OnLine気功整体BootCampという、かなりマニア向けの(いや、プロ向けの)OnLine講座があります。
現在、OnLine講座シリーズは、13講座あるOnLineReCordと、リニューアル版のOnLine MenTor(オンライン・メンター)という通信講座(半年コース)、そしてこのOnLine気功整体BootCamp(半年コース)です。
OnLine気功整体BootCampは、昨年まで開催していた気功整体師養成BootCampのアップデート版です。
よもや気功整体をビデオ教材で教えられる日が来ると思わなかったのですが、昔は物を思はざりけり、です。
気功整体は知識や理論によって、ガラッと変わる部分が大きいので、解剖学などは繰り返し学べるビデオ教材が最適だなと思っています。当然ながら(オカルト的な言い方で恐縮ですが)、ビデオには気を乗せているので(無意識から無意識への情報伝達があるので)、繰り返し観ることで無意識も知らず知らずのうちに鍛えられます。
*かつて「レコードが擦り切れるほどに聴く」という表現がありました。
動画教材も次に何を言うのか分かるほどに(暗唱できてしまうほどに)繰り返し視聴すると、無意識が切り替わります。
ちなみに、この感触が分かるとなかなか面白いと思います。
この感触というのは、知らず知らずのうちに無意識が勝手に鍛えられる感触のことです。
無意識が鍛えられているのがなぜ分かるかと言えば、同じことをしていてもパフォーマンスが変わるからです。効率が上がったり、自分の動きが変わったり、視点が上がったり、抽象度が上がったり、お客さんが劇的に変わったり、強く感謝されたりするからです。
最初は暗中模索でしょうが、だんだんコツが掴めてくると、無意識を鍛えることだけにフォーカスするようになります(これもまた「普通革命」の肝です)。意識や意志力を鍛えていると疲れてしまうのです。意識的に練習することは大事ですが、それは無意識を書き換えるためのRゆらぎであると正確に認識することが大事です。
僕自身は自己洗脳と呼んでいます。習得したい技法や理論がある場合は(たくさんありますが)、ひたすらに脳に流し込みます。繰り返し経験したり、視聴したり、レッスンを受けたり、練習したりします。非常に単調にただ作業をこなすのです。これが「機械になりたい」というウォーホールの感触だと思います。もともとハンコ職人として、判を押すような作品を作っていたウォーホールは、メジャーになっても、判で押すような作品を作っています。この繰り返す感じがとても重要です。量は質に転化するのです。
意識は新しいことをどんどん求めますが、無意識は同じことの繰り返しを必要とします。
重要なことなので、繰り返しますが(以下略)。
無意識から無意識への情報伝達が圧倒的なのです。
これを僕は幸いなことに、広中平祐氏(フィールズ賞受賞)から、若い時分に学びました(彼の講演会で)。
意識はおしゃべりしかしません。意識にもし素晴らしい利点があるとしたら、無意識が学べるような環境をデザインすることだけです。
ここらへんの感覚というのは、言葉で伝えると複雑に感じるでしょうが、それは意識を介しているからです。無意識で分かると、簡単なことです。そして、やりたくなります。
ぜひ、やりましょう!
というわけで、OnLine気功整体BootCampのフィードバックを頂きました!
(掲載の許可もいただき、ありがとうございます!)
(引用開始)
ゴムゴム、劇的に効きます!
実際に剥がすのも、技術を流すだけでも試してみています。
胸椎周りの脊柱起立筋が固く、体幹側屈すると少し痛みが出るのが昨年末から続いていたのですが、痛みがだいぶ軽減してきました!首の動きも良くなり、意識がはっきりする感覚になります。
足首周りは特に剥がすと激痛ですが、最近は歩いていても脚が重くて階段などで脚が上がり辛いほどでしたが、今日は物凄く軽いです!
ASIS周りや肋骨下部あたりも剥がしたからなのか股関節もスムーズに動きますね!
僕は筋トレで動きが改善出来ると思い込んでいたのだと今回、気付かされました。筋トレしてもパフォーマンスがあまり変わらない時もありまして、動画で仰る通り、ブレーキを踏んだままだったのですね。
剥がすごとに腹圧もかかりやすくなり、背中が伸びて楽に動けることが体感できて、ひとつ自分の思い込みが外されて良かったです!
(引用終了)
ゴムゴムは皮膚運動学というジャンルの手技を気功技術化したものです。
ゴムゴムの実を食べて、腕や脚が伸びるようになった海賊に敬意を表した命名です。
皮膚運動学というのは、非常に面白い学問で(でも、学ぶことはオススメしませんが)、問いそのものがウィトゲンシュタイン的です。
数理哲学の祖とも言えるウィトゲンシュタインはこんな質問をしています。
腕を動かしているのは、脳だろうか、それとも筋肉だろうか?
