの判断は非常に微妙なのですが、僕自身は自分の心がナチュラルに否定するものが、予兆であると考えています。ナチュラルに否定するということは、現状の外側であることが多いからです。

現在開講中のスピリチュアルスクール的に言えば、脳と肉体は拒否するが、魂が喜ぶようなものこそが予兆です。予兆を前にして、我々は引き裂かれるのです(それが家族を引き裂き、友人関係を引き裂き、カップルを引き裂き、キャリアの重大な危機をもたしたりもします。でも予兆に従い、ゴールに向かって走るということはそういうことです)。

この「予兆に従って生きる」ことこそが、成功へとひた走るための唯一の方法です。そして、その過程は幸福なものです(ゴールの達成は一つの通過点でしかありません)。

ただ、僕自身はこれを純粋なシステムとして捉えるのではなく、信仰とした方が良いように思います。スピスクールでも扱いましたが、ランダムに身を委ねると考えると不安に陥ります。ランダムの深淵を深く覗きこむと怪物になってしまいますw

そうではなく、自らを神の子であり、神の写像であると考える感覚です。もちろんここで言う神とは、「ほんたうのたった一人の神さま」です。「まといのば」では遮那と言っています。
良いときは良いのですが、悪いときに潰されないためにも、神というシステムを導入することをオススメします。



そして最後のコンテンツが「強運体質」です!

運を引き寄せるとか、強運になるという内容ですが、まあ、非常に「まといのば」らしからぬ感じがします。
しかし大真面目です。もちろん。

強運体質の正反対にあるのが、スピリチュアリズムです。
スピリチュアリズムとは神であったり、アカシックレコードのような完全情報があると確信する立場です。完全情報ゆえの完全な秩序があり、そこから演繹される正義が遍く宇宙を支配しているという感覚です。

しかし正義というのは、非常に動物的な感覚であることが最近わかっています。

正義の基礎となる考えに公平というものがあります。

こんな心理実験があります。100万円を2人に渡します。ただし1人は分配率を決めてよく、もう1人はその分配率に従って受け取るか、2人分ともに拒否するかを決めることができます。
たとえば、Aさんが50万円ずつに分け、Bさんがそれを受け取ることを決めるという感じです。そうすると、AさんもBさんも50万円ずつ手にすることができます。
しかし強欲なAさんは自分が80万円、Bさんに20万円渡すと決めたとします。
するとBさんは受け取りを拒否します。
Bさんが拒否すると自動的にAさんも受け取れません。
Aさんは強欲の報いを受けたわけです。

とは言え、これは非常に奇妙です。Bさんの選択肢は0円か20万円かです。
大きなつづらと小さなつづらなら、大きな方を選びます(選ばないかw)。
0円と20万円を無条件にどちらか選ぶように言われたら、普通は20万円を選ぶのが経済合理的な判断です。相手が80万だろうが、なんだろうが、自分が20万円を手にするほうが良さそうです。

しかし人間はそうは考えません。公平に分配されていないと考えたら、自分の身を削っても、不合理であっても、罰しようとするのです(違法でも数十万円のために、50億円をかけてガチャガチャをやり直すのは狂気の沙汰ですが、そのように公平性というのは機能します)。

ただこれは人間だけでしょうか?

二匹の猿がいます。彼らにそれぞれきゅうりを与えると喜んできゅうりを食べます。美味しそうに食べています。
しかし、片方にバナナを与え、片方にきゅうりを与えると、、、、、きゅうりをもらった猿はバナナを食べている猿を見て、怒り出します。きゅうりを放り投げてしまいます。

it's not fear

と叫んでいるのかもしれません。

不公平だ!と。

相手が何を食べていようが、目の前にきゅうりがあれば、それを食べればいいのですが、猿はそう考えないようです(そう言えば昨日のニュースで、隣の家が自分より金持ちだと自殺率が高まる研究がありました)。


*美味しくきゅうりを食べようと思ったら、隣のやつがもっと美味しそうなバナナを食べているのを見て驚くタロウ。


公平性や正義という概念は我々を蝕むだけです。
正義はその人の持つ思想によって、様々に変わるというのはサンデル教授の結論でした。
正義は複数あるのです。正義が複数あるということは、数学の回答が複数あるような問題を引き起こします。正義同士で対立しあうのです。

しかし正義というのは、美味しいきゅうりを食べるのにも、20万円を受け取るにも役に立ちません(共同体を構成するのには役に立ちます。ですから使用上の注意をよく読んで少量服用することをオススメします)。

そもそもそのような動物的な感覚を持ち込んでいること自体が、人生において深刻な失敗を引き起こすのです。


スピリチュアリズムはこの動物的な感覚に深く根ざしているがゆえに、根深いのです。
我々はスピリチュアリズムに洗脳されるというよりは、脳に騙されるのです。ですから我々が脳を進んで変えていくべきです。脳に支配されず、脳を支配するのです。脳を変えていくのです。


強運体質になるための処方箋はシンプルです。

チャンスが来たときに、それをチャンスとして認識できる目を持つこと。
そしてチャンスが来て、それがチャンスだと認識できたときに、それをつかむための体力と余力を持つことです。

この2つだけです。

1つ目のポイントは言うまでもなく、ゴール設定であり、そして知識です。知識がなければ見えず、ゴールが無ければ重要性がないので、知っていても見えません。

2つ目のポイントは体力であり、余力です。
バレエでは「残しておく」とか「余らせておく」という言い方をしばしばしているようですが、全力で踊ることは大前提ですが、しかし「余らせておく」のです。全力疾走しながらも、それに夢中になりすぎず、どこかで俯瞰している自分を持つことです。

全力疾走しつつも俯瞰ということでは、バレエではないですが、こんなダンスを!


*東京バレエ団とサラファーノフ、シムキンたちのエチュードも素晴らしかったです(NBS「Princes of the Bllet2016」)。大勢のダンサーが一糸乱れず全力で踊るというのは、最高ですね(群れをなして泳いでいたときのDNAのままだからではないかと勝手に妄想しますが)。

World of Danceで言えば、こちらのアニメーションダンスも最高です。




強運体質になるための背景としては、ブラック・スワンがあります。
世界はスピリチュアリズムが夢見るようなホワイト・スワン的ではありえないのです。そこではランダムが大きな影響力を持ちます。秩序とか、公平というのは、プラトン主義者の頭の中にあるモデルであり地図でしかありません。

強運体質とは、良いブラック・スワンに対して自分の可能性を開き、悪いブラックスワンに対して備えるということです。そして正確にランダムを理解するのであれば、良いことも悪いことも偏るということが分かります。

ランダムではなければ、秩序であれば、良いことも悪いこともほどほどに起こります。しかしランダムということは、良いことも悪いことも偏ります。
悪いことは重なるのです。

マキャベリは十分に準備はしていたのですが、父上の死期と自分の病気が重なるという不運のダブルパンチというブラック・スワンがまさか来るとは思わずに、失脚しました。地震と津波と電源喪失のトリプルパンチが来たようなものです。一つ一つであれば、十分にマネージメントできたのですが、トリプルパンチだけでなく、不運に不運が重なりました。でも、そういうものです。そういうものだと思うしかありません。ブラック・スワンですから。

偏るのです。

偏るということが数学的であるということが分かれば、不運に嘆かず、幸運に舞い上がることは無くなります。「禍福は糾える縄の如し」と達観していられます。そして淡々とやるべきマスタリーの道を歩めます。



というわけで、Zoneを念頭に置きながら、マスタリー、予兆、強運について、科学的に学び、そして実践できるように自らを鍛えあげていきましょう!!

お楽しみに!!!!



【Mastery1Dayスクール ~マスタリー(奥義への道)、予兆、強運体質~】

【日時】 7月30日() 13:00~18:00     
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  160,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



*でもバナナも美味しいですね(^o^)


【参考書籍】
マスタリー: 仕事と人生を成功に導く不思議な力/新潮社

¥2,808
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これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)/早川書房

¥972
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前世はポケモンだったのかも?!前世療法、過去性退行の存在の耐えられないリアルさ

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*明日は「はじめての気功」講座で、非常に久々となるIQ講座です!!!

