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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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「過去は人に取り憑かない。人が過去に取り憑くのだ」(レミニセンス)〜トランスを深く理解する

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今週末開催のレミニセンススクールの視点というものは、スクール受講生だけではなく、「まといのば」の共通見解にしたいと思っています!

 

というのもヒーラーにしても、メンターやコーチにしても、この考え方が理解できていると、仕事がしやすいからです。

僕らの主戦場はご承知のとおり情報空間です。

物理空間ではころっと負けてしまいますが(いや、闘わないし)、情報空間では良い戦士であれるように日々鍛錬を怠りません(笑)

 

でも、情報空間を渡り歩くためには、適切なガイドが必要です。ガイドというかMapですね。地図です。その地図となるのが、今回の「レミニセンス」です。

 


この仮に「レミニセンス」と名付けるような補助線を引くことで、その補助線がアリアドネの糸となり、複雑な迷宮を解決可能なパズルに変えてしまうからです。


もちろんそれでも情報空間が複雑怪奇な迷宮であることは変わらず、脱洗脳が難解なパズルであることも変わらないのですが、それでも丁寧に論理をたどっていけば、誰でもたどり着けるようになります。

ケインズがこんな意味のことを言っていました。

どんなに自分は経済理論から自由だと考えても、誰もが古い経済理論に縛られている、と。

 

 

 

でも、過去が僕らに取り憑くわけではなく、僕らが過去の理論に取り憑いているのです(^o^)

 

過去は人に取り憑かない。人が過去に取り憑くのだ」(レミニセンス)

 


(映画「シックスセンス」のようですね〜。トラウマという現象もこの視点で考えると面白いかも)


そして一般理論の冒頭では、その古い思い込み(それは心の隅々まで巣食っているもの)を外す方が、新しいこと(経済理論)を学ぶよりはるかに難しい、と。

 


我々が「レミニセンス」と仮に呼ぶこの体系自体はそれほど難しくもなく、いや拍子抜けするほど簡単とも言えます。でもほとんどの人にとって、難解に感じるのは、まさに古い理論が我々の心の隅々に巣食っているからです。

レミニセンススクールを経て、ひとつひとつその古い理論を脱洗脳していきながら、きっちり使いこなせるようになって欲しいと思っています。

そして、受講生以外も少なくとも理論的な部分はアップデートして欲しいと思います

 

と言っても、これはいま突然「まといのば」が言い出したことではなく、10年以上前から変わりません。もちろんT理論のど真ん中です。

 

 

たとえば、変性意識状態という概念にはいくつかのフェイズがあります。

変性意識というのは、横文字で言えばトランスですねw

催眠の方であれば、催眠状態とか、被暗示性が高い状態などとも言います。

 

どの言葉も後ろにコンテキストがあり、そして厄介なことにそれぞれのコンテキストがスコトーマを生じさせます。良い方のスコトーマなら良いのですが、大概は悪い方のスコトーマです。

 

通俗的な定義で言えば、変性意識状態というのは通常意識状態ではないということです。目の前の物理空間に強い臨場感を持つことを通常意識と定義すると、目の前の物理空間ではなく、任意の情報空間に強い臨場感を持てば、それは変性意識状態となります。

 

これはシンプルな定義です。

 

たとえば、いま昨日のディナーでの会話を思い出していたら、それは変性意識状態ということです。

 

催眠術師は自分の言語空間に強い臨場感を持たせて、臨場感をシフトさせます。これを催眠と言いますが、これも変性意識状態を生成させる技です。

 

(余談ながら、「まといのば」には高名な催眠術師の方も来ます。彼らにアドバイスするのは、変性意識状態を深くすることを恐れるな、ということです。催眠の世界の常識では、通常意識と変性意識があり、変性意識に入ると被暗示性が高くなると考えられています。でも、後述しますが、そもそも通常意識など存在せず、変性意識状態しか存在しません。変性意識にはバリエーションがありますが、勝敗を決するのは深さです。ですから、指をパチンと鳴らして通常意識に戻すのではなく、変性意識に深く入ったと思ったら、そこから息を止めてもっと深みに潜り込んでいきましょう)。

 

かつてあれば、催眠は言語誘導、気功は非言語誘導などと言っていましたが、いまはその境界は溶けてなくなっています。気功師は言語誘導も意図的に明示的に使いますし(←ここ重要)、催眠術師も非言語誘導は普通にします(動物催眠があるくらいですから、ドリトル先生くらいしか言語誘導はできません)。

(Dr.Tはかつて洗脳を解けない催眠と定義していたことも併せて考えると面白いです)

