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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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ネットワークをいつも高速回転させ、回転数を上げ続け、必要な時に回転数を下げて粘りと重さを出す

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今月のRayオイルトリートメントBootCampでは、ホメ筋を鍛えました。

ホメ筋というのは勝手な造語ですが、褒める瞬発力の練習をひたすらにしました。

パッと何かを見て(もしくは人を見て)、高く評価できる部分を次から次へと上げていく練習です。

 

c.f.【BootCamp開催中!】オーラタッチをいかにオイルトリートメントに応用していくか?(^O^) 2022-04-10(こちらの記事にはホメ筋鍛錬については書いていません。別なワークについて書かれていますね)

 

ただ、我々はセラピストなので、人の心を動かさなくてはいけません。指摘するだけでは十分ではありません。伝えなくてはいけないのです。

相手のモーダルチャネルをチェックし、相手の重要性関数を推し量りながら、瞬間瞬間に自分の立ち位置を変え、表現の仕方を変えていきます。

そこでは観察が第一に必要であり、仮説が必要であり、行動によって検証しながら、ベイズ推定のように仮説をアップデートしていく必要があります。

 

ゲームのようなものです。

相手の反応に対して即座に自分の関数をアップデートしながら、瞬時に最適化していく必要があります。

ゲーム同様に、フィードバックは即座にリアルに戻ってきますので、それを意識に上げることができれば(それが難しいのですが)、無意識が鍛えられます。

 

ちなみに一つ前のパラダイムでは、ディスリが評価されていました。

だからディスリが得意な人は多くいます。

 

ディスリというのは批判であったり、非難であったり、ローストであったり、、、。

c.f.最高の瞬間にこそ気を付けろ。悪魔はそういう時にやってくる(デンゼル・ワシントン) 2022年03月30日

 

 

そのようなものが知性の象徴のように扱われていました。

そんな時代もあったのです。

 

たとえば政権与党がやっていることを何でも批判していると、知性的で国のことを憂えており、かつ政権を任せてみたいと国民が思ってくれるかもという淡い期待があったのでしょう。

 

もしくは権威が言っていることを、脊髄反射のように全て批判して、それがCriticalThinkingだと勘違いしている人もいました。いや、それがCoolであり、頭が良いことに思えたのです。

 

斜に構えていることが、かっこよさや知性を示しているように思えたのです。

 

一つ前のパラダイムでは、そのようにディスリが肯定的に評価されていました。

 

今はもう少し平明な時代です。

 

かつては軟弱に見えた真っ直ぐなリスペクトが真っ直ぐに評価されています。

 

これもBootCampか、RaySalonセラピスト講習会で伝えましたが、メッセージを明確に伝えることが新しいパラダイムに適(かな)う態度です。

かつては晦渋なメッセージや、一見分かりにくいメッセージに好感をもたれた時代がありました。なぞなぞすぎるメッセージです。

わかりやすさは軟派で弱々しく、あまり知的ではないと思われていました。

 

パラダイム・シフト後はそれが真逆になりました。

 

「嫌よ嫌よも好きのうち」は通用せず、嫌は嫌であり、好きは好きなのです(いや、この表現自体も漂白されなくてはいけないのかな?)。

 

褒めるということについても、同様です。かつてのような褒めることは軟弱であり、「男は黙って○○ビール」という時代は終わったのです(ちょっと意味不明だな)。

 

 

 

セラピスト講習会でしたか、質問をいただきました。

 

「褒めるときはもっと大げさに行うべきですか?」と。

 

たしかに指導の方向としては、大げさに、ディフォルメして、という感じですが、そこにあるプリンシプルは「明確に」ということです。

「まといのば」風に言えば、「明晰に」です。

わかりやすくということです。

つい前の世代だと(僕を筆頭として)、皮肉を交えたり、晦渋さを交えたりしたくなるのですが、バカっぽいほどに明晰な方が良いのです。

情報伝達のポイントはなるべくノイズが少ないことです。

ハイコンテクストな文化であれば、多少のノイズや皮肉や難解さがスパイスになるのですが、ローコンテクストなパラダイムであれば、ともかく曇り無き明晰さが求められます(多分)。

 

もはや、皮肉や批判が知性として扱われる時代は終わったと肝に銘じることが、知的階級には必要かもしれません(これ重要)。

 

それよりは「この人、アホなのかな?」と思われるくらいに明晰な方が良いのです(漂白社会の住人からすれば、明晰なのがアホという意味が分からないでしょう。いや明晰判明のデカルト君にも分からないはずです)。

メッセージを正確に伝えることを良しとして、変なCriticismを入れないことです。

そして、自分がIQが低いかもと思われることを恐れないことです。

知性や教養が高く取引されていた市場は消えたのです。漂白されたのです。


知性と教養が不要だと言っているのではありません。それを表に出すことがダサくなったのです。

 

かつてリビングには世界大百科事典のようなものが並んでいるのがステイタスでした。ピアノがあって、辞典があって、図鑑があって、、、、それを売りさばく読んだこともないであろう押し売りの人が玄関に居座って、、、、それもこれも今は昔なのです(笑)。

 

 

*これはタルムード

 

 

話が知的とは真逆にとっちらかっていますが、まとめていきます!

