ヒーリングでもコーチングでも(メンタリングでも)同じですが、内部表現の書き換えというのは一瞬で行います。
「一瞬で行う」というと、「一瞬」しか必要ないのではないかと早合点する人がいますが、長い長い膠着状態での謎解きの時間があって、きっかけをつかみ、そして全体を一本背負いするように一挙に書き換えます。
これはヒーラーだけの仕事ではなく、クライアントだけの仕事でも毛頭なく、2人の共同作業です。2人の息があってはじめて実現するいわば奇跡です。
ヒーラーやメンターとして、奇跡を日常的に起こすことに長けたとしても、それはやはり「奇跡」と呼べるようなものです。確率が低く、そして得難いものです。そして苦労の先につかむ光のようなものです。
この共同作業というのは、平たく言えば、啐啄同時(そったくどうじ)というやつですね。
啐啄同時の啐とは、雛が卵から卒業しようと中から突くことです、啄とは親鳥が外から卵の殻をつつくことです。親鳥とひな鳥の息が合うと、孵化できるという仏教用語ですね。
内側から門ならぬ卵の硬い殻を突き続けてもだめですし、ひな鳥が準備できていないのに、親鳥が殻を壊してもダメ。両者のタイミングがぴったり合って、はじめて卵から飛び出すことができます。
もちろんこれはメタファーです。
弟子が現状の外側に出ようともがいており、師匠がそこから引き出そうと手を差し伸べる、、、その両者の呼吸があったその一瞬に書き換えが起こるのです。
知識を知れば移動できると考えるのが知識社会の常識です。
たしかに移動はできますが、師弟関係で目指しているのは横の水平移動ではなく、垂直方向の移動です。抽象度が上がる方向への移動です。
そのときはこの啐啄同時の感覚が必要で、その同時の瞬間が「一瞬で行う」の意味です。
師弟関係において、物理空間を共有するというのはきわめてレアなことだと思って、これが最初で最後だと(一期一会)思って、その瞬間に全てをかけなければ、永遠に殻から抜け出ることなく終わってしまいます。
親鳥サイドとしても、すべての卵が全く微動だにしていなければ(外に出ようという空気が無ければ)、その巣は見限るかもしれませんw
親鳥の持つ時間もまた有限だからです。
そして熱烈に現状から脱したい、殻を破って脱け出したいと思っているひな鳥は膨大にいます(多分)。
親鳥はそのひな達のお手伝いをしたいのです(多分w)。
機能を果たすことが我々のレゾンデートル(存在理由)であるならば、機能を果たせる場に移動するだけです。外に出る気のないひな鳥を相手にお世話をするのが親鳥の機能ではないので。
というわけで、熱くいきましょう!
殻を叩きまくって、現状の外へ飛び出しましょう。
叩けよさらば開かれん(ルカ11:10)
c.f.友人だからというのでは起きて与えないが、しきりに願うので、起き上がって必要なものを出してくれる 2014年12月01日
飛び出しても飛び出しても、たしかにまたそこは新しい殻の中です。
でも、飛び出した時の喜びというのは奪えませんし、その変化や進化が我々の生の喜びそのものでしょう!
傷や間違いは消えないけれど
成功も消えないから
もう少しだけ歩いてみよう
先を照らすあの灯りまで
(宮迫博之:Hotaru)
c.f.♫何をやろうと誰かに嫌われる世界で 誰かに嫌われても自分を好きでいたい(Hotaru:宮迫博之) 2020年11月06日NEW !
有限な人生ですので、自分のポテンシャルと才能を発火させ、発揮させていきましょう!
【動画紹介】
レペゼン地球ファンの人は是非見てみて下さい!(というか、ファンであればもう見ていますよね(^o^))
タイトルは「博多Life」より。
♫どんなにバカにされたって笑い飛ばして今最上級
冷めた現実
褪めた景色より目が覚めても覚めない夢を♫