(気功と洗脳の違いは本人の利益か、第三者の利益かの違いです。ですので、好意でやろうとする気功は、本人の同意がない場合は定義上「洗脳」となります。どれほどの善意であっても)。
 

話を戻します。

 

いわゆる原理主義的な立場で(T理論で言えば)、変性意識状態しか無いわけです。

通常意識というのは目の前の物理空間を意識するということです。

でも、物理空間ってなんでしょう。物理空間だけを情報空間から切り離して、観るとしたら波動方程式を読むしか無いよね、というのが結論です。

我々は目の前のスマートフォンを見ても、過去の情動と記憶が発火します(発火しなければ、そもそもスマホと認識できませんし)。

ですから、「目の前の物理空間を観る」ことも変性意識状態ということになるのです。

すなわち、変性意識状態しか無いのです。

 

通常意識は悟った方くらいしか無いというわけです。

 

全部が全部、変性意識状態と言っても、みんな一緒でみんな良いわけではありません。

変性意識状態には色合いがあり(まさに「色」ですね。間違って色即是空と書かれた色です)、そして深さがあります(抽象度ですね)。

だからこそ、変性意識は深ければ深いほど良いのです。

 

単純化して言えば、変性意識が深いと、抽象度は高くなり、抽象度が高いということは大周天は巨大になり、大周天が大きいから視野が高く(抽象度が高いと同じですね)、IQが高いと言われるようになるのです。

 

*奈良の大仏さまで知られている毘盧遮那仏という密教仏。大周天のモデルとして使います。

 

では、なぜ「まといのば」においては、しばしば「変性意識状態に入っている!」と怒られるのでしょう?

 

何の話かと言えば、「まといのば」でワークしていて、良くない変性意識状態に入っていると、すぐに止められます。すぐに目を覚まさせられます。これは催眠術師が指パッチンで通常意識に戻すのと似ています。でも似ているだけで、似て非なるものです。

 

なぜ変性意識に入っていることを注意するのかと言えば、単純です。

 

それは誰かが創った臨場感空間であり、端的に言えば洗脳状態だからです。洗脳のトリガーが引かれて、アンカーが発動して良くない変性意識に入っているのです。

(アンカーが特定の記憶、そしてトリガーがその特定の記憶を引き出すきっかけのことです)

 

その変性意識状態が続くと、偏差が起こり、そして「弾ける」と言われる状態になって、騒いだり泣き出したりします。そしてこのような激しい情動を好む臨場感空間の支配者もたくさんいます。なぜなら支配が容易になるからです。

 

情動優位であれば、IQは下がります。

 

逆に「まといのば」では、偏差はもちろんのこと、悪い変性意識も許しません。なぜならIQを維持したいからです。そして、成長するためには、弾けている場合じゃないからです(意図せずに弾けるのは問題ありません。受講生の問題ではありません。それはケアします。

いま批判しているのは、セミナーを開催している側、ヒーラー側のことです。

そのような「弾ける」ような方向へ場を誘導する臨場感空間の支配者が問題です。もちろん彼らのベースは無知なのでしょうが)

 

誤解しないで欲しいのは、脱洗脳の場では泣き出すことも、過去の記憶に衝撃を受けることもあります、怒り出すことも、思考が停止することもあります。そのようなことは問題ではありません。当然起きることです。

しかしその情動の火は上手に鎮めることが肝要です。リーダーなり指導者が火に油を注いではいけないということです。

 

「まといのば」ではスピリチュアルで言われる「いまここ(Now here)」と似た概念として、「丁寧」とか「Echo」とか、「ナマステ」などを提唱していますし、勧めています。

じゃあ、現在の目の前にだけフォーカスすべきかと言えば、そんなことはありません。

 

 

悪い魔女がいたら、良い魔女がいるように、悪い変性意識状態があるなら、良い変性意識状態があるわけです。では、良い変性意識状態とは何か、そしてそれはNow hereと矛盾しないのかということについて、真に驚くべき発見をしたのですが、ここに書き留めるには余白が少なすぎるようです。また次の機会に(もしくはスクールにてw)。

 

 

【レミニセンススクール 〜情報と物理の間(はざま)、リアルと夢の懸け橋〜】

【日時】 10月16日(土)13:00〜18:00

     10月17日(日)13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)

*Zoomによるライブ受講あります!!

*動画教材(当初はZoom版、その後高画質版)によるヴァーチャル受講もあります!
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちら!!(フォームメーラー)

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(↑Coubicによるネット予約も可能です!)


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