デウス・エクス・マキナは非常に面白い技術なので、そして1週間もしないうちに何万光年も旅して(いや比喩ね)、非常に面白い成長を遂げました。
そのまま突っ走っていきたいなと思いました。
直前の告知にも関わらず多くの方に集まっていただき、ありがたかったですし、非常に重要な節目になったと思います。
「ゆるゆる」な身体やT・Sなどへ移動できると思います(TSはかつてセミナーをしましたが、身体意識の「まといのば」Versionです)。
ゆるめた先に何があるのかを期待するのではなく、ゆるめる前に目的地を設定しましょう。走り出してから考えるというのはあるのですが、実際には「ゴールはありません」という人もゴールがあるのです。それは健康で文化的な生活をしたいとか(憲法かっ)、いや、本当に。
そしてGoalの理論というのは素晴らしくも冷酷にシステムとして機能しますので、たとえばそういうSQなゴールを設定しますと、それをあっさり達成したときに、システムは牙を剥くのです。Creativityが逆回転して、自分を殺しに来ます。それがCreativeAvoidanceです。
CreativeAvoidanceとは、Creativityのダークサイド(Dark Side)です。
ダークサイドと言えば、ダース・ベイダー(Darth Vader)のVaderはオランダ語ではお父さん。
I am your father.
とカミングアウトしなくても、オランダ語を知っていると登場した瞬間に(名前が出た瞬間に)分かる。
ただシステムは何がDarkSideで、何がGoalのサイドか分からず、ただ機械的に動くので、Avoidanceもゴールへの移動も機械的に起こる。
この移動の機械的な感じがいまいち僕らは理解できていないから、どうしても自力になりがち。自助努力でがんばりがち。
自助とか自己啓発というのはそもそも後ろに神があり、神がWith meしてくれているという信頼があっての「人事を尽くして天命を待つ」なのであって、神無き時代に自助努力をすると、それはただの傲慢。そして悪い意味での「自力」になってしまう。
だからこそ、頑張ってはいけないわけで(=我を張ってはいけない、「私」「私」「私」はビョーキなのです)、努力はいらないのです。いらないけど、あっても良いですかというのは愚問で、努力を始めたと思ったら、それはアラームだと思い、ゴール設定をやり直すかマインドセットを変えるか、ブリーフシステムを変えるべき(いまおすすめは転生)。
で、「『閉じ師』になろう!!」の大合唱がちょっとうざいなと思い始めたので、ここで一曲♫。
ルソー作曲の有名な歌を紹介します。
あの自然状態が幸せというジャン・ジャック・ルソーです。
本人は言っていないのに、本人の標語になっているのは「自然に還れ」です。
(本人が言っていないのに、言ったことにされるのは、「板垣死すとも自由は死せず」とか、ヴォルテールのものと勘違いされる「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」とか、ダーウィンのものと勘違いされる「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」(レオン C. メギンソン)などなどですね。)
僕が好きなエピソードはネルソン・マンデラが大統領就任のスピーチで言ったとされるこちら。
「私たちが深く恐れるもの、それは私たちの光であって、闇ではない」
社会契約説のルソーについて覚えていなくても、こちらの印象的な(牧歌的な)一節は覚えているのでは、これもここだけ切り抜くから、ルソーがおめでたく感じるのですが。
***ブログからの引用開始
(引用開始)
ある広さの土地に囲いを作って、これはわたしのものだと宣言することを思いつき、それを信じてしまうほど素朴な人々をみいだした最初の人こそ、市民社会を創設した人なのである。そのときに、杭を引き抜き、[境界を示す]溝を埋め、同胞たちに「この詐欺師の言うことに耳を貸すな。果実はみんなのものだし、土地は誰のものでもない。それを忘れたら、お前たちの身の破滅だ」と叫ぶ人がいたとしたら、人類はどれほど多くの犯罪、戦争、殺戮を免れることができただろう。どれほど多くの惨事と災厄を免れることができただろう。
(引用中断)
杭を引き抜く英雄の姿は印象的です。
もちろん最初に土地の私的所有権を主張した「詐欺師」に対して、「耳を貸すな」と叫べば、我々は私的所有権から自由になった!と考えるほどルソーもおめでたくはありません。
上記の文章に続いてこう書きます。
(引用再開)
しかし、そのときには、もはやそれまでと同じ状態を維持しつづけることができなくなりかけていたのはたしかである。というのも、この所という観念は、人間の精神のうちに突然のように形成されたものではないからであり、それまでに次第に順を追って形成されてきたさまざまな観念に依拠しているからである。
(引用終了)
***こちらのブログ↓からの引用終了
彼は作曲家でもありました。
彼というのはジャン・ジャック・ルソーです。
というか、パウロがテント張りであったように、ルソーのライスワークは楽譜の浄写でした。浄写はおそらく浄書です。楽譜を出版のために整えることです。
余談ながら、僕はルソーの「告白」とアグスティヌスの「告白」が二大告白だと思っています。どちらも面白すぎる。中学高校のころに通学しながらひたすらに読んでいました。
c.f.哲学について加速学習したい! 2011年12月05日(ルソーの「告白」について、ちらっと言及)
c.f.難しいのは、新しいアイデアを開発することより、古いアイデアから逃れることである 2012年04月08日(アウグスティヌスの「告白」とルソーの「告白」についてちらっと言及)
ちなみに彼はエミールという教育論を出していますが、自身の子供は全員孤児院に入れています(ただ本人は心から孤児院のほうが養育環境としては良いと思っていたからですが)。
造物主の手を出るときは人間は善であるが、人間の手に移されると悪くされてしまう(『エミール または教育について』)
*ルソーについてはいろいろとありますが、たとえばトルストイはルソーを尊敬していましたし、カントはルソーの「エミール」を読んでいて時計より正確と言われた散歩を忘れました(村人はカントの散歩を見て、時計を合わせていたという逸話も)。
カントはルソーについて、『美と崇高の感情に関する観察』への覚書にて次のように書き残している。
わたしの誤りをルソーが訂正してくれた。目をくらます優越感は消え失せ、わたしは人間を尊敬することを学ぶ。
ヴォルテールやヒュームがお友達だったときもあります。あのヘーゲル様にまで影響を与えました。
で、話を戻します!
ルソーの作曲した歌はこちら(日本以外では賛美歌として知られているそうで)。
何が言いたいかと言えば、、、戸締まりのメタファーの1つは結ぶこと。
神を結び(←間違えた)、髪を結び、制服のリボンを結び、関係性を結び直します。
むすんだら、ひらきましょう。
閉じ師も良いけど、その抑圧を続けてて良いの?って思います!!
Lost & Foundも良いですし、Reunionも大事、Religion(再び結び直す)も大事。
でも、開放も大事。
要石は時代と共に動くもの。戸締まりは次のドアを開けるため(繰り返し出るイメージに、家のドアの鍵を閉めて、チャリの鍵を開けます。飛び出すために)。
【動画紹介】
最近面白いと思ったのが、脳へのインプラントのこちら。Neuralinkですね!
こちらも「すずめの戸締まり」が好きなら必見。良いことをたくさん言っています!!
こちらは「すずめ戸締まり」が好きで、ドラえもんがもっと好きならオススメ、、、、なのか?
あれ、これって紹介しましたっけ?