いよいよ今週末に迫ったTENETスクールですが、かなり面白くなると思います。
T理論についてがっつりやるのですが、おそらくはじめて聴くような話ばかりになると思います。
というのも、我々はある視点から理論を眺めており、その視点から眺めている限りは永遠にその理論を知ることができないからです。
視点を変えなくてはいけないのです。
TENETスクールまでにどれくらい本を読んでおけば良いですか?と聞かれることがありますが、手当り次第全て読めば良いと思います。
ただ、一冊だけを選ぶとしたらルー・タイスが書いた「アファメーション」です。
この本を愛読している方は多いのですが、話を聞いてみると驚くほど頭に入っていません。
なぜかと言えば、しつこいですが視点が間違っているからです。
見ている風景が違うのです。同じものを見ていても、全く違う風景を見ているので、違う結果が手に入ります。
視点というものに自覚的になるのは難しいので、悪い意味で轍(わだち)にはまってしまい、どんなに努力しても、ザルで水をすくうがごとくになってしまうのです。
自分の視点に自覚的になり、自分の視点を意識し、視点を切り替えるしかないのです。
(これは次のテーマですが、自分の視点ですら分かっていない人がいます。そうすると、意識と無意識がちぐはぐなことになります。それが長く続くと「自分が何をやりたいのか分からない」という感慨につながっていきます)。
社会的洗脳のせいにしたくはないのですが、僕らは誤った「視点」をすりこまれています。それを剥がすことから始めることです。
(これに関連したことを、ルー・タイスは「いちいち許可を求めない」(p.302)と見事に語っています)
以前も紹介しましたがルー・タイスが視点の問題について非常に明確に語っています。
頂点にいるパフォーマーは、ビジョンと目標、そして結果のイメージに誘導されています。現状では自分に必要な情報やリソースがどこにあるのかわかっていないかもしれません。平凡な人は、信じる前に証拠を要求します。
(ルー・タイス『アファメーション』)
c.f.「ジャック、もう死にそうだったよ。ひざががくがく震えて、すごく緊張していた」 2018年01月07日
c.f.彼らはただ見えないのです。そのために私を狂人だと思っているのです(ルータイス) 2020年03月28日
c.f.「じゃあ、黙って走ったらどうなんだ?君は走る必要はない。でも、走ることを選んだ」(ルー・タイス 2019年02月09日
c.f.「解決策はあるよ。でも、君はそれを嫌がるかもしれない」 「教えてください。どんな方法ですか?」 2019年02月08日
これをしっかり脳内で繰り返し響かせて(エコーさせて)、意味をしっかりと理解するならば、充分以上なのですが、ルー・タイスはこれに続けてより明確に説明しています。
(引用開始)
平凡な人は、信じる前に証拠を要求します。
「私に見せてくれ。それはどこから来るんだ?それをどう使うんだ?」。高パフォーマンスの人はこれとは反対の動きを見せます。証拠がなくても信じることができます。特定の目標を定め、それが達成できると信じることで必要なことが見つかり、証拠が次々と現れます。自分がどう働くかを信じていなければ、証拠を目にすることはありません。(引用終了)(同上p.197)
この感覚を「宇宙が味方する」とか「龍脈に乗った」とか言っても良いのですが、カラクリは視点の問題です。
繰り返しますが、視点が違うのです。
それをルー・タイスは「目標を定めれば、方法が見えてくる」と言いましたが、、、これも視点によって解釈がまるっきり変わる命題です。
逆に優秀なパフォーマーというのは、目の前にあるものがほとんど見えていません。
必要なもの以外は全てスコトーマに入るのです。
ですから、凡庸な人から見ると、近くにいる優秀なパフォーマーは驚くほど愚かに見えるのです。
でも、その見え方はその凡庸な人間の愚かさを示しているだけです(でも、世の中は多数決なので、優秀なパフォーマーの視野狭窄が批判されますね)
♬正しさとは 愚かさとは
それが何か見せつけてやる♬(Ado『うっせぇわ』)
♬正しさとは 愚かさとは
それが何か見せつけてやる
(略)
はぁ?うっせぇうっせぇうっせぇわ
くせぇ口塞げや限界です
絶対絶対現代の代弁者は私やろがい
もう見飽きたわ
二番煎じ言い換えのパロディ
うっせぇうっせぇうっせぇわ
丸々と肉付いたその顔面にバツ
うっせぇうっせぇうっせぇわ
うっせぇうっせぇうっせぇわ
私が俗に言う天才です♬
*村上隆さんが経済が低迷し、不況になると芸術のレベルが上がるというようなことをおっしゃっていましたが、ここからのひどい世界的な大不況は、世界でも日本でも、良いアートをたくさん生み出してくれるのかもしれません。暗い時代が続くでしょうが、我々にとっては、良い時代の始まりです。
ルー・タイスは抽象度のコントロールが非常に上手で(というか、僕らに合わせるのがうまいので)、こんな喩えを使っています。
(引用開始)
優れたクオーターバックは何を認識すべきかを正確にわかっています。スタジアムの八万人の観衆の声援や罵声が彼に集中していても、パスを投げるために後退しながら、すぐにねらいを定めます。自動で動くズームレンズのように、意識のズームがエンドゾーンにいる第一のレシーバーに即座にズームインします。(略)
彼には価値ある標的と脅威の両方が見えます。それ以外のものにはスコトーマを築きます。(引用終了)(pp.196-197)
繰り返しますが、ルー・タイスは「価値ある標的と脅威の両方が見えます。それ以外のものにはスコトーマを築きます」と書いています
価値あるものと脅威以外にはスコトーマを築くのです。
スコトーマを外せば良いと無邪気に思っている皆さんにとってはスコトーマとなる文章でしょう。
我々の意識の帯域は非常に狭いので、そこに何を突っ込むかでパフォーマンスは変わるのです。
ゴミを入れれば、ゴミが出てくるのです(GIGO: Garbage in, garbage out:「意味のない入力からは意味のない出力しか返ってこない」というコンピュータサイエンス上の用語)。
逆に価値あるものと脅威だけを入力すれば、ハイパフォーマンスが出力されるのです。
(引用開始)
クソだりぃな
酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい
皆がつまみ易いように串外しなさい
会計や注文は先陣を切る
不文律最低限のマナーです
はぁ?うっせぇうっせぇうっせぇわ
くせぇ口塞げや限界です
(引用終了)
OnLine ReCordでもOnLine MenTorでもセミナーの動画教材でも何でも良いのですが、やたらに執着して、繰り返し繰り返し聴いている人は、実力がじわじわとついてくるものです。
そういうものです。
気功は知識の体系ですし、知識が無ければ視点が生じず、視点の移動がなければ、抽象度の移動も、内部表現の書き換えも無いからです。
というわけで、ルー・タイスの「アファメーション」だけでもしっかり読み込んできてください!!
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【書籍紹介】
こちらは是非再読を!!
余裕があれば、以下の書籍も読んでおいてください。
そして最低限の科学の素養は理論の理解のために必須ですので、時間がかかっても良いのでユーザーイリュージョンなどを是非!