頭を良くするための方法論を丁寧に整理しましょう!!!

ちなみに「Goal設定」や手帳に関する講座は9月に「まといのば」講座として開催予定です!!

8月のヒーラー養成スクールは魔法系気功大全です。自分でもにわかに信じられないような魔法のような技術を手にしましょう。そのカラクリはシンプルです。賢者の石を手にすることですw

9月は非常にベーシックなヒーラー養成スクールを開催したいと思っています。実践的で楽しい内容かと思います。



神秘体験の最たるものは前世を思い出すことだと思います。
それも自分自身が疑いようもないカタチで思い出すことです。

他の多くの神秘体験がその直後には衝撃的であっても、時間とともに薄れていくのに対して、前世なり過去生の追体験は時間とともにその衝撃が増していきます。
通常の記憶に比べても、劣化するのが遅く、むしろいつまでも新鮮です。

ルルドの泉を創りだしたベルナデットの死体が腐らないように、前世療法の体験はいつまでもフレッシュです。


今回のスピリチュアルスクールでは、前世療法を楽しみました。

最初は退行催眠によって、今生の過去を思い出すのも相当に楽しい体験であったかと思います。
ずいぶんと思い出すことがなかったあの人やあの出来事を克明に思い出し、懐かしい感情に深く浸れます。
ずいぶんと長い時間を旅してきて、いまセミナールームにいることが何か変な感じがするくらいです。退行催眠から醒めたときに、いま自分がどこにいるのかを思い出せないくらいに、現実感がありません。

実際に長い長い時間を旅しており、そして久しぶりに2016年に戻ってきたのです。

一方で前世療法(もしくは過去生退行)はもっと不思議です。

恐るべきことに今生の退行催眠よりもはるかに臨場感が高く、現実的です。
そこに自分がいることが何の不思議でもなく、そして前世があること、過去生があることは自明の理にすら感じると思います。


いや、たしかに、実際に存在します。

そしてその存在は現在の物理的現実世界よりもはるかにリアルです。

前世や過去生、輪廻転生に深い疑念を持ち、そんなことは物理的にありえないと思う人ほど、あっさりと前世療法のような神秘体験をすることで、スピリチュアリズムに堕ちていきます。

前世療法は他の神秘体験と異なるのは、それが単なる神さまや天使様のパフォーマンスではなく、自分自身の人間性の深い部分に響く体験だからです。

光が見えたり、音が響いたり、奇跡が起きたりするような神秘体験もすごいことですが、それは自分と切り離されたパフォーマンスであり、ショーでしかありません。

しかし前世療法は、自分自身のルーツが分かり、いまなぜ悩んでいるのかが恐ろしいほどに明確に分かります。

たとえば高いところが怖いのは、突き落とされて死んだからかもしれず、水が怖いのは溺死したからかもしれません。火炙りにされて火が怖かったり、刺されて死んだので、先が尖っているものが怖いのです。

そして、前世で一緒にいる人の顔の中に、いまのパートナーを見いだしたりします(これは数名がその体験をされていましたね)。魂は転生を何度も繰り返しながら、同じ魂同士で前世から持ち越された課題を解消しようとします。今生で解決しなければ、来生に持ち越します。赤字を繰り越すようなものですね。

だからこそ出会った瞬間に親友になることが分かったり、出会った瞬間に運命の人だと気付くのです。それは魂のレベルでは知っているからです。


というような説明が前世療法の一般的な説明です。
そしてそれは体験とセットになると非常に強い説得力があります。
なんといっても自分が体験したという強みがあります。
逆に言えば、その体験の臨場感の高さが盲点(スコトーマ)になるのです。


ポイントはシンプルです。

現実よりも夢のほうがリアルだということです。

変性意識状態での体験のほうが、現実を観察するよりもはるかに現実的であり、臨場感が高いのです。

我々の脳はプラトン主義的です。生まれながらのプラトン主義者です。
物事を認識するときは、ある種のストーリーとして認識します。
ストーリーとは、重要性とアルゴリズムの結晶です。
小説や映画で泣くのは、ある意味では当たり前なのかもしれません。
重要性があり(重要だから読んだり見たりするので)、そして明確なプロット(筋書き)があり、そのプロットがアルゴリズムとして機能します。

しかし現実は別です。

現実はあたかもサイコロを毎回降る人生ゲームのように行き当たりばったりであり、ランダムです。プロットが見えず(神の計画が分からず)、何が重要かも分かりません(BGMが流れてくれるわけでもありません)
人生はいつも同じことの繰り返しで、短調でつまらないと感じてしまうのです。
(逆に同じ街、同じ風景であっても、ポケモン探しのゲームの舞台だということになれば、楽しく必死に動きまわるのです)(ポケモンゲームを人に仕掛けられるのも楽しいでしょうが、自分で仕掛けたほうがもっと楽しいかとも思います)

変性意識状態というのは一種の酩酊状態のようなものです。
卵をゆでようとして、懐中時計をゆでてしまうくらいの酩酊状態です(ニュートンのことです)。
集中してゲームをしていて、時が経つのを忘れるような状態です。
モンスターを捕まえようとして、パトカーに激突して自分が捕まってしまうような酩酊状態です。

そして変性意識状態というのは、一種の猛烈な集中状態でもあります。ポケモンに集中しすぎて、カメラが見えなかったり、人が見えなかったりします(何かに集中するということは、他を徹底的に排除するということだからです。逆にスマホを排除すると、集中する時間が持てます。ちなみに我々が忌み嫌う「ヒマ」こそがCreativityの源泉です。「まといのば」ではスコレー scholē と言っています。ギリシャ語でヒマということですw)。

スコレー (scholē)がらみで言えば、パスカルは暇を嫌った所業を「気晴らし」と言いました。
そして人がなぜ気晴らしをするかと言えば、人生の悲惨から目を背けるためです。人生の悲惨とは釈迦の言う生老病死です。端的に言えば逃れようのない死です。そこから目を背けるために、人はギャンブルをしたり、球撞きをしたり、ダーツをしたりします。
しかし、気晴らしゆえに人はますます悲惨になる、とパスカルは言いました。
逆に人生にきちんと向きあえば、時間はたっぷりと存在するのです(セネカの「人生の短さ」について、ですね)。

バレエでは全力で踊ることは大前提ではあるものの、しかし「残しておけ」と言います。これは非常に不思議なアドバイスです。某バレエ団のプリンシパルであり団長である高名な男性ダンサーは「力を調節しながら出して最後まで踊り続ける」という表現をされていました。
爆発的なエネルギーで踊り続ける人ですが、彼自身のポリシーはそのようなものです。
(ここらへんのことはMastery講座でも取り上げます。ポイントはアバターです。自分自身のアバターをきちんと創るということです。Masteryではそれを社会的知性と言っています。僕には特に欠けているものです(TOT))

人生においても全力で向かいつつ、残しておくのです。余力や体力や余分なお金、余分なコネクションを残して置くのです。腹8分目が良いのです。これは何も枯れた「吾唯足るを知る」みたいな諦観ではありません。


*龍安寺「吾唯足るを知る」(中高の修学旅行で行きました。石庭も知足の蹲踞(つくばい)も凄そうですが、ダジャレというか、ネタじゃないかと思った記憶があります。面白がって創っている感じですよね)


なぜ腹8分目が良いかと言えば、チャンスの女神は前髪しか無いからです。チャンスが来たときに飛びつけるように、チャンスが来たときにそれと気付けるように、自分の資源を余らせておくことが必要なのです(これ、マキャベリの言葉だと思い込んでいたのですが、ダ・ヴィンチの言葉ですね)。

マキャベリについてはこんな感じです(ちなみにダ・ヴィンチとマキャベリはお友達)。



(引用開始)
私は、用意周到であるよりはむしろ果断に進むほうがよいと考えている。なぜなら、運命の神は女神であるから、彼女を征服しようとすれば、打ちのめしたり、突き飛ばしたりすることが必要である。運命は、冷静な行き方をする者より、こんな人たちに従順になるようである。
 要するに、運命は女性に似て、若者の友である。つまり、若者は、思慮は深くなく、あらあらしく、きわめて大胆に女を支配するからである。
(引用終了)(マキャベリ「君主論」p.147 世界の名著)

