どのような形で危機が襲ってくるかは別として、大変な時代が来るのは間違いありません。
日本が過酷な少子高齢社会の最先端に位置しており(それは事実)、そしてその闇から抜け出したという説はありますし、それはそれで面白い見解ですが、、、、いずれにせよ、不遇な時代になることは間違いないでしょう。
かつて気功の世界は詐欺師の楽園だと申したことがありますが、最近は資本主義自体がそうなのではないかと思いつつあります(あまりに生産性が低いからです。ただほかの政治形態に比べては生産性が高いのは事実)。
以前はAI(人工知能)によるBI(ベーシック・インカム)などと言って楽観的でしたが、実際のその世界が来てみると、なかなかのディストピアでした。いや、以前よりは良いですが、パノプティコンです。だからこそ計算機が入り込めない、すなわち数値化できない世界に逃げ込むことが必須かと思っています。
ただ僕が大変な時代が来ることを歓迎しているのは、Artにとっては過酷な時代こそが素晴らしい芸術が栄えるからです(以前、村上隆さんの言葉を紹介しました)。
イスラエルに出張している大学の友人がいつも戦争の危機があり、爆弾がいつ空から振ってくるか分からない世界でのダンスとダンサーは素晴らしいと言っていました。今しか踊れないと思ったら生を燃焼させます。そうやって刹那的に生きながら、結果として長生きすれば良いのです。
老後の資金の心配をするよりも100倍健全です。
(アパホテルの社長さんが「宵越しの金は持たないから老後が心配」とおっしゃったときに、すかさず旦那様である会長さんが「今が老後だよ」と突っ込まれたのが素敵でした)
バレエ界も制度疲労を起こしている中で、今回の井脇幸江さん率いるIwaki Ballet Companyの「ダンスレスポワール」の舞台は非常に意欲的で面白いです。
綺麗に舗装された世界でゲリラ戦が難しいのは事実、しかしその舞台を舗装した世界での覇者が用意したのは面白いと思っています。チャンスを与えるのはリスクを伴う行為、大きな賭けです。
僕の浅はかな予想に反して、昨年の第1回目のダンスレスポワールは非常に素晴らしかったです。幸いにも舞台稽古を拝見させていただいて思うに、今年のダンスレスポワールはますます進化しています。
井脇幸江さんは東京バレエ団のプリンシパルを長年つとめられ、全幕の主演ばかりか、キリアン、ノイマイヤー、ベジャールという天才振付家に愛され、春の祭典の主演でも有名です。ジゼルの氷のようなミルタ、白鳥のスペイン、眠りのカラボスなど、たくさんの代表作があります。
その幸江さんがバレエ団を在団時に井脇幸江バレエスタジオをオープンされ、そして退団後に仲間のダンサーを集めてガラ公演を開催されました。立ち上げ公演はたしかジゼル全幕でした。
井脇幸江さんはクラシックでもモダンバレエでも頂点に立たれたにも関わらず、公演毎に果敢な挑戦をしているのもすごいと思います。
今回の幸江さんのソロ大作もコンテンポラリーの世界で大変高名なキミホ・ハルバートさんの振り付け作品だそうです。
厳しい時代に入りますが、芸術にとっては待ちかねた春が来ます。収穫の秋も近いのでしょう。
個人的には「人間性回復」の時代が来ると思います。もちろん自然淘汰は苛烈でしょうが、自然界とはそういうものです。恵まれた環境や先人の資産を我々は無駄に食い尽くしたのですから、そのしっぺ返しは来ます。
我々としては、ぬるっと違う可能世界に抜け出しましょう。
そのためにも日々やるべきことを淡々とやりましょう!
まずは身体を自由にし、心を自由にしましょう。そのためにはシステマティックに楔を外し、鎖を外すしかありません。そのためのBodyDesignです。そのための整体、オイルです。
まずはぜひ、ダンスレスポワールにお越しください!
未来の自分がそこに踊っています( ー`дー´)キリッ
いよいよ開催!!
【Iwaki Ballet Company《Danse de l'espoir》公演】
3/22(金)19:00開演
四谷区民ホール
(20:40終演予定!)
1階席完売!!!
2階席残席わずか!
井脇幸江さんのソロ作品(キミホ・ハルバートさん振り付け)!!!