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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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全ての「バレエに必要とされるストレッチ」は、正座前屈に通ず( ー`дー´)キリッ

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というわけで、今日のセミナーの受講生向けにまとめておきます。

 

今回のセミナーはレジュメもないですし、メモするのも大変だったと思うので、キーワードとワークを紹介します!!

 

 

まずストレッチから。

 

ストレッチは基本的には正座前屈(ヨガのチャイルドポーズのアーサナ)をスタートにすると、非常に良いです。

 

 

バレエでストレッチと言うと、かなり限られています。

前屈、開脚、開脚前屈、Y字(I字)、スプリッツです。

(他の種目ではまた特殊なアイソレーションやストレッチを要求されます。またバレエのような柔軟性は不要どころか、危険でしかない種目もたくさんあります)

 

このバレエに必要なストレッチを一気にまとめてできるのが正座前屈です(たぶんw)。

 

まず正座前屈をします。

この正座前屈の状態から立ち上がると、ガラケーになります。

正座前屈でお腹とふとももがくっつかいない人は繰り返しやりながらくっつけるようにしてください。

重要なのは、脱力ではなく、力をいれて(深腹筋である腸腰筋で)お腹とふとももをつけることです。

このとき股関節の力を抜いて、股関節が抜けるようなイメージを持ってください。

 

正座前屈 → 前屈

 

です。

 

そして、次に仰向けで正座前屈します。

仰向けで正座前屈したら、

 

 

そのまま脚を外転させながら、膝を伸ばしていきます。あまり脚を広げなくてOKです。

 

ポイントは腰を上げることです。

といか、腰と思っている腸骨は実は脚(下肢)です。

ですので、脚を動かしている以上は、腰も上げたいのです。

 

と、ここで注意すべてきは、腸骨は下肢ということです。

腸骨を意識に上げるべく、腰のくびれに手を当てたら、そのままちょっと落としてみましょう。

すると、腸骨(骨盤)に当たります。

そしたら、腸骨稜を丁寧に触りましょう。そこが脚(下肢)です。

腸骨を下肢と認識できると、動きがガラッと変わります。

 

開脚という、脚を開いていく(外転させる)イメージがありますが、実際は股関節の屈曲の成分が大きいです。股関節を曲げるんだと思うと、開脚はできます。

そして骨盤を後傾させると、スムーズに股関節が外転する場所が見えてきます。

 

それを負担が少ない仰向けの、正座前屈で探っていきます。

 

このときに筋肉をストレッチすると思ってはいけません。どちらかと言えば、知恵の輪を解くイメージです。

 

 

仰向けの開脚前屈ができたら、良い子は真似をしてはいけませんが、そのままひっくり返すと下の写真のようになります。

 

 

ちなみにここから脚を抜くためには(カエルへ移行するには)、脚を開くのではなく、腰椎を縮めます(伸展)。

脊柱起立筋群で縮めると、脚が(ほぼ)勝手に外転して、あっさりと痛みなく抜けます。

 

バレエのストレッチは(文字通りに)ストレッチして伸ばすのではなく、解剖を理解してスムーズに動かすことだと認識を変えましょう。

そうでないと、頑張れば頑張るほど身体は硬くなります(ですので、「まといのば」ではストレッチ禁止ですw)。

 

開脚前屈ができたら、今度はY字です。

これについては過去、何度も書いてきていますので、ご存知とは思いますが、、、

 

ポイントは「お腹痛い」です。

 

そしてASIS(腸骨の上前腸骨棘)と、胸骨の中央付近(膻中という経穴あたり)を近づけます。そのときにお腹をゆるめて、近づけるのがポイントです

 

というわけで、実際のワークはもっとシンプルです。

仰向けの正座前屈にしたら、腰を45度ほど回転させ、膝を伸ばします。

膝を伸ばしてI字の位置に来たら、両手でホールドしてから、軸足を伸ばしていきます。

ゆっくりと外旋と外転させながら、股関節と膝関節を伸展させます。

ただし、ねじりをいれるイメージで(ねじってはダメです)。

 

これで寝た状態のI字(Y字)は完了です。

 

で、、、じゃあ、立った状態のY字バランスは??

というと、意外な筋肉をちょっとわずかだけ使うだけで、全然変わります!

魔法のようにキープできます。

楽しいです!

 

 

今回はスプリッツはやりませんでしたが、スプリッツもシンプルです。

仰向けに寝てI字バランスになったら、そのままくるんとひっくり返すとスプリッツの前屈になります。

バレエの世界では焼き鳥と言うらしいです。串をひっくり返すように、くるんとひっくり返します。

 

というわけで、ストレッチ系でした。

 

「ハムストリングスが邪魔します!」という方は、知恵の輪が外れませんと言っているのと同じなので、ひっかからない場所を探してください。筋肉と戦わないで、協調しましょう!!!

 

 

という感じで、アンディオール筋、アームスとエポールマンの秘密、短いアキレス腱を長くする方法、脚を一瞬で長くする魔法のツボ、赤い糸、バックカンブレがスムーズに行くツボなどを次々とやりました。

(書いていくと、長すぎるので、また次の機会にm(_ _)m、Likeの数が多かったら、続編を考えますwww)

 

受講生のレベルが高く、非常に楽しかったです。また一年後にでも是非!!

 

 

 


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