まあ、前髪をつかむにせよ、打ちのめしたり、突き飛ばしたりにせよ、運命の女神に対してはいいですが、女性にやってはダメですね。

この前段に「運は変化するものである。そこで、人が自己流のやり方に固執すれば、運と人の行き方が合致するばあいにおいては成功するものの、不一致のばあいにおいては、不幸な結末をみる」とあります。

ダーウィンがLeft is rightと言ったのを思い出しますね(いや、言っていません)。残ったものが適者であり、強いものが適者ではないってやつですね〜変化してかつ偶然に生き残ったものが適者です(別に変化しなくても生き残っているシーラカンスもいます。ゴキブリもです)。

意志力をセーブして余らせておくのも、体力を余らせておくのも、チャンスのためです。
より正確に言えば、悪いブラック・スワンの影響力を最小化し、良いブラック・スワンの影響力を最大化するためでもあります。

そのために体力と知力を高め(できれば社会的知性も徹底的に高め)ておく必要があります。
そして「余らせる」ために、報酬系を使い、習慣というMonstersを何匹も飼いならしておきます。(「まといのば」では、習慣、disciplineや所作というキーワードで語ることが多いですね)




まあ、それはさておき、、、、、、



前世療法です。

前世療法の体験のリアルさを正確に体感し、それを大切に記憶しておくことは重要です。

自分たちで引き起こしたマジックに惹きこまれそうになりますが、惹きこまれても大丈夫です。
どこにも前世もなければ、神もいません。
ただ前世も神も圧倒的な臨場感で体験することはできるということです(ポケモンのように)。

その体験のリアルさは誰も(自分ですらも)否定できませんが、前世やスピリチュアリズムは理性的に不採用にすることができます。





というオチで終わりにしたいところですが、、、、

体験のリアルさは脳機能ゆえであることは分かっているのですが、逆にその脳の性質を利用すれば良いのです。「ゴールの世界の臨場感」なるふわっとした概念がありますが、これは未来生退行によって実現できます。
退行のカラクリはトランスですが、トランスを上手に使えば、チャネリングも、死者との対話も可能です(頭のなかにソクラテスを住まわせ、カントを住まわせ、ゲーデルを住まわせてアドバイスを求めたり、討論させることは可能です。彼らは生き生きとしていますが、ずいぶんと前に亡くなっています)。

トランスをヒプノのような狭い狭い世界に閉じ込めないで(同様に前世療法のような狭い狭い世界に閉じ込めないで)、もっと羽ばたかせましょう!!!!


【参照書籍】
闇を見つめて怪物になる前に、さらっと退散しましょう!!

前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)/PHP研究所

¥607
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前世療法―米国精神科医が挑んだ、時を越えたいやし〈2〉 (PHP文庫)/PHP研究所

¥617
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魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅 (PHP文庫)/PHP研究所

¥669
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神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)/サンマーク出版

¥751
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神との対話〈2〉宇宙を生きる自分を生きる (サンマーク文庫)/サンマーク出版

¥812
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神との対話〈3〉宇宙になる自分になる (サンマーク文庫)/サンマーク出版

¥916
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アウト・オン・ア・リム (角川文庫)/角川書店

¥907
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ダンシング・イン・ザ・ライト―永遠の私をさがして/地湧社

¥1,728
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君主論 (岩波文庫)/岩波書店

¥1,015
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君主論 (まんがで読破)/イースト・プレス

¥596
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マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)/新潮社

¥562
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過去生退行を上手にやりたい人のための3つのコツ(としての準備体操)

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*本日ははじめての気功、IQUpセミナーです!!!

来月の「はじめての気功」の日程は8月2日(火)、8月16日(火)です!!!

来週は「まといのば」講座です!!フェロモン講座ですね。こちらは追加開催を検討中です!!同じく来週25日(月)は寺子屋ブラック・スワン講座の追加の追加開催です。

30日(土)はMastery1Dayスクール。偉大さを目指すための道筋を真摯に学びたい人には最適です。こちらも追加開催を8月11日(木・祝)に開催します!!
8月13日、14日の土日は魔法系気功のヒーラー養成スクールです!!!


明日は中川翔子さん出演のドラクエ公演の初日です!!
観に行きます!!




過去生退行を短時間でやろうとしたら、かなりトリッキーな仕掛けが必要になります。
今回のスクールの目玉は前世療法でしたが、短い時間で前世を体験するためにトリッキーなことをいくつも積み重ねました。


というわけで、そのためのコツを紹介します!!
というか、今回のスクールで使った方法です。
ゆっくりと時間をかけられるのであれば、それに越したことはありませんが、僕らにはいかんせん時間がありません。素早くやりましょう!!!


重要なのはTrance(トランス)です。当然ながら深いトランスに入る必要があります。
そして、そのトランス、もしくは深い変性意識状態で自由に情報空間を動き回れる必要があります。

ですので、ポイントは3つです。

まず「トランスを深める」そして「トランスで動き回れるようにする」、最後に「トランス状態で強く手を伸ばせるようにする」ことです。


① トランスを深める
② トランス状態で自由に動き回れるようにする(これは物理空間でも、情報空間でも)
③ トランス状態で、強く手を伸ばせる(トランス状態で力を込めることができる)


どれもちょっと抽象的な言い方です。

一つ一つ見ていきましょう!!

まずは「トランスを深める」訓練です。


*トランス状態に素早く深く入るためのトレーニングを瞑想と言います。瞑想は日常生活もトランス状態でいるためのトレーニングです。


トランスに入るというのは、いわば深い変性意識に落ちていくイメージです。
深い変性意識に落ちたら、またより深い位置に飛び込んでいくイメージです。恐れを捨てて、どんどん飛び込みます。プールに飛び込むような感じです。非常に怖いですし、一度飛び込んだら泳ぎきらないといけませんが、飛び込みましょう。そして、その変性意識の深さに慣れたら、また闇の深淵に向かって飛び込みます。

これは本当に重要なトレーニングなので、起きている時間のほとんどをこれに費やしても良いと言えるくらいです。

労宮に触れながら、ダイブする感じです。

もしくは周りに誰もいないならば、少し前傾姿勢を取り目を閉じて、集中しておでこにあるアジュナチャクラを触ります。そして深く変性意識に入り、そこでしばらくとどまり、慣れたら、もっと深くに入ります。
どれほど深く入っても全く問題ありません。

赤ん坊が数歩歩けるようになって、「ヤバイ、これって世界記録じゃん?」って思うようなものです。ただの自己新記録です。もっと歩きましょうw




それから催眠を学ばれている方の特徴として、最後は通常意識に戻さなくてはいけないという考え方があります。これは間違いです(いや、催眠誘導という観点から使うのであれば良いのですが、本当に「通常意識に戻す」と確信しているとヤバイということです)。

そもそも通常意識なるものは存在していないということもありますし、いちいち変性意識を浅く戻していたら、いつまでも成長できないからです。
10歳になるのに、まだハイハイしているようなイメージです。
「這えば立て立てば歩めの親心」じゃないですが、トランスは深くなれば、もっともっと深くしましょう。
自分としては、スゴイ深さの変性意識に感じるかもしれませんが、実際には大したことはありません。

余談ながら、我々が知っておきたいのは、あるタイプの人々は子供の頃からずっと現在に至るまでひたすらにこのタイプのトレーニングしてきているということです。その積み重ねがある人に一朝一夕で追いつけるわけもないのです。ですので、我々はひたすらにトレーニングするしかないのです。

その深い変性意識状態の人達が社会で結果を出しているのであり、それに比べたら自分は子供と大人とくらいの差があると正しく認識したほうがいいのです。

ちなみに「身の程を知る」というのは大事です。それだとエフィカシーが下がるとか言う人は、エフィカシーの定義から学び直したほうがいいです。盲信はエフィカシーではありません。自分にはこれが足りないと正しく認識することは、ゴールに向かうためには必須であり、ゴールを達成する確率を上げます。身の程を知れば、改善の方向性が見えるのです。まさにMasteryの道です。


トランスというのは酩酊状態です。
酩酊状態は自分のコントロールが効かなくなります。理性や意識によるコントロールが効かなくなりやすいのです。ですので、次はコントロールを取り戻す訓練をします。

