人から評価されるというのは嬉しいものです。
密かに情報空間でがんばっていたことが、物理抽象度にまで降りてきて、それが客観的に誰の目にも明らかになるというのは嬉しいものです。
自分だけの世界はどこまでも自分だけです。孤独な作業です。
そして下手をすると自己満足になってしまうので、できるだけ客観的なフィードバックを取ることで、閉鎖系を開放系にしたいのです。
普段は褒めないような人が、身体のことを褒めてくれたり、首の長さや顔のシャープさ、美しさを褒めてくれたら、それは本当に嬉しいことです。
ここで僕らの多くに蔓延している毒について、忠告しておきます。
僕らは褒められると自然とその褒め言葉を否定するというアルゴリズムが根深く心の底にはびこっています。
褒め言葉を受け入れることができないのです。
いや、それを意識的にやっているのであれば、まだしも無意識がやっているとしたら、、、、恐るべきことが起きます。
僕の知っている事例では、こんなことがあったそうです。
その人の師匠にあたる人が、その人の目の前で他の人に向かって褒めたそうです。
嬉しく、そして誇らしい瞬間のはずですが、その人は一切聞こえなかったそうです。
目の前で言われていて、話にも参加しているはずなのに、自分の師匠の言葉が一切ミュートされていたそうです。
全く聞こえなかったそうです。
というか、「その瞬間、寝てた?」というくらいに記憶がその時間だけすっぽり落ちていたそうで、、、、ここまでくるとホラーですが、実話です。
おそらくは、その瞬間だけ他の宇宙に意識と魂が移動しているのです。もしくは自己の硬い殻の中のリンボーの中に閉じ込められているのです。
これが毒の作用です。
毒のせいで、他の宇宙の扉が開き(いや、冗談ですよ)、他の世界線へさまよってしまっているかのようです。
冗談とは言え、本当にそういう感じなのです。自分が褒められるという世界線を拒否することで、強引に違う世界線を引き込むのです。ダメな自分というのを演じ続けたいのです。いや、時空を歪めるほどに、本気で確信しているのです。
ですから、No Way Homeではなく、Homecomingであって欲しいのです。
自分のリアルな宇宙に戻ってきて欲しいのです。
それが本来の「普通」です。
ちなみにこれまた不思議なことに、本当に優秀な人々が他人から褒められているときに、特段嬉しそうにするわけでもなく、普通に聞き流しているというシーンを散見しますが、実は聞こえていないのではないかとすら僕は思っています。
繰り返し言っていて申し訳ないのですが、毒親育ちは成功しやすいのも事実です。統計的なデータというより肌感覚ですが。
たとえば、六本木ヒルズの『ママン』を彫刻したルイーズ・ブルジョワは典型的な毒親育ちでした。
*蜘蛛は巣をこわされても怒らない
もういちど糸をはきなおすだけ(ルイーズ・ブルジョワ)
自分は褒められる価値も無い存在だから、皆に認められるためにはどんな犠牲をも払って、血を吐くような努力を普通にやり続けなければいけないのです。自分が人並みになるためには、少なくとも人の100倍はがんばらないと、、と。
Obsession(強迫観念)ですね。
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で、この強迫観念の原因が、毒であり、社会的洗脳であり、そしてその結果として、たとえば褒め言葉が聞こえない(もしくは悪口に聞こえる)という現象が起こります。
これらの現象というか、原因を概念化すると、スコトーマ(心理的盲点)と言います。
スコトーマとはこのように働くのです。
耳には入っているけど、それを否定したがるとか、脊髄反射的に否定してしまうのであれば、少なくともその褒め言葉は認識できているということです。
でも、音声が鼓膜をゆらしていても、RASが認識を拒否するならば、意識には永遠に上がらないのです。ですから、自分が否定するどころか、認識も拒んでいることも気付かないという永遠の闇に陥るわけです。
ですので、解毒のプロセスを続けましょう。
自分の耳を開くようにしましょう。世界に向けて、五感を研ぎ澄ましましょう。つまらない毒で自分の人生を台無しにしないようにしましょう!
解毒のプロセスは、心身の大掃除と似ていて、きわめてきついものがあります。
大掃除にはつきものですが、ホコリまみれになり、見たくなかったタンスの裏を直視しなくてはいけません。クローゼットの奥に放り込んでいた思い出したくない記憶も出てきます。
それは浄化のプロセスではありますが、その苦しさに直面するとむしろ増悪しているようにすら思うのです。
だから理論が大事であり、自己認識が大切です。
大掃除のときは、ホコリが舞い、ゴミがたくさん出ます。でもそのホコリもゴミも、大掃除したことで出てきたわけではありません。これまでも有ったのです。
同様に、解毒のプロセスでの苦痛もこれまでにも有ったのです。ただクローゼットの奥に押し込んで見ないように抑圧していただけです。
というわけで、フィードバックを頂いています!
