スパイスとホルモンはとても似ていて、どちらもほんの少量でも、圧倒的な効果があります。
スパイス料理の味付けに使われるスパイスというか調味料はただ一つだけです。
そう、塩です。
もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。(マタイ5:13)
というか、塩だけであれだけ豊穣な味付けができるというのが驚きですし、逆に言えば味とは香り(アロマ)のことなのだと分かります。もちろん素材の味を最大限引き出すことにも成功しています。
現代の多くの食事のように、塗り絵のごとく、ゴテゴテと味を外に付けていくのとは真逆の発想がスパイス料理にはあります。あたかも食材本来の味は恥かのように、ゴテゴテと強い味と色と香りをつけます。
しかし、スパイス料理は味付けはシンプルながら(塩ひとつまみ程度)、味の複雑さは味覚の豊穣さにはいつも驚かされます。五感すべてで味わうことが想定されています。
スパイスは漢方で言う生薬であり、スパイス料理とは薬膳料理なのです。そこにはふんだんにアロマもハーブも使われます。
とは言え、「過ぎたるは及ばざるが如し」の精神に満ち溢れ、ほんの微量で圧倒的な効果が期待できるのが、スパイス料理です。同様にホルモンも本当に微量でも圧倒的な結果が期待できます。というか、微量でなくては逆にいけません。ここに多ければ多いほど良いという単調増加なことは無いのです。適量というのが存在します。
ユヴァル・ノア・ハラリは「農業革命は、史上最大の詐欺」と言いました。
たしかに農業革命はカロリーを増やすことができましたが、食糧の増加は、より良い食生活や、より長い余暇には結びつかなかったのです。
まさに、史上最大の詐欺だったのです。
(引用開始)
人類は農業革命によって、手に入る食糧の総量をたしかに増やすことはできたが、食糧の増加は、より良い食生活や、より長い余暇には結びつかなかった。むしろ、人口爆発と飽食のエリート層の誕生につながった。平均的な農耕民は、平均的な狩猟採集民よりも苦労して働いたのに、見返りに得られる食べ物は劣っていた。農業革命は、史上最大の詐欺だったのだ。
では、それは誰の責任だったのか?王のせいでもなければ、聖職者や商人のせいでもない。犯人は小麦、稲、ジャガイモなどの、一握りの植物種だった。ホモ・サピエンスがそれらを栽培したのではなく、逆にホモ・サピエンスがそれらに家畜化されたのだ。(引用終了)(ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』5章)
しかし、ホモサピエンスも黙って家畜化されるわけではなく、ごく一部はそれに抵抗し、そして飼いならしました。それがスパイス料理です。
ホルモンと同じく、ほんのわずかな量で圧倒的な結果につながるスパイス。
スパイス料理はまさにスパイスの錬金術です。
食材も魔法のように変わり、そして我々の身体も人生も変わります!!
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