たとえば腕の腱を切ってしまったら、腕は動かなくなる。
とすると、腕の腱が腕の運動を支配しているのか?
みたいな質問です。
皮膚運動学も同様です。
皮膚が熱傷(火傷)や手術痕があると、運動が阻害されるというのが、もともとの動機です。皮膚がただれていたり、引き攣れていると、その部分が動きにくくなり、運動が阻害されます。その引き攣れの部分の癒着を丁寧に剥がしてあげると、運動が回復します。動けるようになります。
よく肘を例に出して説明するのですが、肘が自由に動くのは、肘のところの皮膚がきちんと剥がれているからです。もしこの皮膚が骨に張り付いていて動かなければ、肘は動きません。筋肉がいくらしっかりしていても、皮膚が自在に滑走しないと肘は動かないのです。
とは言え、ウィトゲンシュタインのように、皮膚が運動を支配しているなどとは言いませんが(笑)。皮膚は運動を考える上で重要なファクターの1つであることは事実です。
たとえば硬い服を来ていたら、身体は自由に動かせません。
スーツで踊るのは、WORLD ORDERにしかできません。
タイツが身体に張り付いて、滑らないとしたら、自由に動けません。
皮膚も同じです。
*ゴムゴムの手技のイメージはこの写真のように皮膚を持ち上げて、深筋膜から剥がします。そして、できた山の裾野を広げるイメージで剥がします。つねるのとは違います。剥がします。癒着を外します。剥がれていない場合はかなり痛いです。剥がれると痛くありません。
で、この皮膚運動学というか、ゴムゴムから考えると、そのことがAnatomy2.0の良い導入(イントロダクション)になるのです。
皮膚が浅筋膜や深筋膜ときちんとずれて動くことが大事です。剥がれていることが重要です。
癒着していて、張り付いているから、うまく身体が動かせないのです。
でも、身体が動かないのは、筋肉の鍛え方が足りないとか、筋肉の拮抗筋が強すぎる(ブレーキを効かせすぎる)と考えるだけだと、足りないのです。筋骨格系のAnatomy1.0の考え方であれば、筋肉だけで運動を考えます。でも、Anatomy2.0ではFasciaで考えます。
全身を覆っている膜がきちんと剥がれてることが、自由に動くための第一歩なのです。そしてその膜は構造的に複雑に何層もあるのです。それを理解し、剥がしていくのがFasciaの技術です。
この感触をを即物的にリアルに感じられるのがゴムゴムです。フィードバックも取りやすいです。
このフィードバックをくださった方はプロの作業療法士として長年、施術をしていますし、ご自身のこともしっかり鍛えています。筋トレをしっかりやってきた人だから見える知の地平があります。
腹筋を剥がすと腹圧はかかりやすくなります。特に腹筋の終着点である鼠径部であったり、恥骨、そしてみぞおちは面白い効果があります。大殿筋もたとえば坐骨周りと仙腸関節の周辺を剥がしたいのです。そうすると腰痛が緩和したりします。
身体は不思議な形で繋がっていますので、ゲーム感覚で楽しんでゴムゴムを続けてください!!
【OnLine気功整体師養成BootCamp1期 〜新しい解剖学で圧倒的な結果が出せる気功整体師になる!〜】
【概要】 毎月10日、20日に動画教材配信!(6ヶ月完成)
【場所】 いつでも、どこでも、どんなデバイスでも!!(Vimeoでの配信。ダウンロードも可!)(6ヶ月完成)
【受講コース】・プラチナコース・・・毎月2本の動画教材+毎月1時間の対面(もしくはオンライン)セッション(通常のセッション以外に、気功整体やオイルトリートメントの選択も可能です)
・オンラインセッションコース・・・毎月2本の動画教材+毎月15分のオンラインセッション+1期に1回の1時間対面セッション
・ヴァーチャルコース・・・毎月2本の動画教材
【受講料】 45万円(プラチナコース)、30万円(オンラインセッションコース)、18万円(ヴァーチャルコース)
(プラチナコースは一括払いのみ。他のコースは分割払い可能です)
【受講資格】 ブログ読者の方(経験者は歓迎ですが、初心者でも大丈夫です!)
【持ち物】 ノートとペンと情熱、あとゴールを忘れずに!
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【伝授】任意で(希望される方に対して)、講座開始時に伝授を行います!(1期で1回のみです)。
*毎月10日までにお申し込みいただければその月からスタートできます!
*従来のセミナー受講生やメンター生などは個人LINE、もしくはLINE@でメッセージをいただければ、それでお申し込みも可能です!!
【教科書紹介】
*解剖書はいくつ持っていても良いですが、OnLineBootCampではこの一冊を手元に置いておいてください!!これだけで成長の階段を駆け上がりましょう!!