信号機の青は青なのか、緑なのか、しばしば議論になってしまいます(どうでも良いけど)。
では、なぜ青は進めで、赤は止まれなのでしょう。
実は熟すと赤くなり、サルたちの充血した外性器も赤くなります。
色はサインであり、実体でもあります。
まだ青いままの実というのは、毒があったりするので、食べずに通り過ぎろ(青は進め)ということでしょう。植物としても、青い状態で食べられてしまっては繁殖に使えないので、食べたらお腹を壊すようにデザインしています(それでも青唐辛子から枝豆、青マンゴー、青パパイヤなどを人類は食べてきました)。
青い食べ物は食欲を無くすというのは、一理あるわけです。
それは数万年の人類の歴史に根ざすわけです。
逆に赤は立ち止まって、そこにある真っ赤に熟した実を好きなだけ口にせよという本能の命令です。
逆にどんなにお腹が空いていても、未成熟な青い実は食べないのです。
それが信号に反映されたのではないでしょうか?
実が熟していたら止まって、食べられるだけ食べよ、持ち帰れるだけ持ち帰れ、と。
逆に知っている木の実であっても、まだ青ければ「進め」なのです。足早に通り過ぎるのです。信号待ちと同じです。
りんごはりんごのままなのに、皮を剥かないと傷まないのに、皮を剥くとすぐに傷み始めます。
これがシミ・シワ・たるみのカラクリです。
酸化です。
酸化と糖化はセットで襲ってきます。
怪しげな抗酸化化粧品を塗りたくなるならば、はるかに安全で安価で効果の確実な抗酸化物質はたくさんあります。
言うまでもなく、果物と野菜です。
重要なのは色です。色とは可視光線の中からあるスペクトルを吸収して、反射したものを指します。
空が青いのは、青くない可視光線を吸収するからです。
植物は色によって抗酸化作用を出現させ、そしてそれは食べることによっても摂取できるのです(抗酸化作用自体がシンプルな化学反応だからです)。
たとえば、りんごは抗酸化作用のある皮を剥くと、中身は酸化します(だから皮ごと食べます)。
でも、ビーツは皮を剥いても、変色しません。
パプリカも同じです。
色が抗酸化物質と覚えれば、さもありなんです。
(大根の白もまた抗酸化物質)。
だからこそ色とりどりなのです。
我々は酸素を吸って、二酸化炭素を吐いている以上は酸化(活性酸素)の問題からは逃れられず、糖化の問題も同時に追いかけてきます。
だからこそ、抗酸化が大事であり、「抗酸化物質と言えばサプリメント!」という洗脳から逃れ、シンプルに果物野菜を摂れば良いことです。それも色とりどり!!
まさに色が我々を救ってくれます。
皮を剥いたりんごがどんどん変色していくことと、加齢によるシミ・シワ・たるみは同じです。酸化です(糖化でもあります)。
周囲の酸素から抗酸化物質で絶えず活性酸素の外をガードしましょう。
我々は皮を剥かないリンゴでありましょう。真っ赤のままでいきましょう。
熟することなく、騙されて病気になるのは避けましょう。
熟したまま健康寿命を伸ばしながら、きちんと旅立ちましょう。