それが、「トランスで動き回れるようにする」です。

これには2つの意味があります。一つはトランス状態で情報空間を自在に動き回れるようにするということ、そしてもう一つはトランス状態で物理的現実世界の中も動き回れるようにすることです。これはあたかも夢遊病のようですが、違います。夢遊病は自分のコントロールを離れています。
そうではなく、酩酊状態なのに、冷静に自分が何をしているか理解し、そして自分が行きたいところに行く技術です。

余談ながら、これに関連してスクールでは明晰夢の話もしました。明晰夢というのは、夢のなかでこれが夢であることを認識できる第1段階と、夢の中で自分の意のままに身体を動かせる第2段階があります。
このときしばしばやってしまう過ちは、夢の中だから何をしても良いと思ってしまうことです。誰にも迷惑をかけないので、好き放題やろうと思いがちです。特に社会的にタブーなことをやろうとしてしまいます。しかしこれはNGです。

もちろん「夢は集合無意識ですべて(万人と)つながっているから!!( ー`дー´)キリッt」
というようなユング先生みたいなことを言うつもりはありません(僕は中学の頃、友人からこの説を聞かされて、夢は記憶の棚卸しと整理だし、「バカじゃないの?」と思いました)
夢のなかは夢の中であり、脳内なので何をしてもたしかに誰にも迷惑をかけません。

ただのちのちにそのことが大きな問題になります。
具体的に言えば、酩酊して大失敗するようなものです。深い変性意識というのは夢か

僕らの仕事は極限まで変性意識を深くして、行なうものです(別に気功師に限ったことではなく、多くの職業がそうだと思います。そうでない職業はAIに代替可能です)。


*かっこ良すぎるユング先生


イエス様はシンプルにこう言います。

5:27 『姦淫するな』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。
5:28 しかし、わたしはあなたがたに言う。だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである。
マタイ5:27-28
*これって無茶苦茶な要求に聞こえますけど、かなり良いアドバイスだと思います。





だから、夢の中であっても、人としてきちんとしておくことが大事です(無理に禁欲せよということではありません)(その意味で普段、抑圧的な人は大変ですよね。抑圧的ということは妄想の世界では羽目を外していることが多いので、でも妄想の世界と現実の世界はかなり地続きなのです)。


2つ目の「トランスで動き回れるようにする」というワークもまたシンプルです。
頭の中に良く知っている部屋をイメージして、目を閉じて、その部屋を自由に動き回るという練習を繰り返します。

スクールでは、まずセミナールームを意識的に歩きまわってもらいました。あとで目をつぶって思い出すために歩いてもらいます。
そしたら、自分の席に戻り、目をつぶってセミナールームを思い出し、イメージの中で部屋の中を歩きまわります。
これは自宅とか職場のような慣れ親しんだところで最初は練習するといいです(空間認識能力が高い人はこれを初見の場所でもすぐさまやってしまいます)(ちなみにお馴染みの「記憶の宮殿」などの記憶法も同じアルゴリズムを使います)


イメージとしては、真っ暗の中で何かを探すような感じです。
たとえば、夜中に唐突に停電になったとしましょう(もしくはブレーカーが落ちる)。真っ暗闇の部屋の中をロウソクとマッチか、懐中電灯を探さなくてはいけません。頭の中でうろ覚えの記憶をたどりながら、恐る恐る歩いていきます。そして記憶をたどりながら、部屋から部屋へ移動し、たまに壁に激突したり、つま先をぶつけたりしながら、目的地へたどり着きます。視覚が使えないのは不便です。
でも頭のなかに明確な地図があれば(家なので見取り図ですかね)、それほど苦もなく行くことができます。
これが「トランスで動き回れるようにする」ときのイメージです。

もしくは出先で忘れ物をして、電話で家族の人にそれを探してもらうような感じです。
「どこどこの部屋の棚の右から三段目、下から二段目の引き出しの奥」という風に指示するときに、頭のなかでその部屋にあたかもいるかのようにイメージしています。
そしてその頭のなかの部屋で移動しているのが、まさに「トランスで動き回る」ということです。
(一種のシュミレーションですね。そしてこのシュミレーション能力が進化論的に言えば、我々を生き残らせてきました。そのために前頭前皮質を発達させました)
(その意味では我々の動物としての長所はシュミレーション能力であり、決して二足歩行でも、足の速さでも、恐ろしい爪でも、パンチの能力でも、キックの能力でもありません)。

そう考えると、あの病気がちであった、デカルトと同時代の、フェルマーのお友達でもあるフランス人を思い起こします。

(引用開始)だから、われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。われわれはそこから立ち上がらなければ ならないのであって、われわれが満たすことのできない空間や時間からではない。だから、よく考えることを 努めよう。ここに道徳の原理がある。(引用終了)(パスカル「パンセ」)


今回は手帳講座でやったスコトマ実験を少し変更して行ないました。
まずはセミナールームの中をウロウロと歩き、目をつぶってそれを頭の中で再現し(箱庭のようなイメージです)、そして特定の質問に回答する(「この部屋の中に赤いものはいくつありますか?」など)です。

ちょっとワークの仕方を箇条書きします。


① 部屋の中をウロウロと歩いて一周する(見回すのではなく、歩いてきちんと一周するのがポイントです)。

② 自分の椅子に戻ったら、目をつぶってそれを頭の中で再現する(頭の中でウロウロ歩きます)

③ 目をつぶったままで、特定の質問に回答する。そのときに思い出そうとがんばらないで、頭の中で部屋をウロウロと歩いて探すのがポイントです。

④ もうこれ以上、出ないというところまで出したら、そこからあと一つを絞り出す!!必死に絞りだす!



最後の絞りだすのが大事です。
まさにOne more thingです。
そのときに脳に過負荷がかかります。
そしてこの過負荷こそが、脳のシュミレーション能力を鍛えます。
そしてこの過負荷の感覚こそが、気功をするときの脳に汗をかく感覚です。
普通に思い出すだけだと、負荷で終わってしまいます。コストパフォーマンスで言えばもったいないのです。あと一つがんばれば、脳は飛躍的に成長するのに、その機会をふいにするからです。

これが、「トランスで動き回れるようにする」であり、かつ最後のOne more thingが「トランス状態で強く手を伸ばせるようにする」です。

この準備体操を十分にやると、退行催眠をやりやすくなります。

トランスと、動き回ること、もう一つに手を伸ばすことの3つです。

そしてこのトランスの練習こそが、気功にせよ、ヒーリングにせよ、IQアップにせよ、良き土台となります!!





というわけで、いよいよ今週末、スピスクール追加開催です!!!


【ヒーラー養成スクール19期 ~スピリチュアルの魅力と秘密~】
【日時】 (追加開催決定!!!)
     7月23日() 13:00~18:00  
     7月24日() 13:00~18:00 
   【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  230,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



*久々の登場です。写真をモザイク状にして描いたカモメ。

よし、いいぞ、フレッチャー。おぼえているかね、われわれの肉体は思考そのものであって、それ以外のなにものでもないんだということを。」(かもめのジョナサン)

「かもめのジョナサン」もまた変性意識のトレーニングであり、Mastery(マスタリー)への道ですねー

Mastery1Dayスクールの詳細はこちら

かもめのジョナサン: 【完成版】 (新潮文庫)/新潮社

¥637
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「良いカードを持っているやつがいつも必ず勝つわけじゃない」(Silicon Valley)

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良いカードを持っているやつがいつも必ず勝つわけじゃない」とは、いまハマっているシリコンバレーというドラマの中でのセリフです。

まさにその通りだと思います。


良いカードを持っているやつがいつも勝つわけではなく、ブタ(ノーペア)でも上がれることはあります。というか、世間を見回すとブタでも十分に機能を果たしている例が多くあるように思います(^o^)

強いて言えば、ブタでもなんでも勝ったやつのカードがもっとも強いカードなのです。
(ダーウィンの言うとおりです)


