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中世には死神が存在して、黒いマントで細い骸骨の身体を覆って、大きな鎌を持ち、突如としてあらわれて、突如として命を奪っていくと考えられていました。
いや、考えられていたというか、彼らもメタファーとして認識していたのかもしれませんが、今はそのようには考えていません。
死はあたかも失敗のように扱われます。
それは国のせいであったり、共同体の失敗のように扱われます。
『ホモデウス』のハラリは、「人間はいつも、何らかの技術的な不具合のせいで死ぬ」と言いました。
万事、技術的な問題だから、どの技術的問題にも技術的解決策がある、と。
死を克服するためにはキリストの再臨を待つ必要はなく、尋常ではない頭脳を持つ人が二、三人いれば、研究室で解決できる、とまで言い切ります。
ここでコリン・キャンベルが出てきて、牛をハラリに投げつけそうな気がしますし、タレブが「デッドリフトをやれ」と言いそうな気がします(笑)
技術的な不具合だから、技術的に解決できるというのは、複雑系に対するあまりに無邪気な議論に見えるのです。身体は複雑系です。
チャールズ・チャップリンのモダンタイムスというのはまさに現代を描いています。
工業化というのは平たくいえば、工場化です。
薬がハーブから錠剤になり、食事も工場でつくった食品から、食べ物と思えない加工食品へと工場化しました。
そこでは我々はモダンタイムスと同じ世界をもっと巧妙に生きています。
フォードが発明したベルトコンベアで作業している人は多くないでしょうが、学校という牢獄で学んでいる人は多く(学校のデザインは明らかな工場労働者育成です。「学び」を時間で管理するというのは、あべこべなことです)、また病院も工場です。
会社で働く労働者というタレブいわく新しいカタチの奴隷もまた工場の歯車として働きます。
病院、学校、会社という工場は基本的に自分の頭で考えさせないようにできています。
人間はたしかに機械でしょうし、それは近代に出てきた考え方ではなく、ホッブズは少なくともリヴァイアサンでそのアイデアを書き、デカルトは心身二元論の前提として人間機械論を語っています。
そしてその機械の歯車を解明してきたのが、分子生物学であり、現代医学でした。
それが究極的にはゲノムの解析と遺伝子工学という形で結実します。
しかし、科学には繰り返し起こることですが、知れば知るほど無知が広がります。その無知に毒されて、我々の寿命は伸びたものの、健康状態は悪化しました。
一般的な見方とは裏腹に、昔も七〇代まで生きることは自然界の異常現象とは考えられてはいなかった。抗生物質や予防接種や臓器移植の助けを借りもせずに、ガリレオ・ガリレイは七七歳、アイザック・ニュートンは八四歳、ミケランジェロは八八歳の高齢まで生きている。
ざっくりと言えば、ハラリの分析は以下の通りです。
二一世紀初期の今、平均的な人間は、干魃やエボラ出血熱やアルカイダによる攻撃よりも、マクドナルドの過食がもとで死ぬ可能性が高い
その通りだと思います。
今日ほとんどの国では、過食のほうが飢饉よりもはるかに深刻な問題となっている。俗説では、一八世紀には、大衆が飢えていると聞いた王妃マリー・アントワネットが、パンでなければケーキを食べるように言ったとされる。そして今、貧しい人々は文字通りこの勧めに従っている。
「パンでなければケーキを食べればいいじゃない」というあの有名なセリフ(もちろんマリー・アントワネットとは無関係の)に対して、「そして今、貧しい人々は文字通りこの勧めに従っている。」と言うのはかなりブラックです。
現実をえぐります。
ハラリは敵を多く作りそうなシニカルなジョークが好きなようで、まさにJokerです。
敵が多そうな気がします。
たとえばこんな口の聞き方をします。
メルセデス・ベンツが東ヨーロッパで販売戦略の構想を練るときは、ドイツがポーランドを征服する可能性は考慮に入れない。低賃金の労働者にフィリピンから来てもらっている企業は、来年インドネシアがフィリピンを侵略することを心配していない。
いや、その喩えを書いているあなたが怖い(笑)、、、と余計な心配をしたくなります。
さすがにいつも戦時下であるイスラエルにいるだけはあります。
