フリーメイソンのメンバー(メイソンリー)同士は握手でお互いが仲間であることを見極めたそうです。
現代ではお互いの目の輝きと言葉の端々でお互いがCrazy Onesであることを見極めるのかもしれません。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損
という阿波おどりの唄がありますが、本当に同じ阿呆ならば、踊った方が良いのです。
ヒーリングも同じで、見ているだけではなく、実際に自分で飛び込むと良いと思います。
メンターのメンバーが着々とマッサージのチェーン店で働きだして、実戦の場で自分の気功を試しています。
もちろん彼らが気功師とは誰も知らず、単なるマッサージだと思っていますし、気功に入る以前に身だしなみ、接客態度、会話、触り方などでお客様からジャッジされます。
これはもう繰り返し繰り返し練習と実践を重ねて、無意識レベルに落とし込むしかありません。
システム1に書き込むのです。
軍隊などでは、ベッドメイキングから服装から姿勢までうるさく指導されますが、それはシステム1への書き込みです(もちろん上からの命令への絶対服従の書き込みでもありますが、一方で自分の身体を効率化する上でも有効な書き込みでもあります)。
「まといのば」のメンバーにもかつて軍人がいましたね。彼は気功の取り組み方も凄まじかったです。死中に活を求めることだけで人生を構成していたような人でした。
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*そんな士官学校(防衛大学校)の日々を描いた漫画が面白いです。
*4年生の坂木がどうしても進撃の巨人のリヴァイにしか見えませんw
僕が好きなシーンはこちら、、、、と書くとネタバレなので、一番下へ。
システム1のレベルでしっかりとマッサージ師オーラをまとい、きちんと接遇できなければ、入り口にも立てないのです。
入り口に立つためには、何度も何度も実践を繰り返すしかありません(もちろんシミュレーションも、ロールプレイも繰り返す必要があります)。
「自分にはこれしか生きていく道がない」と覚悟を決めている人は、ひたすらに愚直に繰り返します。
逆に小賢しい人はそこをスキップしようとします。ショートカットしたいと考えるのです。面倒くさいから、やめたい、と。
「自分が好きなクライアントとだけ仕事をしたい」、などと殿様商売を気取ったりします(そして僕から「百万年早い」と怒鳴られるのですw).
真の殿様商売に早く移行したいのであれば、自分を変えるのが一番です。
己を変えることができれば、世界も変わる。(インド独立の父:マハトマ・ガンジー)
のです(ルー・タイスですね〜)
(引用開始)
世界は自分の写し鏡にすぎない。外界にあるすべての傾向は自分自身の中にある。己を変えることができれば、世界も変わる。自分の性根を変えた男には、世界も態度も改める。これこそが教えの極意だよ。こんなすばらしいことはない。幸せはここからはじまる。(ガンジー)
*Gizmodo「ガンジーが言っていない「ガンジーの名言」7つ」
“If we could change ourselves, the tendencies in the world would also change. As a man changes his own nature, so does the attitude of the world change towards him. ... We need not wait to see what others do.”(NY Times)(引用終了)
*映画「ガンジー」
*本当にすごい映画です!
c.f.「向いてないなら 仕方ない... きっと夢も努力も徒労に終わる(ミカサ・アッカーマン)」 2015年01月06日
自分を変えるというと、何かスピリチュアルな響きがありますが、もっとプラクティカルなものです。
クライアントへの声かけ、触り方、触る順序、自分の身だしなみなどを徹底的に改善していくことです。自然にできるまでに、無意識でもできるまでに。
意識的に変えるレベルではまだ足りなく、無意識でも寝ぼけていてもできるまで繰り返し身体に落とし込みます。
(これは武術や、音楽や踊りをやっている人にとっては、当たり前に感じられ、そうでない人には奇異に写るようです)
*頭でわかっても、身体がさっと動かないうちは、繰り返し繰り返し身体に落とし込むものです。気功も同じです。
ヒーリングは最初のうちは楽しいものです。
(いや、ずっと楽しいのですが、、、それでも「魂の闇夜」を繰り返し経るものです。そこでセレクションされます。淘汰を生き残ったものが、良いヒーラーとして生きていきます。これがパターンです)
夢にまで見た魔法が次々と手に入り、伝授後はブログの内容が立体的に頭に入るようになり、読めば読むほど、実力がアップして、IQが上がるのを感じます。
無邪気に楽しい時期です!
