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やりたいこととやれることの間(はざま)で〜ブランディングはコーチングではない

結論から言えば、自分にとってあまりに簡単で、あまりに単純で、寝起きでもハイパフォーマンスが約束されるようなことを自分のビジネスの中心に持ってくることです。

逆にWant toだからと言って、やりたいことをやるのは間違いです。正確にはできないことを行うのは顧客の信頼にもとる行為です。甘い希望的観測の砂上の楼閣を積み上げて、そこに悪い意味で根拠なき楽観を積み上げて詐欺師のようにならないようにしてください。仕事をギャンブルにしないように気をつけてください。

 

詐欺師を見習うべきなのは、山師的な語り口調だけ(笑)。

 

シンプルな技術をさも素晴らしいもののように語る口調だけを真似してください。

でも、その技術はその言葉によって、実際に「素晴らしいもの」になるのです。

 

*『男はつらいよ』の山田洋次監督が演出された10月歌舞伎の「文七元結物語」は非常に良かったです。落語の名作をもとにしたシンプルな筋書きなのですが、心を打つものがありました。主演の中村獅童さんが寅さん的でした。同じく主演された寺島しのぶさんも良かったです(歌舞伎座に女性が立つのは珍しいことで話題となりました)。こちらは先月の記者会見です。

 

ちなみにこの企画の元となったのがこちら。

*今見ると泣けます。

*歌舞伎については書き残したいことが多くあります。先月、猿翁さんがお亡くなりになったこと、最後の演出がご子息であった中車さんの主演であったこと、秀山祭が素晴らしかったこと、今回は中村吉右衛門(二世)三回忌追善ということでしたが、吉右衛門さんの最後の舞台を拝見したことなどを書きたいと思っていました。どこかの機会で。

*せっかくなので書きますが、藤井聡太さんの素晴らしい闘いについてもリアルに書きたいです。また、ビッグヒデのマスターオリンピアの優勝も。

*そして、例の技術がノーベル生理学・医学賞を取ったことも。

*そして何よりもローマ歌劇場のことも!

 

 

やりたいことをやるのはとても大事です。でも、それは仕事(職業)以外の場面で。

素人に仕事は頼みません。職業はプロフェッショナルが行うもの。

 

もちろん仕事だからと言って、Have toをするのは、Job(ヨブ)の呪いです(そうなのか?)。

楽しそうに仕事はしたいものですし、心から楽しんで仕事はしたいものです。

ただし、それはとても得意なものであり、とても上手であり、転んでも失敗しないようなものであり、絶対的に鍛え上げられたものであるべきです。

 

やりたいことではなく、やれることを行いましょう。

やれること、それも猛烈に得意なことを仕事の中心に起きましょう。それを能力の輪の中とか、卓越性と言っても良いです。

間違っても、これからやりたいことをやるのではなく(未知へ挑戦するのを、クライアントと一緒にしないように、それは仲間と共に試行錯誤してください)、ガチガチに得意なことを丁寧に行うことです。

 

「まといのば」でもたしかにそう見せることがあり、そう煽ることがありますが、それはテキ屋の寅さんの口上と同じ。丁半博打をビジネスですることはありません。確実に達成できること、それでもクライアントにとっては現状の外に感じること(もしくは実際にそうであること)を淡々と目指します。

 

ブランディングというか仕事はコーチングではありません(いや、適切な言い方ではありませんが)。

いや、ルー・タイスはコーチングにおいてすら、機会の通り道を探しましたが、それはそれです。彼はそれが自分にとって容易にできるという確信があったから、誰もが危険だと感じる道を飄々と突っ込んでいったのです。それは彼の卓越性であり、彼の能力の輪です。我々も自分の卓越性を行きましょう。それは自分にとっては凡庸に感じるものかもしれません。

 

文章で書くような内容ではないのですが、伝わる人に伝わればありがたいです。

 

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【動画紹介】

最近、楽しく観ているのがこちらの「政経電論TV」(佐藤尊徳さんと『熔ける』の井川意高さんの経済番組)です!

井川意高さんは『熔ける』でお馴染み。

c.f.「時間を味方にする」ためにも、何が時間の関数かを見抜く!〜OnLineMenTorのすゝめ〜 2022年08月02日

c.f.思い返せば、僕とジョンはすばらしい関係だった。言い争いはするけど、結局お互いを愛していた。 2022年08月06日(ガーシーの戦略は正しいと思いますし(戦略ならば)、そして復帰を楽しみにしています)

 

c.f.「おかげでいま今日がある。(略)仮に事件がなかったら」

 

 

 

 

 

 

 


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