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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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思考は現実化する( ー`дー´)キリッ、悪い意味でも(@_@;) 身体に関する脳内地図の脱洗脳!

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「思考は現実化する」と言えば、ナポレオン・ヒルですが、身体に関してもまさにそのとおりです。

 

これは逆向きにも働きます。

 

 

逆向きということで言えば、OnLine MenTor3期のコンテンツに関連して、メンター生が面白いことをおっしゃっていました。

というのは、Rゆらぎにはポジティブなサイドだけではなく、ネガティブなサイドがあるということです。

 

Rゆらぎというのは、気功の基本的な概念です。

 

名称の意味は技術として、リアリティーをゆらがすということです。リアリティーのRが「Rゆらぎ」のRです。

 

ただ、原理的にはリアリティーはいつもゆらいでいます。正確に言えば、ゆらいでいることを認識に上げることがポイントです。

 

 

もう少しヒューリスティックな説明としては、無意識を意識に上げることです。

ただ、この意識、無意識というのも慣用的な言い方で、かつてのフロイト、ユングの定義とは違います。

意識の帯域というのはとても小さいものです。

真っ暗な舞台に小さなスポットライトを当てるようなものです。

 

このスポットライトがあたっている場所が意識、真っ暗な他の場所が無意識です。

 

ただ、意識、無意識とか、スポットライトと舞台というと、無前提に舞台全体なり、無意識が存在するかのようですが、それは早計です。我々が知るのは、スポットライトにあたった場所が存在し、それ以外の場所ももしかしたら確率論的に存在するかもしれないという可能性のみです。

 

 

それはさておき(このたぐいの議論は以前、さんざん書いてきているので、詳しく書かれているブログ記事は確率論的に存在するかもしれないという可能性がありますw)、ポイントになるのは、Rをゆるがせたところで、アップサイドだけではなく、ダウンサイドもあるということです。

 

たとえば、気功技術は明らかにメリットがあるアップサイドしかないもののようですが、大きなダウンサイドも口を開けています(というか、本稿はそれがテーマではないので、サクッと結論だけ言えば、ヒュブリスということです。傲慢になってしまい、目がくらむということです)。

 

アップサイドを活かし切る方法は単純です。

 

気功技術を使って使って使いまくることです。

 

 

気功技術を伝授されたら、3日(72時間)で自分の手から消えてしまうと想定するのも良いかもしれません。人は自分の手に入ったもの(have)に対して、それをどれほどの犠牲を払って獲得しても、ぞんざいに扱います。逆に自分の手に無いもの(want:欠落)で欲しいもの(want)に対しては、とても大切にします。まだ手に入っていないからこそ、手に入るチャンスを大切にします。

haveをwantだと思いこむことはできませんが、、、、、ただ一つだけ方法があります。

 

それは、、、、

Memento mori(メメント・モリ、死を忘れるな)

 

です。

 

手にしたものを全て手放すときが来るということです。

これはかなり重要です。

(ちなみにタレブが、パスカルの「賭け」のように、自分の死が最高の悲劇ではないことを数学的に示していましたね。いや、パスカルの賭けほど雑な数学ではありませんがw)

 

 

 

とは言え、人は必ず死ぬのに、自分が死ぬとは思っていない動物です(それが悪いわけでもありません。ケインズはそれがアニマルスピリットの源泉だと言っています。いや、源泉とまでは言っていないかw)。

 

ですので、必死になれないのです。必死とは必ず死ぬと書きますw(まあ、だからこそ必死になるなとも言いますね。そのがんばりでは「必ず死ぬ」のでw)。

 

ですので、死ではなく、その宝物をいつか失うと考えること、もしくは3日で失うと考えると良いです。

 

そうすると、一生懸命に使います。

 

実際にどんなものも生(なま)ものなので、すぐに腐り始めます。

 

ですので、手にした気功技術は素早く使って、一気に移動することです。

 

気功技術は乗り物ですので、チケットを手にしたら、ちゃんと乗って、ちゃんと移動しましょう。

 

 

そうすると違う風景に出会えます。

 

そしたら、これまでの気功技術は全く異なるアイテムとして、また蘇ります。

 

そうやってガンガン高みに移動していく人にとっては、気功技術は素晴らしい贈り物ですが、コレクターにとっては宝の持ち腐れになります。

 

これ、非常に重要なポイントなのですが、これも本稿のテーマではないので、強制終了します(過去にも書いています。多分)。

 

 

今回のポイントはシンプルです。

 

思考は現実化する、、、悪い方にも( ー`дー´)キリッということです。

 

別にネガティブなことを考えると、ネガティブなことを引き寄せるとかそういうことではありません(ちなみにこれは間違いです。ネガティブなことしか考えていない成功者はたくさんいます)

 

もっと具体的な話です。

 

たとえば骨盤の位置って把握していますか?


ASIS(上前腸骨棘)の突起の位置って分かっていますか?

 

といういつものお馴染みの話です。

 

 

そして、その触っている腸骨が実は脚って知っていますか?

