かなり楽しみにしていたフィフティ・シェイズ・オブ・グレイを見てきました(映画はどれも「かなり楽しみに」観に行くものですが)。
グレイというのは主人公の王子様の名前。アナスタシアは王子様を夢見るお姫様です(アナスタシアというとロシアの王妃しか思い出せませんが)。
フィフティ・シェイズは映画では、「50の顔」と訳されていたように記憶しています。
映像は美しかったですし、原作をきちんとなぞっているように見えました(見えただけですが)。
ただ不完全燃焼感は半端無かったです。むしろ、それが狙いかもしれません。
モヤモヤが残るのが、まさに意図なのかもしれないほどに、モヤモヤします。
観終わってから、「これって続編があるわけじゃないんだよね~」と思ったら、続編ありました。
原作にも続編がありますが、それに合わせて映画も続編の制作が決まっているそうです!!
Jamie and Dakota have just confirmed Darker and Freed movies ❤️ #FiftyShadesFirst #FiftyShades
— JamieDakota (@justjamiedakota) 2015, 2月 6
というわけで、オススメです。
映画を入り口に小説を読みましょうという感じです。
全世界でハリポタ以上に売れているそうですし。
全世界1億人の女性が虜になったという、女性の女性による女性のための映画です。
多く読まれているから読むというのは、きわめて大衆的な発想ですが。まあ、たまにはハーレクインもいいかもしれません。
ただ、映画は、日本ではなく可能ならば是非アメリカで見たほうがいいです。
というのも、いまどき小学生ですら無修正動画を見る時代に、日活ロマンポルノですらやらなかったレベルに汚い修正。アートに泥を塗る悪行です。
映画に対する愛を感じない修正っぷりでした。R指定なのですし。もちろん遵法精神は大事ですが、時代にあってきていないものはどんどん修正していくべきだと思います(修正するのは法律をw。その意味で大島渚監督は偉かった)。
無修正というか、きちんとオリジナルで見たい作品です。
というわけで、谷川俊太郎さんの詩を!
ワイセツについて
どんなエロ映画も
愛し合う夫婦ほどワイセツにはなり得ない
愛が人間のものならば
ワイセツもまた人間のものだ
ロレンスが ミラーが ロダンが
ピカソが 歌麿が 万葉の歌人達が
ワイセツを恐れた事があったろうか
映画がワイセツなのではない
私たちがもともとワイセツなのだ
あたたかく やさしく たくましく
そしてこんなにみにくく 恥かしく
私たちはワイセツだ
夜毎日毎ワイセツだ
何はなくともワイセツだ
主演のJamieDakotaがこんなツイートを。
はじめてアナとグレイが出会う場面(インタビューシーン)です!
The interview scene: Behind the scene ♥ #FiftyShades #JamieDornan #DakotaJohnson pic.twitter.com/bfVrGV0VcD
— JamieDakota (@justjamiedakota) 2015, 2月 17
【書籍紹介】
これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 (集英社文庫)/集英社

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3部作の第1弾です!
グレイのあとに、ダーカー、フリードと続きます。映画も(^^)
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