*お馴染みのセザンヌの「カード遊びをする人々」です。最も高価な絵画作品とされています。


「まといのば」のメンバーは良いカードは持っているのに、もっと良いカードを求めて、さっさとゲームを降りてしまうようにも見えます。

もっとひどい役でもガンガン勝負に出て、勝つことはできるのにと歯がゆく思います(まあ、今秋からはそのあたりをガンガンやります。9月からのテーマは「職業としてのヒーラー」ですwもちろんマックス・ウェーバーのパクリです)。

開業スクールとは違う切り口で、自分が持っているカードで勝つ方法を伝えたいと思います。ポーカーというゲームは(もしくはヒーリングというゲームは)良いカードを揃えるゲームではなく(良いカードであればそれに越したことはありませんが)、心理ゲームの側面が大きいのです(そして、恋愛も心理ゲームの要素が多分にあります。それが明日開催のフェロモン講座ですw)。

機能を果たすとか、価値を生じさせると言ったときに、それは自分視点ではありえず、クライアントの心の中でいかに「機能」なり「価値」を生じさせるかがポイントです。

知的好奇心のままに成長していた楽しい時期が終わったら、社会に役割を果たすという厳しい(けど、もっと楽しい)時期に入りましょう。


まあ、それはともかくこのドラマ「シリコンバレー」は面白いです。
ランダム性や複雑性ということが、いかに全体に影響を与えるかがよく分かります。

プラトン主義のスコラの宮殿では、抽象度やより整合的なモデルが重要ですが、現実の世界ではいかに次々と湧いてくるブラック・スワンを裁くかが大切です。それをまさに痛感させてくれます。

配られたカードと、割り当てられた不運と少しばかりの運と猛烈な努力で泳ぎ渡るしかないのです。




割り当てられたカードということで言えば、われわれは手持ちの気功技術以上に重要なカードはすべての細胞の中に書き込まれている遺伝子です(そしてもうカードチェンジはできませんw)。

ホッブズが面白いことを言っています。リヴァイアサンの中で、能力の平等についてこんな風に語っています。

(引用開始)
《自然》は人間を身心の諸能力において平等につくった。
(引用終了)
*懐かしい引用ですよね〜、寺子屋「政治学」で取り上げました。


*地上の神としてのリヴァイアサン(レヴィアタン)の細胞のひとつひとつは人間です。


人間を身心の諸能力において平等に」というと心身の諸能力がそっくりなクローンが次々と生まれるようなイメージですが、現実はもちろんそうではありません。そしてホッブズももちろんそう考えてはいません。

身長も体重も運動神経もIQもかなりの程度に遺伝子という配られたカードでかなり決まってきます。
配られたカードがそれぞれユニークであるように、遺伝子も同じものは一つとしてありません(ナチュラルなクローンである、一卵性双生児は別です)。

いわば、「みんなちがって、みんないい」(金子みすゞ)です。

もちろんホッブズはそれを百も承知です。

ここで彼が言いたいのは、ざっくりとブラック・スワン風に言えば、心身の諸能力は平均へ回帰するということです。

たとえば力が強いジャイアンみたいなやつがいて、そいつが自然状態において暴力的に全員を支配する、、、というようなことは起こりません。
いくら力が誰よりも強くても、ジャイアンよりかしこいスネオがいて、スネオが寝首をかかないとも限らないのです。
(きっとジャイアンに少しばかり知性があれば、「スネオ、お前もか」[Et tu, Brute?]とでも言うのでしょう(^o^))
かしこいやつの隣には、彼よりも周りを上手に利用できる人がいるかもしれませんし、周りを上手にコントロールできるやつの隣には、生来のカリスマがいるかもしれません。

どの能力に秀でているかは、万人の万人に対する闘争である自然状態においても、あまり関係ないのです。力持ちで暴力的であるから強いわけではないのです。

ヤドリギを守る国王はいつか、次の国王に殺されるのです。



それぞれのカードが配られているけれど、カードの数ということでは平等なのです(中身に関してはポーカーと同じで不公平ですw)(でも巨視的に見れば、フェアなのです)。



カードと言えば、StingのShape of my heartを思い出します。
(大学のころ、この曲で振り付けられた作品を踊ったことがあり、繰り返し聞きました)



瞑想として、カードを配り、チャンスの神聖なる幾何学の解を知るために、カードを配る、そんなプレイヤーの詩です。

♪ He deals the cards as a meditation

♪ He deals the cards to find the answer the sacred geometry of chance



とはいえ、Shape of my heartと言えば、レオン。
レオンと言えば、ナタリー・ポートマンです。
Leonにおけるマチルダが強烈です。


*ちょい悪オヤジではないほうのLeonです。何度、この映画を見たか分かりません。

その"マチルダ”がスター・ウォーズのパドメ・アミダラとなり、そしてブラック・スワンとなります。いや、ナシーム・ニコラス・タレブのブラック・スワンではなく、バレエ「白鳥の湖」のブラック・スワンですw




で、映画「ブラック・スワン」でナタリー・ポートマンが出会った(そして子供ができ、結婚した)バンジャマン・ミルピエはオペラ座の芸術監督に突然なったかと思うと、突然辞任しました。

特にオチはないのですが、縁起はめぐるというか、不思議な縁がつながっているなと感じます。
いまのオペラ座の芸術監督はデュポンです(かつてのパトリックではなく、オーレリーです)。ルグリさんでもイレールでもなく、オーレリーデュポンというのが面白いです(そのオーレリーは今度、ベジャールのボレロを踊るそうです)。



このブログのオチもないのですが、「良いカードを持っているやつがいつも必ず勝つわけじゃない」というのは、福音であり、絶望でもあります。


福音にするかどうかは、ひとえに自分の考え方にかかっています。
手持ちのカードを良くしようとひたすらにチェンジするのも、大事ですが、それ以上に勝負の流れを読むことが大事です。そしてポーカー・フェイスも。




【参考書籍?】
職業としての政治 (岩波文庫)/岩波書店

¥518
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職業としての学問・政治 ─まんがで読破─/イースト・プレス

¥価格不明
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職業としての学問 (岩波文庫)/岩波書店

¥475
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ブラック・スワン (字幕版)/作者不明

¥価格不明
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ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質/ダイヤモンド社

¥1,944
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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質/ダイヤモンド社

¥1,944
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種の起原〈上〉 (岩波文庫)/岩波書店

¥1,166
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種の起原〈下〉 (岩波文庫)/岩波書店

¥1,037
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種の起源 (まんがで読破)/イースト・プレス

¥596
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世界の名著 23 ホッブズ/中央公論新社

¥2,160
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「どうしたアーノルド! もっとハラを引っ込めるんだ!」(ジョー・ウィダー)

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どうしたアーノルド! もっとハラを引っ込めるんだ!」と叫ばれているのは、アーノルド・シュワルツェネッガー。

そして、叫んでいるのはアーノルド・シュワルツェネッガーの師であるジョー・ウィダーです。

ジョー・ウィダーとアーノルド・シュワルツェネッガーは師弟です。ジョー・ウィダーはまさに伝説の男です。


*ウィダーとシュワちゃん!失礼ながらいつもウィダーを見るとスーパーマリオを思い出します(^o^)


森永のウィダーinゼリーにその名が冠されているあのウィダーです。まさにLegend(伝説)。

ジョー・ウィダーとはアーノルド・シュワルツェネッガーを見いだし、励まし、そして鍛え上げた伝説の人物です。

現在のフィットネスという一大ジャンルを予言し、かつ創りあげた偉大な人です(彼はまさに、アラン・ケイの名言「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」を地で行きますね)。彼の理論がいまのフィットネスの業界の礎になっています(もちろんもう一方では東欧圏の猛烈なスポーツ科学がありますが)。

ミスターオリンピアというボディビルの最高峰の大会を創設し(シュワちゃんが8連覇しています)、Muscles&Fittnessというこれまたボディビルの世界では最高峰の雑誌を創刊しています(僕もつい愛読してしまいます。セミナーでもたまに使っているので、覚えている人もいるでしょうw)。


そのMUSCLE & FITNESSという雑誌に久々にシュワルツェネッガーが表紙を飾った時のエピソードがこちらです。


(引用開始)
今月号の記事の写真撮影で、私は素晴らしい時を過ごした。過去の懐かしい思い出が一挙に蘇り、ジョー・ウィダーが私に向かってこう叫ぶ声が聞こえてくるようだった。
「どうしたアーノルド! もっとハラを引っ込めるんだ!」
(引用終了)
MUSCLE & FITNESS November2013 p.25
*YogaスクールのUnlimited版で紹介しました!!懐かしいですね!