セルフヒーリングでも、周りの協力的な友人にやる分にも、どんどん結果が出てきます。
そして自信もつき、これを仕事にしたいと思うようになります。
その自信がインフレーションしている時期に、素早く街のマッサージ店で働くことをオンラインメンターという気功の通信講座では薦めています。
その時期をすぎると、「もっと勉強しなくては」という病(やまい)があなたを襲うからです。
「まといのば」から、実践するようにと背中を押されても、無視するようになります。
そのかわりに「もっと知らなければ」「もっと解剖の勉強を」「もっと科学の知識を」「もっと哲学の教養を」と焦りだします。
たしかに無知かもしれませんが、勉強しても無駄なんですw
それよりも実践によって学ぶ時期というのがあります。
これは正常な焦りではなく、「焦り」に姿を変えたクリエイティブアボイダンス(創造的回避)です。
現実を知ることを嫌がるホメオスタシスによる創造的回避なのです。
立ち止まるための言い訳です。
もっと知ることは大事ですし、勉強も大事です。でもそれはプロになっても、ずっと続けるべきことです。プロにならないための言い訳に使うべきではありません。
ですので、自信がインフレしていて、気持ちがノッているときに、サクッとマッサージ店の研修を受けて、そして現場に立ちましょう。
そして、いろいろな迷いやクリエイティブアボイダンスを断ちましょう。
もう機械的に毎朝、職場に通って、機械的に仕事をすることです。
アンディー・ウォーホルのように「機械になりたい」とつぶやきながら、とびっきりの笑顔と素敵な施術をするマシーンになることです。
そこでふと立ち止まり、人間的に考え始めて、「これは私に向いてない」とか「みんなもっとブログでうまく稼いでいる」とか「遠隔専門の気功師になろうかな」とか悩みだしたら、、、、それは天使の助言ではなく、悪魔の囁きです。
すべて創造的回避です。
システム1を書き換えるのは面倒なものです。
でも、その面倒に対して耐性がつけば、こちらのものです。
機械的に職場に通うことです。
また、お金に対して文句が出てきたら(「自分はこれだけ結果を出しているのに、気功を使わないでただ揉んでいるやつと給与が同じなんて、、、(# ゚Д゚)」)、お金を自分から見えなくしましょう。
*ここでお金を自分から見えなくすることが、のちのち富を得る最短距離です。
そんなことを考えるだけ無駄ですし、修行期間に給与が発生するなんて、とんでもないボーナスです。勉強しながら、給与がもらえる防衛大学校みたいなものです。(それを頭で分かっていても、心はささやき続けます。そのときは「悪魔よ去れ」と言いましょうw)
「まといのば」のメンバーの中には遠隔専門という人も少なくないのですが、以前もセミナーでも話しましたが、遠隔専門はどうしても長期的にジリ貧に陥りやすいのです(短期的には大成功しやすかったのは事実です。その波にノッて、成長を怠らなければ、次の波に乗れます)
対面施術(対面セッション)で圧倒的に結果を出せる人が、遠隔気功をやるのは良いのですが、トリガーボタンを押すだけの遠隔気功しかできない人がビギナーズラックで奇跡を起こして、バブルになると、なかなかその成功体験の轍(わだち)から抜けられません。
それから、虎の威を借ることが多い場合も厄介です。虎の威を借りていることを見抜かれたら最後、お客さんはサラサラと目の前からいなくなります。
(ちなみに見抜かれて、そっぽを向かれないためには、最初から提示することです。「まといのば」ではやたら参照元や書籍を紹介するのはそのためです。「ここから引用しています」、「この人を参考にしています」、ということをどんどん言えば、見抜かれることはありません。すでに分かっていることだからです)
というわけで、修行時代を楽しんでください!
理不尽に感じたとしても、当然です。世界は理不尽ですから。
(聖書学でもやりましたが、聖書が矛盾に満ちているのは、世の中が矛盾に満ちているから、です)
でも、そこで手に技を持つというのは、残酷な世界で生き残る唯一のエレガントな方法なのです。
目の前のクライアントさんと対話して、触れて、癒やすというひとつひとつが大きな財産となります。その臨場感を持って、ブログを読み直したり、セミナーの音声を聴き直すと、全く違った光景が眼前に広がると思います。
しかし、我々はすぐに悪い意味で慣れてしまい、目の前にお客さんがいることを奇跡だと思えなくなります。
そうすると修行期間という魔法の時間が終わり、今やっていることが、単なるマックジョブのようになり下がるのです。周りがそうだからと言って、自分もそれに同調する必要はないのです。
目の前にお客さまがいて、自分の施術を待っているという状況を奇跡だと想い、その一期一会を存分に味わえる人が、ヒーリングの奇跡を起こせますし、大きな成長を起こせるのです。
毎回、毎回そう思えなかったとしても、そこは脳の使い方です。
Fake it, till you make it!