 

まずはホメ筋を鍛えましょう。瞬発力を鍛えましょう。

考えるのではなく、感じて、次々と畳み掛ける練習をしましょう。

それはフィードバックを正確に素早く取り、そしてそれを相手にフィードバックする練習になります。ここには2つのフェイズがあります。

1つは観察、もう1つは表現です。

InputとOutputとも言えます。ベクトルが真逆なのです。

 

せっかく相手の良い点や美点をいくつも見つけることができても、表現力がなければ正確に描写できません。素早く正確に明晰に相手に伝えることが必要です。ただ伝える中で必要なのは、相手のモーダルチャネルは何か、相手の重要性関数はどこにあるのか、今何に引っかかたのかということです。

よく釣り竿を喩えに出しますが、いくつもの釣り竿を垂らしておいて、反応が来たものから釣り上げていく必要があるのです。一本の釣り竿で勝負してはいけません。100本から5000本の釣り竿を垂らして、反応が来たものからどんどん無意識に釣り上げていきながら、意識的にナビゲートします。

この練習が「内部表現書き換え」の肝になってくるのです。

丁寧に観察し、丁寧に評価することです。

ちなみにこれもベクトルは真逆ですが(InputとOutputですが)、本質はどちらもRゆらぎです。

 

もう少し先へ進みます。

 

このホメ筋を鍛える作業は、どちらかと言えば反射神経を鍛えるような作業です。ともかく練習、練習、練習で上手になります(もちろん教師付き学習で)。瞬発力と持久力を鍛えます。素早く褒めつつ、それを長時間維持できるようにしたいのです。頭を猛烈に回転させます。頭というか、IQというか、実際は空海ネットワークとを猛烈に回転させます。

その上で、スピードをあえて落としていくのがポイントです。

小回りのきくモーターボートでブンブン行くのではなく、大型客船がゆっくりと向きを変えた方がド迫力なのです。まずはボートを客船にすべくIQを高めていきます(ネットワークを強化します)。

 

その上で、わざとあえて回転数を落としていきます。

 

The Artist's Wayなどでは、脳からの雑念の排出や浄化のように書かれているモーニング・ページですが、実際は脳の回転数を落とすことではないかというようなことを岡田斗司夫さんが言っていたような記憶があります。早すぎることによる空回りを防ぎたいのです。きっちりと噛み合ってから回転数を上げたいのです。

 

もっとくだけた言い方をするならば、それ(モーニング・ページ:引用者注)は「脳の排水」と呼んでもいいかもしれない。脳の中を掃除することが目的だからである。

 

*「創造性」と言うと神(創造神)を連想しますが(そして著者もそれを意図していますが)、僕らの用語で言えば「Creativity」です。Creativityを回復させるツールとして、社会的洗脳からの自己脱洗脳として考えると、神の香りを脱臭できるかも。

 

クライアントとの関係も同様で、クライアントのIQが低いからそのIQに合わせるわけではありません。お互いが噛み合うために回転数を落とすのです。

 

ただIQを下げるためには、猛烈に上げる必要があります。ボートを豪華客船に変える訓練が必要です。それも賢そうに見えないトレーニングが必要です。そんなワークを次回のRayオイルトリートメントBootCampでは行います(すでに終わっている人は練習しておいてください。日常生活で出会ったワンちゃんとかを褒めたり、草木に向かって対話しておいてください。たまに人間にも)。

 

手帳革命講座では「ホメ筋」の練習はしないですが(多分)、臨場感空間の生成の方法は伝授するかもです!フェロモン革命講座でやり残したコンテンツでもあるので!

 

 

【まといのば講座『”手帳”革命 〜新しい時代の新しいビジョンの描き方、叶え方〜』】
【日時】 4月29日(金)19:00~22:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLine MenTor受講生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!

*ライブ(Zoom)受講も、ヴァーチャル(ビデオ)受講も可能です!!

 

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