ずっと地べたを這いずり回りたいのであれば、そうすれば良いと思います。
空を飛びたいのであれば、その足についた重りを外すことです。僕にとっては「まといのば」がそうであることは、長年の課題でしたが、実際に外すことに成功しました。
とは言え、まだ契約が残っており、何本かのセミナーをしなくてはいけなかったのですが(もちろんHave toではなく)、それもようやく終わったので、ようやく卒業という感じです。
渋谷のセミナーも面白い展開から卒業が決まりましたので、本当に良かったなと思っています。10年以上の長きに渡り師匠への恩返しとして役割を果たせたのは幸いでした。
喜びすぎて、人生を卒業して、輪廻から離れてしまいそうになるのですが、まだまだお務めが有る限りはこの生に執着していきたいと思います。先回りは良くありませんし、死も生も同じものである以上は、急ぐ必要がありません。ジョブズも言うように、旅こそが報いです。
今回のドーシャスクールの中身おそらく多くの人には理解できなかったでしょうが、強烈な内容でした。あまりに時間の制約が大きすぎたので、コアのコアから行こうと思ったら、突き抜けてすごいことになりました。あまり自分ですごいと自画自賛するのもあれなのですが、事実だから仕方ない。
とは言え、浅はかな理解で分かるほどは簡単ではありません。
頭の良さも技術も知識もパワーも不要ですが、イエスの言うような幼子のごとくは必要です。浅はかさ、雑さ、分かったつもりに対して、宇宙は沈黙します。
分かりにくく書くことに関しては、お家芸とも言えますしわかりやすく書くことを良しとはしていません。言語で分かりやすく書いたところで、それは言語で分かりやすく書いたに過ぎず、成長に何も寄与しないからです。錬金術師たちがつぶやくように、曖昧なことを説明するにはもっと曖昧に、です。これは意地悪なのではなく(意地悪とか、そうでないという尺度しか持てない人は本当に幸いですね。世界の複雑さを理解せずに人生が終われます)、そのようなものだからです。青色がなぜ赤色ではないと聞くようなものです。
個人的には、ちょっとEcoSystemにもSystemにも正直飽きてきました。
「こんなすごいことがあるよ!」と叫べども叫べども、笛吹けども踊らずなので、疲れました。
盛り上げて、半年くらい引っ張っていけば、皆さんに浸透するかなと思ったのですが、僕が飽きてしまったので、ネタバレを進めながら、先へ行きます。
ゆっくり行きたい人はどうぞ、脇見したい人はどうぞ。僕以外に相応しい人がいるでしょう。
ネタバレしたところで、誰もできませんし、できる人はできるでしょうし、いますでに習得した人はもっと先へ行ける可能性があります。
というか、もともとのネタ元からは似ても似つかない状態に進化してしまったこともあり、ネタバレしてもそれがネタバレにならない問題もあり、面倒だなと思っています。
僕が重要だと思うのは2点。
第一にこれは西欧近代の個人主義に対するアンチテーゼであるということです。
自分ががんばれば、原因は自分にある、自分が、自分が、自分が、、、、というEgoの叫び奨励システムである個人主義へのアンチテーゼです。
我慢できるようなことだけで人生が囲まれている人は幸いです。そのくるみの王国で生きていてくだい。
第二に、ファンクショナリズム。
ファンクショナリズムとは、何かが外から中に入って、中から外に出ていくのです。
このときファンクションだけで完結していないのです。入力があり、出力があります。引数が必要です。変数を入れたいのです。
Input → Function → Output
息を吸って、吐き、
何かを食べて、何かを排泄します。
感覚入力があり、行動出力があります(心理学ですね)。
中に溜め込んでしまうのは、カファ(カパ)の性質ですが、流してきましょう。
水に流しましょう。
カパの性質というよりは、カパ過剰の性質というべきでしょうね。
むしろ、カパはBe water, my friendだと思いたい。
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そしてお蔵入りしていく技術の紹介です。
第一に、A.D.V.という気功技術があります。最近、しばしば使っている「シン・気功整体」組にアピールしている技術です。かなり効果が高いのですが、拡張性があまりに無いので(気功技術としてののびしろがない)、今日のデモンストレーションをもってお蔵入り決定です(気が向いたら、また使います)(誰からも欲しいと言われなかったので渡しませんって、この言い方は旧来の「まといのば」っぽい)。
第二に、SADという悲しいという意味ではない気功技術というか、そういうものがあります。これも非常に面白いですが、そろそろ賞味期限切れになりました(僕の中で)。かなり活躍しました。
第三に、エイブラハムです。これは非常にアーユルベーダ的であり、かつ非常にBodyDesign的な良い技術ですが、これもそろそろ賞味期限切れになりました。
一応、完全にお蔵入りするばかりか、記憶から消去される前にAmebaのサーバーに残しておこうと思っています。
また、Systemの美容整形への応用についても、ちょっと飽きてきました。
(なんか、そう言えば僕がある技術を「飽きた」と言ったら、その言葉にひどく傷ついたという受講生がいましたが、それほどNaiveな人々に対して気を回してきて疲れ果てたことを思い出しました)(そろそろRay先生同様に、セラピストたちも独り立ちして欲しいです。僕が担当するべきではない受講生を僕が見ているから、まずいのです。マッチングがうまくいっていません)
美容整形のコツはシンプルです(頭蓋骨からやりましょう、ではなく)。
第一に美肌クリームのカラクリを過去記事を読んで徹底的に復習することです。皮膚科学や生化学、外科における湿潤療法などを、わかったつもりにならず虚心に学び直しましょう。
第二に、IQということを定義しなおしながら、運動とIQ、筋肉とIQ(BDNFとか)、そして3型糖尿病としてのアルツハイマー、リラクゼーションとは、クンダリーニとはなどをきっちり虚心に学び直しましょう。
その上で、頭蓋骨からゆるめていき、頭蓋骨の筋肉をしっかり認識した上で、表情筋の付着部に刺激を入れ、刺激を抜きましょう。
先日、とあるご縁があり武術家の集団に非気功技術(と気功)による施術をさせていただきました。それが予想をはるかに上回って楽しかったのです。月並みですが、強烈でCrazyなゴールがあり、そしてそれを本気で日々追い求めている人と一緒にやる仕事は楽しいなと思いました。
「シン・まといのば」では、そういうCrazyな人々と出会いたいと思っています。
強烈なゴールがある人はどうしても謙虚になります。なぜなら大きすぎる壁が何枚もある絶望的な状況がデフォルトだからです。現状の外ってそういうこと。一方で壁を何度も殴っていると、少し状況が変わるのも知っています。うっすらと変化が起こる事を知っています。壁は動かなくても、拳は固くなります。
ずっと地べたを這いずり回りたい人はそうすれば良いですし、僕はそういう人々に一縷の望みを託すというくだらないギャンプルをするのをやめようと心から思い続けましたが、ようやく実践に踏み切れます。
Be water, my friend.