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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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なぜカエルはサソリを信頼してしまい、サソリはなぜ分かっていながら自己破滅的な未来を選択したのか?

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サソリとカエルという逸話があります。

 

川を渡れないでいるサソリがカエルに頼んで、向こう岸まで渡りたいと頼むお話しです。

 

 

カエルはサソリの願いを最初は断ります。

 

「嫌だよ、君はどうせ僕のことを刺し殺すだろ」と。

 

それに対してサソリは、

 

「いやいや、そんなことをするはずが無いだろ。僕はひとりではこの川を渡れない。君を刺し殺したら、僕だって溺れ死んでしまうよ」と答えます。

 

まあ一理ありますし、川を渡れないでいるサソリを気の毒に思った親切なカエルはサソリを背中に乗せて川を泳ぎ渡ることにします。

 

そして川の真ん中まで来たときに、カエルは背中が突然焼けたように熱くなり、そして自分が刺されたことに気付きます。

 

「なぜ???君だって助からないだろ?」とカエルは毒を回るのを感じながら、サソリに聞きます。

 

サソリは、「これが俺なんだ」と答えます。

 

 

話はここで終わっていますし、このあともしかしたら親切なうさぎがやってきてカエルを解毒して、サソリを踏み殺したりするのかもしれませんが、、、、機械仕掛けの神ですね。

 

おそらくは二人共、それぞれの罪ゆえに死んだのでしょう。2人というか2匹というか。

ひとりはサソリを信用した罪、もうひとりは自爆テロにも関わらず、恩人を刺し殺した罪です。

 

この話は子供の頃に耳にした人が多いでしょうし、多くの伝承がそうであるように解釈は多義的です。

 

一見すると、「サソリを信じてはいけない」というものに感じます。

それはそれで良いと思いますが、そんなに単純なものでしょうか?

 

そしてサソリはなぜカエルを刺し殺したのでしょう。

自分が死ぬことが分かっていて、なぜそれでも刺してしまったのでしょうか?

 

自己破壊的というか、自爆テロのような行為をなぜサソリはするのでしょう。

 

これはシンプルにサソリがサソリであるためには、刺す未来しかなかったのではないかと思っています。これは僕らも同じです。僕らはサソリなのです(多分w)。

 

ルー・タイスが人生の中で幾度も火中の栗を拾いに行くようなものです。

会場の手配ができていないのに、ボクシングの大会を開いて、チケットを完売させるようなものです。そんな常識に反するようなことをするルー・タイスに対して批判があったとしても、「これが俺なんだよ」と言い募るでしょう。もうチケット代は広告費に突っ込んでいるので返金もできません。引き返すこともできないのです。

 

 

 

川を渡っている最中にカエルを刺すくらいに自爆テロ的な行為ですが、ルー・タイスはサソリのように平気です。

 

むしろ石橋を叩いて壊すようにきちんと計画して、無茶をしないようにしようとする人たちに対してはこう嘲ります。

 

多くの人が、ビジョンやゴールを設定するときには必要なリソース(資源)がどこにあるかを知っておこうとします。それが、彼らが人生でわずかなことしか成し遂げられない理由です。(ルー・タイス『アファメーション』)

 

だからお前は「人生でわずかなことしか成し遂げられない」んだよと懇切丁寧に教えてくれます。

あなたの背中を刺しながらw

 

このルー・タイスの文章をきちんと読むと、ゴールを設定するときに必要なリソースを知らなくて良いということになります。リソースがなくても、約束して、チケットを売っても良いのです。興行をする人間からしたら、詐欺のようなものと感じます。でも、これで良いとルー・タイスは言っています(ちなみに先にも書いたようにチケット代を返金しようにも、そのお金の一部は広告費に突っ込んでいてなくなっています)。

 

この文章を理想論として頭で分かっていても、実際に身体が反応するでしょうか?

 

そういう生き方できるでしょうか?

 

怖くないでしょうか?

 

 

いやいや、僕らはそういうCrazyな生き方ができます。

 

サソリと同じです。

 

その生き方しかありえないから、その生き方を選ぶのです。

 

それで自己破滅したとしても、それが当然の未来だとしても、そうしてしまうのです。

だから安心して、身を委ねましょう。カエルの背中に乗りましょう。

 

 

*講師はめちゃくちゃ怒っていますが(いつもながら)、内容は非常に良い講座でした。究極のゴールのように観えるものが、もしあっさりと叶うのだとしたら、その可能性がわずかでも感じられるのであれば、必死で学ぶ価値はあります。

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ルー・タイスの該当箇所を引用しておきます!

ボクシングのトーナメント大会という学校の運動プログラムでこのファンキーな逸話を紹介していますが、ルー・タイスは一貫してこういうサソリです。

ただ奇跡的に川を渡りきるサソリなのです。

このエピソードを紹介しているのは純粋に読者の理解度に合わせているだけです。彼の現役のときの逸話を書籍に書いたら、さすがにドン引きされるだろうからと推察しています。映画が可愛く観えるほどでしょう。

 

(引用開始)

私がまだ高校教師でコーチだったころ、学校の運動プログラムのための資金集めが必要になったことがありました。いくつかのアイディアを検討したあとで、二〇人の生徒を集めてボクシングのトーナメント大会を開くことにしました。どうせ放っておいてもけんかをするのだから、いっそのことチケットを売ればいいじゃないかと思ったのです。

チケットはほぼ完売しましたが、大会の五日前になってもまだ、ボクシング用のリングとグローブとレフリーが調達できていませんでした。周囲からは、「ルー、こんなばかげたアイディアは忘れて、お金は返したほうがいい」という声が出始めました。でも、それはもう無理でした。チケット代の一部は広告費に使ってしまっていたからです。(ルー・タイス『アファメーション』p.45)

 

「あの、実はリングとレフリーが手配できても、ボクシンググローブを手に入れられないと、試合ができません」

すると男性はこう聞いてきました。

「あなたは何をお持ちなんです?」

「私が持っているものは、販売ずみのチケットとやる気十分の子どもたちです。ところで、もしヘッドギアと飲み物用のボトルとゴングをお持ちでしたら、それも持ってきていただいたほうがいいいと思います。

私が目標を定めて、チケットを売ったときには、どこでリングとレフリーを見つけたらいいのか、まったく当てがありませんでした。多くの人が、ビジョンやゴールを設定するときには必要なリソース(資源)がどこにあるかを知っておこうとします。それが、彼らが人生でわずかなことしか成し遂げられない理由です。 (ルー・タイス『アファメーション』pp.45-46)


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