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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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そんな人たちから職業を奪うのは残酷かもしれない。人間は何かに魂を捧げたいのだ(タレブ)

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*OnLine MenTorの毎月の伝授ですが、今回は今晩行います!!(1日遅れで、すみません)。

*また同様に「武術の身体Part2〜DS図」の受講生向け遠隔伝授も今晩行います!!

 

なぜ最近のブログは、感染症などの時事ネタや政治などの話題が多いのだろうと訝(いぶか)しがる方もいるでしょうが、、、、その理由はシンプルです。

 

いやこれらは時事ネタではなく、真っ直ぐ気功について書いているつもりです(本人はw)。

 

最近、時事ネタ多いな〜と思う方も多いでしょうし、ちょっとコロナしつこくない??(笑)、とか。

右傾化しすぎじゃないとか、いや隠れリバタリアンが表に出てきているだけでしょ、とか。

西浦教授に恨みでもあるのとか?w

 

いろいろと耳に入ってきます(いや、冗談です)。

 

でも、そう思うのも分かります。

 

 

「餅は餅屋なんだから、餅のことだけにしろよ」というのはよく分かりますし、全く同感です。

 

アリストテレスも「餅は餅屋」と言っています(笑)

いや、本当に。

 

 

ここでせっかくなので尊敬するラファエルさんの言葉を引きましょう。

ラファエルさんと言っても、カンナビス研究の第一人者のイスラエルのラファエルさんではなく、日本の仮面のYoutuberのことです。

 

哲学者マイケル・サンデルは、アリストテレスの「良い笛は誰に渡すべきか」という話について考察しています。誰に笛を渡すのか、はいたってシンプル。裕福な人でも、美しい人でもありません。一番上手く吹ける人に渡すのです。((p.193 ラファエル著『無一文からのドリーム』)

 

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これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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タレブの言い方も引用しましょう。

(みんなアリストテレスは大好きなのです)。

 

 

ナイフが切れるのは、ナイフが切るために存在するからと同じように、私がものを書くのは、私が書くために存在するからだ。アリストテレスのいう「徳(アレテー)」というやつだ。調べ物や執筆を中国やチュニジアへと下請けに出せば、(たぶん)生産性は上がるだろうが、私のアイデンティティはズタズタになる。

 

 

 

アレテーですね。

 

(これは当然の帰結として、サルトルの実存は本質に先立つとは異なるように見えます。実存は本質に先立つは重要な概念ですが、理論的にはそうであっても、ヒューリスティックには異なるように思います。ここの議論は厄介なので回避しますが、どこかできちんと論じたいです)

 

 

アレテーについて、シンプルにタレブはこう言っています。

 

つまり、何かをすることが好きな人もいるのだ。

 

続けて引用します。

 

つまり、何かをすることが好きな人もいるのだ。それをすること自体が、それが自分のアイデンティティの一部だと感じているからだ。ウエストチェスター郡の靴屋は、靴屋でありたい。たとえ、中国の工場に靴作りを外注して、自分は別の仕事に転職したほうが、いわゆる"経済的”な状況はよくなるとしても、自分の仕事の成果を楽しみ、お店に並んだ商品を見て誇りを抱きたいと思っている。転職することで、薄型テレビ、綿のシャツ、質のいい自転車が買えたとしても、何かが物足りない。そんな人たちから職業を奪うのは残酷かもしれない。人間は何かに魂を捧げたいのだ。

 

 

ここはきわめて重要です。

 

「自分の仕事の成果を楽しみ、お店に並んだ商品を見て誇りを抱きたいと思っている」のです。

 

ニーチェが天才について語るのはやめてくれと言った時と似た感触です。彼らは何かをすることが好きなだけだったのです。

 

彼ら(天才)は我々とはまったくかけ離れた存在である、奇跡であると考えれば、彼らは我々を傷つけはしない(略)

なぜなら、華やかな全体像よりも、あまり重要でない小さなものを作ることのほうが楽しかったからだ(ニーチェ)

 

 

そしてアランですね。

 

幸福はいつもわれわれの手から逃げて行くといわれている。人からもらう幸福については、それは正しい。人からもらう幸福などは、まったく存在しないからだ。しかし、自分でつくる幸福というのはけっしてだまさない。(アラン『幸福論』)

 

c.f.幸福はいつもわれわれの手から逃げて行くといわれている。人からもらう幸福については、それは正しい。 2019年09月14日

 

 

そして、この裏面が存在します。

そうは言っても時代の流れがあるということです。

 

その魂を捧げていた仕事が失われるという話です(ですから二極化です。手作りの高価な靴のニーズはますます「希少」になっていきます。希少ということはほとんどが廃業で、残ったものは高価値がつくということです)。

 

ポストコロナが示すのは、隠れ工業化社会が牙を剥くということです(たぶんw)。

生産の合理化、大量生産によるコストの削減、機械化による人件費の削減。

すべてを機械にゆだねることで、我々は空前の豊かさを手にし、労働者は労働を奪われる形になります(しかし、その労働は本来は機械が行うべきだったのかもという認識は重要です)。

 

いわゆる工業化の話をしているのではなく、工業化という名の「工場化」はもっと射程が広いのです。食品工場、畜産という機械農業、教育という軍隊訓練工場、病院という〇〇工場、薬学という工場化(かつてはハーブを摘んで、煎じていました)、衣料品や生活必需品(食品も含め)すべて機械化し、人間の能力もまた機械化されています(将棋やチェス、囲碁ですら。今やプロ棋士の先生は機械です)。新聞を書く機械、小説を書く機械、音楽や絵画をつくる機械。

 

 

(余談ながら、、、

 

今回最年少タイトル挑戦を藤井聡太さんが決められました!!

