マクベスの魔女たちと戯れていたら、どこかに知性を置き忘れてしまい、どんどんIQが魔女たちに漸近してきたので、どんどん「アルジャーノンに花束を」になってきました。
山から降りていくフェーズですね。劣化していく方。
おかげで頭が悪いというのはどういうことかを体験できて良かった(転んでもただでは起きぬ)。
山から降りるのはツァラトゥストラであり、モーゼですね。
コーチやメンターやヒーラーになるということは、山を降りるということ。
とは言え、これほどきついのは世界的な凄腕ヒーラーから窮地を救ってもらって、その経験を「抽象度エレベーター」という気功技術として昇華させて以来でした(どんな技術にも、どんなシャレにも財布いっぱいのGoldがかかっているのです。ゲーテによれば)。
ですので、思わず頭を休めるために、頭を使わなくていいマルクス・エンゲルスの共産党宣言を紐解いていたら(←失礼)、「なるほど」と膝を打ちました。
一匹の亡霊がヨーロッパを徘徊している、共産主義という亡霊が。およそ古いヨーロッパのすべての権力が、この妖怪を祓い清めるという神聖な目的のために、同盟を結んでいる。教皇と皇帝、メッテルニヒとギゾー、フランスの急進派とドイツの密偵らが。
誰もが覚えている有名な出だしですね。
階級闘争という凡庸な(当時は革新的だったのかな?)結論ありきのおしゃべりを冷ややかに眺めつつ読んでいると、こんな言葉が飛び込んできます。
自由人と奴隷、ローマの貴族と平民、領主と農奴、ギルドの親方と職人、一言で言えば、抑圧者と被抑圧者が不断に対立しあい、中断することなく、時には暗に、時には公然と闘ってきたが、この闘いは大規模な社会の革命的再編成で終るか、さもなければ、闘い合う階級がともに没落して終った。
え?
自由人と奴隷、ローマの貴族と平民、領主と農奴、ギルドの親方と職人、、、
え?
え?
え?
ギルドの親方と職人、、、、
そうか、この騒動の根幹はマルクスだったのか、階級闘争だったのか。
(違うよ)
(今日の記事は頭を休めるためのジョークです)
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優しい回答と解説!!
亡霊となったということは、もう死んでいるということ。
死んでいるのに、存在しているということは、生まれ変わったということ。
生まれ変わった=転生!
シン・RaySalonへようこそ。
【共産党宣言紹介】
これは見ておいた方が良い映画↓
(引用開始)
一匹の亡霊がヨーロッパを徘徊している、共産主義という亡霊が。およそ古いヨーロッパのすべての権力が、この妖怪を祓い清めるという神聖な目的のために、同盟を結んでいる。教皇と皇帝、メッテルニヒとギゾー、フランスの急進派とドイツの密偵らが。
権力の座にある対抗派から共産主義だと罵られなかった政府反対派がどこにいるだろうか。自分たち以上に進歩的な反対派にも、反動的な敵対者にも、共産主義という烙印を押して非難を返さなかった反対派がどこにあるだろうか。
この事実は、2つの帰結を生み出す。
1.共産主義は、すべてのヨーロッパの権力からすでに一つの力だと認められているということ
2.共産主義者は、公然と全世界の眼前に、その見解と目的、性向を公表し、共産主義の亡霊というお伽話に、党自身の宣言で対抗する上で最適な時期だということ
本目的のため、さまざまな国の共産主義者がロンドンに集い、次の宣言を起草し、英語、フランス語、ドイツ語、フラマン語、デンマーク語で出版することにした。
第1章 ブルジョワとプロレタリア
これまで存在したあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である。
自由人と奴隷、ローマの貴族と平民、領主と農奴、ギルドの親方と職人、一言で言えば、抑圧者と被抑圧者が不断に対立しあい、中断することなく、時には暗に、時には公然と闘ってきたが、この闘いは大規模な社会の革命的再編成で終るか、さもなければ、闘い合う階級がともに没落して終った。
(引用終了)
【引用開始】
共産黨宣言
(堺利彦[#改行]幸徳秋水)共譯
一個の怪物がヨーロッパを徘徊してゐる。すなはち共産主義の怪物である。古いヨーロッパのあらゆる權力は、この怪物を退治するために、神聖同盟を結んでゐる。ローマ法皇もツァールも、メッテルニヒもギゾウも、フランスの急進黨もドイツの探偵も。
〔譯者註〕メッテルニヒはオーストリーの宰相、ギゾウはフランスの首相。
見よ。在野の政黨で、在朝の政敵から、共産主義的だといつて誹毀されないものがあるか。また見よ、在野の政黨で、他の一そう急進的な反對諸黨派に對して、ならびにその保守的な政敵に對して、共産主義の燒印をつけた詰責を投げ返さないものがあるか。
この事實から二つのことがわかる。
共産主義はあらゆるヨーロッパの權力者から、既に一個の勢力として認識されてゐること。
共産主義者が全世界の面前にその見解、その目的、その傾向を公然と表示し、黨自身の宣言をもつて、共産主義の怪物のお伽噺と對抗すべき時機が熟してゐること。
この目的のために、諸國の共産主義者がロンドンに集まつて、次の宣言を起草した。そしてそれをイギリス語、フランス語、ドイツ語、イタリー語、フレミッシュ語、およびデンマーク語で公表することにした。
[#改ページ]
第一章 ブルジョアとプロレタリヤ(1)
在來一切の社會の歴史は、階級鬪爭の歴史である(2)。
自由民と奴隷、貴族と平民、領主と農奴、ギルド(同業組合)の親方(3)と徒弟職人、一言にすれば壓伏者と被壓伏者とが、古來常に相對立して、或ひは公然の、或ひは隱然の鬪爭を繼續してゐた。そしてその鬪爭はいつでも、社會全體の革命的改造に終るか、或ひは交戰せる兩階級の共仆れに終るのであつた。