以前のように厳しく指導することを控えて、ここ数年は柔らかく優しくなろうと自分のスタイルを軌道修正してきました。
最近のマジタ方式での指導などもそうです。
本気でぶつかるというと聞こえは良いですが、それはただの暴力になりかねません。
ですので、ともかく社会の風潮にあわせて気をつけようと思っていますが、、、、。
でも、最近、特に思うのは、ヒーラーになりたいとか、気功師になりたいとか、人の役に立ちたいと思うのであれば、普通の人のままではダメなんだということです。当たり前ですね。
やはり人外のものというか、Crazy Oneにならないとダメなんです。
そもそもそんなCrazyなゴールを設定できた時点で、もうCrazy Onesの一人なのですから、容赦なく自分を変えていって欲しいと思っています。
「まといのば」にはいろいろな人がいますので、気功を趣味でやっているという人もいます(そんなにいないですけど、「趣味:気功」って意味がよく分かりませんし)。でもほとんどの方はプロになりたい、プロとしてお客さんに圧倒的な価値を提供したいと思っています。
そこで、僕らとしては手を変え品を変え、様々な指導をしてきましたが、結局は狂気のように学ぶ人しか学べないと思っています。こちらがどう教えるかというよりは、ヒーラー側がどう学ぶかです。
いや、本質的には痛み以外に学びの機会は無いのだなと、ここ数年痛みの中で僕も学ばさせてもらっています。
お手々をつないで地獄への道を行くのがいやで「だからその手を離して」(B'zのデビュー・シングル)というのが、「まといのば」の方針だったはずですが、あまりに多くの優秀なヒーラーが全くその力を発揮できる機会がないままでいたので、様々なルートを編み出そうとしてきました。
c.f.お手々をつないで小道を歩いていたら、まずその手をふりほどくことから始める 2013年02月02日
c.f.♪お手(てて)つないで 野道をゆけば♪~どこへ行くのか?地獄への道の招待)
その試行錯誤は10年に及びます。
その中でもちろん才能が開花した方も大勢いますし、その結果として美肌クリームにせよ、伝授やチャクラ、丹田、クンダリーニ、ピエタなどは、元ネタが分からなくなるほどに広まっています。
その結果として、起きているのが、実力もないのに騙しの技術だけが上手な山師集団の登場です。
以前のことですが、ココナラなどで、「まといのば」の気功技術だけを扱っている業者さん(というかヒーラーさん)がいたので、その顧客経由でその方と連絡を取ろうとしたら、断られました。
せっかくなら本家本元と仲良くした方が良いと思うのですが、、、、意見が違ったようです。
c.f.「画家とは結局なんですか?」という質問にピカソはこう答えた。それは、自分が好きな、、、、 2016年12月29日
(過去ブログより引用開始)
ピカソのパリの画商がピカソにある進言をします。
ピカソの名前で出回っている贋作の件で裁判に訴えるようにと忠告します。
しかし、それに対してピカソは意外な返答をします。
「どうしてそんなことを? 私にはできない。どういうことになるかわかりきっている。私が予備裁判に行ったら、犯人が手錠をはめられて入ってくるだろうが、それは私の友人のひとりだろう」(pp.158-159)(過去ブログより引用終了)
山師でも何でも良いのです。
(山師ってもともとは風水師のことです)
詐欺師のパラドックスと僕は勝手に名付けていますが、心理学界隈でこんな話があります。
詐欺師が大きな儲けを手にしようと、詐欺の準備をしているうちに、詐欺の実現が蜃気楼のように遠ざかるという話です(カーネマンでしたか、タレブでしたか)。
こんなシチュエーションを考えてみましょう。
ある詐欺師のA君がヤフオクで詐欺を繰り返していました。
受注したのに、商品を発送せずに、お金だけ受け取るというような詐欺です(今はシステムが改善され、できませんけど)。
でも、毎回、アカウントがバンされてしまい、ゼロからやり直しに疲れてきたので、もっと大きな詐欺を計画します。
そのためには、信用スコアを貯めていかなくてはいけません。
というわけで、きちんと仕入れて、きちんと出品して、きちんとコミュニケーションを取って、しっかりとビジネスをやりながら、信用スコアを高めていきました。ある程度の信用スコアが溜まったところで、大きな詐欺取引をものにしようと計画したわけです。
で、そろそろかなーと思っても、ここまでの努力のサンク・コストを考えると、それをふいにするのがもったいないと思い、ジリジリと引き伸ばしているうちに、詐欺の実行が蜃気楼のように近づこうとしても遠ざかることに気付きます。
このまま薄利でも感謝される仕事をしている方が、精神衛生上も良いし、楽しいってことに気づいてしまうのです。
かくして、詐欺師は市場の中で、構造的に良い人にロンダリングされてしまう可能性があるのです。
これを詐欺師のパラドックスと勝手に呼んでいます。
「まといのば」のメンバーも、来た当初から、天然の嘘つきというか、悪気はなく誇大妄想な方も大勢います。パクリしかしない人も多くいます。
でも、嘘つきに長けていることは臨場感の生成の技術としては素晴らしいものがあります。
世間的に「いいひと」というのは往々にして「(どうでも)いいひと」に終わりがちです。毒があり、闇があり、少し狂っているくらいが「まといのば」には相応しいのだと思います。
自分の中の野獣を飼いならすために、もっと野獣の群れの中に飛び込むわけですから。
c.f.
というわけで、野獣募集です。
Crazy Onesを募集中です。
一緒に圧倒的な夢を実現してきましょう!!