 

ちなみに、そのトーナメント決勝の相手であった永瀬二冠もまたコンピューター将棋の第一人者です。

 

藤井聡太さんはその行動によって、今回の騒動からの自分の立ち位置や距離感を示しているように思います。

想像して欲しいのですが、彼が「感染拡大防止のために棋聖戦挑戦者決定決勝トーナメントを辞退します」と言うパラレルワールドを)。

 

ちなみに棋聖戦の相手は渡辺三冠です!

 

あの渡辺さんです!

 

c.f.可能性を広げようとすると失敗し、あえて可能性の芽をつむとなぜうまくいくのか?〜恋の盲目の有効活用 2017年04月12日

c.f.練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。(ダルビッシュ有) 2017年04月16日

 

 

AIやシンギュラリティー、そして不死、意識のアップロードなどのSFもまた工業化、機械化の夢の延長にあります。

(というわけで、ポストコロナセミナーお楽しみに!いまはまだ音声も映像も悪いZoom版の配信ですが、近々きちんと編集した版を配信します)。

 

 

 

で、話を戻します!

 

時事ネタっぽい一連の議論は「まといのば」にとっては(餅屋にとっての)餅なのです。

 

 

ちょっと違う視点からこの問題を考えてみましょう。

 


分かりやすい例から話せば、たとえば今回のCovid19騒動で気功技術が一切使えなくなったという人が一定数います。

気功で仕事してきたにも関わらず、気功技術が効かないのです。これは大変なことです。

しかし、よくあることです。

 

このからくりはシンプルです。

感染症の拡大による見えないパニックで(僕は冷たいパニックと言ったりしますが)、シンプルに抽象度が下がっているからです。しかし、この「冷たいパニック」はある程度の抽象度があります。ですから、大騒ぎもしていなければ、興奮や恐怖もないのです。しかし、ひたひたと身体を冷やしていくのです。

ですから、まさか自分がパニックに陥っているなんて夢にも思えないのです。

しかし、実際に気功技術が使えなくてはじめて、何かがおかしいと気づきます。

 

気付くというか死活問題です。


今回起きていたことは、気功の文脈で言えば、もしくはこれまでの「まといのば」の文脈で言えば、巨大な呪いです。それも巧妙な呪いです。

(ちなみにウィルスの第二波はどうでも良いとして、Infodemicの第二波、第三波は確実に牙を剥きます。それも分からないように)



呪いにかかれば、能力を奪われます。


そうやって奪われた人は多くいらっしゃって、そして回復する方法は1つしかありません。


たとえば、これまでのように瞑想をしたり、ピエタをかけたり、大周天をしても、クンダリーニをせっせとがんばってもほとんど効果がないのです。ニュース断食をしても、おそらく効果はなかったのではないでしょうか?SNS断ちも同様です。

 

 

残念ながら見せかけ以上の効果がないのです(でしょう?)。

 

なぜなら、パニックがひたひたと足元を冷やすからです。


ですので、回復するための唯一の方法とは、呪いを解くことです。呪いを解除することです。

シンプルに呪いの上の系に移動することです。

 

 

そう、いつもと同じですね(^o^)

 

 

でも、いつもと違うのは、まさか自分が罠に落ちているとは思えないこと、呪われているとは感じられないこと、パニックになっているとは思えないことです(いや、これもいつもどおりかもw)。

その点が「巧妙」なのです(誰かが巧妙に仕掛けているということではなく、システムとしてうまく機能するようになっているという意味です)。

 

ですから、その巧妙さを認識することで、呪いから逃れられるようになります。

 

 

その呪いから逃れ、ひとつ上の抽象度から眺められるようにするための情報発信が一連の記事でした。同じ情報も文脈次第で全く変わるのです。

情報は嘘ではなくても、文脈によって変わるのです。

 

 

論理は非常にだまされやすいのです。特に直感的な論理はだまされやすいのです。

 

それは視覚と似ています。

 

Seeing is believing(百聞は一見にしかず)

 

などと言いますが、文字通り、見てしまうと信じてしまうのです。

 

 

どちらのオレンジ色が大きく感じますか?

(「本日の感染者数」は大きく感じますか?)

 

2つのオレンジ色が同じ大きさって信じられます?(ここで「信じる」を使うのは不適切に混乱させますねw).

 

錯視に関しては、子供の頃、こう習います。

 

 

ミューラー錯視であれば、子供の頃からお馴染みでしょう。

 

しかし、知っていても、長さは視覚的には違って見えるのです。

だから他の方法で比較するしかないのです。

 

 

 

渦巻きに見えますか、それとも同心円?

 

薄い灰色と黒の2つ?

それとも、、、

 

 

渦巻き?それとも?

 

 

ですから、本当にロジカルになろうと思ったら、そのステップをひとつひとつたどるしか無いのです。渦巻きを丁寧に指でたどるように(指はだまされにくく、目はだまされやすいのです)。

(興味がある人は寺子屋の「錯視」の回を是非、ご受講ください!)

 

 

呪いを解くというのは、錯視で間違って見えてしまっているものを、正しく認識し直すのに似ています。

 

問題はデータや情報ではなく、僕らのマインドにあるのです。

 

 

 

 

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