2ヶ月ぶりに会った方に痩せたと言われたそうです。
家族にも顔がシャープになったと言われたそうです。
素晴らしいことです。
そして上記のスコトーマではないですが、それが聞こえていて、きちんと受け入れられているのが素晴らしいことです。
気功自体は簡単なのですが、困難はその変化のフィードバックを正確に取ることにあります。
(引用開始)
フィードバックなのですが今日嬉しいことがありました。
2ヶ月ぶりに会った方に痩せたと言われたんです。
家族に聞いたところ、ここ1か月2か月ほどで顔がシャープになったとも言われました。
体重が変わっていないのに、不思議なこともだなと思っていたのですが、ここ一か月で気功の取り組み方を変えていたので結果が出たのかな?と。毎日している大周天を30分から1時間に変えてみたり自分の抑制を外せる系の気功をやってみたり、「美肌クリーム」や「陰陽師の砂場」など整える系の気功をやってみたり、その時になんとなく自分に必要なものだと思えるものものをやっていたら、そんな結果が出ました。よかったです。
(引用終了)
「その時になんとなく自分に必要なものだと思えるものものをやっていたら、そんな結果が出ました」というのが良いですね。
T理論で言う戦略的ということです。
T理論の戦略的とは「いきあたりばったり」のことです。
なんとなく自分に必要なものだと思える気功技術を使い、ワークをしていくと、まるで完璧にデザインされたように結果に繋がります。
この先もどれだけ戦略的に(いきあたりばったりに)楽しんで気功を続けられるかがポイントになります。真面目にならずに、楽しみながら、結果に繋げてください!!
p.s.映画関係のお仕事をされている「まといのば」のメンバーさんから、現在公開中の映画『スパイダーマンNo Way Home』について、こんな感想をいただきました!
非常に素晴らしい総括になっているので、僕だけが読むのはもったいないと思い、掲載をお願いしました。
c.f.「僕は力を与えられ、そして呪われた。僕が誰かって?僕はスパイダーマンさ」(スパイダーマン) 2022年01月19日
Whatever life holds in store for me, I will never forget these words: “With great power comes great responsibility.”
This is my gift, my curse.
Who am I?
I’m Spider-man.
(この先にどんな人生が待っていようとも、僕はこの言葉を絶対に忘れない。"大いなる力には大いなる責任が伴う" 僕は大いなる力を与えられ、そして呪われた。
僕は何者かって?
僕はスパイダーマンだ。)
ネタバレを含む可能性がわずかにあるので、一応、まだ本編を見ていない方は、スキップしてください(スキップというのは、楽しそうに跳ねることではなく、ここを飛ばしてくださいという意味ですw)。
(引用開始)
先生お世話になります。
今回のスパイダーマンの新作も素晴らしい出来ですね。
スパイダーマンはマーベルヒーローの1番の主軸でありながらも、映像化の著作権がマーベルではなくSONYの手中にある中で、過去作を取り入れた大人事情全開の落とし前の付け方が見事ですし、今後の続編にマルチユニバースと云う設定で見事に、過去作との系譜を精算し次のフェーズに繋げられる様に仕込んでいるのも見事です。
その生贄とも言えるドクターストレンジが次の札であるのもエグい展開です。
マルチユニバースは禁断の設定で、今回の作品の様にアイアンマンとキャプテンアメリカの復活も出来ますので、どうマーベルがスターウォーズシリーズみたいにならない様に仕掛けてくるか?見守りたいです。
(引用終了)
何を書いても蛇足になりそうなので、一言だけ。
是非、映画館へ!!
というわけで、まだまだ楽しみは続くので、Netflixもがっつり見ていきましょう!!
“The Multiverse is a concept about which we know frighteningly little." Watch the official teaser for @MarvelStudios' Doctor Strange in the Multiverse of Madness. Only in theaters May 6. pic.twitter.com/0cvrNgdUjY
— Disney (@Disney) December 22, 2021
タイトルの引用はこちらから。
The Multiverse is a concept about which we know frighteningly little.
多元宇宙とは、我々がほとんど知らない概念である。(『ドクター・ストレンジ マルチバースオブマッドネス』)