ラップはもとより歌において、韻を踏むことは大事です。
エド・シーランがKaraoke Poolか何かで、韻を踏むように単語を選ぶことが大事だと力説していたように記憶しています。もし同じ意味ならば、韻を踏めるような言葉を使った方が良い、と。
ついつい歌では、自分の気持ちを伝えようとしてしまうのですが、そうではなくメロディーであり、リズムであり、韻を踏むことだ、と。
歌舞伎などでも、韻を踏んだり、洒落を言うことに血道を上げています。
韻というか音の連なりというのは本当に大事なものです。
先のブログでも言及しましたが、「推しの子」のオープニング主題歌であるYoasobiの「アイドル」。そのEnglish Ver.も話題です。
こちらが日本語版
そして、English Ver.
先の記事では、その英語Ver.のサビの入り方ははすごいと書きましたが、それ以外も徹底的に日本語歌詞に寄せています。英語なのにところどころ日本語に聞こえるほどに。どれだけのこだわりと知識と時間とエネルギーを注げばこんなことができるのだろうと感動します。
先のブログで、岡崎体育の「留学生」を思い出しますね、と書いたのですが、是非、岡崎体育さんの「留学生(You gotta say)」は一度聴いて欲しいです。
c.f.♫そう淡々とだけど燦々と見えそうで見えない秘密は蜜の味〜マニ教の「ミール」の音訳「密(蜜)」 2023年06月12日
*岡崎体育さんと言えば、こちらも(「Music Video」というMVの紹介)。
c.f.『カサネテク|無敵の合コンテクニック!?』??テクニックは重要、気功師は特に! 2017年05月11日
音に徹底的にこだわると不思議な世界への扉が開きます(多分)。
空海は言語の専門家の家(佐伯家)に生まれ、虚空蔵求聞持法によって圧倒的な記憶力を手にして(言語習得において記憶力は超重要)、長安に入ってからもすぐに青龍寺の恵果和尚に会わなかったのは、サンスクリット語を学んでいたからとも言われています。
(余談ながら、空海の渡航前の空白時代について言及していたのが立花隆さんの「青春漂流」だったかと思います。ソムリエの田崎真也さんや猿回し復活のことについて書いてあります)。
英語だけど、日本語に聞こえたり、日本語なのに英語に聞こえるということで言えば、2人の天才歌手を思い出します。
日本語での歌を決定的に変えたと言っても過言ではない2人です(個人の感想です)。
一人はミスチルの桜井さん。
そして、宇多田ヒカルさんです。
お二人共、洋楽の影響を感じる独特の歌いまわしです。
c.f.冬の日は老人の繰り言と似ている〜脳にすら命令を繰り出すあの臓器の秘密を暴露?!10%Human 2016年10月26日(←今の人にはこの歌詞の意味は前時代的すぎて理解不能という話)
♫君と君にだけは言えずにいたけど やっと言えた これは絶対嘘じゃない 愛してる♫(アイドル)
「愛してる」と言えば、Rentの「I should tell you」が「アイシテル」にも聞こえたものです。
【動画紹介】
音にこだわると言えば、、、、
初見でピアノを弾いてみた、とか初見で(ドラムを)叩いてみた、がすごいです。
これだけ濃密にやっていれば、圧倒的な差になります。
途中でさらっと「すごい熱狂的なファンがいるじゃん」と指摘したところが鳥肌でした。
ゆゆうたさんなどもそうですが、この道のスペシャリストたちの時間密度の濃さに圧倒されます。
これはセミナーかセッションで話しましたが、しょこたんが「推しの子」は芸能界のリアルを描いているとおっしゃっていたのが印象的でした。「どうやって取材したんだろう」、と。
というか、しょこたん動画でも非常に面白いものが多いのですが(たとえば、血の轍やマイホームヒーローを推していたり、とか)、またの機会に!