ひょんなことから邦画を見ました。
邦画はクレヨンしんちゃんと名探偵コナン以外は見ないと決めているのですが(冗談です)、発刊直後から読み始めていた「私の幸せな結婚」が映画化されるとかで観てみました(この漫画を読み始めたのは友人からの熱心な薦めでした)。
原作の耽美的な雰囲気が好きで、そして過剰なまでのご都合主義的な展開は1つの伝統芸能のようで面白いです。映画はとても原作の雰囲気が再現されていて、素晴らしいと思いました。典型的なアイドル映画は好きです。やはり「ただしイケメンに限る」という法則は絶対的ですね。
筋立は原作の通りであり、ある意味でセカイ系で、内観が多すぎて、Egoが強すぎる同士が、作家という神に愛されたがゆえに都合よく進んでいきます。
異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかった娘、斎森美世。能力を開花させた異母妹に使用人のように扱われていた。親にも愛されず、誰にも必要とされない娘。唯一の味方だった幼馴染も異母妹と結婚し家を継ぐことに。邪魔者になった美世は冷酷無慈悲と噂される久堂家に嫁ぐことに…。和風ファンタジー×嫁入り。結婚から始まる恋愛の物語。
僕が感動したのは、呪術廻戦や陰陽師などのブームが示すような「呪い」の時代の予感です。
(陰陽師と言えば、猿之助さんの新・陰陽師を歌舞伎で観てきました)
(夜の部は玉三郎さんと仁左衛門さんです。このお2人が観れるのは幸運なこと!)
ライブ配信もあるそうです!
ChatGPTは素晴らしいですが、彼らがやってくれるのは我々の仕事とされるもののうちで、非人間的な部分です。たとえば、単調な反復です。モダンタイムスで批判的に描かれた非人間化は、実際に人間を消し去りました。機械よりも人間が安い場合にのみ、Humanが未だに雇われています。機械よりも人間が高い場合はどんどん機械に変わります(たとえば金融もジャーナリズムも、パラリーガルも)。貨物列車にぎゅうぎゅう詰めにされて、右のものを左にするだけの、生産性がゼロな仕事に従事している人は(雇用規制によって守られている)この世の春を今のうちに謳歌しておくことです。「板子(いたご)一枚下は地獄」などと言いますが、もうすでに水の上を歩いているだけかもしれません。
AIishな(AIっぽい)言語パータン処理をする深層学習は素晴らしい仕事をたくさんしてくれるでしょう。教育を含めコミュニケーションのほとんどを代行するでしょう。それは良いことです。
9割くらいを代替してくれれば、本来人間がやることに集中できます。問題作成とか採点とか講評とか、人間がやっていた時代が懐かしいとなるでしょう(駅員さんが切符を切っていたくらいに)。
ただ我々はその奥にある事態を見抜かないといけません。
それは何かと言えば、言語の向こう側には非言語の大陸が広がっているということです。
言語は上澄みであり、非言語がほとんどを占めているということです。
この非言語書き換えを主戦場にする我々としては、言語パータン処理は素早くAIっぽい機械学習モデルに任せ、そしてコンピューターも量子コンピューターの実用化を確定した未来として観ておきつつ、次の時代、次のパラダイスに備えるべきです。
それが「呪い」の時代です。言うまでもなく、中世に逆戻りするのです。いや螺旋状に上がると言っても良いでしょう。
AI的なものの登場によって、世界はどう変わるかはたくさんの社会実験がすでにあります。
僕らはMoneyがまだ紙や金属によって表現されていた時代を知っています。電話というテクノロジー以前を知っており、電報やピッチ(PHS)やラジオ(やテレビ)というメディアがあった時代を知っています。
かつては電話番号は全部暗記するものでした。語呂合わせなどを駆使して、覚えていたものです。友人の幾人かは人間電話帳のように多くの電話番号を諳んじていました。
いまや、自分の携帯電話の番号すら怪しいものです。
電気すらもエジソンがいて、テスラがいたからこそです。その前に電灯も電気もありませんでした。
僕が馴染み深いところで言えば将棋です。
名人経験者であり将棋連盟会長であった米長先生(故人)が「われ敗れたり」を書かれたことが、昨日のことのようですが、今は昔です。
c.f.元名人がコンピューターに敗戦と初音ミク全米デビュー 2012年02月17日
