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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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ねえ、ブルータス、僕らがうだつが上がらないのはね、 なにも運勢(星)が悪いんじゃない。

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*今月のまといのば講座は中止です!来月やります!他のセミナーなども開催しません!

ただ今週末のRayの艶姿1Dayスクールには出講します!

 

今年惜しまれながら引退したプロテニスプレーヤーのマリア・シャラポワが、練習は本番よりきついものでなくてはいけない、という意味のことを言っていました。恐るべきことです。

(いや、多くのアスリートやダンサーは当たり前じゃないかと言うかもしれません。

でも、実践していますか?)

 

プロテニスプレーヤーの試合というのは、どう見ても壮絶な斬り合いのようなもので、体力も精神力も集中力も削がれるものだと思います。衆人環視ですし、中継もされていたら世界中の視線が集まります。

その中で最高のプレイを続け、ゲームを組み立て、駆け引きをして、死力を尽くしてお互いに戦うのは大変なことでしょう。

 

でも、それ以上にきつい負荷を練習ではかけるべきと彼女は考え、そして実践してきました。

 

 

祖国ロシアから単身でアメリカに父子でやってきて、あるはずの空港への迎えもなく絶望的な状況で、飛行機で一緒になった親切なロシア人のホテルのソファーに泊まってクタクタの朝に、休むこと無く、父子はテニスレッスンをしました(それも、練習するテニスコートを探すところからスタートです。言葉が通じない新天地で)。

 

 

 

「予兆に従う」ということが今回のメンタースクールのテーマでした。

予兆というのはサインです。

未来の自分が送るサインかもしれませんし、天使の導きかもしれませんし、無意識の計らい、神の恩寵、、、

単なるスコトーマが外れただけのこと、、、

 

何にせよ、そのような現象があります。

予兆という現象があり、それを見逃さないことが重要となります。

 

予兆に対する重要性が上がると、予兆が目につくようになります。

それはとても大事なことです。

 

でも予兆よりも大事なことは鍛錬です。

いや、どちらも大事ですが、鍛錬なくして予兆無しです( ー`дー´)キリッ

 

 

 

我々の脳内には、こんな言葉がこだま(エコー)します。

 

The faults, dear Brutus, is not our stars.
But in ourselves, that we are underlining.

 

ねえ、ブルータス、僕らがうだつが上がらないのはね、
なにも運勢が悪いんじゃない、僕等自身が悪いんだ。

(中野好夫訳 シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」)

 

寺子屋でおなじみのマッキンダーが地政学で引用しました。

 

 

シーザーとブルータス、2人にそれほど違いがあるように思えないのに、なぜこんなに違いが出てきてしまったんだろうと嘆きながら、いやしかし、僕らのうだつが上がらないのは、星のせいじゃないと言います。

 

運命のせいでも、星のせいでも、予兆を見落としたせいでもないのです。

 

僕ら自身の問題です。

 

The faults, dear Brutus, is not our stars.

(ね、ブルータス、星のせいじゃないよ)

 

とは重い言葉です。

 

 

 

 

何が言いたいかと言えば、非常にシンプルです。

 

Namasteを多用しましょうということです。

気功技術としてのナマステを徹底的に使い倒しましょうということです。

 

 

そしてEchoを行い、shadowingを行い、その鍛錬を繰り返して、耳を鍛えましょう。

エコーというのは、相手の声を音としてきちんと聴くことです。

テキストではなく、音声として。

脳内に響きわたらせることです。

恋人との甘い会話はおそらくは脳内にその情景や声が何度もリピートしていることと思います。

(もしくは上司の罵声や、親の怒鳴り声もw)

それをテクニックとして意図的に行うのです。

 

 

相手が言っていることを理解しようとする前に、言っていることを正確にトレースして、正確に再現できるようなシステムを自分に鍛え上げましょう。

 

メンターやコーチは批評家でも評論家でも、伝記作家でも、親でも先生でも無いのです(メンター視点で言えば、これらはほとんどの場合がドリームキラーとして機能することが多いのです)。`

無意識的に、そう振る舞ってしまうのは仕方ないですが(最初は)、意識的にそのパターナリズム的なるものを剥がしていきましょう。

 

誤解を怖れずに言えば、メンタリングとはテクニックです。テクニックの集合です。磨き上げたテクニックによって、相手の内部表現に入り込み、書き換えることができます。

 

ですので、練習、練習、練習です。

 

いつでもどこでもNamasteの精神で、shadowingとリピーティングをしていきましょう。

Readingに入るまえに、まず耳を開くことです。そして目を開くことです(「ヴィジョンの見つけ方」ですね)。

そして合間にタイムマシン瞑想や羅盤をやります。

 

パブロフの犬のように身体がビクッと反応するくらいで良いのです。恐怖政治で良いのです。トラウマになるくらいに絶望して、身体が恐怖でふるえても良いのです。

恐怖でIQが落ちるとか余計な御託が頭によぎったら、そのくだらないおしゃべりを脳にやめさせて、shadowingとRepeatingを特訓させましょう。脳を躾けるのです。

 

 

その強迫観念(Obsession)こそが、我々が拠り所とできるものです。

成功に強迫観念は必須だと思います。

それをどう表現するかは別として。

 

 

 

テッド・ウィリアムズという伝説の四割打者はいつも怒っていました。

 

 

(引用開始)

あるときウィリアムズは怒りをたぎらせ、自分に悪態をつきながらベンチに戻ってきた。試合最後のバッティングに納得がいかず、どうにも気がおさまらない。(引用終了)

 

悪態をついていると言っても、テッド・ウィリアムズはこの試合でホームランを打ち、チームの勝利に貢献しています。

 

チームメイトが喜ぶ中、彼は自分に怒りをぶつけていました。もっとうまく打てたはずだ、と。

 

 

見るに見かねたチームメイトがどうしていつも怒っているのかと聞いたときに、彼はこう答えたそうです。

 

どうしてかって? 僕は毎日上出来じゃないとダメだから。君はその必要ないだろうけど」とこれまたとんでもない暴言を吐きます。

チームメイトはファンでも素人でも一般人でもないのです。スーパーエリートです。

 

親切に聞いたその優しいチームメイトは殺意を覚えそうですね。

 

テッドももう少し社会的知性を働かせて、「君はその必要ないだろうけど」という極悪非道な言い方を「君だって同じだろう」と言えれば良いのですが、そんな配慮にリソースを割く気にはなれないほどに、バッティングに集中しているのです。

 

 

テッドの三番目の奥様は彼のことをこう言っています(三番目って(汗))

 

怒りは彼の親友だった。なぜなら怒りが、彼にとっての救いになることを達成する力を与えてくれたから」と。

 

彼女はこうも言っています。

 

テッドの怒りの源は、完璧主義的な野心を満たされない自分の無能さだった。自分自身の期待に応えられないと、それがどんなに無害な活動であっても、彼はキレた」。

 

奥様の言葉は石に刻み、そして心に刻みたいですね〜

 

 

ちなみにバカは、これを聞くと「怒り」出しますが、、、、www

 

ブルース・リーから突っ込まれます。

 

Angerじゃない、俺が言ってるのはEmotional Contentだと(笑)

 

 

 

というわけで、Namaste!!

(今日明日の講習会がんばりましょう!今日はBootCamp、明日はAyur-RayDaセラピストですね)

 


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