ソクラテスは言葉で説明できないということを軽蔑していました。
でも、ソクラテスは奥さんのクサンチッペの顔を他の人に言葉だけで説明できたのでしょうか?
クサンチッペを知らない人に向けて、どれほど言葉を足そうが、他と峻別するような特長を言語だけで表現することは不可能です。
言語にこだわる人は言語空間の広さと緻密さに感動し、興奮すら覚えますが、それもまた巨大なメタバースでしかありません。仮想世界なのです。
(メタバースは新世界ではなく、新しい電話であり、新しい手紙と「まといのば」では考えています。メディアです。伝書鳩であり狼煙です)
言語空間は現実世界の写像でしかないのです。
(現実世界がLogosという情報空間の写像でしかないということはまた別の話)
何が言いたいかと言えば、非言語の世界のほうがはるかに大きく、ほとんどのことは言語によって記述できないし、近似すら難しいということを我々は前提とすべきなのです。
ハワイで観た夕焼けの美しさや赤ん坊の寝顔の可愛らしさをどれほど言葉を尽くしても表現はできないのです。
言語空間は言語空間の素晴らしさがあり、物理的現実世界は物理的現実世界の素晴らしさがあります。
言語の万能性を過大評価してはいけません。
(もちろん過小評価してもいけません)
ただ僕らの主戦場は情報空間であり、そして非言語空間であることは意識に上げとくと良いです。
言葉自体は強烈な中毒性があり、自律性があります。平たく言えばモンスターなので、飼いならしているうちは可愛いのですが、サーカスのライオンと同じでいつ野生の血が騒ぐかは誰にも分からないのです。
逆に非言語は我々の味方です(多分)。
身体に落とし込んでいくのが非言語です。
踊りの身体の使い方やオイルトリートメントの身体の使い方なども非言語です。
言語化できないものですが、重要です。
たとえば、あなたのパートナーの顔とか。
【講座案内】明日開催!
今月の残りのリアル2講座!(今週土曜日と来週水曜日!)
どちらも相当にヤバイ技術と理論です。
お楽しみに!!
1月21日(土)19時〜(まといのば講座1月⑤『Shrink 〜肥大したEgoをShrinkして、普通に復活(RESURRECTION)しよう!』)
1月25日(水)19時〜(まといのば講座1月⑥『未来人になろう!〜ミライザカ:成功のレシピ〜ポスト・メタバースの風景〜』
(今月もCAP制度は継続します!)