*この号ですね。バックナンバーがアマゾンに無かったのでリンクではなく、表紙を貼り付けておきます。

過去の懐かしい思い出が一挙に蘇り、ジョー・ウィダーが私に向かってこう叫ぶ声が聞こえてくるようだった。」とはまさにリアルで、非常に美しい光景が広がります。

退行催眠をがっつりとやった先日のスピスクールのメンバーは、その美しくリアルな情景が目に浮かぶのではないかと思います。

本当に「声が聞こえてくるよう」なのです。

過去の記憶が鮮明に思い出されるときというのは、本当にその場にワープというかタイムトラベルしたようなものです。すべてがそのままに再現されます(僕自身はこの感覚を現在の自分にも当てはめれば良いといつも思います。未来にいる自分が本来の自分で、現在にいる自分は退行催眠しているのだと思うということです)。



で、本稿のポイントは、「もっとハラを引っ込めるんだ!」にあります(^o^)


何が言いたいかと言えば、もっと僕らはハラを引っ込めましょうということです。


「ありのままでいい」とか「力を抜け」という風潮があります。自然主義とも言うべき怠惰を奨励する立場は「力を抜け」というアドバイスをCreative Avoidance(創造的回避)として使います。
その人々はハラにも力を入れるなと主張します。

以前、お茶のCMで中年の男性がお腹を引っ込めるシーンを嘲笑的に描いていました。お腹をひっこめる者を笑うものが、笑われるといいのです(^o^)

背筋をきちんと伸ばし、肩を下げ、お腹をひっこめましょう。それが辛ければ、より辛い鍛錬を想起しましょう。バーベル・スクワットの3セット目10回目を思い出します。その想起が身体の状態を劇的に変えてくれます。

バレリーナは大観衆の前でスポットライトを浴びていることを想像し(想起し)、モデルは水着でプールサイドで撮影していることを想起します。これが過負荷(Overlord)だからです(そしてヒプノをきちんと使えば、想起はリアルより過負荷にできるのです。まあ、よほどの鍛錬が必要ですが)。



気功で言えば身体において最も重要なのは丹田です。
「まといのば」では臍下丹田とは別に気海丹田という概念を腹腔(ふくくう)に対応させています。

骨盤の中にある子宮に対応するのが臍下丹田だとすれば(男性であれば膀胱ということかもしれませんが)、気海丹田は腹腔(ふくくう)です。

その臍下丹田を意識し、腹腔の内圧を高めるのが重要です。
通常のチャクラ型の丹田は意識です。

これは藤平光一先生の言う「2分の1、2分の1」に無限に分割していく丹田意識です(これは量子よりも、超弦理論の超弦よりも小さい丹田であることが大事なのではなく、分割という運動そのものが大事なのだと思います。StaticではなくDynamicであるということです。静的な丹田はしばしば悪さをします。動的な丹田こそが「自在」を目指すことができます)。

そしてもう一つ重要なのは(というか、最近特に重要性を増していると思うのは)気海丹田のほうです。
こちらは、Maxもしくはバルーンという「まといのば」の気功技術(もしくはMaxバルーンと呼ぶこともあります)に代表される考え方です。
Maxにせよバルーンにせよ、基本は腹圧を限界まで(Maximumに)高めるということです。風船も限界まで空気を送り込みます(破裂する限界まで)。

そしてこの腹腔の腹圧こそが、体幹と呼ばれるものの実体です。タイヤみたいなものです。タイヤの剛性を担保しているのはゴム自身というよりは、その内圧であり空気圧です。もしゴムが重要なら、ゴムだけでタイヤを構成すれば良いですし、車輪の歴史のほとんどは木で構成されていました(老子を思い出しますね。老子は車輪の中央の空虚な空間にこそ意味があると言いました。ドーナツの穴に意味があるのです。そこに車軸が通ることで、車輪ができます)


三十輻共一轂、當其無、有車之用。

三十の輻、一轂を共にす。其の無に当たりて、車の用有り。
(老子第11章)


Maxを公開した当時と同じ説明ですが、内圧のイメージはパスカルの原理のイメージです。



このタイヤなり風船のゴムにあたる部分はもちろん皮膚であり筋肉です。
腹腔は人体の中でも巨大な筋肉で覆われています。
上下は横隔膜と骨盤底筋群に、前後は腹筋と背筋に。
その中でも最も重要なのは腹横筋です。

高岡英夫先生のコルセット筋という言い方が僕は好きです。まさにコルセットのようにがっしりと腹部を覆います。

スポーツ科学の知見によれば、このコルセット筋がすべての運動の起点です。
小指を動かす時も、つま先を伸ばすときも、うなずくときもいつも腹横筋がまず動きます。

ということは、逆に腹横筋が弱いとすべての動きが不自由に弱くなるということです。
(内臓脂肪型の肥満の最大の問題の一つはここにあるように思います。腹横筋が内臓脂肪によって押し広げられるということです)

講座でお馴染みのこちらの画像ですが、皮下脂肪が非常に印象的ですが、それ以上に内臓の肥大が気になります。これは内臓脂肪の恐ろしいところです。

Pinterest

そうすると腹横筋がバカになってしまうのです。腹横筋が抑え込めなくなるので、腹横筋は働きづらくなります(ちなみにあまりに飢餓状態が続くと、同じく腹横筋が働かなくなります。アフリカで飢餓にあえぐ子どもたちの腹部が膨張しているのは、それゆえです。筋肉がなさすぎて下垂します。もちろん腹水もあるでしょうが、身体のラインを規定するのは筋肉です)。



*餓鬼草紙。手足が細く、お腹だけ不自然に膨れ上がっているのは極端な飢餓状態をあらわしています。

肥満の人はエネルギー源としての糖質は十分であっても、身体を構築する素材であるタンパク質が不十分であることが多いので、飢餓状態と変わらない問題が起こるのです。すなわち栄養失調です。タンパク質という栄養素の栄養失調ということです。

余談ながら、ここらへんの議論は「糖質制限から体質改善へ」あたりで繰り返しましたので、参照してください(たとえば「ポールの創作の秘密と糖質制限だけではダメな理由 〜何を食べようかと思いわずらうな〜 2014-06-14」などを)。

ポイントは糖質制限の最大の問題のひとつは、タンパク質がスコトーマになるということです。そもそもなぜ過剰に糖質を摂取してしまうかと言えば、満たされないからです(炭水化物は満腹中枢を刺激しにくいという研究もあるそうですが、定かではありません。ただ、さもありなんな感じはします。炭水化物だけであれば、際限なくカロリーを摂れます。しかしタンパク質では高カロリーを実現するのはかなり難しいので)。

なぜ満たされないかと言えば、3大栄養素の一つが欠けるからです。それがタンパク質です(糖中毒もあります。アディクションは深刻です)。
炭水化物に比べると、タンパク質は保存に適しません。
飢餓から解放されたのはカロリーのみです。人はカロリーに生きるにあらずです。栄養素という視点が必要です。カロリーの内実として、炭水化物、タンパク質、脂質のバランスが必要です。
このうちで安価で長期保存が可能なのは今のところ、炭水化物のみです。
タンパク質はやはり高価で、長期保存には適しません。生肉やお刺身の足は速く、焼き魚も数日はもちません。ハムにするくらいが関の山です。
一方で炭水化物は消費期限が無いものまであります(単糖類や二糖類のみで構成されるアイスやアンコなどは消費期限の記載義務がありません。なぜなら、腐らない傷まないからです)。


話がそれましたが、基本はシンプルです。

どうしたアーノルド! もっとハラを引っ込めるんだ!」というジョーウィダーの言葉をわれわれも頭に響かせておきましょう。いつもいつもです。

そしてあわてて腹を引っ込めましょう。まずはそこからです。



お腹を引っ込めるのが辛いのであれば、タンパク質が足りないか鍛錬が足りないか、その両方です。

そして腹横筋からすべての動きがはじまることを理解することです。いや、むしろ意識的に腹横筋からスタートしても良いと思います。それが丹田から動くとか、丹田中心ということです。
よく体幹というと、幹だと思ったり、中心だと思う人がいるのですが、老子的に言えば中心は空虚なのです。
むしろ構造がポイントです。

