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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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【速読・配信開始!】自分を律するには自らを知らなくてはなりません。そのために言葉はあるのです。

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*「まといのば」講座の最新版である速読講座のヴァーチャル教材(ビデオ教材)の配信開始です!配信開始を待ってから、お申込みされる予定だった皆さん、お待たせしました!お申込みはこちら!

 

何でもそうですが、繰り返しやっているうちに慣れてきて、だんだん早くなってきます(刺激に対して麻痺してきます)。

 

*何事も繰り返すうちに耐性がついて、より大きな負荷でも大丈夫になります(刺激という点で言えば、効率を高めるためにトレーニングにヴァリエーションをもたせて、いつも刺激的になるようにデザインします)。

 

 

速読も同じです。

 

速読講座で、「もっとも喜ばれない速読術」として紹介したのも、そのカラクリを用いています。

 

すなわち、たくさんの本を読んでいる人は、自然と本を読むのは早くなるのです。

もっとも喜ばれない速読術とは、ひたすらにたくさん本を読むというものです。

ひたすらにたくさん本を読んでいき、ある程度以上読むと、突然本を読むのが速くなります。

 

楽譜をたくさん読んでいる人は、楽譜を読みながら、脳内オーケストラを奏でられるのと同じです。

中毒との兼ね合いで言えば、文字に対する抵抗性が上がってくるので、素早く読めるようになります(文字に対して抵抗なんてありません。という人は多言語で書物を読むと良いです。もしくは数学なり、法律の文書を読むと抵抗が可視化できます)。

 

 

ちなみに速読講座のポイントは「共感覚」です。共感覚というと難しそうですが、もっとシンプルに鍛える方法は、音読であり、著者の声で聴きながら読むということです。

書籍をテキスト情報として眺めてはいけないということです。

文字は文字ではないのです。いわば音符なのです。

 

たとえば、速読講座でも紹介した漫画「阿・吽」の中で文字が浮かび上がり、絡みつくシーンがあります。あの感覚はとても大事だと思います。

「自らの中にある黒い炎に名前をつけるため、自らの煩悩の正体を知るため(最澄)」 2015年08月16日
*本稿のタイトルは「阿吽」からの引用

自分を律するには自らを知らなくてはなりません。

そのために言葉はあるのです。

自らの中にある黒い炎に名前をつけるため、自らの煩悩の正体を知るため、不安定な自分の中心と揺れる輪郭を沈めます。
」(『阿・吽』第2巻)

 

 

 

講座では小林秀雄についても紹介しました。

小林秀雄というと都会的で丹精で難解な文章という印象です。

いや、たとえば高校の国語の教科書ではじめて小林秀雄に出会ってしまったら、絶対に嫌いになりますw

 

以前、こんな小林秀雄の文章を紹介しました。

 

 

(引用開始)
又、或る日、或る考えが突然浮び、偶々傍にいた川端康成さんにこんな風に喋ったのを思い出す。彼笑って答えなかったが。「生きている人間などというものは、どうも仕方のない代物だな。何を考えているのやら、何を言い出すのやら、仕出来すのやら、自分の事にせよ他人事にせよ、解った試しがあったのか。鑑賞にも観察にも堪えない。其処に行くと死んでしまった人間というものは大したものだ。何故、ああはっきりとしっかりとして来るんだろう。まさに人間の形をしているよ。してみると、生きている人間とは、人間になりつつある一種の動物かな」(引用終了)(小林秀雄「無常といふこと」)

c.f.今月の英語講座は発音矯正のエレガントなポイント!! 2015年06月30日

 

この文章を読む前に、小林秀雄の肉声を聞いておくことです。

 

小林秀雄は古今亭志ん生を愛して、その語りを徹底的に身体に落とし込んだそうです。

 

あの端正な小林秀雄が志ん生になっていることを知ると、小林秀雄が一気に身近に感じられます(多分)。

 

そしてその声で文章を読むと、小林秀雄が言いたいことがスッと頭に入ってくるような気がするのです。

 

 

 

 

この語りを何度も聴きながら、身体に落とし込むことです。

 

よく紹介しますが、仏教哲学の中村元先生も同様です。

 

中村元先生は博覧強記ですし、大天才だと思いますが、非常に人間味あふれた方です。

 

文章は難解ですが、その声で読まれているように感じると、頭に入りやすいのです。

 

その語りを身体に落とし込んでから、先生の著作を読むと、その声で文章が聞こえてきます。

これを洒落た表現で言えば「共感覚」ということです。

 

 

 

僕自身は音読を黙読にしたことで、大事なものが失われたような気がしています。もちろん小学校で音読から黙読へ切り替えることは早く読むということでは重要です。

 

