好きなことに熱中していれば、その行為そのものが必然的にIQを上げていきます。
だから、好きなことに没頭しよう!というのが、セミナーの結論の一つです。
とは言え、これをルー・タイス風に言えば、もっと鬼畜な感じになります。
自分に嘘をつくのはやめましょう。あなたは何をする必要もないのです。子どものおむつを換える必要はないのです。そのままにしておけばいいじゃないですか。そのうち自然にはずれてしまうでしょうから。(p.88 ルー・タイス『アファメーション』)
あれだけ養子を抱え、子どもを愛したルー・タイスが「子どものおむつを換える必要はないのです。そのままにしておけばいいじゃないですか。」と敢えて言っている狂気を感じて欲しいです。
これは、キプチョゲに向かって、「走るのをやめるんだよ」、それが解決策だよ、と言うのと似ています。
「解決策はあるよ。でも、君はそれを嫌がるかもしれない」
「教えてください。どんな方法ですか?」
最終ラップに入って、最後の四〇〇メートルを走らなければならないとわかったら、そこで止まるんだ。走るのをやめるんだよ。そこで止まって、トラックの内側に座り込むんだ」
オリンピック選手に向かって、レースを放棄せよ、と言うのとも似ています。
やりたくないなら、やめろ、と。
Have toならやめろ、と。
ここまで徹底できるのであれば、好きこそものの上手なれ、となります。逆に徹底しないのであれば、下手の横好きで終わるのです。IQが上がることは無いのです。
カラクリはシンプルです。
「好きこそものの上手なれ」で、好きなことに熱中し続ければ、必然的にたくさん考え、たくさん工夫し、たくさん作業するので、自然と上達し、それ自体が上手になっていきます。
IQと言うと、レオナルド・ダ・ヴィンチのような万能人を思い浮かべがちですが、実際はある特定の分野に圧倒的なパフォーマンス(とIQ)を持つことです。逆に言えば、他に潰しが効かないようなものが本来のIQです。
IQが高い人は、当然のことながら、我々が見えないものが見えています。
分からないものが分かります。
「分かる」というのは「分ける」から来ているなどと言われますが、我々が同じものと思っている事象に対して、違うものと認識できるのです。
たとえば、色彩に関して圧倒的に敏感な人は、僕らが同じ赤だと思ってしまうものを別のものと「分けて」認識できるのです。違いが分かるのです。
微妙な差が分かり、分けることができるのです。
そう言えば、かつて「違いが分かる男のネスカフェゴールドブレンド」というCMがありました〜・
その意味で言えば、違いが分かる人のことを、IQが高いと言います。
*当時ですら、なぜ上質を知り、違いが分かる人がインスタントコーヒーを選ぶのだろうかというツッコミはありましたね。CMですからね。いまや街のお店ですら、豆を挽いてコーヒーを出す時代になりました。
そのために圧倒的な訓練しています。
たとえば、この小さな予告編の中に、お兄さんのフィニアスが良いと言っているのを、最悪だと腐すシーンがあります(くさしているのは自分のパフォーマンス)。繰り返し繰り返し録音してチェックしているシーンがあります。
同じようなシーンをアリアナ・グランデででも紹介しました。
c.f.♬ユア・ビューティフル、天使を見つけたんだよ、本当さ。 天使は俺に微笑みかけたよ♬清水の舞台から 2021年04月13日
このこだわり、細部に対する徹底した狂気こそが、素晴らしい作品を産むのです。神は細部に宿るであり、ニーチェが喜んで突っ込んできそうです。
そのときはクソしかない風景なのです。自分が最高のパフォーマンスをしようとしていて、一方でそれをクソだと唾棄する自分もいるのです。
これがひとつのIQの高い風景です。
というわけで、Zoom版の配信は今晩です!ヴァーチャル受講もお待ちしております!!
(明日23時ごろから伝授の予定です!)
昨日は受講生の熱意とゴールが規格外だったので、ワークもレクチャーもかなり高いレベルに到達したと思っています。だから少し後半は難しすぎるかも、でも前半のイントロダクションだけで十分に元は取れます!(元って何だよw)
【まといのば講座『IQ覚醒の合理的なたったひとつの冴えたやりかた 〜抽象度の階層性、狭き鬼門の通り方〜』】
【日時】&【場所】&【デバイス】 いつでもどこでもどんなデバイスでも
【受講料】 30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLine MenTor受講生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!
c.f.すべての果実は苺と同時期に実ると思いこんでいる者は葡萄について何一つ知らない(パラケルスス) 2019年09月13日