c.f.可能性を広げようとすると失敗し、あえて可能性の芽をつむとなぜうまくいくのか?〜恋の盲目の有効活用 2017年04月12日
↓2017年のツイートです。この指数関数的増大というか成長に刮目せよ、ですねー。
5年前に元名人の敗北を書いていたかと思えば、その1年後に現役のプロ棋士が負け、そしてとうとう名人が負けました。そこから5年後、悪魔のように強い藤井聡太さんですらソフトと(公式で)対戦しようとしません。
電王戦第1局は71手でPonanzaの勝利となりました。4年前に現役のプロ棋士に初めて勝ったPonanzaが、初めて現役のタイトルホルダーに勝ちました。
— 日本将棋連盟モバイル【将棋連盟ライブ中継】 (@shogi_mobile) April 1, 2017
本局並びに第2局の棋譜中継は将棋連盟ライブ中継でhttps://t.co/TS3PynkeO3
(編集長、五段遠山)
4年前に現役のプロ棋士に初めて勝ったPonanzaが、初めて現役のタイトルホルダーに勝ちました。
ちなみにコンピューターがプロ棋士に勝つ時期をほぼ正確に予言したのが、七冠を独占したころの羽生さんでした。AIに負けると予言した羽生九段 藤井七段の予言は? 有料記事 編集委員・堀篭俊材2019年5月28日 7時00分
コンピューターがプロ棋士を負かす日は?
約20年前に「2015年」と予想した棋士がいた。先日、1433勝の公式戦歴代1位に並んだ羽生善治九段(48)。弱冠25歳で史上初の「七冠王」になったころのことだ。
実際に人工知能(AI)が現役棋士を初めて破ったのは13年だったが、ほぼ言い当てた。この予言は1996年版「将棋年鑑」にでてくる。同じ質問に、当時50代だった「ひふみん」こと加藤一二三九段(79)は「来ないでしょう」と答えている。すでにチェスでコンピューターは王者と互角に勝負していたが、持ち駒が使え、選択肢が多い将棋では「人には勝てない」と考える棋士も多かった。
コンピューターは人には勝てないと予想していた人が多い中で、ご自身が七冠を取ったタイミングでほぼ正確に予言されたのがすごいです。
その七冠に藤井聡太さんがなろうとしています。
彼が順位戦を戦うことがなくなるのはこの2023年からなのではないかと思います(ずっと名人位を独占するという意味です)(もしかしたら七冠も)(とすると、公式戦では藤井聡太さんは香落ちか角落ちとかになるのでしょうか)。
そう考えると「名人に香を引いて勝つ」とゴール設定した若き日の升田幸三先生はすごいです。これこそが現状の外のゴールですね。
c.f.才能が枯渇することはないと思います。人間が持っている能力を使い切るには人生は短いと思っているので 2020年09月15日
*そしてそれを実現したのもすごい。
(ブログからの引用開始)
僕自身は大山康晴先生に千駄ヶ谷駅で一度だけお目にかかったことがあります。
僕自身は、「名人に香を引く」升田幸三さんや「新宿の殺し屋」の異名を取る真剣師小池重明さんなどの世代のため、谷川先生と言うとまだ若かりし頃が浮かびます。
升田先生などは、本当に名人に香車を引かせているから驚きです。
香落ちというのは、駒落ちのハンデ戦ということです。名人からすれば、香車を落とすのも屈辱なら、それで負けるのはもっと屈辱的です(とは言え、、、、、この先、藤井聡太さんに対して駒落ちでないと勝てないという状況になるのではと邪推します。いまのところ豊島竜王は5連勝中ですが、羽生さんや渡辺さんのような化け物でも藤井聡太さんとは互角かちょっと、、という感じです)
(ブログからの引用終了)
僕はこの升田幸三先生の「名人に香を引いて」というエピソードは、ハリーボンズのホームランの量産の仕方を思い出します。
c.f.なぜ兄弟の目にある塵を見ながら、自分の目にある梁を認めないのか〜祝新庄監督!バリー・ボンズの秘訣 2021年11月03日
新庄:「バリー、打席でどういうイメージで立っているの?」
バリー・ボンズ:「良い質問だ。
立った瞬間に俺は野球場を1個、、、もう一個つくるんだ。
2個めのスタンドにいれる、、、リラックスして、、、リラックスしないと入らないから。
リラックスしてバンと打つ。
そしたらインコースの球、つまっても、一個目に入るだろ。」
*スケール感が大事。そしてリラックス!
