メンバーのお一人からご質問をいただきました!
質問の主旨はシンプルです。
かつて美肌クリームでは、保湿美容液などは身体が潤う機能をスポイルするので、使わない方が良いと言っていました(もちろん今でもそれは変わりません)。
でも、オイルトリートメントではセサミオイルやホホバオイルで保湿することにならないのか?という主旨のご質問です。
非常に良い切り口の質問です。
(ちなみに当時は美肌クリームという名称が確定していなくて、気功クリームとか美容クリームとか言っていました。美肌クリームのスタートは2010年末です。時が流れましたね〜)
(引用開始)
おはようございます。
オイルケアに関して質問させてください!
まといのばブログの過去記事を読んでいて2011年1月13日の記事にて下記のように書いてあります。
c.f.例年はガサガサの手が、、、、 2011年01月13日
**********(ブログ引用開始)
なぜハンドクリームがまずいのかというと、(まあ御存じだとは思いますが)人工的に保湿することで手の皮膚自身が自分の力で皮脂を分泌して保湿するという機能をスポイルしてしまうからです。
(略)
化粧水や乳液やクリームによる保湿の問題はこの方のご指摘のとおりです。
「ホメオスタシス」を考えれば、必ずフィードバックを生じます。
すなわち、外から何かを加えれば、体はさぼります。「スポイル」するということです。
**********(ブログ引用終了)
これに関して質問です。
セサミやホホバオイルを外から加えることによっても保湿されますが、これによって身体がさぼってしまうことにはならないのでしょうか?
(引用終了)
これは非常に良い質問ですし、良い切り口です。
結論から言えば、セサミやホホバオイルを外から塗ることによって保湿することはありません。
オイルトリートメントの基本は細胞への浸透です。そして細胞は必要な分だけを吸い取ったら、不要な分は受け取りません。
それにオイルで保湿してしまうと、端的に言えばベタベタしてしまうので、脳アロマであれば全身をシャワーで洗い流しますし、そうでない場合もいわゆる簡易的なタオルオフで不要なオイルを取り除いてしまいます。
保湿液の重要な成分は尿素です。これは皮脂や汗で代替されるものですが、十分に外から渡されれば、身体は分泌をやめます。
逆にオイルトリートメントの場合は、細胞の内側から潤わせるので、さぼるどころか活性化します。
彼には回答したときはもう少しシンプルに「オイルトリートメントは保湿ではなく、(細胞の)栄養」と答えました。「考え方が逆」と。
アーユルヴェーダ学会などでも公式にオイルトリートメント自体は皮膚常在菌の働きを活発化させると言っています。
美容の考え方の保湿というのは、表面から覆い隠すのですが(いや、もちろんそれほど単純ではなくなってきていますが)、オイルトリートメントは内側から輝かせます。
オイルは保湿ではなく、細胞の栄養であり、(角質や皮膚常在菌を含めた)細胞の正常化です。
ただ施術者がどこまでそれを明瞭に考えているかも施術の結果に大きな影響を与えます(付け足すならば、アーユルヴェーダのオイルトリートメントと我々のオイルトリートメントもまた考え方が微妙に異なります)。
表面に塗るのではなく、細胞に浸透させていくのです。
(ちなみに当時はワセリンでこれを実装していました。ワセリンを塗って、傷口を塞ぎ細胞に浸透させたら、表面は拭き取って構わないと指導していました)
c.f.化粧水のカラクリ 2011年01月12日
c.f.「じっとり」から「しっとり」へ 2011年01月10日
(この時期の半年分くらいの記事を読み込むと美肌クリームがよくわかります!)
美肌クリームについても全く新しいフェイズに入りたいですねー
2月以降のセミナーにご期待を!
でもまずは基本が大事です!
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どちらも相当にヤバイ技術と理論です。
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【明日舞台本番です!】
今回は四谷区民ホールです!
いつもと違いますので、ご注意を!!