ただ黙読はできる前提で、音読を見直したいのです。

(理想的には黙読をして、頭に文章をダウンロードしたら、脳内伽藍にその文章の声が響くようにデザインすると良いと思います。小林秀雄なら小林秀雄の声で脳内に文章がエコーするのです。文字通り音がエコーするのです)

 

数学のノーベル賞とも言われるフィールズ賞を受賞した広中平祐さんでしたか、ハーバードの学生にこんな実験をしたそうです。

新入生を半分にわけて、半分は図書館で書物で勉強させ、半分は従来通り授業で勉強させた、と。

テキスト情報で勉強した方が、ビットレートが良いのです。

人間が音声で伝達するとゆっくりになってしまうものの、書籍だとよくまとまっているし早いので、効率的だ、と。

だから我々教授から学ぶよりも、本で勉強した方が早いのではないかという仮説でした。

で、一学期終わってみると、、、、、ビットレートが圧倒的に少ないと思われた授業の方が、良い成績を取ったのです。

これについて数学者の広中先生は、人と人が交わす情報というのは、声による音声情報の数十倍、いや数万倍が交換されていると考えました(視覚情報などによって)。

 

だから直接人が人に教えるのは意味があるのだ、と。

 

実際にそうだと思います。直接会えなければ、ビデオなり音声を聴くことです(イエスやソクラテスのようにテープが残っていないケースについてもセミナーで語っています)。TEDもあります。

 

逆に間違って、声をテキスト起こしをしてしまったら、消えてしまう臨場感が膨大にあるのです。声という音に含まれている情報は膨大で、それを我々は摂取しているのです(ですので、声からテキストメッセージだけを抽出するクセをつけてしまうと、意図とは逆に重要な情報を落としてしまうことになります。頭の良い人がやりがちなミスです。ですのでEchoが大事なのです。相手の声を脳内に響かせることが)。

 

*エコーとナルキッソス。エコーはナルキッソスの恋人。でもナルキッソスは自分が大好き(ナルキッソスはナルシストの語源です)。いつも自分の美しい顔を水鏡で眺めています。エコーは失意の中でやせ細り、とうとうプランクサイズまで薄くなってしまいやまびこやこだまに身をやつします。

 

 

本というのは精製されたテキストです。

大事な栄養素である諸々の臨場感が落ちてしまうのです。ですから、我々はテキストを文字情報ではなく、共感覚で読みたいのです。

 

(卑近な例で恐縮ですが、このブログも同様かと思います。

一度でもセミナーなり、ビデオ教材などで、肉声を聴いたことがあると、その声でテキストが聞こえてきます。そうすると、理解度が一気に深まるのです。圧倒的に効率良く学べるのです。

「効率」ということを文字情報のサマライズだけで考えている人はむしろ回り道をしてしまうのです。著者の肉声でゆっくりと聴くことで、むしろ真に効率的に加速学習できるのです。)

 

 

というわけで、「まといのば」講座の最新版である速読講座のヴァーチャル教材(ビデオ教材)の配信開始です!

c.f.【速読術講座募集開始!!】「わたしは、かわく」(ヨハネ)〜海水を飲んではいけない理由〜 2019年03月23日

 

 

【まといのば講座『速読講座 〜知の地平を広げ、アップデートせよ』​​​​​​】

【日時・場所・デバイス】 いつでも、どこでも、どのデバイスでも(ダウンロードも可!)
【受講料】  3万円
【受講資格】 「まといのば」のスクール修了生、もしくはメンター修了生(受講生)限定!
【持ち物】 情熱とインターネットに接続できるデバイス
【お申し込み】お申し込みはこちらから。

【特典】希望者には、セミナー時と同じ気功技術を遠隔にて伝授します!

 

*繰り返し視聴し、音声で聴きながら、自分の中に落とし込むと、気付いたら勝手に読むのが速くなり、理解はもっと速くなります。意図して速読術をマスターしようとしないのがコツです。

 

 

【書籍紹介】

速読講座で、これだけを丁寧に数年かかっても良いから読んでおくと良いといったのがこちら!

これらを読むことで、膨大な書籍をスキップできます。まさに究極の速読術です。

 

 

 

 

 

そしてサクッと読めて、「おれ、プラトン読んだよ(ソクラテス知っているよ)」とうそぶけるのがこちらw

 

 

 

一瞬で読めて、非常に面白いのですが、それでも哲学は敷居が高いというのであれば、まずは漫画で下地作りを!!

 

 

そして本文中で紹介した『阿・吽』!

若き最澄と空海の物語です。

 

 

 

陰陽師や蟲師と同じく、僕を加速学習させてくれます。落とし込みましょう!

 

 

 

 

蟲師も蟲(動物霊)の臨場感は一気に上がります。我々はともかく臨場感を上げるためなら、それも最短距離で上げるためには、何でも使いましょう。そして気功は臨場感が全てです!

 

 


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