シンプルな技術を気に入って、ずっと使っていると、その技術がモンスターに化けていくことがあります。
良い意味でのモンスターです。
強力な技術になるということです。
シンプルな技術であっても、使い続ければ、そしてそのヒーラーの抽象度が上がり、知識レベルが変わってくると、圧倒的な技術に化けることがあります。
たとえば「赤い糸」のワークは基本中の基本であり、シンプルなワークです。
たしか、僕は合気道の稽古のときに習い、気功をするにあたっても便利に使っています。
合気道では赤い糸などとは言わなかったと記憶しているのですが、気功技術にするにあたり、名前をつけました。
「赤い糸」は面白いワークですが、シンプルな、単なるワークで終わりそうなのですが、、、、大きなパラダイム・シフトをいくつも経た新しい視点からそのシンプルなワークを見直してみると、とんでもないことになりました。
赤い糸というのは、簡単に言えば腕を引っ張るワークです。
腕を引っ張るとき、親指側を持とうが、小指側を持とうが、同じ力で引けば、同じように身体が動きそうなものです。
大きな荷物に紐を引いて引っ張ったとき、同じ力で引けば、同じように動きます。
人間も物質であることに間違いはないので、同じように腕を引っ張れば、同じように動きそうなものです。
でも人間は物理的な存在だけではなく、情報的な存在でもあります(物理的な存在だけであれば、それを人は死体と呼びます)。
面白いもので尺骨側と橈骨側のどちらを引くかで結果が大きく変わってきます。
腕を引くときに、普通に親指側を持って引くと抵抗できますが、あえて小指側を捕まえて(小指自体ではなく、是非中手骨を)引くと、、、、、なんとあっさりと身体全体が引けてしまうので。
小指に赤い糸があり、それが尺骨の皮膚側を通ると考えます。
その赤い糸がしつけ糸みたいなもので、それを抜くと衣装の早替りができるような気分で、スッと抜きます。そうすると、身体が崩れていくのです。崩れるように、引っ張ったら動くのです。
逆に親指側(橈骨側)でやると、全く身体は動きません。かなり力を入れても微動だにしません(程度問題ですが)。
この楽しく不思議なワークをやりながら、この赤い糸のワークを拡張していくと、面白いことになります。
たとえば、小指側についている赤い糸を外して、親指側につけると、、、、不思議なことに、親指側でも引っ張れるようになるのです。小指側のときと同じように身体を崩せます。
このときのポイントは丁寧にリアルにワークをすることです。
頭の中でやらないで、きちんと手を使って、物理的な赤い糸を触っているかのように動かすのです。そうすると結果が出ます。
たとえば、その赤い糸は前腕から上腕にあると思うのが普通ですが、きちんと胸の中心まで届いていると思うと、より動かしやすくなります。
スクールでは胸から仙骨を通り、脚を通過して、足裏の経穴である湧泉まで赤い糸を伸ばしました。
すると、本当に抵抗できなくなります。
これを楽しんで、ペアワークでどんどん深堀りしていくと面白いのです。
仙骨まで到達したらどんな感じか?湧泉だとどうか?
肋骨にひっかけたらどうか?
鎖骨なら?
情報的な存在だったらどうなるだろう?と考えて、丹田やチャクラにからめても面白いのです(レミニセンススクールの受講生はセフィロトにひっかけて成功していましたね)。
受け手も黙ってやられるばかりではなく、赤い糸を切ります。
赤い糸を切ると(「解除」と呼んでいました)、全く技がかからなくなります。
ここまでくると、情報空間のバトルを物理空間でフィードバックを取りながらできるようになります。「折れない腕」合戦と同じですね。
合気道の折れない腕では、3つのフェイズがあります。
ナマの力 vs ナマの力
ナマの力 vs 気の力
大概はここで終わってしまい、力んでも気を通すと負けるみたいな結論になります。
でもここからが面白いところです。
3つ目が
気の力 vs 気の力
です。
イメージ同士を闘い合わせるのです。折る側は肘を巨大な斧で切り落とすイメージを持ち、受け手は腕が巨大なホースで水が大量に流れているイメージを持ったりして、バトルします。
最初の内はお互いに自分が何をしているか口に出してやって、コツが掴めたら、非言語で高いレベルでバトルします。
この「折れない腕」遊びを通じて、内部表現の書き換えというのは楽しくコツが掴めるのです。
このバトルの「赤い糸」版をレミニセンススクールでやりました。
ただ、パラダイム・シフトを繰り返し脳が大幅にアップデートされていると、この遊びも指数関数的にレベルアップします。
最終的には、たとえばチャクラを引っ張ったり、クンダリーニを引っ張れれば、チャクラやクンダリーニが体感できないクライアントさんに、身体を引っ張らず、クンダリーニだけを引っ張って体感させることができます。
赤い糸を大量に這わせることもできます。
トラウマにひっかけて、動かしたり、抑圧している情報を取り除くこともできます。
情報は物理的な存在なのです(より厳密には、物理的な存在が情報的なのです。ですから物理空間でできることの多くは情報空間でも似たようにできるのです)。
そんなわけで、シンプルで簡単なワークでも視点が変われば、そして楽しんでそれだけに専念すれば、圧倒的なアリアドネの糸に変わるという話でした!
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