です。
実際にメンター生と話していても、すでに身体に触れている人と、そうでない人では臨場感が全く違います。これは明確に違います。
これは自分には分からないかもしれませんが(自分のことは分からないものです)、人にはよく分かるのです。
言い換えればこれは大周天という情報的身体の大きさです。
施術すればするほど、情報的身体が巨大になるのです。
(ちなみに、誤解しないで欲しいのですが、「ヒーラーになるにはチェーン店で働け」と言っているわけではありません。実践の場を持てと言っているのです。
たとえば、学校の教師として、ヒーリングをガンガン使っている人もいれば、コンサルタントとして気功を使っている人もいます。セミナー講師として、結界を中心に結果を出している人もいます。ダンサーとして、バレエ教師として気功技術を使っている人もいます。会社員として、同僚との関係や営業でガンガン気功を使っている人もいます。ひたすらストナン(ストリート・ナンパ)に気功を使っている人もいます。家族やパートナーをガンガンヒーリングしている人もいますし、友人たちを集めて、不思議な技を公開している人もいます。
すでに自分がヒーリングできる場を持っている人は、そこが修行の場です)。
(ちなみに、「まといのば」では、「すべてを捨てて、チェーン店で働け」などとも言っていません。
ここらへんもかなり誤解されますが、文脈を正確に読み取ってくいただけるとありがたいです。もしくは個別に相談してください。
今サラリーマンでも何でも職を持っている人は、それを維持して、その仕事の効率を高めながら、週に1回だけマッサージのチェーン店に出勤でもOKなのです。
週末だけ?と思うかも知れませんが、それを一年、50週やれば、トータルで50日間働けます。1日に3人触れるならば、それで150人です。一年で150人って少ないようですが、実は、そこらへんの自称ヒーラーや自称気功師をはるかに凌駕できる人数をヒーリングできるのです。
自分は週末だけのヒーラーだと落ち込むことはありません。まさに継続は力なりです。
逆に、すべてを捨ててしまうと、お金のためにヒーリングをすることになります。
生きていくためにヒーリングをすることになります。
そうするとアルゴリズムが濁るのです。お金のために働いてはいけません。そのためにも、ライスワーク(=お金のための労働)はキープするのが、良策です。もちろんケース・バイ・ケースですが。
もちろんライスワークゆえに自分が圧殺されそうならば、辞めるのは良いことです!
死んでまで働く必要はありません)
修行というのは、システム1の書き換えです。
これはホメオスタシスからの猛烈な抵抗を受けます。
だからこそ、むしろ中毒になって欲しいのです。施術中毒に。
ヒーリング中毒になって欲しいのです。いや、言い換えればヒーリングに夢中になってほしいのです。
抵抗に対して耐性を持ちましょう。
古いホメオスタシスは様々な方法であなたのやる気をくじこうとします。
それに対して、いろいろな方法で気を逸らし、機械的に行動することで、創造的回避を考える暇(いとま)を与えないことです。
そのうちに耐性ができて、修行が中毒化します。そしたら、成功の果実をゆっくりと収穫するだけです。
いくら中毒化して、マシンのようになれても、それでも会社に通うのは面倒くさいものです。嫌なお客様もいるし、無能な同僚はいるし、アホな上司もいます。理不尽ばかりに囲まれています。
夜中に勉強しすぎた朝は、身体が重くて、会社に行きたくなくなります。
でも、そこで自分のホメオスタシスの叫びを無視して、押し殺して、動くことです(常識の叫びを無視して、休むこともまた重要です)
そうすることで、結果的に指数関数的な成長が約束されるのです。
その意味でCrazyになりましょう。
逆にそこまで身体に落とし込めている人同士は、メイソンリーの握手をしなくても、お互いが認識できます。
言葉の端々や挙措動作で分かります。
「まといのば」はそのようなCrazyOnesの集団にしていきましょう!
【書籍紹介】
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*防衛大学校の中を知りたいと思うのであれば、とても面白いです!
*好きなシーンはこちら
*「理不尽を知る」ってとても重要です。僕は幼い頃に父から学びました。論理はとても大事ですが、論理だけでは限界が来ます。ロジックに対して、理不尽という概念を持たねば、まずいことになります。机上の空論だけなら良いのですが、社会に出たときに戸惑うのです。なぜなら世界は決して合理的ではないので、そこに「理不尽」という概念がなければ、脳はフレーム問題を起こしてクラッシュするのです。
*やはり坂木がリヴァイにしか見えないw