二〇一〇年には肥満とその関連病でおよそ三〇〇万人が亡くなったのに対して、テロリストに殺害された人は、世界で七六九七人で、そのほとんどが開発途上国の人だ。平均的なアメリカ人やヨーロッパ人にとっては、アルカイダよりもコカ・コーラのほうがはるかに深刻な脅威なのだ。
ポイントは何かと言えば、工業化ならぬ工場化によって、我々は空前の成功をおさめ、そしてその成功のダークサイドとして(テールリスクであった)ブラック・スワンが表に出てきているということです。
戦争についてもハラリのように楽観的になりたいのですが(実際にそのような材料は増えていますが)、現在のパンデミックによる世界同時ロックダウンを観ると、戦争もやむなしかなと思えてきます。人間は危機にあって、愚かな行動をするのです。
そこには合理性では割り切れない複雑系があります。というか、複雑系もまたロジックなのですが、指数関数は理解できても、複雑系は直感的ではないので、我々はなかなか理解できません。
ちなみにハラリももちろん(ブラック・スワンを読んでいるかどうかは別として、いや読んでいるでしょうが)複雑系を理解しています(当たり前ですね)。
ほとんどの場合、テロに対するこの過剰な反応は、私たちの安全にとって、テロリストそのものよりもはるかに大きな脅威になる。
これは、今回のウィルス騒動も同様です。テロをウィルスに読み替えても、今回の絶望的な騒動を表しています。
テロリストは食器店を破壊しようとしているハエのようなものだ。ハエはあまりに微力なので、ティーカップ一つさえも微動もさせられない。そこでハエは牛を見つけて耳の中に飛び込み、ブンブン羽音を立て始める。牛は恐れと怒りで半狂乱になり、食器店を台無しにする。これこそ過去一〇年間に中東で起こったことだ。イスラム原理主義者たちは、自力ではけっしてサダム・フセインを失脚させることはできなかっただろう。そこで、九・一一同時多発テロでアメリカを激怒させ、中東の食器店を破壊してもらった。今や彼らはその残骸の中で隆盛を極めている。
ここでは牛はアメリカ合衆国ですが、メディアであったり、扇動される大衆と読み替えても良い気がします。いま扇動するのは、政府ではなく、落ち目の古いメディア達です。
話を戻しますが、たしかにデカルトやホッブズが言うように、人間は機械です。機械でしょうが、人間に理解できるほど単純な機械ではないのです。そこには複雑系が働き、我々は知れば知るほどその複雑さにめまいがして、かつ中途半端な対策によって、傷を深めています。
心疾患とガンが老化によるものだというのは僕も採用する論理ですし、またハラリもそう言いますが、おそらく間違いでしょう。
この増加は現代医学の失敗です。ニクソンは大麻との戦争以外に、ガンとの戦争も宣言しましたが、どちらも破れています(バイデンは息子を癌で亡くしています)。
面白いのは、まさに現代医学は中国医学の言う「下品(げぼん)」に集中しています。
たとえばある症状が疑われたときに、検査したあとに、その検査結果を観て、しばしばドクターが言うのは「しばらく様子を観ましょう」「経過観察をしましょう」というセリフです。
(手遅れにならないようにと「テスト、テスト、テスト」を言うわりに、結果に対しては経過観察を言います。そして症状が十分に悪化していると、お決まりのコースに流れ作業です。ベルトコンベアに載せられるのです)。
これって裏を返せば、症状が悪化しないと現代医学ではやることはありません、という意味です。
不思議なことです。
中国医学であれば、「いま予防しましょう」ということになるタイミングです。
としたら、、、、、リンディ効果を狙うのが最適解ということになります。
浅はかな研究者たちの数字遊びによって、世界中がロックダウンさせられたことを考えると(別に「間違い」は良いのですが、それをフィードバックするループはないのでしょうか。あ、それこそが自腹を切れということでしたね)、、、、タレブの言うおばあちゃんの知恵のほうが、我々を長く生き残らせてくれるのです。
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(7月25日、26日 Ray式マッサージスクール (BootCamp2期)