最近「まといのば」で猛烈にブームなのが「皮膚(ひふ)」という気功技術です。一応名称としては「ゴムゴム」と呼んでいます。ゴムのように皮膚を伸ばすという意味です。
やり方はシンプルです。皮をつまんで引っ張るというものです。
シンプルにもかかわらず、その効果は絶大です。
というか、最近のスクール修了生やRayZap受講生の一部はその恩恵をたっぷりと味わっていると思います。
その「ゴムゴム」を「まといのば講座」として初公開したいと思います!!
*ゴムゴムの良いところは着衣の上からもできることです。ただ滑りにくい薄い素材がいいですね。
どんな効果があるのでしょう。
まずはウエストの引き締め、バストアップです。
バストアップに関しては、二の腕のいわゆる振り袖から脂肪を移動させるという夢の様なことも可能です。
逆にウエスト周りに関しては、ウエストから斜め上のバストをアップさせます。
右のウエストの余った肉を左バストに、左のウエストの余った肉を右バストへです。
なぜかたすき掛けです。
お尻の肉は足の方に落とすことで燃焼させます。
顔も上手に皮を引っ張ってあげることで、リンパの流れを良くして、流してあげることができます。むくみが取れていきます。かなり劇的な小顔効果があります。
いろいろと応用自在なようで、いま面白がって開発しています。
もともとの技術自体は、RayZapの裏の監修者であるあの方から学びました(スクールやセミナーではおなじみかと思います(^o^))。
本来は手技なのですが、なんとか気功技術化して、いま使っています。
この先の展開としては、オステオパシー由来の気功技術「ミルフィーユ」や同じくオステオパシー由来の「コア」などとも混ぜて行きたいと思っていますが、まだ「ゴムゴム」単品で限界まで洗練させたいと思っています。
「空海の身体」のような輪切り技術や、腸腰筋、センター、丹田、骨(コツ)、筋肉などと混ぜれば相当に面白いことになるのですが、まずは「ゴムゴム」単品での洗練が課題です。
「まといのば」としては、これまでに不可能だった部分にかなりアプローチができるようになりました。
たとえば、ベタですが、これまで「まといのば」では肩こりを苦手としていました。
バレリーナ専門ということもあり、あまり肩こりのお客様が来なかったというのもありますが、腰痛と肩こりはちょっと苦手としていました。
しかしこの「ゴムゴム」を使うと、「僧帽筋上部の皮をはがす」という明確な方針があるので楽です。そして肩上部の皮をつまめば、硬さも分かるので、肩こりという主観的な指針だけではなく、皮膚の硬さという客観的な指針も手に入ります。
セルライトやイボのようなものにも著効だそうで、これらに試すのも楽しみです。
というわけで、効能をまとめますと、まずはプロポーションの改善に役立ちます。
ウエストを引き締め、バストアップします。男性であれば厚い胸板です。
振り袖を無くすこと、腕をほっそりさせる効果もあります。小顔効果も。
ヒップアップして、小尻にします(尻軽プロジェクトなる面白い企画も考えています。尻軽はもともとは蔑称ではないのですが、浮気のイメージが強いですよねー)。
そして柔軟性がかなりアップします。
たとえば前屈をしているときに硬い部分というのは皮が張っていると考えます。そしてその部分をはがしてあげると、一気に柔軟性がアップします。
運動のレベルも上がります。
あるバレリーナが白鳥のポーズがどうしても苦しいと言っていたので、鎖骨を中心にゴムゴムで皮をはがしました。すると即座にポーズが取れるようになりました。アライメントの改善や運動のレベルアップには明らかに役立ちそうです。
*バレエの動きの中ではかなり特殊な腕を後ろに使うのが白鳥の湖の特長です!!
最後に理論的なことをチラッと説明しておきます。
大前提として、理論はほとんど分かっていないと言って良いと思いますし、もし理論が整理されたら、マッサージやドレナージュ、整体、鍼灸、トリガーポイントやオステオパシー、理学療法などがかなり理論的に解明されるのではないかと思います。
なぜ表面が深奥を改善するのかは分かっていないからです。
ですので、楽しみながら様々な臨床に使いまくり、そして結果を出すことが大事かと思います。
で、理論的なことですが、僕はいつも「窮屈な服」と言っています。
窮屈な服を着ていることを想像してみましょう。服が窮屈なので、動きづらいのです。身体を動かしにくくなります。
理想的な服は全身タイツ(総タイツ)です。
たとえば肩幅が狭い窮屈な服であれば、腕を上げるのが困難になります。ズボンが硬ければ、足をあげることが困難になります。
この窮屈な服こそが我々の皮膚です。皮膚がもし皮下組織とピッタリくっついていると、皮膚の柔軟性が失われて身体を動かしにくくなります。
逆にゆとりのある服であれば、身体は動かしやすいのです。
下の筋膜と皮膚がずれて動きたいのです。
たとえば肘を考えてみましょう。私達はおそらく肘を自由に動かせます。屈曲も伸展も自在です。
しかしもし肘の皮膚が肘とくっついたら??
肘の皮をつまんでみれば分かりますが、肘は突然動かせなくなります。皮膚が自由だから関節も自由になるのです。
しばしば私達は関節が動かないときに筋肉の問題だと考えがちです。
しかし、もしかしたら皮膚の問題かもしれないのです。
最近の研究で言えば、表面の皮膚をはがすことが、深層筋の状態改善に役立つという知見もあります。これは体感的にはかなり納得がいきます。
かなり面白い技術ですし、この先何度となく取り上げますが、まずは今回はイントロダクションとして、これまでに分かってきたことを大放出したいと思います。
ちなみに今回は気功技術「ゴムゴム」も伝授します。これは触れることで、同じ効果を上げるものです。施術などで皮膚を引っ張るのに抵抗がある場合、もしくは強い痛みが出る場合に使えます。しかし、基本的には皮膚を引っ張って剥がしたほうがいいと思います。痛みや剥がれ方が厳密なフィードバックになるからです。気功技術「ゴムゴム」は引っ張るときももちろん発火させられます。
施術にもセルフ・ヒーリングにも使えます。いつもながらすぐに動きやプロポーションの改善などのフィードバックを取ることで、脳の報酬系を刺激しましょう!!
お楽しみに!!!
【まといのば講座 皮膚運動学への招待 ~皮膚を引っ張ってゴムゴムに~】
【日時】 4月14日(木) 19:00~21:00 (~21:30 質疑応答)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 「まといのば」系のスクール修了生
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【参考書籍】
ゴムゴムと言えばやはり!
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