内圧を高めるためには、それ相応の筋肉の強さが必要です。
しかし筋肉の強さが、体幹の強さを決めるのではなく、内圧の高さとそのコントロールが体幹を決めます。車のタイヤに風船を使わないように、ゴムの強さすなわち筋肉の強さは必須です。しかしそれは副次的であり、本質は内圧であり、内圧のコントロールです。

余談ですが、かつての大相撲では内臓をコントロールして、重心を変えたと言われています。
ですので、高岡理論では、消化器系の内臓は消化器官であると同時に運動器官だと言います。
学んでいた当時の僕の感覚としては、その理論は分かるが、実体は雲をつかむようでした。
しかし今なら、解剖学的な機序が分かります。

それを踏まえると発剄のようなワンインチパンチのカラクリも見えてきます。


そうすると身体系の気功技術の不思議な現象が非常に整合的に説明できるようになるのではと思っています。
整合的に説明できればできるほど、再現性が上がります。
再現性が上がれば、それが場の高い水準となり土台となります。

そうするとより高みを目指せるようになります。この先の展開が非常に楽しみです。


オリンピックに出場するアスリートたちの素晴らしい姿を見ると、われわれの可能性は限りないと思います(限りがあるのは時間ですwそれ以上に限界がすぐに来るのは想像力です)。

圧倒的な水準に絶望的な気分にもなりますし、一方で彼らが過ごしてきた一分一秒の重さを忖度しつつ、われわれもがんばらねばと思います!!



蛇足ながら、、、、本来、「ありのままでいい」という時の「ありのまま」とは必死で全力で走ることを指します。


そのとき、ジョーウィダーならぬ赤の女王の叫びが聞こえてきます。

It takes all the running you can do, to keep in the same place.

「ねえ、おまえもわかっただろうけど、この国じゃあね、おなじ場所にとまっているのにも、ちからいっぱい走らなきゃだめなのよ。もしほかの場所へゆきたかったら、少なくとも今の二倍は速く走らなきゃ」
(ルイス・キャロル「鏡の国のアリス」(生野幸吉訳)


*赤の女王と言うと、ロイヤルバレエの作品の強烈な姿をつい思い出してしまいます。
以前もブログで紹介しました!ロイヤルの日本公演でもやりましたねー。赤の女王仮説については、初出は2011年です。)


Illustration by John Tenniel of the Red Queen lecturing Alice for Lewis Carroll's "Through The Looking Glass"

【本日開校!!】8月のヒーラー養成スクールは魔法系気功大全!!

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いよいよ本日開校です!!!

飛び込み受講歓迎です!!!!

お待ちしております!!!



今回は通常のスクールとはうってかわって魔法系気功を一気に紹介するスクールです。

魔法系気功とは何でしょう?

これは「まといのば」の造語ですが、魔法系気功というのは、気功の醍醐味でもある触れずに離れていても圧倒的な結果をどんどん出す気功のことです。いわゆる遠隔気功系ですね。

というのも「まといのば」のでは、通常は気功らしい気功を避けて、気功整体っぽい気功を好みます。

たしかに気功というのは触れることなく、脳や身体を書き換える技術の総称です。ただ、それだと何というか、不思議すぎるというか、オカルトすぎる印象があるので、「まといのば」の気功技術は身体調整として身体に触れて行なう気功が多くあります。それに施術の際も、基本的には身体に触れて行います。

身体に触れているほうが、身体が変化したときのフィードバックも得やすいのも確かにありますが、それよりは触れたほうがはるかに結果は出やすいのです(かなり心理的なものですが、メンタルは自然治癒力に大きく影響を与えます)。そのような気功整体的なアプローチが主体です。

そのようなわけで、触れないで気を流すような方法はあまり公開してきませんでした。
なぜならそういう触れないで行なう気功はオカルトっぽくて、整体はなんとなくマトモに見えるという純粋にイメージの問題です(というか、僕自身が触れない気功というあり方が本質的に好きになれないというのもあります)。


ただ今回はあえて、その気功らしさを全開にしたスクールにします。


*魔法使いのイメージのつもりです(^o^)


ここのところのヒーラー養成スクールをふりかえってみると、数年前にこっそり開催した「陰陽(おんみょう)」からはじまり、カバラ、トーラー、ミシュナー、錬金術、魔術、悪魔召喚、前世療法とかなりオカルト的な内容が全開でしたw

今秋からはがらっと変わり、ここから数年は「職業としてのヒーラー」を前面に出して、かなりクリーンな(これまでがクリーンじゃないわけではないのですが)内容をガンガン攻めていきたいと思います。
まずはヒーラーとして自律し、独り立ちした上で、ガンガン勉強し成長し、また社会に貢献して、結果として稼ぐ、そんな良い循環を持つヒーラーをたくさん輩出できたらと思っています。

そんな感じなのですが、今回は魔法系気功を一挙に大放出します。
(というか、明日明後日開催なのですが(・_・;))

これまでの総復習も出来る限り、行います!!


いわゆる不思議な魔法のような気功技術はたくさんあります。
その魔法のような気功技術のポイントは、技術自体にあるのではなく、世界観そのものにあります。

魔法系気功師の見ている世界は、通常の世界認識とは全く違います。
そしてスピリチュアリズムともまた違います(スピリチュアリズムの世界観は「ブラック・スワン」のタレブの言う「月並みの国」です。プラトン的な世界観です)。

もちろん物理を情報空間の写像として見るという立場でもありません(これは通常の「はじめての気功」で教える立場です)
物理空間が情報空間の写像であるならば、情報空間にある特定の情報場を操作すれば、物理空間は書き換えることは可能です。

ただ今回の魔法系気功大全ではこれらの立場を採用しません。

強いて言うながら、世界それ自体が魔法に満ち満ちているというイメージです。
しかしそれは強烈な因果応報の法則に従うプラトン的なものではなく、ランダムネスが支配する世界です。
奇跡とはランダムということです。

ないとうくんが教えてくれた「神のみぞ知るセカイ」という素晴らしい漫画があります(アニメ化もされています)。

その中の名言のひとつが「現実(リアル)はクソゲー」です。

この漫画は痛快です。
ギャルゲーを攻略するヲタクが、ひょんなことからリアルの女性を次々と口説く使命を負うのですが、その口説きをギャルゲーと同じように行なうことで成功するという面白さです。

すなわち、ギャルゲーにはまるヲタクが、The Gameのスタイルやミステリーになるという面白さです。「現実(リアル)なんてクソゲー」が彼の口癖です。
そしてそのアルゴリズムも全く同じです(彼らの口癖は「恋愛はゲーム」ですしw)。

実際にその通りです。

我々は脳機能ゆえに、世界は秩序だったプラトン的な世界だと見做しがちですが、実際はブラック・スワンに満ち満ちた「果ての国」にいます。だから我々は自分の脳とフィットするゲームが好きなのです。ゲームの世界のランダムネスは所詮はカジノと同じで「消毒されて飼いならされた不確実性」です。
それを不確実性とかランダムと言ってしまうのはタレブに言わせれば「お遊びの誤り」ですw

そして最も巨大な(そして陳腐な)ゲームがスピリチュアリズムの世界観です。でもリアルはスピが考えるようなゲームではなく、桂木くんの言うようにクソゲーなのです。

アルゴリズムはあるけど、リアルはクソゲーです。あまりにバグが多く、そしてあまりにおかしなことが多く、攻略法も不明なのです。


これを正確に理解できれば、逆説的ですが魔法が使えるようになります。
(逆に言えば、気功技術をたくさん持っているのに、あまりうまく結果が出せないのは、頭がスピリチュアル的だからです。良く言えばプラトン的だからです)。



というわけで、明日から開催のヒーラー養成スクールでは魔法系気功技術を一挙大放出です。

お楽しみに!!!!