そんなに高いところに脚があると知っていたら、自分は脚が短いと悩まなくて済むのです。

 

 

自分の身体のことを知らないならともかくも、間違って認識しており、その間違いの思考が現実化しているのが、我々の身体です。

 

身体の現実ではなく、我々の誤った認識と思考が現実化するのです。

 

これは非常に面白い現象です。

 

 

腸骨やASISについてはもう繰り返し出てきているので、耳タコだと思います。

 

ですので、たとえば、胸骨です。

これもものすごく丁寧に触ると、身体の認識は変わります。

鎖骨から胸鎖関節に指をすべらせれば、胸骨のトップに触ります。

 

腰のくびれから、少し上にスライドすると肋骨に触れます。そのまま肋骨弓をていねいにたどるとみぞおちですね。そこにある剣状突起(←触らなくてよいですが)から胸骨です。

 

胸骨は解剖図で観るより、大きい印象です。

 

かなり大きくて長い印象を持つと思います。

 

 

 

これは別に解剖図が間違っているのではありません。僕らが胸骨に対して重要性がないので、小さく認識しているだけです。

脳内マップというのは、重要性でサイズと重さが決まります。

 

たとえば、家の近所や職場の周辺の地図をフリーハンドで書いてみましょう。記憶を頼りに、気軽に。

 

そうしたあとで、実際の地図(グーグル・マップなどで)とチェックしてみると、自分の思い込みと現実の差に驚かされます。もちろん記憶なので間違いはありますが、ポイントなのは間違える方向性です。

これは明らかに重要なものが大きく書かれ、重要でないものが小さく書かれます。自分の重要性関数が知れば面白いと思います。

 

人体マップも同様です。ただ人体を書いてくださいというと、出来合いのものを脳からコピーしてくるので、ペンフィールドのホムンクルスほど劇的にはなりません。

 

 

ただし、実際に解剖直観を学びながら、実際の身体を知ると、自分の脳内地図と現実の差に驚かされます。

 

胸骨に関しては、重要性がないので不当に小さく感じているのです。そして実際に触るとその大きさに驚くのです。

 

 

同様に、首の付け根はものすごく高く、首の根元はものすごく低いのです。

そのことを知ると首の使い方はガラッと変わります。

 

また、腕の付け根はほとんど身体の中心です(胸鎖関節)。

 

 

そしてきわめつけは、上肢帯を体幹から剥がす技です(これは丁寧なマニピュレーションと気功を使わないと危険なので、気をつけてください)。

 

肩甲骨がちょっと剥がれただけでも、身体は快適です。

肩甲骨を含めた上肢帯が剥がれると、猛烈に快適です。

 

 

これもまた脳内の地図を書き換える作業です。

 

我々は間違った脳内にある身体地図を無邪気に使っているので、身体をうまく操作できません。それを具体的にアップデートすることで、全く別世界に移動できます。

 

その意味では気功整体は脱洗脳なのです。ただ洗脳者は自分自身であり、文化的なものです。すなわち社会的洗脳です。悪意があっての洗脳ではなく、単に惰性によるもの、そして悪いことに好意によるものだったりします。

 

そこから抜け出しましょう。

 

 

もちろん脱洗脳で抜け出したらまた新しい洗脳下にあったというのは、よくあることです。

 

ですので、我々はあやふやな議論ではなく、硬い土台の上に新たな思想を作りたいと思っています。それがいま触っている自分の身体の物理であり、解剖学です。

そしてそこに人体解剖実習が加われば、また盤石となります。

 

 

 

最後に少し具体的な話をします。

 

たとえば、顎関節症というのは、あまりに流行っている症状です。ただし良い治療法がないので、医師にとっての重要性はありません。

 

ですが、顎関節症もまたストレス等を原因とした筋肉の疾患です。ということは、顎関節症は筋肉にアプローチすれば(当然、心にもアプローチして)、改善します。

 

ただ、その前に顎関節の正しい位置を知ることが重要になります。

 

顎関節はほぼ耳の付け根です。

 

口を開いたり閉じたりしながら、顎関節を見つけると、「口」の概念がアップデートします。

 

我々は皮膚があるからそう見えないだけで、実際は口裂けなのです。おちょぼ口の人も、耳までが口です。

 

この認識をアップデートすると、その耳の位置にC1(第一頚椎、環椎)があり、そして頭蓋骨を操作する胸鎖乳突筋の停止部(乳様突起)がそこにあります。

 

重要な部位が固まっています。

 

 

この顎関節に関しても、「顎関節症」に関する気功技術で、症状が改善したら、そこで喜びつつも、そこからガンガン狂ったように自分に施術をすることです。

そうすると、蟻の一穴から堤防が決壊するように、健康へと決壊していきます。

 

気付いたら軟口蓋をあげられるようになったり、骨盤底筋群が上がってきたり、仙骨にエネルギー感を得たり、、、、、それも5分もしないで起こる現象です。

 

そしたら、そのフィードバックを喜び、メモしつつも、まだまだガンガンと顎関節の筋膜リリースを続けます。ガンガンやります。

 

10年、20年と顎関節症に悩んだ人にとっては、今の状況でもハッピーでしょうが、そこで満足しないことです。そこから怒涛のように勝ち馬に乗り、決壊させていきましょう。

 

その感覚がBootCampだけではなく、気功全般で欲しいのです。

 

 

そして圧倒的に成功している人は何が違うのかと言えば、この感覚です。頭の良さとか、努力とかそういうことではありません。

 

わずかな可能性を見つけて、そこをこじ開けたら、一気呵成に突き進むのです。All inです。

とは言え、気功はありがたいことに、1回5万円とかかかるわけではありません(むしろ使用料制にしたほうが丁寧にフィードバックを取るでしょうが)。自分が手にしたら、あとは自分が狂ったようにやれば良いことです。

 

とりあえずの結果が得られても、そこからひたすらに楽しんで続けることです。

そうすると、蟻の一穴から決壊します。

 

そこが大きな違いです!!

 


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