ちなみに羽生さんと同じく(まだ七冠になる前ですが)藤井聡太さんも未来の将棋について予言をしています。これまた凄みがあるものです(「人間と一度も対局せずに棋士になる方が出てくるのではないかと思います」)。
話が逸れましたが、これまでの歴史を振り返っても、牛馬や人間に任せていた力仕事を機械が代替するようになり(いまだに馬力という言葉は使います)、海馬等に任せていた暗記をGoogleのようなインデックス付きメモリに代替するようになり、そして言語処理をDeep Learningのような言語パータン処理マシンに任せるようになった先には、きわめて人間らしい「呪い合い」の世界が始まります(いや、始まっていて、最近の言葉では「認知戦」と呼び、古くは「洗脳」と呼びました)。
ここでは苫米地博士と岡田斗司夫さんの著作を紹介します!
そして来たるべき未来については、やはりSFやSF映画は最高です!
そしてこちらの小説と評論のハイブリッドは非常に面白かったです。
(もちろん科学的に真面目に2041年を取り上げているのですが、これは41という文字面とAIという文字面が似ているということだと思います。原作の表紙にあらわれているとおりで)
と思ったら、著者であるカイフー・リーご自身ががそう書いていました。
タイトルを『AI 2041』としたのは、もちろん本書の初版が出た時点から二〇年後をテーマにしているからだが、41とAIの字が似ていることも多少意識している。
何が言いたいかと言えば、おもちゃと遊ぶのはまだしも、ラッダイト運動にフォーカス(Focus)するのは無意味だということです。
それよりもフォーカスすることがあるはずです。
自分の未来と自分のゴールと自分のWant toにFocusしましょう!
c.f.どこにフォーカスする?それが魔法♫1つの夢、1つの魂、1つの勝利、1つのゴール、一瞬のきらめき 2018年11月18日
【まといのば講座4月全6講座】
【受講料】:リアル受講 5万円(1講座)、ヴァーチャル・ライブ受講 3万円(1講座)
(CAP制度)
【受講資格】:「まといのば」スクール修了生、Rayスクール修了生、OnLine MenTor修了生
【日程】
まといのば講座4月第①弾『シン・手帳講座2023〜TENETから異世界通信まで〜』(4月8日(土)19時〜)(受講料:5万円(リアル受講)、ヴァーチャル受講・ライブ受講3万円)
まといのば講座4月第②弾『飛行石・実践編 〜Body Designの身体調整から身体操作へ〜』(4月20日(木)19時〜)(受講料:5万円(リアル受講)、ヴァーチャル受講・ライブ受講3万円)
③4月25日(火)19時〜
④4月27日(木)19時〜
⑤5月2日(火)19時〜
⑥5月3日(水・祝)13時〜
Body Design BootCampもますますパワーアップして今月より再開です!!
【Body Design BootCamp1期生募集開始!】
〜Anatomy2.0を用いて圧倒的な身体を目指す!〜
【Body Design BootCamp1期:開催日程】
2月25日(土)19時〜(第1回)
4月15日(土)19時〜(第2回)
5月13日(土)19時〜(第3回)
6月10日(土)19時〜(第4回)
7月15日(土)19時〜(第5回)
〈Body Design BootCampは全3コースです〉
・Body Design BootCampプラチナコース(リアル受講+毎月1時間プラチナセッション)(受講料45万円)
・Body Design BootCamp1期リアル受講コース(リアル受講+ビデオ受講)(受講料25万円)
・Body Design BootCamp1期ヴァーチャルコース(ビデオ受講)(受講料15万円)
(Ray式オイルBootCamp受講生向けの割引制度があります!)