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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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私は欲張らず、いま持っている知識と能力でできる、自分が一番得意な範囲のことだけしかやりたくない。

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伝わらないことは伝わらないので、伝える努力をしたり、伝えたいと思うこと自体が愚かだということをようやく僕も学び始めています。

 

人に対しては「話せば分かる」は幻想と口を酸っぱくして言うのですが、自分に関しては、奇跡が起きるのではないかとついつい過信してしまうようです。愚かですねー(文章が読める人には読解できると思いますが、ここで愚かなのは僕自身)。

c.f.学校という拷問、不登校という解放 2011年11月13日

c.f.論理の軽視による無知と傲慢と妄信に彼らは気付かないのか気付けないのか? 2012年09月20日

c.f.その理論には価値がない。間違ってさえいない!(パウリ)〜七人の侍と親鸞〜 2014年02月20日

 

ショーケンではなく、ここはあえてマッチで。

♫愚か者よ お前の流した涙を受けよう
愚か者よ 私の胸に ほほをうずめて 今夜は眠れよ
見果てぬ夢に 男はさまよい 女は こがれる
ルージュを引けば
偽りだけが いつも真実 それが人生♫

 

卓越性が行き着く先は、誰もが分かるように専門分化です。

いや硬直的なそれではなく、もっとギルド的な共同体的な専門分化です。

ルネサンスが生み出した万能人とはギルドの形なのです(多分)。

 

特に僕らのような仕事であれば、容易に万能感に支配されますが、そのような子供じみた「気分」は素早く捨て去って、自分ができることにフォーカスしましょう。できることだけに、フォーカスしましょう。

 

 

私は欲張らず、いま持っている知識と能力でできる、自分が一番得意な範囲のことだけしかやりたくない。デプログラミングされる人も、する人も、命がけのリスクを負っているわけだから、失敗は絶対に許されない。(p.49苫米地英人『洗脳原論』)

 

自分の卓越性にのみ、フォーカスし続けた少年が20歳になったときに7冠を達成しました。

時の偉大な名人を破って、81期名人位に就きました。

予想通りとは言え、ありえないような快挙です。

そしてその快挙の内実はその棋譜にあります(彼の言行や食べたおやつにはありません)(とは言え、愚かな僕らは彼の言葉だけを拾い集めて崇めてしまったりします)。

c.f.強くなることで、見たことのないような局面、いままでと違う景色をみられるのでは(藤井聡太) 2021年07月06日

c.f.「詰め将棋の解答が一番できたのは12、3歳のころ。自分はもうピークを過ぎました」(藤井聡太) 2021年09月16日

 

c.f.才能が枯渇することはないと思います。人間が持っている能力を使い切るには人生は短いと思っているので(羽生善治) 2020年09月15日

ちなみにこちらは羽生さんの言葉。

 

この圧倒的な明るさ、楽観的な視点はB'zの稲葉さんの最近のインタビュー(Red Chair)に通じるものがあります(「やらなかったことで決まってしまった」)。

 

稲葉さんいわく「生まれ変わったら自分に生まれ変わりたい」、と。

「もっとやりたいことがあるから」、と。

貴乃花親方が生まれ変わったら自分になりたくないと言ったのと対照的で、どちらも素敵です。

 

 

ちょっと(藤井さんに関して)過去を振り返ってみましょう。

 

これから偉大なる大名人になる方がはじめてその地位に就いた日に、その方の過去を振り返ってもバチは当たらないでしょう。

 

c.f.セーマン、ドーマン、、ビールマン??疾鬼と魑魅魍魎が跋扈するのが浄化された結界?? 2017年04月11日

 

2017年4月の記事です。

森内永世名人がA級順位戦から陥落したことでフリークラスへ転身(事実上の引退のようなものです)。同時期に浅田真央さんが引退(近々プロとしても引退?)。

 

という記事の中に藤井聡太中学生プロの11連勝のニュースがありました。

 

日本将棋連盟のサイトにはこうあります。

 

本日、4月4日(火)に関西将棋会館で行われた、第67期王将戦一次予選で藤井聡太四段が小林裕士七段に勝ち、11連勝しました。これにより四段デビュー以降の連勝としては新記録を達成しました。

 

【藤井四段のコメント】
「(11連勝は)自分の実力からすると望外です。連勝を伸ばせるよう、1局1局指して行きたいです。(今日の対局は)結果は幸いだったが、内容は良くなかったので反省している。まだまだ実力が足りないので、実力を上げて行きたいです。」

【佐藤会長のコメント】
「デビュー早々見事な勝ちっぷりです。ここまで14歳と思えない、しっかりとした戦いぶりで、どこまで連勝を伸ばすか注目しています」

 

結果は幸いだったが、内容は良くなかったので反省している。まだまだ実力が足りないので、実力を上げて行きたいです。」という当時のコメントが僕らの脳内をエコーします。当時から変わりません。

 

本日の対局後のインタビューでも、藤井聡太新名人(七冠)は、「課題が多く出たシリーズ(名人戦)であり、それが大きな収穫だった」と言う意味のことをおっしゃっていました(奪取後インタビュー)。名人奪取後とは思えない発言。そしてそのマインドセットは一貫しています。

(佐藤会長は今年退任され、羽生さんが次期会長の予定です)。

 

 

僕らも欲張らず、「いま持っている知識と能力でできる、自分が一番得意な範囲のことだけ」にフォーカスしたいものです!

 

 

 

先の引用の直前に以下の具体例が書いてあります。

 

最近の例では、薬漬けにされた信者がいたので、私はすぐにプロの精神科医にお願いした。「クスリの影響が抜けたら、次は私が引き受けます」ということで、バトンリレーをしたのだ。私は別に精神医学の知識がないわけではないし、どの薬をどう処方すれば効くかというのは、一応はわかるつもりである。しかしこの範囲のものは、おたがいプロがやるべきことなのである。また、薬物中毒の疑いだけでなく、精神異常(たとえば分裂病など)が被洗脳者に見られたときも、やはり同じように精神科医にお願いするだろう。

(p.47 苫米地英人『洗脳原論』)

 

 

【今後の展望!】

6月は「まといのば」講座はやります!

他の企画も進めていきます!

RayTのあとに裏T理論のBootCampもスタートします(対象はT理論完全マスタースクール受講生とRay版T理論スクールの受講生です)。

オイルトリートメントBootCampはいよいよ4期に入ります!


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