【ヒーラー養成スクール20期 ~魔法系気功大全!!~】

【日時】 8月13日(土) 13:00~18:00  
     8月14日(日) 13:00~18:00 
  
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  230,000円(銀行振込)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生
【持ち物】 筆記用具と向上心と情熱、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。



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アカウント停止?ポケモンGoの必勝法があるとしたら?!ヒーラーとしての成功法則との関係は??

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ポケモンGoのアカウントが相次いで停止されているそうです。

面白いです。

もちろん不正が確認された場合におけるアカウント停止です(逆にこれがランダムに停止だったら、またすごいことですが。新しい支配の形ですね。でも新しい支配の前に神々であるユーザーから見捨てられますね〜)。


(引用開始)現在ログインいただいているアカウントについて、 Pokémon GO利用規約の違反が確認されましたので、永久に停止いたしました。これは、不正に位置情報の操作、エミュレーターの使用、改造・非公式ソフトウェアの使用、サードパーティーソフトウェアを使用したPokémon GOへの不正なアクセスなどが含まれており、また、これらに限定しない、他の手段も含みます。(引用終了)
アカウント停止に対する申し立て
*あ、僕は停止されていません。





やっていることは非常にシンプルで、iPhoneやアンドロイドなどのスマホではなく、エミュレーターで動かし、GPSの値を調節するということです。

逆に言えば、ここからポケモンGoの攻略法が見えてきます。

ポケモンGoの攻略法と言うと、「ポッポを集めて進化させて、そのときにしあわせタマゴを使う」みたいなものがよく知られています。
雑魚キャラであるポッポやピードルはありふれていて、全然レアではないのですが、有効活用できます。雑魚キャラを12個集めるだけで、次のレベルに変態もとい進化させることができます。
進化の際に経験値がアップします。その経験値を2倍にするのが、一個あたり30分だけ使用可能な
しあわせタマゴなるアイテムです。

これはたしかに非常に重要なテクニックなのですが、本質的ではありません。

ポケモンGoが非常に良いデザインなのは、課金によって時間をセーブできないということです。課金すればするほど、先へ進めるというのがソシャゲ(ソーシャルゲーム)の悪しき特長だとしたら、それを上手に抑制しています。

結論から行きましょう。

ポケモンGoの攻略法とは、、、、、、、「ひたすらに歩くこと」です。よく移動することです。

歩いてポケモンに出会い捕まえることができるし、ポケステーションを回すことができます。歩くことで、その距離によって卵は孵化できます。

しあわせタマゴを使う以前に、それが可能になる前提は「よく歩くこと」です。

まあしかし、、、、余談ながら、一方で地域格差がこれほど酷いゲームもなく、都心と地方の格差がはっきりしています。少し地方に行くだけで、ポケステーションが無く、ポケモンが出現しないのです。地方でよく歩くよりも、渋谷をグルグルしているほうが圧倒的に先へ進めます。これは、、、なんとも仕方ないですよね。人が集まるところにチャンスが偏っているというのは、ポケモンGoの特長というより世界の特長です。その意味でも啓蒙的なゲームですw


ポケモンGoはともかくとして、本稿のテーマは「いかにしてヒーラーになるか」「プロとして自律するか」です。

ポケモンGoの攻略法と同じで、「ひたすらに歩く」ことです。すなわち「ひたすらにヒーリングをする」ことです。

最初のポケモン(Go)マスターであるニック・ジョンソン氏もアドバイスとして「まず、足に馴染むウォーキングシューズを入手すること」を上げています。

ひたすらにヒーリングする対象として選んでいけないのは、家族、友人、知人です。この3カテゴリーを避けましょう。ヒーリングする対象として理想的なのは「赤の他人」です。
家族、友人、知人がなぜ避けるべきかと言えば、彼らが一番ヒーリングをしにくいからです。
自分が一番ヒーリングしたい人々が一番ヒーリングをしにくいというのは皮肉なことですが、仕方ありません(すでにヒーリングをしていて、すでに結果が出ているのであれば、それは幸運な例外なので、どんどん続けると良いと思います)。

赤の他人に対してどんどんヒーリングをすることです。一番良いのは、ビジネスとしてヒーラーを始めることです。対価を頂いてヒーリングをすれば、赤の他人であるクライアントも安心してヒーリングを依頼できます。

逆の立場で考えてみれば分かりますが、好意で無料でヒーリングセッションをしてもらったとして、当初はタダで良い物を手にして嬉しいかもしれませんが、それを何年も続けることはできるでしょうか?無料でヒーリングをしたら、そのヒーラーは遅かれ早かれヒーラーを廃業せざるを得ません。
もし良いサービスがあったら、きちんと相応の対価を払うことです。そのことで双方が利益を得るのです。Win−Winであり、ドラッカーの言うとおり「利益は継続の条件」なのです。

ですので、きちんとメニュー表を出し、適切な対価でヒーリングをしましょう。
そして「ひたすらヒーリング」ができるような体制をつくりましょう。


かつて、こんなブログを書いたことがあります。

手塚治虫氏の漫画家志望者へのアドバイスをヒーラー用に変えたものです。


(引用開始)
「もし、あなたがまかりまちがってプロのヒーラーになろうなんて気を起こした場合は、ヒーラーなんて連中ともつきあわず、スクールへ通うなんかもせず、ただ、ひたすらたくさんのヒーリングをすることだ。

 それを数年続けて、すこしもヒーリング欲が衰えなければ、今度はたぶんなにかの縁で先方から幸運が舞い込むだろう。それまでのヒーリングの実績は天知る、地知るというわけである。

 だが、プロとして出発するには、際立った個性が必要となる。

 この、個性というものがどんなしろものなのか、ヒーリングしている本人にはぜったいわからないのであって、これを掘り出すのは第三者だ。だから、自己満足に陥って、自信過剰のままヒーリングの世界へ飛び込むと、袋だたきにあって、都落ちとなる。ヒーリングの世界は、予想以上にきびしい世界である。

 まあ、以上のようなことが、ヒーラーを志す人へのぼくの基本的な考え方なのだ。」
(引用終了)


これは非常に良いアドバイスだと思います。ただひたすらにヒーリングをすることです。

自己満足に陥って、自信過剰のままヒーリングの世界へ飛び込むと、袋だたきにあって、都落ちとなる」って良いですね〜。
まあ、自己満足、自信過剰でもしばらくは走れるのがヒーリングの世界ですが、そこがこの業界の甘いところですが、ただ長く続けることができません。


実際の手塚治虫さんの言葉は以下のものです。


(引用開始)「もし、あなたがまかりまちがってプロ漫画家になろうなんて気を起こした場合には、作家なんて連中ともつきあわず、編集部へ持ち込みなんかもせず、ただ、ひたすらたくさんの量を描くことだ。
 それを数年続けて、すこしも執筆欲が衰えなければ、今度はたぶんなにかの縁で先方から幸運が舞い込むだろう。それまでの執筆の実績は天知る、地知るというわけである。
 だが、プロとして出発するには、際立った個性が必要となる。
 この、個性というものがどんなしろものなのか、描いている本人にはぜったいわからないのであって、これを掘り出すのは第三者だ。だから、自己満足に陥って、自信過剰のままマスコミ界へ飛び込むと、袋だたきにあって、都落ちとなる。漫画界は、予想以上にきびしい世界である。
 まあ、以上のようなことが、漫画家を志す人へのぼくの基本的な考え方なのだ。」
(引用終了)
p.38 手塚治虫 マンガの描き方 光文社知恵の森文庫

マンガの描き方―似顔絵から長編まで (知恵の森文庫)/光文社

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ポケモンGOの攻略法が地味に「ひたすらに歩く」ことであるように、ヒーラーというゲームの攻略法もまた「ひたすらにヒーリングすること」です。

ただ、ひたすらたくさんの量を」ヒーリングすることです。
それを数年続けて、ヒーリング欲が落ちなければ、第一段階クリアです。

ひたすらにヒーリングをしましょう。それが成功の秘訣です。

ヒーリングをする赤の他人が周りにいないなら、どんどん声をかけましょう。

そして24時間あなたのそばにいる赤の他人である自分にヒーリングしましょう!!



あ、シンゴジラ、面白かったです!

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